角田光代のレビュー一覧

  • 最後の晩餐

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    人生の最後に何を味わう?
    豪華な作家陣の「食」小説アンソロジー。

    個人的には角田光代さんと井上荒野さんの話が良かったです。ものすごく幸せな家族の物語でした。

    江國さんの独特な世界観はやっぱり好きだな〜と思ったし、小曾根さんはカッコよかった!

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    2026年08月22日
  • さがしもの

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    本がテーマの短編集。なんで本を読むのが好きなんだっけ?の答えがここにある。

    『旅する本』
    日本の古本屋で売ったはずの本が、ネパール旅行先で再会する。その後も何度手放してもまた巡り会う。
    昔読んだ本を読み返すと、記憶に残ったいた話と全然違ったり、すごく好きだと思っていたのに全然響かなくなっていたり、自分がその期間にいろんな経験をして価値観が変わっていることに気づいた経験は私もある。

    『彼と私の本棚』
    本の好みが驚くほど同じだった彼。その彼の新しい好きな人は、本を読まない人だった。
    失恋の表現がとても好き。
    「だれかを好きになって、好きになって別れるって、こういうことなんだとはじめて知る。本棚

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    2026年08月23日
  • タラント

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    いろんな人生背景があり、それぞれ感じることがあり、学びがあり。。。
    そして、いろいろそれぞれの人に対しての思いがあり・・・
    自分の人生以外の生き方や考え方、学び。。。
    とても刺激をもらえる物語だと思います。

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    2026年08月22日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    父親を知らないあらたに、有名なロックミュージシャンを父親だと伝える母くすか。
    実親とのコミュニケーションがほぼほぼ無く同級生からは姿が見えない存在だと思い込もうとして育つ母くすか。

    あらたもまた人間関係希薄で育つが、幼なじみのような男女2人と濃い友情が続いている。
    あらたとくすか、母息子の気持ちを主にロックな話は進む。亡き父トキオも魅力的だ。

    主人公が歌い登場人物達が熱く語っていてみな一貫してカッコいい。
    詳しくもない私でも自然に忌野清志郎さんを思いうかべる。


    角田さんの小説は、悲しくないのに泣かせるのですよ。

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    2026年08月21日
  • 100万分の1回のねこ

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    作品紹介・あらすじ

    谷川俊太郎、江國香織、川上弘美、角田光代らによる、佐野洋子『100万回生きたねこ』への、13人の作家によるトリビュート短篇集

    江國香織「生きる気まんまんだった女の子の話」
    岩瀬成子「竹」
    くどうなおこ「インタビューあんたねこ」
    井上荒野「ある古本屋の妻の話」
    角田光代「おかあさんのところにやってきた猫」
    町田康「百万円もらった男」
    今江祥智「三月十三日の夜」
    唯野未歩子「あにいもうと」
    山田詠美「100万回殺したいハニー、スウィート ダーリン」
    綿矢りさ「黒ねこ」
    川上弘美「幕間」
    広瀬弦「博士とねこ」
    谷川俊太郎「虎白カップル譚」

    *****

    佐野洋子「100万回

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    2026年08月20日
  • 紙の月

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    お金、愛、欲望、執着。人間らしい感情が凝縮された作品で、一度読み出したら止まらなかった。不思議と浪費してる彼女を責められないのは何故かな?誰しも起こりうることだから?

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    2026年08月19日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    一つの食卓にまつわる三つの短編がある、珍しい形式。とても短いのであっという間に読み終わる、どこにでもありそうな景色をうまく切り取るとこうなるのか。心の中でもやもやしてる、口に出すほどでない気持ちを表現しているので、そうそう!と。料理する人にしか伝わらない、回していく感覚、ほんとに料理って手も頭も使う大変な仕事、義務ではないけどね。コロナ禍、家にずっと一緒で3度の食事に悩まされていた頃をはっきり思い出した。

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    2026年08月18日
  • 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。

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    今まで読んだ角田さんの小説のイメージがあったが、エッセイで良い意味で印象が変わった。ただ最近思ったことをだべってるような、でも二十年ほど前の作品なので時代の違いも感じつつ、楽しめた。

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    2026年08月18日
  • 笹の舟で海をわたる

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    終始ゾワゾワする、こういう女同士の心の機微を書かせたらめちゃうまいなぁと久しぶりに角田作品を一気読みして激しい運動を終えたような気分。回想で疎開先での意地悪をした上級生もそのあと出てくるが別に成敗されるわけでもなく、読者の期待を絶妙にずらしてくる感じ!イヤミたっぷりの義母とか酒に溺れる風美子の旦那など脇を飾る人も存在感たっぷり。地味で保守的な左織の目線で描かれているから面白い。

    左織と百々子の関係がピリつきすぎて読んでいて辛い。ほぼ全方位左織のこうありたいという展開にならず、でもそれも本人の自覚のなさなんだなぁ、と思ったり。自分のことを省みてますます重い気持ちになってしまった。

    最後は自分

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    2026年08月17日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    2026/08/16
    明日、あたらしい歌をうたう
    角田光代さん

    良かった。
    信じる気持ち。強い。
    歌の力。強い。

    忌野清志郎さんの歌詞を
    読みたいと思う。

    前に進む。
    進まなくては。と
    思わせてくれる本

    青春時代に忌野清志郎さんと出逢いたかったなぁー

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    2026年08月16日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    久しぶりの角田光代。
    母くすかと息子あらたの物語。
    残念ながら、ワタシ忌野清志郎になんにも接点もなく過ごしてきてしまったので、そこが刺さってこないのだなぁ。少しでも知ってる曲だったらなぁ。残念。
    最後なんて涙にじませながら読んだけれど、
    なぜくすかの両親は子を可愛がらなかったのか、くすかの名前の意味とか、そこらへんは置いてきぼりですっきりとはしない。

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    2026年08月15日
  • さがしもの

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    本に関する短編集。人と人が出会うべき時に出会うように、本と人も読むべきタイミングで出会っているのかもしれないなと思った。私にも大切な本もあれば、もう数年読んでない本もある。読んでなくても温かく思っている本もある。本との出会いが人生を豊かにしてくれることを私はもう知ってしまっている。

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    2026年08月15日
  • 対岸の彼女

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    ネタバレ

    大人の話の時はサヨコが主人公なのに、子供になると主人公はアオイになる。
    子供の頃感じた人と関われない、関わりたい、関わるとめんどくさい、が、大人になっても永遠と続くこと。でもその中で喜びもある事。
    ああなんでこの本をずっと読んでなかったんだろう。
    お父さんとのタクシーの中での会話でボロ泣きした。友情の話でもあるけど、実は不器用な家族の話でもあるんだよね。
    ナナコが良い事言いすぎて、こんな友達が全国のいじめられっ子の側にいれば良いと思った。



    2026/05/02
    屋久島旅行のお供に再読。帯に書いてある「子供がいる、いない。結婚した、しない。の女子の友情の分かれ目の話」では無いと思う。
    人と

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    2026年08月15日
  • 最後の晩餐

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    ネタバレ

    【収録作品】
    江國香織「コインランドリーの夜」
    金原ひとみ「ラストサパーフォーエバー」
    角田光代「最後の鰻」
    寺地はるな「小曾根幸子の送別会」
    原田ひ香「最後に、何を食べたの?」
    藤野千夜「もうひとりのねえちゃん」
    井上荒野「本当の話」

    人生の最後に何を食べるか? をテーマにした、アンソロジー。
    「コインランドリーの夜」の弥生子、「小曾根幸子の送別会」の小曾根幸子の生き様は小気味よい。
    「最後の鰻」は仲の良い家族の空気が伝わってきてほのぼのとする。
    「ラストサパー…」と「もうひとりの…」は年代こそ違うが、シスターフッドのよさをしみじみと感じる。
    「最後に、…」は嫌な話にならなくてよかった。

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    2026年08月14日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    心が荒んだときに読むと心がほっこりする一冊。目を見張るようなどんでん返し等はないものの、
    安定した書き振りで全く不快感がなく読みやすかった。

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    2026年08月13日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    "自分には何もない"と人と比べて強烈な劣等感を持ち友達を遠ざけてしまう新くんの気持ち共感できる。
    けれど毎日新しい今日が来る。劣等感で真っ黒になっている時間などない!
    歌はいい、だれの心にも勇気と希望を与えてくれる。
    自分の心に寄り添ってくれる曲と共にすすみたい。

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    2026年08月13日
  • 対岸の彼女

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    思春期ならではの、学生時代の閉鎖的な息苦しさは、自身の経験に照らしても共感できる部分が多かった。私は大学生になって「選択できる」ことを実感して、無理に周りに合わせたり一緒に行動したりする必要はないのだと気づいてから、とても過ごしやすくなった。そんな過去を振り返ると、ナナコの「ひとりでいるのが怖くなるような沢山の友達よりも、ひとりでいても怖くないと思わせる何かに出会うことのほうが、うんと大事な気がする」という言葉が、すっと心に入ってきた。
    学校だけでなく、会社の同僚同士やママ友同士の関係性などにも、表面的で閉鎖的、時には排他的な側面があると思うと辟易するが、ナナコとの出会いによって一皮向けた葵の

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    2026年08月17日
  • さがしもの

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    ひとつ目の章「旅する本」を読んで、ようやく再読とは何かを理解することができた。

    私は本を再読したことがほとんどない。読んだことがある作品より、未読作品の方がどうしても魅力に思えてしまう。だから、読書好きでありながら再読の魅力がよくわからないという「本当に読書が好きなのか?」と疑問に思える状態のままいい歳になってしまった。

    再読すると、「こんな話だったっけ?」と記憶との違いに戸惑うことがある。当時と違ったところに心動かされたり、逆に初めて読んだ時に心動かされた部分が響かなかったりすることも。
    それは時を経て自分自身も変わってきた証拠なのだ。

    再読にはそんな自己発見を促す側面があることに気付

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    2026年08月12日
  • だれかのいとしいひと

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    バーベキュー日和(夏でもなく、秋でもなく)
    友人の恋人と密かに付き合うくせのある女の子のお話。浮気する人の思考は今までもこれからも理解できるような人になりたくはないけど、こういう視点で人を好きになる人もいるんだ、と少し感心するような心持ちになった。すぐに崩れてしまいそうな関係性ではらはらしてでもなぜか惹かれてしまった。

    だれかのいとしいひと
    終わりそうな恋人とのデートに姪っ子を連れていく女の子の話。自分には経験がないことだからもし自分がこの子だったらどうするだろう、と想像しながら読んだ。一瞬だけだけど小さい頃一緒に遊んだ子のことを思い出す作品だった。儚い思い出だなとじんとくる思いを呼び起こし

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    2026年08月12日
  • トリップ

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    東京近郊の平凡な街、その商店街の人々のちょっとした倦怠や鬱屈を描いた短編集。
    物語同士に強い繋がりがあるわけではないけれど、人間関係の距離感や、昭和を引きずるようなお節介が物語ごとの気怠さを表しているようでおもしろかった。

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    2026年08月12日