角田光代のレビュー一覧

  • しあわせのねだん

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    貯金という数字だけ積み上がって中身のない人間になるより、自分の好きなことにお金を使って中身のある人間の方が話してて楽しいよなあ。

    お金について考えさせられた。お金って切っても切れないと大人になって感じることが多いし、悩みも尽きない。でもそれも含めてお金って楽しいのかも。

    家計簿アプリインストールしました

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    2026年01月24日
  • 紙の月

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    読み終わってから少し心が重い。
    経済的に安定したとき、前より自信がついた気がした。なぜだろう。収入が多ければ自分の価値が上がるとでもいうのか。そんなことを考えた。自分の言動を振り返った。無自覚だった変化に気づかされた。自分の価値、自分がどんな人間なのか、誰がどうやって決められるのか。誰かが決めることでもないが、稼げるお金、身なり、住んでいる家、社会的地位・役割など、分かりやすいもので比較し、満足したり不満に思ったりしてしまいがちだろう。これがあれば満足というものはないから、何かをきっかけにバランスを崩してしまえば、求める心を止められなくなる。

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    2026年01月22日
  • さがしもの

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    ネタバレ

    手が、震えています。

    本と人との繋がりを描いた短編集。
    私の話ではないのに、どこかむず痒い気持ちになるような思い出の数々に頁を捲る手が止まらず一気読みしました。

    私も幼稚園の頃から一人で本を読むことを好んでいた人間だったので、あとがきで角田さんの話に共感しながら読んでいました。すると突然知っている名前が出てきてびっくり。鳥肌が立ちました。某書店の名前が出てきたからです。最初は私も本が大好きで、本とお客様を繋げる仕事がしたくて――。
    私にとっては何気ない職場。でもそこが、誰かにとっての大切な場所だとしたら。
    忘れかけていた大切なものを思い出すことができました。

    本好きには堪らない作品だと思

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    2026年01月22日
  • 八日目の蝉

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    深い愛が故の逃亡劇と、その後の主人公の複雑な人生を、細かな描写で描いています。
    自分立場に立つと、言っていることは間違い無いのですが、相手の立場になると、全く理解出来ない不思議な感情が芽生えます。
    誘拐した母(犯人)の愛情はすごく真っ直ぐなのに犯罪で、本当の両親とは上手く交われなくて、それでも最後は小さな希望を残して終わる角田スタイルはお見事でした。

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    2026年01月22日
  • 八日目の蝉

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    浮気、親違いの子供、宗教団体等面白い要素が詰まっていました。
    途中から主人公も娘に変わり、中だるみせず最後まで読みやすかったです。
    母親が最後港で娘から話される時に「娘はまだ朝ごはんを食べていないんです。」というセリフが印象的

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    2026年01月21日
  • さがしもの

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    だれか
    彼と私の本棚
    不幸の種

    恋愛と本を関連づけるのがな〜〜
    私は本を読むけど、恋人と本棚が似てたら
    別れた時しんどそうで、嫌だなぁ。笑

    だから恋愛と読書は別でありたいな。と読みながら思いました

    本は時間を経つごとに、意味が変わる。
    視点が変わる。意見が変わる。

    本が身近にある生活はやはり良い
    角田さんの本は久しぶりだったけど
    ほっとする感じですね

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    2026年01月20日
  • 八日目の蝉

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    なんだか気持ち悪いけど読みたくなって、気づいたら読み終えてた。
    おもしろいけど、人に薦めにくい、というのが個人的な意見。
    一生しない経験だと思うけど、分かってしまう、それがなんか怖かった、

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    2026年01月18日
  • 方舟を燃やす

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    ネタバレ

    2026年最初の一冊、
    自分が正しいと思うことは時代と共に変わっていく。
    物語は、大きな起承転結がなく淡々と時代が変化していく中で、主人公の飛馬と不二子の人生が交互に綴られている。飛馬は母の死の原因が自分の勘違いによること、祖父が災害を予言し町の住民を救ったことがあるかもしれないという出来事をずっと心の奥底に引きずっていた。
    一方、不三子は結婚してから出会った一人の女性の「健康は全て食事から」の教えを忠実に守リ家庭をひたすら支えてきた。しかし娘は「自分の不妊の原因は、初めて打ったワクチンが原因である」と思っている。これを聞いたときの不三子の混乱はいかばかりかと思う。
    昭和平成令和にあったさまざ

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    2026年01月18日
  • 源氏物語 7

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    角田さん、薫のこととても嫌いらしい笑
    私としては、「心の中で思っても(そんなに)行動に移さない」というだけで他の男共よりは好印象なんだが。好きではないけど。
    ただ、この「自分は理性のある人間なのだ」という自意識が強すぎるきがして、それは角田さんの後書きにも書かれていた「光君(と、柏木)からの呪い」だよなあと思う。

    「田舎くさい洒落っ気のある品のないお調子者だったら、大君の身代わりの『人形』にはならないからな」←こわすぎる

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    2026年01月17日
  • 対岸の彼女

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    かなり前に購入したけれど、なかなか読めておらず、最近になってページを捲りました。
    1度手をつけたら、その後はどんどん読み進めてしまうような作品でした。
    過去と未来が交差しながら、進んでいく物語。
    今まで時系列がこんなにも激しく交差する作品を読んだことがなかったので多少困惑したときがあったが、
    最後になるにつれて伏線のようにリンクすることが多く、すごく楽しめました。
    年齢を重ねてから読むと、また違う感情が自分の中で生まれてくるのかなと思います。
    再読したいです。

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    2026年01月16日
  • 対岸の彼女

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    現在と過去が交互に進んでいく展開が面白かった。葵の過去が知りたくてどんどん読み進めたしとても引き込まれた。小夜子の人間関係において共感できることが多く、やはり人付き合いは難しく一線を越えようとすると絶対に嫌な感情にいきついてしまうのでは…と感じてしまう。自分ももっと歳を重ねるごとに人との出会いが大切であると感じることができるといいが。いつか再読したい。

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    2026年01月16日
  • 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。

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    この人は日常をアウトプットする力がすごい。サザエさんの話面白かった。選択の連続が自分を作るということ。顔を見る人雰囲気を見る人は言語化されて納得。
    返信葉書をなぜか出せないのすごくわかる。イヤな人でもこの人、別の場所で会ったら好きになってたかもの精神に共感。

    「三十代半ばのときに私を悩ませていたことは私をもう悩ませることはなく、そのころ私が必死につかんでいたものはそれほど大事なものではなくなっている。時間とともにそれらは背後に流れ去っていったのだ。でも、一方通行の時間の先に、またあらたなる悩みはあるし、必死につかんでいたいものはあるのだった。」

    最高。

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    2026年01月15日
  • 晴れの日散歩(新潮文庫)

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    「食」「私」「世間」「暮らし」の4つの区切りで、オレンジページで連載していたエッセイをまとめたもの。よくあるエッセイとは少し違い、区切りが(上記の4つのため)長めだが、内容に共感する部分も多く、文章としてももちろん読みやすかったのでさほど苦にならず読めた。人気作家と言っても感性はさほど違わない、同じ人間なのだと感じることができた。

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    2026年01月14日
  • 源氏物語 2

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    六条御息所、高校の時の思い出で、生霊になって葵の上殺した人ってイメージだったけどなんか全然違くない?!そうかもしれないけど、ちゃんとしてて素晴らしい方だったのにこんなことになってしまって気の毒だわ…。と思ってたらあとがきにも書いてあった!!
    そして主要人物が何人かお亡くなりになりました。これでまだ2巻だもんなぁ、すごい〜!今から3巻読む!


    以下ネタバレ含む感想

    【紅葉賀】
    光君はやっぱ華があって舞もすげー!というところから、これまたクセツヨな熟女とのあれこれ、そしてついに光君と藤壺の子(東宮)が誕生してしまい、東宮は光君に似すぎているので藤壺は具合が悪い…の話。当たり前体操。帝の継母とし

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    2026年01月14日
  • 韓国ドラマ沼にハマってみたら

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    読みたいドラマ、映画がたくさん出てきた
    歴史や時代背景などを知る上でも、今まで見てないものにも手を出したくなった

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    2026年01月11日
  • 紙の月

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    プライドやお金への執着から主人公の人生が破滅していくお話。冷静に考えたら犯罪なのに、少しなら大丈夫だろう、バレる前に戻せば問題ないといった甘い考えや自分への言い訳が、人間の弱さを見せられているようでスリリングでした。そして日常に幸せを感じられず、欲のまま犯罪に手を染めてしまった主人公が可哀想でもあった。それと、ギャンブルや借金に依存する人ってこんな思考なのかな...と思いました。
    値札を見ずに買い物したり、他人を見下したり、人の性格まで狂わせてしまう力があるお金って怖い。

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    2026年01月11日
  • 愛がなんだ

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    ネタバレ

    主人公のテルちゃんはタイトル通りの「愛がなんだ」と言いたくなる女性だった。初めはこんなに1人の男にのめり込む姿に苛立ちさえ覚える。
    しかし読み進めていくうちに、自分も経験した片思いの頃の感情が蘇ってきた。またこの物語に出てくる登場人物にも誰かに想いを寄せた時の今までの自分が少しづつ映し出されている。

    ナカハラくんとの最後のやり取りは現代の「推し活」者や、「こちらの一方的な恋愛だと分かってしまっている人」にとって刺さる言葉なのではないだろうか。
    (一部引用)
    「たぶん、自分自身に怖じ気づいたんだろう。自分のなかの、彼女を好きだと思う気持ち、何かしてあげたいという願望、一緒にいたいという執着、そ

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    2026年01月11日
  • 坂の途中の家

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    この本を読んで、主人公の心理状態を自分のことのように感じない、結婚している女性はどれくらいいるのだろうか、というのが一番の感想だった。
    読み進むに従い、主人公の女性が最後どのような決断をするのかが気になり、この最後の描き方でこの本の印象は大きく変わると思いながら読み終えた。
    納得のいく最後だった。

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    2026年01月11日
  • 明日も一日きみを見てる

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    ネタバレ

    あとがきのACのしあわせ感の変化が、まさに同じでした。BCは頑張って頑張って掴んだものがしあわせと信じて疑わなかったけど、猫を飼ってから毎日がしあわせになった。
    人生観が完全に変わる。猫ってすごい。

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    2026年01月10日
  • 八日目の蝉

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    ネタバレ

    その子は朝ごはんをまだ食べていないの。
    そうだ、彼女は私を連れていく刑事たちに向かってたった一言、そう叫んだのだ。
    その子は、朝ごはんを、まだ、食べていないの、と。
    自分がつかまるというときに、もう終わりだというときに、あの女は、私の朝ごはんのことなんか心配していたのだ。(p359)

    この小説を読んでいると、誘拐犯であるはずの野々宮希和子の方が、いい母親であるような気がしてくる。この物語は、血のつながりだけで、人は親になれるわけではないのだと訴えてくる。では、血のつながりでないのだとすれば、人は、何によって人の親になれるのだろうか。それが、「もう終わりだというときに」、目の前の子どもの「朝ご

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    2026年01月08日