角田光代のレビュー一覧
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王様のブランチで紹介され、なんとなく気になり角田光代さんの作品を初読み。
遺影として飾られていたカリスマ的なミュージシャンの写真を、父と聞いて育った新(あらた)。一方、誰にも見えない存在として少女時代を生きてきたある日、音楽に救われ、恋をして、新の母となった、くすか。新が父の真実を知った時、すれ違っていた2人の想いが、重なりはじめる…
新とくすかの物語が交互に描かれ展開していく。生きづらさを感じているときに音楽に救われ、目の前の光景が、世界が鮮やかになる感覚。夢を見てもいいのだと勇気をもらい、音楽を通して広がる世界。音楽の素晴らしさが、角田さんの音楽に対する賛美の想いが伝わってくる。
自 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「この女性のまとう、ぞっとするような孤独。私のなかの山口タエと写真の女が似ているのは、顔でも体つきでもない、それだ。たしかにそれはぞっとするような孤独であるのに、同時に和歌は、その姿に強く惹かれる。自身の抱える矛盾が、いつかとんなふうな孤独に姿を変えればいいのにと、焦がれるような気持ちで思う。」
読む側を鼓舞するような本の紹介文が魅力的で購入
どこにでもいる普通の女の子が祖母が本を出していたことから書くことそのものに目覚めていく物語
最初は働くことも何かを究めることも望まず、付き合っていた成功者の仙太郎と結婚したいと思っていたのに、小説をかくことから徐々に自分の中の願望に忠実になっていく -
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にせ巡礼
讃美歌30番 あーさーかぜー
86ページ
人間の手によって管理されているわけでもないのに、こんなにも完璧に調和していて、そのことに物理的に満たされたとき、なぜか、千鶴もまた神様のことを思った。神と言う存在が確実にあって、この広大な世界を作り管理し、私たち人間に、美しいという言葉と、それを受け取る知覚と感性を与え、それらが合致したときに、ネガティブなものでは決してなく、幸福により近い何かが溢れてるような設定をあらかじめ行った。そうでなくてはおかしいとすら、ちづるは今思うのだ。こんな完璧が、自然に出来上がるはずがない、と。
神様ショッピング
常に救いを求めて。
絶望退治
息子と縁を切 -
Posted by ブクログ
恋愛って難しいな、と思う。
タイミングが後少しずれていたら、二人は結ばれていたのかもしれないし、でもそのあと出会った新しい人とも出会えていなかったのだろうとも思う。
私も振り返ってみると、付き合っている人には振られてばかりだ。
告白されて振ることは何度かあるが、付き合ってしまうとその人が全てになってしまう。
実は振られる方だけではなくて、振る方も痛みを伴う。嫌いになっていないのであれば、なおさらだ。新しく好きな人ができたり、そんなに相手のことを知らないまま別れることになってしまったり。形はさまざまでも、相手を失うという事実は同じで、痛みの強さは違えど誰しも傷ついている。
恋愛をもうしたくないと -
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「最後の晩餐」をテーマにしたアンソロジー。江國香織さんが好きで手に取ってみたが、他の作家さんの短編も面白くて、他の作品も読んでみようと思う方に出会えたのがうれしい。作家さんによって、好き嫌いがはっきり分かれて面白かった。
「最後の鰻」角田光代
父が亡くなる前のことを思い出した。鰻が好きだった父。命日に家族で鰻を食べようかな。
「小曾根幸子の送別会」寺地はるな
小曾根さんが爽快!好き。
「もうひとりのねえちゃん」藤野千夜
なんかこの話面白いな…と思うと藤野さんの短編だった。人間関係がちょうどいい感じで素敵。
「本当の話」井上荒野
女三世代の感じが好き。
金原ひとみさんの短編に出てくるカ