角田光代のレビュー一覧
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購入済み
怖すぎ
有名な『文京区お受験殺人』をモチーフにした作品とのこと。
乳飲み子がいる身としては、近い将来身近にこういうことが起こると思うと恐ろしい。ママ友(笑)達ってみんなこんな怖いの?って思うくらい全員鬼。
生々し過ぎて最後まで目が離せなかった。 -
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著者が「対談を終えて」のコメントにも書いたように、萩尾望都さんのプライヴェートなお話が聞けてよかった。就活の学生さん、本当の「貴重なお話」っていうのは、こういう話のことなんですよーーだそうですw
まあ皆さん酷い母親をお持ちで。私も機能不全家庭で育ちましたが、大して珍しい事ではなかったんだなと。また母親と距離を置きたいと思う事に罪悪感を感じなくてもよかったんだと今更ながら納得しました。水無田さんのように理路整然と考えていれば、もっと早くに楽になれたのかなと思いました。
母性は存在しない、精神分析的には男性は身体を持っていない、にはビックリ。
p152
信田 だからあんなメタボな身体でも平気でさ -
Posted by ブクログ
文庫版で書い、お風呂に入る時に読んでいました。
うっかり寝てしまうので、濡れてシワシワです・・。笑
自分一人の世界のお風呂で、本の著者と対話をしに行くように、風呂に入る時に、この本を開きました。
本と出会う時は自分と著者、自分と本の中にいる人との対話がある。対話は、自分の見え方、考え方、感情に作用する。個人的な物語が本を開く時にある。
だから、一人の人、角田光代さんが本に出会った時を知ることは角田さんを知る、友達になる、対話をするような感覚にとらわれる。
単なるブックレビューというより、角田さんが日々生きる中で、本がどのように存在していたかを知る日記のようでした。 -
Posted by ブクログ
おすすめ度:95点
2010年12月15日~2012年2月1日日本経済新聞夕刊連載。
特に大きな事件があるわけではない。でもいい小説。
出版社に入社したものの、希望の文芸ではなく、「拳」というマイナーなボクシング雑誌への配属となった主人公。
世間とは全く異質の空気が流れているボクシングの世界を体験していく。
ボクシングジムに入会し、さまざまな人物と出会っていく。それは主人公が今まで出会ったことのない、世間から離れた異質な世界であったが、どんどんその世界にのめり込んでいく。
最後の方での焼肉屋で、ボクサーのひとことで、涙が思わず流れたシーンは秀逸。
淡々とした文章であるにもかかわらず、グイグイ -
Posted by ブクログ
初めて、女性差別について勉強して、もっと知りたいと思った時の気持ちを思い出した。知りたくないけど、知らなくてはいけない。そして、誰かに知らせなくてはいけないという使命感。
世界では、本当に考えられないようなことが起きていて、憤りを感じるけれど、その社会で生きていたらそれが常識で、私が辛いだろうと思う仕打ちにも疑問を持たないのだろう。
むずむずする。女性に生まれたことの悲しさ。なぜ女は男にとって道具のような存在なのか。女の子は生まれた時から良き妻、良き母親になることを望まれるのか。私の周りを取り巻くジェンダー意識から逃げたくて、これからもきっと、女としての人生を戦い続けるのだろう。 -
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Posted by ブクログ
旅先で会う人、内装工事で入った家の住人、住まいを探す不動産屋の担当者、どれも二度と会うことはないけど、数時間、数日時間を共にする人と、自分とを描いた短編集。
自分の人生の軌跡と、他人の軌跡がある一点で交わる。交わり、すぐにそれぞれの軌跡を描くこともあれば、とどまることもある。
たった一点の交わりから見える人の後悔、失望、どうしようもない日々。
旅先に答えがある、この人に話したら何かが変わる、解決してくれる気がすると、物語の中の人はみな淡い期待を抱く。実は答えはない。
非日常の世界で、日常の世界の煩わしさに向き合う。出会う人は鏡のようになり、自分の問題をつきつけてくる。刹那の出会いから、互