角田光代のレビュー一覧

  • 源氏物語 4

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    角田源氏、4巻です。「初音」、「胡蝶」、「蛍」、「常夏」、「篝火」、「野分」、「行幸」、「藤袴」、「真木柱」、「梅枝」、「藤裏葉」の11帖が収録されています。

    年が改まり、光君は女君たちを訪ね新年の挨拶まわり。亡き夕顔と内大臣の姫君玉鬘に、たくさんの男たちが言い寄る。光君もついに思いを打ち明ける。玉鬘のもとにこっそりやってきた兵部卿宮は、光君の企みで放たれた蛍の光に照らされた玉鬘を見て、その美しさに心打たれる。一方内大臣は、亡き夕顔との子が今どうしているかと探している。一人見つけ出して迎えた娘近江の君は早口で軽薄なため、内大臣は見習わせようと弘徽殿女御に仕えさせることに。激しい野分の後、夕霧

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    2025年07月06日
  • 方舟を燃やす

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    どこか苛立ちとヒリヒリした気持ちを感じながら読み進みました。
    生きてきた時代、世代がドンピシャ。
    読みながら自分の家族や自分がその時思っていた事やした事なども蘇ってくる。


    【私たちは知らない。ただしいはずの真実が、覆ることもあれば、消えることも、にせものだと暴露されることもある。それだけではない、人のいのちを奪うことも、人に人のいのちを奪わせることも、あり得る。そんなことにはじめて思い至り、不三子の内にもしずけさが流れこむ。私は違うと言う言葉も、そのしずけさにのみこまれていく。私が信じてきたことはなんだったの。私が信じていることはなんなの】

    信じるってある意味すごく自己中心的で盲目。

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    2025年07月06日
  • 森に眠る魚

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    怖いものみたさで読んだけど、母親になった女の醜い部分が露わで、特に容子と繭子が酷すぎてストレスだった^^;
    でもすごくわかる。情緒不安定にママ友のことが気になっちゃうのも、だんだん合わなくなっていく感じも。
    受験なんか絡んだらもう難しいよね。
    幼稚園にお受験思考のママ友がまわりにいっぱいいたので、色々思い出してしまう。
    深くなりすぎない方がいいね。

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    2025年07月01日
  • 今日も一日きみを見てた

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    ネタバレ

    初めての作家さん。
    私も猫を飼っているから、所々共感できるところがあった。
    「幸せな夢を見られますように」「元気で長生きしますように」と毎日声をかけ、それこそ私の寿命なんていくらでもあげたいと願うほど、私の中で猫の存在が大きくなっている。著者にとっては「猫は子供ではない」らしいけど私にとっては大事な愛娘。
    仕事のストレスで病んでいた時もこの子がいたことでどれほど救われたことか。そしてそれは現在も進行形。
    猫という生きものは本当に可愛くて尊くて偉大で不思議で素晴らしい天からの贈り物だと常々思う✨

    ただ猫ちゃんの可愛さはさておき、読みながら文体や言葉選びがあまり好きではないなと感じ、読みづらさが

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    2025年07月01日
  • 源氏物語 6

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    ネタバレ

    ついに紫の上が亡くなってしまい、悲しみに浸る間も無く光君までも亡くなった。「雲隠」本文が無い終わり方に鳥肌がたった。良い終わり方だなと思った矢先、光君の子孫、夕霧、薫、匂君の物語へと続く(波乱な予感)。角田さんのあとがきまで読むのが楽しい!

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    2025年06月30日
  • 予定日はジミー・ペイジ

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    最初の一行でぶっ飛んだ。
    妊婦の日記形式で綴られる小説。
    主人公の妊娠から出産に至るまでの徒然な内容だが、実に笑える愉快な日々。
    また、だんながかまたどこか天然で憎めない。

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    2025年06月24日
  • タラント

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    みのりは不器用で自分の気持ちや考えをなかなか言語化するのが苦手な印象。はらはらするけれど、そんなところが私に似ているところもあって親近感。

    一方で奥底にもっている熱、青い炎の強い思い、頑固な思いがあって魅力的でした。

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    2025年06月23日
  • 晴れの日散歩(新潮文庫)

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    角田光代さんのエッセイですね。
    角田光代さんのエッセイは二冊目です。
    『オレンジページ』という料理雑誌で連載されていたエッセイの四冊目です。
    『十四年前、この連載をはじめる当初、私は親近感のある人たちと、だらだらとお茶を飲みながら、明日には忘れてしまうどうでもいい話をしている、そんなエッセイを書いていこうと決めた。実際、本当に些末なことばかり書き続けてきた。』と、あとがきに綴られています。
     1話が三ページほどですが、ご自分のことを、あっけらかんとユーモア混じりで綴られているのが、とても親しみやすく面白く、共感をもって愉しく読めます。
     年齢を感じるところなども、ここまであからさまに語られて良

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    2025年06月21日
  • 月夜の散歩(新潮文庫)

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    角田さんの人柄に惹かれてるのでやはりエッセイは読んでいて面白い。
    読みながらもクスッしたり、ふふっと笑ったり、そうそう一緒!と共感したり!
    大きなテーマに「食・人・暮らし」とあり、どれも興味のありどころなのでそこにも惹かれたかな。
    ずっと以前「よなかの散歩」「まひるの散歩」を読んですっかり角田さんのエッセイが好きになり、時々読みたくなる。
    第四弾「晴れの日散歩」を読んだらまた散歩シリーズのエッセイ初めから読み直したいなぁ

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    2025年06月18日
  • 紙の月

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    ホラーだね!怖かった!
    社員と同行してるときのヒリヒリした空気感、めっちゃ怖かった〜〜描き方が上手いな〜〜〜
    高額な買い物をしたときの高揚感と万能感、分かるなあ…それ以上に怖さが勝つから買い物依存にはならないけど

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    2025年06月17日
  • ツリーハウス

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    時間のない中、電車の中で読む本が欲しくて、表紙に惹かれて手に取った。
    初めは何の話かわからなかったが、あっという間に引き込まれ、あっという間に読み終わってしまった。

    ちょうど、私自身も自分の来し方を振り返って、いつのまにか、私も「人に歴史あり」の歴史ある人になってきたなあとか、それにしても普通の人として私は生まれたんだなぁとかそんなことを考えていたときだったので、とてもフィットしてた。

    いつのまに、角田光代さんはこんな本を書くようになったんだろう。
    すごく面白かった!

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    2025年06月16日
  • あなたを待ついくつもの部屋

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    ホテルという場所に行きたくなる1冊
    すべてショートで読みやすく、装丁がとっても好み♡
    もともと旅好きで、ホテルという場所は、作中のように華やかで凛とさせてくれる場所だと思ってる

    しっかし
    42編も趣きが違う作品を仕上げた作者に、1番の拍手を

    とくに好きな作品は
    『母と柿ピー』
    『父の背中』
    『ママにさようなら』

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    2025年06月15日
  • 私的読食録(新潮文庫)

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    danchuに連載された食に関わるリレーエッセイを集めた一冊。
    著者は角田光代さんと堀江敏幸さん。
    取り上げられるのは小説が多いけれど、エッセイやノンフィクションなど、幅広い。

    100作取り上げられていて(連載ではもっとたくさんあったのかな?)、自分が詠んだことがあるのはたった15作。
    タイトルだけ知ってはいる、というものを含めても、30余りしかないのだが、知らない作品に関するエッセイも面白く読ませてしまう。
    ここらへんはさすが手練れの作家のお二人。

    面白さを伝える力だけではない。
    作家の味読力のすごさも随所に感じられた。
    ピンポイントに「食」というテーマに引き寄せるものもあるのかもしれな

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    2025年06月15日
  • ゆうべの食卓

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    オレンジページで連載されていた物語。買い物袋の重さは生きるための重さ。生きていく時間の中で買い物、調理、食事、片付け、明日のメニューを決める・・・あれこれと食べるということに使う時間の多いこと。それを幸せな時間だと感謝できればいいな。

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    2025年06月13日
  • 方舟を燃やす

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    1970年くらいからつい最近までに起きた真偽不明なこと。
    なんとなく信じてしまい、正しいと思い込んでしまったり疑ってみる主人公の2人。
    望月さんのあの勢いはすごいと思いました。良い意味では純粋、悪意のない正義かもしれません。
    どちらとも決められないし決めなくていいよねと思いました。
    信じるということとは何だろう?と考えさせられました。

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    2025年06月10日
  • 紙の月

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    ネタバレ

    「お金は人を狂わせる」って
    欲張りな人のことだけではなかった
    ただのきっかけにすぎなかった
    梨花が犯罪者なら正文は何なのか
    道を踏み外した人間、踏み外させた人間
    同罪ではないか

    堕ちないでいるためにはどうしたらいいのだろう

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    2025年06月08日
  • ひそやかな花園

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    2025/6/3 再読。
    角田光代さんの作品は、個人的になぜか読後の印象が薄いものが多くタイトルを見返しても内容が思い出せなかったりする。この作品もそうだったけれど数年ぶりに読み返してみたら内容が蘇ってきた。

    子どもの頃のサマーキャンプを大人になって思い返す。ある年突然なくなってしまったあれはなんだったんだろう?毎年夏の数日間だけを一緒に過ごす7組の家族、自分たちはどういう関係性だったのだろう?
    サマーキャンプの真相が明らかになるにつれてテーマは思いがけない方向へ向かう。他の方も書いているようにミステリーを装った社会への問題提起という感じ。

    7人の視点で物語が展開するので混乱はする。初読だ

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    2025年06月03日
  • 人生ベストテン

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    色んな移動中にちまちま読み終えた本
    本当に角田光代の心情描写は秀逸だなあと思う
    …んだけど、あまりにも構成が同じパターン繰り返されていてだんだん驚きみたいなのはなかった
    でもそれを『故郷を持たない人たち』としてまとめた後書きでちょっと消化された感がある
    こうも揃いも揃って物質的に見栄っ張りなのは、やっぱ平成の景気の良さの裏返しなのだろうか

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    2025年05月31日
  • 森に眠る魚

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    ママ友間の繋がりを彼女達は当初新鮮で、励まし合う関係を望んでいた。だが価値観の違いが足枷に。嫉妬、恨み、怒り、悲しみが渦巻き、関係は崩壊していく…。ある子供の秘密には背筋がゾッとしてしまうのだけれど、抱きしめたい衝動に駆られた。夫たちの言動には「俺ならもっと妻に寄り添うのに!」と鼻息荒く読んだが、妻には「あなたも彼らと一緒」と言われるだろうね。

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    2025年05月31日
  • 源氏物語 5

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    ネタバレ

    面白かった。まさか光源氏が奪われる側になるとは!表紙が何故猫ちゃんなのかにも納得。手紙が見つかる時も一緒にドキドキした。そして六条御息所がまた登場するのにもびっくり。紫の上にはただただ幸せになってもらいたい。

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    2025年05月31日