角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いいタイミングに読んだと思う。
‘しあわせのねだん’
っていくらなのかな?
と単純にタイトルに惹かれて手に取った。
それに
角田さんだから、読んでみたいなって気持ちもあった。昔は、エッセイは現実なかんじが苦手で読めなかった。
けれど、
年をとって、この作者さんは普段どんなふうに考えているのだろう?どんなふうに出来事を捉えるのかな?と、気になり好きな作家さんの好きな日常が書いてあるエッセイは読めるようになった。
(ほんとに昔はエッセイなんてない方がいい!なんで現実に戻すんだ〜って怒りが湧くほど笑、好きな作品てあればあるほど、どこまでもフィクションでいてほしくてそんな事思っていた)
‘しあわせ’の定義はなんぞや
から考えさせられるタイトルのもと、
私が想像してた内容とは全然違い、いい意味で裏切られた、というか自分の陳腐な思考を超えて「そっかー」と思う場面がたくさんあった。特に、あとがきのお金の使い方のところは、妙に納得。そうなのかもな〜としみじみ。
角田さんの良いところ、
良いところも悪いところも
それぞれ味を楽しめて良い点を見つけられること!
まさか、
まずいラーメンが
‘しあわせのねだん’に入っているとは!!こーゆー考え方って素敵だなって感心しすぎて涙が出そうになった。 -
Posted by ブクログ
都内の文教地区に暮らすママ友たちの人間関係を描いた物語で、とても面白く、思わず二度読みしてしまいました。
二度目に読むと、前半のママ友たちが仲良くなっていくシーンが、後半の怒涛の展開への前振りになっていることがよくわかり、心をえぐられるような感覚を覚えました。
この作品は、母親たちだけでなく、会社で働いている方々や、広く社会全体にも当てはまる内容だと感じました。新しく知り合う人や、新たなコミュニティにはじめは心が踊りますが、関わりが深くなるにつれて、相手の嫌な面が見えてくることがあります。そうしたとき、コミュニティがまるで暗い森のように感じられることもあるのだと思います。
働く人は仕事の成果によって上下関係が生まれ、専業主婦の方々は自分の生活スタイルや子どもの教育を通じて、また別の形で優劣を意識することになるのだと感じました。どちらの立場であっても、皆が何かしらのプレッシャーを抱えて生きているのだと思い、改めて「みんな大変なんだな」としみじみ感じました。 -
Posted by ブクログ
旅エッセイのまとめ本
4章に分かれ、旅雑誌や飛行機内の冊子、雑誌掲載の集約
短くて読みやすい、旅しながら読み、途中涙しそうになる箇所もあり…
国内からアフリカまで様々な旅先での話
いずれも楽しい理由が、角田さんは基本人を信じる人だからかと。他人には困難な、なんで?と言われるような工程でもそれが「普通」のご本人。そして面白く読まされてしまう読者。だからやめられない…笑
山形県酒田市の即身仏の祀られた寺の話、忠海上人さまと円明海上人さまの二体
湯殿山の注蓮寺には即身仏鉄門海上人様が祀られている
アフリカのマリでの、女性器切除の問題
インドは南部アーンドラ・プラデーシュ州、人身売買や売春問題
パキスタンの男女差別からくる教育問題
当たり前に女性は学校へ行く必要がない、とされる国
昔からの風習で続く、あってはならない死亡事故に繋がるような劣悪環境での切除や生活、世界にはまだまだ問題、課題が山積みなことを改めて知る…
深い…
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匿名
購入済み世間一般的には幸せの部類に入るだろうが、何か物足りない人生。そうゆう気持ちって多くの人にあるものだと思います。彼女を可哀想な女性だとも思うけれど、散々好きな事をした馬鹿な女性だとも思う。
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Posted by ブクログ
何も変わらなかったはずの、その間になんの優劣も無かったはずの少女たちが大人になってそれぞれの生活を営み、なんとなく別々の人間になっているような気がして寂しくなる。それでも私たちはいつだってあの日のように笑い合える。自分が社会人6年目の20代折り返し地点に立ち、ずっと一緒にいた仲間達とのライフスタイルがバラバラになっていくこの時期にこの作品を読めてよかったと思った。自分達が何になりたいのか。何を持って「満たされる」のか。それは誰の何と比べた時の「満たされる」なのか。時にしょうもなくてみっともないと彼女たちを笑いつつ、その情けなさに分かるな〜と自分を見つめつつ。人間らしくかっこよくも無い可愛らしい大人の女性たちだった。彼女たちのその先を知りたくなった。