角田光代のレビュー一覧

  • くまちゃん

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    恋はそのときに必要だからするもので、辛いけど失恋もそのときに必要だったからするものなんだと思った。
    恋は誰かが誰かより優位とかそういうことじゃなくて、そのときの仕事とかいろんなタイミングとか、とにかくその時、その人と接することで得られる何かが必要だからするのかなとおもった。
    20代で読んでおくべき1冊だと思う。

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    2024年09月22日
  • それもまたちいさな光

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    ネタバレ

    「なんていうか、そういうどうでもいいようなことで人生成り立っているよな、っていうか、いや、そういう事があるから人生面白いんだよなっていうか。」

    普段、ラジオを聞くことはめったにないけれど、そのとりとめのない内容に、ふと記憶が刺激されて昔のことを思い出したり、案外幸せに生きてることに気付かさせられたり、というのは確かにある。

    「見つめあう夫婦っていないのかな」「見つめあってたら生活できないんじゃないの」
    「うまく行かなくなった時に振り返るのがおかしいんだよ。ときめいた頃を思い出すんじゃなくて、この先どうやったらうまくいくかって、二人で考えるんだよ。」

    誰かと人生を歩むということは、決してキ

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    2024年09月17日
  • 源氏物語 4

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    4巻はほとんどが玉鬘にまつわる話で、最後2帖(梅枝、藤裏葉)では明石の姫君の入内と、息子・夕霧がフォーカスされ、前巻の「少女」の続きといえる展開に。

    玉鬘は、自身の好きなようには生きられない、拠り所を持たないと生きていけないことを自覚するなかで、その拠り所である源氏も色目を使ってきて…と、とかく不憫。源氏が若かったときの巻では彼の振りまく魅力が女性たちの個性を光らせていたが、ここでは、彼女の拒絶をわかっていない周囲の男たちの情けなさが玉鬘を通じて浮かび上がる。

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    2024年09月16日
  • あなたを待ついくつもの部屋

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    帝国ホテルを舞台にした短編集。
    「しあわせは……」が一番好き!
    「子どもが成長して大人になるのではなくて、自身の内の子どもを守ることが、大人になるということなのかもしれない。」
    「求めるしあわせは、年齢によって変わり続ける。けれどけっして変わらないものもある。変わらないしあわせほど、なんでもなくささやかなものだ。しあわせは、子どものままで会える友だち。」
    帝国ホテルって東京だけじゃなく、大阪と上高地にもあったのね。赤い屋根がステキな上高地の帝国ホテルのマントルピース見たい!

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    2024年09月15日
  • 明日も一日きみを見てる

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    表紙のトトちゃんの写真に一目惚れして、手に取った本です。私の愛猫もアメリカン・ショートヘアでした。他の写真のたたずまいや顔つきなども、とても懐かしくて、やっぱりかわいいなと思いました。

    ネコがいる生活は潤いがあって、ちょっとしたことでも事件になります。この本の数々の事件も、飼い主にとってはそうなんだけれど、ネコ自体はどっしりと構えているような感じがしました。でも、繊細な面もあるんですよね。

    明日も変わらずネコと暮らせる日がずっと続くことを願う気持ちは、私もかつて感じていたことでした。

    窓の前で香箱座りしている様子や、自分がこの家の主役だみたいな感じなどが、懐かしくもあり、なによりもトトち

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    2024年09月09日
  • いま読む『源氏物語』

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    面白くて、読みかけの他の本をすっ飛ばして先に読んだ。

    この本で印象に残ったこといくつか。

    藤壺は本気で光源氏を拒否してるということ。
    なんとなく、「嫌よいやよも好きのうち」という、気持ち悪い男目線で藤壺を見ていた自分が恥ずかしい。きちんと読めば、本当に光源氏を避けてるのに。そういう見方を自分に許していたことに反省。

    宇治十帖の浮舟について。
    あまり魅力を感じなかった浮舟の印象が変わった!「蜻蛉」において、浮舟が苦しんで姿を消しても、男たちは決して結局何も変わらなかったことを書いていると、山本さんは言う。その一つも変わらなかった男たちの男の愚かさを「蜻蛉」で書いておいて、その後の「手習」で

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    2024年09月06日
  • 源氏物語 3

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    失脚していた須磨・明石から帰京し、以前にも増して、政治的にも恋愛においても絶頂を迎える源氏。しかし、30代後半に差し掛かり、特に恋愛においてその勢いに翳りが見え始める。源氏が乗り乗っているせいか、エンタメ性が濃く面白かった。

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    2024年09月05日
  • Presents

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    個人的な話になるけれど、本作を買った日は思い出深い1日だった。
    というのもその日は出産を終えた妻と子供の退院の日で、病院に早く着きすぎてしまったため時間潰しに本屋に行ったのだけど、その際、たまたま本作が目に留まった。
    双葉文庫40周年記念のクレヨンしんちゃんの装丁がかわいかったのと、帯にあった「わたしもあなたも、産まれて初めてもらうプレゼントは名前」というフレーズがとても気になって購入。子供がうまれたばかりということもあり、「名前」という作品には特に感銘を受けた。

    本作は「プレゼント」をテーマにした短編集。一作あたりが10分くらいで読めるので、移動時間の合間なんかに少しずつ読んでみるのもよさ

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    2024年09月01日
  • いま読む『源氏物語』

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    目から鱗、というけれど、まさにそういう読書体験だった。
    源氏物語は丸谷才一、瀬戸内寂聴、田辺聖子など色々な方が口語訳しているが、角田光代は初めて敬語を用いず、現代の小説の語り口で翻訳をした。
    平安文学研究者の山本淳子さんは、物語がドラマとして現代に受け入れられやすくなったのは画期的なことだという。
    これまでの口語訳では、男性の視点からであったり、恋愛や性愛を基準に解釈されたり、作家によって個性が現れるようだ。

    さらに「源氏物語」を現代の女性の立場から読むと、視点や論点が違う解釈も生まれているし、道長からの依頼説など、今のところ否定されていない説も生まれている。
    (でもそれが定着するとしたら、

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    2024年08月31日
  • 源氏物語 7

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    薫が何度も京から宇治まで移動してるのでどのくらいの距離か気になってNAVITIMEで検索したら約15km。歩いたら3時間くらい。馬なら1時間ちょっとなのね。

    角田光代さん訳、本当に読みやすい。初めて宇治十帖まで読めました。紫の上が亡くなるあたりから、どんどんおもしろくなってきた。

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    2024年08月23日
  • キッドナップ・ツアー

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    ユウカイが片仮名でかかれているだけで、なんとなく悪いことのように感じなかった。

    スーパーで買い物かごに好きな物をたくさん入れていくことの楽しさ、夜の人気のない海でぷかぷかと手を繋いで浮かぶこと、大人になった今でも自分がワクワクするようなことがたくさん描かれていた。計画性は全くないけど、大人になったら出来なくなってしまうことを夏休みにさせてくれるユウカイ犯は素敵だなぁと。


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    2024年08月22日
  • いつも旅のなか

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    行ったことない国ばかりで、「そうそう!」と共感できることはなかったけど、どの話もとても面白かった。自分もそこに旅行をしてるような気分になり、とても楽しめた。著者の角田さんの観点から見て感じる外国がすごく興味深かった。角田さんの本を他にも読んでみたい。

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    2024年08月10日
  • いま読む『源氏物語』

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    ネタバレ

    最高に面白い対談でした。
    源氏物語を数年かけて読み続けてきた答えを貰ったような気がします。

    定子が藤壺更衣のモデルであるのか?
    藤壺女御は光源氏を愛していたのか?

    読みながら納得がいかなったことにお二人の言葉が染み入ります。
    面白かった。特に大河ドラマのページが少ないことに笑ってしまった(*´艸`*)

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    2024年08月09日
  • 予定日はジミー・ペイジ

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    妊娠したとわかったときから十月十日まで
    赤ちゃんを愛せるのだろうか、夫は夫で良かったのか、父親似だったらどうしよう、
    様々葛藤に向き合う中で、日々の何気ない夫との会話にクスッと笑ったり、喧嘩したり、そんな風に時間を過ごす中で変化していくものがあり、、。

    どこにでもあるような日常だけど、きっとそれはかけがえのないもので
    そんな日々が人間の数だけあると思ったら
    少しだけ心に余裕ができる気がしました。

    まだ結婚もしてないし、子どもが欲しいしもわからないけど、またいつか読み直したい一冊。

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    2024年07月24日
  • くまちゃん

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    恋愛ってやっぱり面白いなあって思った
    組み合わせによっても色が変わる感じ
    以前の私はこうだったのに、この人と付き合ってる私はこう。みたいな

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    2024年07月18日
  • 源氏物語 6

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    夕霧いいい あんなに雲居雁と仲良しだったのにいいい
    そしてついに雲隠まで到達。
    薫と大君はどうなるか。楽しみ。

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    2024年07月09日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    ジュエリー、宿、山田うどんなどのコラボ短編小説という形式を読むのが初めてで興味深かった。短編「あなたはあなたの道を」で語られる「ゆっくり焦らずでいいよ、自分のペースでいいよ」というのが今の自分の気持ちにぴったりで、病院の待合で泣きそうになった。

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    2024年07月08日
  • 源氏物語 6

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    「夕霧」では、雲居雁ちゃんの夕霧に対するしっとぶりが、時代を超えて伝わってきました。夕霧は光源氏の子供だからしょうがないよなあと思いつつ、今まで真面目くんだったのに〜!なんで?という感じでした。

    紫の上が亡くなる場面は、涙を誘い、光源氏亡き後の話はつまらないと思いきや、決してそんなことはなく……源氏物語が現代も読み継がれる理由が分かります。今後も角田さんの訳が楽しみです。

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    2024年07月08日
  • ご本、出しときますね?

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    出てくる作家さんが、すごく豪華!
    性格の悪さもさらしていて、楽しかった。
    最後の光浦靖子と尾崎世界観との鼎談が一番笑った。

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    2024年06月18日
  • 源氏物語 2

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     「紅葉賀」から「明石」までを収録。
     正妻である葵の上よりも紫の上の元にばかり通う光源氏。藤壺との間に不義の子を成し、六条御息所を等閑にし、朧月夜と逢瀬を重ねる。現代人の感覚からするとあまりに多情で不誠実、一方で“家”に囚われず己が心のままに恋愛できる自由な男にも映る光源氏の姿が、なんとも滑稽で哀れ。光源氏に通われる嬉しさと、通わぬ彼への恨めしさ・彼に通われぬ己(中には明石の君のような、彼に見初められた身分違いの己)への惨めさに翻弄される女君たちの描写も巧み。マザコンでヤリ◯ンの美男子と振り回される女たちの話、とだけでは言い尽くせぬほどの奥行きある物語として読めるは、作者と訳者のおかげだろう

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    2024年06月16日