角田光代のレビュー一覧

  • さがしもの

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    1年ぶりに再読
    短編全ておもしろい。
    この本と大学生のうちに出会えて良かった。
    恋人は1人で充分だけど、大切にしたい本は何冊あってもいい。

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    2026年06月06日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    久々の一気読みどった。
    父親不在の家庭で育った主人公と周囲の個性的な友達。
    主人公が成長するに連れ、周囲との環境のちがいに戸惑い始め、やがて疎遠になっていく。
    たぶん、このモデルになったミュージシャンはあの方だろうと想像ついたが、イメージ通りのキャラの描き方だった。作家と同世代であることを実感した物語だった。

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    2026年06月06日
  • いま読む『源氏物語』

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    源氏物語には、それぞれの時代で新たな解釈を許す懐の深さ、テーマの強度があることがよくわかり、何度もシェイクスピアを思い出すなどした。10代の時にあさきゆめみしから受けた紫の上の印象は、お二人が話す内容とぴったり重なり、なんと優れた入門書だったのかと、改めて感謝。角田光代さんの現代語訳を拝読するのが楽しみ!

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    2026年06月04日
  • ねこがしんぱい

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    ねこが続く。

    みんなが出かけたあと、ねこは何をしているのでしょうね。
    帰宅するとボクのねこはたいてい同じ場所で眠っています⋯って、真実はわかりませんね。

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    2026年06月04日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    親と子の衝突と邂逅の物語。

    子が親に、親が子に抱えていたものを吐露してほどけていく終盤にはじんわりと目頭が熱くなる。
    バンドあるあるも学生時代を思い出して胸が熱くなった。
    ほどよい距離感の文体、苦しいことも嬉しいことも我が事のように伝わる。

    衝撃的な展開とかそういうのはないが、じんわりと良い小説を読んだ、と思えた。

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    2026年06月03日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    あらすじを読んだときは、こんなにも考えさせられる本だとは全く思わなかった。あたたかくもあり、つめたくもあり、あたらしくもあり、ふへんてきでもあり。小さい頃の記憶の奥の方を、とんとんと優しくなでてくれるような。特に子育て世代にオススメしたい。

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    2026年06月03日
  • 神さまショッピング

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    ネタバレ

    いろんなやつらが神頼みする話。宗教にのめり込む人の気持ちが、もしかしたらこんな感じなのかもしれない。何を頼もう、世界征服?無限の富?やっぱり幸せを感じる人生がいい。でも、簡単に手に入らないもの、だからこその神頼み。頼みますよ神様、もし叶わなかったら呪います。

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    2026年06月01日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    これSuperflyの曲でこんなフレーズ聞いたことある…って思って購入
    (結局ちょっと似ているだけで違った)

    父親を知らない息子がひょんなことから自分のルーツについて探すというのが、一口にいうあらすじなんだけど、「自分はなんのために生きるんだろう」というのが大きなテーマ。
    人はみんなどこかで自分はなんのために生まれてきて、なんのために生きているのかを漠然と理解しているような気がするけど、それがないとこんなにも生きるという当たり前のことが苦しくなる時があるのだと感じた。
    それから、人生のそばにあってくれる音楽というものは、人の心を常に奮い立たせ、癒し、生きがいになるんだなとつくづく感じた。

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    2026年06月01日
  • キッドナップ・ツアー

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    ネタバレ

    思春期手前の、賢くまだ世界を知らない少女と、不器用でダメな父親の冒険譚。

    子どもから見た世界の描き方が鮮明で、いつかの夏の日が思い出されるようであった。
    「ユウカイ」を巡る思惑と父母の取引の内実は遂に明かされず、一方で読後には「これくらいの終わり方がちょうど良い」という納得感と余白が満ち、気持ちの良い午後を過ごすことができた。


    「あの人と結婚してたらきっと私はいなかったね」
    「だから結婚しなかったのかもな」

    父の娘への愛が詰まったこの言葉が大好きだ。

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    2026年05月31日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    いまある食卓も、子供が成長して家を出るまでの期間限定なんだなぁ。親との食事の記憶も、どっちかが亡くなったら、あれが最後だったんだなぁと思うんだな。ずっと続くわけじゃないけど、心には残る。最後の章の、「私たちのちいさな歴史」がじーんときた。

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    2026年05月31日
  • 紙の月

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    角田さん作品で最初に読んだ本でした。

    良かったデス。面白かったです。

    もう戻れなくなる怖さ恐ろしさがうまく描かれていたと思います。最初はチョッとしたことなのに。

    そうです、この世のことは何でも皆すべて、最初はチョッとしたことなのです。でも、戻れなくなるのです。

    不倫もパチンコもハマるんだよねぇ!
         (あ、今パチンコ、関係ないか?)

    角田さんの、人の本質を厳しくとらえる着眼と
    それを上手に言葉に文章にできる才能に惚れ惚れします。

    えぐりにえぐってくるよねえ~、これでもかって!
    グリグリと。そこがまたいいんだけど。

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    2026年05月30日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    なぜ自分は生まれ、なんのために生きているのか。
    主人公のあらたは、生まれたときから父親が不在で、経済的に恵まれた家庭でもない。周りの友人と比べ、自分は特別な才能を持った人間でもない。そういう環境にいると段々卑屈になってしまい、自分の存在意義を見失ってしまう。そんな中、亡くなった父親のことを調べるうちに、一日一日が、とてもかけがえのない時間だということに気付かされる。
    くすかやあらたのように、至って普通の人間の方が圧倒的に多くて、何のために生きているのかよくわからないけど、友人との時間を楽しんだり、美味しいものを食べたり、何気ない時間を大事に生きるということが、私たち普通の人間の生きる意味なので

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    2026年05月30日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    父親の件は重いけれど、物語全体は明るく軽く書かれていて救われた。どの章も、それぞれに良さがあった。新と、匠と陽菜の関係が私は好きだった。家族・友達がかけがえのないものである事をいつも心に留めておかなければ。
    考察とか伏線とか、ややこしいモノもなく淡々と…たまにこんな本に出会えるとうれしい。

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    2026年05月28日
  • 愛がなんだ

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    愛とか恋とか、何をもって恋人なのかとか。
    そういうことを考えせられる、両足に泥がまとわりつくような感覚とともに。
    男の人が熱心に私を誘うとき、マモちゃんを思い出すんだろうな。求めれているのは私という存在であるという錯覚を味わいながらも、俯瞰したもう一人の自分が彼の誘い文句の中に私への興味がないことを、同時に悟るんだろうな。
    付箋の数は18個、必ずまた読み返す1冊。

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    2026年05月28日
  • ちょっと角の酒屋まで

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    するする~、とあっという間に読んでしまった。
    だよね~、と共感することばかり。
    角田さんってそうなのね、と思うことも多い。
    うちにはワンコがいるけど、次は猫飼おうかな。
    ちなみに私の舌も、わからないことだらけ。なので逆に何でも美味です。

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    2026年05月26日
  • 紙の月

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    恋とお金の話。誰にでも経験のある小さな過ちが積み重なってもう戻れなくなる恐ろしさ。怖かったけど、気持ちが理解できないわけじゃない。読んでいて一緒に過ちを背負ったみたいで辛かったー、、。

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    2026年05月22日
  • 最後の晩餐

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    角田さんの「最後の鰻」が一番のお気に入り。情景描写の巧みさ、表現の仕方が好きだからお気に入りになった。この作品を読んで自然と涙が出てくるのは、脳内で情景を詳細にイメージすることができていて、なおかつ感情移入することができるからなのだろう。簡単に小説の世界に入らせてくれる角田さんの文章がすごく好きだ。また、同じ単語を繰り返すことで、人物の感情を深く描くことができるのだと知ることができたことも読んでよかったと感じるポイントの一つ。もっともっと、角田さんの長い文章を読みたくなった。

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    2026年05月21日
  • 対岸の彼女

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    この本を読んでいる時間が好きだった。

    男の比べてだが、女の人間関係は年齢とともに独特な移ろいがあるが、その移ろいを的確に纏っているストーリーだった。

    同じものを共有していたはずの友人が、時間が経って違う世界にいると認識するのが怖いという感覚や、『ひとりぼっち恐怖症』という言葉に強く共感した。

    ライフステージが違う友達に、心寂しさや考えの違いを感じて落ち込むのは、この恐怖症ゆえなのだろう。

    結婚してもこの価値観は消えず、家族がいても友達がいなくなってしまったらひとりぼっちだと感じると思う。

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    2026年05月21日
  • タラント

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    この派手さのない設定と、どこにでもいそうな人たちとで、ここまで濃厚な小説になるんだ…!
    角田光代さんの腕がすごすぎる。
    そして、使命感についての、深い考察と、励まし。沁みました。

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    2026年05月21日
  • いつも旅のなか

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    好きな作家さんなんだけど、この本を読んで納得した。
    こんなにすごい経験はないけど、海外旅行の仕方や感じ方が似ていた。たぶん少数派だと思う。

    世代が近いからか、バックパック一つで旅行するスタイルは私も好きだ。学生のときにタイやベトナムに旅行していた。宿も取らずに現地入りし、毎日宿を変えながら国を縦断したりしていた。

    旅は一回こっきりだ。終わってしまったら、その旅はもう過去になる。二度とそれを味わうことはできない。
    また旅に出たいなあ。

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    2026年05月20日