角田光代のレビュー一覧

  • 紙の月

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    面白かった。私は軽い散財癖があるので、梨花をはじめとした登場人物に感情移入してしまい、少ししんどくなった。身につまされた。お金って怖い。否、何事も使い方と使う人次第なのかもしれない。読後、お財布の紐をキュッと締めたくなった。堅実に地に足をつけて生きていこうと思った。

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    2026年07月26日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    ネタバレ

    くすかもあらたも意固地すぎて、逆に自分も相手も傷つけるもどかしい展開だが、ラストが全てを救ってくれて不覚にも涙が出そうになってしまった。
    他人を守るために自然と手が出せるような人と出会えたこと、その手を握り返して生きて行こうと思ったこと。ラストシーンのさらに奥には、あのバンドマンが照れ笑いで見守っているのが見えるような気がした。

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    2026年07月24日
  • 対岸の彼女

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    ネタバレ

    途中で何度か出てくるナナコの言葉が好きだ。
    “そんなとこにあたしの大切なものはないし”
    “本当に大切なものは一個か二個で、あとはどうでもよくって、こわくもないし、つらくもないの”

    なぜか高校時代のシーンが印象深いのは、
    ナナコとアオちん二人の世界がキラキラ輝いているからだろう。
    やってることは、たこ焼きを食べたり、子機でコソコソ話したり、川沿いの草むらでげらげら笑ったり。そんななんでもないようなこと。
    だけど、二人でいるから世界に意味を見出せるような、なんだってできるような、そんな感じ。

    二人は死にたいから飛び降りたんじゃないだろうな。死ぬなんて本当に頭にもなかったんだと思う。
    “ずっと移

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    2026年07月23日
  • 神さまショッピング

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    自分以外の人が神さまに何を願ったか、それを知ってしまうのって、ほんのりと心地いい罪悪感がある。登場する寺社仏閣がどれも素敵で行ってみたくなった!私だったら何を願うかな。

    【読んだ目的・理由】角田光代さんの小説が読みたかったから
    【入手経路】買った
    【詳細評価】☆4.5
    【一番好きな表現】だれかがかならず目にするおはかぎらない、だれひとりここを通らない日はだれの目にも映らない光景が、なぜこんなにも完璧であるのだろう。(本文から引用)

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    2026年07月23日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    表紙とタイトルと中身とが想像と違った
    さすが角田光代氏、久々に読んで大いに涙し、明日への活力に!
    そう来たか〜と短い一冊をじっくり読んでも数時間、あっという間の読書感に没入できた一冊
    内容は知らずにぜひ読んでほしい!

    あたら、息子の章とその母、豆田くすかの章とで構成
    あらたはキッチンカウンターにある一枚の写真の人を父だと思い、思わされ?てしばらく育つ
    事実がわかってもある種、父親だな、と笑

    知るに至るまでのあらたの行動力、友だちとの関係、時生の家族の愛情と行動力と、信じたくない最後とが、よくぞこの短さで一つの話になったものだ

    RCセクション、忌野清志郎、その世代ではなくあまり詳しくないの

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    2026年07月23日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    さすがの角田光代!

    途中、電車で読みながら涙ボロボロ、洟ズルズル
    読み終わってまた涙。

    父のいない母子家庭、何かと劣等感に悩む息子・新
    他人には自分が見えていないのではないと思い込んで生きてきた母・くすか
    二人の視点から見た物語は、やがて十数年前の事件を明らかにする。

    実在するロッカーへのオマージュだね。
    私の世代なら誰でも知っている。
    角田さんは私より少し年下だけれど、ロック好き、
    わたしは、さほどでもないので、よっぽど詳しい。

    今一緒にいてくれる人、共に過す時間を心から大事にしたい。
    若い新へのエールはアラカンの角田さんご自身へのエールだね。
    そして、音楽の力!
    我が母80代、初期

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    2026年07月22日
  • しあわせのねだん

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    エッセイってのんびりな人が細かく書くイメージだったけど、粗雑でせっかちな感じでめちゃくちゃ面白かった

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    2026年07月21日
  • 最後の晩餐

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    「最後の晩餐」をテーマにした、7人の女性作家さんの短編集。さすがの実力派揃いで、外れなく全部おもしろかった。たいてい一つくらいは好みじゃないものがあるものなのに。
    「最後の晩餐」というテーマはハマりやすいものではあるなとも思うし、女性作家さんばかりだったからか、背景とか心情とかが分かりみがありすぎた。
    少し前に亡くなった父のことを思い重ね合わせてうるうるしてしまう話もあったり。
    最後の晩餐に自分だったら何を選ぶだろう?明確な答えをみな持っているのだろうか?

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    2026年07月21日
  • わたしの容れもの

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    作家は、自分の身体の変化をこんなふうに言語化するのね。

    わたしも、少しは自分の頭で考えないと。

    考える事って、すぐに忘れるから、文章にして書き出す事が大切なんだろう

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    2026年07月21日
  • 最後の晩餐

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    「でもさ、行くと、それで満足しちゃそうなんだよね。あ、べつに人生にわとかじゃなくて、あそこのカレーの味に」
    「そんなの、満足すればいいじゃん」

    本を読んでると、自分の今まで整理がついていなかった感情に名前がつくことがある、わたしは、満足しちゃうのが嫌だったんだな。

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    2026年07月19日
  • 空中庭園

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    家族のそれぞれが抱えている闇を描いていると感じる。

    母娘の呪縛は、いつの時代も永遠なのね。

    もっと過ごしやすい家族関係が作れそうなメンバーなのになんだか上手くいってない家族の物語。

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    2026年07月19日
  • タラント

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    一万円選書のうちの一冊

    タラント -使命- について深く考えさせられた
    失敗しても
    挫折しても
    いいよと隣で背中を支えてもらえるような感覚に
    なった小説。すごく心に響いたし訳もなく涙が溢れた
    素敵な小説に出会えてよかった
    いわたさんありがとう

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    2026年07月19日
  • 愛がなんだ

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    こんな大迷惑な人はさすがにいないだろー!
    と思いつつ、さくさく読んでしまった。
    絶対にお近づきになりたくない人種だけど、ここまで突き抜けて我が道を行けるのはすごいな
    そしてこの内容をほぼ一気読みさせる角田光代さんの筆力がすごい!!!

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    2026年07月17日
  • 対岸の彼女

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    中盤から最後にかけて、グッと引き込まれた。自分は男だから完全に理解することはできないかもしれないけど、同じように人間関係に悩んだことがあるし、未来に対して漠然とした不安を抱くこともあったから葵にも小夜子にも共感できた。ナナコは幸せに生きているだろうか。口に出せば喜劇性を帯びると感じていたのに、心のうちをすべて曝け出すのは難しい。というか怖いんだと思う。自分も30代だけど、大人になれてるのかわからなくなるときもある。自分で何かを選べないときもあるけど、前向きに進むことができる機会を少しずつ増やしていこうと思えた。

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    2026年07月17日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    こうも素晴らしい小説体験が立て続くと、ホント幸せな気分でいっぱいになる。まあ角田作品は鉄板というイメージだし、むべなるかななんだけど、自分的には氏がそこまで絶対的ではないので、今回のは特別に良かったと感じる。キヨシローの良いリスナーではないので、出てくる歌詞のほとんどがピンとこないんだけど、ファンならもっとグッとくるのでは。それを差し置いても十分に素晴らしいのだけど。

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    2026年07月16日
  • 森に眠る魚

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    ネタバレ

    20年近く前の作品、読んでよかった、最後の朝比奈あすかの解説も。ネットで何でも調べられる今でもこの構造は変わってないんだろう。角田さんは何人の人生を生きているのだろうと思う。あの頃の自分やママ友的な人が浮かぶ。かおりは自分の小舟に乗っているのは家族だけ、と気づき護も同じ船に乗り同じ方向を向いたからいい結果になるけど、気づいた真実に目を背けたくなる人もいるだろう。護の名前は後半まで出て無かった、そんな存在の夫が一番の理解者だったってことかな。名字と名前、子の名前が混在するので相関図を作って読んだ。読み進めるのはきついけど素晴らしい作品だった。

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    2026年07月13日
  • さがしもの

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    2026/7/11
    初バレンタイン

    この作品のテーマは甘い記憶。
    何もかも初めてで、しどろもどろになって、うまく出来なくて、その時は一生懸命で…
    そんな純粋な大切な甘い記憶を、テーマにされていると感じた。

    読後なんだか、寂しい気持ちになった。
    特に最後、「…もうすぐ夫になる人の腕に腕を絡ませる。」が切ない。昔の甘酸っぱい鮮明な記憶を思い出したのに、今は違う人を好きになり結婚しようとしているとろこが切ない。

    初めての彼氏に本を送ったあとの、彼の本に対する感想、反応が載っていない。
    →あくまで自分の変化がテーマ?

    「本当に人生が変わったとしたら、…その本をだれかのために選んだときかもしれな

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    2026年07月11日
  • ゆうべの食卓

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    いろんなひとの食卓。
    同じ国でも、同じ地域でも、同じスーパーで買い物してても、食べるものは人によって様々だ。
    日々の食事を準備するひとがいて、材料やレシピの情報源、調理方法などが、時代によってどんどん変化していく。
    一緒に時間を過ごしていた家族構成も変わっていく。
    懐かしいようでさみしいようで、だけど、次につながっているのかもしれない。
    毎日のありふれた事なんだけど、それぞれの食事がいっぱい詰まってて、自然と涙が出てきたりする話もあった。

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    2026年07月11日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    読んでよかった。
    色のない世界が、音楽と出会った途端に呼吸を始めて、カラフルに色づいていくみたいだった。
    登場人物たちはみんなポップで、それぞれ悩みを抱えながらも優しくて愛おしい。
    好きなものは、私たちを生かしてくれる。
そんなことを改めて思わせてくれる一冊だった。
    角田光代さん大好き

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    2026年07月09日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    大切なことは全部音楽(ロック)が教えてくれた

    つまり彼は”僕の先生”なのだ

    彼が教えてくれたこと

    大好きな人に大好きって言うことは素晴らしいってこと

    大切な人がいなくなったら泣いてもいいってこと

    雨上がりの夜空にシャウトしたらなんだかとっても気持ちがいいこと

    手が届きそうにないものに向かってJUMPすることはカッコ悪くなんかないこと

    FM東京はクソだってこと

    大切な気持ちはうまく言えたことがないってこと

    今日という日が辛くとも明日またあたらしい歌をうたえること

    大切なことは全部音楽(ロック)が教えてくれた

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    2026年07月09日