ノンフィクション作品一覧

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  • 花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生
    4.3
    1920年代、アメリカ南部。オクラホマ州の先住民保留地で20数名が相次いで殺される事件が発生。のちのFBI長官フーヴァーと敏腕捜査官ホワイトが、石油利権と人種問題が複雑に絡む陰謀の真相に迫る。『ロスト・シティZ』の著者が放つ傑作ノンフィクション
  • オリンピック秘史 120年の覇権と利権
    3.5
    ナチズム喧伝に利用されたベルリン五輪、日本を含む西側諸国がボイコットしたモスクワ五輪など、時代ごとの国際情勢を映してきたオリンピックの歴史を追い、今の課題を洗い出す。五輪代表経験を持つ元プロサッカー選手にして米国気鋭の政治学者による渾身の作。
  • 伝説の女傑 浅草ロック座の母
    5.0
    ビートたけし推薦! 「歴史に残る女傑であり、 愛情深い偉大な『お母さん』でもあった――」 また、著者本人は以下のように述べている。 「私、週刊誌やなんかで“浅草の女帝”だとか“伝説のママ”だとか書かれたり、巷でいろんな武勇伝のようなものが語られていたりしております。 勝新太郎に20億円貸したとか、ヤクザに斬られたとか、ラスベガスにプール付きの家を何軒も持っていたとか、たけしさんに有無を言わせず映画を撮らせたとか、小向美奈子ちゃんをストリッパーにしたとか……。 笑っちゃいますね。でも、だいたい合っております。事実のほうがもっとすごかったり、ややこしかったりするんですけどね」 ストリップ界のゴッドマザー、 最初で最後の自叙伝! 本人所有の秘蔵写真も多数収録! ■目次 オープニング 女帝と呼ばれて 一区 旅立ち 浅草・大勝館から/1並びの人生/戦争と恋/敗戦より悲しかった母の死/ろっく/ロック座の誕生/裸とお笑いはセット/にふう先生と妹分のこと/夫と別れて 二区 踊り子 振付師になる/先生、ストリップやりませんか?/恥ずかしくないわけがない/一座の旗揚げ/おっぱいを出せ! /前科八犯/楽屋育ち 三区 全国制覇 おっぱいと頭は使いよう/畳の下に敷き詰めたお札/ママは人間じゃない/女は度胸 男は愛嬌/おまんちょしたら終わり/神戸に行け! /バケツいっぱいのお金/人生につまづく踊り子/私の大切な宝物/ロールスロイスから降りたら笑われた 四区 本丸 恥じらいが色気を生む/男心と億の金/ストリップ一本勝負/2億円のステージ/ラスベガスに家を買った理由/思い出の上山田温泉/三人目の子供/伝説の踊り子/母になる 鬼になる 五区 座頭市 大物俳優兄弟/焼け石に水 勝プロの倒産/三味線を抱いて泣く/たけしさんとの出会い/ノーと言っちゃダメよ/一億円は次の作品の足しにして/私を「お母さん」と呼ぶ人/9歳の早乙女太一/半分許す 六区 ママ 三代続くエロッ子だい! /裸になれば生きていける/ここで止めたらロック座一生の恥/神輿はよじ登るもの/責めるなら自分を責める/お金より大切なもの/色気は姿勢から生まれる/私の聖地・沖縄/陽徳と隠徳/長生きの秘訣 フィナーレ 卒寿に舞う 追記 齋藤智恵子年表
  • ゴッホの耳─天才画家 最大の謎─
    4.2
    1888年、フランスに滞在していた画家のゴッホは、己の右耳を切り落とす――現在でも語り草になっているこの衝撃的な事件はなぜ起きたのか? イギリスの気鋭の歴史学者が世界各地の調査をもとに新事実・新資料を発掘し、「狂気の画家」の知られざる一面に迫る!
  • 復讐者マレルバ 巨大マフィアに挑んだ男
    3.7
    巨大マフィアに家族を殺された21歳の青年。その日より、復讐が彼の生きる目的になった。賭博で金を稼ぎ、銃を仕入れ、敵を撃つ。やがて彼は新興マフィアのボスとなり、家族殺しの首謀者を追い詰める! 膨大な死傷者を出した抗争の当事者が獄中で語った真相。
  • 僕らが愛した手塚治虫〈復活編〉
    -
    手塚治虫は、長くて中身が濃い、波瀾万丈のマンガ人生を送ってきた。昭和二十年代後半から三十年代にかけては、『ジャングル大帝』、『鉄腕アトム』、『リボンの騎士』など数多くの傑作を世に送り続け、名実ともにマンガ界の第一人者として活躍した。 また、一九六二年にアニメーション会社の虫プロダクションを興すと、日本初のテレビ・マンガ『鉄腕アトム』や、日本初のカラー・テレビ・マンガ『ジャングル大帝』を制作し、日本中の子供たちをブラウン管の前に釘付けにした。 しかし、劇画ブームの到来や、虫プロダクションの社内争議などのゴタゴタが生じて、手塚は深刻なスランプに陥った。青年マンガの台頭によって、少年マンガに拘った手塚は「手塚治虫はもう古い」とか、「手塚治虫の時代は終わった」などと、世間からも散々言われたのだった。 そんな中、手塚は七三年十一月に、秋田書店の〈週刊少年チャンピオン〉で『ブラック・ジャック』を連載し始めた。また、七四年には、講談社の〈週刊少年マガジン〉で『三つ目がとおる』を描き始めた。これらが好評で、人気を呼び、氏は長い迷いからついに脱することができたのである。

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  • ゲノム革命―ヒト起源の真実―
    3.7
    現生人類がネアンデルタール人と交配していたとか、犬と一緒に絶滅させたとか、定説を覆す発見の裏には、隆盛著しいゲノムサイエンスが必ずありました。そこまで断言できるわけを丁寧に解説します。
  • 超人の秘密 エクストリームスポーツとフロー体験
    4.0
    高層マンション並みの大波にサーフィンで乗る。万里の長城をスケートボードで飛び越える。一切の登山用具なしで、時には命綱さえつけず数百メートルの垂直の断崖を登る……極限の状況に挑むエクストリームスポーツのアスリートたちは、自殺志願者ではない。彼らは自分が成功することを知っているのだ。ハイパフォーマンスの最新科学によれば、それを可能にする、フローなるメンタルな状態があるという……フリークライミングの達人、D・ポッターやフリースキーのS・マッコンキー、伝説のサーファー、L・ハミルトンなど、「超人」たちのインタビューを満載、私たちが限界を超えた能力を発揮するためのヒントもちりばめた脅威の書。
  • 世界“笑いのツボ”探し
    -
    笑いにグローバルスタンダードはあるのか!? 壮大なテーマを大学教授とジャーナリストが追いかける!  「コマネチは世界通用するのか?」  「女性と男性、ユーモアセンスがいいのはどっち?」  「笑いは本当に『百薬の長』なのか?」  「日本の笑いは外国人にも理解できるか」 あらゆる角度、あらゆる場所でユーモアを掘り起こす、傑作ノンフィクション誕生! この本は僕の海馬をおおいに刺激した。 ――A・J・ジェイコブズ『聖書男』著者 二人は「何が人を笑わせるのか」をみごとに説明してくれた。 科学と、物語と、風刺と、ニットベストの完璧な合わせ技で。 ――アダム・グラント『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』著者 笑いの仕組みを追い求めるすばらしい旅の物語だ。 ――スーザン・ケイン『内向型人間の時代』著者 インディ・ジョーンズ的でもあり、ティナ・フェイ的でもあり、ときに『CSI:科学捜査班』をも思わせる。 ――チップ・ハース『アイデアのちから』著者
  • 洲之内徹という男
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 画商にして蒐集家、そして美術批評に名を残した洲之内徹。埋もれた珠玉を発掘し、作品との対話にみずからを託した"私小説作家"の軌跡と生きざまを、親交のあった画家たちとの対比のうちにさぐる。

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  • 新島襄 : 人と思想
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現代教育に欠ける人格陶治の重要性を説く新島襄の生き方・思想。
  • 経綸(けいりん)のとき-小説・三岡八郎-
    -
    幕末維新の動乱期にあって類まれな合理精神を貫き、近代日本財政・金融制度の礎を築いた三岡八郎(由利公正)。埋もれていた維新の功労者を蘇らせた長編歴史小説。
  • 沙飛
    4.0
    日中戦争に従軍し、中国の報道写真家の草分け的存在となった沙飛(さひ)。その謎の生涯と仕事の意味を丹念に辿る本邦初の評伝。
  • フリードリヒ2世
    -
    シチリア王国を神聖ローマ帝国に併合しようとして教皇と対立した、中世の頂点と凋落を具現する皇帝フリードリヒ2世の生涯をたどる。
  • 問題の女 本荘幽蘭伝
    4.7
    職業を数十回変え80人以上の男性と関係を持ち生涯19回結婚。妖婦と呼ばれた奇想天外な明治時代の女傑、その謎の生涯を追う。
  • Komura Jutaro and His Time
    -
    After the Meiji Restoration, the Sino-Japanese War, and the Russo-Japanese War, Japan found itself occupying a prominent position in the global arena. Komura Jutaro, whom Mutsu Munemitsu had chosen as his successor, served on the Katsu Taro cabinet and set to forging a plan for Japan’s continental development in opposition to Russia, considering the influence of the United States and Britain. Komura accurately judged that Japan had no other option than war with Russia, given his piercing insights into Russia’s intentions, and that recognition enabled the Empire of Japan to stay on the right track. All the other merits and demerits of Komura’s diplomacy are directly connected to the merits and demerits of the steps taken by the Empire of Japan that eventually led to the country’s defeat in World War II. Komura’s diplomacy thus calls into question Japan’s national strategy itself: consistently pursuing independent diplomacy instead of entrusting Japan’s fate to collaboration with the Anglo-American world and, in Asia, expanding Japan’s exclusive sphere of influence beyond the Korean Peninsula deep into the Asian continent.

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  • 銀座、祝祭と騒乱
    -
    明治以降、東京のメインストリートとなった「銀座通り」を舞台に繰りひろげられた、多彩な祝祭行事や騒動・事件の数々。それらを辿りながら、絵巻物のように東京の近代を描き出す。
  • The Rose Garden of Fukushima 失われた福島のバラ園
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 広大な敷地に750種類のバラが咲き誇り、年間5万人の来園者に愛された福島県『双葉ばら園』。2011年3月11日以降、その姿を変えてしまった花園の、かつての瑞々しい美しさを伝える写真集です。著者はアメリカ人元テレビキャスターのマヤ・ムーア氏。ニュースでバラ園を知り、被災者への祈りとともに、世界中にその存在と物語を伝えたいと、情熱に突き動かされました。バラ園の主・岡田勝秀さんの、復活の物語でもあります。 2014年刊行の英語版が世界バラ会連合世界バラ会議2018優秀文学賞を受賞。本書は待望の日本語版です。
  • 昭和天皇 御召列車全記録
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 0歳から87歳まで一年の空白もなく続いた「鉄道の旅」。“花嫁”を乗せたこともあれば、機関砲四門と一緒の時もあった。君が代と万歳の嵐に占領軍もたじろいだ。緊張のあまり曲がりどころを間違える先導の駅長。1センチの狂いもなくピタリと列車を停める名機関士。奉迎者の熱狂、鉄道員の悲喜こもごもも乗せて走った「天皇の旅路」の全貌。
  • 子どもの本に描かれたアジア・太平洋 : 近・現代につくられたイメージ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近代において、日本が見習うべきモデルはいつも欧米であり、アジア・太平洋ではなかった。しかし、日本はこの地域に政治的・軍事的・経済的に勢力を拡大する上で常に密接なつながりをもってきた。どんなイメージがどんなふうに子どもの中に醸成されていったか、を明らかにする。
  • 流れゆく日々 サイデンステッカー自伝
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 川端康成、谷崎潤一郎、三島由紀夫など文豪たちの素顔!日本文学の翻訳・研究者として著名な筆者は、語学将校として第二次大戦を体験、日本の戦後処理にもあたった。のち日本文学研究に没頭する。その半生、そして文豪たちとの交流を描く。

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  • 探偵小説の鬼 横溝正史
    NEW
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 名探偵・金田一耕助を生んだ探偵小説家の実像に迫る決定版。仄暗い世界へと読者をいざなうその魅力の源泉を貴重な資料で探る。
  • 自由が丘画廊ものがたり
    -
    アーティストたちが自由な表現を試みた戦後の前衛美術運動。その渦中を生きた伝説的画商の回想を軸に、アートの青春群像を描き出す。
  • 人間 昭和天皇(上)
    -
    1~2巻2,475円 (税込)
    皇室取材歴約40年の著者による渾身の遺作。 帝国の統治者たることを運命づけられた少年、裕仁。 偉大な祖父は皇孫の誕生を誰よりも喜んだ。病弱な父と勁き母、闊達な弟宮たちとの葛藤、学友とともに受けた厳しい教育。乃木、東郷ら多くの功臣の期待を背に成長した彼は、第一次世界大戦後の欧州で君主とは何かを自問する。摂政就任から即位、戦争突入まで。 ●……私は他の伝記作家とは違い、昭和、平成2代の両陛下やご家族、皇族に会見などでお会いしている。宮内庁を自由に歩きまわり、御用邸、御所なども見学会で見ているし、皇室の周辺にいた人とも数多く会っている。  私は社会部育ちの、現場主義者なのだ。天皇がかつて訪れた場所やゆかりの地は、いまどうなっているのか、天皇や子どもたちはどう育てられたのか。そんなことを思いながら内外の現場をずいぶん歩いた。こうした経験をもとに、内側からみた天皇、皇室像を書いてはどうかと思ったのである。(「まえがき」より)
  • 装いの女ごころ もうひとつの日本女装史
    -
    古代から近代への女ごころをたどる女装史。「源氏物語」の女、浮世絵の女、鹿鳴館の女など、時代の女性たちが、いかに装い、女ごころをいかにつくしたか。エッセイと図版で日本女性の美意識をさぐるユニ-クなファッション史。 ●女心は変転極まりないもので、ひとりの女性の歩みのなかで、思うおしゃれがいろいろに変っていくのは、ごく普通のことである。女が装うときの心のたかまりは、女が女であることの証しだと思う。装いの心のなかにゆらめく女心を、いとしくもうれしくも思うのは、わたしひとりではないだろう。――「はじめに」より―― ●内容の一部 ◎舶来のスカート ◎女房装束うらおもて ◎平安の女人はなぜ髪が長い ◎出し衣とチラリズム ◎檜扇のかげに ◎初期小袖の謎 ◎花魁と流行ごっこ ◎女の好きな髪飾り ◎藤色のお高祖頭巾 ◎アール・ヌーボーの半衿 ◎苦しかったコルセット
  • それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影
    4.8
    多くのファンと研究家に衝撃を与えた『鴎外の恋─舞姫エリスの真実』(講談社)の続篇。、小説『舞姫』のヒロイン「エリス」のモデルとなった鴎外の恋人を発見した著者はその後も調査を続行、ついにその実像に到達する。新たに突き止められた驚きの諸事実、鴎外と別れてからの「エリス」の後半生とは。 真実を索める者に神は微笑む。別離後、ドイツに帰った「エリス」はどのような人生を送ったのか? その後、鴎外との間にはなんの交渉もなかったのか? ふたたび記録の森をさまよう著者に射した光は、ついに文豪の愛した女性の生身の姿を照らし出す。  2011年に講談社から刊行された『鴎外の恋─舞姫エリスの真実』は多くの鴎外研究家、ファンに衝撃を与えました。徹底したリサーチの結果、小説『舞姫』のヒロインであるエリスが1866年9月15日にシュチェチン(現在はポーランド領)で生まれ、1898年から1904年まで帽子製作者としてベルリン東地区に在住したことが確認された「エリーゼ・マリー・カロリーネ・ヴィーゲルト」であること、鴎外と知りあった頃は20歳か21歳だったことは、まず間違いありません。従来唱えられてきた「エリス人妻説」「エリスはユダヤ人説」は完全に意味を失ったといえましょう。  六草さんはその後も入魂の調査を継続。日本からベルリンへ帰る船中での諸事実から「エリス」が二度の大戦の戦禍をくぐり抜け1953年8月4日に没したことまで突き止めました。そしてついにエリーゼ・ヴィーゲルトの風貌に接するときがやってきます。本書は鴎外と別れてからの「エリス」の後半生と人物像についての驚きの新事実に満ちています。
  • 真珠湾攻撃・全記録 日本海軍・勝利の限界点
    -
    今我々が真珠湾攻撃から学ぶべきことは—— 本書は日米双方から集められた貴重な写真や図版等の資料をもとに、真珠湾攻撃に至るまでの国際情勢、その実行部隊だった日本海軍航空艦隊の発展、ハワイ作戦立案などの話しを始めとし、真珠湾攻撃で大きな被害を受けた、アメリカ太平洋艦隊の状況を記述することをメインテーマとしている。今我々が、真珠湾攻撃から学ぶべきことは、その作戦や戦術的優劣ではなく、戦争へと歩んだその不幸な道をしっかりと記憶することである。 【目次】 プロローグー海軍航空隊の誕生 1:世界初の空母機動部隊 2:真珠湾への道 3:空母艦載機とその兵装 4:ハワイ作戦の発動 5:アメリカ太平洋艦隊 6:真珠湾口の特殊潜航艇 7:パールハーバーのライジングサン 8:炎上する戦艦泊地 9:地上で破壊されるアメリカ軍機 10:海軍工廠ドック 11:南雲機動部隊の戦線離脱 12:真珠湾攻撃の後に エピローグー第一航空艦隊の最期 【著者】 秋元健治 1959(昭和34)年生まれ。青森県弘前市出身。早稲田大学社会科学部卒業、東北学院大学大学院経済学研究科(経済学修士)、岩手大学大学院連合農学研究科(農学博士)。現在、日本女子大学家政学部家政経済学科准教授。 著書:『戦艦大和・武蔵—そのメカニズムと戦闘記録』(2008年 現代書館)、『玉と砕けずー大場大尉・サイパンの戦い』(2011年 現代書館)。
  • 小学校だからこそ! キャリア教育!
    -
    地域を巻き込み、教育活動全体で行うキャリア教育とは!? キャリア教育の先進的な取組で、全国から視察が殺到している世田谷区立尾山台小学校の取組を、文部科学省教科調査官の長田徹監修・解説のもと、一挙に紹介! 指導案や年間指導計画、キャリア・パスポートまで、今すぐ取り入れられる資料も多数掲載! 2020年度から全面実施となる新学習指導要領に向けて、キャリア教育をこれから始める先生も、一層の充実を図る先生も必読の一冊! 【目次】 ■はじめに(文部科学省教科調査官 長田徹) ■第1章 なぜ? キャリア教育だったのか 第1章解説:キャリア教育が求められる今日の背景 ■第2章 資質・能力 身に付けさせたい力をつくる 第2章解説:具体的な資質・能力の設定 ■第3章 学びの地図 カリキュラム・マネジメントの実践 第3章解説:「教科を体験活動の下請けにしない」年間指導計画 ■第4章 学びのプロセスを記録し、振り返るキャリア・パスポート 第4章解説:「キャリア・パスポート」への展開/キャリア・カウンセリングの充実 ■第5章 今ある宝を大切にする 第5章解説:“今ある宝”を「年間指導計画」でつなぐ ■第6章 おやまち外へ出る 第6章解説:社会に開かれた教育課程 ■第7章 全国の先生方へ ■第8章 全国の校長先生へ 第7章・第8章解説:基礎的・汎用的能力を育むキャリア教育の視点でのカリキュラム・マネジメント ■おわりにかえて(筑波大学人間系教授 藤田晃之)
  • 宿命の子~笹川一族の神話~
    3.0
    父・良一を支えた笹川陽平の「復讐の物語」。  本書は、競艇の創設に尽力し「日本のドン」の汚名を背負った故・笹川良一氏と、ハンセン病制圧を中心とした慈善事業を担う三男の笹川陽平・日本財団会長の、父と子の物語である。  1899年に生まれた笹川良一氏は戦後、A級戦犯容疑者として巣鴨プリズンに収監。48年の釈放後、51年のモーターボート競走法制定に尽力、全国モーターボート競走会連合会、日本船舶振興会を設立し、会長に就任。競艇の売り上げの一部を慈善活動に使う集金システムは、「右手でテラ銭を集めて左手で浄財として配る」と揶揄され、90年代にはメディアが“笹川帝国”批判キャンペーンを繰り広げた。  ロシアの沈没船引き揚げに大金を投じるなど、暴走を始めた晩年の父を陰ながら支えた陽平氏は、父なき後、父が特に心血を注いできたハンセン病制圧活動をライフワークに据えた。ジャングルの奥地など世界のあらゆる場所に自ら赴き、薬を届けて啓蒙活動に身を捧げる陽平氏の姿を、著者・高山文彦氏は「これは大いなる復讐の物語だ」と捉え、数奇なる父子の人生を綴ったのが本書です。  本書は週刊ポストで2012~2013年に全74回にわたって連載された。 ※この作品には一部カラーが含まれます。
  • アイウィットネス 時代を目撃したカメラマン
    4.0
    2001年9月11日、崩れ落ちるツインタワーの衝撃的なTV映像を撮ったのは、本書の著者トニィ・ヒラシキ。米三大ネットワークを代表する名カメラマンである。ベトナム戦争報道から30年、レバノン内戦、イラン革命、チェルノブイリ事故、ベルリンの壁崩壊など、大宅賞受賞の前作『キャパになれなかったカメラマン』のその後を、貴重な証言・エピソードとともにたどる、“ファインダーから目撃した現代史”。
  • 1907 IN KOREA WITH MARQUIS ITO(伊藤侯爵と共に朝鮮にて)
    -
    今日、日韓問題を語る上で常に議題となる「日韓併合」。本書を読むと、そこに到らざるを得なかった当時の朝鮮半島情勢が手に取るように分かる。 米国心理学会の第2代会長であるイェール大学教授(哲学・心理学)のジョージ・トランブル・ラッド博士(1842-1921)が、伊藤博文初代統監と共に1907年、日韓併合前の朝鮮を訪問し、当時の実情をありありと記録した貴重な一次資料である(日本で初翻訳、対訳本)。 1900年代初め、帝国主義の時代。宗主国であった清の弱体化に伴い、ロシアが虎視眈々と朝鮮半島への侵出を狙っていた。 日本の穏健派の指導者、伊藤博文初代統監は、何とか腐敗した朝鮮を立て直し、人民の生活を向上発展させようと、一心に思案努力していたが、伊藤統監の招きで、1907年、朝鮮半島を訪れたのが、ジョージ・T・ラッド博士であった。 ラッド博士は、1907年3月から5月まで朝鮮半島を旅し、人々に講演をして教育に関する啓蒙活動を行なうかたわら、第二次日韓協約が締結されるまでの朝鮮の皇帝や臣下たちとの伊藤博文の粘り強い交渉の様子など近くで見る機会を得た。 そして、伊藤統監の朝鮮へかける思いに心打たれ、その様子をつぶさに記録し、アメリカに帰国後ニューヨーク・タイムズなどに記事を投稿。1908年、米ニューヨークで、本書の原書である『IN KOREA WITH MARQUIS ITO(伊藤侯爵と共に朝鮮にて)』を出版した。 ラット博士は、アメリカや日本で心理学の発展に貢献した学者であるが、1907年、日本への貢献から外国人初の旭日中綬章(勲三等)を受賞している。 本書の題名である1907年の2年後の1909年、伊藤博文が暗殺され、日韓併合へと時代は急展開していく。本書は、日韓併合の直前の朝鮮を、ドキュメンタリー映画のように、生々しく伝えている。

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  • 人民の敵 外山恒一の半生
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    どれだけ打ちのめされ、敗れ続けても諦めない「革命家」の半生 外山恒一(とやま・こういち):1970年鹿児島生。革命家。前科3犯。一度も就職せず、街頭ライブを主な生業としながら「政府転覆」を掲げ、民主主義を否定し、齢は50を過ぎた--。 どれだけ打ちのめされ、敗れ続けても諦めない「革命家」の半生を、約30名に及ぶ取材によって辿るジェットコースター・ノンフィクション(取材期間2年)。 「『あの子があんな風になってしまったのは、すべて私のせいなんです』外山恒一の母・恵子が真っ先に口にしたのは、懺悔の言葉だった。うっすらと涙を浮かべているようにも見えた」(本文より) 【目次】 はじめに 1 「革命家」の母 2 西南学院中学 3 管理教育 4 転校、またも管理教育 5 いじめ 6 新党結成 7 高校退学宣言 8 作家デビュー 9 DPクラブ 10 全国高校生会議 11 ストリート・ミュージシャン 12 ブルーハーツ・コンサート爆砕計画 13 日本破壊党 1 14 「オウム事件」と「だめ連」 15 投票率ダウン・キャンペーン 16 1999年3月8日 17 劇場型裁判 18 内省そしてファシズム転向 19 ふたりの先達 20 出獄そして初出馬 21 東京都知事選 22 再び逮捕 23 ほめ殺し街宣 24 アート 25 外山塾 26 コロナ おわりに 【著者】 藤原賢吾 1979年、鹿児島市生まれ。東京理科大学理学部卒。無料地域情報紙を発行するタウンニュース社で記者兼広告営業職を務め、2008年に西日本新聞社入社。文化部、編集センターなどを経て大分県の日田支局記者。本書は初の著書。
  • ジェフリー・エプスタイン 億万長者の顔をした怪物
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    話題の全米ベストセラー! トランプ、クリントン、ビル・ゲイツ、英アンドルー王子、 MIT、ハーバード…世界中の「持てる者」を巨万の富と頭脳で 魅了した男は、10代の少女たちを異様な性的人身売買システムに 絡め取っていた―― 世界を揺るがす事件を暴き出した、ある記者の全記録。 米国ペンクラブ賞、ヒルマン賞ほか多数受賞の 新聞記事をもとにした衝撃のルポルタージュ。 億万長者の慈善家という顔の裏で、100 人を超える未成年の少女を性的虐待し、 異様な人身売買システムを築き上げたジェフリー・エプスタイン。 2019年、トランプ、クリントン、ゲイツら政財界の有力者と親しい彼の逮捕に、 世間は騒然とした。その1カ月後、エプスタインは獄中死を遂げる――。 前代未聞のセックス・スキャンダルを暴いたのは、地方紙マイアミ・ヘラルドの記者。 数年前、エプスタインと不可解な司法取引をおこなった元連邦検事が政権の要職に就いたのを機に調査を開始。事件の全貌と腐敗の権力構造を明かした記事が逮捕へとつながり、 世界中の権力者たちにも影響が波及してゆく……。 「なぜ真実は封殺され続けたのか?」 被害者、正義を求めた刑事たち、「持たざる者」の視点で地道な取材を続けた著者ブラウンは、時に危険を感じながらも真相究明に突き進んだ。 世界的スキャンダルを白日のもとに晒すきっかけとなったシリーズ記事を再編! 彼が何をしているのかを知っていた人は、おおぜいいる。 社会的にも政治的にも強く結びついた大金持ちはもちろん、報道機関で働く者もいたし、 数十億ドル規模の巨大企業のトップや、ノーベル賞受賞者もいた。 エプスタインが少女を性的に虐待し搾取していたことが明らかになったあとも、 彼の友人や仕事上の知り合い、彼の小切手帳に魅入られた者はつき合いをやめなかった。 ――本文より抜粋
  • ジミー・ペイジの真実
    -
    「ジミー・ペイジは、いかにしてレッド・ツェッペリンの黒い心臓となったか―― その秘密がいま、あのリフと同じ激しさで剥がされる」(ザ・メール・オン・サンデー) 「まさに波瀾万丈。唯一無二のロックスターの半生がここに」(サンデー・タイムズ) 「筋金入りのレッド・ツェッペリン・ファンなら必読!」(カーカス) ロックがひれ伏す伝説―― サリーの天才ギター少年、オカルトとの出会い、ヤードバーズ加入、レッド・ツェッペリンの栄華と崩壊、落胆のソロ時代、そして復活。 70年代からペイジにインタビューしてきた元NME紙のライターが、ギター・ゴッドの全てをここに解き明かす。 1969年のアルバムデビューから50周年を記念して書かれた初の本格ジミー・ペイジ伝、待望の翻訳! 〈目次〉 口絵8P まえがき 序章 第1章 サレーのスパニッシュ・ギター 第2章 ネルソン・ストームからセッション・プレイヤーに 第3章 シー・ジャスト・サティスファイズ 第4章 ベックス・ボレロ 第5章 欲望 第6章 「1000ドルぽっちのためにオレを殺すつもりか?」 第7章 「鉛の飛行船みたいに」 第8章 アメリカからの引き合い 第9章 〈胸いっぱいの愛を〉 第10章 《レッド・ツェッペリンⅡ》 第11章 「汝の思うところを為せ」 第12章 大いなる獣666 第13章 輝けるものすべてが 第14章 ZOSOの伝説 第15章 天使の街 第16章 王様(キング)とジミー・ペイジ 第17章 コカインの夜と幽霊屋敷 第18章 亡命中の事故 第19章 ケネス・アンガーの呪い 第20章 直接対決 第21章 交戦規則 第22章 ボンゾ最後の戦い 第23章 隠者 第24章 中年のギター神 第25章 魔法使いの弟子 第26章 不死鳥の飛翔 謝辞 参考文献
  • 獄中閑 我、木石にあらず
    5.0
    『罪なき罪で獄中に二十二年。侠客・川口和秀の不屈の精神史~叛骨とユーモア、ゆるしとおもいやりの軌跡』 「してはならぬことをするのも罪だが、しなければならないことをしないのはもっと罪である。」
  • n番部屋を燃やし尽くせ~デジタル性犯罪を追跡した「わたしたち」の記録~
    4.0
    韓国社会を震撼させたデジタル性犯罪「n番部屋事件」。その実態を暴いた2人の大学生による取材記録! 「n番部屋」と呼ばれるテレグラム内のチャットルームでは、卑劣な手口で未成年者を含む女性たちが性的搾取の対象とされていた。被害者を救うべく「追跡団火花」として立ち上がったプルとタンによる潜入取材、そしてフェミニズムとの出会いやメディアの反応など事件前後の出来事を記した「わたしたち」の連帯のための一冊。
  • 硯上の塵―信山自伝
    -
    戦後の書道教育の再建を一身に負いGHQや文部省ともわたりあってきた著者が、少年時代から書教育理念の再構築までを綴った自伝。同朋社出版1995年刊の増補版。 (※本書は2002/04/01に株式会社 展望社より発売された書籍を電子化したものです)
  • 最高の敵 冷戦最後のふたりのスパイ
    -
    米ソ冷戦下、CIAとKGBのスパイに 生まれた“大胆不敵”な友情―― 激動の時代を駆け抜けた 型破りな男たちの40年におよぶ軌跡。 圧巻ノンフィクション 1979年、ワシントンDC。 冷戦末期の緊迫した状況下で、彼らは出会った。 一人はCIAの異端児ジャック・プラット。 もう一人は、シベリア育ちのKGB職員ゲンナジー・ワシレンコ。 敵を「徴募(リクルート)」する目的で接近した二人は 計算外の友情を深めていくが、 その固い絆は、やがて世界を揺るがす 二重スパイ摘発という事件の引き金となった――。 権謀術数うごめく諜報活動の世界、半世紀に及ぶ米ソ防諜の内実、 名優ロバート・デ・ニーロを巻き込んだロシア当局との攻防。 規格外の男たちに迫った真実の物語。 ハリウッド映画の影響でアメリカ人がKGB職員にどんな思いを抱いているにせよ、ゲンナジーはそのどのイメージにも当てはまらなかった。西側の人間は、ロシア人スパイはシベリア並みに冷たくて、個々の人間性がまったくないと思いがちだ──イアン・フレミングのスパイ小説に出てくる暗殺者を思い浮かべたりする。『007ロシアより愛をこめて』に登場する、彫刻かと思うほどの目鼻立ち、ブロンドの髪、ロボットのような殺し屋グラントとか、脈拍もほとんど上げずに太ももで男たちを絞め殺す『007ゴールデンアイ』のゼニア・オナトップ。あるいは、ウラジーミル・プーチンとか。こうしたステレオタイプは何十年もアメリカ人の意識に刻まれてきた。どこまでも残虐で無慈悲。しかし、ゲンナジーは天真爛漫な魅力に満ちている。(本文より) 【目次】 第1章 見習いスパイ 第2章 すべての道はワシントンに通ず 第3章 コンタクト 第4章 銃士 第5章 IOC 第6章 裏切り者 第7章 そっと、そっと、つかまえろ 第8章 ハバナの騙し討ち 第9章 サーシャ 第10章 旧敵 第11章 旧交ふたたび 第12章 表舞台 第13章 キャビアの重い箱 第14章 嵐の前の静けさ 第15章 あんたはおれを知らない 第16章 甦ったグラーグ 第17章 リセット:赤いボタン 第18章 大詰め 謝辞 原注 登場人物/組織 参考文献
  • 死の前、「意識がはっきりする時間」の謎にせまる 「終末期明晰」から読み解く生と死とそのはざま
    4.5
    亡くなる前、まともに話すこともできなかった人が、家族や知人を認識し、思い出や感情を語り出す――生き生きと、まるで「昔のその人」が戻ってきたかのように。 本書は、「終末期明晰」と呼ばれるこの不思議な現象について、科学的な視点から説明を試みる本です。 著者は、『夜と霧』の著作で知られるヴィクトール・フランクルの薫陶を受け、現在ヴィクトール・フランクル研究所所長をつとめる認知科学者、アレクサンダー・バティアーニ博士。 博士がこの現象の研究について発表すると、世界中から大きな反響と膨大な経験談が寄せられました。家族や知人を見送った人、医療・ケア現場で働く人々からの報告です。 調査によると、終末期明晰は、公的に研究されてこなかっただけで、古くからその記述が残っていることもわかりました。 本書は、多くのエピソードや報告書を引きながら、この現象が意味するところ、発生原因や発生条件、またこの現象を紐解くことで生まれる可能性について論を展開します。 認知症やその他の病気により脳に深刻なダメージを負い、だれがだれかもわからず、別人になったかのような人が、なぜ死の前に「帰ってくる」ようなことが起きるのか。 この問いは、多くことを示唆します。たとえば、「脳以外に記憶が保存されている可能性」や、「魂と呼ばれるものの存在について」などです。 生きるとはどういうことか。自己とは何か。人の魂はどこにあるのか。 この真摯で丁寧な研究報告書は、読む人に深い感動を与えます。 原題:Threshold:Terminal Lucidity and the Border of Life and Death 著者:Alexander Batthyany (Batthy「a」nyの「a」にはアクセント記号)
  • 菅江真澄 みちのく漂流
    -
    菅江真澄が東北北部にしるした足跡をたどる現代の風土記.マタギの生態と鉱山労働,山岳信仰と海神八百比丘尼の伝承,十三湊を拠点とする安東水軍と蝦夷の一族など,真澄の記録を現在の風景と重ねつつ,みちのくの民俗誌を描く.日本近代化の歩みの中で,北のトポスが置かれた特殊な位置と意味とは何だったのか. ※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 昆虫絶滅
    4.0
    気候変動、森林伐採、過剰な農薬使用……環境悪化により、昆虫の個体数が減少している。生物の多様性が失われた未来は、人間の生活にどれほど悪影響があるのか。また虫たちによる人間への恩恵とは。英国人ジャーナリストが説く、昆虫と人類の理想的な共生社会。
  • チャップリンとヒトラー メディアとイメージの世界大戦
    4.3
    20世紀に最も愛された男チャップリンと最も憎まれた男ヒトラーは,わずか4日違いで生まれ,同じちょび髭がシンボルとなった.二人の才能,それぞれが背負う歴史・思想は,巨大なうねりとなって激突する.知られざる資料を駆使し,映画『独裁者』をめぐるメディア戦争の実相,現代に連なるメディア社会の課題を,スリリングに描き出す.

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  • クジラと話す方法
    4.0
    「動物と話してみたい」 人類はその夢にどこまで近づいたのか? 巨大海獣とビッグデータが出会う最前線の旅へ――! ■あらすじ 2015年、ザトウクジラが海から飛び出し、私の上に落ちてきた。奇跡的に無傷で生還するも、知人の専門家に後日こう言われた。「助かったのは、クジラがぶつからないように配慮したからでしょう」。もちろん、なぜそうしたのと尋ねるなんて不可能ですが、という一言も添えて……。しかしその後、「動物用のグーグル翻訳」の開発を目指す二人の若者が私のもとを訪ねてきた。そもそもなぜ、クジラと人間は話せないのか? シリコンベースの知能が炭素ベースの生命に向けられたとき、動物と人間の関係はどう変化していくのか? ――本書は、国際的評価の高い映像作家である著者が、生物学の世界で起こる革命を丹念に追ったドキュメントであり、Amazon Books編集部が選ぶ「ベスト一般向け科学書2022」のTOP10、『ニューヨーカー』誌が選ぶ「必読書2022(ノンフィクション部門)」に選出された。このたびの日本語版では、71点の図版と2023年のペーパーバック版に加えられたロジャー・ペイン(ザトウクジラの歌を発見した海洋生物学者)への追悼文ともいえる「あとがき」を完全収録。人類と動物の幸福な未来、よりよいコミュニケーションのあり方を模索したいと願うすべての人に贈る一冊。

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  • 僕はいかに逆境をのり越え 世界一翻訳された作家になったのか
    4.0
    ■本書は世界的なベストセラー作家として著名なアメリカ人作家、シドニー・シェルダンの自伝。18冊の小説は51言語で翻訳され、3億冊以上の売上げを記録し、世界で最も翻訳された作家としてギネスブックでも賞賛される。彼はまた、生涯に200本以上のテレビ番組、25本の大型映画、6本のブロードウェイミュージカルの脚本家、テレビ番組のプロデューサーとしても活躍した。 ■本書では、彼の卓越した人気と非の打ちどころのない実績とは裏腹に「自殺を考えた少年時代から、並外れた努力の末に、ついに作家になる夢をかなえ、成功をつかむ」までの人生が、彼に大きな影響を与えた両親や学校の教師、ハリウッドやブロードウェイで共に夢実現のために切磋琢磨した仲間たち、さらに交流のあったスターや映画関係者、音楽関係者とのやりとりを通して生き生きと描かれている。 ■本書ではまた、ブロードウェイミュージカル、ハリウッド映画、人気テレビシリーズの脚本家として、競争の激しいアメリカのショー・ビジネス界をたくましく生き抜いてきた半生が描かれる。交流のあったスターや脚本家、映画監督、プロデューサーたちとの名作のエピソードが随所に散りばめられ、読者はあっという間に彼自身の物語に引き込まれるだろう。 ■才能のみならず、並々ならぬ努力でベストセラー作家としての運をつかんだ人、シドニー・シェルダンの生涯を通し、苦難と試練から幸運をつかみ、成功へと変えてゆく彼のたくましい生きざまに多くの読者が励まされることだろう。本作品は彼の遺作となっており、シドニー・シェルダンのファン必見の一冊となっている。
  • 影響力のレッスン 「イエス」と言われる人になる
    -
    「まずは頼んでみる」「タイミングをのがさない」「相手の名前を頻繁に呼ぶ」「低い声域で話す」などなど、仕事や生活の中で、交渉を自分の思い通りに進め、相手から「イエス」を引き出すための実践的なヒントが満載。イェール大学の人気講座から生まれた一冊
  • 文政四年の激震〈相馬大作事件〉 江戸と蝦夷地を揺るがした津軽と南部の確執
    5.0
    岩手県では「忠臣」、青森県(津軽地方)では「大悪人」と言われる相馬大作は、なぜ大砲による津軽藩主暗殺を企てたのか? その思想と事件の全容に迫るカギはロシアと蝦夷地にあった――。戦後埋もれた〈近世の大事件〉を〈激動の令和〉に呼び覚ます歴史ファン待望の書。
  • サイバー戦争 終末のシナリオ 上
    4.3
    小泉悠氏 激賞! フィナンシャル・タイムズ&マッキンゼー 年間ベストビジネスブック2021受賞 ネット文明の脆さを暴く迫真のルポ セキュリティホールの情報を高額で闇取引するサイバー武器商人。システムに罠を仕掛け金融、医療、原発など敵国のインフラを壊滅させるタイミングを窺う政府機関やテロリスト――。気鋭のジャーナリストが、ウクライナからロシア、中東、中国、北朝鮮、シリコンバレーまで世界中を舞台に水面下で繰り広げられる「見えない軍拡競争」の実態を体当たりで取材。スパイ小説さながらの臨場感あふれる筆致で、今そこにある「サイバー最終戦争」の危機を浮き彫りにする。 「恐怖・利益・名誉――人間の性(さが)こそがサイバー戦争を突き動かす原動力である」――小泉悠(東京大学先端科学技術研究センター専任講師、『現代ロシアの軍事戦略』著者 本書解説より)
  • BREATH 呼吸の科学
    -
    人類はなぜ鼻呼吸をやめてしまったのか。その原因に18世紀以降の産業革命が関係しているとしたら? ジャーナリストの著者が、古代人と現代人の頭蓋骨を比較することで口呼吸への移行期を明かすとともに、神経系を活性化させる理想的な呼吸法について探索する。
  • 本ってなんだったっけ?―紙の本の未来を考える
    3.0
    紙の本の未来を考える。果たして、紙の本VS電子書籍の構図でいいのだろうか。不振を続ける出版界を徹底的に取材し、検証してその未来を占う! (※本書は2013/12/1に発売し、2022/5/17に電子化をいたしました)
  • チャイルドヘルプと歩んで 虐待児童を救い続けるアメリカ最大の民間組織に日本が学べること
    3.7
    誰でもひとつやふたつ、覚えているだろう。近年起こった児童虐待事件の悲惨な結末を。 どうすれば日本は子供が死なない社会をつくれるだろう。 児童相談所や学校、警察などの専門家に任せるしかないのか。 そのヒントをアメリカ長期取材で日本に初めて紹介! 民間の力で年に8000人以上の子供を救出! チャイルドヘルプの驚きの手法と理念とは? 児童虐待と向き合い、解決への道を探すならば、私たち普通の市民にできることは、実はたくさんある! 今日からあなた自身が何をすればいいかわかる、ぜひ今、読んでほしい一冊! 「アメリカでの最前線の活動がいきいきと描かれていて、感銘を受けました。すべての人に読んでほしい本です!!」 ―――仲真紀子教授/司法面接支援室(立命館大学)
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来
    4.3
    ファイザー社と組み、11カ月という常識外のスピードで世界初の新型コロナワクチンの開発に成功したドイツ・ビオンテック社。画期的なmRNA技術で一躍注目を集めるバイオ企業の創業者/研究者夫妻に密着、熾烈なワクチン開発競争の内幕に迫るドキュメント。
  • ナワリヌイ プーチンがもっとも恐れる男の真実
    4.5
    国際情勢を揺るがす反体制派指導者と国家権力の攻防! ロシア当局が命じたとされる毒殺未遂事件、療養先から帰国直後の拘束――その安否が国際的な注目を集めるロシアの反体制派指導者ナワリヌイ。何度も拘束されながらも強権的なプーチン政権を揺さぶってきた活動家は、いかにしてクレムリン最大の脅威となったのか? 英雄視される一方で煽動家、差別主義者とも呼ばれるその実像とは? プーチンがいまなお恐れつづける男の反汚職および抗議活動家・政治家としての姿を通してロシアの奥深い闇と複雑な社会構造を抉り出す迫真のノンフィクション。 〈内容〉 第1章 アレクセイ・ナワリヌイとは何者か? 第2章 反汚職活動家として 第3章 政治家の誕生 第4章 抗議者として 第5章 クレムリンVSナワリヌイ 第6章 ナワリヌイとロシアの未来
  • フレデリック・ショパン
    -
    ショパンの芸術と生涯を描いた傑作! 世界中の誰もが知る超一流音楽家フレデリック・ショパンの生涯を、その友人にして大音楽家であるフランツ・リストが敬愛をもって書きのこした伝説的名著。72 年ぶりの新訳。 リスト自筆の雑誌連載記事の付録つき! 本書は「ピアノの詩人」と評されたショパンの生涯について、彼と生前に切磋琢磨して「ピアノの魔術師」と呼ばれたフランツ・リスト自ら書き下ろした、重要な歴史的資料であり、邦訳版にはリスト自身が音楽家の地位などについて語った記事、関連図版を独自に追加!
  • うそをつく子 助けを求められなかった少女の物語
    4.3
    『シーラという子』のトリイ・ヘイデン、16年ぶりの新作!ジェシーは笑顔のかわいい九歳の少女。だが日常的にうそをつき、思いどおりにならないと暴力をふるう。両親に見放されて里親のもとを転々とするジェシーに降りた診断は、「愛着障害」だった。心理学者のトリイが彼女を担当するが……。感動のノンフィクション
  • プロジェクト・ファザーフッド
    3.5
    「殺し合いを今すぐやめなきゃならない。子供たちを救うんだ」 父を知らずに育った男たちが親になるとき――。 貧困、差別、暴力を超えて繋がる男たちのドキュメント ロサンゼルス南部の街ワッツは、ギャング抗争が頻繁に起こるスラム街。 死ととなり合わせの暴力やドラッグ汚染、警官の虐待行為が男たちを捕らえ、 父から子、子から孫へと連鎖していく。 人類学者でソーシャルワーカーの著者は、元ギャングメンバーに頼まれて、 子供をもつ男性たちの自助グループを運営。 毎週水曜日の夜、会合には十代の少年から中年層までが集まり、 語り合いながらともに「父になること」を手探りする。 たがいの喜びも不安もトラウマをも受けとめながら、子供たちを全力で守り、 コミュニティを再生していくことを胸に誓う――。 Zeebra氏(ヒップホップ・アクティビスト)推薦! 父親とはどんな存在であるべきか。そこに完璧な答えなど存在しない。 大切なのは自分と向き合う事。負の連鎖を断ち切るのは貴方です! 水無田気流氏(詩人、社会学者)推薦! 荒んだ街で生き延びるためにこそ、子どもには父親(俺たち)が必要。 繰り返されるその言葉は、あまりに重い。 父親を知らずに育った男たちが、父親になる意味を問い直し、 子どもを守り育てることを誓いながらも、挫折を重ねる。 「完璧」からはほど遠い彼らが父親たり得ること(ファザーフッド)を目指すこと。 困難で切実なこのプロジェクトの行方を、見守ってほしい。 「日頃から銃を使い、ドラッグを売買し、女たちを殴り、 刑務所に行き、どうしたら父親になれるのか見当もつかずにいる そうした男たちは、まず自分自身が父親を求めていたのだ。 彼らの喪失感の深さと強い欲求から、本人は直接 口にはしないが、一つの疑問がひしひしと伝わってくる。 『こんな俺がどうしたら父親になれるのか?』」 ――本書「父親としての傷」より 【目次より】 01 ワッツ 02 父親としての傷 03 地元 04 あんたも俺たちを見放すのか? 05 ブラザーズ 06 虐待 07 リーリー 08 ファザーフッド 09 父親っ子 10 ベビー・ママ 11 働くお父さん 12 雇用創出 13 ビッグ・ママ 14 光明が差す 15 チェックメイト 16 〈ネーション〉 17 地域のヒーロー 18 ツインズ 19 俺たちはみな家族だ 20 スコットランドからの手紙 21 写真判定 22 俺らがおまえたちのパパになる 23 フッド・デー 24 シュガーベア 25 あと十二日 26 ドアを通り抜けて 27 ジャメル
  • きみが死んだあとで
    3.0
    1967年、10・8羽田闘争。同胞・山﨑博昭の死を背負った14人は、その後の時代をどう生きたのか? 全共闘世代の証言と、遅れてきた世代の映画監督の個人史が交差する、口承ドキュメンタリー完全版。 1967年10月8日、佐藤栄作首相の南ベトナム訪問阻止を図る全学連が、羽田・弁天橋で機動隊と激突、当時18歳だった京大生・山﨑博昭さんが死亡した10・8羽田闘争。この〈伝説の学生運動〉に関わった若者たちのその後を描いた長編ドキュメンタリー映画『きみが死んだあとで』を書籍化。 山本義隆(元東大全共闘議長)、三田誠広(作家)、佐々木幹郎(詩人)をはじめ、当時の関係者への延べ90時間に及ぶ取材メモをもとにした、映画未収録インタビューを含む口承ドキュメンタリー完全版。「しらけ世代」の代島監督がいちばん憧れた「全共闘世代」のヒーロー、秋田明大(元日大全共闘議長)に迫る書き下し原稿も掲載! 若者は「10.8後」をどう生きたのか。あの時代の貴重な証言がここに。 【目次】 はじめに 「よく見比べてから判断したいので、いまは入りません」とお断りしました。──向千衣子さんの話 映画『きみが死んだあとで』を撮るにいたった動機 捕虜を撃ち殺す写真を見たのは大きかった。──北本修二さんの話 内ゲバは厭やね。だけど指令があれば、いや、わからないな……。──山﨑建夫さんの話 ぼくの話 1 だから「襟裳岬」をふと耳にするだけで胸がジンとする。──三田誠広さんの話 もうちょっとで山﨑の一周忌やなあと思ったんですけど、その前にやめました。──岩脇正人さんの話 ぼくの話 2 何の役にも立たない老人に、何の意味があるんだと思うでしょうけど。──佐々木幹郎さんの話 49歳ではじめて没頭したんです、いまの仕事に。──赤松英一さんの話 ぼくの話 3 大学では剣道部。もともとは右翼ちっくな少年だったんですが。──島元健作さんの話 わが子に「命」が何なのかを教えてもらいました。──田谷幸雄さんの話 ぼくの話 4 高校時代は何にでもなれると思ってたけど、何にもなれなかったっていうような人生ですね。──黒瀬準さんの話 エイッて、機動隊に追われてホームから線路に飛び降りたんですよ。──島元恵子さんの話 ぼくの話 5 私の救援の原点は、じつは子どもたちなんですよね。──水戸喜世子さんの話 ぼくの話 6 護送車のバックミラーに映った顔を見たら憑かれた顔で「これがハタチの俺なんやなあ」って。──岡龍二さんの話 ぼくの話 7 俺いなくなったら、絶対集まらないから待ってるしかない。だから、ひとりで待っているんだよ。──山本義隆さんの話 ぼくの話 8 終章 あとがき 登場人物紹介 本書に登場する用語の簡易解説 参考・引用文献 関連年表
  • 理科好きな子に育つ ふしぎのお話365:見てみよう、やってみよう、さわってみよう 体験型読み聞かせブック
    3.5
    身近な自然の疑問から研究者しか知らないとっておきの話まで わくわくするふしぎなお話が365本 自然科学研究の第一線で活躍している学者たちが選りすぐった、身近な自然にまつわる面白いお話を12か月365日分集めました。子どものよくある「なぜ?」「どうして」はもちろん、最新科学が見つけたとっておきの小話まで幅広く収録。 すべてのお話は、日本動物学会や日本魚類学会など39の学会が所属する「自然史学会連合」の研究者によるもの。 わかりやすいだけでなく、正しい知識も身につきます。 お話ごとに、家族で楽しめる体験アイディアを掲載!  子どもとあそぶヒントが満載です 理科が好きな子どもの多くは、日頃の遊びや家族のお出かけを通じて好奇心を刺激するさまざまな経験を積んでいます。 本書では、1日1話のお話だけでなく、その話に関連した体験型のコラムを掲載。 90年前の創刊時から、手や体を動かして「体得」することの重要性を伝えてきた月刊誌『子供の科学』ならではのアイディアで 「さわってみよう」「やってみよう」「見てみよう」などお話ごとに家族で楽しめる体験テーマを提案しています。 朝読にも、寝る前のひとときにもピッタリ! プレゼントにもおすすめ!! 各お話は10分もあれば読めてしまう短いもの。またすべての漢字にふりがながついているので、子どもがひとりで読み進むこともできます。子供の成長にあわせて繰り返し読みたくなる本なので、入学祝いやお誕生日、クリスマスなどの贈り物にも喜ばれます。
  • テンセント――知られざる中国デジタル革命トップランナーの全貌
    3.8
    【内容紹介】 本書は、1998年の創業から現在に至るまでのテンセント20年の歩みを、CEOの馬化騰(ポニー・マー)をはじめとする創業メンバーたちの姿を通して描いたノンフィクション。最大のライバル・アリババをはじめとする多くの中国IT企業との壮絶な戦いが赤裸々に描かれ、中国ITビジネスを理解するには最適のテキストと言える。中国IT企業の存在感が世界的に高まり、その一挙手一投足に注目が集まる現在、そのリーダー的存在であるテンセント躍進の背景を余すところなくつづった本書(テンセント唯一のオフィシャル社史『テンセント伝』の完全翻訳版)は、中国ビジネス関係者だけでなく、多くのビジネスパーソンにとって必読である。 【著者紹介】 [著]呉 暁波(ウー・シァオボー) 著名ビジネス作家。「呉暁波チャンネル」主催。「藍獅子出版」創業者。中国企業史執筆や企業のケーススタディに取り組む。著書に『大敗局』(I・II)、『激蕩三十年』、『跌蕩一百年』、『浩蕩両千年』、『歴代経済改革の得失』など。著作は『亜洲周刊』のベスト図書に二度選ばれる。 [訳]箭子 喜美江(やこ・きみえ) 中国語翻訳者。ビジネス全般、時事経済、学術研究論文・資料等の実務翻訳および訳文校閲、連続ドラマやドキュメンタリー等の映像字幕翻訳など、幅広い分野の翻訳に従事。サイマル・アカデミー東京校中国語翻訳者養成コース非常勤講師として後進の育成にも携わる。東京外国語大学中国語学科卒。訳書に『謝罪を越えて』(文春文庫)。 【目次抜粋】 第1部 創業(1998~2004年) 第1章 少年 第2章 試合開始 第3章 生死 第4章 モンターネット 第5章 QQショー 第6章 上場 第2部 出撃(2005~2009年) 第7章 調整 第8章 MSNとの戦い 第9章 Qゾーン 第10章 金鉱 第11章 広告 第3部 巨頭(2010~2016年) 第12章 ユーザー 第13章 転機 第14章 オープン化 第15章 ウィーチャット 第16章 若さ 第17章 インターネットプラス 第18章 アウト・オブ・コントロール
  • マイ・ストーリー
    4.5
    世界45言語で発売、1000万部突破! 国、文化を超えて「私と同じだ」と深い共感の輪が広がっている大ベストセラー!! アメリカ合衆国の元ファーストレディの回顧録としては異例の爆発的な売れ行きで、世界中で社会現象となっている本書「マイ・ストーリー」(原題:BECOMING)。知性にあふれ、モードからカジュアルな洋服までおしゃれに着こなすオバマ大統領夫人――こういったイメージを抱いていた人は、この本を読んで驚くでしょう。シカゴの貧しい街で育った少女時代。常に努力を続けて入学したプリンストン大学で、学生のほとんどが白人男性であることに打ちのめされたこと。辛い思いをした流産や不妊治療。共働きで子育てをする中で、なぜ自分ばかりが仕事を犠牲にしなくてはいけないのかとイライラし続けたこと。バラクの夢を支えるために、大嫌いだった政治の世界に入り、身を削って選挙のサポートをしたこと。そして何もかもが特殊なホワイトハウスで、二人の娘を“普通に”育てようと必死で努力したこと。大統領夫人として政治に口出しすることは控えたけれど、子どもたちの食生活にもっと野菜が増えるよう企業に働きかけるなど、自分の立場をフル活用して夢を実現したこと。私たちと変わらない悩み多き生活を送る1人の女性の飾らない日常がいきいきと描かれています。自分の思い通りにならない状況でも、冷静に相手を観察して、一番いい道を選び取っていく。誰かのせいにはせず、自分で考え続け、成長し続ける姿から、刺激とヒントを得られるミシェル・オバマの物語をぜひ体感してください。○「生い立ちからホワイトハウス時代まで、フレンドリーで聡明なミシェルさんに、何度も泣いて笑って元気がでた。読了して一言。『最高!!』」――篠田真貴子さん(元経営職・「翻訳書ときどき洋書」連載中) ○「ミシェル・オバマは、新しい時代の“ソフト・パワー”の女王だ。真摯な言葉で、真実を語り、自分の人生を振り返っている。モラルや上品さが失われた時代において、芸術品といってもいい」(ザ・ニューヨーカー誌)
  • 好奇心が未来をつくる――ソニーCSL研究員が妄想する人類のこれから
    4.3
    暦本純一、古屋晋一、茂木健一郎、吉田かおる、高安秀樹、アレクシー・アンドレ、ミカエル・シュプランガー、大和田茂、舩橋真俊、竹内雄一郎、笠原俊一、フランク・ニールセン、遠藤謙、桜田一洋、佐々木貴宏、磯崎隆司、吉田由紀、山本雄士、ナターリア・ポリュリャーフ、北野宏明。各分野の先端をいく ソニーCSL研究員20名が妄想する人類の未来とは?
  • 戦争前夜―魯迅、蒋介石の愛した日本―
    3.0
    明治から大正昭和。時代は再び混沌に。陰謀、裏切り、暗殺、中傷、純愛、恋の逃避行、政略結婚、死。そして日中の結び目は、ぷつんと切れた――。舞台は東京から、北京、上海へ。中国革命に炎を燃やす男達と支えた日本人の希望と挫折の物語。現代史で避けられていた時代に鋭く光を当て《日中百年の群像》を描く!
  • わたしが看護師だったころ 命の声に耳を傾けた20年
    -
    わたしが看護師だったころ──命の声に耳を傾けた20年。看護とは、切断された手足を運ぶこと、患者の声音から投薬のタイミングを察すること、死にゆく子どもの足型をとること……ロンドンの病院で20年間勤務し、現在は小説家として活躍する著者が、看護師としての経験とその仕事の本質を優しくも冷静な眼差しで綴る
  • 常勝キャプテンの法則 スポーツに学ぶ最強のリーダー
    -
    野球やサッカーなどのスポーツで、何年にもわたり頂点に君臨するチームには、知られざる共通点があった。それは、七つの特質をもったキャプテンの存在だ。彼らはどのようにチームをまとめ、勝利に導いていったのか。ビジネスにも応用できる画期的なリーダー論
  • 福島第一原発廃炉図鑑
    4.3
    福島について考えることは、世界と日本の現在を考えることだ。 福島第一原発(1F=いちえふ)を考えることは、私たちの家族や友だちの未来を考えることだ。 私たちは考えることを放棄してはならない。 だから私たちはまず調べることにした。 本書は、世界で初めて「福島第一原発廃炉の現場」の内実を正面から記録した出版物です。世界史的事件である「福島第一原発事故」の中心に入り、一般住民・民間の立場からその廃炉の現場の実態を調査するということが、事故から5年たってはじめて可能になりました。長期に渡る廃炉の作業と、一時は人が住まなくなったその周辺地域がいかなる未来に向かっていくのか。私たちは、そこに対していかなる理解と想像力をもち向き合っていくことができるのか。私たちの文明や科学技術はもちろん、言葉や文化・芸術の力、民主主義のあり方、社会的包摂の仕組みづくりが試されるのはこれからです。本書はその土台になるべく編集されました。(「はじめに」より)
  • セガvs.任天堂 ゲームの未来を変えた覇権戦争(上)
    -
    1990年、任天堂はアメリカにおける家庭用ゲーム機市場の90%超を握る圧倒的な存在だった。一方、セガは大いなる野心を秘めた注目株だったものの、アーケードゲーム専門の中小メーカーにすぎなかった。だが、トム・カリンスキーがセガ・オブ・アメリカのCEOに就任したのを機に、潮目が変わりはじめる――「チーム・カリンスキー」が次々に繰り出す常識破りの奇策は、セガと任天堂の間に莫大な収益をめぐる「仁義なき戦い」を引き起こした。ソニックとマリオ、日本とアメリカがにらみ合い、家庭から米連邦議会に至るまで、あらゆる戦場で繰り広げられた激闘の行方は? 600億ドル産業を生み出した企業戦争の内幕に、200人を超える取材で迫る痛快群像ノンフィクション。
  • チャーチル・ファクター たった一人で歴史と世界を変える力
    4.3
    「世界の経営者が最も尊敬するリーダーランキング」スティーブ・ジョブズを抑えて1位! 近現代史上、最重要人物。 第2次世界大戦を終わらせた比類なきリーダーにして、戦後民主主義社会の青写真を描いたビジョナリー。 ノーベル文学賞に輝く文筆家。危機の指導者としての空前絶後の業績と複雑にして魅力的なパーソナリティを、 次期首相候補の一人として国民的人気を誇る現ロンドン市長、ボリス・ジョンソンが描く。 【著者紹介】 ボリス・ジョンソン 1964年生まれ。イートン校、オックスフォード大学ベリオール・カレッジを卒業。1987年よりデイリーテレグラフ紙記者、1994年からスペクテイター誌の政治コラムニストとして執筆、1999年より同誌の編集に携わる。 2001~2008年、イギリス議会下院議員(保守党)。2005年、影の内閣の高等教育大臣に就任。2008年から2016年5月まで2期にわたってロンドン市長を務める。2015年、再び下院議員として選出される。 本書のほかに、The Spirit of London、Have I Got Views for You、The Dream of Romeなど著書多数。 【目次より】 第1章◆ヒトラーと断固として交渉せず 第2章◆もしチャーチルがいなかったら 第3章◆裏切り者のいかさま師 第4章◆毒父、ランドルフ 第5章◆命知らずの恥知らず 第6章◆ノーベル文学賞を受賞した文才 第7章◆演説の名手は一日にして成らず 第8章◆尊大にして寛大 第9章◆妻クレメンティーン 第10章◆代表的英国人 /ほか
  • 黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実
    4.1
    あの蒸し暑い夏の夜、彼女は東京の路上から永遠に消えた――2000年7月、六本木でホステスとして働いていた元英国航空の客室乗務員ルーシー・ブラックマン(21)が、突然消息を絶った。失踪当初から事件を追い続けた英紙《ザ・タイムズ》の東京支局長が、日英豪関係者への10年越しの取材で真相に迫る。滞日20年、日本を知り尽くした著者にしか書き得なかった底知れぬ闇とは? 複雑に絡み合う背景を丹念に解きほぐして「文学」にまで昇華させ、海外で絶賛を浴びた犯罪ノンフィクション。著者が事件現場のその後を訪ねる日本版あとがき収録。
  • いつまでも美しく
    3.8
    ピュリッツァー賞を受賞した女性ジャーナリストが三年余にわたり密着したインド最大の都市の実像。貧困と過酷な現実の中で懸命に生きる二家族の姿を描き、全米図書賞ほか各文学賞に輝いた傑作。 大野更紗氏(作家。『困ってるひと』)絶賛!「自らを表現する言葉をもたぬ人に言葉をもたらした、ナラティヴ・ノンフィクションがひらく新境地」 インド最大の都市ムンバイの国際空港にほど近いスラム、アンナワディ。急速な経済発展を遂げる大都会の片隅で、3000人がひしめき合って暮らしている。イスラム教徒のフセイン家は、長男のアブドゥルがゴミの売買で家計を支え、生活も少しずつ上向きはじめている。アンナワディで最も成功しているワギカー家では、野心家の母親アシャが権力者とのつながりを利用してのし上がろうとする一方、このスラムで女子として初めて大学に進んだ長女マンジュは、母の生き方に反発をおぼえる。路上で暮らす少年カルーは盗んだゴミを売って生計を立て、ガッツと明るい性格で仲間うちでは一目置かれていた。そんなある日、ひとつの事件をきっかけにフセイン家の運命は大きく変わり、アシャやカルーたちもまたアンナワディをめぐる情勢の変化に巻き込まれていく――。インド人を夫にもつアメリカ人ジャーナリストが、3年余にわたる密着取材をもとに、21世紀の大都市における貧困と格差、そのただ中で懸命に生きる人びとの姿を描く。全米ベストセラーとなり、数多くの文学賞に輝いた真実の物語。
  • 内心被曝 福島・原町の一〇年
    -
    彼らが、原発事故によって負ったものは、外部被曝だけでも、内部被曝だけでもない。 なにより重たかったのは、心の奥底への“被曝”だった。 時を経て、2020年、世界はパンデミックに陥った。 目に見えないウイルスは「うすら寒さ」を与え、日常の平穏を脅かしている。 この「うすら寒さ」こそ、10年前に福島・原町の人々が感じた恐怖である。 原発事故から10年――放射能の脅威に曝されながらも 故郷に残り、戦った人たちのウイズ・シーベルトの日々を追う。 ウィズ・コロナ時代の必読の書! !
  • 昭和維新 日本改造を目指した“草莽”たちの軌跡
    -
    浜口首相狙撃事件、血盟団事件、五・一五事件、永田鉄山斬殺事件、二・二六事件…。昭和戦前期、“尊王倒奸”を掲げた事件が連続的に起こった。彼らは何を目指し、なぜ挫折したのか。日本を震撼させた「昭和維新」の実相に迫る渾身のノンフィクション。
  • 鶴見俊輔伝
    4.5
    後藤新平を祖父に、鶴見祐輔を父に生まれた鶴見俊輔。不良化の末、渡米してハーヴァードに入学。日米交換船で帰国して敗戦を迎える。その後の50年にわたる「思想の科学」の発行、「ベ平連」の活動、「もうろく」を生きる方法まで。あらゆる文献を繙き、著者自身の体験にも照らしつつ、稀代の哲学者の歩みと思想に迫る。
  • 全集 樋口一葉 一葉伝説
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 余りに短かかった一葉の生涯と鮮烈な芸術の光芒が数々の伝説を生んで、その実像を見えにくいものにした。ここに収めた妹邦子、師中島歌子、「文学界」の人々等20余人の回想録は生身の樋口夏子を生き生きと甦えらせる。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 並はずれた生涯 アーネスト・ヘミングウェイ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 20世紀を代表する作家アーネスト・ヘミングウェイの複雑な人間像を明るみに出す写真集。少年時代から戦争、名声、キューバへの愛、多くの女性との恋愛、そして、うつに陥り自殺に至った晩年までを辿る。
  • 男たちの部屋
    -
    女性従業者が男性客と酒を飲み接待する韓国の「遊興店」。当事者への聞き取りをまじえ、遊興店で「男性性」が形作られる構造を暴く。
  • 死刑すべからく廃すべし
    3.0
    明治の教誨師が書いた死刑囚の記録、そこには死刑に抗する文言が綴られていた。死刑存否が注目を集めるいま必読のノンフィクション!
  • 新型コロナはどこから来たのか 国際情勢と科学的見地から探るウイルスの起源
    -
    人為的エラーは起きたのか――? 第一線の感染症研究者、ホワイトハウス・各国政府高官、 中国人医師、亡命者、軍・諜報機関の関係者ら 最重要人物に直接取材を敢行。 未曾有のパンデミックの裏側で起きていた出来事を 多角的に徹底検証した、緊迫のドキュメント! 「新型コロナはコウモリ由来で自然変異のウイルスである」。 WHOは2021年の調査でそう結論づけた。 だが実際は多くの事象が「武漢研究所からの流出」の可能性を示唆し、 権威ある研究者の中にもそれを論じる者は少なくない。 ウイルスの本当の起源はどこなのか。流出説はばぜ陰謀論として切り捨てられたのか。 取材を通じて見えてきたのは、「研究所由来」に寄った論文が検閲され、 公正なはずの調査団が骨抜きになり、議論が封じ込められてきた事実。 そして中国共産党の世界戦略、米政権の対立構造が複雑に絡み合った 権力者たちのパワーゲームだった――。 「(科学者たちが)新型コロナウイルスが中国の研究所から流出した可能性を受け入れれば、それはドナルド・トランプの対中姿勢をも受け入れたことになり、大統領選挙で困った事態になりかねない。(中略)それだけでも、流出説をとんでもない理論だとか、陰謀論と呼ぶにはじゅうぶんだった」 ――カリフォルニア大学 物理学教授リチャード・ムラーへのインタビューより(本文抜粋)
  • 評伝 渡辺省亭 晴柳の影に ~増補改訂版~
    -
    渡辺省亭初の評伝、待望の増補改訂版! 今年、国内美術館で初の回顧展が開かれ、大きな注目を集めている画家・渡辺省亭。この本は2018年に出版された『評伝 渡邊省亭 晴柳の影に』を大幅に増補改訂したものです。 この3年余の間に、展覧会準備と『渡辺省亭画集』制作のため急速に調査が進み、多くの作品が新たに発見されました。今回、それらの調査結果を反映して加筆・修正し、省亭の年譜も一新しました。市井の画家としての生き方を貫いた省亭の一生を、多数の逸話から辿った一冊。これを読めば、“知られざる画家”省亭の画業と人生がすべてわかります! また、この本は省亭について書かれた唯一の評伝であるとともに、同時代の画家や文化人との交流についても詳細に記述。近代日本美術の愛好家にとっても興味深い内容となっています。 さらに、この5月に発見されたばかりの省亭の絶筆《春の野邊》をこの本のために新たに撮影し、カラーで掲載! 省亭が死の間際まで描いていたという大変貴重な作品を初公開します。 (底本 2021年7月発行作品) ※この作品はカラーが含まれます。
  • にっぽんアニメ創生記
    -
    日本の「アニメ」はいつ、どのように誕生したのか? 今や、世界中に多くのファンを獲得している日本のアニメーション。しかし、日本アニメの「始まり」については、ほとんど語られてこなかった。漫画家から転じた下川凹天が作った日本初の商業アニメーション短編映画(とされる)『凸坊新畫帖 芋助猪狩の巻』が公開されたのが1917年。同年、現存する最古のアニメフィルム『なまくら刀』(幸内純一制作)も公開されている。日本アニメが産声を上げた1917年、アニメ映画を世に送り出した下川凹天、幸内純一、北山清太郎の3人を軸に日本アニメの夜明けの姿を描きだすドキュメント。アニメ生誕百周年を記念し、(社)日本動画協会が立ちあげたプロジェクト『アニメNEXT_100』の一環として刊行された1冊。 ※この電子書籍は2020年9月6日発行第2版を底本としました。
  • パトリックと本を読む:絶望から立ち上がるための読書会
    4.4
    ハーバード大学を卒業した著者は、ロースクールへ進む前に、アメリカ南部の最貧地域の町で2年間、ボランティアの教師となることを決める。だが、劣悪な環境で育った黒人の生徒たちに読書を通じて学ぶ楽しさを教え、誇りを持たせたいという著者の理想は、最初からつまずく。読書以前に、生徒たちの読み書き能力は年齢よりはるかに劣っていたのだ。自治体に予算がなく人々に職のない小さな町で、生徒は将来を思い描けず、学校は生徒を罰することしか考えていない。それでも著者の奮闘の甲斐あって生徒たちは本に親しみはじめるが、当局の方針によって学校が廃校になってしまう。 ロースクールへ進んだ著者はある日、もっとも才能のあった教え子、パトリックが人を殺したという知らせを受ける。数年ぶりの彼は読み書きもおぼつかず、自分が犯した過ちに比べて重すぎる罪に問われていることが理解できていなかった。かつての聡明さを失った姿に衝撃を受けた著者は、拘置所を訪ねてともに本を読むことで、貧困からくる悪循環にあえぐ青年の心に寄り添おうとする。同時にそれは、ひとりの教師・法学生の自己発見と他者理解をめぐる、感動的な記録ともなった。
  • 高橋亀吉 エコノミストの気概
    3.0
    エコノミスト・高橋亀吉は、何を問題提起して論じてきたのか。その観察眼と理論構成の精髄を全著作の内容に踏み込んで、その卓抜した成果を客観的に説く。
  • 原敬 外交と政治の理想(上)
    3.5
    「平民宰相」原敬の初の本格的評伝。新聞記者・外交官・企業経営者など多彩な顔を持ち、一貫して「公利」という概念を重視し、第一次世界大戦後の世界を見通して新たな日本政治の道筋をつけた、ポスト「元勲世代」のもっとも偉大な政治家の65年の生涯を描く。上巻では、原の誕生から、フランス語を学び、ジャーナリストとして見聞を広めたのちに外交官として活躍し、陸奥宗光の知己を得て政治の世界へと進むまでの前半生を描く。(講談社選書メチエ)
  • 鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折
    4.6
    ”全身脚本家”驚愕の真実! 『羅生門』、『七人の侍』、『私は貝になりたい』、『白い巨塔』、『日本のいちばん長い日』、『日本沈没』、『砂の器』、『八甲田山』、『八つ墓村』、『幻の湖』など、歴史的傑作、怪作のシナリオを生み出した、日本を代表する脚本家・橋本忍の決定版評伝。 著者が生前に行った十数時間にわたるインタビューと、関係者への取材、創作ノートをはじめ遺族から譲り受けた膨大な資料をもとに、その破天荒な映画人の「真実」に迫る。 目次 序 鬼の詩 一 山の章 二 藪の章 『羅生門』 三 明の章 『生きる』『七人の侍』 四 離の章 『蜘蛛巣城』『夜の鼓』『女殺し油地獄』『風林火山』 五 裁の章 『真昼の暗黒』『私は貝になりたい』 六 冴の章 『切腹』『仇討』『侍』『日本のいちばん長い日』『上意討ち』『首』 七 血の章 『張込み』『ゼロの焦点』『人斬り』『黒い画集 あるサラリーマンの証言』『砂の器』 《特別インタビュー》山田洋次の語る、師・橋本忍との日々 八 計の章 『人間革命』 九 雪の章 『八甲田山』 十 犬の章 『八つ墓村』『幻の湖』 十一 鬼の章 『愛の陽炎』『旅路 村でいちばんの首吊りの木』『鉄砲とキリスト』『天武の夢』 橋本忍 脚本映画一覧
  • 新装版 スヌーピーと生きる――チャールズ・M・シュルツ伝
    -
    現在も75カ国、21の言語で連載が続いているコミック「ピーナッツ」。スヌーピーたちの生みの親チャールズ・M・シュルツは亡くなる直前までアシスタントもつけずに連載を書き続けていた。その生涯とキャラクターたちが生まれる過程に迫る、本人が唯一認めた本格的伝記。
  • 進化を超える進化 サピエンスに人類を超越させた4つの秘密
    3.8
    人間はどこから来て、どこへゆくのか? この古くて新しい問いに答えようとする新たなる名著が誕生した。 著者はいう。 並はずれた種である人類は、いま超生命体になりつつある、と。 その超生命体=ホモ・オムニス(集合性人類)とは何者なのか? 本書は宇宙の誕生から説き起こし、人類という種がいかにして自分たちを変え、 自然との関係を変えてきたかを語りつくす。 その語り口は、自然科学と人文科学が融合した、現代ならでは知見を縦横無尽に往来する、ビッグ・サイエンスにしてビッグ・ヒストリーといえる。 人間をここまで変えてきた進化、なかんずく文化の進化がいかになされたのか。著者は4つの要素がそれを推し進めたのだという。 火。 言葉。 美。 時間。 火を使うことは、人間の利用可能なエネルギーを飛躍的に増大させ、わたしたちを生物的な限界から解き放った。 言葉という情報こそが、複雑な文化的知識を正確に伝え、わたしたちを協力させることを可能にした。 美が、わたしたちの活動に意味をもたらし、共通のアイデンティティで融合させ、大規模な社会をつくりあげた。 そして時間が、世界を客観的・合理的に説明する方法の基盤となり、わたしたちの科学をここまでにした。 この4つの要素と人類の物語は新鮮な驚きに満ち、今まで気づかなかった人間観を与えてくれる。 そして、生物進化を超えた文化進化の先には「超人類」の姿が見えてくる……。 2020年の英国王立協会(世界最古のもっとも権威ある学会)サイエンス・ブック賞最終候補作。 科学本の垣根を超え、知的刺激を求めるあらゆる読者に贈る、待望の邦訳。
  • 世界を変えた「海賊」の物語 海賊王ヘンリー・エヴリ―とグローバル資本主義の誕生
    3.0
    現代のグローバル資本主義は、どのように生まれてきたのか。その起源を17世紀の「海賊の黄金時代」において最も悪名高い海賊王、ヘンリー・エイブリーと彼を取り巻く海賊たち、そして彼らとの闘いからひもとく。ユニークに世界経済の歴史を語る一冊。
  • 近代日本とキリスト教の光源を見つめて 内村鑑三の生涯
    -
    西洋文明一辺倒の時代の最中、“日本的キリスト教”の可能性を生涯にわたり追い求めた内村鑑三――。成功と失意、試煉と名声に彩られた波瀾の一生を、従来の鑑三論を超えた独自の視点で描き上げた。 【目次より】●第一章 文明としての英語 ●第二章 内地留学と米国留学 ●第三章 流浪と思索の日々 ●第四章 ペン一本の預言者 ●第五章 試練と名声のなかで ●第六章 日本の天職 ●第七章 老いと迷いの残像
  • 海舟余録 「掌記」・「詠草」を読む
    -
    海舟の遺した文書のうち未発表のものを集めて一冊にまとめる。「掌記」は壮年期の学習ノートで和歌や漢詩を写しとったもの、「海舟詠草」は晩年の自作の和歌や漢歌を集めたもの。海舟の壮年の気概と晩年の心情がうかがえる。
  • 田中角栄を逮捕した男 吉永祐介と特捜検察「栄光」の裏側
    4.0
    ロッキード事件、リクルート事件などで次々と巨悪を追いつめた「特捜の鬼」吉永祐介。その意外な素顔と捜査の裏側を元特ダネ記者が鼎談で明らかにする。「総理の犯罪」とは何だったのか!? 検察はかつての栄光を取り戻せるのか!? 秘話満載!
  • エコノミック・ヒットマンの世界侵略 米中の覇権が交錯するグローバル経済のダークサイド
    NEW
    -
    アメリカの弱体化と、中国の台頭。 かつて謀略の最前線にいた元「ヒットマン」だから書けた、「米中経済戦争」の裏側を暴く、衝撃のノンフィクション。 世界的ベストセラーに最新情報を大幅加筆した決定版! このまま世界は、中国に支配されてしまうのか―― なぜ、資源の豊かな多くの国々が、いつまでも貧しいままなのか――。 本書は、私が長いあいだ感じてきた疑問への理解を助けてくれた。 本書に書かれていることは、複雑で不快な真実かもしれない。 だが私たちは、みずからの責任を簡単に放棄してはならないのだ。 /スティング(ミュージシャン) これまでに起こった多くの悲劇、その舞台裏を本書は語っています。 そして、このような「死の経済」を、「命の経済」に変えるための方法を。 /オノ・ヨーコ(アーティスト) 「エコノミック・ヒットマン」とは、表向きはコンサルティング会社など企業の社員として働きながら、実際にはアメリカ資本の手先となって、途上国の指導者たちを罠にはめ、天然資源や巨大利権を強奪する「工作員」のことである。 相手が、彼らの「非暴力的な手段(利権や賄賂)」に屈しない場合は、「ジャッカル」つまり「本物の殺し屋」たちの出番となる。 ******* -ジョン・パーキンス John Perkins 1945年生まれ。かつて、アメリカのエコノミック・ヒットマン(EHM)として暗躍し、発展途上国を舞台に、数々の謀略に関わった。その後、みずからの活動を後悔し、そのような欺瞞と搾取の経済システムを阻止するべく、告発本の執筆を試みるが、脅迫、賄賂、命の危険を感じるような出来事が重なり、何度も筆を折る。しかし、9.11アメリカ同時多発テロをきっかけに、あらためて出版を決意。2004年、ついに本書の初版を刊行した。 初版は発売後、瞬く間にベストセラーとなり、「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラーリストに73週連続でランクイン。世界38言語に翻訳され、200万部以上を売り上げた。その後は、本書の内容をテーマに世界中で講演活動などを行い、2012年には、歌手のレディ・ガガらとともに「レノン・オノ平和賞」を受賞している。 本書は、中国問題を中心に、前作から新たに12の章を追加するなど、最新情報を大幅に加筆した「第3版」として、2023年に刊行された。 -権田敦司 Atsushi Gonda 業界新聞記者、消防士を経て翻訳家に。訳書に『図解 教養事典 数学―INSTANT MATHEMATICS』『エレガントな免疫〈上・下〉』(いずれもニュートンプレス)、『シンクロニシティ 科学と非科学の間に』(あさ出版)がある。救急救命士。
  • 記憶の光景・十人のヒロシマ
    -
    歳月が心身の傷を癒やす。爆心地に近い焦熱地獄のもとで全身を焼かれての肉体的苦痛。親族や友人、知人を奪われての深い悲しみ。原爆の傷跡は82年が過ぎた今も、肉体と脳裏に刻まれたままである。だからこそ、普段の言葉に真の心や不戦の教訓が隠されている。
  • 未解決殺人クラブ~市民探偵たちの執念と正義の実録集
    4.3
    アメリカには下記のような、「市民探偵」が多くいる。 ・40年逃げ続けた「黄金州の殺人鬼」を追い詰めた作家 ・娘を殺したギャングをSNSの偽アカウントで騙して捕らえた母親 ・身元不明遺体の頭蓋骨から似顔絵を描き、何百枚もの写真から見つけた会計士 ・仕事から帰宅し、家事を終えると夜な夜なコンピュータの前に座り捜査をする手芸店店員 ・猫をいじめる動画をネットに上げた犯人を、その動画の背景から割り出そうとするアナリスト 実際に起きたいくつもの事件とそれを解決した市民探偵たちへの取材から あまり知られることのない彼らの正義と執念を描いた一冊。 連続殺人鬼に遭遇した人の証言など、手に汗握るスリリングな面も。 Netflix『猫いじめに断固NO!:虐待動画の犯人を追え』『なぜ殺したの?』、映画『ザ・スレッド』など映像化された事件も掲載。 <目次> 1 なぜ彼女を殺したの? 2 世界初のサイバー探偵 3 私の初めての「事件解決」 4 Web探偵 5 マザー・ロード 6 捉えられた黄金州の殺人鬼 7 フォーエバー・ヤング 8 すべては殺人からはじまった 9 『猫いじめに断固NO!:虐待動画の犯人を追え』 10 ルカ・マグノッタの仮面を剝ぐ 11 バイオインフォマティクス(生物情報学)のロード氏はまさに神 12 探偵がしくじるとき
  • アルビノを生きる 新装版
    -
    白い髪に白い肌。弱視で紫外線に弱い「アルビノ」。彼らの多くは学校や地域社会、そして親族からも除け者にされてきた。「見た目」から来る差別に晒され続けた人々の葛藤に寄り添ったルポ。
  • 大風呂敷 後藤新平の生涯(上)
    -
    1~2巻2,640円 (税込)
    関東大震災から100年となる今年、直木賞作家が東京都市計画の父“後藤新平”の生涯に迫る伝記小説が待望の復刊! 高野長英の類縁の家に生まれ、青雲の志を抱き貧書生として出発した新平。 35歳にして内務省衛生局長となり得意の絶頂にある時、事件に巻き込まれ入獄の憂き目にあう。
  • 「わたしの死を泣かないでください」 サッコ・ヴァンゼッティ冤罪事件
    4.0
    1920年代前半のアメリカ社会には、ロシア革命で高まった「赤への恐怖」による思想的偏見と、マーノ・ネーラ(マフィア)の犯罪と低賃金で働くイタリア人移民にたいする民族差別が交錯する社会的ヒステリー現象が覆っていた。  そのアメリカ社会の濁流にサッコとヴァンゼッティは巻き込まれ、木の葉のように翻弄され、電気椅子で死刑となった。二人の、無辜のイタリア人が死刑となった、いわゆるサッコ・ヴァンゼッティ事件は、「アメリカのドレフュス事件」と呼ばれ、世紀のフレームアップとして、世界中で、もちろん日本でも大きな抗議運動を惹起した。  本書は、サッコとヴァンゼッティの命が権力によって絶たれた経緯を、裁判記録と残された書簡で明らかにし、その根源的な意味を問う。
  • リバタリアンが社会実験してみた町の話 自由至上主義者のユートピアは実現できたのか
    3.0
    ニューハンプシャー州の田舎町に集団で移住してきた自由至上主義者が、理想の町をつくろうとした結果……米国で存在感を増すリバタリアンたちの思想と暴走を没入型取材で描き出した全米騒然のノンフィクション。「リバタリアンが集まる自由な町がいかにして全米きっての住みにくい場所になったか。急進的すぎる理想主義者たち、彼らとご近所になるのだけは遠慮したい」速水健朗(コラムニスト)

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  • フランソワーズ・パストル
    4.0
    留学中の遠藤周作がパリで出会った才媛、フランソワーズ。日本と数奇な縁で結ばれたその短い生涯を、二人の交わした書簡と遺族らへの丹念な取材から浮かび上がらせる。次姉ジュンヌヴィエーヴの手記、および未公開の遠藤の恋文19通全文を特別収録。
  • 花岡事件「鹿島交渉」の軌跡
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 花岡事件は日中友好の原点である!花岡事件鹿島建設交渉の代理人、石飛仁が和解にいたるまでの内幕、軌跡をすべて明らかにした衝撃ルポ!事件の生存者とともに展開される未払い賃金の補償交渉を通じて、知られざる真相が次々と明らかにされる。金子博文による詳細な解説。『悪魔の証明』増補改訂・改題。 目次 プロローグ 1 すべては「閣議決定」ではじまった 2 消えた「外務省報告書」 3 悪魔の証明 4 花岡蜂起四〇周年 5 生きていた耿諄労工大隊長 6 平和への「長征」 7 交渉の発展 8 事実の「花岡事件」  9 事実の慰霊そして天津ヘ エピローグ 鹿島交渉メモ( 一九八三~二〇〇七) 結び 解説 奥付
  • ボストン美術館 富田幸次郎の五〇年
    -
    なぜボストン美術館はアジア美術の宝庫なのか! そのキーマン富田幸次郎の全貌! 富田幸次郎(1890~1976)は東洋美術コレクションで名高い、 米国ボストン美術館のアジア部長を戦前、戦中、戦後の32年間 (1931~1963)勤めた人物である。 「岡倉覚三(天心1863~1913)最後の弟子」と伝えられながらも、 日本では、その経歴や業績はあまり知られていない謎の人物でもある。 本書は、富田幸次郎の生い立ち、アメリカに渡った経緯、アメリカで どんな人々に出会い、どのような活動をしたのかを探りながら人物像に迫り、 また、彼のアメリカにおける活動を解明することによって、20世紀前半の 日米間の緊張が高まるなかにあって、「ボストン日本古美術展覧会」という 一大イベントを成功させ、欧米人の日本文化への関心を多いに高めるとともに、 その後の日米文化交流の道を切り拓いた知らざる歩みを明らかにするものである。 目次内容 はじめに  第一部 ボストン美術館アジア部キュレーターへの道のり 第一章 父親、蒔絵師富田幸七──漆の近代を見つめて(1854~1910) 第二章 幸次郎の生い立ちと米国留学(1890~1907) 第三章 ボストン美術館──めぐり合う人々(1908~1915) 第四章 目覚め──美術史家として(1916~1930)      ──アーサー・ウエーリと司馬江漢の落款をめぐる論争考  第二部 富田幸次郎の文化交流──日米戦争のはざまを米国で生きる 第五章 祖国に国賊と呼ばれて(1931~1935)      ──『吉備大臣入唐絵詞』の購入 第六章 1936年「ボストン日本古美術展覧会」の試み(1936~1940)      ──戦間期における日米文化交流の一事例として 終 章 太平洋戦争とその後(194 ~1976) 富田孝次郎年譜
  • 天路の旅人
    4.4
    第二次大戦末期、敵国の中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した若者・西川一三。敗戦後もラマ僧に扮したまま、幾度も死線をさまよいながらも、未知なる世界への歩みを止められなかった。その果てしない旅と人生を、彼の著作と一年間の徹底的なインタビューをもとに描き出す。著者史上最長にして、新たな「旅文学」の金字塔。
  • 周恩来十九歳の東京日記改訂新版
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1917年から約1年7か月にわたり日本に滞在した若き周恩来は、日々の出来事を詳細に日記に書き込んでいた。祖国中国のために日本で学ぼうとするも、故郷に残した家族への想いや、思い通りに上達しない日本語の勉強、華々しい東京の街、目まぐるしく変化する国勢などあらゆることが彼を翻弄する。 本書は1999年に小学館文庫より発売された「周恩来 十九歳の東京日記」に、当時の東京風景や補足情報、コラムなどを多数追加した改訂新版。日中国交正常化50周年という節目の年に、約100年前の東京の移り変わりとともに青年周恩来の思想の変化や葛藤をじっくりと感じられる一冊。 監修・矢吹晋 訳・鈴木博 編集協力・李海文 発行所 デコ 日中共同編集

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