作品一覧

  • n番部屋を燃やし尽くせ~デジタル性犯罪を追跡した「わたしたち」の記録~
    3.7
    韓国社会を震撼させたデジタル性犯罪「n番部屋事件」。その実態を暴いた2人の大学生による取材記録! 「n番部屋」と呼ばれるテレグラム内のチャットルームでは、卑劣な手口で未成年者を含む女性たちが性的搾取の対象とされていた。被害者を救うべく「追跡団火花」として立ち上がったプルとタンによる潜入取材、そしてフェミニズムとの出会いやメディアの反応など事件前後の出来事を記した「わたしたち」の連帯のための一冊。
  • #MeTooの政治学 コリア・フェミニズムの最前線
    -
    1巻2,112円 (税込)
    ジェンダー暴力に対する闘いは止まらない 韓国において「革命的」といえるほど大きな盛り上がりを見せた#MeToo運動。その根底に流れる理論と実践を提示。韓国フェミニズムの現在に対する批判的な分析は、日本のフェミニズム・ジェンダー状況を対比的に浮き彫りにする。 【推薦】 伊藤詩織さん(ジャーナリスト) 菊地夏野さん(名古屋市立大学准教授) ※本書は、大月書店刊『#MeTooの政治学——コリア・フェミニズムの最前線』の電子書籍版です。 【目次】 まえがき──日常の革命、#MeTooの政治学 あの男たちの「女性問題」——韓国の進歩的男性権力者の#MeToo運動に対する理解(権金炫怜) 女性に対する暴力と#MeToo運動(鄭喜鎭) 春香には性的自己決定権が必要だった(橌砦昀) ジェンダー概念とジェンダー暴力(ルイン) MeToo運動とフェミニズムの「大衆化」——本書の解説に代えて(申琪榮) 【著者】 鄭喜鎭 文筆家、人文学講師、書評家。フェミニズム視点での学習と執筆に関心を持っている。西江大学で宗教学と社会学を学び、梨花女子大学で女性学の修士・博士号を取得。 権金炫怜 フェミニズム研究活動家。1990年代にヤングフェミニストとして活動し、2000年代には韓国性暴力相談所の常勤活動家として勤務。現在、韓国芸術総合学校に客員教授として在職中。 椚砦昀 セクシュアリティおよびジェンダー研究者。セクシュアリティマガジン『BUDDY』を1988年に創刊し、6年間編集長を担当。2002年に韓国性的少数者人権センターを設立、2014年に雨後の虹財団を発足。 ルイン 「トランス/ジェンダー/クィア研究所」および韓国クィアアーカイブ「クィアラーク」で勉強中。パニック・ディフェンス、ジェンダー暴力などにつながる研究を通じて、ジェンダー/セクシュアリティと暴力に関する思考方法やトランスジェンダー・クィア認識論を模索し、その政治学で歴史と文化を書き直している。 金李イスル 神奈川朝鮮中高級学校を卒業後、青山学院大学法学部、法律事務所勤務を経て、現在は朝鮮語通訳・翻訳に従事。共訳書に『J.Y.Park エッセイ——何のために生きるのか?』(早川書房,2021年)。
  • J.Y. Park エッセイ 何のために生きるのか?
    3.6
    大ブレイク中のガールズグループ「NiziU」をはじめ、「2PM」「TWICE」など数々の人気アーティストを生んだ世界的プロデューサーであるJ.Y. Parkが、自らのこれまでの歩みと哲学をつづる。J.Y. Parkはいかにして最高峰のエンターテイナーになったのか。自身の音楽やプロデュース活動を通じて、何を伝えたいのか。JYPイズムの原点が分かる珠玉の言葉の数々を余すことなく詰め込んだ、生きる力が湧いてくるエッセイ。日本版には、日本のファンに向けたメッセージを序文として特別収録!
  • n番部屋を燃やし尽くせ~デジタル性犯罪を追跡した「わたしたち」の記録~

    Posted by ブクログ

    普通の、今まで自分が読んできた事件のルポルタージュや本とは一線を画す内容だと思う。
    まず、被害内容がほぼ書かれていない。被害者がどのような目にあったかの具体的内容が書かれていないことがとても印象深かった。追跡団火花が被害者の事を考え、事件をただの消費物としないように最大限配慮している事が伝わってきた。センセーショナルな書き方は避け、あくまでも追跡団火花が行ってきたことを視点として書いている。なので、前知識がないと少し事件を把握するのが難しいところがあるかもしれないし、n番部屋事件を知りたいという欲求には少し物足りなさを感じるところがあるかもしれない。でもそれはこの事件をセンセーショナルに消費し

    0
    2024年04月04日
  • n番部屋を燃やし尽くせ~デジタル性犯罪を追跡した「わたしたち」の記録~

    Posted by ブクログ

    悪いのは加害者

    時代やテクノロジーはどんどん進むが
    法や人々の認識は同じスピードでは進まない

    でも、だからこそ!

    0
    2024年01月05日
  • J.Y. Park エッセイ 何のために生きるのか?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とても、宗教的な要素の強い本なので苦手な人もいると思う。だけど、面白いのはこれだけ様々な活動をしている彼が「やること」より「しること」が大切だと言い切るところです。
    ビジネス本ではとにかくすぐにやれと言われることが多い。でも、離婚という彼に人生の危機で、逃げるように仕事や遊びをやり尽くした挙げ句、むなしさから逃げられずに、学ぶことに戻ったことが、とても人間的でそういうものかもしれないと共感できるエッセイです。

    0
    2024年10月10日
  • n番部屋を燃やし尽くせ~デジタル性犯罪を追跡した「わたしたち」の記録~

    Posted by ブクログ

    N番部屋事件とは何か?という詳細を知れる本かと思って手に取ったので、火花の2人のエッセイ集的な第2章が正直長すぎて読むのしんどいなと思ってしまった。
    2人が今は実名を公表して活動されていることは知らなかったが、こんな壮絶な体験を経てその決断をした勇気に驚くし、彼女たちが安全で幸せに日々を過ごせていてほしい。

    0
    2024年10月05日
  • n番部屋を燃やし尽くせ~デジタル性犯罪を追跡した「わたしたち」の記録~

    Posted by ブクログ

    本書では被害者のことを考慮し具体的な被害内容は描写されていない訳だけれど、断片的な情報だけで日本で女をやってる身としては何が起きたのか想像がつく。むしろ具体的に書かれてたら読み切れなかった気がするので助かった。
    第2部では追跡団火花の2人の現在に至るまでの経緯が書かれている。彼女達の経験している侮辱やセクハラやからかいは、私にも身に覚えのあるもので、それらはn番部屋事件と地続きにあるものだと思う。けれど「その程度で被害だなんて」って言われちゃうんだよな。

    0
    2024年09月11日

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