金李イスルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
普通の、今まで自分が読んできた事件のルポルタージュや本とは一線を画す内容だと思う。
まず、被害内容がほぼ書かれていない。被害者がどのような目にあったかの具体的内容が書かれていないことがとても印象深かった。追跡団火花が被害者の事を考え、事件をただの消費物としないように最大限配慮している事が伝わってきた。センセーショナルな書き方は避け、あくまでも追跡団火花が行ってきたことを視点として書いている。なので、前知識がないと少し事件を把握するのが難しいところがあるかもしれないし、n番部屋事件を知りたいという欲求には少し物足りなさを感じるところがあるかもしれない。でもそれはこの事件をセンセーショナルに消費し -
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Posted by ブクログ
ネタバレ第一章はN番部屋との遭遇と、テレグラムコミュニティ内の女性や児童への虐待画像、盗撮、個人情報などを上げる加害者たち、嗜好別にまとめられた部屋、集うギャラリーなどの状況を警察に通報し犯人逮捕に至るまでがざっとまとめられている。
読んでいる間、コミュニティ内の行為に動悸が止まらなくて吐き気がした。
第二章からは大学生だった著者らが何故このテーマを取り上げたのか、フェミニズムに向きあっていく過程が緩やかに語られ、事件への追及へと向かっていく。
韓国の中の染み込んだ"強姦主義"(原文表記)に知らず知らず女性らしくと抑圧され、成長過程で様々な加害を受けていた彼女たち。違和を覚え -
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Posted by ブクログ
n番部屋事件というネット上で起きた性犯罪についてのノンフィクション。
記者志望の女子大生2人が事件を追跡して、その実態を社会に知らしめるまでの一部始終が書かれている。
性犯罪に対する社会の目は昔と比べたら確実に厳しくなってきていると思う。
それでもまだ「そんなことくらいで騒ぐなんて大袈裟だ」とか「被害者側にも隙があったんじゃないか」みたいな声はあって、いい加減にしてくれよ令和になってもこれかよって怒りを感じる事がたくさんある。
そしてn番部屋事件のようにネット上でも事件も増えてきていて、この世から性犯罪が無くなる事なんてあるんだろうかと絶望的な気持ちにもなる。
n番部屋事件を取材した女子大 -
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Posted by ブクログ
韓国のデジタル性犯罪に、女子大生ふたりが挑み、その実態を明らかにする実録のおはなし。女子大生ふたりが明らかにしてゆき、警察と国を動かす。犯罪そのものもしんどいし、体験記のような側面もあり、精神がやられていく2人の話もしんどくて、つい目を背けたくなる。
本としては、評価分かれるかも。事件そのものと、韓国フェミニズムを女性視点からひろく捉えた読み物としては良いと思う。
ただ、純粋に事件そのものをルポとして読みたい向きには合わない。エッセイとルポとが混ざった独特の感じ。個人的には読み物として好む形式なんだけど、好みは分かれると思う。
ただこれ、そうなるのも事情があって、先に書いたとおりこの女子大 -
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