エリス(エリーゼ)の写真なるものを某所で見て、出元はどこかと思ったら六草さんだったのかー!!またしてもすごい!!!どんだけ大発見を繰り返すのですか?!
エリーゼは帽子職人として身を立てていた、というのが前著で明らかにされていた。本著ではエリーゼが結婚していたこと、第二次大戦後まで生きて最後は老人ホー
...続きを読むムで息を引き取ったことが明かされる。ちゃんと幸せになって、大変な時代を生き抜いて、長生きしていたことがわかってよかった。
そして、エリーゼと鷗外の間にあったのが純愛だってことがよくわかった。鷗外は再婚までに12年も間が空いた。その間、エリーゼも独身を通していた。エリーゼが結婚したのは鷗外の再婚から3年後、すでに38歳で当時からすれば相当な晩婚。しかもどうやら鷗外の再婚まで、2人は文通していたのだとか。
17年。なかなか待てるもんじゃない。エリーゼ、あっぱれ。
けれど、まだまだ謎は残る。エリーゼの夫のお墓は見つかったけど、エリーゼ本人のが見当たらないのだそう。そしてどうもエリーゼは踊り子じゃなかったようだけれど、じゃあわざわざタイトルを『舞姫』にしたのはなぜ?妊娠&発狂設定は何故??というどでかい謎が未解明。いつかわかる日が来るのかなぁ?それとも謎は謎のまま、これからも読み手を惹きつけ続けるのかなあ??