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ユーザーレビュー

  • フランソワーズ・パストル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【著者と私】
    本書の著者は、私にとって・・・「大学の先輩」、「職場の先輩社員」、「独身寮(弦巻寮)の先輩寮生」に該当。 加えて、職域同窓会等を介しての交流が続いていますから、レビュー投稿は当然の義務です。ところで本書の主題=「文豪、若き日の醜聞」? 「国際恋愛の不実・婚約不履行」? 或いは「20世紀の『舞姫』事件」? 「芥川賞作家の隠された年譜」?・・・本書の多面性故に、如何様にも読めてしまいますが、どれも しっくり来ません。「我が師 F・パストル ~その愛と死」が最も相応しい気がします。 何故なら、本書が描く「F・パストル先生への師事」の日々(1966~71年)は、(我ら北大関係者にとって)

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    2022年07月14日
  • フランソワーズ・パストル

    Posted by ブクログ

    最初に聞いた時にも思ったけど、読めば読むほど「舞姫」を思い出してしまう。(敗戦国から来た)東洋人が留学先で西洋人と恋愛関係になり、結婚を約束し、帰国して棄てるというのは男性文学者のパターンなのかな…。
    遠藤周作は中学生の時から大好きだったし、今も好きだけど、当時は気づいていなかったジェンダーの視点で文学作品読むと、あまりに歪なことが多いと思う。
    あと、裏切った相手に翻訳を依頼って…ずっと向き合わないといけないって当人にとっては地獄のような気がするよ。「優しい鬼」だわ。

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    2025年01月23日
  • フランソワーズ・パストル

    Posted by ブクログ

    遠藤周作著「ルーアンの丘」を読んだのは、多分20年以上前…。内容も覚えていません。確かにフランソワーズさんのことは最後の方に書かれていた気がするけどそんなに印象に残る記述ではなかったような気が…。これは再読せねばと思いました。
    それにしても…遠藤周作先生を見る目がちょっと(かなり)変わりましたね。真摯な面、ふざけた面、様々な顔を持つ人だなぁと思ってはいたけれどもこういう一面があったとは。実際の先生はおしゃれで気障な人だったという話は聞いたことはありましたが、こういうところのあった人とは。
    これほど情熱的に愛をかき口説き結婚を約束していた男がこうあっさりと別の女性と結婚してしまうとは…。女性にと

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    2023年03月20日

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