花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生

花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生

2,420円 (税込)

12pt

1920年代、アメリカ南部。オクラホマ州の先住民保留地で20数名が相次いで殺される事件が発生。のちのFBI長官フーヴァーと敏腕捜査官ホワイトが、石油利権と人種問題が複雑に絡む陰謀の真相に迫る。『ロスト・シティZ』の著者が放つ傑作ノンフィクション

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花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年01月28日

    現実の歴史を辿るノンフィクション。ネイティブ・アメリカンに対する白人の入植者の横暴さ、卑劣さが際立った。しかも解明されない多数の殺人事件。その為に組織されたFBIの誕生など、凄過ぎて読後に虚脱感があった。嫌なアメリカの始まりが見えてくる。

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    Posted by ブクログ 2019年11月14日

    19世紀、アメリカ。ネイティブアメリカンのオセージ族は広大な土地を所有していたが、トーマス・ジェファーソン大統領に数百万エーカーの土地を手放すよう命じられ、カンザスへと移った。その後、結局政府は土地を割り当てることにした。その中でオセージ族が代わりに割り当てられたオクラホマの土地から、石油が出ること...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月19日

    書架にあると、つい目を留めてしまう、美しくミステリアスなタイトル。
    前のめりでイッキ読みしてしまった。(それでも二日かかった)

    オセージ族のお金に群がる白人たちが、含みをもって口にする「インディアン・ビジネス」という言葉。あまりに端的にすべてを表していて、怖すぎる。
    そうか、彼らにとってはビジネス...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月01日

    ノンフィクションなので、もちろん実際にあったことなんだけど、とても本当とは思えないほど酷い事件だと思う。

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    Posted by ブクログ 2018年11月22日

    衝撃的の一言。

    この本が書かれたこともだが、この本に書かれたことが本当にあったとは。

    西部開拓時代の白人たちの優越感や差別意識が高いことは容易に想像できるが、原住民(いわゆるインディアン)に対する迫害の酷さは言語に絶する。

    正に米国(の白人社会)の欺瞞を象徴する黒歴史だし、これは克服する・しな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月31日

    映画鑑賞前に読んだ。
    映画はこの原作の3分の2あたりまで描いている。だが、この3部の部分が特に怖ろしかった。
    映画は作劇上の問題でしょうがないのだが、この事件はアーネストやヘイルだけに限った話ではないのだということが原作を読むとわかる。
    100年前の事件ということで確証はないらしいが15年間に600...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月26日

    力作だね。丁寧な取材・検証とその量からすればもっと詳細に書くこともできたろうにと思うが読むには妥当なページ数かもしれない。アメリカだけではなかろうが、こうした理不尽な歴史を考えると、正義、「自由と民主主義」は誰のためのものなのかと疑問に思えてくる。

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    Posted by ブクログ 2018年09月08日

    読後、世の中知らない事ばかりと己の無知に途方にくれる。
    物語のような大げさな展開はないが著者の緻密な調査、根気強い取材がリアルで文章が刺さる。
    特に最終章…衝撃。
    当時の白人の中には油田と同じようにインディアンも採掘すりゃいいぐらいに考えていたのだろうか?
    大草原のローラも複雑な闇がある。

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    Posted by ブクログ 2018年08月05日

    豊富な原油を埋蔵する土地に居住するオセージ族は、油田を開発する権利を石油会社に売り巨万の富を抱え、全米でも屈指の富裕層となる。その利権を狙う白人たちの手により、オセージ族の人々が次々と殺されるのだが、犯人はつかまらない。当時は、科学捜査が確立しておらず警察制度も未整備のまま。被害者遺族たちは自費で私...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年02月29日

    「死刑囚」に挟まっていたチラシを見て、以前に読みたいと思ったことを思い出した。フラワー・キリング・ムーンの訳だったんだ、変なタイトルで気になっていたけど最初のページに書いてあってすっきり。

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