作品一覧

  • 周恩来十九歳の東京日記改訂新版

    周恩来十九歳の東京日記改訂新版

    小説・文芸

    -
    1巻2,640円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1917年から約1年7か月にわたり日本に滞在した若き周恩来は、日々の出来事を詳細に日記に書き込んでいた。祖国中国のために日本で学ぼうとするも、故郷に残した家族への想いや、思い通りに上達しない日本語の勉強、華々しい東京の街、目まぐるしく変化する国勢などあらゆることが彼を翻弄する。 本書は1999年に小学館文庫より発売された「周恩来 十九歳の東京日記」に、当時の東京風景や補足情報、コラムなどを多数追加した改訂新版。日中国交正常化50周年という節目の年に、約100年前の東京の移り変わりとともに青年周恩来の思想の変化や葛藤をじっくりと感じられる一冊。 監修・矢吹晋 訳・鈴木博 編集協力・李海文 発行所 デコ 日中共同編集

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  • 〈中国の時代〉の越え方 :一九六〇年の世界革命から二〇二〇年の米中衝突へ

    〈中国の時代〉の越え方 :一九六〇年の世界革命から二〇二〇年の米中衝突へ

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,376円 (税込)
    デジタル・レーニン主義の可能性 「なぜ中国語を第二外国語として選んだのか、中国研究を行う意味は何か」 1958年の勤評闘争のさなか、のちに国会に突入して亡くなる樺美智子が著者にこう質した。 スターリン批判の衝撃を受けて、一国社会主義革命ではなく「世界革命」が時代の旗幟になっていた時代である。若き著者は「世界革命」には馴染めず、「日中戦後処理」に傾く。そうした見方を教えてくれたのが石橋湛山だった。東洋経済の記者となり、湛山の謦咳に接して、著者の中国観の骨格が形作られた。 中国衰退論から中国脅威論まで、勃興する隣国に対する眼差しはどこか歪んでいる。たしかに社会主義中国には首肯しがたい出来事が多い。 一方、「改革開放」へ舵を切り、世界第二の経済大国となった中国が眼前に屹立している。単に経済だけでなく、QRコード、5G、量子はじめ、中国は科学技術の最先端国でもある。そしてそれは政治面では〈デジタル・レーニン主義〉の相貌を持って現れつつある。 パクス・シニカの時代をいかに乗り越えていくか? その先にあるものは何か? 透徹した眼差しで未来を捉えた新たな社会主義論!
  • 鄧小平

    鄧小平

    小説・文芸

    4.5
    1巻1,210円 (税込)
    「綿中に針を蔵す」(当たりは柔らかく芯は硬い)と毛沢東に評された稀代のリアリスト、トウ小平。「白猫黒猫」論の徹底した柔軟思考と、「発展」を目指す鉄の意志とが、百年変わらなかった中国を巨大経済国家に変えた。若き日のパリ留学。蜂起。3度の失脚を乗り越えて世界を牽引する経済建設へ。毛路線を覆し、現代中国の父となった「小さな巨人」の全貌。(講談社学術文庫)
  • 「朱鎔基」中国市場経済の行方(小学館文庫)

    「朱鎔基」中国市場経済の行方(小学館文庫)

    ビジネス・実用

    -
    1巻539円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ひとたびは右派分子として追放された人物が、宰相の座に…。波瀾万丈の人物像にスポットを当て、中国の政治・経済の錯走と未来像を焙り出す。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 文化大革命

    文化大革命

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻946円 (税込)
    天安門広場に毛語録の波が揺れる。「造反有理」から「批林批孔」「四人組」まで、当時の中国はまさに混乱のるつぼであった。社会主義における変革とは何か。毛沢東のかかげた夢と、現実を膨大な資料の中から検証しつつ現代中国の起点といえる文化大革命の真相を、具体的かつ、実証的に抉り出した待望の書。(講談社現代新書)

ユーザーレビュー

  • 文化大革命

    Posted by ブクログ

    現在アメリカに次ぐ世界大2位のGDPを誇る中国。世界大2位の14億もの人口を有する中国は、習近平指導の元、共産党一党独裁が長らく続く。これだけの人民を抱える国であるから、指導部には、民衆を強力に押さえつけ、違反する分子は種が芽を出す前に駆逐しなければ、やがて大きなうねりとなって国家を転覆しかねないという危機感が常に付きまとう。幸い現代中国は様々な手法で国民を監視し、かつ巧みな情報操作で、そうしたリスクの未然防止に成功している。一方で、元来優秀な漢民族の知性と技術力を最大限に国策に活かして、世界最大の生産力や先進技術分野でも世界をリードする立ち位置まで発展させたのも、また共産党の力であると言える。人々を強力に時には不自由な生活も厭わず統制しながら、国家の発展に必要な施策分野への力の集中。民主主義で過度の個人尊重主義を全面に押し出し、物事が中々決まらない他の国々では、この様な動きかたはまず出来ない。超高齢社会のリスクも抱えながらも、技術進歩でそれらをカバー出来るよう、社会も変革を続ける中国が、この先(人口で遥かに圧倒している)アメリカ相手に世界第一位のGDP国家になるのも夢ではなく現実味を帯びている。
    その様な一党独裁を形成する上で大きな役割を担ったのは、本書が題材とする文化大革命であったことは言うまでもない。中国人にとっても負の歴史とされる、この「文化大革命」の成果とは何か。そしてそれが齎した今尚中国が抱える課題やリスクが何か。それらを毛沢東中心に多くの人々との関係性や時代背景、毛沢東が掲げた政策や発言内容から紐解いていくのが、本書の内容となっている。1989年に書かれた書籍であるが、第二次世界大戦終結から現代中国に続く歴史の糸を辿り、現在の習近平体制に繋がる道筋を理解する上では、古さを全く感じさせない。寧ろ1989年6月の天安門事件から間もない時期に描かれていることで、よりリアルタイムに当時の中国情勢が入ってくる時期からして、中国という巨大国家を振り返る時期に丁度良いと言える。
    本書はかなり膨大な書籍、文献を引いており(巻末の参考文献も長すぎる位)、関係者同士の手紙のやり取りなども含まれ、分析に必要な材料が新書サイズにコンパクトにまとめられている。だが天安門事件からも30年以上経過した現在読むなら、ある程度の中国に対する予備知識や人物に対する知識は必要だ。ざっと10人程度抜粋するなら、以下の通りである。予め知っておいた方が読みやすさは格段に上がる。

    毛沢東: 中国共産党主席。文革(文化大革命の略)の最高指導者。権力の奪還と自身の思想・イデオロギーを徹底するため、運動を過熱・促進した張本人。

    江青: その毛沢東の4番目の妻。文革を主導した政治グループ「四人組」のリーダー。文化芸術の検閲や政敵攻撃を指揮し、権力に対する強大な野心を持ち、毛沢東の代理人として権力を振り翳した。

    張春橋: 「四人組」の一人であり、理論家として文革の正当性を理論武装した。上海での造反派の権力奪取を主導。

    姚文元: 「四人組」の一人。文芸評論を通じて文革の事実上の口火を切る。メディアやプロパガンダを支配し、民衆を操作、先導することに寄与した。

    王洪文: 「四人組」の一人。上海の工場労働者から造反派の指導者になる。その後は、毛沢東の後継者候補にまで急出世を続ける成り上がりの人。

    林彪: 毛沢東の元腹心で国防部長として活躍。毛沢東語録を普及させて毛沢東の神格化を進める。一時は公式な後継者まで上り詰めたが、その後クーデター計画を主導し、これが発覚し失脚。最後はロシア亡命を企図した飛行機で墜落死。

    上記に加えて、批判・迫害される側の実力者として以下も主要な登場人物である。

    劉少奇: 国家主席。毛沢東の「大躍進」政策の失敗を指摘、修正を試みたことが、「資本主義の道を歩む実権派」筆頭として過酷な迫害を受ける。最後は獄死。

    鄧小平: 共産党総書記。優秀な行政指導者として、劉少奇とともに実務的な経済政策を進めた事で、一緒に失脚した。だが文革後半には、毛沢東の許しを得て復帰。その後再び失脚。
    毛沢東の死後は、最高指導者として奇跡的に復活を遂げ、現代中国に続く躍進の下地を作った。

    また、文革における国内の混乱収拾や、終結に寄与した人物として、

    周恩来: 国務院総理(首相)。文革の混乱の中で行政機構を維持し、極端な破壊から文化財や一部の幹部を密かに保護することに尽力。田中角栄との日中国交正常化に寄与。

    華国鋒: 毛沢東の後継者として、毛沢東が亡くなった直後に「四人組」を逮捕。実質的な文革終結を成し遂げた。

    これら登場人物に加え、用語的に頻出するものとして、予め知っておいた方が良いものとして、

    修正主義: 「マルクス・レーニン主義の基本原則を捨てて資本主義の復活をめざすもの」として毛沢東らが批判した政治的レッテル。実際は経済立て直しのために市場的な要素や実務的な政策を主張した指導者層を失脚させるための名目として使われる。

    走資派: 現実的な経済再建(生産力向上や農家の私有地容認など)を進めようとした実務派が「資本主義の道を歩む実権派(走資派)」=修正主義者とされた。劉少奇や鄧小平が含まれる。

    階級闘争: 社会主義において、ブルジョアジー(資本家階級)や労働者階級との貧困格差などから、常に階級間の利害のぶつかり合いが発生しているという考え方。これが行き過ぎた状態が革命になるとされる。文革では党や政府の内部にこうしたブルジョワジーが潜り込み、権力を奪取しようとしているとされた。

    プロレタリア独裁: 無産階級(資本主義における賃金労働者階級)が革命的な手段により有産階級(産業資本家)の支配機構を打破して作り上げる新型国家政権。その役割として、外敵による転覆と侵略を防止、人民内部の民主的運営が挙げられ、敵に対しては独裁を実行することが求められる。社会主義建設の順調な進行、共産主義への移行も。

    本書を読むには、これら関連用語や人物を確認しながら読み進めると良いだろう。そうすることで、覇権主義的な動きを見せる中国の行動原理の理解、国民性の理解、今後の展望などに役立つ、多くの知識を得ることができる。

    0
    2026年08月14日
  • 鄧小平

    Posted by ブクログ

    【小さき巨人】幾度の失脚を経験しながらも、その度に不死鳥のごとく復活し、中国の経済成長の実現に多大な功績を残した鄧小平。「綿中に針あり」と毛沢東に評された男の真髄に迫る作品です。著者は、『文化大革命』や『毛沢東と周恩来』といった著作を世に送り出している矢吹晋。

    鄧小平に関する研究書としてももちろんですが、鄧小平を軸として眺めた中国共産党に関する研究書としても実に魅力的な作品。権謀術数の渦中において、力のバランスを保ちながら自身の方針を通すことに苦心する、鄧小平の卓越した政治家ぶりが窺えるかと。初版から若干時間が経過した一冊ですが、古さを感じさせない作品でもありました。

    〜彼のせりふはこうであろう--改革しなければ活路はない。しかし、改革を成功させるためには、なによりも政治的安定、秩序の安定が必要だ。〜

    写真が豊富だったのも☆5つ

    0
    2018年02月26日
  • 文化大革命

    Posted by ブクログ

    この本の時代(1990年前後)の延長が、今の中国というのが信じられない。
    歴史を否定しないと大国には成り得ないのか。

    0
    2016年04月29日
  • 文化大革命

    Posted by ブクログ

    古本で購入。

    「文化大革命」とは何であったか。
    この一種途方もない問いから、中国の「失われた10年」を総括しようというのが本書。

    一般的に(僕もだけど)、文革というのは
    「大躍進・人民公社政策の失敗によって低下した権威を回復しようと毛沢東が引き起こした権力闘争」
    というイメージが持たれている。著者はそれも事実であるとしながら、
    「共産党の官僚主義化に対する危機感」
    という分析をしている。

    大衆路線を忘れ官僚主義化した特権を握る高級幹部(いわゆる「実権派」)こそ、文革における打倒対象であった。
    しかし結局、毛沢東の「空想的社会主義」によって中国の経済は破綻し、農村は荒廃した。
    文革の尖兵となった紅衛兵は毛沢東の制御を離れ、残虐なる迫害・弾圧の徒と化し、大衆テロに堕した。
    事実上の「内乱」となった文革において、犠牲者は1000万人を超えると言われている(中国政府の見解は2000万人。この他3600万人説、7000万人説など諸説あるが、どれも異常な数字だ)。

    教育の中断や青年の下放による人的資源の喪失も甚だしかった。
    古い物の否定という価値基準の下、多数の文化財が破壊され、失われた。

    文化大革命は失敗した。
    毛沢東が打倒を目指した実権派は、文革以前と同様の、特権を行使する階級へと返り咲いた。

    1981年6月の「歴史決議」において、中国政府は文革を
    「指導者が誤って発動し、反革命集団に利用され、党、国家や各族人民に重大な災難をもたらした内乱」
    「わが党が犯した最大の過ち」
    とコメントしている。

    建国20年に満たない中国で起きたこの狂気の一幕がいったい何であったのか。
    現在も総括・清算のできていない重大事である。
    それは文革時代に下放によって農村に送り込まれて上海市民権を失った人々が、その回復を求めていることからも明らかだ。その他にも社会のあらゆる部分へ爪痕を残していることだろう。

    現代中国を知る上で、文革を知ることは欠かせない。
    ざっとしたあらましを知っていないと少々わかりづらいが、簡潔で読みやすい本だと思う。

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    2013年08月16日
  • 鄧小平

    Posted by ブクログ

    鄧小平は 面白かった。
    『実事求是』をかたくなに守ったのが 鄧小平であることを理解した。鄧小平は 徹底したリアリスト だった。
    3度の失脚と復活は 徹底したリアリストだからできたのだろう。

    毛沢東の思想家、哲学者、理想主義者ということが、
    実務の中では 大きな失敗を経験した。
    理想と現実の乖離のなかで 
    大躍進運動における 飢餓者をたくさん作り出した。
    文化大革命における 伝統的文化の破壊と文化知識人などの抑圧。
    毛沢東は 単純化の天才だった。

    鄧小平は 政治体制は 共産党の指導という基本をはずさず
    経済的には 改革を進めていくということを推進した。
    ゴルバチョフは 政治の改革を進めて 
    経済を立て直そうとしたが 失敗した。
    政体を維持しながら 国を導いていく 
    鄧小平の進め方が 成功を収めていることは確かである。

    経済が豊かになれば 政治体制が民主的なシステムになれるのか?
    そのことが 一番の関心事となる。

    0
    2013年02月22日

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