作品一覧

  • トウ小平
    4.5
    1巻1,100円 (税込)
    「綿中に針を蔵す」(当たりは柔らかく芯は硬い)と毛沢東に評された稀代のリアリスト、トウ小平。「白猫黒猫」論の徹底した柔軟思考と、「発展」を目指す鉄の意志とが、百年変わらなかった中国を巨大経済国家に変えた。若き日のパリ留学。蜂起。3度の失脚を乗り越えて世界を牽引する経済建設へ。毛路線を覆し、現代中国の父となった「小さな巨人」の全貌。(講談社学術文庫)
  • 文化大革命
    3.4
    1巻891円 (税込)
    天安門広場に毛語録の波が揺れる。「造反有理」から「批林批孔」「四人組」まで、当時の中国はまさに混乱のるつぼであった。社会主義における変革とは何か。毛沢東のかかげた夢と、現実を膨大な資料の中から検証しつつ現代中国の起点といえる文化大革命の真相を、具体的かつ、実証的に抉り出した待望の書。(講談社現代新書)
  • 周恩来十九歳の東京日記改訂新版
    -
    1巻2,640円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1917年から約1年7か月にわたり日本に滞在した若き周恩来は、日々の出来事を詳細に日記に書き込んでいた。祖国中国のために日本で学ぼうとするも、故郷に残した家族への想いや、思い通りに上達しない日本語の勉強、華々しい東京の街、目まぐるしく変化する国勢などあらゆることが彼を翻弄する。 本書は1999年に小学館文庫より発売された「周恩来 十九歳の東京日記」に、当時の東京風景や補足情報、コラムなどを多数追加した改訂新版。日中国交正常化50周年という節目の年に、約100年前の東京の移り変わりとともに青年周恩来の思想の変化や葛藤をじっくりと感じられる一冊。 監修・矢吹晋 訳・鈴木博 編集協力・李海文 発行所 デコ 日中共同編集

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  • 〈中国の時代〉の越え方 :一九六〇年の世界革命から二〇二〇年の米中衝突へ
    -
    1巻2,376円 (税込)
    デジタル・レーニン主義の可能性 「なぜ中国語を第二外国語として選んだのか、中国研究を行う意味は何か」 1958年の勤評闘争のさなか、のちに国会に突入して亡くなる樺美智子が著者にこう質した。 スターリン批判の衝撃を受けて、一国社会主義革命ではなく「世界革命」が時代の旗幟になっていた時代である。若き著者は「世界革命」には馴染めず、「日中戦後処理」に傾く。そうした見方を教えてくれたのが石橋湛山だった。東洋経済の記者となり、湛山の謦咳に接して、著者の中国観の骨格が形作られた。 中国衰退論から中国脅威論まで、勃興する隣国に対する眼差しはどこか歪んでいる。たしかに社会主義中国には首肯しがたい出来事が多い。 一方、「改革開放」へ舵を切り、世界第二の経済大国となった中国が眼前に屹立している。単に経済だけでなく、QRコード、5G、量子はじめ、中国は科学技術の最先端国でもある。そしてそれは政治面では〈デジタル・レーニン主義〉の相貌を持って現れつつある。 パクス・シニカの時代をいかに乗り越えていくか? その先にあるものは何か? 透徹した眼差しで未来を捉えた新たな社会主義論!
  • 「朱鎔基」中国市場経済の行方(小学館文庫)
    -
    1巻539円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ひとたびは右派分子として追放された人物が、宰相の座に…。波瀾万丈の人物像にスポットを当て、中国の政治・経済の錯走と未来像を焙り出す。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

ユーザーレビュー

  • トウ小平

    Posted by ブクログ

    【小さき巨人】幾度の失脚を経験しながらも、その度に不死鳥のごとく復活し、中国の経済成長の実現に多大な功績を残した鄧小平。「綿中に針あり」と毛沢東に評された男の真髄に迫る作品です。著者は、『文化大革命』や『毛沢東と周恩来』といった著作を世に送り出している矢吹晋。

    鄧小平に関する研究書としてももちろんですが、鄧小平を軸として眺めた中国共産党に関する研究書としても実に魅力的な作品。権謀術数の渦中において、力のバランスを保ちながら自身の方針を通すことに苦心する、鄧小平の卓越した政治家ぶりが窺えるかと。初版から若干時間が経過した一冊ですが、古さを感じさせない作品でもありました。

    〜彼のせりふはこうで

    0
    2018年02月26日
  • 文化大革命

    Posted by ブクログ

    この本の時代(1990年前後)の延長が、今の中国というのが信じられない。
    歴史を否定しないと大国には成り得ないのか。

    0
    2016年04月29日
  • 文化大革命

    Posted by ブクログ

    古本で購入。

    「文化大革命」とは何であったか。
    この一種途方もない問いから、中国の「失われた10年」を総括しようというのが本書。

    一般的に(僕もだけど)、文革というのは
    「大躍進・人民公社政策の失敗によって低下した権威を回復しようと毛沢東が引き起こした権力闘争」
    というイメージが持たれている。著者はそれも事実であるとしながら、
    「共産党の官僚主義化に対する危機感」
    という分析をしている。

    大衆路線を忘れ官僚主義化した特権を握る高級幹部(いわゆる「実権派」)こそ、文革における打倒対象であった。
    しかし結局、毛沢東の「空想的社会主義」によって中国の経済は破綻し、農村は荒廃した。
    文革の尖兵

    1
    2013年08月16日
  • トウ小平

    Posted by ブクログ

    鄧小平は 面白かった。
    『実事求是』をかたくなに守ったのが 鄧小平であることを理解した。鄧小平は 徹底したリアリスト だった。
    3度の失脚と復活は 徹底したリアリストだからできたのだろう。

    毛沢東の思想家、哲学者、理想主義者ということが、
    実務の中では 大きな失敗を経験した。
    理想と現実の乖離のなかで 
    大躍進運動における 飢餓者をたくさん作り出した。
    文化大革命における 伝統的文化の破壊と文化知識人などの抑圧。
    毛沢東は 単純化の天才だった。

    鄧小平は 政治体制は 共産党の指導という基本をはずさず
    経済的には 改革を進めていくということを推進した。
    ゴルバチョフは 政治の改革を進めて 

    0
    2013年02月22日
  • 文化大革命

    Posted by ブクログ

    中国人の名前の区別がつかないこちらにも問題はあるが、しかしまあわかりにくかった。時代も行ったり来たり。

    0
    2015年05月09日

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