作品一覧

  • チャイルドヘルプと歩んで 虐待児童を救い続けるアメリカ最大の民間組織に日本が学べること
    3.8
    誰でもひとつやふたつ、覚えているだろう。近年起こった児童虐待事件の悲惨な結末を。 どうすれば日本は子供が死なない社会をつくれるだろう。 児童相談所や学校、警察などの専門家に任せるしかないのか。 そのヒントをアメリカ長期取材で日本に初めて紹介! 民間の力で年に8000人以上の子供を救出! チャイルドヘルプの驚きの手法と理念とは? 児童虐待と向き合い、解決への道を探すならば、私たち普通の市民にできることは、実はたくさんある! 今日からあなた自身が何をすればいいかわかる、ぜひ今、読んでほしい一冊! 「アメリカでの最前線の活動がいきいきと描かれていて、感銘を受けました。すべての人に読んでほしい本です!!」 ―――仲真紀子教授/司法面接支援室(立命館大学)
  • ビッグショット・オーロラ
    -
    開高健賞作家がオーロラの“真の姿”を追う。 世界中のオーロラ発生論は全て間違い? 美しいオーロラ写真の多くはカメラがついた大嘘? 「人生で一度は見たいもの」の代名詞ともいえるオーロラ。 極北の地の空に棚引くこの“宇宙の神秘”には、未だ解明されていない謎が多く残されている。 著者は、アラスカの地でオーロラ化学の世界的権威である日本人科学者・赤祖父俊一氏から、貴重な個人授業ともいえる時間をもつ機会に恵まれる。 また、それと同時にマイナス40度の雪原に三脚を立て、初めてオーロラ撮影にも挑む。 複雑怪奇なオーロラ化学の世界と、極寒の地で困難を極めるオーロラ撮影。 寝不足で身も心もボロボロになった著者に、ある日、思いもかけないご褒美が! 10年に一度といわれる磁気嵐が吹き荒れた夜、夜空には巨大な光の龍が立ち昇ったのだった――。 開高健賞作家がアラスカの地で偉大な研究者(英語で偉人を「ビッグショット」)の背中を追いながら、オーロラの“真の姿”を収めた決定的一枚(ビッグショット)を狙った日々を綴るノンフィクション。 【ご注意】 ※この作品は一部カラーが含まれております。
  • 今日も牧場にすったもんだの風が吹く
    -
    開高健ノンフィクション賞を受賞した女性ノンフィクションライターが、長年の夢だった海外での牧場生活を実現するため、アポなしで単身ニュージーランドの牧場に飛び込んだ! 調教を任された二頭の子馬「じゃじゃ姫ニーナ」と「のんびり屋の日の丸シンコー」をはじめ、ダメダメ牧羊犬トリオに問題の多い羊たち、さらには二癖も三癖もある愛すべきオーナー一家など、個性豊かな面々と繰り広げる、笑いあり涙ありの細腕牧場奮闘記。
  • 私の名はナルヴァルック
    4.4
    【写真多数収録の電子特別版】『ウーマン アローン』の熱き旅行作家の第2作! エスキモーの名をもらった日本人女性のエコロジカルでみずみずしい鯨の村滞在記。鯨捕りの頭領一家に住まわせてもらい、極地の民とともに過ごした漁の季節。村を支える女たちに料理のしかた、服のぬい方、カヤックの作り方、鯨の解体まで習い、人々の優しさと力強さにふれた旅。
  • ウーマン アローン
    3.3
    【第2回開高健ノンフィクション賞受賞作】女ひとり、ユーコン川にカヌーを浮かべる。100年前を生きた「男」に恋をしてしまったのだ。漠としていても、心の芯がうずく「夢」探し。アラスカの大自然は、夢追い人にかけがえのない贈り物を用意してくれた。――伝説の日本人の足跡を訪ねるため、初めてのカヌーを繰ってアラスカ・ユーコン川下りに挑んだ著者。様々な表情を見せる自然、人々との交流。それは楽しい学びの時でもあった。電子版では口絵写真50点余をすべて大サイズで収録。写真集並みの迫力とボリューム!

ユーザーレビュー

  • チャイルドヘルプと歩んで 虐待児童を救い続けるアメリカ最大の民間組織に日本が学べること

    Posted by ブクログ

    人種による区別なく、子供たちに救いの手を差し伸べ続けた女性たちの実像とは。

     ここでは、ノンフィクション作家の廣川まさき氏がアメリカでの児童虐待・福祉の最前線に迫った。孤児の支援活動に尽力し続けたサラとイヴォンヌの取り組みについて紹介する。

    ………………………
    アメリカのチャイルドヘルプの最前線から
    日本の取り組みをかえりみて、何が出来るのか考える。それ以外に、実際の働く人たちの連携や想いが読み取れる。

    0
    2022年12月19日
  • 私の名はナルヴァルック

    Posted by ブクログ

    アラスカの最北端に暮らすエスキモーの村に滞在し、家族同然の仲となった日本人女性。ナルヴァルックというのは長老の奥さんの母親の名前をもらったもの。滞在中に見聞きし体験したことがとても丁寧に書かれていて目に浮かぶような新鮮さ。また、自然の中で生きる民にも近代化の波が押し寄せているわけだが、そのことは否定も全面肯定もし難い訳で、その葛藤も伝わってくる。難しいのは承知の上で、一度は体験してみたい世界である。

    0
    2020年10月24日
  • 私の名はナルヴァルック

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    女性である著者が一人でエスキモーの村に行き、そこで暮らし、そして目の当たりに見たエスキモーの暮らしを外から聞きかじったレポートではなく、彼らと一緒に暮らして書き上げた、いま現在のエスキモーの本当の暮らしです。

    題名になっているナルヴァルックという名前は、住まわせてもらったエスキモーの母からもらった名前です。

    この平和できれいな自然の中に暮らすエスキモー達に迫った核実験や核廃棄物を捨てられた土地に、昔から住んでいた彼らが同化政策で本来のエスキモーでなくなった生活をしているが、それでも彼らの中に残っているエスキモーの伝統や誇りを家族の中から体験した事が書かれているので、まるで読んでいて、一緒に

    0
    2011年10月03日
  • 私の名はナルヴァルック

    Posted by ブクログ

    想像を超える場所、想像できない生活。だけど、人間の根本はやはり同じ。考え方、喜ぶこと、辛いこと、幸せ、問題。遠い場所の民族に共通点を見て、人間の変わらないあたたかさを感じた。

    変わりゆく世界、その中での文化、環境。遠いところで起きているけれど、この本で、いきなり近い場所になった。

    0
    2010年09月05日
  • チャイルドヘルプと歩んで 虐待児童を救い続けるアメリカ最大の民間組織に日本が学べること

    Posted by ブクログ

    虐待に苦しむ子どもを救うための支援が、アメリカ・フェニックス市のセンターで行われている実態を知ることができる。
    虐待は閉鎖的な空間で行われ、傷つく子どもたちに多大なる悪影響を与える。被害にあった瞬間から、その後の人生において、遅かれ早かれPTSD、トラウマを発症させ、生きづらさを生み続ける。そうならないために、予防・対策・学習・ケアと多角的な視点で、チャイルド・ヘルプに関わる各セクションがつながり合って、子どもたちを救おうとする気概に感銘を受けた。
    アメリカと日本、宗教的にも民族的にも思想的にも異なるため、全てを真似できないが、良きところは学び、個人的な関わりの部分でも参考にしていきたい。

    0
    2025年02月26日

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