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Posted by ブクログ
エスキモーの家族に迎えられて~アメリカ合衆国アラスカ州のベーリング海の北,チュクチ海に面する村で,捕鯨組に命懸けで入り,4月から北風で海が凍るのを待つが,頭領は村の公務員でもあるので町に出張したきり帰ってこず,待ち惚けを喰らう。他の組が逃してしまった鯨を残念に思い,捕らえた鯨が薄くなった氷の下に消え,グラスファイバーの舟とアルミの櫂で捕らえた80歳になる鯨は除雪用のブルドーザーで引き揚げられ,解体される。世話をしてくれた夫婦は,アメリカの同化政策の中でも言葉と伝統を継承してきたが,次の世代にそうした心得はない。若者はなす事もなくだらだら過ごし,チャリオット計画を阻止したものの,油田開発と環境破壊には格別の関心を寄せていない。核物質廃棄場として海岸が使用されたことは立ち去ってから知る~地球温暖化を忌避していない地域もある。伝統漁法だけが素晴らしいのではなく,トータルの生活様式が貴重なのであって,文明に晒されて消えていく運命にあるが,1世紀振りに鯨が獲れたことを喜ぶカナダの村もある。ビタミン摂取のために生肉を食うよりも,寄生虫の恐ろしさが上に立つ。酒とマリファナと薬物・・・いやいや大変だ。まさきという名に男かと想像すると裏切られる
Posted by ブクログ
女性である著者が一人でエスキモーの村に行き、そこで暮らし、そして目の当たりに見たエスキモーの暮らしを外から聞きかじったレポートではなく、彼らと一緒に暮らして書き上げた、いま現在のエスキモーの本当の暮らしです。
題名になっているナルヴァルックという名前は、住まわせてもらったエスキモーの母からもらった名前です。
この平和できれいな自然の中に暮らすエスキモー達に迫った核実験や核廃棄物を捨てられた土地に、昔から住んでいた彼らが同化政策で本来のエスキモーでなくなった生活をしているが、それでも彼らの中に残っているエスキモーの伝統や誇りを家族の中から体験した事が書かれているので、まるで読んでいて、一緒に鯨の生肉を食べている自分をイメージしてしまいました。
アメリカの文化や便利が入り込んで、彼らの生活が大きく変わってきているが、それが幸せな事なのか、また、そのままでいいとは思わないが何故、こんな政策で取り込まれてしまったのか、考えさせらル事も多々ありました。
写真はないけど、いろいろな事が読んでいて目に浮かんでくるようで、読みやすい女性の筆者の優しさとあわせて心地よい本でした。
かといって、上っ面でない、一緒に暮らさなければ分からないエスキモー達の生活や今がしっかりと伝わってくる一冊です。
Posted by ブクログ
アラスカ物語のフランク安田を敬愛する著者がエスキモーと家族同然の生活をおくりながらエスキモーの人々が直面する現実を見据えた本。
福島原発の事故のあと せめて 辺境の 原始的な生活の本で心の洗濯でもしようかと何気なく購入したら いきなり最初から核の問題からはじまっており驚いた。
アメリカという国はなんて 困った国なんだろう。
クジラをとって 生活していた先住民の暮らしは今後どうなってしまうのであろうか。
麻薬やアルコールが若者たちを むしばんでいる様子もよくわかる。
これを読んでウーマンアローンも読みたくなった。
しかし 世界中に 出没していますね 日本人は。
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小説・文芸
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