天路の旅人

天路の旅人

2,640円 (税込)

13pt

※この作品には販売期限があります。2025年04月22日を過ぎると販売を終了致します。

第二次大戦末期、敵国の中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した若者・西川一三。敗戦後もラマ僧に扮したまま、幾度も死線をさまよいながらも、未知なる世界への歩みを止められなかった。その果てしない旅と人生を、彼の著作と一年間の徹底的なインタビューをもとに描き出す。著者史上最長にして、新たな「旅文学」の金字塔。

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天路の旅人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    西川一二三の「秘境西域8年の潜行」を沢木耕太郎解釈で再編成されたノンフィクション。
    本編もさることながら、作品の出来上がる過程が浪漫そのものだ。

    これは深夜特急でチベットやヒマラヤ周辺も旅してきた沢木さんだからこそ書ける、いや、間違いなく沢木さんにしか書けない本だ。

    とにかくとてつもなく面白かっ

    0
    2025年03月03日

    Posted by ブクログ

    さすが沢木耕太郎!
    どっぷり内蒙古からインド、ネパールまでの旅を味わせてもらった。読んでいる間は自分もラマ僧の気分だった。あまりにもハマりすぎて、読んでいる最中は自分まで粗食になったりして…。

    それにしても世の中捨てたもんじゃない。
    貧しい人にこれだけ食べ物を分け与えてくれたり、軒下で休ませてくれ

    0
    2025年02月26日

    Posted by ブクログ

    沢木耕太郎の久々の長編ノンフィクション。「天路」とは仏教の六道の一つで、天上にあるとされる世界(天上界)へ通じる道を意味するとの事。第二次大戦末期、敵国の中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した西川一三の生涯を描くドラマ。敗戦後もラマ僧に扮したまま、幾度も死線をさまよう。

    戦後に海外に残っていた

    0
    2025年01月30日

    Posted by ブクログ

    ああ、自分はこういう小説を読みたかったんだ…。
    読み終えた感動と一緒にしみじみと思った。
    ストーリーを盛り上げる装置もなければ、旅先でのロマンスもない。ただ、淡々と日々を旅して生きる男の話。主人公西川を見つめる著者の眼差しは温かく、それでいて驚くほど冷静。
    でも、それで十分。
    満たされる読書体験でし

    0
    2025年01月28日

    Posted by ブクログ

    壮絶、驚愕としか言いようのないアジア大陸潜行記。
    西川一三さんの若さ、気丈さ、まじめさ。勉強熱心さ。そして、出会う土地の人々の温かさ、寛容さ、宗教に対する尊敬の念などが相まって、この過酷な旅が長く続くことになったのだろう。
    人間、ここまで何人でもあって、何人でもないような、しなやかな心で人生を送れる

    0
    2025年01月09日

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