わたしが出会った殺人者たち

わたしが出会った殺人者たち

737円 (税込)

3pt

3.5

犯罪事件を取材して半世紀。幾多の殺人の真相を書き続けてきた作家が、古希を越えた今、これまでの取材を振り返り、殺人者との交流を回想する。拘置監で大粒の涙を見せた無期懲役囚、「自分を小説に書いてくれ」と資料を寄越した家族殺害犯、著者が喪主を務めた前科十犯の男――。昭和・平成を震撼させた凶悪犯18人の知られざる肉声や人間臭い横顔を描く、著者の集大成的な犯罪回顧録。

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わたしが出会った殺人者たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年03月19日

    まさか、あのように報道されていた死刑囚に、そのような一面があったとは。情報を与えられるだけである事の危うさ。足を使い、自ら知りに行くことの大切さ。勉強になった。とても面白い。
    しかし、「殺人者と他の人間の違いは程度の差であって、種類が異なるのではない」は、反社会性パーソナリティ障害持ちの殺人者たちが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年01月22日

    佐木さんの小説の話題が多くて、読んだことがない私には?な箇所もあったけれど、「犯罪を犯す人間と犯さない人間は、程度の差であって、種類が違うものではない」という言葉にはゾッとしてしまった。

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    Posted by ブクログ 2020年06月11日

    昭和・平成にわたって世の中を騒がせた
    いや、世間が騒いだ18件の殺人事件を
    裁判傍聴業などして、ずっと取材してきた作家が
    ノンフィクションなど自身の過去の作品にからめて振り返っている


    一章から一八章まで
    わたしが記憶しているものもいくつかあり

    たとえば
    場所は千葉、女医の妻殺人の医師藤田...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月29日

    星3.5
    久しぶりの佐木隆三さん。
    殺人百科もそうだけど 1人の犯人についての分量が少ないので さらっと読めるけど 物足りない部分もあり。
    むかし 死刑囚ものをたくさん読んでたときに 手記を読んだ死刑囚もいて その時は知らなかった前科前歴を今回初めて知って 今更ながら 自分の甘さに気がついたっていう...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年08月20日

    佐木隆三と言えば『復讐するは我にあり』が真っ先に浮かぶ。
    この作品は原作よりも映画を先に観た。映画を観て大分経って
    から原作を読んだ。

    犯人が中華料理店に立てこもり、パンツ姿で逮捕・連行された
    『深川通り魔殺人事件』は事件自体のインパクトも大きかったが
    作品で綿密に描かれた犯人の「電波に憑りつかれ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年03月01日

    18名の殺人者たちを取り上げ、その取材方法からインタビュー内容、佐木さんが感じ取ったそれぞれの事件に対する思い。
    それらが1冊にまとめられた本。
    「復讐するは我にあり」が初めての犯罪小説だと思っていたけれど、佐木さんはそれ以前に「偉大なる祖国アメリカ」という本を書いていた。
    沖縄で起きた少女殺害事件...続きを読む

    0

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