本居宣長―「もののあはれ」と「日本」の発見―(新潮選書)

本居宣長―「もののあはれ」と「日本」の発見―(新潮選書)

2,090円 (税込)

10pt

4.7

中国から西洋へ、私たち日本人の価値基準は常に「西側」に影響され続けてきた。貨幣経済が浸透し、社会秩序が大きく変容した18世紀半ば、和歌と古典とを通じて「日本」の精神的古層を掘り起こした国学者・本居宣長。波乱多きその半生と思索の日々、後世の研究をひもとき、従来の「もののあはれ」論を一新する渾身の論考。

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本居宣長―「もののあはれ」と「日本」の発見―(新潮選書) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    本居宣長の「もののあはれ」論を、自我論としてではなく、男女の恋愛を基礎にした人間関係論として、つまりは倫理学であり日本語学として更新する試み。

    著者は言う。

     宣長にとって自然の風景には、それをどう見るのが適切なのか、古典をふまえた感性の基準が堆積している。人が風景を見て、そこに伝統の息づかいや

    0
    2024年08月08日

    Posted by ブクログ

    「やまと」とは、「山処」のこと。

     山がたくさんある処だから、やまと。

     国の成り立ちを語るにはあまりに単純。

     けれど、そもそも何故、単純な話を人々は慕わないのか?その理由は、「対外的な権威を求める政治的意図があるため」に他ならない。

     記紀編纂の当時、隋や唐よりも国家としての威厳を際立た

    0
    2024年06月25日

    Posted by ブクログ

    本居宣長の思想は江戸時代末期の尊皇攘夷や明治以降の国粋主義に影響を与えた、ということは授業で習った。それが左右両派の思想から美化され、危険視もされた。日本文化を「もののあはれ」で論じたことも知っている。医師でもあったらしい。よくわかっていないので、一回整理するのによいかなと思い、手に取ってみた。独自

    0
    2024年09月23日

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