講談社作品一覧

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  • 突っかけ侍(上)
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    肥前唐津藩の元御馬廻役・松村金太郎は、今では突っかけ草履の小粋な兄さん、人呼んで「わざくれ橋の金さん」だ。武士稼業はすっぱりやめてはいるけれど、実は、主君・小笠原長行の内命を受けて、ひそかに藩のため働いている……。ある春宵、将監橋の上、唐津藩の内紛で長行の反対派にまわり、藩侯の里方・信州松本藩と手を結んで、藩論を朝廷方に傾けようと企む奸人で、義兄の仇でもある周施方・長谷川番作をバッサリ。ーー粋でいなせな金さんが、同じ脱藩・小南敬助らと協力、小笠原長行を扶けて東奔西走の活躍。剣雲、侠気、哀恋が織りなす、子母澤寛会心の幕末傑作長編! <全3巻>
  • 堤清二とセゾングループ
    4.0
    時代をリードした詩人・経営者の指導力とは 世俗をにくむ詩人であり、バランスシートを読む経営者――相反する二つの顔をもつ堤清二は、100社を超えるセゾングループ企業に君臨する総帥として、何を考え、どう行動してきたのか。時代をリードした「文化産業」の盛衰を克明にレポートして、その実像に迫る力作ノンフィクション。『漂流する経営』を改題。
  • 堤中納言物語・うつほ物語
    4.0
    『堤中納言物語』は、毛虫を愛する型破りなお姫さまや、片思いに身を焦がす憂愁な貴公子などの登場人物たちが登場する物語で、世界最古の短編小説集。『うつほ物語』は全20巻、日本最古の長編物語。天上の琴を守り伝える芸術一家4代の数奇な物語だ。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
  • 包み結びの歳時記
    値引きあり
    -
    古代、人は生きるために必要にかられて、結ぶこと・包むことを考えました。神が人間だけに授けた特殊な技法「包みと結び」が私たちの精神文化の基調となり、“礼法”という域に昇華するまでには、どんな変遷を辿ったのでしょうか。今や当たり前の景色となった「包み」と「結び」の起源を年中行事や風習から訪ね、由来と意味を解説。日本人の豊かな美の世界を堪能する! 本書は、1991年10月、福武書店より刊行されました。 目次 はしがき 一 年中行事と歳時 はじめに 1年中行事の始まりと広がり 2「包み」の働き 3「結び」のしくみ 4暮らしの中の包み結び 5年中行事と包み結び 6中国の歳時記 二 新年の季寄 はじめに 1門松 2しめ飾り 3結び昆布 4生花初め 5馬騎初め 6着衣始め 7おけら祭り 8お年玉 9掛鯛 10幸木 11猿廻し 12しめ縄の四手 13綱引き 14包み蓬莱 15蘇散 16綯い初め 17縫初め 18初髪結い 19箸包み 20常陸帯の神事  21宝引縄 22万歳と鼓 23結び柳 24大黒天と布袋 三 春の季寄 はじめに 1梅若忌 2事始め 3桜餅 4凧 5新茶 6針供養 7三つ葉 四 夏の季寄 はじめに 1青簾 2菖蒲打ちと菖蒲の枕 3葵祭り 4鵜縄 5団扇 6扇子 7蚊帳 8柏餅 9祇園会 10鱚 11薬玉 12三社祭り 13代掻きと田植え 14襷 15端午の節句と粽 16茅の輪 17夏帯 18夏足袋 19夏場所 20匂い袋 21袋掛け 22 浴衣 23蚊遣り火 五 秋の季寄 はじめに 1牛祭り 2風祭り 3霞網 4鴨 5菊供養 6島田帯祭り 7ずいき祭り 8相撲節会と衣裳 9晴明神社祭 10俵編み 11七夕 12中元 13盆行事 14重陽 15風呂敷 六 冬の季寄 はじめに 1綾取り 2亥の子餅 3襟巻 4縁結び 5事納め 6紙衾 7角巻 8七五三と紐解き 9しめ作り 10障子 11頭巾 12歳暮祝い 13鎮魂祭 14縄跳び 15袴着 16日蔭の鬘 17鰤 18頬被り 19足袋 20羽織と胸紐 21節分 七 通過儀礼 はじめに 1新生児 2誕生祝い 3褌祝い 4結納祝い 5婚礼 6岩田帯 7還暦祝い 8葬礼 9法要 10水引 11熨斗(のし) 12袱紗(ふくさ) 八 日本文化における包み結び はじめに 1神道的なもの 2仏教的なもの 3陰陽五行的なもの 4再び年中行事を考える 5包み結びとのかかわり あとがき
  • 包む 現代日本のエッセイ
    4.1
    季節と詩情が常に添う父・露伴の酒、その忘れられぬ興趣をなつかしむ「蜜柑の花まで」。命のもろさ、哀しさをさらりと綴る「鱸」、「紹介状」「包む」「結婚雑談」「歩く」「ち」「花」など、著者の細やかさと勁さが交錯する29篇。「何をお包みいたしましょう」。子供心にも浸みいったゆかしい言葉を思い出しつつ、包みきれない「わが心」を清々しく1冊に包む、珠玉のエッセイ集『包む』。
  • つづきの図書館
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    「本をさがすんですよね。」 「いやいや。本をさがしてもらいたいのではない。青田早苗ちゃんのつづきが知りたいんじゃ。」 「本ではなくて、青田早苗ちゃんのつづきですか?」 桃さんには、さっぱりわけがわからない。田舎の図書館でおこった、不思議なできごとに、司書の桃さんはいやおうなしに巻きこまれてしまいますが…。 本を愛する人、本に愛された人すべてに贈る、心あたたまるファンタジー。 *子どもから大人まで すべての漢字にふりがなつき *小学館児童出版文化賞受賞作
  • 都筑道夫のミステリイ指南
    -
    第一線のエンタテインメント作家として抜群の実績をもつ著者が、エンタテインメント小説とはどういうものか?どうすればそれを書けるか?を引例しながら平明に説きあかす、好読みもの。怪奇、幻想、SF、パロディなど広範囲なミステリイについて、書くテクニックや読むコツを伝授した「あなたもミステリイ作家/ファンになれる」虎の巻。最も人気のある小説ジャンル=ミステリイを、正しく書き読むための秘法公開! ミステリイの書き方や発想には独得の工夫が必要だ!
  • 続く会社、続かない会社はNo.2で決まる
    3.9
    ソニーやシャープはひとごとではありません。500人以上のトップリーダーを取材してきた著者が、長らく続く日本企業苦境の真因を喝破します。商品でも、価格競争力でも、市況でもなく、原因はNo.2の不在。数百社の盛衰を見続けてきた視点で、生き残る企業になるための共通の成功方程式を解き明かします。生き残りをかけて熾烈な競争を続ける経営者からビジネスマンまで、すべての働く人をやる気にさせる1冊です。
  • 続ける力 人の価値は、努力の量によって決まる
    3.2
    日本を代表する宇宙飛行士・若田光一。2014年、国際宇宙ステーション(ISS)の第39次長期滞在ミッションで、日本人初のコマンダーに就任。国際色豊かなチームを、英語とロシア語を駆使しながらまとめ上げ、世界中から絶賛されました。しかしその人生は苦難の連続でした。いかに挫折と向き合い、自らを高めたか。折れそうな心を鼓舞し、努力を続けたか。等身大の目線で、頑張るすべての日本人に贈る「勇気の書」。
  • 〈つながり〉の精神史
    -
    日本で災害が起こりました。遠くの国で災害が起こりました。手元に一万円札があります。どちらに寄付しますか。日本ですか。それは日本人だからですか。知らない国のほうを優先してはいけませんか。日本で災害が起こりました。遠くの国で災害が起こりました。手元に一万円札があります。どちらに寄付しますか。知らない国のほうですか。顔見知りの隣人を助けてはいけませんか。
  • つながる読書術
    3.6
    読書で得た知識を自分のネタに変換する方法とは? つまらない本を損切りするコツとは? なぜ今こそ読書会なのか? 電子書籍で読書は変わるか? ──プロフェッショナルが惜しまず明かす、本の読み方、伝え方の秘訣。
  • つながる脳科学 「心のしくみ」に迫る脳研究の最前線
    値引きあり
    3.8
    ものごとを考え、記憶し、日々の出来事に感情を揺さぶられる……謎めいていた脳のはたらきが、明らかになりつつある。グリア細胞とニューロン、進化と可塑性、場所細胞と空間記憶、情動と消去学習、海馬と扁桃体とエングラムセオリー――頭の中には、さまざまな「つながり」があった!?9つの最新研究から、心を生み出す脳に迫る!
  • 津波救国──〈稲むらの火〉浜口梧陵伝
    3.5
    和歌山出身の幕末~明治維新期の実業家・社会事業家・政治家、濱口梧陵(はまぐち・ごりょう)の残した数々の功績と事業理念・政治理念を、当時の動乱の社会背景とからめて描きだす、書き下ろしの史実ノンフィクション。東日本大震災で未曾有の巨大災害を受けたすべての日本人(殊に為政者や経営者)が範とすべき梧陵の確固たる態度と姿から、今こそ求められるリーダー像・カリスマ像、そして復興への道や施策も浮き彫りになる。
  • 津波と原発
    4.7
    被災者の肉声を横軸に、現地の歴史的背景を横軸に紡ぎ、各メディアから高い評価を得た東日本大震災ルポルタージュの傑作を文庫化。あの未曾有の大災害の、一週間後に津波に襲われた被災地各所を、一ヶ月半後には福島第一原発周辺の立ち入り禁止区域内を緊急取材した筆者が見たものとは――。「あのとき、何が起きたのか。何が問題になっているのか。佐野さんにしか表せない、骨太な文章に心を打たれた」(解説・菅原文太)
  • 椿の館~陰華の熱情~ LOVE STORM
    3.0
    1巻203円 (税込)
    遊びを知らない礼二は、父とも兄とも慕う人物からの誘いで、ある接待を受けることになった。人里離れたところに建つ洋館・黒崎邸に招待された礼二は、そこで人形のように美しい少女に出会う。だが、おぞましいことに、黒崎が接待と称して差し出したのは、その美少女だった。思わず礼二は逃げ出したが、少女の「接待」がなくなるわけではない。礼二と少女の運命の輪は、すでに動き出していた。
  • つばさ111号の殺人
    -
    ある殺人事件で証言をしたふたりの男女が、相次いで突然の死に至った。 判決時に「証人全員を殺してやる」と叫んだ殺人の罪を問われたの被告の松本は、 すでに獄中で病死していたのだが……。残る三人の証人に接触する 十津川警部だったが、また一人が行方不明となってしまう! 何者かによる復讐なのか!? 捜査線上に浮上した謎の霊感師は、 十津川に、さらに不吉な予言を口にするのだった―ー。
  • ツボ打ちTFT療法 漢方と科学を融合して心身をリセット
    4.7
    このTFTは、鍼のツボを指でタッピング(軽く叩く)することで経絡に働きかけ、心理的問題を改善させるという、それまでにない療法でした。東洋医学でいう「気」の流れを改善し、心理学や精神医学で診断される心理的問題を解決していく、東洋と西洋のエッセンスを統合した新しいセラピーなのです。このテクニックの優れたところは、広い範囲の心理的問題に適用できるだけでなく、肉体的な痛みにも応用できることです。
  • ツボ押しの達人
    4.0
    放談社週刊ミライ編集部の望来は、かつて指一本で勇名を馳せた達人を取材しに山に入る。人の尊厳を一瞬で奪う筆舌に尽くしがたい凄技を操る達人から、望来は技の手ほどきを受けることに。そこへ編集長刺傷の報が。ヤクザの逆恨みか、それとも…!? 事件解決に乗り出す望来はもう、かつてのひ弱な記者ではなかった!
  • 壺坂幻想
    -
    盲目で死んだ祖母への鎮魂に、作家は壺坂寺に詣でた。山道を辿ると、みかん水を売って祖母を大切にした叔父の悲運、生きている母の姿など、親族の誰彼もの不幸が思い浮かんでくるのであった……。『雁の寺』『越前竹人形』『飢餓海峡』の著者が、作家生活20年にして初めて、書かずにはいられないテーマに突き当たった。水上文学晩年の陰翳に満ちた豊かな文学世界の到来を約束する、家族を巡る追想の連作短篇集。生きるとは、私とは、何か?
  • 坪田譲治童話集 かっぱとドンコツ
    値引きあり
    -
    童話界の長老・坪田譲治が、子供の頃の思い出を綴った、詩情あふれる名品。明治の生活や風習、子供たちの遊び、郷里の自然などが、飄逸な文体で活写されている。明治の父親像を髣髴させる「エヘンの橋」ほか「ドンコツの最期」「学校に住んでいたいたち」「かっぱに出会った話」など17編を収録。サンケイ児童出版文化賞大賞受賞作。
  • 妻が椎茸だったころ
    値引きあり
    3.9
    亡き妻の残したレシピをもとに、椎茸と格闘する泰平は、料理教室に通うことにした。不在という存在をユーラモスに綴る表題作のほか、叔母の家に突如あらわれ、家族のように振る舞う男が語る「ハクビシンを飼う」など。日常の片隅に起こる「ちょっと怖くて、愛おしい」五つの偏愛短編集。<泉鏡花賞受賞作>
  • 妻が「若年認知症」になりました
    -
    最愛の家族が認知症になったとき、あなたはどうしますか? 55歳という若さでアルツハイマー病と診断された妻。次第に夫を見分けられなくなっていく妻に注ぎ続ける無償の愛情。認知症患者とその家族が直面する様々な問題と介護の悲喜劇を、時に哀しく時に優しく、ほのかにユーモアを交えながら伝える赤裸々ドキュメント。
  • 妻との修復
    3.4
    できる男ほど、妻とアブない。妻の機嫌をとる秘訣から、修羅場の研究まで。ストレスに苦しむ世の男性たちよ、妻という超獣と対峙し、家庭の平和を確保しよう。年代別の記念日の過ごしかた、悪妻との暮らしかたなど、読めばすぐ役立つ一冊。(講談社現代新書)
  • 妻の温泉
    -
    家業の理髪店で理髪師として出発し、石田波郷門下で句作の道へ。その後、横光利一に師事して小説を書き始め、55年に本書が直木賞候補作となる。選考会では小島政二郎から「ホンモノのリズムが打っている」と絶賛されるが、他の選考委員から「エッセイではないか」「自然すぎる」と批判され、落選。しかしその文章が放つ独特なユーモアと哀感が多くの読者を魅了しつづけ、「名文家」として根強いファンを持つ。「氏の筆の巧妙な幻術に引っかかって(中略)一々事実であると鵜呑みにしないよう」(山本健吉「跋」)ご用心のうえ、この「不世出の作家」が編み出す小説の醍醐味をご堪能あれ。
  • 妻のトリセツ
    無料あり
    4.1
    脳科学をベースに男女脳の違いからくる夫婦のすれ違いを紐解き、奥様の考えていることや行動の理由をズバリと解析。それに対してどのような言動をとれば、奥様にとって最愛の夫でい続けることができるのかという具体的な作戦を提示する、夫のための奥様攻略本。世の中の「奥様が怖い」と思っているすべての夫が、家庭におだやかな愛を取り戻すための実用書である。
  • 妻はオイシ過ぎる
    -
    結婚の楽園に住む女の、爆笑実態報告。まず、妻は闘わねばならない。姑と、肥満と、不妊、その他と。妻は獲得せねばならない。持ち家を、愛児の有名校入学を、ロマンス、その他を。元気はつらつ、楽天的で行こう! 山藤章二似顔絵塾グランプリ受賞で躍り出た、辛口華麗なイラストレーターの、痛快マンガ入りエッセイ集。妻の暮らしのいいとこ取り!
  • 妻は知っていた
    -
    デパートの設計部に勤務し、若くて優秀な室内装飾デザイナーの菊雄を夫にもつ多緒子は、幸福な家庭生活をおくっている。ところが、菊雄が上顧客である貿易会社の社長令嬢・潮子から、商業装飾の店の専門技師として転職をすすめられ、この事件をめぐる夫婦の感情のもつれが、やがては家庭の苦悶の姿に変っていく……。
  • 妻を愛する技術 スローセックスから日常の会話まで
    4.0
    愛し、愛され続ける理想的な夫婦になれる! 幸せになるために結婚したのだから、夫婦は相思相愛でなければいけない。豊かな愛を育み夫婦が寄り添って生きていくために知っておくべき「愛の法則」を伝授! 超ベストセラー『スローセックス実践入門』の著者が世の男性に問う!
  • 罪の名前
    値引きあり
    3.7
    1巻485円 (税込)
    深夜、整形外科医・棚田のもとに松雪颯太という青年が運び込まれた。 階段で、誰かに後ろから突き落とされたという。 身寄りもなく、謙虚で穏やかな青年と打ち解けていった棚田は、松雪が病院内で心配なく過ごせるように勤しむ。 だがある日、看護師から信じがたい話を聞き――。 『箱の中』『嫌な奴』の著者がおくる、人間の心の深いところをえぐるような、傑作短編集。
  • 罪の蜜
    4.4
    予備校で講師のバイトをしている美大生の嘉藤雄介は、天才的な芸術の才能を持つ高校生・水谷宏司に出会い、羨望と仄暗い嫉妬心を抱く。高名な芸術一家に育ちながら落ちこぼれの雄介は、人知れず深いコンプレックスに苦しんでいた。しかし、そんな雄介に水谷は好きだと告白する。雄介は天才である彼に欲されていることに優越感と歪んだ快感を抱きつつも、自分の過去の罪を水谷に隠していることに怯えていて……。
  • 罪を逃れて笑う奴 告発弁護士シリーズ
    値引きあり
    4.0
    猪狩文助、大いに怒る! ――高校教師・香奈江は、担任の生徒・恒夫との結婚を密告され、懲戒免職となる。続いて、恒夫が惨殺され、彼女は夫殺しの容疑者に! ダブル冤罪を晴らすため、老弁護士・猪狩文助が立ち上がる。法廷で繰り出す法医学や最新科学を駆使した弁護術とは? 巧緻を極めた弁舌で、文助は逆転無罪を狙うが……。
  • 小旋風の夢絃
    4.0
    1巻1,463円 (税込)
    春秋末期の衛国。小柄な十五歳の少年・小旋風(しょうせんぷう)は、盗掘を生業とする養父に育てられた。あるとき彼は、墳墓の棺の中から華麗な琴を発見するが、養父は落盤事故で死んでしまう。小旋風は琴を売ることで貧困から脱し、のし上がろうと考える。彼の野心はやがて、衛国全体を巻き込んでいく。小旋風は自分の唯一の武器である言葉だけを使って、大金を手に入れることができるのか――。第9回小説現代長編新人賞受賞作。
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)
    3.8
    雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう――。第31回メフィスト賞受賞作。
  • 冷たい骨に化粧
    3.8
    1巻1,881円 (税込)
    このラスト、中毒必須。 いまもっともアツいBL小説界から一般文芸界へ、新たな才能が花開く! ――残酷な世界を生き延びるため、彼女は唇に嘘を纏った。 夕暮れ時に訪ねてきたのは夫の不倫相手だった。(あやか) 「おじいちゃんを殺した」。母と娘の逃避行ともう一つの秘密。(真夜中のドライブ) 愛する妻に殺されたい。男が挑んだのは命を賭けた悪女の証明。(愛妻家) 作り話が得意なミユは、今日もクラスの人気者。(楽しい話をしてあげる) バス停で出会った不思議な女。その声はどこか懐かしかった。(赤い傘) ほか、全9編を収録。 隠し通すと決めた秘密、守るために握った刃、騙し抜いてほしかった甘い言葉。 その正体に気付くとき、9つの衝撃があなたを射貫く。 衝撃の結末を、心してご堪能ください。
  • 詰め腹
    値引きあり
    -
    動乱の中近東から安い石油を輸入する放れ業を演じて、業界をあっといわせ、「世界石油」を一流会社にのしあげた社長・葛原大三の満々たる自信が、今や揺らぎ始めた。腹心の橘専務が裏切ったのだ。しかし彼は、背後に迫るさらに巨大な陰謀の存在をいまだに知らない。経営危機を切り抜けようとアメリカに飛び、米資本の融資を取り決めて帰国したとき、彼を待っていたのは社長退陣の要求だった。湯水の如く政界に撒いた献金の効果も、今は空しい。――著者が足で取材した秘材をもとに、金融資本の悪魔にひとしい裏面を鋭く抉る「詰め腹」他5篇。
  • 艶めき
    3.0
    舅にできた女友達を通して昔の恋人に再会した和香子。女癖が悪く甲斐性のない別れた夫を思い切れない千絵子。ふと知り合った男と梅の古木を見にいく律子……。平穏な日常のなかで、女の心にはひそやかに蕾が育まれ、躰(からだ)の奥では小さな焔(ほのお)が燃え続ける。
  • 強い「個性」の経済学
    -
    戦争と革命の時代は終わった。新しく到来した平和と安定の時代は、一段と激しさを加える経済競争の時代そのものである。人並みの人間は淘汰され、広い視野・高い視点・鋭い判断力を備えた強い「個性」の持ち主だけが、経済活動はいうに及ばず、あらゆる社会活動・文化活動においても成功者になれるのだ。いま始まった新しい経済の時代を勝ち抜くための必読書。
  • 「強い自分」は自分でつくる なぜ、この人は成功するのか
    3.5
    自分自身に感じる物足りなさの原因は何なのか――時代や環境の悪さを言い訳にしない「逃げない男」になるための7つの大きなルールと、各論「弱さを認めてしまえ」「他人を利用するな」「下も上も見るな」「倍率に怯むな」などは、『課長 島耕作』『部長 島耕作』『取締役 島耕作』の著者ならではの成功するための戦略だ。どうせ人生に、失敗はつきものだ。失敗してもクヨクヨするな!!
  • 強く生きるノート 考え方しだいで世界は変わる
    3.8
    ■常に満員御礼、慶應丸の内シティキャンパスの貴重な講演を出版化!■本田直之、ちきりん、小池龍之介、平田オリザ、竹中平蔵、原田泳幸、村上憲郎が、こんな疑問に答えます。●生き方や働き方が多様化する社会で、自分はどんな選択をしたらいいか●どうしたら不安から自由になれるか?●もっと、相手と通じ合えるコミュニケーション●世界中からスカウトされるスキルの身につけかた
  • 強くなりたいきみへ! ラグビー元日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズのメッセージ
    4.7
    ラグビー日本代表 五郎丸歩選手推薦! 『夢や目標をつかむために必ず読んでほしい。私達がつかんだあの日のように……。』 もくじ 第1章 負け続けた日本代表の勝利への道第2章 日本の強さを、世界が認めた!~奇跡の南アフリカ戦~ 第3章 「勝つ」ことしか頭にない私のラグビー人生第4章 子どもたちは、みんな可能性を秘めている!第5章 .強い身体と心を作る食事と習慣第6章 日本の子どもたちに期待していること
  • つよく結べ、ポニーテール
    3.8
    「私、ただ野球がしたかっただけなんだよ……」鳥海真琴、23歳、サウスポー。史上初めて、プロ野球のマウンドに立った女子投手。3歳からバットを握った彼女は、中学で習得したシンカーを武器に、高校野球の世界に飛び込んだ。甲子園に出られなくてもいい。だって、私には野球しかないのだから。大好きな野球への想いを抱え、強豪校の野球部に入部した真琴だったが、待っていたのは、目を覆いたくなるような「現実」だった……。
  • 強火をやめると、誰でも料理がうまくなる!
    3.6
    「料理の常識」は根拠のない思い込みだらけ! 強火で肉を焼いても、うまみはとじ込められない。家庭のコンロは「火力が強すぎる」。野菜を弱火で炒めても水っぽくならない……気鋭のシェフが研究を重ねて辿り着いた、科学的調理術はシンプル。 1.火のルール 2.塩のルール 3.切り方のルールたった3つのルールで美味しくなる! 「料理に工夫はいりません」
  • 氷柱の声
    4.2
    語れないと思っていたこと。 言葉にできなかったこと。 東日本大震災が起きたとき、伊智花は盛岡の高校生だった。 それからの10年の時間をたどり、人びとの経験や思いを語る声を紡いでいく、著者初めての小説。 第165回芥川賞候補作。
  • 釣りキチ三平中国を行く
    -
    人気まんが家がチャレンジする幻の巨大魚! ――中国6千年の、悠久の歴史の流れの中に潜む奇魚怪魚を求めて、われらの釣りキチ・矢口高雄名人が釣り歩き。最先端の日本製ハイテク・フィッシングに、本場の太公望も「食いますか」などとそばに寄ってきたりして――。江南の桂魚、海南島の大物、そして東北のパイクとイトウなど、思わず興奮の釣り日誌。開高健氏の『オーパ!』を十分に意識しつつ、『釣りキチ三平』の著者が描く、冒険おもしろ大釣魚行!
  • 釣りキチ三平の釣れづれの記 青春奮闘編
    -
    マンガ作品を描くうえで、取材はロケハンであり、欠かせない作業だ。イトウ、ムツゴロウ、サーモンダービー……作品そのものの成否を決する取材の過程で体験した数々のエピソードを紹介。マンガ「おらが村」より“つばくろ”、「マタギ」より“野いちご落し”、「釣りキチ三平」より“トモ釣り伝授の巻”を収録。釣りマンガの巨匠が、いつまでも変わらぬ思春期の思い出・苦労話をマンガとエッセーで綴った傑作!
  • 釣りキチ三平の釣れづれの記
    3.0
    釣りキチ三平の作者が少年時代に魚と出会い、自然に満ちた山里で成長し、上京して日本一の釣りマンガを描くまでを、豊富な釣りの思い出をまじえて語る。故郷での渓流釣りの思い出、幻の怪蛇・バチヘビ(ツチノコ)への熱い思い、幼い頃から抱いていたマンガへの飽くなき探究心。気力に満ち溢れ、情熱に満ちた傑作。埋もれていたエッセイの"名作"が待望の初文庫化。自然に親しむ人間の姿勢を見事に描いた「釣りバカ」のバイブル!
  • 釣りキチ旅日記
    値引きあり
    -
    人気まんが家が語る、釣りの楽しさ、あれこれ集。雪深い東北の農村でのカジカやイワナの釣り、太平洋でブルー・マーリンを相手の豪快なトローリング、アラスカのサーモン・ダービーなど、釣り好きのキミのハートを把えずにおかない、刺激的話題が満載の本。詩情あふれるイラストも、読者のハートを間違いなく直撃! 「釣りキチ三平、それはボクの少年時代です」と語る著者が熱っぽく展開する、大自然の中でのスポーツ・フィッシング讃歌。
  • ツリーさん
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今日は楽しいクリスマス。「ツリーさん」のもとには、さまざまなオーナメントが集まってきて、クリスマスツリーらしく、どんどんにぎやかになっていきます。でも、何かが足りない気がして、ツリーさんとオーナメントたちが首をかしげていると……? 本書は、『れいぞうこ』や、『どっちのてにはいっているか?』など、アイデアが秀逸なボードブックを多数発表している新井洋行氏の新作絵本です。 『ツリーさん』は新井氏が得意とする低年齢向けの絵本で、「クリスマスツリー」が主人公。最初の場面では、ただのもみの木であった「ツリーさん」に、さまざまなオーナメントのキャラクターが次々とくっついていきます。「ツリーさん」は、徐々にクリスマスツリーらしく、にぎやかになっていき、、最後には驚きのオチが待っている……という内容。新井氏のかわいらしいタッチで描かれた本作は、小さい子でもクリスマスを楽しめるシンプルな絵本。数々のボードブックを発表している新井氏が初めて挑戦する「クリスマス絵本」ですが、「ツリーを飾り付ける楽しさ」が伝わってくる、心温まる1冊です。 1さいから~。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 鶴亀横丁の風来坊
    値引きあり
    4.0
    浅草の外れにある、気のいい商売人が集まる貧乏長屋。今宵もいささか面倒な揉め事が――鳥羽亮、待望の人情物新シリーズ登場!
  • つるつるの壺
    3.8
    妄想に近いたわごと。言葉になりかける寸前でぐずぐずになってしまう想い。ワードプロセッサーの中でのたうち回る私の思念が現実を浸食する。やめてくれないか。そういうことは。と思ったけれども、それでもほつほつ続けるうち私自身が因果そのものとなり果て…。町田節爆発、クールでキュートなエッセイ。
  • つるで楽しむ素敵な庭 つるバラとクレマチスをメインに使った
    -
    魅力的な庭づくりに欠かせないつる植物。フェンスや棚やパーゴラに這わせたり上から垂らしたりするほか、家の壁に直接誘引したりします。庭のデザインとしてだけでなく、日よけや目隠し、実の収穫を目的とするなど実用的な使われ方もさまざまです。これらの庭の素敵な実例を巻頭に見せながら、バラとクレマチスをメインにおすすめのつる植物の使い方と栽培のコツを解説し、アイデアや飾り方を紹介。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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  • 鶴の来る町
    -
    南国・薩摩半島の農家に生まれ、枕崎のあいまい屋で働いているかね子は、一度だけ男にだまされたことがあった。それ以来、男に気を許すまいと誓っていたのに、蜂飼い男の刀祢吉が店に現われたとき、ふしぎな心の動揺を感じた。刀祢吉は、妻に先立たれ、まだ幼い一人娘をかかえた、風采のあがらない男だった。なぜ馬ヅラの蜂飼い男に惹かれるのか、かね子自身にもわからなかった。まして、それが悲しい運命の序章になるとは、夢にも思わなかった。……この作品は、貧しく世間知らずの二つの魂が、幸せを求めてのたうつ姿を、社会性のある眼で捉えた、美しい心の歌である。
  • つるバラのすべて
    4.3
    つるバラの使い方育て方を美しい作例で紹介。繰り返し咲きから一季咲きまで、すべてのつるバラに合わせた咲かせ方、扱い方、憧れのバラの世界を演出する方法がわかる。美しい作例と懇切丁寧な育て方の解説。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • つるばら村のパン屋さん
    4.3
    くるみさんは、つるばら村で、宅配のパン屋さんをしています。おいしいパンを、村じゅうのひとたちに食べてもらえたらいいな……。そう思っているくるみさんのところに、お客さんからパンの注文がありました。きょうもくるみさんは、たっぷり心をこめたパンの生地をねりこんで、ふっくらやきあげます……。おいしいパンのファンタジーをめしあがれ!「つるばら村」シリーズ第1弾。
  • つるばら村の三日月屋さん
    4.4
    つるばら村のくるみさんは、やっと駅前にお店を出せるようになりました。赤い屋根の小さなお店で、「三日月屋」というパン屋さんです。あいかわらず、村の動物たちが、パンを注文にやってきます。くるみさんのパンは、心がこもっているので、みんな、おいしいにおいに、ウットリ。「つるばら村の三日月屋さん」は、そんな村のなかまに、毎日、いろいろなパンをやきつづけているのです。「つるばら村」シリーズ第2弾!
  • つるばら村のくるみさん
    4.4
    つるばら村のくるみさんが、赤い屋根の小さなパン屋さん「三日月屋」をひらいてから、3年がたちました。近頃、売り上げがあまりよくありません。どうやら、新しいベーカリーができたようなのです。ライバルの出現になやみながらも、けんめいにパンをやくくるみさんのまえに、ぶっきらぼうだけどちょっと気になる存在の養蜂家のナオシさんがあらわれて……。くるみさんが贈るおいしいファンタジー。「つるばら村」シリーズ第3弾。
  • つるばら村の家具屋さん
    4.4
    つるばら村にある「青木家具店」は、注文家具をつくる家具屋さんです。お店の主人は、青木林太郎さん。奥さんの美樹さん、5歳の幹太との3人暮らしです。「青木家具店」には、ふしぎなお客さんが、いろいろやってきます。キツネ、ウサギ、イノシシ……、そして山の精や、木馬までも。木と家具をめぐるやさしいファンタジー。「つるばら村」シリーズ第4弾。
  • つるばら村の理容師さん
    4.3
    もうすぐ60歳になる山野このはさんは、つるばら村で、小さな理容店をひらいています。花が大好きなこのはさんのお店のまえには、いつも季節の花がたくさん咲いています。そして、今日も「つるばら理容店」には、ふしぎなお客さんがやってくるのですが……。心をふわりとかるくさせる、7編のやさしいファンタジー。「つるばら村」シリーズ第6弾。
  • つるばら村の大工さん
    4.7
    つるばら村の若い大工・勇一さんのところへ舞いこむ不思議な注文。はじまりは、月見が原の小屋の修理でした──。勇一さんを中心に、つるばら村の一年が描く物語。短いながらに情感あふれ、胸をあたたかくする短編ファンタジー12話。「つるばら村」シリーズ第8弾。
  • つるばら村のレストラン
    4.5
    月見が原のシラカバ林の中に、古い山小屋がありました。山小屋のまわりには、カタクリの花が、うすべに色のじゅうたんをひろげています。コックの卓朗さんは、そこでレストランをはじめることにしました──。卓郎さんと、つるばら村のあたらしい住人たちがおりなす、季節感たっぷりのあたたかくておいしいお料理ファンタジー。「つるばら村」シリーズ第9弾。
  • つるばら村の魔法のパン
    4.7
    最初は宅配のみだったパン屋「三日月屋」も、駅前の赤いトタン屋根のお店になってから、季節ごとの数々のおいしい魅力的なパンを生み出してきました。くるみさんの成長とともに歩んできた「三日月屋」が、もうすぐ10周年を迎えようとしています。どんな催しをするか悩んでいるくるみさんのもとへ、今日も、不思議なお客さんがやってきました。「つるばら村」シリーズ完結の第10弾
  • 鶴屋南北 かぶきが生んだ無教養の表現主義
    -
    19世紀、遊里とかぶきの全盛を過ぎ、文化と衰退と爛熟が肌で感じられた江戸化政期。それは地震・噴火・洪水と、鎖国の綻びの時代でもあった。「四谷怪談」「桜姫東文章」などで知られる四代目鶴屋南北は、奇抜な趣向で当時の「現代」を写しとり、かぶきに新たな地平をひらく。彼は世に何を仕掛けたのか。伝統の革新とは何か。稀代のかぶき研究者畢生の渾身作。
  • 徒然草
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現存最古の版本といわれる流布系統本を底本に、懇切な校注、解説ならびに現代語訳を添え、連綿と読み継がれてきた、必読の随想録「徒然草」に流れる思想・哲学・人生観を、わかりやすく現代に蘇らせた、新編集。巻末に語彙索引を付す。
  • 徒然草の知恵
    -
    人生の達人・兼好法師が書いた『徒然草』は、学生には読みこなすのが少しむずかしい、大人のための本である。わが国の随筆文学の傑作を、世間で生きてゆくための実用書としてどう読むべきか。兼好のひたむきな求道精神と人間把握の正確さは、時代を超えて現代人の胸に迫る。20数年来の構想をもとに描く、乱世を生き抜くためのダンディズムがここにある!
  • 徒然草・方丈記
    4.0
    『徒然草』は乱世の鎌倉時代に生きた吉田兼好が残した“言葉”。宝島の地図のように魅力的で、誰もが一度は目を通したくなる。『方丈記』は、鴨長明が人の世の無常を語りながらも、生きることの素晴らしさも教えてくれる。この2冊は枕草子に並び「日本三大随筆」と称される。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
  • 『徒然草』を読む
    -
    京の町衆の家に生まれ育ち、当代きっての文人学者として、東西文学を自在に往還し続ける著者が、随筆史上、最大の古典『徒然草』を読み解く――。鎌倉時代末の乱世を出家遁世し、歌人であることを隠れ蓑に、反時代的に生きた兼好のざわめく心、色好み、もののあはれ、無常の世の処し方、有職故実の世界への思いなど、その人間性の複雑さと心の深層からの言葉を探る。兼好の筆触に迫る随筆仕立ての名著。
  • 津和野の殺人者
    3.0
    事件は、萩・津和野ツアーに参加した花谷有子の弟が、宿泊先のホテル火災に巻きこまれたことに始まる。そしてツアー仲間のOLが、入院中の病室で犯され、墜落死する。犯人を示す血液型は、AとBの二つ。容疑者は、ツアーの4人の男性。その中で真相に気づいた弟が、「五一五五」の謎の言葉を残して、殺された!
  • つわもの
    3.5
    真田幸村は本当に日ノ本一の兵(つわもの)だったのか。思いもよらぬ着想から描かれる戦国六大合戦の裏側。 「火、蛾。」桶狭間の戦い 策士たちが裏の裏を読み合う壮絶な頭脳戦、心理戦の先にある驚愕のラスト。 「甘粕の退き口」川中島合戦 優れた武将だけが持ち得るカリスマ性とは何か。 「幽斎の悪采」本能寺の変 失敗すれば平然と切り捨てる信長の下で心身ともに追い詰められていく幽斎と光秀。 「槍よ、愚直なれ」賤ヶ岳の戦い 加藤清正のラブロマンスを軸に、従来の武張ったイメージを覆す。 「怪僧恵瓊」関ヶ原の戦い 歴史を読み替え、いかに合戦を避けるかが物語を牽引する異色作。 「日ノ本一の兵」大坂の陣 家康、秀忠父子を翻弄した知将・真田昌幸の息子、幸村は何者だったのか。
  • ツングース特命隊
    -
    歴史上名高いシベリアの地の果てツングースの原始密林に、世にも不思議な大爆発が発生。日本軍謀略戦の総帥・明石大佐から、この謎を解明せよとの密命を受けた武藤淳平ら6人の男女は、悪戦苦闘して「地獄」の現地へ。だが彼らの前に、怪僧ラスプーチンや妖術師グルジェフたちの凄絶な魔の手が、次々と……。俊英が放つ、史実を超えた波乱万丈の、長編魔境冒険スペクタクル。
  • つんつくむらのおはなし おまつりのねがいごと
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 うさぎのはなちゃん、きつねのこんくん、あひるのがあおくん、りすのりすこちゃんは、つんつく村のもみのきマンションにすんでいます。 今日は村のおまつりの日。4人は朝から、森をぬけ、おまつりの会場へと向かいました。 あなぐまじいさんの回転木馬づくりを手伝ったり、村に伝わる伝統のパイづくりを手伝ったりしているうちに、おまつりの準備はどんどん進んでいきます。ピーヒョロロ、ダンドコドン。大きな音を合図に、おまつりがはじまりました。みんなでおいしいパイを食べて、回転木馬に乗って……。 そして真っ暗な夜が訪れたとき、村のみんなは、願いをこめて、ランタンに火をともしました。 さあ、4人は、どんなことをおねがいしたのでしょう? ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • つんつくむらのおはなし こんくんのおんがくはっぴょうかい
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 うさぎのはなちゃん、きつねのこんくん、あひるのがあおくん、りすのりすこちゃんは、つんつく村のもみのきマンションにすんでいます。 このところ、こんくんは、いつもオカリナをふいています。秋になったらやってくるはずの渡り鳥たちと、いっしょに音楽発表会をする約束をしているからです。 でも、渡り鳥たちはなかなか姿を見せません。心配そうにしているこんくんを励ますために、みんなでいっしょに、いろいろな秋をさがしにいくことにしました。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ツール・ド・フランス
    3.6
    世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」のはじまりは、1903年。新聞の拡販キャンペーンとして実施されたことに由来する。そして、2013年6月29日から開幕する大会でちょうど100回目を数える。本書では、歴史を積み重ねてきたツール・ド・フランスのスポーツとしての魅力を、これまでの名勝負・名選手にまつわるエピソードから抽出し、歴史を育んできたフランス、ひいては欧州文化の土壌を紹介する。(講談社現代新書)
  • ティタノサウルスさんきょうだい おかあさん、どこ?
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 たまごからかえったばかりの、ティタノサウルスの3兄弟。 あれあれ、ママはどこ? 3兄弟は、みんなに聞きながら、母親を探しにでかけます。 初めてのジャングルでつぎつぎと出会う恐竜たち。 途中でティラノサウルスにでくわしたり、ハラハラドキドキの大冒険! 3兄弟は、無事に母親に出会えるでしょうか!? ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ティマイオス
    4.0
    プラトンの主著は何か、と言われれば、たいていは『国家』という答えになるでしょう。確かに『国家』にはプラトン哲学のエッセンスが詰め込まれ、質量ともに主著の名にふさわしいことは間違いありません。しかし、長い歴史の中で最も大きな影響力をもったプラトンの対話篇はといえば、本書『ティマイオス』なのです。 神による宇宙の製作とさまざまな自然学的理論が論じられる後期対話篇である本書は、古来プラトン信奉者たちに重視され、前1世紀から後3世紀にかけての中期プラトン主義とそれに続く新プラトン主義の時代に特権的な地位を占めるに至りました。その伝統が近代にも及んでいることは、ラファエロの有名な壁画《アテネの学堂》でプラトンが手にしている書物が『ティマイオス』であることに、はっきり示されています。 ソクラテス、ティマイオス、ヘルモクラテス、クリティアスの四人を登場人物とする本書は、導入部以外はすべてティマイオスのモノローグで構成されています。おそらくプラトンが創作した架空の人物であるティマイオスが語る宇宙論は、国家においても個人においても理性こそが主導権を握るべきだ、というプラトンの主張を正当化するものとして提示されます。この宇宙は必然や偶然の産物ではなく、理性的な製作者(デーミウールゴス)によって、理性の対象(イデア)を手本として、理性的な魂をもつ生き物として構成された、というのがその骨子です。こうして宇宙が理性によって導かれているのなら、それと類比関係にある国家においても個人においても、気概や欲望ではなく理性が支配することこそが自然にかなった正しいあり方だということになります。本書においてプラトンは、国家と人間のあるべき姿を宇宙全体の構造の中に根拠づけることを企てたのでした。 本書は、それぞれの時代、それぞれの思想家において、さまざまに異なる観点から関心の対象とされてきました。ユダヤ教徒やキリスト教徒は『創世記』の神の世界創造を理解するヒントを本書に求めたでしょう。新プラトン主義者は形而上学的真理のアレゴリーとして本書を読んだでしょうし、錬金術師は神の創造を自らの手で再現するための秘密を本書に読み取ろうとしたかもしれません。そして、自然学者や科学者にとって、宇宙の始まりと物質の究極という科学にとっての永遠のテーマを追究する本書が関心の対象となったことは言うまでもありません。 そうして「プラトニストのバイブル」とまで呼ばれた本書『ティマイオス』は、しかし日本では、なぜかこれまで文庫版が存在しませんでした。この状況を打破するべく、最良の訳者を得て、満を持しての新訳を皆さまにお届けいたします。 [本書の内容] ティマイオス 訳 註 訳者解説
  • ティムール帝国
    4.0
    「チンギス・ハンは破壊し、ティムールは建設した」――。一四世紀から一五世紀にかけて、中央ユーラシアの広大な領域を統合した大帝国。現世の楽園とも言える庭園(バーグ)を数多く建設し、青に彩られた帝都サマルカンドとその周辺に高度な文化を花開かせた帝国はいかにして繁栄したのか。マムルーク朝やオスマン帝国など西アジアの敵対勢力をも打ち破った創始者ティムールと後継者たちの知られざる実像に迫る。(講談社選書メチエ)
  • Tyrannopedia ティラノサウルス 最新 一族大図鑑
    5.0
    1巻1,430円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ニューヨークの米自然史博物館にて、2019年3月11日から2020年8月7日まで開催されている特別展示「T.rex: The Ultimate Predator」で研究員を務める渡邊彰伸博士の監修による、ティラノサウルスと、ティラノサウルス類のすべてをまとめた図鑑企画です。子ども向けの恐竜全般を扱う事典や、大人向けに最新の研究成果を紹介する読み物ではなく、恐竜界のスーパースターであり、近年、これまでの定説が二転三転してきたティラノサウルスと、その「類」に焦点を絞り、大人にも子どもにもわかりやすく最新の研究成果が見て取れる図鑑+読み物、両方の性格を併せ持った書籍を目指します。 従来の竜盤類、鳥盤類といった分類階級が壊れつつある恐竜の世界を、「類」から見通し、最新の図版と解説をあわせて読み込める新しい図鑑です。
  • ティリッヒと弁証神学の挑戦
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 パウル・ティリッヒ(1886 - 1965)は、ドイツのプロテスタント神学者であり、組織神学、宗教社会主義の思想家でもある。その影響は哲学や思想、美術史にまで及んでいる。 生涯キリスト教神学者のティリッヒを「弁証神学者」と捉えた上で、それに即してトータルに解明した書。 〈境界の人〉ティリッヒの生涯と思想を厳密に分析、立体的にその全貌を把握し、神学の新しい可能性を示唆する。 彼が取り組んだ根本的な思想とその方法論、思想史的背景、多様な思想内容の体系化他。 【目次】 目次  序論 ティリッヒ研究の課題 第一節 ティリッヒの自己理解とティリッヒ研究の方法 第二節 本書の課題・方法・構成 注 第一章 ティリッヒの思想発展と弁証神学 第一節 弁証神学としてのキリスト教神学 一 キリスト教神学と弁証神学的的動機づけ 二 近代の宗教的状況と世俗化 三 近代ドイツ神学と弁証神学的課題 第二節 ティリッヒ神学の宗教社会史的コンテクスト 第三節 弁証神学プログラム 注  第二章 体系構想とその根拠 第一節 体系構想の背景と問題点 第二節 体系論の目的と哲学的根拠 第三節 体系批判と体系の擁護 第四節 神学と体系 第五節 弁証神学における体系構想の問題 一 シュライエルマッハー 二 トレルチ 三 シュライエルマッハー、トレルチからティリッヒへ 第六節 体系構想―まとめ― 第七節 ティリッヒの体系論の独自性と意義 注 第三章 弁証神学と相関モデル 第一節 ティリッヒ諸体系の研究の視点 第二節 モデルI(形式・内美モデル)と意味の形而上学 第三節 モデルII(問い・答えモデル)と存在論的人間学 第四節 二つのモデルの批判的検討 第五節 一般化された相関モデル 注 第四章 相関の方法と神の問題 第一節 問題 第二節 現代の宗教的状況 第三節 人間存在と神の問い 第四節 存在自体としての神と人格神  第五節 「神」象徴の解釈と神論 一 ティリッヒ神学における神論の構成 二 ティリッヒ神学における三一論解釈 三 「神」象徴の解釈と神のモデル 注  結び 「相関の方法」と宗教研究の可能性 注 あとがき 人名・事項索引 文献表 芦名 定道 1956年生まれ。キリスト教学者。関西学院大学神学部教授。京都大学名誉教授。京都大学理学部卒業、京都大学文学部哲学科キリスト教学専攻卒業、同大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。 著書に、『宗教学のエッセンス 宗教・呪術・科学』『ティリッヒと現代宗教論』『ティリッヒと弁証神学の挑戦』『自然神学再考 近代世界とキリスト教』『近代日本とキリスト教思想の可能性 二つの地平が交わるところにて』など、 訳書に、トーマス・F・トランス『科学としての神学の基礎』(共訳)パウル・ティリッヒ『平和の神学』(監訳)アリスター・マクグラス『「自然」を神学する』(共訳)などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ティンカー・ベル ディズニーゴールド絵本
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●主な内容 これは、ティンカー・ベルがピーター・パンとであうまえおはなし。 ピーター・パンの相棒であるティンカー・ベルは、妖精の王国、ピクシー・ホロウで誕生します。「ものづくり」の才能にめぐまれますが、ものづくりの妖精は人間の世界である、メインランドにはいけません。きせつの仕事ができるようになれば、メインランドにいけるかもしれない! ティンカー・ベルは、きせつの妖精たちに仕事を教えてもらおうとするけれど、失敗ばかりで!? ティンカー・ベルは、メインランドにいく夢をかなえることはできるのでしょうか? 対象:2歳から4歳くらいまで フルカラー ※この本は2010年に刊行された「ディズニースーパーゴールド絵本 ティンカー・ベル」の新装版です。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ティンカー・ベルと つきの いし ディズニーゴールド絵本
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●主な内容 これは、ピーター・パンの相棒であるティンカー・ベルのおはなし。 物語の舞台は、妖精の王国、ピクシー・ホロウ。夏から秋へと季節が移り変わるとき、ティンカー・ベルに大切な仕事がまかされました。 それは、妖精たちに必要な金の粉を生みだす「つきのいし」のつえを作ること。ところが、ひょんなことからティンカー・ベルが「月の石」をこわしてしまったから大変! その石をもとにもどそうと、願い事をかなえる鏡を求めて、ティンカー・ベルは冒険の旅へ。 ティンカー・ベルは願い事をかなえて、無事にネバーランドに戻れるのでしょうか。 対象:2歳から4歳くらいまで ※この本は2009年に刊行された「ディズニーゴールド絵本 ティンカーベルと月の石」の新装版です。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ティンカー・ベルの たからさがし ディズニーゴールド絵本
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●主な内容 ピーター・パンの最高の相棒、ティンカー・ベル。 物語の舞台は、ピーター・パンやティンカー・ベル、ウェンディたちが暮らすネバーランド。 ある朝、ティンカー・ベルが空を飛んでいると、木に結ばれた手紙のようなものを発見します。 それはなんと、宝の地図の切れはし! ティンカー・ベルは、ピーター・パンや子どもたちを宝さがしの冒険に誘いますが、 別の遊びに忙しいと断られてしまいます。 「私がいっしょに、冒険の旅に行くわ!」 がっかりしたティンカー・ベルを追ってきたのは、ウェンディ。 「このしるしの場所に、宝ものがあるのかもしれない」 二人は力を合わせて、宝さがしに向かいます。 ネバーランドにいる、ちょっとイジワルな人魚やずるがしこい海賊たちを相手に、 宝ものを見つけられるのでしょうか? 2歳から ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ティンカー・ベルのチャレンジ
    -
    ティンカー・ベルは、ネバーランドでいちばん大事な秘密の場所、ピクシー・ホロウで暮らしています。妖精はだれもが生まれながらに、それぞれのとくべつな才能をもっています。水の魔法が使える妖精、風のようにはやく飛べる妖精、動物と話ができる妖精。
  • ティンカー・ベルの秘密
    4.0
    ティンカー・ベルは、金もの修理にかけては、だれにも負けない自信がありました。ところが、ある日、修理用のだいじなハンマーをなくしてしまいます。予備のハンマーは、ピーター・パンのところに。修理はうまくいかず、「ティンクは、才能をなくしてしまった。」といううわさが……。
  • ティンカー・ベルの秘密 ディズニー フェアリーズ文庫
    -
    1巻715円 (税込)
    ネバーランドの秘密の場所、ピクシー・ホロウで暮らす妖精たちのお話。2005年に刊行された「ディズニーフェアリーズ文庫」の復刻版!ティンカー・ベルは、ネバーランドでいちばん大事な秘密の場所、ピクシー・ホロウで暮らしています。妖精はだれもが生まれながらに、それぞれのとくべつな才能をもっています。水の魔法が使える妖精、風のようにはやく飛べる妖精、動物と話ができる妖精。ティンカー・ベルは、金もの修理にかけては、だれにも負けない自信がありました。ところがある日、修理用のだいじなハンマーをなくしてしまいました。ピーター・パンのところに、予備のハンマーを預けているのですが、ウェンディの一件以来、ふたりは仲直りできていません……。ハンマーがなければ、修理もうまくいかず、「ティンクは、才能をなくしてしまった」とうわさされるように……。
  • ティーンズライフ
    4.0
    夢にむかって一生懸命な恋人。女たらしだけどにくめない親友。部活に燃えていて、まだ将来の目標なんて見つけられない「僕」――。空が飛べるわけでも、超能力が使えるわけでもない、ふつうの高校生の“僕”たちの、それでももう、二度とは来ないあの一年間。
  • 帝王、死すべし
    3.5
    中学生の輝久の部屋にあった「てるくはのる」と題名のついた日記。そこには陰湿で執拗ないじめに、ぎりぎりまで追い詰められた息子の姿があった。グループを率いる「帝王」とは? 父・実は学校に乗り込むが実態はつかめない。関係者は夜の公園に呼び出され次々と襲われる。輝久を妹や同級生の美紀が心配するが、日記に綴られた復讐計画の日は迫っていた。二転三転する事態、そして叙述トリックの名手が用意した驚愕の結末とは!?
  • 低温「ふしぎ現象」小事典 0℃~絶対零度で何が起こるか?
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 凍った魚が蘇る「生体冷凍保存術」。最高の美味を極める「冷凍と解凍の科学」。本当は恐ろしい「低体温症」の話。無風なのに真横に煙がたなびく南極大陸の怪奇。ダークマターを捉える超ヘビー級の低温液体。電気抵抗がゼロになる「超電導」や、壁を這い上がる忍者液体「超流動」。氷点下をはるかに下回る世界で、なぜ「ふしぎ現象」が生じるのか、低温技術で何ができるかを網羅した「温度別」読む事典。(ブルーバックス・2011年12月刊)
  • 定家百首 雪月花(抄)
    5.0
    戦後、リアリズム至上の伝統歌壇に激震を起した前衛歌人の中でも歌と評論両輪の異才で光芒を放つカリスマ塚本邦雄。非在の境に虚の美を幻視する塚本は自らの詩的血脈を遡行、心灼かれた唯一の存在として宿敵・藤原定家を見出す。選び抜いた秀歌100首に逐語訳を排した散文詞と評釈を対置、言葉を刃に真剣勝負を挑む「定家百首」に加え、『雪月花』から藤原良経の項を抄録。塚本邦雄の真髄を表す2評論。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 低学年版 はりねずみのルーチカ たまごの あかちゃん だーれだ?
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2024年ショートアニメ化、決定! 「友だちを思いやる優しい気持ち」が育つと人気の 10年以上続くロングセラー童話「はりねずみのルーチカ」シリーズ(中学年以上向け)に、 待望の低学年向けシリーズが登場! 第1作は、はりねずみのルーチカが 森で不思議な「たまご」をひろって、愛情いっぱいに育てるドキドキする話。 弱い者を助ける優しい気持ちが育つ、心あたたまる童話です。 友だちの本当の幸せを祈るため、 ルーチカは「そらうお」にあることをします。 名作『泣いた赤鬼』『きいろいばけつ』などのように、 友だちを思いやる気もちを育てててくれます。 絵本を同じ横書きなので、絵本よりもっと長い物語を読みたくなったお子さんや、 はじめて童話を読む子におすすめです。 年長さん、小学1年生のひとり読みデビューにぜひ、手にとってください! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 抵抗の拠点から 朝日新聞「慰安婦報道」の核心
    3.7
    朝日バッシング=歴史修正主義と全面対決する。緊急出版! 慰安婦報道の「戦犯」と呼ばれた植村隆、市川速水、若宮啓文、本多勝一ら朝日関係者に徹底取材。報道の現場から問題の全真相をルポルタージュし、バッシングの背後にうごめく歴史修正主義をえぐり出す。闘うジャーナリストが、右派の台頭に抗する画期的な一冊!
  • 帝国
    3.5
    1巻2,508円 (税込)
    三億年前。超大陸。壁。 無限の書物。無数の流星・・・ 「すべてを見せてあげる。だから――」 現代文学の極北に昇りつめ、 著者の一到達点を示す、 至高の書。
  • 帝国議会 〈戦前民主主義〉の五七年
    値引きあり
    -
    第二次大戦以前に、アジアの非キリスト教国で憲法と議会制度の定着に成功したのは日本だけであり、その裏には、官民一体となった営々たる近代化の努力があった。現在の「常任委員会制」と対照的な「読会制」、選挙の制度と実態、政党の役割、代議士の生活、弁論術と放言・失言の数々…。人々が「議会」に理想を描き、「政治」に熱く心を寄せた時代。そして、戦時体制へと向かう帝国議会の限界と、戦後の国会誕生の過程を検証する。
  • 帝国大学の誕生
    5.0
    東京大学が「帝国大学」だった頃、すべては始まった―― 「東大」出生の秘密を暴き、その虚像と実像を抉り出す!  * 明治19年の帝国大学の誕生は、のちの東京大学をも貫く基本性格を確立した歴史的特異点であった。エリート官僚養成、アカデミズムの独占的権威、立身出世・受験競争の頂点――伊藤博文、森有礼、井上毅ら設計者たちの政策的意図を辿りつつ、今日まで続く東大の本質とイメージの淵源を明らかに! [目次] 第一章 帝国大学の出自――リヴァイアサンの生い立ち 第二章 帝国大学のモデル――ドイツの大学から学ばなかったこと 第三章 官庁エリートの供給源――工科系から法科系へ 第四章 出身と出世――上昇気流にのって 第五章 明治アカデミズムの体質――講座制と研究 第六章 もしも帝大がなかったら――批判的展望 あとがき 解説 科学史/大学史を超えた「学問の歴史」 石井洋二郎
  • 帝国と宗教
    3.6
    ローマ帝国やオスマン帝国、中華帝国やモンゴル帝国にいたるまで、世界の歴史は帝国興亡の軌跡に他ならない。そしてそれは東西の宗教が歩んできた道のりとも重なっている。帝国は領土拡大のため宗教を利用し、宗教は信者獲得のため帝国を利用してきた。「帝国と宗教」という視点から世界史を捉え直す、歴史ファン必読の一冊! 【本書の内容】 第1章 帝国と宗教はどう結びつくのか 第2章 なぜローマ帝国はキリスト教を国教にしたのか 第3章 中華帝国は宗教によって統合されていたのか 第4章 イスラムとモンゴルという二つの帝国 第5章 二つの帝都-ローマとコンスタンティノープル 第6章 オスマン帝国とムガル帝国 第7章 海の帝国から帝国主義へ
  • 帝国と慈善 ビザンツ
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 史上初のキリスト教帝国ビザンツ。普遍的なキリスト教ローマ理念は、多様な民族から成る世界に号令をかける皇帝のもと、集権的な富の収奪・再分配機構を構築した。神の恩寵としての慈善を実践する帝権。市民の旺盛な寄進行為。叢生する修道士。古代ポリスの寛厚は、帝国財政に包摂され、救済の摂理(オイコノミア)に基礎付けられた財の再分配原理を定立した。諸民族を包含する統合の範型を創った帝国は、後のキリスト教、イスラム両世界にとって一つの規範となり、現代にも甦る。近代西欧の合わせ鏡として、ネガティブ・イメージのもとに語られたビザンツ。その認識像に潜む近代人の自画像を検証しつつ、今日世界に伏流する帝国の文法を、源流に遡って解きほぐす。帝国とは何か、を考える上で貴重な参照系となろう。日経・経済図書文化賞受賞。 【目次より】 序論 「帝国」の原像ヘ ビザンツ国家の射程 一 歴史の律動のなかで 二 ビザンツ国家の帝国性 三 本書のねらいと構成 第一部 帝国教会の財産形成 第一章 キリスト教帝国と教会 教会の税制特権形成 第二章 教会寄進と国家権力 五・六世紀の法制化 第二部 寄進・慈善・国家権力 第三章 マリアの遺言と帝国役人 貴族の遺言執行と国家機構 第四章 アッタレイアテスの家産政策 慈善施設設立の理念と打算 第五章 ヨハネスニ世と帝国病院 皇帝寄進とコンスタンティノープルの福祉 第六章 ビザンツ国家と慈善施設 皇帝・教会・市民をめぐる救貧制度 第三部 神の資産と皇帝の配慮 第七章 財政問題のなかの修道院 皇帝たちの苦悩と配慮 第八章 教会施設の俗人管理問題 カリスティキアの展開と濫用 第九章 修道院所領と帝国租税システム 神の恩寵・皇帝の管理 結語 注 あとがき 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大月 康弘 1962年生まれ。 歴史学者、経済学者。一橋大学大学院経済学研究科教授。専門は、東ローマ帝国史、ヨーロッパ経済史。 一橋大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了、同大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。経済学博士。 著書に、『帝国と慈善 ビザンツ』(日経・経済図書文化賞)『ヨーロッパ 時空の交差点』 『コンスタンティノープル使節記』(リウトプランドの原文全訳+註および論文)など、 訳書に、ピエール・マラヴァル『皇帝ユスティニアヌス』ベルナール・フリューザン『ビザンツ文明』マガリ・クメール/ブリューノ・デュメジル『ヨーロッパとゲルマン部族国家』(共訳)などがある。
  • 帝室宮殿の見習い女官 見合い回避で恋を知る!?
    値引きあり
    3.8
    「お母さんは、私の幸せなんて望んでいない」 父を亡くし、編入した華族女学校の卒業式した海棠妃奈子は、 見合いを逃れる術(すべ)を探していた。 無能な娘は母の勧める良縁──子供までいる三十も年上の中年男に嫁ぐしかないという。 絶望した妃奈子は大叔母の 「女官になってみたらどうや」という言葉に救われ、 宮中女官採用試験を受ける。 晴れて母から離れ、宮殿勤めの日々がはじまる。
  • 帝都上野のトリックスタア
    3.8
    「悩める人々を救う、裏社会の掃除人がいるらしい」 大正十年、文化隆盛に華やぐ東京。姿を消した最愛の姉を捜す少年・小野寺勇はそんな噂を追い、一人の男に辿り着く。妖しく人を魅了する紳士、若槻・ウィリアム・誠一郎。勇は掴みどころのないウィルに翻弄されつつ、姉捜しを依頼した。大きな秘密を抱えながら……。そして事態は帝都を揺るがす大騒動へ発展する。 注目作家・徳永圭が講談社タイガに大正冒険譚をひっさげて初登場! カズアキ氏による妖艶な表紙イラストにも要注目。
  • 帝都衛星軌道
    3.3
    一人息子が誘拐された。身代金の額はわずか15万円。受け渡しの場所として山手線を指定され、警察側は完璧な包囲網を敷くが……。前後編の間に、都会の闇で蠢(うごめ)く人びとを活写した「ジャングルの虫たち」を挟む異色の犯罪小説(クライム・ノベル)。大胆なトリック、息をつかせぬ展開、繊細な人間描写が織りなす魅力に満ちた傑作。
  • 提督・米内光政の生涯(上)
    -
    根っからの海軍軍人でありながら、動乱の昭和史のなかで、父の放蕩で苦労をなめながら、耐える強さで、心ならずも政治家となった米内光政。海軍大臣、内閣総理大臣の要職を歴任するあいだ、彼は盛岡に生まれた東北人らしい寡黙とねばりとで、あまたの難題に立ち向かう。まさに激流でひとつ踏みとどまる舟であった。昭和史の偏した流れをくいとめるために一身を投げ出す良識派軍人の生涯を、豊富な資料と取材で描いた評伝小説。
  • 帝都万華鏡 桜の頃を過ぎても
    4.6
    舞台は大正に元号が変わった頃の帝都。給費生として一高に入学した石木琢馬は、桜の下で出逢った美しい青年――高市京介に、かつてない感情を抱いていた。放課後、自作の詩をしたためた雑記帳を忘れてきた琢馬は、あわてて教室に駆け戻る。そこで雑記帳を読んでいたのは、あの京介だった――。やがて詩人と編集者となる二人の関係を、濃艶かつエロティックな文体で描いた異色のデビュー作。栗本薫氏、大絶賛!
  • 帝都妖乱
    -
    大東亜戦争に勝利してから七十年後の大日本帝国。帝都・東京では、謎の怪物「黒外套」による政府要人の暗殺事件が続発する。怪異専門の陸軍部隊「十三機関」に所属する巫女・篝市香は、久遠零介を仲間に引き入れようとする。彼には"この世ならざるモノ"を見る力があったのだ。古の秘術と最新科学を武器に、異形の者たちとの死闘を繰り広げるメンバーたち。だが、忍び寄る闇はあまりに根深く強大だった。

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