茶経 全訳注

茶経 全訳注

ビジネス・実用
2,090円 (税込)

10pt

5.0

中国唐代、「茶聖」陸羽によって著された世界最古の茶書『茶経』。茶の起源、製茶法から煮たて方や飲み方、さらに茶についての文献、産地による品質まで、茶に関する知識を実践的かつ科学的に網羅する「茶学の百科全書」を、豊富な図版とともに平易に読み解いてゆく。中国喫茶文化研究の泰斗による四十年余にわたる探究を経て完成した喫茶愛好家必携の一冊。(講談社学術文庫)

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    Posted by ブクログ

    茶経 全訳注
    著:布目潮渢
    講談社学術文庫

    中国のお茶の本、わびさびではなく、薬としてのお茶の本、ガイドブック
    作者は、唐・宋代の人

    構成は、

    原文、訳文、語釈、校異
    そして、各章ごとに、まとめがある

    ■お茶とは
    ・お茶の効用は寒、熱が出てのどが渇き気鬱になり、頭痛がしたり、眼がしばたくような時に飲めば治療できる
    ・お茶を摘む時期を間違えると病気になる
    ・お茶を飲みすぎても病気になる

    ■製茶器具
    ・茶摘みのかご、かまど、せいろ、こしき、きね、うす、規(茶を計る道具)、承(うけ台)、うけ台にひく布、ふるい、きり、くし、焙炉(ほいろ)、竹串、棚、育(貯蔵器)

    ■製茶法
    ・茶摘みは2~4月
    ・茶摘みは、晴れていて、雲のない日にする。蒸し、搗き、叩き、焙り、穿(とお)し、乾燥する
    ・できあがった茶は、ちぢまって小じわがよったようなものがある、いろいろな形のものがある
    ・茶摘みから、包みに入れるまでの手間は7段階、お茶の等級は8等級ある
    ・お茶の良し悪しは、つや、黒さ、でこぼこの有無できまる

    ■茶器:お茶を点てる道具
    ・風炉、筥(きょ)[炭取]、炭割、火箸、釜、釜敷、茶ばさみ、紙袋、羽箒(はぼうき)、羅合(ふるいとふたのセット)、茶杓、水指、水こし、ひしゃく、竹箸、塩入れ、塩さじ、湯冷まし、茶碗、茶碗入れ、たわし、ささら、水こぼし、茶かすいれ、茶巾、茶棚、茶器籃(かご)

    ■茶のたて方
    ・火の立て方
    ・木炭のくべ方
    ・水、山水が上、江水は次、井水は、下。水のくみ方
    ・湯の沸かし方、わずかに音がするのが一沸、泡があがるのが、二沸、ぐらぐら煮えたつのが、三沸
    ・一沸のとき、水の量に合わせて塩で味をととのえる、二沸のときに、お茶の量をはかって中心におとす、泡立ちはじめたら、組みだしておいた湯でこれを止めて茶の華を楽しむ
    ・第一煮で水膜が雲母のようになるので、すてる。1,2,3煮のものを用いて、4,5煮のものは、ひどく渇いている時以外はのまない
    ・一升で五椀に分ける
    ・お茶の味は薄目にする

    ■お茶の飲み方
    ・渇きをとめるには水をのみ、憂いといかりをのぞくには酒をのみ、混迷と気をはらうには茶をのむ
    ・太古はお茶は王者ののみものであったが、唐代になって庶民も茶をのめるようになった
    ・お茶を飲むには9つの難しい点がある。製茶、茶の飲み分け、茶器、火、水、あぶり方、粉末の仕方、煮立て方、飲み方
    ・3人でのむのがいい、5人、7人といい。

    ■茶の資料集
    ・魯の周公旦、斉の相、晏嬰など、古典からお茶の記事を紹介する、漢詩なども。

    ■お茶の産地 中国でのお茶の名産地の紹介、どこだか、よくわからない

    ・山南では、峡州
    ・淮南では、光州
    ・浙西では、湖州
    ・剣南では、彭州
    ・浙東では、越州
    ・黔中(けんちゅう)では、思州、播州、費州、夷州

    ■略式の茶のたて方
    ・野点の器具、7種。
    ・どういう茶器をもっていけばいいのか

    ■茶経全体を一幅の図にしておけばよい

    目次
    凡例
    茶経 巻上
     「一之源」(一、茶の起源)
     「二之具」(二、製茶器具)
     「三之造」(三、製茶法)
    茶経 巻中
     「四之器」(四、茶器)
    茶経 巻下
     「五之煮」(五、茶の煮たて方)
     「六之飲」(六、茶の飲み方)
     「七之事」(七、茶の史料集)
     「八之出」(八、茶の産地)
     「九之略」(九、略式の茶)
     「十之図」(十の図)
    参考文献
    解説
    索引

    ISBN:9784062921350
    出版社:講談社
    判型:文庫
    ページ数:460ページ
    定価:1490円(本体)
    発売日:2012年10月10日第1刷
    発売日:2018年08月01日第3冊

    0
    2023年11月27日

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