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近代日本の地図づくりは、どんな技術で、いつ始まったのか。
明治政府が国土を測り始めて150年。測量を積み重ね、やがて航空写真も用いて得た情報をもとに、人間の手あるいは図化機によって手作業で描かれていた。
それによって描かれた「2万5000分1地形図」は、1908年に作成が始まったが、離島を除く日本全国4000面以上の図が完成したのは1981年、さらに北方領土なども整備されたのは2014年であった。
そして今、ようやく完全整備された「2万5000分1地形図」は使われる機会が激減している。衛星による測量技術やデジタル技術の進化による図化の方法、形式の変容などが新しい地図の世界を開いているのである。
三角点から電子基準点へ、航空測量に加えた衛星測量、また図の表現形式の目的別多様化など、まったく姿を変えつつある地図づくりとその活用法の広がりを紹介。
Posted by ブクログ 2022年02月04日
現代ほど手軽に人が地図を使っている時代
はないと思われます。
しかも持ち歩く必要もありません。
では、その地図はどうやって作られている
のでしょうか。
日本では伊能忠敬氏が「実測」して作った
地図が始まりと言われていますが、そこか
らどのような歴史を経て現代の地図へ進化
したのでしょうか。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月03日
国土地理院にいた技術者が国土地理院の地図作成の歴史から現在の地理院地図の使い方まで、地形図に関するあれこれを網羅的に書いた本です。講談社メチエなのでもう少し固めな内容なのかと持っていたのですが、現代新書かブルーバックスに入れても良い柔らかさ、というか新書にしていろんな人に読んでもらいたい本です。地形...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月03日
GoogleMapとか、スマホのナビ機能など知らず知らずのうちに日常的に地図に関わるサービスの提供を受けている私たち。その地図の進化についてまとめられた国土地理院元職員の著書による1冊です。
知っているようで知らない情報満載でした。いくつか例を挙げます。
1)高校生ぐらいでよく地理の授業で触れた国土...続きを読む
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