文春文庫の検索結果

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  • 紅茶を注文する方法

    紅茶を注文する方法

    小説・文芸
    3.9
    1巻509円 (税込)
    戦った、敗れた、ボロボロになった! 「真人間への道」「座席の選び方」「わたしのダイエット」など、何でもないことに苦しみ抜くツチヤ教授が、襲いかかる周囲の人間、自然現象、運命を相手に戦いを挑み、敗北にまみれ、更に苦悩を深めるさまを切々と訴えた爆笑エッセイ。週刊文春長寿連載「棚から哲学」シリーズ第4弾。
  • 生きるコント

    生きるコント

    小説・文芸
    4.1
    1~2巻509~611円 (税込)
    どうして? 真面目に生きているつもりなのに…すべてがコントになってしまう人生。思えば子供の頃からそうだった。小学4年生のバレンタイン。ひどかった。大学入試当日。危なかった。おかんとの海外旅行。なぜか合体。彼とのクリスマスイブ。なんでそうなるの。人生で25本しか映画を見たことがないのに映画監督になり(主演・宮崎あおいと西島秀俊)、リオのカーニバルに出かけたら自分一人がビキニだった夜のバス…これ、全部実話です。おすぎさんとの特別対談も収録!
  • 満ちたりぬ月

    満ちたりぬ月

    小説・文芸
    3.7
    1巻509円 (税込)
    34歳の絵美子は結婚して子供が二人、幸せな主婦生活を送っていた。一方、同級生の圭は人気イラストレーターになり、お金や男にも不自由しない生活を手に入れていた。夫との離婚を決意した絵美子の目には、圭のきらびやかな生活が羨ましく映り始める。圭は“絵美子の親友”の役割を内心イラつきながら演じているが……。二人の間に、ねたみや葛藤が沸々と込み上げる。女の生々しい感情を描かせたら当代一、林真理子が「女の幸せ」を問う意欲作! ドラマ化原作。
  • アメリカの壁

    アメリカの壁

    小説・文芸
    3.8
    1巻509円 (税込)
    40年の時を超えて大きな話題になった表題作「アメリカの壁」を含む傑作短編集。  1977年に発表された「アメリカの壁」に登場する孤立主義者のアメリカ大統領が、トランプ大統領を想起させることから、「トランプ政権 予言の書?」と新聞に取り上げられたり、ネット上で「いま読むべき作品」「現実がSFに近づいた」といった声が相次ぐなど、大きな話題に。 ●「アメリカの壁」あらすじ●  ときは冷戦時代。ベトナム戦争以降のアメリカは国外問題への関心を急速に失いつつあった。「輝けるアメリカ」「美しいアメリカ」というスローガンを掲げて当選した大統領は、国内問題には熱心だが、対外政策はどこか投げやり。  そんなときアメリカは突然、出現した「壁」に囲まれ、外部との交通、通信が一切、遮断されてしまう。しかし、なぜか大規模なパニックは発生せず、「アメリカは生きつづけるだろう」と語る大統領のもと、アメリカ国民は意外に落ち着いていた。 「どう考えたって・・・・・・これはおかしい」  アメリカ国内に閉じ込められた日本人ライターは、そんな状況に不審に感じて調査を始める。 「アメリカは、“外”の世界に、ひどくいやな形で傷つき、萎縮(シュリンク)しはじめた。そいつは認めるだろ? 今の大統領は、その方向をさらに強め、妙な具合にカーブさせた。彼は “幸福な新天地時代”のアメリカのノスタルジイに訴え、そこからの再出発を考えているみたいだった」 「たしかにアメリカにとっては、“すてきな孤立”だ」  そして男がたどりついた真相とは。  表題作の他に、アンデスのマヤ文明遺跡から出土した棺のなかのミイラがいざなう不思議な時間旅行「眠りと旅と夢」や、「鳩啼時計」「幽霊屋敷」「おれの死体を探せ」「ハイネックの女」といった傑作SF5篇も収録。  電子版オリジナル解説では、小松左京の家族である小松実盛氏が各作品の背景を詳細に紹介。テーマにこだわらず1977~78年に発表された作品を集めた結果、ミステリあり、コミカルタッチあり、ホラーありとバラエティにとむ本書収録作の位置づけや、同じテーマを扱った他の作品を案内。日本が生んだ最高のSF作家、小松左京の豊潤で広範な作品世界に関する格好の入り口となっている。  また、初めて公開される自筆メモや、プロの漫画家として活躍した時期もある著者の一コマ漫画を特典画像として収録。
  • 落日の王子 蘇我入鹿(上)

    落日の王子 蘇我入鹿

    小説・文芸
    3.8
    1~2巻509~540円 (税込)
    皇帝になって政治を支配したい。さらに大王となって祭祀も支配したい。その両方の権威を併せ持つ座に上ろうと、蘇我入鹿は野望を燃やし、夫を亡くして間もない、年上の皇極女帝に迫る。三十歳を過ぎたばかりで、肌は茶褐色に近く、目が異様に大きいこの男は、骨太の体躯に加え、黒く太く吊り上った眉を生やし、張った顎には強い意志と生命力がみなぎり、蘇我本宗家・蘇我蝦夷の長子としての存在感を強く主張している。歴史ロマンの第一人者・黒岩重吾の傑作歴史小説が遂に登場!
  • 私の東京物語

    私の東京物語

    小説・文芸
    -
    1巻509円 (税込)
    伊吹マリ、松永てるほなど、今はなき日劇ミュージックホールの踊り子たち、「箏曲教授」の札を掲げた娼家とその女たちとのまじわり、年に一度かつての客から香水を贈られる元娼婦の心情、赤線廃止後の向島「鳩の町」の思い出、無残にも伐られてしまった銀座の柳並木と露店の消滅、浅草や新宿にあったスポーツランド……。坂を愛し、雑踏を愛し、都会を愛した作家の眼がとらえた昭和30、40年代の東京。その懐かしい風景の数々を垣間見ることができるアンソロジー。
  • 富士山頂

    富士山頂

    小説・文芸
    4.2
    1巻509円 (税込)
    気象庁の長年の悲願だったレーダーにようやく大蔵省の予算がついた。これが実現すれば、正確なデータが迅速に入手でき、より正確な気象予報ができる。しかし、激しい乱気流が渦巻き、天候の変わりやすい富士山の頂にどうやって重い資材を運び、レーダーを建設し、東京の気象庁まで無事にデータを送り届けるのか。2年間でレーダーを完成させなければならない。気象庁とメーカーの戦いはこれからだ。現場の担当者・技術者たちの苦闘を描き出す、異色の山岳小説。
  • ダイヤモンドダスト

    ダイヤモンドダスト

    小説・文芸
    3.9
    1巻509円 (税込)
    火の山を望む高原の病院。そこで看護士の和夫は、様々な過去を背負う人々の死に立ち会ってゆく。病癒えず逝く者と見送る者、双方がほほえみの陰に最期の思いの丈を交わすとき、時間は結晶し、キラキラと輝き出す……。絶賛された第100回芥川賞受賞作「ダイヤモンドダスト」の他、理想の医療に挫折し、タイ・カンボジア難民キャンプ地での特異な体験に活路をもとめる医師と末期癌の患者として彼の前に現れたかつての恋人との日々を描いた「冬への順応」など短篇四本を収録する。
  • まぼろしの完全犯罪

    まぼろしの完全犯罪

    勝海舟が二人いた!? 小説家を目指して、歴史の謎に取り組む主人公は、師匠である大衆作家・長谷川竜五郎の家にせっせと通っている。ところが長谷川の美貌の夫人が、自邸でのパーティで惨殺される事件に遭遇する。……小説には、現実の殺人事件を解く鍵がいくつも隠されていた。奇抜な構成のため、これ以上詳細は書けない長篇「勝海舟の殺人」と文庫初登場の「日本のピラミッド殺人事件」を収録。作家生活35周年を記念して刊行された初の自選文庫選集の第1回配本という著者の自信作。
  • プロレス少女伝説

    プロレス少女伝説

    1980年代の女子プロレス。華やかにリングに上がる選手たちと、熱狂する少女たちの怒涛の歓声。あれはいったい何だったのか? 柔道から女子プロレスに転向した一匹狼の神取しのぶ。中国帰国子女で、日本語がわからずに毎日見ていたテレビで女子プロレスに出会った天田麗文。日本の女子プロレスに“就職”したアメリカ人、デブラ・ミシェリー。異質な3人を通して、独自の女子プロレス文化を生みだした日本社会をふかく見つめる、第22回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
  • 28年目のハーフタイム

    28年目のハーフタイム

    本書を読まずして日本のサッカーを語ることなかれ! 1996年夏のアトランタ。28年ぶりに五輪出場を果たしたサッカー日本代表は、ブラジル戦での奇跡的な勝利で世界中を沸かせた。だが、躍進の陰で矛盾と亀裂を抱えたチームは、続くナイジェリア戦のハーフタイムで、ついに崩壊する。安易な喝采と批判を容赦なくあびせ、日々消費される報道からはけっして見えてこない監督、選手たちの葛藤を、深い愛情と洞察力によって肉迫した、スポーツ・ドキュメンタリーの新しい金字塔。
  • アジア海道紀行

    アジア海道紀行

    小説・文芸
    -
    1巻509円 (税込)
    アジアにおいては、文明の窓口はつねに海に面していた。インドのボンベイ、ゴア、インドネシアのジャカルタ、マレーシアのペナン、ベトナムのホーチミン、そして台湾・台南……いまもってこうした港町には、「海のシルクロード」を感じさせる歴史の断片が散らばり、民族の濃縮されたアイデンティティがある。日本海の港町で育った著者が、海洋民族としての一体感をこれら「海の道」をたどりながら見つけだし、そこで暮らす同時代人の表情、夢、生活の息吹を描きだした傑作紀行。
  • そんなバカな! 遺伝子と神について

    そんなバカな!

    小説・文芸
    4.1
    1巻509円 (税込)
    嫁と姑はなぜ憎み合わねばならないのか? 魅力的で性格もいい男がどうして浮気だけはおさまらないのか? 賭博と酒におぼれ、すってんてんになっても渡り歩く男がなぜ滅びないか。倹約にいそしみ、お金がたまると「うしし」とほくそえみたくなるのはなぜか。そもそも賢いはずの人間がときとしてアホなことをしでかすのはなぜなのか? この深遠なる人間行動の謎に「利己的遺伝子(セルフィッシュジーン)」という考え方から迫る“天才”竹内久美子の最高傑作。
  • 経営に終わりはない

    経営に終わりはない

    ビジネス・実用
    4.2
    1巻509円 (税込)
    ピラミッド型の会社組織にしない、自社独自の製品を作る、エキスパートを陽のあたる場所に出す、一企業の枠を超えて社会的責任を負う――戦後の混乱の中、天才技術者本田宗一郎とコンビを組み、経営を一手に引き受けて本田技研を世界的な企業にまで育て上げながらも、裏方に徹して表に出ることのなかった藤沢武夫が、自らの半生を振り返って書き記した経営理念。長引く不況、企業の不祥事が相次ぐ今だからこそ、経営とは何かを見つめなおすビジネスマン必読の書!
  • トンカツの丸かじり

    トンカツの丸かじり

    小説・文芸
    4.0
    1巻509円 (税込)
    人生いろいろ、食い物いろいろ、エッセイも種種雑多。ヘーソクとコントンの世界で「丸かじり」を読める日本人はシアワセだ! 貧しい時代を思い出す、でもなつかしいイモのツルを食べてみる、ビアホールにおける“枝豆まじりの人は大したことない”の法則発見、スキヤキの“肉疑惑”を追及する、あこがれの「粋に蕎麦屋で一杯」に挑戦、いまどきの野菜たちを叱る、自家製ナマリ節のうまい作り方教えます……身近な食べ物に対して、著者の飽くなき追求は続く。
  • キャベツの丸かじり

    キャベツの丸かじり

    小説・文芸
    3.8
    1巻509円 (税込)
    読めばたちまち極楽気分。暗い気分を一掃し、笑いの渦へと巻き込む人気シリーズ「丸かじり」。本書で俎上にあがった題材は、有名ラーメン店の行列に懐かしの段々のり弁製作、おでんについての苦言。サバについては、ふんがーっと血気盛んにその美味を持ち上げ、ごはんにあうおかずを大マジメに論じる。カツ丼探索をこころみんとしながら、つい目線は「食べ方のイケナイ」諸氏に向いてしまう……素朴な疑問と旺盛な好奇心あふれるシアワセな笑いに満ちた一冊。
  • タコの丸かじり

    タコの丸かじり

    小説・文芸
    3.6
    1巻509円 (税込)
    獲れたてのタコをがしがしと丸かじりして「いけない……うまいもの食ってると嫉妬される」とおびえながらもついうっとり。フライ一族の中でトンカツの次に偉いのはメンチカツとハムカツのどっち? カレー専門店は明るいのに牛丼屋の雰囲気はなぜ暗い? ヒラメとエビ入りネコ缶の味わいとは? うまくて凄いショージ君の日常は、読むほどにしみじみじんわり、笑いの涙がにじみます……。あくなき探求心と鋭い観察眼が捉えた抱腹絶倒の食べ物エッセイ「丸かじり」シリーズ。
  • 妖怪と歩く ドキュメント・水木しげる

    妖怪と歩く

    小説・文芸
    3.0
    1巻509円 (税込)
    大ヒット作『ゲゲゲの鬼太郎』を描いた漫画家。ラバウル島の戦闘で負傷し、隻腕となった水木上等兵。意外にも別荘評論家の水木さん。アシスタントや一族を養う経営者。世界中の妖怪を研究したいと情熱を迸らせる大正生まれ。「水木しげるという人はいつどこにいても自分の心を楽しませるものを即座に見つけだすことができる、だから幸せ」。アメリカへ、故郷・境港へ、パプアニューギニアへ、二年間の密着取材で、手塚治虫と並ぶ巨匠の実像を描く傑作ノンフィクション!
  • やまない雨はない 妻の死、うつ病、それから…

    やまない雨はない

    「小春日和のような穏やかな暮らしを一変させた妻の入院、そしてあまりに唐突な末期ガン宣告。それは私にとって、すさまじい木枯らしの日々の始まりでした」。老年期のとば口でたったひとりの家族を失ない、やがて深い孤独と後悔から体調を崩し、しだいにうつ状態へと落ち込む。元NHKのお天気キャスターとして人気を博した著者が、伴侶の死、自殺未遂、精神科入院を経て回復するまでの痛切な日々を率直に語り、反響を呼んだベストセラー。
  • われ笑う、ゆえにわれあり

    われ笑う、ゆえにわれあり

    小説・文芸
    3.9
    1巻509円 (税込)
    以前から書きとめていたものがかなりの量になり、出版をしきりに勧めてくれる人がまわりにいなかったので、自分から出版を交渉した結果がこの本である(「はじめに」)。「今日からタバコをやめられる──でなくても禁煙をやめられる」「女性をとことん賛美する」「何も考えないで楽しく生きる方法」など、恐妻家で助手にも尊敬されない大学教授にして笑う哲学者・土屋賢二が、人間についてテツガク的に考察した抱腹絶倒の処女エッセイ集。ロングセラーであります。
  • 夢の封印

    夢の封印

    小説・文芸
    -
    1巻509円 (税込)
    会社の上司ともう7年越しの愛人関係を続けている紘子。その関係は安定していたが、ブラジルからやって来た取引先の男と仕事で何気ない会話を交わすうち、微妙に気持ちが動いて……感情と恋の一瞬の移ろいをあざやかに描いた表題作。そのほか、きまじめな女性介護ヘルパーが“生”と“性”が切り離せないことを悟る「月待ち」など、生きることの根源である官能と性をくっきりと描いた、忘れがたい読後感をのこす7篇の短篇集。
  • 壊れたおねえさんは、好きですか?

    壊れたおねえさんは、好きですか?

    小説・文芸
    4.0
    1巻509円 (税込)
    とりあえず仕事も収入もある。女友だちもライフパートナーもいる。ただいま40代半ば。うさぎ女王様に足りないもの、それは性的魅力だった! 男ぎらい→ホストクラブ通い→モテたい!と公言→15歳年下のホストにハマる→プチ整形→本格整形で美人に。フェロモンやレイプ妄想やオナニーや老け専についての考察。「ダメ男好き」は自傷嗜癖? 六本木SMバーの夜、何が起きた? ……この本は、女王様がジタバタと悪あがきした1年間の輝かしい記録である。
  • 姫君

    姫君

    小説・文芸
    3.8
    1巻509円 (税込)
    「母が首を吊ったのを見つけた時、ぼくが、まだ五歳だったのは幸せなことだ。十歳だったら泣きわめいていただろうし、十五歳だったら心の病気にかかってた。今だったらどうだろう。きっと笑ってた。二十歳。もう、ぼくは、人が、おかしくなくても笑うということを知っている」(本文より)。人が人を求める気持ち、コトバにできない寂しさを描いた短篇集。人を愛することで初めてうまれる恐怖、そんな“聖なる残酷”に彩られた、忘れがたい物語。
  • 隣りの女

    隣りの女

    小説・文芸
    3.8
    1巻509円 (税込)
    夫の給料をつましくやり繰りして、家事と内職で毎日が過ぎていく平凡な主婦に訪れた恋。“人妻の恋の逃避行”(そして、気になるその後)をあざやかに描いた表題作。家族のために頑張って、気がついたらそろそろ30歳…な主人公の微妙な恋心を衝いた「幸福」と「胡桃の部屋」。大人になって出会った異母兄弟の愛憎をえがく「下駄」。突然の飛行機事故により、向田邦子の絶筆となった「春が来た」。いずれも読んだら忘れられなくなる、まさに珠玉の5篇。
  • さすらいの女王

    さすらいの女王

    小説・文芸
    4.3
    1巻509円 (税込)
    豊胸手術でDカップのオッパイを手に入れた女王様。「巨乳元年」を謳歌すべく、380万円かけて渋谷区に遷都するも、家計は火の車。男にフラれ、カレン・カーペンターに自分を重ね、己の遺伝子について考える。そんな試練と苦悶のなか、子宮筋腫が発覚。さらに癌の疑いまで勃発! やりたい放題だった女王様に「どう生きるか」というシビアな問題が突きつけられることに。一方その裏では、宿敵・港区役所の魔の手が忍び寄っていた…。あぁ、女王様の安住の地は何処に!?
  • 沖で待つ

    沖で待つ

    小説・文芸
    3.8
    1巻502円 (税込)
    第134回芥川賞受賞作。待望の電子化! 仕事のことだったら、そいつのために何だってしてやる。そう思っていた同期の太っちゃんが死んだ。約束を果たすため、私は太っちゃんの部屋にしのびこむ。仕事を通して結ばれた男女の信頼と友情を描く芥川賞受賞作。待望の電子化。「勤労感謝の日」「みなみのしまのぶんたろう」併録。
  • 幽霊晩餐会

    幽霊晩餐会

    小説・文芸
    3.0
    1巻502円 (税込)
    都内屈指の高級フランス料理店から、まるで心当りのないディナーの招待を受けた宇野警部と恋人の夕子。訝(いぶか)りながらも店を訪ねてみたところ…2人を出迎えたシェフが唐突に打ち明けた。「今夜、誰かが私を殺そうとしているのです」。おなじみ幽霊コンビが豪華フルコースを堪能しながら犯人を暴く表題作ほか、ユーモア溢れる全7篇。息もつかせぬ展開のはてに人生のほろ苦さ、人の優しさが見えてくる! 大人気幽霊シリーズ第22弾。
  • 勝手にふるえてろ

    勝手にふるえてろ

    小説・文芸
    3.6
    1巻502円 (税込)
    私には彼氏が二人いる──中学時代からの不毛な片思いの相手と、何とも思ってないのに突然告白してきた暑苦しい同期。26歳まで恋愛経験ゼロ、おたく系女子の良香は“脳内片思い”と“リアル恋愛”のふたつを同時進行中。当然アタマの中では結婚も意識する。しかし戸惑いと葛藤の連続で……悩み、傷つき、ついにはありえない嘘で大暴走!? 良香は現実の扉を開けることができるのか? 切なくキュートな等身大の恋愛小説。単行本未収録「仲良くしようか」も収録!
  • IWGPコンプリートガイド

    IWGPコンプリートガイド

    小説・文芸
    3.7
    1巻502円 (税込)
    池袋ウエストゲートパーク(IWGP)シリーズの全てが分かる! キャラクター図鑑、全エピソード解説、マコトのいけてる音楽ライフから、スピード感溢れる文体の秘密まで、IWGPワールドを徹底解剖。池袋詳細マップを片手にマコトの住む商店街をめぐるもよし、作中の名場面を彩ったクラシック音楽を全制覇するもよし。堤幸彦監督が語る、ドラマ制作秘話も加わったファン必須の一冊。
  • 70年代カルトTV図鑑

    70年代カルトTV図鑑

    小説・文芸
    -
    1巻499円 (税込)
    どこから読んでも懐しさで体が震える痛快TV読本! インドの山奥で修行し、悪と戦わずに政治家に訴えるレインボーマン。お茶の間を沸かせた電線音頭のデンセンマン。 令和では見られない、70年代テレビ番組の「ゆがみ」を楽しく徹底解説。 ※この電子書籍は2001年4月刊行の文春文庫を底本としています。電子化にあたって、一部の収録画像や内容を変更しております。予めご了承ください。
  • なつかしのTV青春アルバム! 特撮・アクションドラマ篇

    なつかしのTV青春アルバム! 特撮・アクションドラマ篇

    小説・文芸
    -
    1巻499円 (税込)
    ぼくらの教科書はブラウン管の中にあった! ジャイアントロボが、念仏の鉄が、ロボコンが、カースケが人生の先生だった…。熱い思いと愛惜でつづった懐かしのTV番組の数々。 『サンダーマスク』『仮面ライダー』『快傑ライオン丸』『必殺仕事人』『太陽にほえろ!』『月光仮面』など50本以上の作品の魅力を語り尽くした1冊を電子復刻しました。 ※この電子書籍は2001年12月刊行の文春文庫を底本としています。電子化にあたって、一部の収録画像や内容を変更しております。予めご了承ください。
  • 落談まさし版 三国志英雄伝

    落談まさし版 三国志英雄伝

    小説・文芸
    4.7
    1巻499円 (税込)
    さだまさしの「語り」で甦る中国英傑たち。 さだまさしが、あの古典を語ったら……? 劉備が、曹操が、そして諸葛孔明が、なんだかおかしい。有名な中国英傑たちが、近所のおじちゃんに思えてくる。 桃園の契りから三顧の礼、劉備の死まで。定評ある話芸の才で挑戦した6時間の口演を紙上で再現。 初心者にはまたとない水先案内、上級者にも全く新鮮な「笑える三国志」!
  • さまざまな季節に

    さまざまな季節に

    小説・文芸
    -
    1巻499円 (税込)
    才気あふれるユーモアが織りなす、まさしの不思議な世界。 青春の喜び、悲しみ、楽しさ、苦しみをみずみずしいタッチで綴った23の自画像風エッセイ。 幼い日のほろ苦い思い出をめぐる「泣いた赤鬼」、ユーモアあふれる「珍さんの薬」など5つの短篇小説。 まさしのステージで味わう感動を、本書でどうぞ!
  • 噺歌集

    噺歌集

    小説・文芸
    4.0
    1~5巻499円 (税込)
    3時間のコンサートのうち2時間はしゃべる、という しゃべりストさだまさしのステージをまるごと再現する活字ライブ。 シリーズ第一集は1980年前後のおしゃべりの中から選んだ 傑作面白ばなしをまとめて90本!  とにかく笑っちゃうアドリブに痛烈な楽屋落ち。 さらに自身の幼少期の話から、アリス、松山千春といった音楽仲間の話題まで。 さだまさしの歌を聴きながら読めば最高です。
  • 二小節の詩 愛を読むカレンダー365

    二小節の詩 愛を読むカレンダー365

    小説・文芸
    -
    1巻499円 (税込)
    若きさだまさしが人生、愛、音楽を語った選りすぐりの365の言葉。 「体内に燃えたぎる熱い血を抱きしめて、それでも僕は、できるだけ静かに歩いてゆくつもりです。」 「『言葉』というもの程、鋭い刃物をまだ知りません。」 「人の優しさは甘さではなく、許容量である、と思う。」 「一分一秒を重くするには、一分一秒を思いやるといい。」 1982年当時のさだまさしの著作やインタビューから選び抜いた言葉の数々。 みずみずしい感性にあふれた20代のさだまさしが蘇る。 レコーディングやコンサート風景などの写真、本人によるイラストも多数収録。
  • レキシントンの幽霊

    レキシントンの幽霊

    小説・文芸
    3.7
    1巻499円 (税込)
    古い屋敷で留守番をする「僕」がある夜見た、いや見なかったものは何だったのか? 椎の木の根元から突然現れた緑色の獣とそのかわいそうな運命とは。「氷男」と結婚した女は、なぜ南極に行こうとしたのか……。次々に繰り広げられる不思議で、楽しく、そして底なしの怖さを秘めた7つの物語。
  • よろづ春夏冬中

    よろづ春夏冬中

    小説・文芸
    4.0
    1巻499円 (税込)
    「タマシイの容器はいろいろだからね」 貝殻細工の小函、夕顔の鉢植え、蓋つきの飯茶碗……。思いがけないことから、彼らの運命は動きはじめる。妖しく煌く14の短篇集
  • 体は全部知っている

    体は全部知っている

    小説・文芸
    3.8
    1巻499円 (税込)
    「アロエが、切らないで、って言ってるの。」 ひとり暮らしだった祖母は死の直前、そう言った。植物の生命と交感しあう優しさの持ち主だった祖母から「私」が受け継いだ力を描く「みどりのゆび」など。日常に慣れることで忘れていた、ささやかだけれど、とても大切な感情――。心と体、風景までもがひとつになって癒される13篇を収録。
  • 時の罠

    時の罠

    小説・文芸
    3.8
    1巻499円 (税込)
    辻村深月、万城目学、湊かなえ、米澤穂信――。 綺羅、星のごとく輝く人気作家たちによる、“時”をテーマにしたアンソロジー。 小学校時代に埋めたタイムカプセルがほどくこじれた関係、配置換えになった「縁結び」の神様の新たな仕事、人類には想像もつかない悠久なる物語……。 “時間”が築いたきらびやかな迷宮へ、ようこそ――。
  • ぼくは勉強ができない

    ぼくは勉強ができない

    小説・文芸
    4.0
    1巻499円 (税込)
    不朽の青春小説が今再び! 勉強はできないが女にはモテる――高校生・時田秀美に女は皆ときめき、男は皆あこがれた。著者書き下ろしメッセージも収録。
  • デズデモーナの不貞

    デズデモーナの不貞

    小説・文芸
    3.3
    1巻499円 (税込)
    池袋のバー〈まりえ〉の客は曲者ぞろい。「私はアクマのもの」と言いはる美女。女から女に渡り歩く手配師。ああ、こんなことならと人妻の素行調査に頭をかかえる元刑事。絶体絶命のピンチに追いこまれながらも、へこたれないつわものが今宵もカウンターに陣どって……。笑いと戦慄に満ちた超サイコ・ミステリ!
  • 幽霊注意報

    幽霊注意報

    小説・文芸
    3.0
    1巻499円 (税込)
    駅のタクシー乗場で突如弾丸に襲われた母娘。現場に居合わせた宇野と夕子は、すぐに犯人が割れるだろうと予測したが、母親を予期せぬスキャンダルが襲い、事態は思いがけない方向へ…(「裏切った弾丸」)。心霊スポットを紹介するロケ現場で、1人のお笑いタレントが毒を盛られた疑いで急死。妻は自分が夫を恨んでいたことを告白、またロケの際はかならず手づくり弁当を持たせていたことも明かした…(「幽霊注意報」)。日常に潜む悪意――赤川マジックは今作も絶好調! 大人気「幽霊」シリーズ第23弾。
  • ミナを着て旅に出よう

    ミナを着て旅に出よう

    小説・文芸
    3.8
    1巻499円 (税込)
    オリジナル生地から服を作り上げる独自のファッションブランド「ミナ ペルホネン」。温かな手触りと空気感に満ちたコレクションからは、どこか懐かしい心象風景が立ち上がってくる。魚市場で働いていたデザイナーの皆川明さんの若き日々から、駅伝のようなチームワークの現場まで、膨大な手間暇をかけた唯一無二の服作り、クリエイションの源を静かに語った。まさに、ファン垂涎の宝物のような一冊!
  • きれぎれ

    きれぎれ

    小説・文芸
    3.6
    1巻499円 (税込)
    絵描きの「俺」の趣味はランパブ通い。高校を中途で廃し、浪費家で夢見がちな性格のうえ、労働が大嫌い。当然ながら金に困っている。自分より劣るとしか思えない絵を描く知人の吉原は、認められ成功し、自分が好きな女と結婚している。そんな吉原に金を借りにいく俺なのだが……。現実と想像が交錯し、時空間を超える世界を描いた芥川賞受賞の表題作と短篇「人生の聖」を収録。町田康ならではの、息もつかせぬ音楽的な文体。読むことがめくるめく快感、そんな作品です。
  • 撫で肩ときどき怒り肩

    撫で肩ときどき怒り肩

    小説・文芸
    3.0
    1巻499円 (税込)
    鏡の前で自分の体型変化を発見して愕然とする。友達とする昼下がりの長電話。編み物しながら連続テレビドラマを観るとき。買おうか、買うまいか、店頭で決断するとき。私のホロスコープなんて知らなきゃよかったと気づいたとき。露天風呂で平泳ぎをしてみたら。パリで出会った鉄腕アトム。……この世で一番面白いことは、平凡な日常の中にひそんでいる。読めば途端にあなたにも愛と勇気がわいてくる! 笑いがとまらない過激な辛口コラムが64篇。
  • あたしが海に還るまで

    あたしが海に還るまで

    小説・文芸
    3.3
    1巻499円 (税込)
    「もう、父親にやられてんの、いやんなっちゃったし」性暴力を続ける義父と、見て見ぬふりをする実母にうんざりして、16歳で家を出た静子の凄絶な青春時代。逃避行、東京への出奔、セックス、中絶、旅館の住み込みからスナックのホステスとなり、マンガ家や歌手への夢を抱いて再び上京、レーサー崩れの男との結婚・破局まで、激流のような、辛苦と希望が交錯する日々。映画化された話題沸騰作『ファザーファッカー』とともに、内田春菊の原点を描く傑作小説。
  • 証明

    証明

    小説・文芸
    4.0
    1巻499円 (税込)
    妻はきっと不倫している――収入のない小説家志望の夫は、雑誌記者の妻に、日に日に嗜虐的になってゆく。とことん追い詰められた妻は……「証明」。農地が住宅地に変わってゆく。新旧の住民が混じる町で起きた殺人の闇を描く「新開地の事件」。努力の末、新興宗教の教祖になりあがった男の軌跡「密宗律仙教」。夫の東北出張中に東京で妻が殺された。夫の足取りは確認され、妻を訪ねた男の存在も。しかし何かがおかしい?「留守宅の事件」。日常に潜む惨劇を描いた傑作推理4篇!
  • 家族力

    家族力

    小説・文芸
    3.5
    1巻499円 (税込)
    両親。兄弟姉妹。連れ合いと、その身内。そしてわが子。これらのひとが、難局に際して力を分散させず、ひとつに結集すれば……(本文より)不安と混迷の時代、人と人のつながりが見直されている今、何を信じ、どう行動すればいいのか。直木賞作品『あかね空』の著者が、2億円もの借金返済にむかう勇気を与えられた家族の絆。困難なときにこそ求められ、元気の源となる「家族力」とは。3度の結婚をするなど、波乱万丈の人生から学んだ、愛と人情あふれる自伝エッセイ集。
  • 自殺

    自殺

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻499円 (税込)
    「最初に自殺を考えたのは小学六年生の時です」──自らの未遂体験を通じ、芥川賞作家・柳美里が高校生に問う、生きる意味。作家、マラソン選手、アイドル歌手、いじめによる中学生の死など、多くの自殺具体例の核心を見据えて掲げられる、逆説的自殺のすすめ。私は「自殺を肯定しているのか、それとも自殺の抑止について語ろうとしているのか」。読者は透徹した視点で「生きること」「死に向かうこと」を社会構造とともに解き明かす本書をいかに捉えるべきなのか?
  • 恋愛詐欺師

    恋愛詐欺師

    小説・文芸
    3.8
    1巻499円 (税込)
    ガタガタの歯並びで下腹の突き出た、プライドだけは高い名門女子大生デリヘル嬢。「あたしバカだからわかんな~い」を口癖に、男を欺き続けることが生きがいのC級グラビアアイドル。ベトナムのレストランの端正なボーイに一目惚れして、彼と関係をもつためだけに通いつめる小説家。大昔のアイドルのような服を着て、自家製の天国にすむ、自称作家──。不気味でありふれた女たちが垣間見せる、虚無的で渇いた性愛模様を描いた短篇集。岩井志麻子版「黒い報告書」!
  • 犬が育てた猫

    犬が育てた猫

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    優しい老犬に育てられた猫は自分を犬と思っているのかどうか、鷹揚で食卓の上の食物を狙ったりすることがまったくなかったのが、二度の失恋以来調子が狂って、ついに食卓の上の魚を盗んだ。「おまえともあろうものが、なぜそんなことをするのだ」と、私は猫に言った。間もなく、その猫はふっと姿を消してしまった……。二度と戻ってこなかった愛猫への思いを語る表題作はじめ、日常生活、嗜好、交遊、戦中体験、追悼、独自の濃密な文学空間を軽妙洒脱な文体で綴る絶妙のエッセイ集。
  • 検屍 M・モンローのヘア

    検屍

    小説・文芸
    4.0
    1巻495円 (税込)
    マリリン・モンローの死は自殺か他殺か。世紀の美女の急死にマスコミは騒然、好奇心が突出した取材攻勢に検視官は沈黙の反抗を起こす。奇遇なことにアメリカで冤罪事件を調査していた著者は、くだんの検視官へと到達することになる。大宅賞受賞作家がシャロン・テート、ロバート・ケネディの担当官でもあったトーマス野口に取材し、その謎を探る「M・モンローのヘア」他、人種差別のからむアメリカの実情をひもとくとともに日本の冤罪事件を取り上げ、刑事司法のあり方を問う注目作。
  • 七人のトーゴー

    七人のトーゴー

    小説・文芸
    3.0
    1巻495円 (税込)
    七十億円を稼いだリングの悪役、グレート・トーゴーをはじめ、第二次大戦直後、アメリカで人気を呼んだ日系悪役レスラーたちの消息を求めてハワイに行った主人公が、プロレスの世界に仮託してみずからの想いを重ねあわせる表題作をはじめ、プロレスという虚実の境目に実人生の機微を鮮やかに浮かび上がらせた「覆面剥ぎマッチ」、「セメントの世界」「クレージー・タイガー」「奈落の案内人」「ひとりぼっちのツアー」の異色短篇小説六作を収録する。
  • 私の映画の部屋

    私の映画の部屋

    小説・文芸
    4.0
    1~3巻495円 (税込)
    解説を締める決まり文句から「サヨナラおじさん」のユニークな異名をとり、多くのファンから支持された著者によるシネマの魅力満載のシリーズ第一作。誰よりも、何よりも映画を愛するがゆえ、感極まって涙流さんばかりに語るのは、巨匠チャップリンはじめ、ゲーリー・クーパー、ジョン・ウェイン、ビビアン・リー、黒沢明……。映画が最大最上の娯楽だった黄金時代を偲ぶシネマ讃歌、名優讃歌。字で読む名画劇場と、ジェスチャーまじりの名解説と……。
  • オキナワの少年

    オキナワの少年

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    戦後の日本から取残され病める部分を集約して担わされたオキナワ。無垢な少年の眼が捉えたオキナワの現実。表題作は、広く話題を呼んだ第六十六回芥川賞受賞作品である。併録作品の「島でのさようなら」は集団就職の船に乗る少年の苦い胸のうちを切実に描き、「ちゅらかあぎ」は、住み込み工員、浮浪者、日雇いなどなど、転々と居場所を変え、都市の底辺をさまようオキナワ出身の少年の、孤独と憧憬を緻密に綴る。これは著者初めての書き下し作品である。
  • 百人一首の世界

    百人一首の世界

    ビジネス・実用
    5.0
    1巻495円 (税込)
    「秋の田の かりほの庵の とまをあらみ わが衣手は 露にぬれつつ」を第一番とする小倉百人一首は、十三世紀に藤原定家によって選び定められた。七百年ものあいだ、多くの日本人によって口ずさまれ、親しまれてきた我が国唯一の「国民詩集」である。この本は、選ばれた百首の意味、それぞれの作者の人物像、その歌がよまれた時代の背景、それに選者、定家の評伝などを、やさしく丁寧に説いたもので、よりいっそう百人一首を楽しめる入門書だ。
  • 妻と娘の国へ行った特派員

    妻と娘の国へ行った特派員

    小説・文芸
    4.0
    1巻495円 (税込)
    インドシナ情勢を的確にとらえ、繊細な視線で人間の生を見つづけた報道記者・近藤紘一。ノンフィクションの真髄を味わわせる著作と爽やかなまなざしは今も多くの読者を魅了してやまない。彼はサイゴン、バンコクの特派員として東南アジアの人々の喜怒哀楽や生活につねに関心を向け、ベトナム人の妻と娘を通じてこの地域との縁はいっそう深まったが、惜しくも四十五歳でガンに斃れた。複雑な国情と厳しい風土に生きる人々のダイナミックな姿を活写したこのエッセイ集は遺作となる。
  • したたかな敗者たち

    したたかな敗者たち

    目の前にいつも戦争があった。傷つき斃れる同世代の若者たちがいた。五月革命に揺れるパリでのベトナム和平交渉を留学生として、サイゴン陥落による南ベトナムの崩壊を海外特派員として目撃した。インドシナ戦争報道にその青春を賭け、さらに国境地帯の砲声を追って今なお戦う人びとの真実を取材した書下しノンフィクション。北ベトナム軍の一兵士からジャングルの中で祖国再興をめざす老宰相まで、みずからを傍観者と位置づけながらも、彼らを描く筆致は愛情にあふれている。
  • 日本合戦譚

    日本合戦譚

    戦国時代から明治まで、歴史の転換点となった日本の代表的な合戦を集大成。毛利元就の善謀と麾下の団結が大勝をもたらした厳島の合戦、奇兵を弄した信長が大敵・今川義元を破った桶狭間の合戦、西南戦争の天王山・田原坂の合戦、戦国時代の序幕・応仁の乱、忠臣楠木正行が散華した四条畷の戦、大坂の陣における智将真田幸村の奮戦、さらには太閤秀吉の朝鮮出兵における小早川隆景らの奮戦など、歴史通の著者が史書を渉猟し、その精華を摘録、活写した滋味掬すべき歴史随想集。
  • 雑学艶学

    雑学艶学

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    弓削道鏡を筆頭に、古今東西の巨根、巨マン、性豪列伝。江戸時代のソープ(湯女風呂)、接吻の起源、豊臣秀吉の見事なラヴレター、徳川家康の淋病の話、死人に接吻する話、「ずいずいずっころばし」がエロ唄である説、古事記にはじまる「麻羅=刀」説、等々。およそ性にまつわるウンチクを余すところなく傾け尽くす。当代一の人生の達人が好評「雑学猥学」につづいて贈る、Y談のタネ本にして、知性と教養が読むほどに身につく、比較人類学(?)の薫り高い、これぞ人生の本!
  • キャッツアイころがった

    キャッツアイころがった

    小説・文芸
    4.0
    1巻495円 (税込)
    滋賀、京都、大阪。全く別々の場所で発見された三人の男たちの死体は、なぜ同じようにキャッツアイを呑みこんでいたのか。キャッツアイを共通点に、連続殺人事件と断定されたが、被害者同士の関係もつかめず捜査は難航する。一方、第二の被害者村山光行と共に、京都府立美術大学に学ぶ啓子と弘美は、村山の旅行体験から「事件の鍵はインドにあり」と睨んで一路カルカッタへ。そこで二人が掴んだ真実とは──。サントリーミステリー大賞に輝く傑作長篇推理。
  • 食味歳時記

    食味歳時記

    小説・文芸
    4.0
    1巻495円 (税込)
    子供時代の最上の美味「キントン」にはじまって、鍋物談義、目黒のタケノコ、大食と美食論、米のうまさについて、戦前のフランスで食べたスキヤキ、麩まんじゅうの味わい、佐藤春夫・幸田露伴とソバを食べた話……ヨーロッパ滞在も長く、演劇に文学に鋭いエスプリを有していた著者が、その批評眼を舌にうつして描いた文明論的味覚随筆。軽妙洒脱な文章で体験を語る各章は人生の世代、世代で異なる味覚の変化を見事に把えて、一種の老人学入門ともなり、もはやこの種随筆の古典である。
  • 日本武将譚

    日本武将譚

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    平将門は本当に粗野暴虐な謀叛人だったのか? 太田道灌の「みのひとつだになきぞかなしき」の山吹の逸話は、じつは虚構。伊達政宗が、豊臣、徳川の間に処して、戦国の世に遂に大封を全うし得た秘訣とは? 小田原城をとった北条早雲がなぜ韮山を離れなかったか。木曾義仲が京都で評判が悪かった理由……八幡太郎義家、義経、楠木正成、謙信、信玄、秀吉等々、名前は誰もが知っている忠臣、朝敵、乱世の梟雄、英雄、名将、智将の魅力を余すところなく語る、とても楽しい歴史人物論。
  • 懐しき文士たち 戦後篇

    懐しき文士たち 戦後篇

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    昭和二十年八月十五日、天皇の玉音放送によって戦争は終結、「戦後」が始まった。二十一歳の若さで三島由紀夫が颯爽と登場し、新風を文壇に吹きこむ一方では、文豪幸田露伴が八十一年の生涯を静かに閉じた。『近代文学』の創刊、昭和十九年を最後に中止されていた芥川賞・直木賞も昭和二十四年には復活、伊藤整のチャタレイ裁判、川端康成がノーベル賞受賞にあたって語ったこと等、戦後の文壇を彩った作家と文学の全貌を、興味深いエピソードで描き出す、生きた戦後文壇史。
  • 武漢作戦

    武漢作戦

    「生きてゐる兵隊」で筆禍を受けた作者が、再度従軍して作家魂を世に問うた名作。基地司令部や兵站本部、野戦病院、船舶工兵隊、自動車輜重隊、軍用輸送船、宣撫班等の報道されない後方部隊を主体に、斬新なドキュメンタリー・タッチで戦争の本質を鋭く見据える。表題作ほか、上海で超然と生きぬく女主人や従軍記者の、戦火の荒廃と孤独を温かい視線で描いた「上海の花束」、異国の男について海を渡った日本女性の数奇な運命を綴る「敵国の妻」などの戦争文学三篇収録。
  • 姦の忍法帖

    姦の忍法帖

    小説・文芸
    4.0
    1巻495円 (税込)
    天下一の剣と天下一の兜はどちらが強い? 将軍の「瓢箪から駒」で行われることになった各藩秘蔵の武具競べは、甲賀のくノ一と伊賀忍者との息をのむような媾合合戦からはじまった……人間技とは思えぬ面妖な秘術がぶつかりあう男女の凄絶な争いの決着やいかに? エロティシズムが乱舞し、奇想天外、奇妙奇天烈な忍法がとびかう痛快無比の忍術小説。表題作はじめ「胎の忍法帖」「笊の忍法帖」「転の忍法帖」など6篇を収めたご存知“風太郎忍法帖”の一巻。
  • 雁の寺(全)

    雁の寺(全)

    小説・文芸
    5.0
    1巻495円 (税込)
    頭の鉢が異常に大きく、おでこで奥眼の小坊主・堀之内慈念は寺院の内部になにを見、なにをしたか。京都の古寺、若狭の寒村、そして滋賀の古刹を舞台に、慈念の漂流がつづく。著者の体験にもとづいた怨念と、濃密な私小説的リアリティによって、純文学の域に達したミステリーである。昭和36年上期(第45回)直木賞を受賞した第一部の「雁の寺」につづく「雁の村」「雁の森」「雁の死」の四部作に新たに加筆し一冊に収めた、著者の代表作だ。
  • 死刑台のロープウェイ

    死刑台のロープウェイ

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    箱根のロープウェイで美貌の未亡人が殺害された。目撃者の証言と殺された当時の状況がときあかされるにつれ、捜査線上にうかびあがった容疑者は、なんと愛する夫だった──アリバイなき夫の無実を晴らそうとする人妻の執念とその隠された過去。空中のロープウェイで展開される戦慄のラストシーンが圧巻の表題作など、現代社会で一見平凡に安住するかに見える女性たちが、人知れずほのかに抱く野心と愛との葛藤を描いた女性心理サスペンスの傑作五篇。
  • 食物ことわざ事典

    食物ことわざ事典

    ビジネス・実用
    -
    1~2巻495円 (税込)
    「青菜に塩」「芋の煮えたもご存じない」「イワシ七度洗えばタイの味」「丑の日のウナギ」「鬼も十八番茶も出端」「匂い松茸味しめじ」「命は食にあり」。食べること──それは本能にもとづいた行為ではあるが、そこに材料、調理法の多様性を生み出したのが人間の文化である。日本人の食生活の知恵は独特なものがあるが、それは“ことわざ”の中にも生きている。ここに選び出された120項目によって、あなたの食卓とともに、あなたの頭脳も豊かになるだろう。
  • 不可触領域

    不可触領域

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    湖上祭りに浮き立つ山間の町を離れて、車で東京へ向った伊島と婚約者敬子は、夜とともに白い霧の森に迷いこむ。渦巻く濃密なガスを押しのけて、突然フロント・フードの上に飛び乗ったのは、なんと牙をむき出した一匹の豹だった。さらに森の奥へと進んだ二人は、見るも無残な光景を見た。その“事件”が平和な地方都市に、どのような波紋を投げかけるのか……。現代の恐怖をリアルに描く異色のSF中篇に、ふとしたことで「異次元空間」を垣間見てしまった画家の奇譚「虚空の男」を併録。
  • 南十字星の戦場

    南十字星の戦場

    昭和18年4月、海軍中尉だった著者はソロモンの海に墜ちて米軍の捕虜となり、禁断の時を生きた。それから30年後、ガダルカナル、ラバウルなど当時の激戦地と捕虜収容所のあったニューカレドニアを再訪してつづった戦友たちへの鎮魂の賦。ソロモンに散華した兵士たちよ! 海上に浮かぶ無数の断雲と、燦然たる南十字星こそ、彼らの墓標にふさわしい……。表題作に加えて、漂流と捕虜収容所での生活を描いた処女作『ニューカレドニア』も収録する。
  • 棒ふりの控室

    棒ふりの控室

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    指揮者たるもの、王子さまみたいにふるまわなければと思い込み、しぐさや笑顔を工夫したデビュー直後、テレビのおかげですっかり有名になってしまった汗だくの指揮がもたらすヘソ下三寸のアセモの話、楽器と奏者の体型学的研究や時差の話等、ざっくばらんでユーモラスな人柄のにじみ出たエッセイの数々。おどけたピッコロ、怒るドラム、楽しいクラリネット、そしてチョッピリ昭和ひとケタの哀しさをただよわせたバイオリン……そう、言ってみればこの本は、ひとつのシンフォニーです。
  • 西郷家の女たち

    西郷家の女たち

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    二十三歳の岩山いとが西郷吉之助に嫁いだのは慶応元年正月のこと。いとはひとめぼれだったという。念願叶い妻となるが、待っていたのは大家族を抱えての極貧生活だった。国事に奔走する夫の留守を守りつつ、いとは三人の子と二人の腹違いの子を育てる。だが、近代国家黎明期の日本は、維新の清算のときを迎えていた。渦中の西郷は、西南戦争へと自らを導き、明治十年城山に自刃。維新回天の英雄から、一転「賊徒」の汚名を着せられた亡夫に対するいとの思いは……。傑作歴史小説。
  • 怪盗ジバコ

    怪盗ジバコ

    「ドクトル・ジバゴ」ならぬ「怪盗ジバコ」とは、そも何者……? 出生はもとより、その本名も秘密の帳につつまれている。全世界を股に神出鬼没、その足跡の及ばざるところ皆無。名探偵・明智小五郎や、あのジェームズ・ボンドすら自由自在に翻弄する謎の人物。イスタンブール・トプカピ宮殿の巨大エメラルドを、かの怪盗ルパンと奪い合い、パリのサン・ジェルマン・デ・プレのカフェーで突然恋をする。この現代のメルヘンが読者にプレゼントするは、ユーモアの花々である。
  • 地の果ての獄(上)

    地の果ての獄

    小説・文芸
    2.0
    1~2巻495円 (税込)
    明治十九年秋、薩摩出身の有馬四郎助が看守として赴任した北海道月形の樺戸集治監。石狩川のほとりにあるこの監獄は、十二年以上の受刑者ばかりを集めた、まさに悪党どもが年貢を納めるにふさわしい地の果ての牢獄だった。正義感あふれる青年看守がそこで見た奇怪な事件と、牢屋小僧、五寸釘の寅吉といった受刑者たちの数奇な過去の数々。使い捨ての労働力として受刑者を使役し、道路建設や炭鉱開発にあたった薩長閥政府の功罪を抉り、北海道開拓の裏面史を描いた歴史長篇。
  • 流れる女

    流れる女

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    おゆきさん──あと数年で還暦をむかえる私は生真面目な朴念仁で通してきたが、年甲斐もなく“深間”にはまった粋な女性と、ついに再婚の決意をした。同じ日に、なんと八十に手の届く義父と私の長男も結婚すると宣言した。あわてて、おゆきさんを訪ねて私の見たものは……男女の心の綾を描き出す表題作ほか、変幻自在の発想で描く「小夜時雨(たぬき)」「鷺娘」「蚊帳の外」「行きずり」「戻橋」「無口な女」の全7篇を収録した、しみじみした味わいの珠玉SF短篇集。
  • 賞ナシ罰アリ猫もいる

    賞ナシ罰アリ猫もいる

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    大ベストセラー『塀の中の懲りない面々』の著者は、「塀」の外でも桁はずれにユニークな交流を楽しんでいた!? 「会ったら最後みんなお友達」をモットーに、渡る世間は順風満帆。ゲイバーの用心棒時代には三島由紀夫と知り合い、作家となるにいたっては心の師匠・山本夏彦の姿に感涙、同級生は橋本龍太郎で和田アキ子をかつて熱心にくどいた過去がある……。でっかい体と人なつこい笑顔で、日頃から親しくしていただいているのは、こんなナイスな面々でございます。
  • 瀬戸内少年野球団

    瀬戸内少年野球団

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻495~550円 (税込)
    戦争が8月に終った。日本は負けた。ぼく、足柄竜太は八歳。国民学校の三年生――貧しかったけれど、日本が猥雑な活気に満ちあふれていたあの頃。ぼくたちの生き甲斐と楽しみは、野球と流行歌と映画だった。淡路島の少年少女たちが、ボールもバットもミットもないところから、オンナ先生の指導で野球チームを結成して大活躍。敗戦期を野球に夢を託してすごした子供たちと担任の女教師の心のふれあいを、売れっ子作詞家が熱い思いをこめて描く、感動の長篇野球小説。
  • わん・つう・すりー アメリカ阿呆旅行

    わん・つう・すりー アメリカ阿呆旅行

    小説・文芸
    5.0
    1巻495円 (税込)
    知る人ぞ知るカードマジックの鬼才である著者のもとに、ある日、アメリカの「奇術の殿堂(マジック・キャッスル)」から招待状が届く。それは世界の名人が一堂に会す、夢の饗宴だ。ただちに著者は英語の特訓を開始。なぜか? 「奇術とは話術、手は休めても口を休めるな」という鉄の掟を、アメリカでも実行するためなのだ。……さて、特訓の成果はいかに? 現地で出会った名人たちのクレージイな魅力。片手にカード、空いた手にはウィスキィグラスの、異色のマジック紀行!
  • 紅梅

    紅梅

    小説・文芸
    4.2
    1巻492円 (税込)
    「『文學界』にこの作品が掲載されるときは、心配で夜も眠れなかった」(著者談)――本作は雑誌発売と同時に大きな反響を呼び、津村さんの不安を吹き飛ばす賞賛の声が相次いだ。2005年2月に舌癌と診断された、夫で作家の吉村昭氏。舌癌の放射線治療から1年後、よもやの膵臓癌告知。全摘手術のあと夫は「いい死に方はないかな」と呟き、自らの死を強く意識するようになる。一方で、締切を抱え満足に看病ができない妻は、小説を書く女なんて最低だと自分を責める。吉村昭氏の闘病と死を、作家と妻両方の目から見つめ、全身全霊で文学に昇華させた衝撃作。第59回菊池寛賞受賞。
  • ファイアボール・ブルース

    ファイアボール・ブルース

    小説・文芸
    3.4
    1~2巻490~520円 (税込)
    女にも荒ぶる魂がある、闘いたい本能がある! 女子プロレス界に渦巻く陰謀を描く傑作長篇ミステリー。 「ファイアボール」と呼ばれる女子プロレス界きっての強者・火渡抄子、といまだに一勝もできない付き人の近田は、外国人選手の失踪事件に巻き込まれる。 新人のリンチ事件、事務所の独立問題……トラブル続出の中、後楽園ホールの試合が近づいてくる。 女子プロレス界に渦巻く陰謀と、女の荒ぶる魂を描く長篇ミステリー。 解説・鷺沢萌
  • クワイエットルームにようこそ

    クワイエットルームにようこそ

    小説・文芸
    4.0
    1巻489円 (税込)
    第134回芥川賞(2006年)候補作。 恋人との大喧嘩の果て、薬の過剰摂取(オーバードーズ)で精神病院の閉鎖病棟に担ぎ込まれた明日香。そこで拒食・過食・虚言・自傷など、事情を抱えた患者やナースと出会う。普通と特別、正常と異常……境界線をさ迷う明日香がたどり着いた「場所」とは一体、どこなのか? 悲しくて笑うしかない、絶望から再生への14日間を描いた本作は2007年、松尾スズキ自身の監督・脚本で映画化された(主演・内田有紀)。 解説・枡野浩一
  • 春風無刀流

    春風無刀流

    小説・文芸
    -
    1巻489円 (税込)
    幕末から明治にかけて一刀正伝無刀流を拓き、明治維新では勝海舟、西郷隆盛らと親交をかさね、大政奉還後の官軍と幕軍の衝突を防ぐべく身を挺した山岡鉄舟。彼は、剣の人であると同時に天皇側近の人でもあった。剣豪小説で定評のある著者が、剣の奥義をきわめた鉄舟の「無我」で虚心、その悠然たる生涯を描く。
  • しょうがの味は熱い

    しょうがの味は熱い

    小説・文芸
    3.7
    1巻488円 (税込)
    同棲=結婚じゃないの?! 煮え切らない男・絃と煮詰まった女・奈世が繰り広げる現代の同棲物語。トホホ笑いの果てに何かが吹っ切れる、迷える男女に贈る一冊。
  • 妻と罰

    妻と罰

    小説・文芸
    3.4
    1巻488円 (税込)
    世の中には、様々な「罰」がある。とりわけ妻のそれは恐ろしい――。「女は不純だ」「あなたも家なき子だ」「神経の太さ比べ」「あきらめる方法」など、真理を追究する哲学者として、虚構を排し事実のみを記してきたツチヤ先生が、日本の文化の成熟を願いつつ読者に贈る珠玉のユーモアエッセイ集! 週刊文春長寿連載「ツチヤの口車」シリーズ第3弾。
  • 別人「群ようこ」のできるまで

    別人「群ようこ」のできるまで

    小説・文芸
    4.4
    1巻488円 (税込)
    「ヨメにいくか? 働くか?」といったら答えは明白。卒業間際に必死で職探し、やっと代官山の広告代理店にすべりこみ。カッコいいお勤めと思ったのに、残業時間はものすごく、上司ときたらいやらしい。「こんな会社やめてやる!」。転職を重ねること六回目、遂に落着いた先が椎名誠、目黒考二、沢野ひとしの「本の雑誌社」。苦情電話と台帳相手に、留守番ひと筋のイライラを原稿用紙にぶつけて解消するうちに、いつの間にやらエッセイストになりました。
  • されど われらが日々──

    されど われらが日々──

    小説・文芸
    3.4
    1巻488円 (税込)
    私はその頃、アルバイトの帰りなど、よく古本屋に寄った。そして、漠然と目についた本を手にとって時間を過ごした。ある時は背表紙だけを眺めながら、三十分、一時間と立ち尽した。そういう時、私は題名を読むよりは、むしろ、変色した紙や色あせた文字、手ずれやしみ、あるいはその本の持つ陰影といったもの、を見ていたのだった。(本文より)憂鬱ななかにも若々しい1960年代の大学の青春を描いた、この時代を象徴する歴史的青春小説。第51回芥川賞受賞作。
  • 青春を山に賭けて

    青春を山に賭けて

    植村直己はいかにして冒険家になり、いかにして「世界のウエムラ」になったか? ひとりの腕白少年が、大学へ進んで美しい山々と出会い、無一文で日本を脱出、ヨーロッパに渡りアルバイトをしながら、ついに五大陸最高峰のすべてに登頂を果たす。さらには南極大陸単独横断という目標めざして、アマゾンのイカダ下りなど過酷なまでの試練に次々と挑戦する――。大自然の中の「何か」に挑まずにはいられなかった冒険家が、みずからの型破りな青春を語り尽した感動篇。
  • 援助交際

    援助交際

    世紀末ニッポンに出現した、前代未聞の女子中・高生──ポケベル、携帯、伝言ダイヤルを駆使して「援助交際」という名の売春で欲望を解き放った彼女たち。親から小遣いも貰い、家庭も崩壊していないのに、「ウリ」や下着を売ってお金を稼ぎ、それをブランド物や夜遊び、クスリに消費する。制服の少女たちを駆り立てるものは何なのか? 伝言ダイヤルやデートクラブで出会った女の子たちの話をひたすら聞くことで見えてきた彼女たち、そして現在に到る日本社会の闇とは。
  • 食後のライスは大盛りで

    食後のライスは大盛りで

    小説・文芸
    3.0
    1巻488円 (税込)
    いつでも、どこでも、笑いが必要な方、もしくはそれほどでもない方、とにかくみなさまに薦めたし。“オムライス歴訪の旅十日間ぐらいコース・都内名店三店ぐらいめぐり”、うわさの8センチシークレットブーツをあばくツーハン的快楽の希求、居酒屋料理の英語化実践、下駄文化への熱きアイジョウ、熱海へ行って正しい「温泉旅行道」を究める……。激動の世の中に疲れてしまった大衆諸君にやすらぎを与える唯一の書。このタイトルの意味については、深く考え込まないでください。
  • ショージ君のぐうたら旅行

    ショージ君のぐうたら旅行

    小説・文芸
    3.0
    1巻488円 (税込)
    いつのまにか旅から哀愁とロマンが失われ、ただ騒々しい団体さんの移動となり下ってしまった。これではあんまり旅が可哀そうだ。このような世の風潮を嘆きつつ、ショージ君がホンバモノの旅を求めて、日本最北端の地で涙と鼻水をたらし、信濃路でタヌキ汁を賞味し、はるばる小笠原で昼寝をし、下町でバアチャンと芝居を見てまいりました。ついでに川上宗薫センセイに“モテ方”をたずね、五木寛之センパイに金沢を案内してもらうショージ君の抱腹絶倒の旅。
  • ショージ君のにっぽん拝見

    ショージ君のにっぽん拝見

    小説・文芸
    3.0
    1巻488円 (税込)
    ストリップに身をわななかすかと思えば、エサのない針を悠然と海に垂らし、美人がいるときけば秋田くんだりまで飛んで行く。またある時は碩学岡潔センセイの前に端座して頭をたれ、チリ紙交換の車に同乗して「毎度おなじみ……」をやり、はたまた競輪学校へ入学し、あげくのはては日本のプロ野球に八つ当たりするという、融通ムゲというべきか、ゆき当りバッタリというべきか、当代人気漫画家・東海林さだおの身を挺しての爆笑ルポ。名作『助けてください』も収録。
  • 女学生の友

    女学生の友

    小説・文芸
    3.3
    1巻488円 (税込)
    群れから孤立しないため、友達とのキリのないおしゃべりに耐えながら(ウチは家庭崩壊しそうだし、援助交際しなくちゃかも)と悩む女子高生。不仲な息子夫婦と同居しながら、退職後の膨大なヒマと厭世観をもてあます老人。孤独なココロの二人が出会い、共謀して巻き起こした恐喝事件のゆくえは……。ほかに、衝撃の小学生集団レイプを描いた「少年倶楽部」を併録。学校・塾・コンビニにゲーセンに子ども部屋、息苦しい世界に耐える小学生たちの逆襲!
  • みちのく殺意の旅

    みちのく殺意の旅

    小説・文芸
    3.0
    1巻488円 (税込)
    はじまりは、大学時代の仲間との久しぶりの親睦、それだけだったのに……同人誌仲間・阿部からの誘いに応じ、矢代と妻の由紀、原田とそのフィアンセは、五年ぶりに水戸を訪れた。阿部は、やはり同人だった木下みどりと結婚していた。東北の温泉めぐりを兼ねた六人の旅が飯坂、天童とすすむにつれ、妻が、そして仲間たちが次々に殺されてゆく。犯人は知っている人間のはずだ。しかし、誰が? なぜ殺人は止まらないのか? 十津川警部は、もつれた過去の因縁の糸を丹念に解きほぐす。
  • もっとウソを! 男と女と科学の悦楽

    もっとウソを!

    男はモンロー体型を好むのに、若い女はなぜダイエットに走るのか? 男がマスターベーションする理由は? 人間のペニスはなぜあんな形なのか? コム・デ・ギャルソンが好きな女の子と嫌いな女の子の違いは? ニグロイドとモンゴロイド、ペニスにはどんな差が? だれもが気になる疑問をスッキリ解いてくれるのが動物行動学。京大動物行動学の名師弟コンビが語り合った知のエンターテインメント! 笑って納得、さあ、あなたはどこまで信じる?
  • オヤジどもよ!

    オヤジどもよ!

    小説・文芸
    3.5
    1巻488円 (税込)
    歌舞伎町のホストクラブに通って女王様は初めてわかった。オヤジがキャバクラで若いコに大金を遣っちゃう気持ちが……。長年「日本一のオヤジ嫌い」を自認してきた女王様の目からウロコが落ちた。オヤジたちよ! ヅラでもヒヒでも「男らしく」なくても、いいじゃない。卑しくて、みっともなくて、だからこそオヤジは愛しい。恥と罪と哀しみを背負い、腹を突き出して生きる日本のオヤジに捧ぐ、女王様からの叱咤激励コラム! うさぎ父(これがまた強烈キャラ)も大活躍!
  • 恐怖

    恐怖

    小説・文芸
    3.3
    1巻488円 (税込)
    おれは殺される! 次に殺される! でも誰に? 静かで文化的な姥坂市で起きた連続殺人事件。閨秀画家の絞殺にはじまった殺人犯の狙いはどうやら、町に住む文化人を皆殺しにすることらしい。作家の村田勘市は、臆病な性格が災いして、次第に半狂乱に追い詰められていく。犯人は何者か? 何のために殺すのか? 謎解きのサスペンスにくわえ、「恐怖とは何か?」という人間心理の奥底に鬼才・筒井康隆がせまる異色傑作ミステリー! 不気味な目次も必見です。
  • 浮気で産みたい女たち 新展開!浮気人類進化論

    浮気で産みたい女たち

    小説・文芸
    4.0
    1巻488円 (税込)
    えっ、文科系男のほうが理科系男より睾丸が大きい? 「何でこんな大事なことを知っているんだ、この森番(=浮気相手)は!」と著者が腰をぬかした『チャタレイ夫人の恋人』の森番の“女性のオルガスムス論”とは? 男の浮気は(多くの社会で)わりと寛容にあつかわれるのに、女性の浮気にはキビしいのはなぜ? 本当のところ、女は浮気で産みたいのだ! 女の浮気心を動物行動学の最新研究から分析、女性には深い納得を、男性には大いなる恐怖を与える驚愕の書!
  • 家にいるのが何より好き

    家にいるのが何より好き

    小説・文芸
    3.5
    1巻488円 (税込)
    衝動買いした服の「捨てどき」に悩んで「夜中の鬼」になる! (これでこの冬も、新しい出会いはないな)とババシャツに袖を通しながら、なおも究極のババシャツを探してしまう。引っ越して10年、カーテンを洗ったことがない。夜ひとり、ドラマにはまる愉しみ。あきらめきれない英語習得。友人の妊娠、出産話に盛り上がりながら、わたしがお産をためらう理由。ある日、交通事故に遭い──事故よりその後がたいへんだった顛末。女の分かれ目30代は、20代より面白い。
  • 葡萄と郷愁

    葡萄と郷愁

    小説・文芸
    3.6
    1巻481円 (税込)
    1985年10月17日、同じ日の同じ時刻の東京とブダペスト。見えない絆で結ばれた二人の大学生、沢木純子とホルヴァート・アーギ。人生の岐路に立つ二人は、せまりくる決断の時に、どのような選択をするのだろう……。愛とは? 本当のしあわせとは? 幸福への願いに揺れる、若い女性の“生と性”をあたたかく見つめる名篇。

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