花妖譚

花妖譚

437円 (税込)

2pt

清の八十翁・松齢の庭に突如咲いた一茎の黒い花。不吉の前兆を断たんとしたその時に現われたのは(黒色の牡丹)。人間稼業から脱し、仙人として生きる修行を続ける小角がついに到達した夢幻の世界とは(睡蓮)。作家「司馬遼太郎」となる前の新聞記者時代に書かれた、妖しくて物悲しい、花にまつわる十篇の幻想小説。

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花妖譚 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いけ花「未生流」の会報誌に連載された幻想小説を集めたもの。花にまつわる瀟洒な短編が並ぶ。モンゴル帝国の伝騎兵と百姓娘の恋を描いた「蒙古桜」が切ない。氏のキャリア初期の作品で、初出は本名の福田定一名義。まだ産経新聞の記者だった。

    0
    2012年09月13日

    Posted by ブクログ

    元々は福田定一名義での発表の作品。
    花をテーマにした話で短編集で読みやすい。
    湿った匂うようなさすが司馬さんという様な面白い幻想小説です。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    日本の国民的作家 司馬遼太郎が新聞記者時代に福田定一の名で発表した花にまつわる不思議な話。
    洋の東西を問わず様々な花を主題とした怪異で美しい話が語られる。
    非常に興味深い趣向の物語で、司馬遼太郎の作り出す幻想的な世界にすっかり魅せられてしまった。

    0
    2015年01月27日

    Posted by ブクログ

    【本の内容】
    清の八十翁・松齢の庭に突如咲いた一茎の黒い花。

    不吉の前兆を断たんとしたその時に現われたのは(黒色の牡丹)。

    人間稼業から脱し、仙人として生きる修行を続ける小角がついに到達した夢幻の世界とは(睡蓮)。

    作家「司馬遼太郎」となる前の新聞記者時代に書かれた、妖しくて物悲しい、花にまつ

    0
    2014年08月24日

    Posted by ブクログ

    歴史の中のある一瞬に存在した人物または存在したかもしれない人物に、花の妖しさをからめて描いた短編集。

    項羽の最期を描いた「烏江の月」は、司馬さんの作品としては珍しく叙情的。痺れた。もともとある謡曲を下敷きにしているためか。
    シンプルで勢いのある「睡蓮」も好き。
    「蒙古桜」に出て来た、”信じるという

    0
    2014年05月05日

    Posted by ブクログ

    これは 短編であるが 花にまつわる話が うまく描かれている。
    司馬遼太郎と名乗っていない「福田定一」の頃の作品である。

    言葉の運び方 使い方など 妖しいほどに うまい。
    「森の美少年」を読んで・・・
    インスピレーションがわいた。

    花にまつわる話が 歴史を深く掘り下げていくのが楽しい。
    こういうジ

    0
    2016年08月09日

    Posted by ブクログ

    歴史にまつわる花についての短編集です。どれも短い話ですが、妖しく印象深い話ばかりでした。美しい花が持つ妖しい二面性と、その花に魅惑されていく人々の姿が、歴史の中で幻想的に垣間見えます。

    0
    2011年09月29日

    Posted by ブクログ

     花にまつわる幻想小説集。
     
     「司馬遼太郎」になる前、新聞記者時代に本名で書かれていた作品たちだそうで…。

     司馬遼太郎の根底は、<わかりやすさ>なのだなと思った。
     「花神」読んでから、しばらくどっぷりつかっていた司馬遼太郎なのだけど、どの作品でもシンクロできるというか、シンパシーを感じる人

    0
    2011年05月22日

    Posted by ブクログ

    静かだけど濃厚な気配に、時に噎せそうになりながらもいろいろな花の色と香りを楽しませていただきました。

    0
    2011年01月06日

    Posted by ブクログ

    歴史作家としての司馬遼太郎を彷彿とさせるエピソードがたくさん読めます。
    1篇が短く、言いたいことを端的に!
    非常に読みやすい本でした。

    0
    2025年01月27日

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