ロマネ・コンティ・一九三五年 六つの短編小説

ロマネ・コンティ・一九三五年 六つの短編小説

440円 (税込)

2pt

4.0

精緻玲瓏の文体で描きつくし、絶賛された六つの作品。この作家長年の旅と探求がもたらした、深沈たる一滴、また一滴。古美術にふさわしいヴィンテージワインを前にして、作家の脳裡をかすめる映像は鮮明、濃厚ながら瞬時に茫漠とした虚無へと変貌する。作家の体内で熟成された、食、阿片、釣魚など、官能の諸相、その豊饒から悲惨まで、散文表現の頂点ともいうべき成果がこの名短篇小説集である。川端康成文学賞を受賞した「玉、砕ける」を収める。

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ロマネ・コンティ・一九三五年 六つの短編小説 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年02月27日

    釣り、阿片、ワインなど6つの短編それぞれにテーマがあり、それらの持つ魔力を圧倒的な表現力で描いている。
    表現や比喩、言葉の豊富さにはまさに圧倒された。それらから描写されるテーマごとの魅力は、『魔力』と呼ぶにふさわしく、読者自身がどうしても手を出してみたくなってしまう。どれも一般人には簡単に手を出せる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月29日

    開高健はどれを読んでも面白い。これもかなりオススメできる。なにせ読みやすい。6編の短編小説が収録されている。うち、前から4つが面白い。タイトルにもなっている6編目のロマネ・コンティだけは平凡な気がする。

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    Posted by ブクログ 2011年07月25日

    6つの短編小説を収めた短編小説集。それぞれがいつ書かれたのかは分からないけれども、晩年の作かと思う。それぞれの小説は酒やグルメ、阿片、釣り等がテーマ、というよりはモチーフとなって書かれている。阿片はともかく、酒・美食・釣りは開高健が生涯愛したものであるが、これらの小説は、酒について/美食について/釣...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月19日

    読後感が村上龍に似てる気がする、勘違いかもしれませんが。個人的には好みではない文体で正直あまり入り込めなかったけれど、それでも読ませる圧が確かにあります。
    酒と食べ物の描写の生々しさは秀逸かと。

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