SF(海外)作品一覧

  • キャピトルの物語
    3.0
    伝説の男ジェイスン・ワーシングがこの世に生まれる遙か以前――銀河帝国の首都キャピトルでは、人工冬眠薬ソメックが人々の関心を集めていた。ソメックを投与された人間は数年ごとに睡眠と覚醒を繰り返し、ほとんど永遠に生き続けることができるのだ。だがこの偽りの不死が、大いなる悲劇をもたらすことになろうとは……。長篇『神の熱い眠り』の背景となった壮大な宇宙史の全容を、数々の逸話を通じて描きあげた名品集。
  • 神の熱い眠り
    3.0
    あらゆる苦痛が瞬時に癒され、不幸や恐怖の存在しない世界――少年レアドが暮らすその世界に突如「苦痛」が蔓延した朝、人々の前に不思議な男が現われた。男はジェイスン・ワーシング、伝説の神と同じ名の持ち主だった。その日からレアドは、一万五千年以上にわたるジェイスンの波瀾の人生を何度も夢に見るようになる。夢が進むにつれ、やがて明かされる宇宙創造の秘密とは。人気作家カードの原点といえる傑作SF長篇。
  • 最後の帝国艦隊
    3.0
    遙かな未来、人類は銀河全域へと広がり、星系間帝国を築いていた。だが、災厄は思いもかけぬところからやってきた。不用意に異銀河へとあけた超空間ゲートから、昆虫型異星人サイジアンが大挙して侵入してきたのだ! 壮絶な死闘は9カ月で終わった。隠蔽シールドを持つ異星人艦隊に対して帝国軍はなすすべがなく、わずかに生き残った人々は帝国の残存艦艇とともに、ブラックホールだらけの〈暗黒星域〉へと逃げこむが……。
  • ENDGAME ‐ THE CALLING エンドゲーム・コーリング
    3.0
    エンドゲームが始まった。世界に散らばった12の古代民族の末裔“プレイヤー”たちに伝わる、勝利した民族以外は滅びを迎えるというデスゲーム。 この本自体が巨大で難解なパズルになっている。勝者は世界中でたった一人。
  • 突入!炎の叛乱地帯(上)
    3.0
    宇宙軍の栄光も、国連事務総長の座をも捨てて隠遁生活を送るニコラス・ユーイング・シーフォート。家族とともに暮らす平穏な生活は永遠に続くかとみえた。ところが突如、側近アダム・テネアの息子が、ついで愛息フィリップまでもが謎の失踪をとげた!必死に足どりを追ってニューヨークにたどりついたシーフォートだったが、そこで待ちうけていたのは、荒廃しきった住所不定市民たちの街と暗く渦まく政治的陰謀であった。
  • 夜来たる
    3.0
    もし2000年に一度しか夜が訪れないとしたら、そんなことが本当になるとしたら、人々はどう反応するだろうか…6つの太陽に囲まれた惑星ラガッシュでは、それが現実となった。「夜の到来」は長年にわたって育んできた宇宙像を崩壊させ、人々は恐慌におちいった。このSF史上に名高い表題作のほか、本書にはアシモフ初期の多様性を示唆する「ガニメデ星のクリスマス」「赤い女王のレース」の2編をおさめた。

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  • 宇宙の孤児
    3.0
    人々は、森、農場、廃墟、迷路などがある〈船〉が世界のすべてと信じて、種族ごとに生活を営んでいた。だが、この〈船〉は、遠い昔に人類がはじめて送り出した恒星間宇宙船だったのだ! 航行途上の反乱で航宙士のほとんどが死に絶え、長い年月のうちに〈船〉は中世的迷信の世界に変貌してしまっていた。しかし、ある日、一人の若者が〈船〉の中を探検しはじめ、真相を明らかにしょうとする……壮大無比な宇宙SF!

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  • ZOO CITY (ズー シティ)
    3.0
    アーサー・C・クラーク賞受賞! いまイギリスで いちばんポップなSF。 特殊能力を持つ獣を連れた人々が暮らす街、ヨハネスブルグで起こった奇妙な事件とは?
  • グランド・バンクスの幻影
    3.0
    2012年、巨大プロジェクトが計画された。ニューヨークへ向かう処女航海の途中、グランド・バンクス沖合で氷山に衝突、沈没したタイタニック号。多数の犠牲者をだしたこの悲劇の豪華客船を、沈没100年を記念して引き揚げようというのだ!もうひとつの未踏の領域、深海を舞台にした近未来テクノロジーSF。
  • ペルシダーに還る
    3.0
    イネスの仇敵スヴィの王ファシュはペルシダー帝国を脱退し、カリ国に侵攻した。イネスは直ちに戦士たちを率いてカリに向かい、カリ王にむけて伝令を急派したが…地底世界シリーズの最後をかざる波瀾万丈の物語。

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  • 火星の幻兵団
    3.0
    バローズの痛快火星シリーズ第4弾! ケオル皇帝に嫁ぐことになっていたプタース皇帝の王女スビアは何者かに連れ去られ、大元帥カーターの息子カーソリスに誘拐の嫌疑が降りかかる。みずから捜索におもむくうち、カーソリスは太古の奇怪な王国に足を踏み入れた。そこには「幻(まぼろし)の兵団」をあやつる人々がいた! 「幻兵団」とは何者か、カーソリスと王女の運命は? 抜群の着想・奇想がひかるSF古典。

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  • 火星の大元帥カーター
    3.0
    カーターの身を案じて地獄を訪れたデジャー・ソリスは女神イサスにとらえられ、1年間のタイム・ロックのかかる太陽殿という牢獄に幽閉される〔第2巻〕。本巻はデジャー・ソリス救出に至るまでの主人公カーターの大活躍を描くが、その舞台は南極に近い女神イサスの太陽殿から赤道直下の密林の国ケオールへ、さらには北極をとりまく黄色人種の国へと雄大なスケールで展開する。独特の怪異な生きものも相変わらず健在で、エンターテイメントは最高潮に。

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  • 火星の女神イサス
    3.0
    最愛の妻デジャー・ソリスの身を案じつつ地球で十年をすごしたカーターは、再び火星へ飛来、イス川が流れこむコルスの海のほとりに下り立つ。イス川の奥地には楽園があると信じられ、闘争に明け暮れる緑色人や赤色人たちの唯一の希望は、天寿を全うして、そこへたどりつくことであった。だがカーターが目にしたその地は楽園どころか、未曾有の怪奇でグロテスクな生物がうようよする地獄さながらの場所であった。火星人たちの迷信は徹底的に破壊され、女神イサスとの対決で物語はクライマックスへ。火星シリーズ第2弾。

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  • 歌おう、感電するほどの喜びを!〔新版〕
    2.8
    母さんが死んで悲しみにくれるわが家に、ある日「電子おばあさん」がやってきた。ぼくたちとおばあさんが過ごした日々を描いた表題作、ヘミングウェイにオマージュを捧げた「キリマンジャロ・マシーン」など、幻想味溢れる全18篇を収録。『歌おう、感電するほどの喜びを!』『キリマンジャロ・マシーン』合本版
  • ギャラクティックの攻防(上)
    2.7
    国連事務総長として3期目を迎えたシーフォート政権も、ようやく安定期にはいったかに見えた。政治的妥協を拒否し、正義と信ずるところを譲らぬシーフォートの姿勢は、市民からの圧倒的な指示を受けていたのだ。ところが、彼の宇宙軍士官学校訪問の最中、見習生の集団殺害という未曾有の事件が発生した。そしてそれは、シーフォートの政策に反対する狂信者集団によるテロ事件の、おそるべき序章に過ぎなかった……。
  • 地球の記憶
    2.5
    惑星ハーモニーに人類が入植して四千万年。平和な文明の栄えるこの星は、じつは軌道上のマスター・コンピューター“オーヴァーソウル”に密かに管理されている。ところがその機能が低下し、世界を制御できなくなってしまった。このままでは人類が自滅への道をたどるのは必至。守護者としての使命をまっとうすべく、オーヴァーソウルは一人の少年にメッセージを託すのだが……遠未来に生きる人類の姿を壮大に描く傑作長篇。
  • 暗黒星雲のかなたに
    2.5
    壮烈な核戦争の結果、絶滅にひんした地球も千年後には緑をとりもどし、人類は銀河系に進出していた。だが、そこに展開されていたのは、ティラン大汗国の専制に抗する諸惑星の姿だった。ティランに反旗をひるがえすバイロン・ファリルの行く手には、限りない策謀と落とし穴が…アシモフならではの卓越したプロットとスリルで一気に読ませるスペース・オペラの代表作。

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  • 鉄の竜騎兵 新兵選抜試験、開始
    2.0
    異星人ザロスとの闘いは熾烈をきわめた。地球は大半が廃墟になり、人口は二十億まで激減する。だが地球連合軍最強の部隊、装甲機動兵団の活躍によって、かろうじて敵の殲滅に成功する。両親を異星人との闘いで喪ったローランド・ショーは、18歳になって兵役につくにあたり、装甲機動兵部隊への入隊を決意する。だが、その選抜試験は過酷で、志願者たちは次々に脱落していくが……ドラゴン賞ミリタリイ部門受賞の戦争SF!
  • 地底世界ペルシダー
    1.0
    バローズの傑作古典SF「地底世界ペルシダー・シリーズ」登場! 鉱山主イネスとベテラン技術者ペリーは新開発の掘削機「機械モグラ」で実験旅行に出発。だが、コントロール不能におちいった掘削機は、地殻をつらぬいて地球の中心にむかって直進するはめに! だが驚くべきことに、地球の内部は空洞をなし、不思議な世界をつくっていた。地底には住人がいて、残虐な爬虫類と死闘をくりひろげていた!

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  • 山椒魚戦争
    -
    一商船の船長が、インドネシア方面の海中で、山椒魚に似た奇妙な動物を発見する。彼は、この動物が人になれるうえに利口なことを知って、真珠採取に利用することを思いつく。そして、この仕事の企業化を、ある実業家にもちかける。山椒魚は、まず単純な海中作業に利用されるが、やがて、人間はさまざまな技術を教え、言葉までさずけて、彼らを高度な仕事につけはじめる。知識と技術を獲得した山椒魚はいろいろな権利を主張しはじめる。そして……。痛烈なSF的諷刺によって、政治的・経済的・技術的・文化的な激動の時代を皮肉ってみせたチェコの奇才チャペックの代表作。

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  • 戦士強制志願
    NEW
    -
    正体不明の異星種族ケンタウルス人の戦闘メカが、人類の惑星を侵略し始めた。そんななか、惑星セーフハーバーの若者レヴは、些細な交通違反により25年の強制労働か3年の戦闘任務の選択を迫られることに。彼は海兵隊に志願するが、その死亡率は78パーセント! レヴは過酷な訓練とさまざまな身体拡張を受け、ボディアーマーを装備して戦場へ向かうが……。現代版『宇宙の戦士』と人気の傑作ミリタリSF。解説/岡部いさく
  • 宇宙の一匹狼
    -
    舞台は、火星と金星が、地球の植民地となった時代だ。政治をはじめすべてのことが腐敗しきっている。主人公クラッグは一匹狼の犯罪者で、タフ・ガイである。大酒飲みだが、仕事をしているときは酒に手をふれないという自制心をもっている。一度目の結婚にこりた女嫌いである。そんななか、はるか彼方の異世界から「考える岩」がやってくる。こちらも「はみ出し者」だ。似たもの同士はいったいいかなる「交渉」をおこなうのか。奇才ブラウンのSF長編。
  • 天の光はすべて星
    -
    ブラウンのSF第二作。第一作「発狂した宇宙」、第三作「火星人ゴーホーム」のどちらとも異なり、ブラウンの幅の広さを感じさせる作品だ。主人公、宇宙飛行士のマックスはもう57歳になるが、こうつぶやく…銀河系の中だけにだって、約十億の恒星がある。おまけにその大半には惑星のおまけがついているんだ。かりに一つずつとして、十億の惑星だ。もしその惑星の中に、千について一つずつ地球と同じ種類に属するものがあるなら、その数は百万だ。百万個の世界が、待ち受けているんだ…宇宙ロケットに賭ける一人の男の姿をリアルに描いた本書は、今もなお古びることなく、胸に迫る。
  • フライデイ 上
    -
    あたしの名前はフライデイ。職業は戦闘伝書使――秘密文書を正確かつ迅速に運ぶのが任務。でも、この仕事は危険がいっぱい。先日も謎の武装集団に捕えられ、手ひどい拷問を受けたばかりだ。はやく休暇を取って、ニュージーランドに住む3人の夫のもとに帰りたい。だけど、彼らはどう思うだろう。あたしが遺伝子操作で作られた人工人間だと知ったら……ハインラインの著作中、最も魅力的なヒロインが活躍する傑作長篇。
  • 書架の探偵、貸出中
    -
    図書館に収蔵され、書架に住むE・A・スミスは、推理作家の生前の記憶を持つ〈複生体〉。母親と暮らす愛らしい少女に貸し出された彼は、何年も前に姿を消した彼女の父親探しを頼まれる。そんななか彼は自身の古い〈版〉の死体を発見する!? 巨匠の未完の遺作
  • 悪魔の発明
    -
    偉大な天才発明家トマ・ロック博士は新発明に没頭していた。ことに、一発で一国の艦隊を全滅させうるというロック式電光弾は恐怖の発明であった。しかし、厳重な警戒にもかかわらず海賊ケル・カラージュの手に奪われた。大西洋諸国は連合艦隊を編成してカラージュの根拠地へと向かったが……正確な科学知識の裏付けをもって描くヴェルヌの卓抜な想像力と驚くべき未来への予見は、学究一途な学者の悲劇的末路を描くと同時に、20世紀の恐怖となった原子力兵器“ミサイル”『悪魔の発明』をも予知した傑作。
  • 上地王植琉の私訳古典シリーズ7 空中戦争:あるいはドイツ帝国と東アジア連合によるアメリカ侵攻をバート・スモールウェイズがいかに旅したかについて 分冊版 第一巻
    完結
    -
    H・G・ウェルズ(1866‐1946年)の知られざる傑作の一つ、『The War in the Air: And Particularly How Mr. Bert Smallways Fared While It Lasted』。 1907年にいち早く当時の「飛行機」という新発明に着目し、その数年後に実際に勃発した「世界大戦」を予言するかのように、高度に発達した文明の危機を描いた本作。日本では長らく知られていなかったが、この度、初邦訳&原書の挿絵付き&注釈付きで登場した。 私訳古典シリーズ第七弾は、H・G・ウェルズが描く「ディーゼルパンク」の最高峰! 今、バート・スモールウェイズの心躍る大冒険が幕を開ける! 全六巻。第一巻は「はしがき」から「第二章 バート・スモールウェイズがいかに困難に直面したか」までを収録しております。
  • 上地王植琉の私訳古典シリーズ7 空中戦争:あるいはドイツ帝国と東アジア連合によるアメリカ侵攻をバート・スモールウェイズがいかに旅したかについて ―完全版―
    完結
    -
    H・G・ウェルズ(1866‐1946年)の知られざる傑作の一つ、『The War in the Air: And Particularly How Mr. Bert Smallways Fared While It Lasted』。 1907年にいち早く当時の「飛行機」という新発明に着目し、その数年後に実際に勃発した「世界大戦」を予言するかのように、高度に発達した文明の危機を描いた本作。日本では長らく知られていなかったが、この度、初邦訳&原書の挿絵付き&注釈付きで登場した。 私訳古典シリーズ第七弾は、H・G・ウェルズが描く「ディーゼルパンク」の最高峰! 今、バート・スモールウェイズの心躍る大冒険が幕を開ける! 完全版は分冊版「第一巻」から「第六巻」までの内容に、「口絵」と「あとがき」を収録しております。
  • 生存の図式
    -
    第二次世界大戦のさなか、連合国輸送船団の改装タンカーが、Uボートの急襲をうけ沈められ、海面下を漂いはじめた。だが船内は、当面のあいだ生存可能な条件が保たれていた。閉じこめられた男女5人は、生き延びるための闘いをはじめる。一方、はるか恒星間宇宙をゆく異星人の大移民船団があった。彼らは冷凍睡眠のもと新天地を目指しているが、計画の根幹を揺るがす事実が判明した。ふたつの物語が交互に進行する本格SF長編。
  • 上地王植琉の私訳古典シリーズ4 一八九七年の世界大戦:露仏同盟によるイングランド侵攻と英独同盟の成立について 分冊版 第一巻:侵攻
    完結
    -
    露仏同盟がイングランドに侵攻!? あり得たかもしれないもう一つの世界大戦! あの『宇宙戦争』のH・G・ウェルズにも影響を与えた、英国ベストセラー作家ウィリアム・ル・キュー(William Le Queux)による侵攻文学。1894年に発売された当初、その過激な内容からロンドンの社交界に一大センセーションを巻き起こした本作が、日本初邦訳&注釈付き&原書の挿絵付きで登場! グレート・ゲームを戦っていた大英帝国に対して、ある日突然、ロシア帝国が宣戦布告! 同盟を組んでいたフランスも同時に宣戦布告し、イングランド本土に侵攻を始める……。果たして、世紀末に勃発した世界大戦の行方はいかに! 上地王植琉の私訳古典シリーズ第四弾! 『ありえたかもしれない歴史』を描く、ル・キューのスペキュレイティブ・フィクション! 全三巻。第一巻は「第一章 モレクの影」から「第十四章 ビーチー岬の戦い」までを収録しております。
  • 上地王植琉の私訳古典シリーズ4 一八九七年の世界大戦:露仏同盟によるイングランド侵攻と英独同盟の成立について ―完全版―
    完結
    -
    露仏同盟がイングランドに侵攻!? あり得たかもしれないもう一つの世界大戦! あの『宇宙戦争』のH・G・ウェルズにも影響を与えた、英国ベストセラー作家ウィリアム・ル・キュー(William Le Queux)による侵攻文学。1894年に発売された当初、その過激な内容からロンドンの社交界に一大センセーションを巻き起こした本作が、日本初邦訳&注釈付き&原書の挿絵付きで登場! グレート・ゲームを戦っていた大英帝国に対して、ある日突然、ロシア帝国が宣戦布告! 同盟を組んでいたフランスも同時に宣戦布告し、イングランド本土に侵攻を始める……。果たして、世紀末に勃発した世界大戦の行方はいかに! 上地王植琉の私訳古典シリーズ第四弾! 『ありえたかもしれない歴史』を描く、ル・キューのスペキュレイティブ・フィクション! 本作品は、先行発売した『一八九七年の世界大戦』の第一巻~第三巻と「ロバーツ卿による批評文」、「あとがき」まで含めた完全版です。
  • 地球人のお荷物
    -
    パロディ満載の、傑作ユーモアSF・シリーズ。星間調査部隊少尉だった地球青年ジョーンズは、宇宙船の事故で太陽系から500光年はなれた惑星上に不時着した。惑星の名はトーカといい、ホーカ人が住んでいた。ホーカ人は、テディベアをそのまま大きくした恰好の生き物で、想像力にあふれて純真そのもの。地球の情報を手にすると熱狂し、あらゆるものをそっくり真似してしまった…カウボーイ、ドン・ジョヴァンニ、宇宙パトロール隊員、ジャーロック・ホームズ……。さて、ジョーンズの前に次々起こるてんやわんやの大騒動の結末はいかに。
  • 火星のオデッセイ
    -
    「火星のオデッセイ」は1970年、アメリカSFファンタジー作家協会が実施したSF短編のオール・タイム・ベストの選出で、アシモフの「夜来たる」に次いで第2位に入った。作者ワインボウムの描いた異星の生物は、他の想像を超えた存在で、地球外の環境の描写とともに、まったくの独創だった。人間とのコミュニケーションを成立させたかに見える「トゥイール」は、その後の異星人の先駆となった。ワインボウムは32歳で一躍SF界の寵児となったが、続編を残しただけで翌年夭逝した。
  • イシュタルの船
    -
    冒険家ケントンのもとへ、太古バビロニア帝国のころの石碑が送り届けられた。石碑が放つ芳香に興味をひかれ、ハンマーでそれを打ち砕いた瞬間、そこには一艘の船があらわれた! 瑠璃色の海の上に、宝石をちりばめた船が高々と浮いていたのだ。それは、愛と憎しみの船だった。天と地の女神イシュタルと、悪と死の神ネルガルの魂が乗りうつった船では、イシュタルに仕える尼僧シャラーネとネルガルに仕える僧クラネスの果てしない闘争がつづいていた。ケントンは一瞬呆然としたが、たちまち、神々の闘争の渦中に巻きこまれていった。そしていつしか、彼はシャラーネに魅かれていった。
  • 永遠の真夜中の都市
    -
    常に太陽に同じ面を向ける植民惑星の、永遠の昼と夜に挟まれた黄昏地帯で、ゆるやかに衰退してゆく人類。ソフィーは愛する対象であり革命を志すビアンカをかばって町を追放されるが、永遠の夜の中で異質な知的生命体と出会い、人類がこの過酷な惑星で生き延びるための重大な秘密に迫ってゆく……。ネビュラ賞・ローカス賞受賞『空のあらゆる鳥を』の新鋭作家が放つ、ローカス賞SF長編部門受賞・ヒューゴー賞候補作。/解説=三村美衣
  • とうもろこし倉の幽霊
    -
    爺さん犬のシェップがとうもろこし倉に近づかないのは、幽霊を見たことがあるからだよ――ある農村でまことしやかに語られる幽霊譚を少年ふたりがたしかめようとする表題作など、全9篇を収録。全篇初邦訳、奇想の王たるラファティが贈るとっておきの伝奇集。
  • 滅びの星
    -
    その太陽は早朝に、惑星に暖かさと命をはぐくむ恵み深い放射をあたえていたが、午後も半ばを過ぎると放射は激しくなり、四つの惑星は消滅の道をたどった。何者かが太陽の放射を急速に増大させ、燃えあがる「滅びの星」に変えたのだ! 何者かが全宇宙の破壊と奪取を企てているのだ! もと密輸交易商人、地球出身のケトリックは星系間交易監督局の関係者ら3人を仲間として、急遽、ヒヤデス星団中の一巨星を周回する第二惑星タナナルに派遣された。…ハミルトン晩年の宇宙活劇SF。
  • 太陽から三番目
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    マシスンは代表作の長編「縮みゆく人間」でよく知られる作家だが、ホラー、ファンタジー、SFの各分野で、過去・現在・未来を舞台に創造的で刺激的なイマジネーションを縦横に発揮し、数多くのファンを唸らせてきた。信じがたいものを読者に見させ、思いもよらぬ世界へ導くその異才は、処女作「モンスター誕生」で明らかである。本短編集では、表題作のほか、タイム・トラベラー、異星人の登場するSFや、ユーモラスな作品など、作者の魅力を十分味わえる13編を収録した。
  • 発狂した宇宙
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    とにかくこれは多元宇宙SFの決定版である。多元宇宙SFのあらゆる面白さとテクニックを全部ぶちこんだ、いわば集大成であり、さらにこれによってブラウンは、多元宇宙SFを確立させたといえる。そのかわりSF作家にとってはこれ以後、多元宇宙の面白いネタを見つけるのが困難になった。処女長編とは思えぬ、完成された作品である。ブラウンの長編の最高傑作は? という問いに対して、『発狂した宇宙』をあげる人と、『火星人ゴーホーム』をあげる人がいて、好みが二種類にはっきりわかれてしまう。ぼくは『発狂した宇宙』をとるが、星新一氏などは『火星人ゴーホーム』組である。シュール・リアリスティックなドタバタが好きな人と、ブラック・ユーモアの方が好きな人とにわかれるのではないか、と、ぼくは思っている。…以上、筒井康隆氏の紹介文だ。
  • 二十一世紀の驚異
    -
    時は1903年。ニューヨークからナンタケット島に向かう汽船に、一人のアメリカ人の若者が乗っていた。名はブランドック。彼は友人であるホルカー医師の邸宅に遊びに行くところだった。ブランドックは人生に退屈していた。ヨーロッパ旅行をしても憂鬱な気分はまったく消えることはなかった。そんなブランドックにホルカーはある提案をする。「私と一緒に100年後の世界に行ってみないか?」と。 未来の世界にはタイムマシンで行くのではない。ホルカーはひょんなことから手に入れた古代エジプトの「復活の花」を分析して、動物を仮死状態にし、何年も眠らせ、その後蘇らせる薬剤を開発することに成功したのだった。仮死状態の間は、身体はまったく成長も老化もしないのだ。今の世界にうんざりしていたブランドックはホルカーの提案に乗り、二人で100年のあいだ眠ることにした。自力で目覚めることは不可能なので、ホルカーは蘇生方法を記した「遺言書」を用意し、運命を自分の子孫に託すのだった。そして100年が過ぎた2003年、ホルカーの子孫は「遺言書」に従って、二人を目覚めさせる。子孫は二人にこの未来世界を見せて回ろうと、ヘリコプターにも似た巨大な飛行機械に乗って、世界旅行に出発するのだった。
  • プロクター博士のおならパウダー
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    小学生のニリーとリサは、キテレツな博士と知り合う。博士の最新の発明は、飲むとオナラが出る不思議な粉。しかも空まで飛ぶぐらい強力なやつも出せるのだ。だが、その爆発力を悪用しようと狙う者が現れ……。世界200万部超の冒険コメディ。小学校低学年~
  • 火星の笛吹き
    -
    SFからファンタジー、ミステリ、怪奇、幻想小説まで、ジャンルにとらわれない幅広い活躍で知られるブラッドベリ。その初期のスペース・ファンタジー20編を収録するユニークな短編集。時間を止める能力を持つ青年のひき起こした悲劇「ホラーボッケンのジレンマ」は、これまで紹介されなかった幻の処女作だ。編者推奨の佳編は「よみがえるラザルス」「地球のはぐれ者」である。
  • 未来世界から来た男
    -
    奇抜な着想と語り口のうまさで定評のあるフレドリック・ブラウンが、趣向の粋をこらした作品集。悪魔から魔法のパンツをもらった好色漢のしたことは? 不死身の米国大統領の秘密とは? 超光速で飛んだ宇宙船隊はいったいどこへ? ロバはどのようにして火星人の手から地球を救ったのか? タイム・マシンで大儲けを企んだ男の運命はいかに……空想と幻想に飛翔したいという希望に応える佳品の缶詰。
  • 栄光の星のもとに
    -
    金星植民地と地球連邦との間には何かと火種がくすぶっていた。地球の学校に通うドンは両親の住む火星に向かうよう連絡を受け、宇宙乗り換えステーションに到着する。だがそのときステーションは金星革命軍によって占拠されてしまい、戦争に巻き込まれていく…昨日までなにも知らなかったドンは地球と金星の間で翻弄されていく。頑固な少年の成長を描くハインラインのジュブナイルSFの1編。
  • SFカーニバル
    -
    鬼才フレドリック・ブラウンが贈るユーモアたっぷりなSFアンソロジー。タイム・トラベル、ロボット、異星人による地球侵略、スペース・オペラ(宇宙活劇)、ミュータントなど、10人の作家による短編10作を選んでいる。SFの主要なテーマを網羅した本書は、SF入門編にも最適な一冊だ。
  • 73光年の妖怪
    -
    73光年先から1体の寄生型知性体がアメリカの田舎町に。それは小さな生き物だったが、眠っている他の生命体の意識を乗っ取り、その肉体を自在に操ることができた。やがて知性体の潜むその田舎町で、幸せなはずの男の自殺、車を怖がる犬が車に飛び込んで死ぬなどの不審な「自殺」が続出する。そこに「些細だが不可解な事件の共通点」を感じとったのは休暇を取ってこの町に来ていた天才物理学者スターントン博士だった。そして知性体と博士との人類の命運を賭けた決闘が…。
  • 火星人ゴーホーム
    -
    突然イタズラ好きで人を困らせることが大好きな火星人が10億!も現れ、地球は大混乱。小さな緑色の小人の姿をした彼らは姿は見えるし、声もするが触ることはできない。クイムする、と称して瞬間移動できるし、透視も出来るので、公私を問わず秘密というものがまったく無くなってしまう。彼らの目的は侵略ではなく、ひたすら人間に嫌がらせをすることだった。奇才ブラウンが「迷惑な隣人」を突き詰めたブラックコメディ。
  • 絶対子工場
    -
    「RUR」「山椒魚戦争」「ロボット」で有名なチャペックの本格的近未来小説。人類が今まさに遭遇している原子力、原発、放射能汚染状況を今世紀の初めに予見した作品。レクラム版『SF作家案内』(一九八二)は、この小説を、すばらしい着想、逆説、おどけた奇妙な事柄に満たされた天才的作品とほめたあと「形而上学的なるものと、日常的なるものが、多少無形式な小説の中でグロテスクかつ逆説的に併存している。この有様はチャペックの影響を否定できないポーランドのSF作家レムの後期のいくつかの作品と似ている」と書いている。
  • 宇宙英雄ローダン・シリーズ 電子書籍版〔合本1〕
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    【電子書籍版宇宙英雄ローダン・シリーズ、お得な合本がついに配信開始!】本書は《宇宙英雄ローダン・シリーズ 電子書籍版》の1~20巻までを収録したお得な合本版です。合本1には、同時配信の《ローダンNEO》開幕篇となる『スターダスト』の2章までが楽しめる試し読みを収録!
  • 6600万年の革命
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    地球を出発してから6500万年。もはや人類や故郷の存続も定かではないまま、恒星船〈エリオフォラ〉は銀河系にワームホールゲート網を構築する任務を続けていた。乗組員のひとりサンデイは任務を忠実にこなしていたが、あるとき衝撃的な事件に遭遇し、極秘の叛乱計画に加わることを決意する。それは数千年に一度だけしか冷凍睡眠から目覚めない彼女たちと、船の全機能を制御するAIの、百万年にも及ぶ攻防だった。現代SF界随一の鬼才、星雲賞受賞『ブラインドサイト』の著者が放つ傑作ハード宇宙SF。/【収録作】6600万年の革命/ヒッチハイカー/解説=渡邊利道
  • 宇宙震
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    アメリカのSF勃興期から50年間、SFとともに生き、その可能性を極限まで推し進めた代表的な作家のバラエティ豊かな宇宙小説集。「禁断の星」は、宇宙伝染病に汚染された星域をめぐっての宇宙病テーマ、「失われた種族」は、宇宙に大文明を築いたある種族の謎の消滅をめぐって、その原因をつきとめようとする滅亡テーマ、「破滅が来る!」は、銀河系同士の衝突という大スケールの銀河小説、「孤独の星」は惑星全体に一個の生物がすんでいるという宇宙生物小説、表題作「宇宙震」は、宇宙規模の大災害を未然にふせごうという典型的なスペース・ドラマである。この5編だけを読んでも、ラインスターの宇宙小説のもつスケールの大きさ、そのロマンチックなムード、たくみな小説技法は、十分に読みとることができるだろう。
  • 縮みゆく人間
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    核実験によるスコールと、街中で噴霧された殺虫剤を浴びたスコット・ケアリーは、肉体が縮んでいくという恐るべき事態に直面する。あらゆる治療の甲斐なく1日に1/7インチずつ縮んでいくスコットはある日、ひょんなことから家の外に放り出され、鳥の襲撃を受け、逃げるうちに地下室に落とされてしまう。そこに待ち受けていたのは猛毒をもつ一匹の黒いクモだった。妻も子も失われ、人間世界から隔絶された別世界のなかで、スコットは針を手にして戦い、摩天楼のようにそびえ立つテーブルの上に置かれたクラッカーと漏水で飢えをしのぎながら、孤独な生存競争を続けてゆく。作者マティスンが描いた、この世ならぬ恐怖と孤独と絶望の世界!
  • 時の門
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    本短編集はハインラインの初期の代表作のうちからバラエティのある6編を選んだ。なかでも表題作「時の門」はタイム・トラベルものの傑作として、またタイム・パラドックスの一つの典型として有名な作品である。「爆発のとき」「犬の散歩も引き受けます」「時の門」「お席へどうぞ、諸君!」「月の黒い穴」「血清空輸作戦」を収録。
  • 月を売った男
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    ハインラインの「未来史シリーズ」の初編「生命線」をはじめ、「光あれ」「道路を止めてはならない」「月を売った男」「鎮魂歌」の、初期名編5編をあつめた。表題作の中編は、有人ロケットの月世界到着を目前にして一攫千金を狙う企業家がたくらむものを追究する。月における土地所有権? ウラニウムやダイヤモンド鉱の採堀権?……月にひそむ経済価値は、投機の対象となって全世界を震撼するが……。
  • 地球防衛戦線1 スカム襲来
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    異星人の攻撃により人口の6割が死亡した地球を舞台に、絶望的な状態の中、果敢に戦いを挑む若き兵士たちの死闘を描く怒涛の戦争SF、ここに開幕!
  • 表面張力
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    他の恒星系への飛行は実現したが、植民星を作るにはヒトが地球適応型でなくなるしかない。それにはDNAレベルでの「播種計画」が必須である。この計画がうまく運んだ星の一つでは、ヒトは樹上生活をする小人になっていた(「屋根裏の物」)。また別の星ではヒトは水中生活をする微小な知的生物として設計された。彼らは水溜りの支配権を握り、隣の水溜りめざして遠征を企画するが、その最大の障害は途方もない表面張力だった(「表面張力」)。鬼才ブリッシュのハードSF。
  • スターマン・ジョーンズ
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    宇宙船乗りは田舎育ちのジョーンズの夢だったが、その道は世襲制であり、万人に開かれてはいなかった。航宙士になる夢を捨てきれないジョーンズは、身分と経歴をいつわり、船底甲板給仕として浮浪者サムとともに、恒星間貨物客船《アスガルド》に乗りこんだ!……与えられた運命に流されることなく、おのれの道を力強く切り開いていく青年の成長! 「栄光のスペース・アカデミー」「ガニメデの少年」につづくハインラインの傑作長編。
  • 時空大戦1 異星種族艦隊との遭遇
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    突如遭遇した正体不明の異星種族艦隊に対し奇妙な幻覚に導かれて、AI搭載戦闘艦と共に戦闘を勝利に導く若き航宙軍艦長の活躍!
  • 地図にない町
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    フィリップ・K・ディックが黄金の50年代に発表した色とりどりの短編から、ブラッドベリ風の幻想味の濃い12編を訳者が独自に選んで訳した傑作集。存在するはずのない駅で列車は止まった。駅前にひろがるのは地図にない町だった……この表題作のほか、「おもちゃの戦争」「薄明の朝食」「レダと白鳥」「森の中の笛吹き」「輪廻の豚」「超能力者」「名曲永久保存法」「万物賦活法」「クッキーばあさん」「あてのない船」「ありえざる星」を収録。
  • 時果つるところ
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    「超原爆」の副作用によってミドルタウンは未来へ吹き飛ばされ、数百万年先の寒冷化した地球に取り残された。人類はすでに地球を捨てて銀河系に広がり、恒星連盟を作り上げていたが、その連盟からの宇宙船が到着し、市民たちを「適切な惑星」に移住させようとする。が、ミドルタウンの市民たちはこれに抵抗する。彼らは連盟の方針に対抗して「特殊な核反応により惑星を内部から暖め直す」方法によって地球を再び居住可能な場所として復活させる。ハミルトンのシリアスものの代表作。
  • 大宇宙の探究者
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    恒星間連絡船プロキオン号は、亜宇宙空間を飛行中、原因不明の事故に遭い、一部の乗員乗客を除いて全滅してしまう。だが救命艇でなんとか通常空間に戻ってきたデストン達は、強力な心霊能力…特定の元素や化合物が埋蔵されている場所を透視する能力…を獲得していた。彼らはそれを武器に銀河最大のギャラクティック・メタルズ社と協力して、地球西側の労働争議を鎮め、東側の「闇将軍」との対決にのぞむ。スペース・オペラの第一人者E・E・スミスの異色作。
  • 闇よ、つどえ
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    戦争によって一度文明が崩壊してしまった後の時代。政権を握っているグループは過去の科学技術を独占していて、巨神をあがめる宗教政治を行っている。科学技術は魔法と同様の扱いで、光線銃は「怒りの棒」などと呼ばれ、不可侵フィールドは「後光」などと呼ばれている。このカースト制度にしばられたなかで、一人の男が欺瞞をあばこうと立ち上がる。だが、そのとき、巨大な影となって魔人グループが姿をあらわす。壮絶な戦いが始まったのだ! SFと幻想文学を一体化したライバーの処女長編。
  • 栄光のスペース・アカデミー
    -
    21世紀後半、人類は太陽系全体に版図を広げ、宇宙の治安を守る軍隊として「惑星間パトロール隊」が活躍している。あこがれのパトロール隊士官を夢見て、マットは士官学校に入学した。厳粛な宣誓式のあと、士官候補生たちは厳しい訓練に放り込まれた。マットはなんとか二次試験を突破し、地球軌道上の練習船ランドルフ号へと向かう。脱落者が相次ぐなか、マットは親しくなった他の3人とともに、苛酷な訓練を突破して栄光をつかむ。マットたちはパトロール艦アイス・トリプレックス号へと配属され、実務に就いた……宇宙に乗り出した若者の友情と冒険の日々を鮮やかに描く傑作宇宙SF。
  • STAR WARS ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 最重要指名手配
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    ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリに、続く!ハンとキーラは、性格こそ真逆だが、生き延びるためならなんでもやるという点においては、似たもの同士だ。だから、成功したら次期首領になれるというチャンスがめくってきたとき、ハンとキーラは、断るわけがなかった。しかし、任務は大失敗に終わり、ふたりは手を組むしかなくなり……。
  • ガス状生物ギズモ
    -
    ギズモとは、宇宙から地球へやってきたガス状生物であり、動物の腐臭を常食とする。ヴァージニア州西部の山中で、野生動物が不思議な死に方をしはじめたことが発端だった。死骸には抵抗のあとが見つかるのに、傷はまったく見当たらなかったのだ。この奇妙な事件の調査にでかけたディックは、やがて恐るべき危険に遭遇する。ギズモの魔手は、野生動物から家畜へ、そして家畜から人間へとのびはじめ、人類は絶滅の危機に瀕した…。著者は長期間をSF世界の第一線で活躍し、「SFのために生まれてきた男」といわれる。
  • オッド・ジョン
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    発育不全児といえるジョンは、高等幾何学を解し、一般相対性原理を論ずる、おそるべき神童で、オッド(奇矯)とよばれた。それも不思議ではない。ジョンは、テレパシー、催眠術などの超能力をもつミュータント〈超人類〉だったのだ! 人間を劣等種属とみなす彼は、遠大な計画のもとに、仲間を結集して、独自の世界を建設しようと試みる。新しい人類によって地球を引き継ぐために! だが……ステープルドンの〈超人類〉テーマの傑作。
  • 宇宙をぼくの手の上に
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    奔放な奇想の数々、ユーモアあふれるアイデアで、いまなお新鮮さを失っていないブラウンのSF短編名作集。月に思いをよせるネズミを描く「星ねずみ」、孤独に満ちた悲歌「緑の地球」、秀逸なオチが光る「狂った星座」など、奇抜な着想と豊かなファンタジーに彩られた全9編の物語の饗宴。どんなSF嫌いの読者をもファンに変えてしまう不思議な魔力を放つ傑作集!
  • 天使と宇宙船
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    読者を惹きつける魅力的な謎と奇想天外な発想、それに加えて卓抜なユーモア。ブラウンのSF傑作短編集続編。二つの太陽と、その周りを8の字形に公転する惑星上で起こる奇妙な出来事を描く「気違い星プラセット」、どんなに誤字を直そうとしても原稿どおりに活字を叩いてしまうタイプライターの話「諸行無常の物語」、ミミズが天使になってふわふわと空中を舞う話など、ブラウンのSFとファンタジーの名品を選りすぐった傑作中短編全16編。誰でもが楽しめる夢と幻想世界!
  • 農民ユートピア国旅行記
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    農業経済学者がロシア革命直後に描いた未来社会小説。スターリン下の全体主義社会への道行きとは正反対の小農経営に立つ1984年の世界。だが逆ユートピアの苦みが混じる。巻末論文=藤原辰史
  • スター・ウォーズ 最後のジェダイ
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    ファースト・オーダーとの戦闘が激化し、レジスタンスは多くの犠牲者を出していた。一方レイは伝説のジェダイ、ルークの手ほどきを受けるようになる。やがてレイはカイロ・レンと心の中を探り合うように。一方レジスタンスは、戦況を打開するためファースト・オーダーの追跡装置を無効化するコードブレイカーの力が必要になるが――。緻密な心理描写+映画にはないシーンが満載!「スター・ウォーズ」をより深く楽しめる一冊!
  • STAR WARS ダース・ベイダーは、怖くない
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    ある満月(謎の声:月ではない、デス・スターだ)の夜。ダース・ベイダーに襲いかかる怪物の数々。ウルフマン、バンパイア、ゴースト、ウィッチ…。さすがは全銀河が恐れをなす、我ら暗黒卿は、ちっとも怖くないそうです。しかし、屈強の暗黒卿も、最後には追いつめられ、「お願い・・・ないで」と泣きついてきます。そのわけとは……?原題Are you Sacred, Darth Vader?※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 火星航路SOS
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    火星航路に就航中の宇宙船アルクトゥールス号は、突如何者かに襲われる。計算士として乗り組んだスティヴンス博士は、惑星間航行会社社長の愛嬢とともにすべての救援の望みを絶たれたまま、木星の未知の衛星ガニメデへと漂着する。だが、不屈の闘志と第一級の科学知識を駆使してスティヴンスは必要なあらゆる装置を完成させ、救助SOSを発信して危地を脱する……だが、異星人の魔手はふたたび行く手を阻んだ。「スペース・オペラの父」の手になる、創成期SFの活力あふれる宇宙大冒険!
  • 魔法株式会社
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    表題作と「ウォルドゥ」の2編を収めた中編集。ハインライン風ファンタジー。「魔法株式会社」は魔法がごく一般的に使われている現代世界の話だ。建築業を営むアーチボルトは、魔術でめちゃくちゃにされたとおぼしき自分の店の修復を有名な魔法使いに依頼する。魔法使いは悪の組織に立ち向かうのだが……。「ウォルドゥ」は無重力の家に住む天才技術者で人間嫌いの奇人の活躍を追う爽快な作品だ。
  • 天才感染症 【上下合本版】
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    ウォール・ストリート・ジャーナル 「ベスト・ブック・オブ 2017」 SF部門 年間第1位! アルツハイマー病を患い引退した父にあこがれ、国家安全保障局(NSA)局員として働き始めたニール・ジョーンズは、数学と暗号解読に絶対の自信を持っていた。南米から発せられた謎の通信を持ち前のひらめきで解読したニールは、NSA長官とともにブラジルへと赴くことになる。そこで目にしたのは、異常に高まった環境保全意識と、反政府組織の不自然な協力関係、そして突如として天才的な知能を発揮し始める人々だった。 一方、菌類学者としてアマゾンを訪れていたニールの兄ポールは、サンプル採取のさなかテロリストの襲撃に遭い、命からがら帰国する。アマゾンで罹患した真菌感染症のために生死の境をさまよったポールだったが、なんとか一命をとりとめた。だが回復したポールは、それまでにはなかった驚異的な知能の片鱗を見せ始める。 ブラジルの紛争と知能の向上という全く無関係に見えるふたつの事柄が、人を狂わす菌の力で絡み合い、アメリカ全土を巻き込んだ異常事態へと発展していく――。 著者について ■著者略歴 デイヴィッド・ウォルトン David Walton アメリカ、フィラデルフィア在住。2008年にフィリップ・K・ディック賞を受賞した『Terminal Mind』でデビュー。著作に、量子物理学を扱ったSFミステリー『Superposition』と『Supersymmetry』、“平らな地球"が描かれるSFファンタジー『Quintessence』とその続編『Quintessence Sky』などがある。昼間はロッキード・マーティン社で働くエンジニアとして、そして夜には7人の子供の穏やかな父親として二重の人生を送る。 ■訳者略歴 押野慎吾 Shingo Oshino 東洋大学国文学科卒業。卒業後いくつかの職を経たのち、現在は新聞社勤務のかたわら、フィクション・ノンフィション作品の翻訳に従事している。訳書に『地獄の門』(小社刊)などがある。
  • スター・ウォーズ 最後のジェダイ
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    新共和国が樹立して約30年間に、銀河の支配をたくらむファースト・オーダーが台頭していた。彼らに立ち向かうためには、レイア・オーガナ将軍率いるレジスタンスとしても、ジェダイの力が必要だった。レイアは、最後のジェダイと言われる、兄ルークを見つけるように、レイとチューバッカを、ルークが住むとされる惑星オクトーへ派遣したのだが・・・。映画シーンと人物相関図を含むカラーページ付き!
  • STAR WARS スター・ウォーズ ガチンコ勝負! どっちが強い!?(ディズニーブックス)
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    スター・ウォーズエピソード1~7の、キャラクターやのりもの、メカ、生き物の最強対決クイズブック!T-65B Xウイング VS ミレニアム・ファルコン どっちが速い? ルーク・スカイウォーカー VS レイア・オーガナ どっちが年上? エグゼクター VS インペリアル・スター・デストロイヤー 全長、どっちが長い? スター・ウォーズ博士なら制覇したくなる、VSクイズが45問!<総ルビ>※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • STAR WARS チューバッカとポーグ
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    チューバッカは、友人のレイと、謎に包まれる島へとやってきた。そこに住む、伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーを訪ねるために。しかし、島には、ルークのほかにも、かわいらしい生き物が生息していた。ポーグだ。チューバッカとポーグ、二つの異なる種族は、平和に暮らしていけるか?続きはこの笑いあり、涙あり、最後はチューバッカが愛おしくてたまらなくなる絵本をご覧あれ。これぞ、チューイとポーグの友情物語。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 暗黒界の妖精
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    火星古代のイラーの僧院の廃墟に逃げ込んだスミスは、その中庭でむせび泣く女を見た。薄明の中で、長い黒髪が滝のように女の白い肢体を包んでいた。乳白色をしたその目は磁石のように彼を引きつけ、動けなくした……。シリーズ屈指の傑作、この「生命の樹」のほか、中世ヨーロッパを舞台にした異色作「スターストーンを求めて」ほか、全5編。SFファンタジーの名編ノースウェスト・スミス・シリーズ完結編。
  • 異次元の女王
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    金星の酒場で一服盛られたスミスが目覚めたのは、真っ暗な、古代の廃墟らしい無気味な土地であった。気がつくと、甘美な声がいざなうのを耳にする。一人の少女に手をとられて彼は進んだ──そこは、おぞましくも美しい「血に飢えた」異次元の女王ジュリが棲む太古の都であった……。女流作家ムーアの手によるSFファンタジー名編ノースウェスト・スミス・シリーズ第2巻。
  • 大宇宙の魔女
    -
    熱線銃一丁を手に星から星へと渡り歩く宇宙の無宿者ノースウェスト・スミスを主人公にするSFファンタジー──スミスは火星植民地で、群衆に追われている一人の娘を救った。脈動する瞳をもち、「シャンブロウ」と呼ばれる彼女は、愛らしいが、地球の生物ではなかった。スミスは一瞬不安を覚えたが、その妖艶な美しさに魅せられて……。女流作家ムーアの手によるSFファンタジーの名編ノースウェスト・スミス・シリーズ第1巻。
  • ウォー・ゲーム
    -
    1950年代初頭に発表されたフィリップ・K・ディックの初期作品で構成された短編集。子供たちの玩具に隠された秘密を見つけだせ。地球輸入基準局はやっきになって他の星から送られてくる輸入玩具をチェックする。「ウォー・ゲーム」と名付けられたゲームに隠されている謎とは。この表題作のほか、「ターミーネーター2」を思わせるアイデアが光る「ジョンの世界」など、初期短篇9編を収録。
  • 宇宙の操り人形
    -
    ある日故郷へもどってみると、そこは町並みも住民も見覚えのない街になっていた。いまいる自分はいったい何者なのか、おまけに18年前の自分の死亡記事まで見つかった……光の神と闇の神との対決に巻き込まれた男を描いたこの表題作長編のほか、ディックならではの短編3編を併録。
  • GONE ゴーン IV 病める町 上
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    この世界に、希望はないのか。 超絶バトル!シリーズ世界累計400万部。終末のサバイバル後半章!!! 15歳以上の人間が忽然と消滅した日から8カ月―― 謎のバリアによって世間と隔離された町では、少年少女が死と隣り合わせの日々を送っている。 そんな中、雨の降らない町ではついに水不足が深刻化し、サムとその仲間数名は少し離れた湖まで偵察に行くことに。 その道中サムたちが目にしたのは、不気味な謎の異形生物で……。 世界シリーズ累計400万部突破の超弩級SFスリラー、いよいよ後半戦!
  • ベンジャミンの治癒【猫は宇宙で丸くなる収録作】
    -
    ※「ベンジャミンの治癒」と編者あとがきのみが収録されています。 飼い猫のベンジャミンはぼくが16歳のときにたしかに死んだ。 だが、ぐったりした彼を抱き締め生きている姿を思い描くとベンジャミンは甦った。 それから30年が経ったが、ベンジャミンはぴんぴんしているし人間の言葉まで話すようになった。 年を取らなくなった猫ベンジャミンと飼い主の深い絆をユーモアを交えて描いた傑作。
  • 宇宙に猫パンチ【猫は宇宙で丸くなる収録作】
    -
    ※「宇宙に猫パンチ」と編者あとがきのみが収録されています。 新型宇宙船のテスト航行にマスコット猫として乗せられたケルヴィン。 彼女はあくまでマスコットのはずだったが……。 宇宙船に乗せられた猫のまさかの活躍を描く、痛快猫SF!
  • 化身【猫は宇宙で丸くなる収録作】
    -
    ※「化身」と編者あとがきのみが収録されています。 最後の生命を使い、九度生まれ変わった誇り高き猫。 世間から外れた者たちが集まるカーニヴァルへやってきた彼女は不思議な男と出逢う……。
  • ヘリックス・ザ・キャット【猫は宇宙で丸くなる収録作】
    -
    ※「ヘリックス・ザ・キャット」と編者あとがきのみが収録されています。 ぼくは愛猫のヘリックスと共に楽しく暮らしながら、いままでにない優れた柔軟ガラスを開発していた。 ところがある日、交通事故で死んだ男の魂が、そのガラスで作った瓶の中に飛び込んできて……。 奇才スタージョンが描く、憎たらしいが愛さずにはいられない猫ヘリックスの物語。
  • 暗黒の艦隊2 新造艦〈アレス〉
    -
    あの激烈な戦闘から4年後、「ファージ」と名づけられた有機生命体に対し、ついに戦力を整えた人類は、猛然と反撃を開始するが!?
  • STAR WARS ジャーニー・トゥ・最後のジェダイ レイア・オーガナ オルデラーンの王女
    -
    レイア・オーガナは、16歳になったばかり。オルデラーンの女王になるために、多忙な日々を送っている。青年議会で出会った、同じオルデラーン出身の、知的でやさしいキアと恋に落ちながら、レイアは、父ベイルと母ブレハの、大きな秘密を知ってしまう……! 常に冷静で正しい判断ができるレイア姫の原点がわかる成長の物語。
  • 人間狩り
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    「絶対的悪夢の戦慄すべき象徴化」と評されるディック初期の短編作品群は、著者自らが語るように、後の長編代表作の原型となるものである。廃墟を徘徊するミュータントの群れ、物質に奇襲される人間の恐怖、極限的なパラノイア状況など、ディック・ワールドの中核をなす自己と現実の崩壊の物語を中心とした選り抜き7編に、本邦初訳、子供とロボットの交感とその悲劇的な結末を描いた「ナニー」を加えた傑作短編集。
  • ブラッドベリは歌う
    -
    母を失った子供たちの前に、養育係兼料理人として現われた、電子お祖母さんの活躍を描いた心暖まる佳編「吾は唄う、この身の充電するまで」、ヘミングウェイヘの痛切きわまる愛着を奏でる「キリマンジャロ機」、1929年のイリノイ州グリーンタウンに突如現われたチャールズ・ディケンズを名乗る男と少年との奇妙な友情を描く「ニックルビーの友達なら誰でもわたしの友達だ」、ペーソスと諧謔に溢れたユーモア短編「お屋敷、猛火に包まれなば」「冷たい風、暖かな風」。1948年から69年にかけて書かれた18編を収録した、ブラッドベリの自選傑作短編集。
  • ビッグ・タイム
    -
    この宇宙の時間と空間、生と死の彼方で改良戦争(チェンジ・ウォー)と呼ばれる果てしない暗闘がつづけられている。この過去と未来が混在する大いなる時間(ビッグ・タイム)のなかの、あらゆる場所が融合した場所(プレイス)では、窮極の勝利などはない。スパイダ一軍のグレタは、この戦いに傷ついた戦士たちをなぐさめるエンターテイナーと呼ばれる看護婦である。死から再生された戦士たち……月世界人と半人半獣が原子爆弾の函を《場所》に持ちこんだ。それをめぐる味方同志の対立、そして《場所》を制御するメインテナーの消失、やがて《場所》は漂流し、原子爆弾の爆発まで30分と迫る。壮大な歴史観を展開し、1958年度ヒューゴー賞に輝いた傑作。
  • 殺人遺伝子 リ:バース
    -
    もう普通の学生には戻れない。もう二度と元の自分には戻れない。もう二度と……。殺したくないのに殺してしまう。抗えない本能と罪に追いつめられていく、非情なサバイバルスリラー。 銃撃され、血まみれで川岸を這いずっていたデイビーは青年ケイデンに救出される。人を殺す遺伝子が自分にあると知った日を境に17歳の少女の人生は一変した。更生施設とは名ばかりの収容所で強制的に人殺しをさせられ、命懸けで脱出したのだ――逃げ場のない孤独なデイビーをケイデンは守ると誓うが、悪夢は醒めない。手負いのデイビーは病室を襲撃され、メスで滅多刺しにしてまた人を殺してしまう……【イラスト/田島昭宇】
  • 透明人間
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    SF小説の名作。イギリスの田舎町に透明人間が現われ大暴れする。透明人間になれば好きなことややりたいことができるが不便なことも多い。生きていくために次々と犯罪を犯してしまう。本来は真面目な優秀な科学者だったが、透明人間になった途端、怪物のような心に変わっていく。過去何度も映画化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 白熱光
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    はるかな未来、150万年のあいだ意思疎通を拒んでいた孤高世界から、融合世界に使者がやってきた。未知のDNA基盤の生命が存在する可能性があるという。その生命体を探しだそうと考えたラケシュは、友人とともに銀河系中心部をめざす! ……現代SF界最高の作家による究極のハードSF。 解説/板倉充洋
  • X-ファイル 2016 【VOL.1~3合本版】
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    真実は「まだ」そこにある――。 伝説の超常現象サスペンスが復活! 『X-FILES X-ファイル2016』のエピソード全6話を完全小説化! すべてのエピソードが、この1冊で読める〈合本版〉! 異星人やUFOは本当に存在するのか――それとも政府の隠謀なのか? 13年の時を経て、モルダー&スカリーの真実の探求が再び始まる! ◎オリジナル・シリーズの独創的なストーリーをさらに発展させた新たなX-ファイル事件が始動! ◎UFO、エイリアン、拉致、未確認生物、都市伝説、神話など今なお愛されている人気のテーマ! ◎海外TVドラマ、科学捜査もの、男女バディものそしてUFO・宇宙人・超常現象・都市伝説ブームの原点となった人気シリーズの最新作。 〈収録エピソード〉 ■序章/第一章「闘争 前編」/第二章「変異」/第三章「トカゲ男の憂鬱」/第四章「バンドエイド・ノーズ・マン」/第五章「バビロン」/第六章「闘争 後編」 〈あらすじ〉 モルダーとスカリーがFBIを去って10年以上が経った。しかし、かつての上司スキナー副長官が二人を呼び寄せる。異星人によるアブダクトと政府陰謀の関係を証明する新たな証人が現われたと告げられる。動画ニュースサイトを運営し自らキャスターを務める保守派の陰謀論者、タッド・オマリーがモルダーとスカリーに協力を求めたいというのだ。ふたりは彼の案内で、異星人に誘拐された経験を持つという女性、スヴェタを訪ねる。彼女の話を聴いたモルダーは、これまで思いもしなかったある“真実”に気づかされることになる。モルダーたちは再び真実を追い始める……。 ■X-ファイル課とは X-FILES FBI(アメリカ連邦捜査局)は米国司法省直属の警察機関。本部はワシントンD.C.に置かれ、あらゆる重大事件の捜査を行なっている。そのFBI本部の地下に設けられているのが、UFOや超常現象など、特殊な未解決事件を扱う専門部署、X-ファイル課だ。X-ファイルとは未解決の怪事件が記載されたファイルのことを指している。ただし、ほとんどのFBI職員は同課を閑職と見なしており、配属されることを左遷と考えている。そこに配属されたのが局内で“変わり者”と呼ばれていたフォックス・モルダーであった。当初、監視役として配属されたスカリーであったが、様々な事件に遭遇するうちに、モルダーと心通わせるようになる。2000年にモルダーが失踪後は、新たにジョン・ドゲッドが配属され、さらにモニカ・レイエスが課に協力していた。そして、現在――。
  • さなぎ
    -
    世界が致命的な大破壊にみまわれてから長い年月がたち、中世的暗黒時代が訪れていた。幼いデイヴィッドが住んでいる村では、激しい労働と原始的な農業によって暮らしが営まれ、人びとは日夜、外からの侵入者におびえていた。なかでも、彼らがもっとも忌み嫌っていたのは、外形上ばかりでなく、普通人以上の能力、テレパシーをもつミュータントだった。そんなある日、デイヴィッドは自分もそうしたミュータントの一人であることを発見した……『トリフィドの日』の作者が未来の人類をリアリスティックに描いた文学的香気の高いSF抒情詩!
  • 天空の標的1 サイボーグ戦士の復活
    -
    異星種族〈やつら〉との戦争に隠された真相を、全人類に向けて暴くことに成功した帰還兵ジェイコブたち。さらにシリウス系の〈やつら〉の根拠地に潜入した彼らは、激戦のすえなんとかファーストコンタクトに成功し、星間戦争を終結させた。だが平和が訪れると思われたのもつかのまだった。秘密結社(カバル)のメンバーは、〈やつら〉の先進バイオナノテクノロジーを吸収し、また最新鋭のフリゲート艦隊を奪取してコロニー星系に逃亡したのだ。人類間に新たな大戦が始まろうとしていた……。『帰還兵の戦場』の新鋭が放つ、傑作ミリタリーSF新シリーズ!/解説=岡部いさく
  • 最後の近衛戦士 上
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    ジョナサン・ラデック、帝国近衛隊隊長。皇帝の勅命により任命された、最優秀の皇帝守護官だ。彼は皇帝の座乗する旗艦〈インペリアル・スター〉で、最近不穏な気配を感じていた。ハーコフ提督が裏で動いているらしい。そんな折、ラデックは首都惑星に皇女を送り届ける任務を命じられるが……熱血戦争SF登場!
  • GONE ゴーン II 飢餓 上
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    残された子供、331名。食料わずか1週間分。 15歳以上の人間が消えた町を、飢えの恐怖が襲う――。 15歳以上の人間が忽然と消えて3カ月。 リーダーのサムのもと役割分担を決め、どうにか状況に順応しようとする子供たちに、今度は“飢え”という恐怖が襲いかかる。気づけば肉も野菜も底をつき、残る食料、わずか1週間分。サムは仲間とともにキャベツ畑に赴き、食料の確保を試みるが、そこで目を覆いたくなるような惨劇が待ち受けていた――!  20カ国が熱狂する、話題騒然SFスリラー。

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