T・キングフィッシャーの作品一覧
「T・キングフィッシャー」の「死者を動かすもの」「星の海を駆ける 新世代スペース・オペラ傑作選」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「T・キングフィッシャー」の「死者を動かすもの」「星の海を駆ける 新世代スペース・オペラ傑作選」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
Posted by ブクログ
※「メキシカン・ゴシック」のネタバレもあります
「パン焼き魔法のモーナ、」が可愛い表紙と語り口でかつ死体だらけのシビアな話で、重厚で好きだったのが、今回はホラーということで楽しみ→予想よりさらに面白く怖くて大好きな話だった。ものすごく好み。
登場人物に友情と理性と勇気があり、それでも崩壊していくアッシャー家の物語なので、すごく読みやすく快適で、
なにより、これからもっと怖いことが起きますよ、ほら、ほら...という不気味な雰囲気を楽しみたくてホラーを読んでいるところがあるので、その点がものすごく良かった。いつまでも読んでいたかった。
登場人物が戦争のトラウマを抱えた退役軍人・医師や、時代によって能力を認められない科学者で、「これをなんとかしなければ、できるはずだと思おう、出来なくても最大限やらなくては」を淡々と、たまに毒づきながらやっていく雰囲気で、それが頼もしいのに全く歯が立たない(なぜなら崩壊するのが確定しているアッシャー家だから、がわかりきっている)のもよかった。
起こる出来事はショッキングで、淡々とした描写でもちょっと手が止まるくらいのところがあり、上品なお屋敷ホラーでしかもしっかりおぞましく、その怖さは最後に問題に対処したにも関わらず怖いまま、というのが嬉しかった。
菌類が人体に影響を及ぼしているところは「メキシカン・ゴシック」と同じ、というのは1ページ目からそうで、かつ菌類の何が怖いかや雰囲気も全然違うので気にせず読めた。
(女性の話、愛すべき・守ってやるべき女性がいるけど置いて逃げ出しても良い立場で、それでもなんとかしようとする女性の話、お屋敷と一族の話、異質な生物によって変わってしまった人間の話 まで同じだけど、血が熱くドラマチックで泥だらけ血まみれで守るべき二人の男女を連れて脱出するメキシカン〜に対して、守るべき人が変容していて、でも誰にも言わずにいたその内心も真実で、ドライで淡々と不気味で物悲しい)
Posted by ブクログ
現代スペースオペラのアンソロジー。スペースオペラとは言うじょう、波乱万丈ではまったくない。
〇イアス・S・バッケル「禅と宇宙船修理技術」ーロボット宇宙船が宇宙戦に生き残った戦争を起こした冷酷な独裁者の救助命令に逆らえないが。
・ユーン・ハ・リー「課外活動」ー七連合王国もの
〇アーカディ・マーティーン「あなたが王だと思っていたすべての色」ー女王のクローンが女王との決闘に臨み反逆を企てる。
〇アレステア・レナルズ「ベラドンナの夜」20万年周期で銀河を周回し記念イベントを行うが、実は種族は滅びている。哀愁漂う
・T・キングフィッシャー「金属は暗闇の血のごとく」
・チャーリー・ジェーン・アンダーズ「時空の一時的困惑」ーカルト惑星に侵入し盗みを企てる。ハチャメチャ喜劇
〇アリエット・ド・ボダール「包囊」ー母惑星から独立した宇宙ステーション人は母惑星の文化を装うため包囊を身に着ける。ベトナム系フランス女性作家の作品
・セス・ディキンソン「モリガン、光へと落ちる」)
〇ラヴィ・ティドハー「背教者たち」ーユダヤ教の背教者を探るため派遣された裁定者が背教し。
〇ベッキー・チェンバーズ「善き異端者」ーウィルスが寄生し超空間ナビゲート能力を得るが、共生がうまくいかずに。
〇アーニャ・ジョアンナ・デニーロ「クイーンズスロートへの旅路」ーMTFらによる女権帝国に対し男権主義者が反乱を起こし一時は帝国は滅亡しMTF狩が始まるが。
・アン・レッキー「審判」
〇サム・J・ミラー「惑星執着者」ー故郷の惑星へのゲートが閉じてしまい宇宙を放浪する男娼が武器商人と会い故郷の通貨を見つける
・カリン・ティドベック「スキーズブラズニルの最後の旅」