オラフ・ステープルドンの代表作。以前読んだ『シリウス』が良かったので、新訳が発刊されたこのタイミングで手に取ってみることに。
「肉体を離脱した主人公は、時間と空間を超え、宇宙の彼方へと探索の旅に出る。訪れた世界で出会った独自の進化を遂げた奇妙な人類と諸文明の興亡、宇宙の生命の生成と流転を、壮大なス
...続きを読むケールと驚くべきイマジネーションで描いた幻想の宇宙誌。」(本書裏表紙のあらすじまま。)
幻想世界の宇宙をひたすらに描写したSFファンタジー。難解な上にテキスト量はかなりのボリュームなので、読み切るだけでも大変な内容。とりあえずでも読み切ることが出来たそこのあなた!・・・自分を褒めてあげましょう。(私も自分を褒めます。笑)
まともに内容を考察しようとするとかなりヘビーなので、その幻想的なテキストに酔いしれるだけで終わっても良いかと。(難解SFあるある。)私にはハードルの高い作品だった。。。
著者は哲学が専門だったようで・・・哲学者の書いたSF小説と言われれば、なんとも納得してしまう。(『シリウス』はもっと読み易かったと思うのだがなぁ。)