オラフ・ステープルドンの作品一覧

「オラフ・ステープルドン」の「火炎人類」「オッド・ジョン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

配信予定・最新刊

作品一覧

  • オッド・ジョン
    -
    1巻880円 (税込)
    発育不全児といえるジョンは、高等幾何学を解し、一般相対性原理を論ずる、おそるべき神童で、オッド(奇矯)とよばれた。それも不思議ではない。ジョンは、テレパシー、催眠術などの超能力をもつミュータント〈超人類〉だったのだ! 人間を劣等種属とみなす彼は、遠大な計画のもとに、仲間を結集して、独自の世界を建設しようと試みる。新しい人類によって地球を引き継ぐために! だが……ステープルドンの〈超人類〉テーマの傑作。
  • スターメイカー
    4.2
    1巻1,320円 (税込)
    肉体を離脱した主人公は、時間と空間を超え、宇宙の彼方へと探索の旅に出る。訪れた世界で出会った独自の進化を遂げた奇妙な人類と諸文明の興亡、宇宙の生命の生成と流転を、壮大なスケールと驚くべきイマジネーションで描いた幻想の宇宙誌。アーサー・C・クラークやスタニスワフ・レム、J・L・ボルヘスをはじめ多くの作家に絶賛され、多方面に影響を与えてきた伝説の作品を全面改訳で贈る。
  • 最後にして最初の人類
    3.3
    1巻1,485円 (税込)
    20億年後の“最後の人類”が現在の人類に語る未来の歴史。数度の世界戦争、疫病の蔓延と地球規模の環境激変、火星人類の侵略など度重なる災禍によって退行した人類は、やがて再び進化の階梯を登り始める。超人類の創造と諸文明の興亡、果てしなき流れの果てに人類が辿り着いた場所とは…。20億年に及ぶ壮大な人類進化の年代記を驚異の想像力と神話的ヴィジョンで描いた伝説的名作。改訳文庫化。
  • 火炎人類
    NEW
    -
    1巻1,496円 (税込)
    アーサー・C・クラーク、スタニスワフ・レム、J・L・ボルヘスに絶賛され、物理学者フリーマン・ダイソンなど多方面に大きな影響を与えた伝説的SF作家オラフ・ステープルドン傑作選。本邦初訳多数! カッスが山歩きの途中で拾った石を暖炉に投げ入れると、不思議な炎があがり、テレパシーで語りかけてきた。それは炎の形態をした知的生命体で、太陽系形成期に太陽から飛び出し、数十億年ものあいだ地球の石の中に閉じ込められていたのだ。火炎人類との対話を通して宇宙精神と生命の秘密に迫る表題中篇に、本邦初訳の珠玉の短篇群、『最後にして最初の人類』ラジオドラマ版他を収録した傑作選。

ユーザーレビュー

  • スターメイカー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    普通に面白かった笑。これが第二次世界大戦前に書かれたというんだからな。特に最後の「スターメイカー」との邂逅のあとは、また別のタイミングで読んだら、別の事を感じそうなので、再読したい。

    0
    2023年01月01日
  • スターメイカー

    Posted by ブクログ

    1937年刊。創世の究極存在にせまる包括的宇宙史。科学と宗教、あるいはSFとスピリチュアルは、やがて手を取り合って進まざるをえないと思わせてくれる一書。すべての時空を俯瞰する壮大なスケールの宇宙の旅と、認知力と想像力の翼を限りなく広げた思索の軌跡に驚嘆する。

    0
    2021年12月10日
  • 最後にして最初の人類

    Posted by ブクログ

    1930年に出版されたSF小説。

    本作は広大なスケールで語られる人類の物語。20億年にわたって18期(ちなみに私たちが生きている今の人類が第1期)という広大すぎるロングスケールで描かれる人類の変異と文明の興亡を繰り返す姿が描かれていく。
    結局は赤色超巨星化する太陽に伴って地球もろとも人類は絶滅してしまうのだが、最後の人類の一人が私たち現行人類にそれまでの歴史を語り聞かせるというスタイルで語られていく。

    第一期人類の部分では、今後の世界がどういう状況、社会に陥り、どうして第一期人類が滅びるのかがまず最初に語られる。
    1930年代当時だとまだ核兵器が利用される前ではあるが、核エネルギーが開発さ

    0
    2025年09月25日
  • スターメイカー

    Posted by ブクログ

    たしかSNSで話題になってたのを見て入手した本。読み始めるまでに少しかかったけど、読み始めたら期待以上に面白く、簡単な文章ではないのでじわじわと読み進め、ようやくフィニッシュ

    第一次大戦を経験した著者が第二次大戦が迫る中で執筆した背景は重要だろうし、当時の天文学の最先端の影響もありそう

    それはそれとして、著者の想像力とそれを文章に現せる力量に感嘆のため息しかない。「世界」とは何か、著者なりの解釈が展開されるのを、目を丸くして眺めていた

    0
    2024年05月01日
  • 最後にして最初の人類

    Posted by ブクログ

    先に見た映画の方はなんだかよくわからないままなんとなく目が離さず見終わったのだが原作もそんな感じ。
    随所随所で面白いところはあるが基本的にはさっぱり頭に入らずでも読んでしまう不思議な作品。
    地球でどうこうしていた時はそれでも面白く感じていたが宇宙へ飛び出してからはもうさっぱり

    0
    2025年07月22日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!