書架の探偵

書架の探偵

小説・文芸
1,210円 (税込)

6pt

3.0

図書館の書架に住むE・A・スミスは、推理作家E・A・スミスの複生体(リクローン)である。生前のスミスの脳をスキャンし、その記憶や感情を備えて、図書館に収蔵されているのだ。そのスミスのもとを令嬢コレットが訪れた。父に続き兄を亡くした彼女は、スミスの著作が兄の死の鍵を握っていると考え、スミスを借り出したのだ。本に込められた謎とは? スミスは事件の調査を始めるが。巨匠ウルフの遺作のSFミステリ。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

書架の探偵 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    タイトルからして
    「司書 兼 探偵なのかな?」とか
    「急に体が小さくなって、たまたまそばの本棚にあった本の作者の名前をつけて探偵をする小学生かな?」とか
    色々と想像してましたが、あらすじを
    読んで驚く。

    SF作品である。

    主人公は書架に収められた「蔵書」
    ならぬ「蔵者」
    生前(?)は推理作家だった男のリクローン

    ある女性に10日間借りられて
    彼女の殺された兄と
    父親から残された"謎の本"についての事件を追うことになる。

    死んだ作家のリクローン(蔵者)として生きることの微妙な制約など(純正の人間達からは下に見られている)を挟みつつ、そんなに悩んでる感じも出さず、事件の捜査が進んでいく

    登場は人物の会話は、ホームズや
    ポアロ(アガサ・クリスティ)を読んでるかの様に、古風な口調、なのに世界は未来
    昔の人が想像したSFのような世界観、でもオンデマンド印刷や制約はありながらも
    本はまだなんとか残ってる。

    蔵者となったモノ達の生活は、見ているとなんだか孤独そうで…やっぱり「本」は読み手がいないと意味がないように「蔵者達」も貸し出されない限りフワフワとした状態、借りられず期間が経過して焼却(本当の死)を待つだけ…
    本は大切に扱おう…

    ・見た目はおっさん、頭脳はおっさんだけどクローン
    ・古めかしい言い回し、なのにバリバリSF
    幾重にも要素が玉ねぎのように層を作る
    不思議さが楽しい。

    でも口調のせいか、主人公も依頼人も落ち着き払っているような…
    何か重要なことを隠してる?忘れてる?ような印象をもってしまい
    焦りを感じないのが、良いことなのか最初のあたりは読んでて不安になった。だけども読むにつれてSFっぽい、大きな展開が飛び出してくる。

    作者のジーン・ウルフ氏は、この作品が遺作になったとのこと。続編も考えていたらしい。巻末の解説が、作中の作者の遊び心を解説してくれていてこれまた面白い。

    「遺作」として読むとさらに不思議。亡くなってしまった作家の代わりに生きながらえている物語を読み、その中には、自分自身がクローンになって生き続けている推理作家の書いた手記としての小説を読むことになる。

    リクローンはモノを書くことが
    禁止されてるらしいですが、
    ジーン・ウルフさん、面白かったんで
    クローンになって続編書きません?
    (本人はクローンとして、続編に出演する気
    満々だったらしい)

    1
    2020年03月18日

    Posted by ブクログ

     蔵者って、どんな感じなのだろう?蔵者が探偵という発想がおもしろく、読んでゆくうちに、本の背骨が最後に残る を思い出した。

    0
    2024年01月13日

    Posted by ブクログ

    SFミステリーというのが基本なんだと思うけど、ハードボイルドやファンタジーの要素もあり飽きさせない。それにしても著者84歳での作品とは驚き。

    0
    2020年11月20日

書架の探偵 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ハヤカワ文庫SF の最新刊

無料で読める SF・ファンタジー

SF・ファンタジー ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す