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墓標なき墓場 高城高全集1
昭和33年、夏。北海道。未明の北の海に殿村水産所属の運搬船、天陵丸が沈んだ。乗組員6人は全員死亡。その朝、花咲港に入港した一隻のサンマ船が、岸壁に衝突した。海難事故と不審なサンマ船の衝突事故に疑問を抱いた不二新報釧路支局長江上武也は独自の取材を進めた。単なる事故か、それとも事件か……。だが、何者かの策謀によって江上は釧路を逐われる。それから3年。かつての関係者が次々と疑惑の死を遂げる釧路の街に、江上は帰ってきた――。日本ハードボイルドの黎明期を駆け抜けた幻の作家・高城高。霧にけぶる北の港町を舞台に描き上げた唯一の長編が、いまよみがえる! -
経験ゼロでも作れるフリーホラーゲーム。制作の流れ・ストーリーの構成・ギミックに必要な3要素。
さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 【書籍説明】 フリーホラーゲームはブームを経て一ジャンルとして定着しつつあります。 名作に触れたことで創作意欲を刺激され、自分もホラーゲームを作ってみたいと思い立つ人も少なくありません。 ですが、多くの人は何から手をつければいいのか戸惑い、そして作業量の多さに屈して諦めてしまっているのも事実です。 本書はそんなゲーム制作が未経験の初心者、制作を始めても完成までこぎつけないという方のためにあります。 せっかく名作になれる可能性を秘めている構想が形にならないのは非常にもったいないと思い、過去の経験からホラージャンルに重点を置いて制作法をまとめました。 いろんな制作体制のメリット・デメリットから企画書という形で構想を具体的にイメージ化する方法、ストーリー構成などわかりやすく紹介しています。 本書の通りに従えば、実現できるかわからない浮遊感ある構想を実現性のある企画へと変えることができます。そこまでできれば、作品として世に送り出せる確率もグッと高まります。 名作を作り出せる可能性を捨てるのはまだ早いです。ぜひその構想を形にしてください。 【目次】 一章 制作スタイルはどうする 二章 企画書をつくろう 三章 シチュエーションは三種類 四章 ストーリーは九つのシーンから成る ◯分岐のポイント 五章 ギミックの三要素 六章 ゲームの組み立て おまけ やってはいけないこと ◯“予兆”以外のびっくり系イベントは多用しない ◯宗教を否定しない ◯死は控えめに まとめ 【著者紹介】 茶天(サテン) 方向性がはっきりしない同人屋。長編ノベルを発表するのが今のところの夢。 -
なにわの風雲児 炎の証券マン
1930年代に生まれ、金融機関や上場会社の代表取締役等の要職経験した著者。 戦後の復興からバブルに至る日本の経済界の“金の動き”を 身近で見てきた著者だから綴ることができる リアルな描写に溢れる本作。 伝記の形をとっていますが、日本社会はもとより、 証券行政や証券政策など日本の経済復興における証券史を浮き彫りにしながら そこに巻き起こる生々しいやり取りは想像力を掻き立てます。 歴史の鱗片に触れながらタイムスリップした気持ちで 日本の金融近代史を楽しめる1冊です。 ■目次 1:三つ子の魂 2:空手から一転、アメフトに 3:山源に就職、すぐに結婚 4:親類縁者に、株は売らない 5:松下幸之助を落とす 6:関西の重鎮を次々落とす 7:証券界は「丼勘定」 8:25歳で「光世証券」起業 9:ケネディ暗殺、証券不況に 10:中元に「褌」贈る 11:ニクソンショック時に会員権を取得 12:「総合証券へ」異例の大抜擢 13:ケネディショックで証券局ができた 14:驚くべき速度で東京集中が始まった 15:世界の「大証先物」 16:先物取引のための「新構研」 17:「NOといわなかった」東証理事長 18:「破れ傘浪人」とサシの対決 19:「株先50」で大証正会員広げる 20:「もうあと7~8人自殺者がでないと」 21:OB会長ポストに執着 22:筋金入りの左翼嫌い 23:無税で巨億の創業者利益 24:曽遊の地で花見の宴 25:棚上げになった「川奈合意」 26:株先50→日経225 27:外証の「売り崩し」 28:尻尾に振り回される犬 29:さらに広がる先物批判 30:「蔵相は証券音痴だ」 31:第一勧銀事件から証券不祥事に 32:証券は相撲協会より遅れている 33:人海戦術を天才に切り換えろ ・ ・ ・ ・ ・ 54:大先輩、2人の薫陶 55:新撰組の借用証 56:理想主義者かつ偉大な現実主義者 57:礼服12着と旅立つ ■著者 みのごさく 岐阜県出身、大蔵省(財務省)勤務ののち、大阪証券金融(日本証券金融)社長、日本万博記念協会理事長、日本電産役員、を経て、現在大阪信用金庫役員、神戸ゴマルゴ顧問、自然総研顧問、大阪電気通信大学客員教授などをつとめる。主な著作、「炎のバンカー」、「なにわの風雲児」、「アフリカ物語」、「帷(とばり)」、「日本のシンドラー 杉原千畝の半生~ナチスからユダヤ人を6000人救った男~」などがある。 -
与謝蕪村300年の風景
与謝蕪村は、江戸時代中期の日本の俳人、画家である。 2015年は、与謝蕪村生誕300年。 「伊藤若冲と与謝蕪村 生誕三百年 同い年の天才絵師」が、 美術館で開かれていた。 現代においても古びることのない蕪村の魅力は、 時を越えて十分に通用するものがある。 一人でも多くの方に蕪村の俳句を知っていただきたい。 ■ あらすじ 2015年は、与謝蕪村生誕300年にあたる。 淀川のほとり都島区毛馬町に、蕪村公園があるが、 石碑と石造りの30石舟が置かれているだけの寂しい公園だ。 蕪村は、俳聖芭蕉と比較されることが多い。 さみだれを集めて早し最上川(芭蕉) さみだれや大河を前に家二軒(蕪村) 確かに、芭蕉は、写実的な俳諧の基礎をきづいた天才といえる。 その芭蕉を尊崇して、奥の細道への旅をしたり、 師巴人(はじん)を通して芭蕉の俳諧精神を勉強して、 その精神を自分のものとした蕪村の作品は、まるで絵画のように、 細かな情景までが眼前に浮かぶのである。 一般の評価は、蕪村を芭蕉よりも低くみているようだが、 それは蕪村の出生の秘密にあるのではないか。 また、蕪村は、奥の細道への旅を中心とした多くの絵画を残しており、 それらは、国宝や重要文化財に指定されている。 蕪村は、自然風景や花鳥風月を詠んだだけでなく、艶っぽい句も詠んでいる。 もも尻の光りけふとき蛍哉 これは、祇園の芸者小糸との別れのうたといわれる。 また、蕪村は、望郷の詩人であった。その魂のうめき声である望郷の念が結実したのは、 「春風馬堤曲」であり、教科書にもとりあげられている。 春風や堤長うして家遠し 春情まなび得たり浪花風流(なにわぶり) ■目次 ・まえがき ・毛馬のひと ・旅のひと ・京のひと ・これぞ蕪村の句 ・艶のひと ・馬堤のひと ・蕪村の魂 ・おわりに ■著者 みのごさく 岐阜県出身、大蔵省(財務省)勤務ののち、大阪証券金融(日本証券金融)社長、 日本万博記念協会理事長、日本電産役員、を経て、現在大阪信用金庫役員、 神戸ゴマルゴ顧問、自然総研顧問、大阪電気通信大学客員教授などをつとめる。 主な著作、「炎のバンカー」、「なにわの風雲児」、「アフリカ物語」、 「帷(とばり)」、「日本のシンドラー 杉原千畝の半生~ナチスからユダヤ人を6000人救った男~」などがある。 -
四人の署名【深町眞理子訳】
自らの頭脳に見合う難事件のない無聊の日々を、コカインで紛らわせていたシャーロック・ホームズ。唯一の私立探偵コンサルタントを自任する彼のもとを、美貌の家庭教師メアリーが訪れる。彼女の語る事件は奇妙きわまりないものであった。父が失踪してのち、毎年、高価な真珠を送ってきていた謎の人物から呼び出しの手紙がきたというのである。ホームズとワトスンは彼女に同行するが、事態は急転直下の展開を見せる。不可解な怪死事件、不気味な〈四の符牒〉、息を呑む追跡劇、そしてワトスンの恋……。忘れがたき余韻を残すシリーズ第2長編。/解題=戸川安宣、解説=紀田順一郎 -
緋色の研究【深町眞理子訳】
アフガニスタンへの従軍から病み衰えて帰国した元軍医のワトスン博士。ロンドンで下宿を探していたところ、偶然に同居人を探している男を紹介され、共同生活を送ることになった。下宿先はベイカー街221番地B、相手の名はシャーロック・ホームズ――。ホームズとワトスン、永遠の名コンビの誕生であった。ふたりが初めて手がけたのは、空き家でのアメリカ人旅行者の奇妙な殺人事件。いくつもの手がかりから、ホームズの精緻な推理によって浮かびあがった驚きの真相の背景には、長く哀しい物語があった……。名探偵ホームズ初登場の記念碑的長編!/解題=戸川安宣、解説=高山宏 -
たまごサンド賛歌
全14篇の詩集です。たまごサンドのカラー口絵付き。 ■たまごサンドを讃えよ たまごサンドを讃える詩14篇です。 本書の長さは2,500字程度です。 【内容】 カラー口絵 目次 01.sandwich 02.たまごサンドの名前 03.たまごサンドの生息地 04.たまごサンドの種類 05.たまごサンドの味 06.たまごサンドの塩 07.たまごサンドの分類 08.たまごサンドの値段 09.たまごサンドの食べ方 10.たまごサンドのパン 11.抱いてサンドモーニング 12.さめた愛 13.レタストマトサンド 14.ストローも立つ 奥付 裏表詩 -
星の王子さま
サハラ沙漠の真っ只中に不時着した飛行士の前に、不思議な金髪の少年が現れ「ヒツジの絵を描いて……」とねだる。少年の話から彼の存在の神秘が次第に明らかになる。一本のバラの花との諍いから、住んでいた小惑星B612を去った王子さまはいくつもの星を巡った後、地球に降り立ったのだ。王子さまの語るエピソードには沙漠の地下に眠る水のように、命の源が隠されている。肝心なことは目では見えない。心で探さないとだめなのだ……。生きる意味を問いかける永遠の名作を池澤夏樹による瑞々しい新訳でお届けします。原典の世界観を忠実に再現した横組みの本文。電子化に際し、挿絵は原典の彩色に復原しました。手のひらの中で、サンテグジュペリの描いた世界が鮮やかによみがえります。 -
ほんとうのこと
画家ぱぴろうによる美麗なデッサンの数々と、人生の真実を突いた箴言を集めた格言集。著者が生きてきたなかで身にしみた「ほんとうのこと」のみを厳選し、一冊にまとめた警句集。短いクセーニエン集。または、生きづらい日々を歩む助けとなる本の杖。きびしい同時代を生きるあなたのために。 -
あやかしの國
日本には妖怪がいる。古くから深い森や山、人の力の及ばない自然や理解し難い現象を人々は畏怖し、妖怪の存在を信じてきた。時に恐ろしく、時にユーモラスに語られるそれらと共にこの地に暮らしてきたのである。 奈良時代に書かれた書物では妖怪という言葉は、人知を超えた怪奇現象そのものを表していた。その後、それらは姿形を持ち、長く生きた動物や古い道具が変化したものが加わってゆく。後者は九十九神とも呼ばれ自然崇拝、精霊崇拝といった日本人の精神や信仰の原点と重なるようにも思える。だからこそ日本人にとって妖怪は身近な存在であり続けているのだろう。 また今も妖怪を愛する多くの専門家たちがその姿を伝えている。古くは「鳥山石燕」(1712年~1788年)などが多くの妖怪画を残しているが、現代においては特に「水木しげる」の描く妖怪画が、誰もが知る妖怪の姿であろう。それ以外にも様々な小説、映像作品で妖怪は描かれ続けている。 そして、口伝で伝えられていた各地の伝承を消えてゆく前に、記録として残そうとしたのが民族学者「柳田國男」であった。本書では彼の記した「妖怪談義」に記された妖怪を中心に、江戸時代以降の古い文献や巨匠「水木しげる」によって記された妖怪たちを厳選して紹介していく。近年の映像作品におけるそれぞれの妖怪たちの活躍も紹介するので併せて楽しんでいただけたら嬉しい。 -
中国の鳥人
映画化した『中国の鳥人』『たどん』『ちくわ』を含む八編の超常小説集。 中国奥地に羽根を付けて空を飛ぶ人々がいた『中国の鳥人』 タクシーの運転手と乗客のなにげないやりとりが危機を生む『たどん』 居酒屋でちくわをオーダーしたらとんでもないものが出てきた『ちくわ』 渓流釣りに入った二人組の不気味な体験『蚊無し川』 など幻想と現実が交錯する8つの作品を収録。 本作用に表紙イラストを椎名誠が描き下ろし。巻末には、「対談 椎名誠×目黒考二」「電子書籍版あとがき」「椎名誠の人生年表」を掲載。 <目次> 中国の鳥人 月下の騎馬清掃団 思うがままの人生 ちくわ 蚊無し川 たどん 鯨女 スキヤキ 発想の瞬間―あとがきにかえて 椎名誠・短編集収録作品リスト 対談 椎名誠×目黒考二 電子書籍版あとがき 椎名誠の人生年表 -
パソコンの中のドア・短編集
さら・シリウス:あらすじ 唯月理杜:文章 『パソコンの中のドア』 イラストレーターとして、夢を諦めかけていた山本真莉奈は、あるブログに目を留める。パソコン内に開かれた不思議なドアを通して、ブログの執筆者と温かな交流と想いを重ねていく真莉奈。しかし、そこには……。 『三人描かれた肖像画』 しがない画家の樋口洋一郎は、アルバイトをしながらとある老人の肖像画を描いていた。そして、老人と交流を深める内にある事実を知る。 ――洋一郎は、ただ何者かになりたかった。 『お願い事は具体的に』 山崎明は「自分が、次の跡継ぎに」十年来にわたる口約束を信じ、ただ一心に働き続けてきたが、それは本来の跡継ぎが戻ってきた事で、あまりにも他愛なく裏切られた。 そこに、何でも願いを聞いてくれるという老婆が現れ――。 『哀しい浮遊霊』 自殺した地縛霊として、ホテルの一室に縛られた翔太は、そこで亡くした妻と瓜二つの顔をした新婚夫人の美佐子と出会う。夫にも恵まれず、幸運とは到底言い難い彼女を救うため、翔太は己の存在を削り、その全てを懸け彼女を助けようと決意する。 『寿命漫画』 順調だった漫画家人生から一転。ネタが尽きたという翳りが差し、行き詰まった細川真理は、とあるチラシに目を留めた。 『漫画家募集、ストーリーはこちらで用意します!』唯一のチャンスにしがみ付いた、その先には――。 『浮世絵師は悩まない』 売れないイラストレーター、上園数馬はひょんな事から江戸時代へとタイムスリップしてしまう。現実でも頭が痛い悩みばかりの中、それは江戸時代でも付きまとう。それを救ったのは、とある辻占い師の一言だった。 -
無敵の思想 俺がナンパする理由
はじめまして 著者のJonyと申します。 はじめに 「失敗」を恐れるな。「無敵の思想」を手に入れろ 中学・高校生、そして20代前後のみんなへ。この本は、今の時代を生きる君たちに向けて書いています。 まず最初に、正直に言わせてほしい。俺は、小さい頃から自閉症を患っています。 コミュニケーション能力も壊滅的、人との会話も苦手。 学校の成績だって、運動だって、恐らく他の誰よりも劣っている……そんな、いわゆる「凡人以下」の人間でした。 でも、そんな俺にも、ある時ふと気づいた**「特殊な能力」**があったんです。 それは――**「女性をナンパして口説き落とす能力」**でした。 ワンナイトだろうが、同時に何人かと付き合うことだろうが、なぜかこれだけはできた。 あとは、妙に記憶力が良かったこと。俺の武器なんて、本当にそれぐらいでした。 「ただの女遊びの話かよ」と思ったなら、ちょっと待ってほしい。大いに関係があるんです。 ナンパとは「失敗の練習」である。 俺がなぜ、若い君たちにこれほどまでにナンパを推奨するのか。 それは、女の子と遊びたいからではありません(まあ、それもあるけどね!)。 真の目的は、**「圧倒的な数の失敗経験を積んでほしいから」**なのです。 ナンパなんて、声を掛けても大概は無視されるか、断られます。9割は失敗です。 普通の人なら、そこで傷ついて落ち込むでしょう。 でも、それでも声を掛け続ける。断られても、無視されても、次に行く。そうやって泥臭く続けていると、 ある時急に、自分でも驚くようなとびっきりの美女と繋がれる瞬間が来るんです。 これが、人生の縮図そのものなんです。 これから君たちが社会に出れば、そこは理不尽の塊です。 そのため少しでも前向きに、図太く生きていける若者が増えればいいなと思い、この本を執筆しました。 簡単ではございますが、これをご挨拶とさせていただきます。 この度は、俺の本を手に取っていただき、本当にありがとうございます。 著者:Jony ※本作はJonyの個人誌作品の電子書籍版となります。【148ページ】 -
おっかなびっくりスローライフ
地方移住、Uターン──そんな夢とはほど遠く、IT業界をリタイアした佐々木は逃げ道として地元に返ってきた。ゆとりは欲しい、でも人は嫌い、けれども専門知識は活かしたい。そんな身勝手は、就農研修に従事する中で知らぬうちに薄れていく。その先に鈍い光が見えるような、見えないような。みっともない予防線を張りながらも、少しずつ何かが溶けていく若者の物語。 -
お狐准教授の妖しい推理
民俗学の博士課程を出たは良いが、佐々木彩乃はいまだポスドクの身だった。短期契約の非常勤講師とアルバイトとの二足の草鞋を履きつつ、定職を夢見て貧乏な日々を過ごしている。 ある日、同門の先輩でもある榎本准教授から、学部再編に伴う教員の新規採用の話が舞い込んでくる。しかも学科長である榎本の推薦付き。就職のためなら背に腹はかえられない、どんなにコキ使われようとも、たとえ榎本の正体が“お狐様”であろうとも──。 そんな中、彩乃が巻き込まれた学内でのボヤ騒ぎに幽霊が関係しているという噂が広まっていて……。はたして彩乃は“不安定”な日々から脱出できるのか? 新感覚、アカデミック×あやかし×ミステリがここに開幕! -
鏡の国
去年まで名前も知らぬ人でいたあなたの生まれた日を祝うこと 週刊朝日歌壇永田和宏選最優秀賞歌人による短歌とエッセイ集。 『あなたと短歌』(朝日新聞出版社)、『短歌研究』、『NHK短歌』掲載分と書き下ろしの未発表作品を含む作品集です。 【目次】 鏡の国(短歌) アクアリウム(短歌) 忘れ物(エッセイ) 【著者】 松原和音 東京都生まれ。立教大学文学研究科フランス文学専攻博士課程前期修了。卒業後は出版社で大学用の仏語教科書の編集に携わる。現在、会社員。 幼少時より親族から贈られた歌集を手にする機会に恵まれ、短歌に囲まれた環境で生育する。 短歌de胸キュン、平成二十八年十月放送分にて胸キュン大賞。『NHK短歌 12月号』、 『あなたと短歌』(朝日新聞出版)等に作品を掲載される。 『週刊朝日』の「週刊朝日歌壇 教えて永田先生」のコーナーで最優秀賞。 純文学作品で第四回辻原登奨励小説賞佳作。 -
弥勒
栗本薫唯一の私小説。死産で産まれた弟との葛藤を描き、栗本薫・中島梓を知る上で欠かせない作品。 栗本薫は『ぼくらの時代』で華々しく文壇デビューした後、グイン・サーガ・シリーズを発表した1979年に文芸誌「群像」に唯一の私小説「弥勒」を発表した。 この作品は死産で産まれ、3歳のときに日本脳炎のために意識もないままに寝たきりとなった弟との葛藤を描いて、栗本薫・中島梓の一生を苦しめ続けた激烈な怒り・悲哀が赤裸々に語られた作品である。『弥勒』の続編として手を付けられたまま、完成することのなかった断片「56億年の弥勒」を併載。解説は元群像編集長、内藤裕之氏。 【著者】 中島梓 1953年東京生まれ、2009年に病没。1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ始め、400点を越える著作が刊行された。 -
チューサン階級の冒険
嵐山光三郎とは何モノかというと、にわかには答えられない。いろいろなことをやってきた。だから、友だちが多いヒトだ。今も、かぞえきれないほどたくさんのことをやっている。それで、ますます友だちがふえている、らしい。昔から忙しかったのに、メゲずに書くことが好きであった。その結果としての、これが、じつは処女作。――男ゴコロとか女ごころとか、スジコとかイクラとか、孤独だとか、いろいろなことがわかるようになる。愉しいうえに、読めば効くという、たぐい稀れなる本。著者の性格からも、タイトルからも、これはもうNHKと同じ、世の中に初登場の「皆さまの本」なのであります。
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