小説の検索結果
検索のヒント
検索のヒント
■キーワードの変更・再検索
記号を含むキーワードや略称は適切に検索できない場合があります。 略称は正式名称の一部など、異なるキーワードで再検索してみてください。
■ひらがな検索がおすすめ!
ひらがなで入力するとより検索結果に表示されやすくなります。
おすすめ例
まどうし
つまずきやすい例
魔導士
「魔導師」や「魔道士」など、異なる漢字で検索すると結果に表示されない場合があります。
■並び順の変更
人気順や新着順で並び替えると、お探しの作品がより前に表示される場合があります。
■絞り込み検索もおすすめ!
発売状況の「新刊(1ヶ月以内)」にチェックを入れて検索してみてください。
-
八十日間世界一周
飛行機がまだ無かった時代。世界を一周することは大事業だった、ましてや80日間では不可能と思われていた。1872年ロンドン。紳士で資産家のフィリヤス・フォッグは革新クラブとのメンバーたちと80日間で世界一周ができるかどうかの賭けをする。立証するために下男のパスパルトゥーとともに出発するのであった。何度もピンチに陥りながらも奇想天外なアイデアで乗り切っていく。迫るタイムリミット……果たして間に合うのか。ラストは痛快などんでん返し。ワクワクどきどきの冒険物語。映画化されアカデミー賞作品賞受賞。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。 -
さばえ近松文学賞 ~恋話(KOIBANA)RETURNS~
福井県鯖江市の「近松の里づくり事業推進会議」が主宰する『さばえ近松文学賞』2023年度版。 復活しました。 鯖江で幼少期を過ごした、世界に誇る文豪「近松門左衛門」が生まれてから360年の節目である2013年度からスタートしました。 「さばえ近松文学賞~恋話(KOIBANA)RETURNS~」として「近松の里・鯖江市」が恋にまつわる短編小説を全国から募集した受賞作品を掲載した電子書籍です。 小説家の藤岡陽子氏が特別審査員を務めています。 ◆近松賞 「予感」南 理維 ◆優秀賞 「『紅い灯』」山崎 幸子 「ポンコツ眼鏡と青い空」辻 真実 ◆佳作 「鯖江まで」打越 保 「すれちがい」増田 信 「愛なき星の女神たち」高橋 祐太 -
鳥がぼくらは祈り、
第64回群像新人文学賞受賞! 高2の夏、過去にとらわれた少年たちは、傷つき躊躇いながら未来へと手を伸ばす。清新な感覚で描く22歳のデビュー作。 日本一暑い街、熊谷で生まれ育ったぼくら4人は、中1のとき出会い、互いの過去を引き受け合った。4年後の夏、ひとつの死と暴力団の抗争をきっかけに、ぼくらの日々が動き始める――。孤独な紐帯で結ばれた少年たちの揺れ動く〈今〉をとらえた、新しい青春小説。 (群像新人文学賞選評より) ・〈文法の破綻した叫び〉こそが高二のぼくらのリアルな何事かを言語的に表現する、との説得力。――古川日出男氏 ・私がいちばん感心したのは〈一人称内多元視点〉と呼ぶべき視点のつくり方だった。これは文学的に有意義な試みだと思う。――松浦理英子氏 -
舐め犬の日常
貴女の寂しさ、私が舐めます――。 女性が望めば、どこにでも行き「舐めるだけ」の行為をする「舐め犬」をはじめた美男のエリートサラリーマン「りょう」。 寂しさや悩みを抱えた女性たちが、今日もメールを送ってくる……。 転職活動中の香奈は、恋人との行為で快感を得たことがなかった。 いつまでたっても転職活動は上手くいかず、恋人との性生活も上手くいかない……。 そんな鬱々とした悩みを抱えた彼女が、ふとした拍子に舐め犬「りょう」の存在を知る。 このお話は、香奈が「りょう」の前で自分をさらけだすことで、自分の心を開くことの大切さを知るまでの物語――。 -
デビュー20周年記念小冊子 電子増補版
2021年11月に刊行された『ルーティーンズ』(講談社)の販促のため、書店で無料配布された『長嶋有デビュー20周年記念小冊子』がパワーアップして、『デビュー20周年記念小冊子電子増補版』になりました。 小冊子の「試し読み」と「長嶋有全著作を語る」を掲載し、さらに長嶋有ロングインタビュー(聞き手:与儀明子)と北村浩子による評論「長嶋有のアスペクト、または水平」が追加されています。 特別付録として、『夕子ちゃんの近道』単行本のオビに印刷された応募券によるプレゼント「非売品小冊子」に掲載された2006年のインタビューを再録。 特別付録その2として『文學界』2021年11月号の「長嶋有を作った10冊」と、ジュンク堂池袋本店での選書「長嶋有をつくった20作」(文學界の10冊の拡張版)、今野書店での「これで大人になりました」選書15作のコメントもまとめました。 総字数6万7千字以上! 長嶋有を定点観測したいすべてのファン必携! -
USBメモリに込められた初恋 不思議ワールド短編集
◆USBメモリに込められた初恋 不治の病で自宅から出られない角田ゆかりは、可愛がっている猫のパワーに語りかける。 「あなたも外に出てみたいわよね」と。パワーに託したゆかりの願いは夢となって叶うが、ただの夢だったはずの想いは、不思議な形で現実の愛となって残されていた。 ◆ラブとおじいちゃんと私 川中こずえはある日、おじいちゃんと犬のラブと一緒に山菜を摘むため山を訪れた。しかしその山には奇妙な集団が巣食っていた。 謎の施設、不思議な美少年。わけがわからないまま捕らわれたこずえは、それでも大切なおじいちゃんとラブを救うために従順に過ごして生き残ることを心に誓う。 ◆過去視 二十九歳の竹下真亜子は悩んでいた。競馬の選手でありながらどうしても勝利に繋がらない日々を過ごし、恋人である雄二も妻子持ちの男なのだ。 両親は早く帰郷して結婚しろと急かしてくるが、どうしても決断できずにいた。そんな真亜子は突然、自身の過去を覗き見ることとなる。真亜子の下した決断とは、未来の自分の幸福を願うものだった。 ◆さら・シリウス:あらすじ ◆新羽 耀:文章 -
血雨のオルゴール
◆陰湿な復讐者 深夜、予感はしていた。ろくでもない訪問者が客としてくるのだと。佐代子は自分の店の片付けをしていた。こじんまりとしたスナックにかつての旧友がやってくる。彼は人を殺した後だった。そして佐代子は港の倉庫に閉じ込められる。倉庫内はガソリンがまかれていた……。 ◆同じ穴の貉 植木屋をしている早田正雄は、子供たちが寄り付かないのは酷い古女房のせいだと思っている。そんな中、剪定を頼まれているお得意様の庭にあるトンネルを思い出す。ある晩そのトンネルに……。 ◆土気色の景観 イラストレーターであるまさみは、自身の仕事の事で悩んでいた。良い仕事が入ってこない。そんなまさみの元に有名アーティストからの曲が贈られてくる。この曲のイメージでジャケットの絵を描いてくれ、と。その経緯で、まさみはある一つの“イラスト”を完成させる事になる。 ◆ブリーダー 幸江が結婚した男はどうやら何名もの妻をめとっては、別れたのだという。ある日、幸江は秘密の地下室の扉を開く。サイコパスは会話が通じない。現代の青髭譚。 ◆解体ショー 沙織は他人のものが欲しい。何故なら沙織は恵まれていないから。沙織にとって、世界はバラバラに見える。全てがバラバラだ。沙織には解体癖がある。あるべき姿に戻そうと。大人になって、沙織は男からよくモテた。沙織は男達を“作品”にする事に決めた。 さら・シリウス:あらすじ 朧塚:文章 -
誰にも見せない顔・他短編集
『誰にも見せない顔』 真佐美には中学時代からの親友・渚沙がいる。落ち込んでいるときに慰め、励ましてくれる渚沙は真佐美にとってかけがえのない存在だ。ある日、渚沙の夫の松原から呼び出された真佐美は、誰にも見せない渚沙の裏の顔を知らされて……。 『すてきなご縁』 会社をクビになったカスミは、引越し先で上品な老女に出会う。道に迷っていた老女を目的地まで送ったお礼にと邸宅に招かれ、そこで「実はあなたにお願いがあるのよ」と老女から切り出されたこととは……。 『強い風に吹かれて』 あの夏の日、美咲は夜の海にいた。合コンを兼ねた海辺のバーベキューは、地元の不良たちによって悲惨すぎる思い出に変わった。それから十年が経ち、成功を収めた美咲の前にあの夜のことを知る男が現れる。 『探偵事務所のオプション』 探偵事務所を営む「わたし」の元に、保険金殺人で兄を殺されたという依頼者が訪ねてくる。容疑者の篠田月絵は、高齢男性との結婚を繰り返しては遺産を受け取っている。そこで「わたし」は、依頼者にあるオプションメニューを提案する。 『海峡の点滅』 小さな海峡に面した街に、夜中の十二時になると対岸から光の点滅が届く。誰がなぜそんなことをしているのか……さまざまな思いをめぐらせ、また願いをこめて海峡の点滅を見る人の中に、一人だけその真相を知る女性がいた。 『お楽しみはこれから』 経営の危機にあった老舗温泉旅館を立て直した美奈子。メニューを和食から洋食に切り替え、女性専用の宿にした戦略が大当たりして、チェーン展開を狙っている。その路線に反対していた美奈子の夫は、謎の失踪をしていて……。 -
ハート型の胸毛が熱い
◆ハート型の胸毛が熱い 桔平は、母親である杏子にも父親である俊明にも似ていない。 それどころか、それぞれの親戚筋まで調べてみても桔平に似ている者はいなかった。 両親とも産院での取り違えを疑い、桔平自身ももらわれっ子なのではないかと疑念を抱く。 桔平はその思いを打ち消すかのように音楽へのめり込んでいく。 社会人になってからもバンド活動を続けていたが、バンドメンバーのひとりである清治が自殺未遂で入院したという。 清治を立ち直らせるにはどうしたらいいのか。 そこに桔平の妹である美鈴が飛び込んできて、事態は急展開に……。 ◆ダメ男と医者、どっちがいいって? 住宅街の一角にある何の変哲もないマンション。 そこに引っ越してきたのは、都内の商社でOLをしている小川風香だった。 風香の左隣には医者の沢田が、右隣には子持ちの金城が住んでいる。 ハンサムで紳士的な沢田に惹かれる風香。 一方で、金城は悪人ではないものの、最初から嫌味な男だった。 だが、金城の長男である直樹と話したことがきっかけで金城への気持ちも変化していき……。 ◆笛吹き 昔は賑わっていた町も、今では見る影もない。 そんな町にも、かつての賑わいを思い出させるものがひとつだけ残っていた。 それが町にある電子部品の製造業者のブラスバンド。 角田純子は笛吹きとして、そのブラスバンドでフルートを吹いている。 だが、そのブラスバンドが不況で切られるという。 ブラスバンドのリーダーである牧田は社長に直談判したが、結果は変わらなかった。 そこで牧田は会社を立ち上げると言い出し……。 -
美しき誘惑に潜む復讐の牙
『美しき誘惑に潜む復讐の牙』 宮本哲也のもとへ一通の葉書が届いた。それは毎年秋に開催される高校の同窓会の案内だった。仕事がうまくいっていない哲也は同窓会を欠席することにした。 数日後、哲也に一本の電話がかかってきた。戸塚仁志からの電話だった。仁志とは学生時代にいろいろあったのだが、ひょんなことから仁志の妻である麗子の尾行を頼まれることになった。 仁志は浮気を疑っているようだったが、麗子が浮気をしている様子はなく……。 『海峡』 海峡の岸壁に男女の死体があがった。男の死体は南側の町に、女の死体は北側の町に。それもほとんど同時刻にあがったのだという。 海峡を隔てている町で関連していそうな事件など、そうそうあるものではない。謎めいた事件に町は色めき立った。 男の身元はすぐに判明した。大森雅紀という叩けばいくらでも埃が出てくる男だった。一方で、女の身元は不明のままだった。 刑事の亀山と池田は大森を調べれば女のこともわかるかもしれないと、大森について調べ始めた先で……。 『紙の海』 私は病室で千羽鶴を眺めていた。別れた彼女、聖子がかつて折ってくれたものだった。聖子はその名前の通り、心も体も清らかな女性だった。 聖子と結婚していたら……そう思いながら、私はこれまでの人生を振り返った。学生時代の記憶。聖子との出会い。忘れもしないあの日の忘年会。 私はどこで間違ったのだろうか。 どこからやり直せばいいのだろうか。 そして、最後に私は千羽鶴に込められた聖子の思いを知ることになる。 -
白い道
混乱の時代にひたすら念仏に精進する法然! 律令制の崩壊は武士階級の抬頭という必然的な歴史の流れとなった。この大転換期を背景に、法然の出家から叡山下山,吉水での専修念仏実践に至る経過を壮大に描く――。そのとき幡多丸(法然)は9歳。父・漆間時国(うるまときくに)は明石定明の突然の襲撃を受けて一命を失った。律令制が崩壊し、地方武士の対立がめだち始めたころのことである。かろうじて凶刃を逃がれた幡多丸は4年後、叡山に入り出家、仏法修行の道へ……。法然と親鸞、二人の偉大な革新者の歩みを熱い思いでたどる長編小説全3巻。著者・三國連太郎の脚本・監督・出演で映画化も。 -
夜の専務
夜の専務、といわれる彼の仕事は世の裏面に直結することが多い。たとえば愛人譲渡式の立会人。大臣の羽沢が愛人の貝塚ラクを財界人の九段に譲渡した。羽沢が九段に向って、「今夜より貝塚ラクとは縁を切り、貴殿に進呈します。よろしくな」というそのかたわらに、彼は重々しく正座しているわけである。こうして貝塚ラクは九段の所有物となったが、どうしたわけか、九段は1週間ののちにポックリと死んでしまう。いわゆる腹上死とよばれる死に方であった――。表題作他6編を収録した短編集。 -
悪の紋章
小菅刑務所の門を2年ぶりで出て来た稲村清一は、やさしく頬をなでるシャバの風に逆らうように、ペッと唾を吐いた。「悪徳警官」のレッテルを貼られ、麻薬運搬の罪に服した彼は、完全に無実だった。彼は復讐の鬼になっていた。自分を裏切った妻との憎悪の再会、「共犯者」だった男の突然の死、謎の乗用車の追及などが、すこしずつ真相を語りそうになりながら、しかし、事件の背景は複雑にひろがり、政界・財界の大立物の身辺につながって行く。名作『私は貝になりたい』の作者が、新風の文体で現代の悪の姿を描いた本格的な長篇推理小説である。 -
欲を出し過ぎた男
政治家の妻である奥田理恵子は、次期総理にもと目される夫と四人の子とともに何ひとつ不自由のない豊かで幸せな生活を送っていた。 しかし理恵子には、誰にも言えない過去があった。 幼い理恵子は、近所の男から、担任の教師から、性の玩具にされていたのだ。脅されて怯え、口を閉ざしつづけていた理恵子のもとに、やがて妹の八重子の死という悲劇が訪れる。 その後、成長した理恵子は過去の何もかもを忘れようと努力する。今、現実に生きている自分は、このまま生きてゆくしかない。 しかし、故郷も捨てて懸命に生きて得た幸福に、再びその悪夢が現実となって襲い掛かってきたとき…… -
叛乱
2・26事件――昭和11年2月26日未明、霏々とふる雪を軍靴で踏みしめて、昭和維新の名のもとに特権階級打倒をめざす陸軍青年将校が、1400余の兵をひきいて蹶起した。この「叛乱」は、陸軍における統制派と皇道派の派閥争いが、ついに軍の指導権争いとなって、皇道派・相沢中佐の永田軍務局長斬殺事件に発展し、やがてこの雪の朝の悲劇を迎えるに至る。その経緯と事件の過程を、世評高い「昭和軍閥」の作者が、その抱懐する歴史的社会小説の立場から資料を駆使して、政治の腐敗、軍部の政治関与、青年将校の苦衷とその誤算を鮮烈に描く。直木賞受賞作品。 -
小説家と碧い風
人間嫌いの小説家、青山優は、変わり者の弟、悟と愛犬のポチ、愛猫のミーと共に人付き合いが希薄そうな山奥の家に引っ越した。 そのあたりは古戦場を潰して開拓した土地という縁起の悪い場所だったために多くの霊がいたが、神道の嗜みがあった優は自らお祓いをして何事もなく生活をはじめる。 引っ越してしばらくしてから、隣家の母親が優に家のお祓いを頼んできたことで、優と隣家の付き合いがはじまった。 人付き合いを嫌って移り住んだはずだったけれど、積極的に人付き合いをしようとする隣家に優は次第にほだされていく。 そんな中、平和な日常の合間に起こる不可避なトラブルに見舞われた優は、穏やかな微笑みを浮かべる隣家の出戻り娘、亜也子のことが気になっていく。 さら・シリウス:あらすじ 鉢本杏梨:文章 -
おぼろ忍法帖
心をこの世に残しつつ死の際に立った男が愛する女と交る――と、ひと月後にその女胎を裂いて男は再誕する。妖異凄絶の忍法「魔界転生」! 血風の中に甦る剣鬼たちは天草四郎を筆頭に、曰く宮本武蔵、荒木又右衛門、柳生宗矩、柳生兵庫、宝蔵院胤舜、田宮坊太郎。背後でこれを操るは天草の乱に敗れた森宗意軒と、そして由比正雪。 彼等は紀伊大納言頼宣を唆かし、徳川の天下を潰乱に導くべく、魔人と化した「転生七人衆」を紀州に送り込んだ。これに対決しうるは隻眼の剣手、柳生十兵衛あるのみ。妖雲は腥気をはらみ、十兵衛を窺って紀州から柳生の庄に迫った。全3巻、痛快忍法小説。 -
黒風に流されて
毎日のように男の怒鳴る声と何かが割れる音が響き、その後には必ず女の悲鳴や泣き声が聞こえてくる大きな屋敷。 地元でも有数の名家として知られているその屋敷で、真矢は当主である父親の機嫌を損ねないように生活していた。 父親の暴力と暴言に耐え切れなくなった真矢はひとり家を逃げ出し、とある割烹で偽名を使い働くようになった。 真矢が仕事に慣れた頃、割烹で政治家同士の密談があるという。 一緒に連れられてきた秘書の沢田達二は控えの間に通され、真矢がお茶を運ぶことになった。 それを機にふたりは仲を深めていくが、ある日のこと、達二は満州へ行くと真矢に告げるのだった。 その後、真矢のもとへ電報が届き……。 さら・シリウス:あらすじ 妖精社:文章 -
中国美女譚
紂王に愛された「妲己」、項羽と生きた「虞美人」、高祖劉邦の亡き後、呂太后に責め殺された「戚夫人」、処女のまま花神となった「張淑君」、辺境に嫁いだ「王昭君」、中国史上唯一の女帝「則天武后」、玄宗皇帝の寵姫「楊貴妃」、復讐と恋の狭間で苦しんだ「凝香児」、芳艶な10代の少女「費美人」、紫禁城で権力をほしいままにした「西太后」。愛欲と陰謀と怪奇渦巻くロマンス。10人の中国美女の伝説。 -
えろぐろ軟扇子
子供のころ、女体のグロテスクなことにびっくりしたあたいは、女よりも男が好きになっちゃった。学徒出陣をしているとき、ホモっ気のある中隊長につかまったのが、ゲイ道に入るきっかけよ。中隊長は権力であたいの処女性を奪ったの。戦後はGI相手に稼いだりした。外国人の囲われ者になったこともあるわ。そのうち、日本人の素敵なパトロンにめぐり合った。彼のおかげでいまあたいはゲイバーのマダムだけど……。と、その奇妙な人生を味のある独白調で語る標題作の他に、「やったぜベイビー」「あとの二人が損をする」「密造酒」など、全5編を収録する短編小説集。 -
緑の水平線
鎌倉に住む小説家の白井は、釣り道具を肩に家を出た瞬間から、俗世間と縁を絶つ。奥さんの鈴江と娘の友子は、それが白井の健康法だと理解している。しかし、孤独になったつもりの白井は、思わぬ釣り仲間の出現から、世間的なトラブルの中に捲き込まれてゆく……。この型破りな小説について作者は、「世界にもちょっと類のない小説だと、大口をたたきたい。小説は何もお色気と殺人スリル専門とは限るまい。人生には、そのほかにも、いろいろと楽しみがあるはずだ」という。ホームドラマに新境地を開拓した林房雄が、約30年のキャリアを活かした釣魚小説。 -
青年
ペルリ来航から10年後の元治元年、英国留学から帰った志道聞多と伊藤俊輔は、英艦バロッサ号で長州へ戻り、攘夷論者に対して開国を主張し、馬関戦争の勃発と、京都での敗戦に苦慮する藩政府を説得し、高杉晋作とも協力して、屈辱的な条件にもめげず、講和への道をひらく。バロッサ号の通訳アーネスト・サトウとドクトル・ブラウンは、幕府の開国主義が見せかけの進歩主義にすぎず、一見反動的な長州の排外主義の中に、真の進歩主義が潜んでいることを理解して、二人を支持する。明治維新の大業をなしとげた青年たちの理想に燃える姿を作者・林房雄が心熱こめて描いた傑作歴史小説。 -
恋慕奉行
母の形見の印籠1つを抱いて江戸へでてきたお柳には、正体のわからない、不吉な影がつきまとっていた。大事な印籠は僅かな隙に盗まれ、折角きまった奉公口も次々とこわされ、千住の宿場女郎に身をおとす破目となった。――見えない、呪(のろ)いの糸が、お柳を縛っている。もし、町同心・水木半九郎に夜釣りの道楽がなかったら、お柳はとうに死んでいたろう。半九郎の鋭いカンは、暗闇に嘲笑う覆面の武士の正体を見破った。彼の名は、阪田権太夫。町奉行・大岡越前守に不敵な挑戦を宣し、江戸を恐怖の巷(ちまた)に落とす男。越前守の弱点――恋の過ちを衝くだけに、名判官の苦渋は深かった。<上下巻> -
影丸極道帖
天保13年9月、江戸を襲った台風の日、怪盗・影丸が脱獄した。江戸城内、大奥にまで侵入した剽盗だけに、奉行所の召喚状をすりかえて脱獄する、前代未聞の牢破りだった。同じ日、名与力・松並白亭の養女・小夜も何者かに誘拐された。そして、白亭と配下の同心・志賀三平は、この2つの怪事件を結ぶ謎に立ち向かう。不敵にも影丸は、「目指す相手は八丁堀!」と、かれらに挑戦してきたのだ。だが、目明し伝六、紋十郎ら悪党の名は浮かんでも、当の影丸は神出鬼没。しかも事件の背後には、将軍家継嗣をめぐる暗闘までも絡んでいる……。著者が秘材を傾けた本格派時代物推理の妙。<上下巻> -
末っ子物語
作家の多木は、戦時中、東京の住居を畳んで、以来、郷里に住みついた。御殿場線の小さな田舎町だ。戦中戦後の多難な時に、多木は長い闘病生活を送るが、奇蹟的に全快して、家庭も明るさを取戻す。楽天的な妻の芳枝はいよいよ健在で、3人の子供たちもつつがなく成長した。長男長女ともに、父の母校・早大に入学して東京にいるが、これは心配ない。気がもめるのは、ミソッカスの「チビ」、つまり末っ子の圭子のことである。甘えん坊でお転婆で不勉強ぶりは、両親の若い頃そっくりなのだ……。 末っ子を中心に、子供たちにそそぐ父性愛、母性愛を描き、深い感動を呼ぶ、最高級の長篇家庭小説。 -
さざなみ
絹子さんと俺がこっそり仕掛けた<小さな親切>の波紋の行方。ちょっとミステリアスで、心がほっこりする長編小説ーー三つ揃いを着て、雇主を「貴人」と思うこと……。借金まみれで自己破産寸前に追い込まれた「俺」は、住み込みの執事として雇われることに。賄いとガードマンと秘書にかしずかれて、銀杏(いちょう)屋敷に住まう謎の若き女主人・絹子さんの、無理難題に応えようとして、思いついた「波紋のチンギスハンのシマウマ作戦」の反響は? ◎(沢村さんの作品の)登場人物の多くは本作の「奥山史嗣」のように品行方正なほうなのに、「罪(黒)」に分類されるような行動もとってしまう。人間は、善悪の両方をあわせ持つものだから。共感できる心象風景と、人物の背景に広がるリアルな世界を、沢村さんは、興趣に富んだミステリー仕立てで書いている。本作ではなんと、「波」を小説にした。――<青木千恵「解説」より> -
シルバーブラスト Zero
かつて『星暴風』と呼ばれた戦闘機操縦者がいた。 彼は最強の戦闘機操縦者であり、伝説でもあった。 しかし伝説は彼の死と共に終焉を迎える。 かつて生きることを奪われようとしていた少女が居た。 亜人と呼ばれる少女は、それでも生きることを諦めようとはしなかった。 そして、自分を救ってくれた光と出会った。 死んだ筈の操縦者と、助けられた少女。 二人は出会い、そして別れる。 一度は失われた関係を、少女は再び求めた。 必死で努力して、追いかけて、そして捕まえる。 もう一度、彼に空を飛んで欲しくて。 一度は電子書籍化した作品のリライトヴァージョンです。 いろいろと変わっている部分もありますので、初めての方も、そうでない方も楽しんで貰えると嬉しいです。 -
ふたつの名前を持つ猫だけが知っている
「どっかにイイ男いないかなあ」大学四年生の真理子は、昔から男癖が悪かった。 真理子の悪友である薫や鮎子の間では、大金持ちの息子である同学年の耕太の話で持ち切りだったが、耕太は真理子のタイプではなかった。 ある日、耕太がからかわれているところを同じ学部の直樹が助けてやる場面に遭遇し、そこで真理子は直樹に一目惚れする。 しかし、直樹には沙理という恋人がいるという。 なんとかして直樹を手に入れようと、真理子は略奪愛を掲げて山中湖への旅行を企画するが、そこである事件が起きて…! 真理子という狂気に満ちた女の半生を描いた、恋愛サスペンス! ◆あらすじ さら・シリウス ◆文章 ゴーストライター -
舟姫潮姫
関ヶ原の戦いの直前、瀬戸内海の島々を舞台に、美貌の姫たち、歌舞伎踊の名手、海賊船、美貌と剣の兄弟たちが繰り広げる、ソロモンの財宝の在処が古代文字で書かれた舟姫呪文の秘文書を巡る、愛と欲の伝奇物語。伝奇小説の第一人者が描く、妖異怪奇の異色譚。 -
三度作家になった女
ベストセラー作家の川中澄美子は初めてのスランプに陥った。時を同じくして大先輩であり唯一の親友でもあった大御所作家の桃香が亡くなってしまい、澄美子はあまりの心痛から小説が書けなくなってしまった。 それから暫く経ったある日、ふと頭の中に浮かんだ物語をまとめケータイ小説に応募すると澄美子の作品が見事一位を獲得。 それを機にベストセラーを次々と世に送り出し、再び脚光を浴びるようになった澄美子はテレビ出演やメディアにも欠かせないほどの売れっ子になった。 人々の賞賛と、もてはやされる毎日の暮らしのなか、整形し名前も年齢も偽り別人の桜ハルミとして活動していたために彼女は苦しみ、引退を決め田舎で暮らすことに。 そこで村田大輔という大学生と出会い恋に落ちるが、あまりの年の差に澄美子は……。 ★さら・シリウス:あらすじ ★妖精社:文章 -
宝物のオイルとは・他短編集
◆宝物のオイルとは? 彦太は自らの住む港町を活性化させるために『干物のブランド化』を計画する。 なかなかうまくいかず挫折しそうになっている彼の前に、不思議な機械をセールスマンが現れ大喜びするが…… ◆処理活動 妻子を持つ身でありながら向井は有り余る性欲を持て余し、ネットでリモートデートを楽しんでいた。 そのうち、リモートの相手といよいよ会えることになり、ホテルでの一夜を楽しんだ彼の哀れな末路とは…… ◆パブ パブで働く主人公・増田裕子は、羽場康弘という男と不倫関係にあった。 今日もまた店の隙を突いて出会い、心身を重ねる二人。 しばらくの間まともな会い方をしていないことに苛立っていた裕子は、もっと別の場所で会いたいと訴える。 その言葉に苦言を呈する康弘と、さらに苛立ちを募らせる裕子。 そんな赤裸々なやりとりを体感していたのは、彼らだけではなく…… ◆夫婦の守護霊 下田瑞穂は、苛烈な環境の中を生き抜き、ついに独り立ちを果たした。 希望と未来に満ち溢れた社会人生活。それを謳歌していたある時、瑞穂は公園でとある老夫婦と出会う。 彼らの呻き声から腹が減っていることを知った瑞穂は、手元にあったパンをあげることにしたのだが…… ◆もう一つの世界 多恵子には、長年付き添った夫の俊哉がいた。 ある日、多恵子は俊哉がいつのまにか 失踪していることに気づく。 夜になっても帰ってこない現状に不安を覚えた多恵子は、このことを警察へと通報することに。だがその瞬間、誰もいないはずの二階から誰かの話し声が聞こえ…… さら・シリウス:あらすじ タンボ:文章 -
振られた女・他短編集
◆振られた女 サラリーマンの山崎浩二は歌手になる夢を持っていた。ただ、いかんせん見た目が悪い。整形を考えるも、実際に踏み出す勇気はない。そんなある日、飲みに行こうと店を探していると綺麗な女性を見つける。奇跡的にその女性と仲良くなり、ふたりの関係はどんどん進展していく。 ◆ フタの無い家 川端重男は同僚の竹田に付き合って、終電を逃してしまう。歩いて家に帰ると、家のドアがない。ドアだけではなく、扉や蓋が家から消え去っている。家族も本心をしゃべるようになっていた。酔っぱらったときに見る夢だと思っていたが、どうやら夢ではないらしい。 ◆ マドンナと剥製 葉山鉄平は、鉄道員をしている。鉄道と剥製が趣味の薄っぺらい男だ。だが、その鉄平の妻は小・中・高と学校のマドンナだったさゆり。ある日、さゆりが同窓会に行くと言う。その同窓会にはかつてのさゆりの恋人である早川まさおが来ていて……。 ◆ 可愛い娘 久米野家に嫁いできた真莉子は、このあたりでは評判の嫁だった。暴れん坊で手の付けられなかった健吉の嫁として、最初の一年間は何もかもがうまくいっていた。ただ、一年を過ぎると健吉の悪い癖が出るようになり、手が付けられなくなっていき、やがて真莉子にも限界が……。 ◆ いけない弁護士 浜田ゆかは元政治家の弁護士。市会議員をしていたせいで、弁護士としてはブランクがある。運悪く、とある依頼人から逆恨みをされてしまった。毎日のように文句を言いに来る依頼人にうんざりし、珍しくひとりで飲みに行くとそこで……。 ◆ さら・シリウス:あらすじ ◆ 妖精社:文章 -
夢魔
新幹線の車中で、美しい和服の女が発病した。医師と名乗る黒背広の男に治療をうけた彼女は、京都で下車した。が、その瞳はどこか虚ろだ。ルポライター・渋谷は、彼女を尾行する。それは、奇怪な体験であった。京都の有名な料亭の若夫人である彼女が、娼婦のように彼に身を任せたのだ。しかも彼女は、その悦楽の情事を一切記憶していない、という。この日から渋谷の周囲に「夢魔」にあやつられた女たちが、続々と登場する。女は鍵言葉(キー・ワード)で、やすやすとその白い肉体を開き、没我の欲望に狂うのだった……。深層催眠を利用して女体を弄ぶこの「夢魔」の正体を渋谷は追う……。 -
空一杯カラフルに・他短編集
◆空一杯カラフルに 加奈は下積みのイラストレーターをしていた。 加奈は、オリジナリティが皆無なのだと言われる。だんだん、加奈に回される仕事は減ってきて、ついに加奈は職場をクビにされる。 どん底だった加奈はその後恋愛にも失敗して、更に絶望の淵に立たされる。 そんな中、彼女は岩次郎という名の青年と出会う事になり、やがて……。 ◆アフリカ 武司は大学時代からアフリカの貧困地域に向かい、留学を重ねていた。 武司の彼女である鶴代は夢見がちな性格で、ニューヨークで武司と一緒に暮らしたいと告げる。武司はアフリカの貧困層を助けるボランティア活動に強い使命感があったので、鶴代とは袂を分かって、アフリカに向かう事を決意するが。 ◆セロリの幸せ 良太と佐和子は相思相愛で付き合っていたのだが、佐和子の父親は卸問屋の社長で相当な金持ちだった。良太は平凡な一般市民。良太は佐和子の父親からの嫌がらせに参っていた。佐和子はそんな状況を打破する為に一人東京へと向かい、タレントにスカウトされて……。 ◆魔法の石 みのるは観光船の船長をしていた。 みのるが部屋で静かに読書をしていると、突如、小さな女の子が現れる。彼女は自分の事を“妖精”と名乗り、このままだとみのるの片思いの女性が亡くなるのだと告げられて……。 ◆海花大のアイドル 美也子は普通高に通っているが、彼女には将来のプランが無かった。 幼馴染である浩は船長になりたいと言う。美也子は女だてらに船乗りになる為に浩と同じ海花大を受験することになり……。 ◆さら・シリウス:あらすじ ◆朧塚 :文章 -
雇っていない幽霊・他短編集
◆雇っていない幽霊 下級藩士の妻、琴絵は近所の繕い物を代行する仕事をしている。 ある日、仕立て直した着物を届けに行った琴絵は、強盗殺人の容疑者として役人に捕らえられてしまった。 真犯人を突き止めた夫の悠太郎の考えた自首させるための作戦は、果たしてうまくいくのか。 ◆首のおみやげ 唄と舞の名手である桜は、隣国の殿様に気に入られて大金を手にした。 その金で弟妹のために御殿を建てたのだが、どうにも妹のくめとは相性が悪くて……。 ◆古井戸 ひさしぶりに東京から帰ってきた恋人が、女と赤子を連れていた。 ショックを受けた夕子だが、説得により恋人は女と赤子を捨てて夕子を選んでくれた。 幸せの絶頂にいたある日、夫の不審な行動に気付いた夕子がこっそりと後をつけると。 ◆くの字の坂道 ゆかりは毎日、祖母を待っていた。 家の前にある、くの字に曲がった坂の中腹にある電信柱の傍で。 けれどある日、祖母が帰ってこなくなってしまう。 ◆気持ちいい誤解 佐代子は母の再婚を期に家を出たが、甘え癖が抜けずにたびたび夕食を食べに行っていた。 そんなある日、酒に酔ってそのまま泊まった佐代子の部屋に、男が忍んで来る。 義弟の信也に違いない、と佐代子は思ったが、酒の勢いに負けて体を許してしまう。 その日から、暗闇の中での秘密の逢引がはじまった。 ◆さら・シリウス:あらすじ ◆鉢本杏梨:文章 -
真っ正直な殺人
◆ 真っ正直な殺人:閑静な住宅街で、一家の惨殺死体が見つかった。刑事の角田大樹とその相棒の牛山裕は聞き込みを始める。ただ、殺された一家はその全員が殺されても仕方のないような人物だった。そんな中、被害者が過去に死亡事故を起こしていることが判明するのだった。 ◆ 巡る悲劇:賀茂川のほとりに有名割烹がある。そこの女将が殺された。被害者は小谷貴恵。刑事の増田健吾は怨恨の線を疑っていたが、貴恵に殺される理由はなかった。貴恵の過去を洗うために増田は飛び回ることになる。帰ってきた増田のところに、溝口凛が気になる情報を持ってきて……。 ◆ むしり取られた幸せ:有名アパレルメーカーの倉庫で、男の死体が見つかった。被害者は友田勇作。そのアパレルメーカーの社長だった。評判が悪く、誰が殺してもおかしくない状況だった。そんな中、刑事の矢口謙三は先代の社長夫人との噂を耳にするのだった。 ◆ あの頃に戻れたなら:松本雪子は都会に出て、女優になる夢を持っていた。ただ、恋人である山田康太はそれを許さない。束縛が激しい恋人のことを友達の真山佐知子と田中良治に愚痴っていた。でも、そんな毎日が楽しかった。ある日、地元でミスコンが開催されることになり……。 ◆ 許せない笑顔:富裕層ばかりの高層マンションの一室で、殺人事件が起こった。被害者はケーキ屋をやっている山岡優子。優子はその昔、スナックのママをしていた。その常連客の澄川真奈美は優子を慕っていたが、気づいたときには優子によって人生を狂わされていた。 ◆さら・シリウス:あらすじ ◆妖精社:文章 -
魔婦の足跡
贋札造り、偽装化石師、偽真珠造りという3人の前に、突然姿を現し、そして消える可愛い魔婦。秘密の島に逃れる3人に、死の影が迫る! ゴジラ原作者による傑作サスペンス。 -
幸せ運び犬クレオ
書店員のさとみは、平凡な日々に少しの忙しさを感じながら生きている普通の女性だった。そんなある日、同棲している恋人の優太がなんの相談もなしに大きなラブラドールを買ってきた。 相談もなく飼うと言う彼と喧嘩になり、優太が仲直りの為にさとみの大好物を買いに行く途中で事故に遭ってしまう。 それからクレオとの生活が始まったさとみは、とりあえず散歩から始めようと出かける。しかし喧嘩の原因であるクレオの散歩は苦痛なものだった。そんな散歩途中にさとみはクレオに命を救われる。 さとみは命を救ってくれたクレオに愛情を持つようになった。 そして散歩途中に出会ったのは、買い物カートが壊れてしまったおばあさんだった。 おばあさんを助けたことで、さとみと優太の夢である居酒屋をオープンにこぎつけることが出来たが……。 さら・シリウス:あらすじ 仮名:文章 -
妖蝶記
はるかゴビ砂漠の発掘現場から、ひとりの男が古生物学者・曾根の館を訪れた。男はいわくありげに巨大で薄汚れた1匹の瀕死の蝶を差し出すが、曾根はすぐに打ち捨ててしまう。しかし蝶は、館の温室に隠れ棲み、やがて美しい少女に姿を変えて、曾根の前に姿を現した。化身の妖しい魅力の虜となった曾根だが、少女の目的はただ一つだった……。映画「ゴジラ」の原作者として知られる小説家が、異形と異能のものたちの蠱惑的な姿を流麗な筆致で描く、4編の幻想譚集。 -
地球喪失
生物化学研究所の若き学究・宮原は、街の暗がりで焦っていた。手に持つスーツケースには、たとえようもない邪悪なものの幼生が収まっていたから。追っ手をかわし、早くこれを処分しなければ、人類に明日という日はなくなる。しかし、それはあまりに巨大な力へのはかない抵抗にすぎなかった……。映画「ゴジラ」の原案を担い、怪獣という存在を生み落とした怪奇小説家が、遊星から来た圧倒的な恐怖にあらがう人々を、ミステリータッチで描き出す。 -
若草の歌
美人でしとやかな千秋と、愛らしくドライな元子は、東京西郊の住宅地で繁昌している、そば屋の二人娘である。中学卒業と同時に、二人とも、「手に職を持つこと」を望んで、理容師になる。そして、実力とPRと親バカを利用して、ささやかな店を持ったが、青春の街道は、照る日ばかりではなかった……。「紀ノ川」「有田川」など、女の歴史を才筆で辿った作者は、この作品で、現代女性の生き方を、軽妙なタッチで、輪切りにした。若い女性の、職業・恋愛・結婚・親子問題などが、精妙に織り込まれた、ユニークな青春小説。 -
夢と現の設計図
◆ 夢と現の設計図 女医の母親を持つ主人公・新庄あやめは、父譲りの強い意志を持つ元気な女子高生。 あやめは地震の夢である『大工になる』道を諦められず、現実と夢の狭間で苦しんでいた。 そんなある日、彼女は憂さ晴らしに神社で行われている祭りに参加し、そこで運命の人と出会う。 二人は同じ夢を志していて…… ◆ 偽の告白スイッチ 橋本咲子は、とある商社で働くキャリアウーマン。 ある日、咲子は自分の上司に、新しく入って来る新人社員の教育係を務めることになる。 一癖も二癖もある若手社員をまとめようと奮闘する中、一人だけは本当にどうしようもなく…… ◆ 再会食堂 河野みどりは、夫である俊哉と共に飲食店を経営していた。 経営もなんとか軌道に乗り、ついには子供も授かることができた。 だがしかし、その店で食中毒事件が発生。 みどりは店をたたむことになり、夫は消息を絶った。 この状況にみどりは…… ◆ 印象最悪の隣人 村坂綾子は、子供二人を抱えたシングルマザーである。 子供達のため、多忙な毎日を送る彼女だったが、もともと住んでいたマンションが取り壊されることが決定し、近辺にあったとある平屋に引っ越しをすることに。 その平屋の隣には、この地域の唯一のお隣さんがいるのだが、彼はかなり変わった風貌をしていて…… ◆ 再会と出会い 相川瞳は、引きこもりとなって五年目の一人娘を抱え、娘の気持ちに寄り添えなかった自分を責め続けていた。 そんなある日、瞳は仕事の移動中、同じ境遇を抱える一人の女性と出会う。 彼女にシンパシーを感じた瞳は…… ★さら・シリウス:あらすじ★ ★タンボ:文章★ -
かぎろい頌
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 幻の板画集! 棟方志功・保田與重郎の遺志を継いで集成、刊行! ――日本浪曼派の総帥・保田與重郎が詠んだ和歌を、昭和23年から20余年間も彫り続けた板画家・棟方志功。棟方・保田とも鬼籍に入ったが、50作で纏める計画は遂に「未完成板画集」となった。故人の遺志を継ぎ、改めて全国的規模で調査・収集を敢行し、判明した32柵で編む、初めての作品集。 ◎棟方志功 「かぎろい頌」は、保田氏のつくられた歌を五十くらいつくって、一本にしようではないか、というので、制作にかかりました。―(略)―まだ未完ですが、五十首完成ののち、好きに出来たものを発表しようと思っています。<昭和31年刊『板画の道』より> ◎保田與重郎 棟方さんが私の歌を彫ったのは戦後になってからのことだが、以来、折にふれ長期にわたって、私の歌を板画にしてくれた。―(略)―私の歌にふれた作品は、彼の各時代の手法が現われていて、作品年譜を見るようで、おもしろい。<昭和51年刊『グッドバイ棟方志功』より>
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。