亡国のイージス(上)

亡国のイージス(上)

764円 (税込)

3pt

在日米軍基地で発生した未曾有(みぞう)の惨事。最新のシステム護衛艦《いそかぜ》は、真相をめぐる国家間の策謀にまきこまれ暴走を始める。交わるはずのない男たちの人生が交錯し、ついに守るべき国の形を見失った《楯(イージス)》が、日本にもたらす恐怖とは。日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞、大藪春彦賞をトリプル受賞した長編海洋冒険小説の傑作。(講談社文庫)

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  • 亡国のイージス(上)
    764円 (税込)
    在日米軍基地で発生した未曾有(みぞう)の惨事。最新のシステム護衛艦《いそかぜ》は、真相をめぐる国家間の策謀にまきこまれ暴走を始める。交わるはずのない男たちの人生が交錯し、ついに守るべき国の形を見失った《楯(イージス)》が、日本にもたらす恐怖とは。日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞、大藪春彦賞をトリプル受賞した長編海洋冒険小説の傑作。(講談社文庫)
  • 亡国のイージス(下)
    764円 (税込)
    「現在、本艦の全ミサイルの照準は東京首都圏内に設定されている。その弾頭は通常に非(あら)ず」 ついに始まった戦後日本最大の悪夢。戦争を忘れた国家がなす術もなく立ちつくす時、運命の男たちが立ち上がる。自らの誇りと信念を守るために――。すべての日本人に覚醒を促す魂の航路、圧倒的クライマックスへ! (講談社文庫)

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

亡国のイージス(上) のユーザーレビュー

どうすれば20代でこんな骨太の長編が書けるのでしょうか。そして人の人生を語れるのでしょうか。読み進めながらそのことに感動します。映画化もされましたが、活字で想像を働かせた方がよほどスケールが大きく感じられる作品です。
登場人物の背景が印象的に描かれる前半から、それが徐々にクロスしていき、それぞれの時間を経過させてイージス艦「いそかぜ」に集められていく中盤が秀逸です。そして後半では、息をのむ緊張感の中での攻防を祈るように読み進めます。
この作品を追いかけるように拉致問題が明らかになり、領土問題が頻発し、日本人は「国」が何をしてくれるのかを問うようになっていきました。軍備拡張はイージス(=盾)に成り得るのか、逆に脅威になってしまうのか、この作品を読んでから真剣に考えてください!

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    Posted by ブクログ 2020年02月18日

    映画を見て面白そう。
    けどなんか分かりにくい。
    原作を読んでみたら、
    登場人物の背景がきっちり書き込まれている。
    映画だとなんでここまでと思う事も納得できる。
    映画だと尺の長さの制限があると改めて思わされる作品。

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    Posted by ブクログ 2015年10月25日

    ノンフィクションだと言われても納得してしまうくらい説得力のあるストーリー展開で、下巻よラストが本当に気持ちよい!大藪春彦賞、日本冒険小説協会大賞、日本推理作家協会賞のトリプル受賞作

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    Posted by ブクログ 2013年09月20日

    古本で購入。上下巻。
    本棚整理にあわせて再読。

    国家に“殺された”息子の仇を討とうとする自衛官によるイージス艦の反乱に、アメリカが作り出した新型兵器と北朝鮮の精鋭工作員が絡み合う舞台仕掛け、そこに福井晴敏お得意の「バディ」モノのアクションが加われば、一級のエンターテインメント小説ができあがり。
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    Posted by ブクログ 2013年08月26日

    亡国のイージス(上) 福井晴敏(著)

    自衛隊とは、どんな存在なのか?
    守るべき国はあるのか?

    ミニイージス艦を乗っ取って、東京を攻める
    という発想自体が面白い。小説に醍醐味。

    『アレ』という名付けが、馴染まない。
    辺野古ディストラクションが、事件の発端。
    北朝鮮の工作員 ホヨンファ。
    戦略的...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月23日

    海上自衛隊のイージス艦を舞台にした物語。
    上巻の前半は主要登場人物の背景や人物像、海上自衛隊組織などについて丁寧に描かれていて、ややスロースタートな感じだが、300ページを過ぎたあたりから物語が荒々しく一気に動き出した。
    「守るべき国の形も見えず、いまだ共通した歴史認識さえ持ちえず、責任回避の論法だ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月19日

    壮大なスケールで読み応えのある本だった。各組織の複雑な関係から起こる問題や、事件の背景まで綿密に作られており、非常にリアリティを感じた。

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    Posted by ブクログ 2020年08月26日

    海上自衛隊、護衛艦が舞台となり、国防がテーマの軍事小説。その中にもいろんな要素が含まれ、大長編だが飽きずに読める。18年も前の作品なのにも関わらず、日本の国防の問題は現在でも通ずる点が多い。この作品を当時30歳ぐらいで書いてる著者はすごいと感じた。

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    Posted by ブクログ 2018年12月16日

    9年前に映画は見た(映画自体は05年の作品)けど、ほとんど覚えてないので、新鮮な気持ちで読んでいる。中盤まで来て、ようやく真田広之の姿が浮かんできた。前半だけでも十分に厚い本だが、まだ導入部。ようやく真の展開に至ったところなので、後半が楽しみ。

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    Posted by ブクログ 2018年03月28日

    守るべき国の形が無いというフレーズが何度も出てくる。また、登場する人物達の多くが自分の守るべきものが崩壊し自らが生きる目的が見えなくなっている。その様子がベースになっている。
    価値観が損得的金銭的な軸でしかなくなった今の日本への作者の怒りかもしれない。
    日本にとって「守るべき国の形」とはなにか?続き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年11月10日

    p.515

    「守るべき国の形も見えず、いまだ共通した歴史認識さえ持ちえず、責任回避の論法だけが人を動かす。国家としての顔を持たない国にあって、国防の楯とは笑止。我らは亡国の楯(イージス)。偽りの平和に侵された民に、真実を告げる者。」

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