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Posted by ブクログ
仁木悦子さんのミステリはこれまで読んだことは無かったが、面白かった。
昭和の雰囲気がする、ゆったりとした読み心地で、気負いなく読める。
本作には「赤い猫」「白い部屋」「青い香炉」「子をとろ 子とろ」「うさぎさんは病気」「乳色の朝」の六編が収録されている。
表題作「赤い猫」は、富豪の老婦人の館に住み込みで働くことになった女性の過去の事件の話。主人公の多佳子が仕える老婦人・郁(いく)の安楽椅子探偵ぶりが良かった。多佳子の母が殺された事件の真相を解き明かす鮮やかさも、その後の多佳子との意外なつながりも気持ちよく読めた。
他に、別の本で仁木兄妹シリーズの妹として活躍する仁木悦子さんが、結婚して浅田悦子さんとして登場している話がある。「子をとろ 子とろ」「うさぎさんは病気」の二編だ。
どちらも、殺人は起こるけれど仰々しくなく、昭和の町のご近所の暮らしが描かれていて楽しい。
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