少女には向かない職業

少女には向かない職業

440円 (税込)

2pt

中学二年生の一年間で、あたし、大西葵13歳は、人をふたり殺した。夏休みにひとり。それと、冬休みにもうひとり。……あたしはもうだめ。こわくて、どうしたらいいかわからなくて、いまにもからだが勝手に生命活動を停止してしまいそう。少女の魂は殺人に向かない。誰か最初にそう教えてくれたらよかったのに。だけどあの夏はたまたま、あたしの近くにいたのは、あいつだけ。宮乃下静香だけだったから――。これは、ふたりの少女の凄絶な《闘い》の記録。直木賞受賞作家が『私の男』に先駆け、過酷な運命に翻弄される少女の姿を鮮烈に描いた慟哭の傑作!

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少女には向かない職業 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    少女が主人公なのに初めから漂うあきらめにも似た雰囲気が生々しい。
    DV気質の義父、遺産を独り占めするために殺そうとする男。
    2人とも本当に「死んじゃえばいいのに」と思ってしまう。
    最後は罪の重さに耐えきれず、自首する主人公2人だけどホッとしてしまった。
    自首するような良心さえなければ2人は本当に化け

    0
    2013年07月14日

    Posted by ブクログ

    島の夏を、美しい、とふいにあたしは思う。
    ー強くなりたいな。強くて優しい大人になりたい。
     力がほしい。でも、どうしたらいいのかな。

    (用意するものは××と××です、と静香は言った。)

    0
    2012年04月01日

    Posted by ブクログ

    同じ桜庭一樹さんの「砂糖菓子の~」とすごい似ていた気がした。
    いい意味で。あの作品も好きだったので。
    ラストが・・・とかいう意見もありますが私はあれでよかったと思う。最後の台詞がまたいい。
    少女の鬱屈した思いというのがよく伝わってきてよかった。

    0
    2011年05月28日

    Posted by ブクログ

    戦う少女達のお話。

    境遇は違うとはいえ、元・少女としてはリンクする部分多数。
    あの嵐のような感情を、どうしてこの人はこんなにも鮮明に描けるんだろう。
    少女時代にこの本があったら、私のバイブルになってたと思う。

    ずっと夢の中のようだったのに、ラストでグッと現実に引き戻された感じ。

    あのラスト ハ

    0
    2011年02月03日

    Posted by ブクログ

    強くなりたい。優しくなりたい。力がほしい。
    彼女たちは中学生で、だからこそ
    逃げ出そうにも力がないし、耐えるのには先が長すぎる。

    最後に、唯一身を任せてもいいやと思えた大人がいたんだ。。
    私もそんな大人に救われたうちの一人だから、彼女たちのことをもう大丈夫だよって抱きしめたくなった。

    0
    2023年07月20日

    Posted by ブクログ

    一気に読み終えてしまった。
    そして、自分の魂がこの離島の夏の海と山の間にある通学路あたりにまだ浮遊してる気分。(終わりは冬ですが)

    中学2年の少女。
    大西葵は学校ではおちゃらけたりして、友だちに囲まれてる。幼馴染の田中颯太とは、ゲーム仲間。
    でも家に帰ると、ママが飼ってるペット・・心臓と足が悪くて

    0
    2023年05月15日

    Posted by ブクログ

    冒頭からいきなり、好奇心を掻き立てられる物騒な文章で始まる。ぐいぐい惹きこまれていく文章技術は、桜庭一樹さんならでは。
    中学2年生のクラスの人気者の明るい女性徒・大西葵が、殺人者となる。
    荒涼たる主人公の心象風景をそのまま置き換えたような、四季折々の情景の描写、それがあまりにもリアルで切なくて孤独感

    0
    2014年04月11日

    Posted by ブクログ

    「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」が好きなひとなら好きだと思う。
    同じように、ゴスロリ衣装に身を包んだ、だいぶ変わった子が登場して、ひとが死んじゃうお話です。
    おとうさんのクズっぷりがすごい。

    0
    2011年11月15日

    Posted by ブクログ

    静香の話の元ネタを知らなかったので、まんまと騙されて読むことができた。伏線もまぁそれなりにうまく回収されてて面白かった。警察官のおじさんがいいキャラだなと思った。

    0
    2011年07月31日

    Posted by ブクログ

    主人公の大西葵(13歳)は2人の人間を殺してしまう。
    夏休みに1人(義理の父親)。
    まぁ、コレは故意のような過失のような感じなんやけど、、、。
    その時、葵のそばにいたのは宮乃下静香。
    その静香に頼まれて(?)、冬休みに、もぉ1人。
    静香の従兄弟の浩一郎さん。
    こっちは、故意。
    しかも、浩一郎さんも静

    0
    2011年02月09日

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