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  • 叫び
    3.4
    1巻1,870円 (税込)
    聞いて欲しい人が一人おるんです。政と聖を描く芥川賞候補作。早野ひかるは「先生」に打ちのめされ、銅鐸と土地の来歴を学び始める。ここではかつて罌粟栽培と阿片製造が盛んで、満州に渡って「陛下への花束」を編み、紀元2600年記念万博を楽しみにしていた青年がいた。いつしか昭和と令和はつながり、封印されていた声が溢れ出す。大阪と大陸で響き合う夢とロマン、恋愛政治小説。
  • 叫び
    3.0
    オンライン塾の講師・能見が、「高校生の息子が四十八歳の先生に誘惑されている」というクレームのあと姿を消した。副社長の上谷は彼女を慕う生徒二人に懇願され、捜索に翻弄される。彼を助ける社長の日渡は、能見の実家で二つの死体を見つける。噛み合わない能見の人物像。ストーカーの影。死体は誰なのか? 切ない叫びが胸に響くミステリー。
  • 叫び声
    4.1
    新しい言葉の創造によって"時代"が鼓舞される作品、そういう作品を発表し続けて来た文学者・大江健三郎の20代後半の代表的長篇傑作『叫び声』。現代を生きる孤独な青春の"夢"と"挫折"を鋭く追求し、普遍の"青春の意味"と"青春の幻影"を描いた秀作。
  • 叫びと祈り
    3.7
    砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人、スペインの風車の丘で繰り広げられる推理合戦、ロシアの修道院で勃発した列聖を巡る悲劇……ひとりの青年が世界各国で遭遇する、数々の異様な謎。選考委員を驚嘆させた第5回ミステリーズ!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を巻頭に据え、美しいラストまで一瀉千里に突き進む驚異の連作推理。《週刊文春》ミステリーベスト10国内部門第2位をはじめ各種ミステリ・ランキングの上位を席捲、本屋大賞にノミネートされるなど破格の評価を受けた、大型新人のデビュー作。

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  • 叫びの穴
    4.0
    考古学者殺害事件の犯人として逮捕された若者。裁判で死刑判決を下されながらも沈黙を守り続ける真意とは……。評論家・井上良夫に「探偵小説の面白味をまさに満喫させてくれる」と高く評価された、折目正しい英国風探偵小説が103年の時を経て初邦訳!
  • 叫ぶ臓器
    -
    先月まで、全日健康薬品の社員で、中国の上海工場で薬品管理部門の責任者をしていた兄の勤が、不通渓谷で遺体で発見された。勤は帰国後、成田空港から行方不明になっていた。兄の死から数日後、妹の紘子のもとに、中国から投函された兄からの手紙が届いた。その紙面には、「法輪功、悪魔のゼンニッポリン」と書かれていた――。「臓器移植」の闇をするどく抉る、衝撃の医療サスペンス!!
  • 酒みずく・語る事なし
    値引きあり
    3.0
    酒びたりになるほかはないほどに己れを追い詰めて、創作に励む姿を刻んだ「酒みずく」。晴れがましいことの嫌いだった母のただひとつの思い出を綴る「語る事なし」。“曲軒”の真骨頂をしめす「直木三十五賞『辞退のこと』」。作家的信念を力強く述べた「小説の効用」など。エッセイのほかに、対談・インタビューをまじえて周五郎の人生観・文学観を総覧する。『小説の効用・青べか日記』改題。

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  • 酒を愛する男の酒
    -
    多摩川べりを散歩して摘んだ草を油で炒め酒の肴にする。浅草から東武電車に乗りこんで山奥の渓流で岩魚を釣り上げて酒を飲む。酒品のある仲間が新橋駅近くの“とんこ亭”に集まる……。四季折々の風物を愛し、人と仕事と酒を愛して、雑誌の編集長をつとめた著者が、作家、画家、写真家、編集者との出会いと交際を語るとともに、酒の効用、酒の極意、酒の達人、酒の哀愁を語りつくす。
  • 酒を主食とする人々
    4.2
    1巻1,980円 (税込)
    本当にそんなことがありえるのか? 世界の辺境を旅する高野秀行も驚く " 朝昼晩、毎日、一生、大人も子供も胎児も酒ばかり飲んで暮らす" 仰天ワールド! 話題騒然の「クレイジージャーニー」の全貌が明らかに! 幻の酒飲み民族は実在した! すごい。すごすぎる......。 改めて私の中の常識がひっくり返ってしまった。 デラシャ人は科学の常識を遥かに超えたところに生きている── 朝から晩まで酒しか飲んでいないのに体調はすこぶるいい!  出国不能、救急搬送、ヤラセ、子供が酒を飲む... まさか「クレイジージャーニー」の裏側で、 こんな"クレイジー"なことが起こっていたとは!? 目撃者たった一人のUMA状態の酒飲み民族を捜しに、 裸の王様に引率された史上最もマヌケなロケ隊が、 アフリカ大地溝帯へ向かう!

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  • 蔑まれた純情【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    -
    ファンが選んだ最高のヒーロー!ベスト作品コンテスト各部門上位入賞作。 シェルビーは男友達のダニーに頼みこまれ、婚約者のふりをして一緒に帰省することになった。だが、彼の実家に着いたとき、シェルビーは唖然とした。不在のはずのダニーの兄で大富豪のキングが現れたのだ。キングはシェルビーのことを甘やかされた小娘と軽蔑しており、こちらを圧倒するような態度で事あるごとにつらく当たってくる。キングがいると知っていたら、ここへは来なかったのに……。案の定、シェルビーが弟と婚約したと聞いた彼は怒りに燃え、彼女に向かって冷ややかに、だが内なる激情をこめて言い放った!「きみのような女と弟を結婚させはしない、絶対に」 ■大好評企画《不朽のファン・セレクション》では、過去の“ベスト作品コンテスト”の受賞作を振り返ります。本作は、2004年上半期にベストヒーロー賞第1位のほか、ベストヒロイン賞とベスト作品賞でも上位を獲得した名作です! *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 蔑まれた純情
    4.0
    シェルビーは男友達のダニーに頼みこまれ、婚約者のふりをして一緒に帰省することになった。だが、彼の実家に着いたとき、シェルビーは唖然とした。不在のはずのダニーの兄、キングが現れたのだ。キングはシェルビーを都会育ちのあばずれだと軽蔑し、ことあるごとにつらく当たる。彼がいると知っていたら、ここには来なかったのに……。案の定、婚約を告げられたキングは怒りに燃え、シェルビーに向かって冷ややかに言い放った。「きみのような女と弟を結婚させはしない、絶対に」
  • 沙高樓綺譚
    3.8
    各地の名士たちが集う「沙高樓」。世の高みに登りつめた人々が、女装の主人の元、今夜も秘密を語り始める――。やがて聴衆は畏るべき物語に翻弄され、その重みに立ち上がることもできなくなるのだ。卓抜なる語り部・浅田次郎の傑作ミステリー。
  • 鎖国してはならない
    -
    ノーベル賞作家の心を打つ魂の講演集。宗教、文学、丸山眞男、ヒロシマ、「新しい人」の思想…様々なテーマへの熟慮を通し、ノーベル賞作家の語る主題は、“日本人は鎖国してはならない”という一文へと収斂(しゅうれん)する。希望を失わず、未来へつなぐため、プリンストン、北京、ベルリン他、「この惑星(プラネット)のすべての住人」に向けて国内外で行われた、魂の講演録。
  • 鎖国の正体 秀吉・家康・家光の正しい選択
    4.0
    近年、「江戸時代に鎖国はなかった」という説が唱えられているが、そもそも「鎖国」がなければ、明治維新による「開国」もなかったはずである。「鎖国」を理解しなければ「中世から近世」「近世から近代」という日本史の流れは理解できないのである。 本書は、カトリック国(スペイン・ポルトガル)とプロテスタント国(イギリス・オランダ)の宗教的対立や植民地進出による経済圏拡大といった世界情勢の中で、当時の日本が置かれた状況がいかなるものであり、その振る舞いが後の日本へどう影響を与えたかを読み解くことで、鎖国の本質に新たな光を当てるものである。 今日の世界が陥っている宗教間の紛争や反グローバリズムへの回帰などの諸問題に、どう対処していくべきかの指針ともなる一冊。

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  • 「鎖国」の文学 【小田実全集】
    -
    1971年から75年にかけて書きつがれた著者渾身の文学論。高橋和巳の死から始まってソクラテスやアリストパネス、三島由紀夫、吉田健一、そして「戦後文学」、プロレタリア文学、さらには当時の流行文学や在日朝鮮人文学をも射程に入れた独自の視点。文学にとって大事なものは、私の「眼」と他者の「眼」をもつこと、文学の行為者は社会を観察する者であると同時に社会から観察されている、そして、「私」と「われら」の関係性を閉鎖的にするのでなく、それを「みんな」に開くことだ。
  • 「鎖国」を見直す
    -
    江戸時代の日本は「鎖国」ではなく「四つの口(長崎・対馬・蝦夷・琉球)」で世界につながり,開かれていた――著者が提起した「海禁・華夷秩序論」は様々な議論をよび,反発を生みながらも,江戸時代のイメージを塗り替え,通説として定着してきた.著者の長年にわたる研究のエッセンスをわかりやすくまとめた待望の一冊.

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  • さこちゃんとくにちゃん
    -
    障害をもったさこちゃんと、妹のくにちゃん。ふたりのおばあさんの歴史を綴った童話のような物語。
  • 鎖骨
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
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  • 鎖骨の感触
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    短い時間だから、ぼんやりした全体ではなく、肩を記憶しよう 見ることができ、触ることのできるもの、 そのような「できる」関係にある男女を描くには、 短編小説という器がまことに好ましい。 努力の成果、としてではなく、生まれつき恵まれた恩恵としての「肩」を 男は愛し、女は愛されることを大切にする。 鎖骨と、そこからつながっている精妙な肩甲骨の動き。 そのうつくしさ、生きていることそのものがもたらす何かを 写真に撮って残しておくことはしない。 失われるまで愛し、あとは記憶と想像が幸福を形成する。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 左近(上)
    4.0
    1~2巻730円 (税込)
    我、昇竜たらん――。大和国(やまとのくに)を治める筒井家で、その剛直さと胆力を認められた島左近清興(きよおき)は、若くして侍大将に取り立てられる。そんな中、梟雄(きょうゆう)・松永弾正久秀が大和に攻め入ってきた。次々に城を落とされ窮地に陥る筒井家にあって、左近は、松永勢を相手に獅子奮迅の働きをするが……。下剋上の時代に義を貫き、のちに「三成に過ぎたるもの」と謳(うた)われた乱世の申し子・島左近の生き様を渾身の筆致で描いた長編小説。著者急逝のため、絶筆となった力作長編だが、文芸評論家・縄田一男氏も「未完ではあるが、読み応え充分」と太鼓判を押す、大河ドラマ『天地人』原作者の最高到達点。
  • 左近 浪華の事件帳 : 1 遠き祈り〈新装版〉
    4.5
    千年の時を超え、古の帝からの密命を守り続けてきた〈在天別流〉。その闇の組織に属し、大坂の町と人を守るその使命に命を賭ける、若き美剣士・東儀左近の活躍を描く、書き下ろし長編時代小説の新シリーズ。舞台は、NHKの土曜連続ドラマで放送され好評を博した「浪花の華 緒方洪庵事件帳」の二年前となる。
  • 狭衣物語諸本集成〈第1巻〉 伝為明筆本
    -
    1~6巻16,019~18,155円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『源氏』と並び評価、流布した『狭衣』の初の諸本集成。重要伝本の翻刻に詳細な解説を付す。(一)伝為明筆本 (二)伝為家筆本 (三)伝慈鎮筆本 (四)伝清範筆本・保坂家旧蔵本 (五)紅梅文庫旧蔵本 (六)飛鳥井雅章筆本
  • 笹井小夏は振り向かない
    -
    夢もない、やる気もない、進級すらアヤシイ高二の来夢。楽しいのは仲間と音楽をやっている時だけ。そんな彼に母親が連れてきた家庭教師は大学生の笹井小夏。奇抜なファッションに、突飛な言動、不思議ちゃんな小夏に振り回され反発する来夢だが、次第にその魅力に引き込まれていく。来夢と小夏、仲間達がそれぞれ一歩ずつ成長していく青春群像劇。第4回文芸社文庫NEO小説大賞受賞作品。
  • 些細な事件
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
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  • 些細なやうで重大な事
    無料あり
    3.5
    1巻0円 (税込)
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  • 佐々木小次郎 秘剣「つばめ返し」を編み出した剣豪
    -
    宮本武蔵の最大のライバルとして著名な悲劇の美青年剣士・佐々木小次郎……しかしその実像は、断片的な史料で伝えられるのみで、ほとんどが謎のヴェールに包まれている。本書は、そうした史実の隙間を紡ぎ、佐々木小次郎という一人の剣豪の瑞々しい青春の勇姿を描き出す。少年期に小太刀の名手・富田勢源に入門した小次郎は、背に伝家の宝刀を携え、幼馴染みの若菜を追って各地を流浪しながら、兵法修行を積んでいく。やがて柳生四天王の一人・木村助九郎との打ち太刀や武蔵の門弟・小池左門との決闘などを経て、その剣名が高まると、小次郎は自らの最強を証明したいと願うようになる。そして、もう一方の雄・武蔵に対し、ただ己の編み出した秘剣「つばめ返し」が通用するか否かを確かめるため、運命の“巌流島”へと向かうのだった――。常に敵と真っ向勝負し、倒し続けた孤高の剣士。その生き様を活写した、著者会心の力作小説である。

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  • 佐々木小次郎(上)
    -
    自分の力を試したい。家柄が物をいわず、己れ一人の実力が頼れる世界に出たい――小太刀の名人に養育された孤児佐々木小次郎は、一剣に野望を賭け、恋人を捨て、故郷を捨てた。やがて、出雲のお国の舞い姿に啓示を得た無心の剣は、一閃、熊野に乱舞する飛燕二羽を斬り落とす。これぞ、秘剣つばめ返し! 恨みの白刃、恋のしがらみを振り払い、己れの恣意に生きる美貌の天才剣士の華やかな躍動感!
  • 佐々木高綱
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
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  • 佐々木立滑稽SF大全集
    -
    かつてSFマガジン誌に投稿されたものの、あまりの破天荒な内容に没となった作品集が40年の時を経て復活する! 人間山脈の坂道を転がり落ちてゆくキンタマ兄弟、インノー人間、彼らを待ち受ける破天荒きわまる運命を描く「てんやわんや奇想曲」、非常識きわまる悪魔のごとき発明家の5つのエピソード「テンサイ博士と八人の不幸な助手」、ホモの男を見舞う奇怪きわまる事件「陰毛録」など、あまりの凄まじい内容にSFマガジン誌に投稿されたものの没となった作品集が、40年以上の時を経ていまここによみがえる! 電子でなければとうてい出版が不可能な作品9篇をおさめる怪作集。 【目次】 てんやわんや奇想曲、テンサイ博士と八人の不幸な助手・第一話 捨てた神あれば拾う神あり・第二話 時は彼なり・ 第三話 人災は忘れた頃に去ってゆく・第四話 天上天下唯我独損・第五話 因果情報、しあわせなスーパーマン、陰毛録、鬼の角、あとがない後書き 【著者】 佐々木立 1952年3月香川県高松市生。1970年3月、香川県立高松高校卒業。1975年、4月同志社大学(商学部)卒業。1978年、44SFフェスティバル’78――SETOCON(高松市)制作・実行委員長(主催・四国SF振興会)。1984年12月公益社団法人・日本作曲家協会入会。2019年4月、池田輝郎「瀬戸内ブルース」(「一世一代」c/w)(キングレコード)で演歌作曲家としてデビュー。同年6月、大瀬戸よしかず「おんなの神戸」(キングレコード)作曲。
  • 佐々木探偵事務所には、猫又の斑さんがいる。
    値引きあり
    3.0
    吾輩は「猫又」である。名前はまだ無い……わけではない。拾ってくれた主人、探偵事務所の所長・佐々木鏡介からもらった大切な名がある。表の顔は飼い猫、裏の顔は物の怪を見張るエリート猫又「観怪(みけ)」。それが吾輩の正体なわけだが、こっそり人の姿に化け「旧鼠(きゅうそ)」ココノと共に主人が引き受けた依頼を解決したくなってしまうのだ……。何故かはさっぱりわからぬが。――これは、猫又「斑(まだら)さん」が探偵業を手伝い、不器用で優しすぎる主人を幸せにする、恩返しのための物語である。
  • 佐々木テンコは猫ですよ
    -
    猫一匹拾っても、世界は変わらない。でもその猫と家族にとっての世界は、まったく違うものになる。 暑い夏の夜、街をさまよっていた「わたし」はヨッパライの夫婦に家へ招き入れられ……。 猫の視点で語られる、実話を元にした“家族”の物語。 猫びよりプラスで好評を博した連載小説が電子書籍化! ※本書の売上の一部は、猫の保護活動に寄付されます。 著者:堀 晶代(ほり・あきよ) 日仏を往復するワイン・ライター。著者に『リアルワインガイド ブルゴーニュ』(集英社インターナショナル)。大阪でともに暮らす2匹の猫の年齢差は14歳。年齢にあったお世話に悩む日々。
  • 佐々木道誉 南北朝の争乱を操ったバサラ大名
    3.0
    南北朝の動乱期、武芸だけでなく連歌や立花など風流に通じ、華美な服装、そして遠慮のない振る舞いで「バサラ大名」と称された佐々木道誉(高氏)。本書は彼の波瀾の生涯を描く長編小説である。鎌倉幕府が弱体化し、次なる政治秩序が模索されていたころ、衆望を集めた後醍醐天皇は、幕府打倒を図る。やがて百数十年続いた武家政権を、いったんは朝廷に取り戻すことに成功するが、加担した武士たちが、恩賞の問題で再び不満を募らせることに。そこに登場してくるのが足利尊氏であり、元弘元年の政変(元弘の変)後、尊氏に従った佐々木道誉である。道誉は尊氏の影の参謀として臨機応変に立ちまわり、尊氏とともに時代を動かしていく。そして、再び京に武家政権を打ちたてるのである。「バサラ」を演ずることを、悪い時代を自由に生き抜くための手段とし、己れの進むべき道を強かに、確かに歩んだ武将の生きざまを、見事に描出する力作である。

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  • ささくれた心の滋養に、絵・音・言葉をほんの一滴
    -
    1巻2,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 街にあふれる、絵画、芸能、詩、音楽で、人生を満喫する方法!死生をまたぐ大病で、少し早めの隠居生活を送る詩人が伝える、芸術鑑賞術。
  • 捧げたかった…。―twin soul fantasy―
    -
    1巻704円 (税込)
    高橋真梨子、GACKT、Hey!Say!JUMP、中川翔子、BUMP OF CHICKEN様々なアーティストを想い、歌詞が空から降ってくる…そんな不思議体験を書籍化。この歌詞をあなたに捧げたかった…そしてメロディーをつけてほしかった…そんな著者の「想い」が詰まった、珠玉の歌詞集。歌詞を読み、あなたもまるでそんな歌があるかのような、不思議な体験をするだろう。このユニークで想いのあふれる作品を、ぜひあなたに捧げたい…!

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  • 捧げた純愛
    -
    看護師ティナの勤務する救急病棟に、交通事故で意識不明の男性患者が運び込まれた。目を覚ました彼はすべての記憶を失っており、トムという名で身につけていた免許証も偽造だと判明したため、警察は彼を殺人事件の容疑者とみなした。ティナにはトムが悪人だとはどうしても思えず、慎重な性格に似合わず、何くれとなく彼の世話をしてしまう。やがてトムに惹かれ始めたのと前後して、ティナの周りで不審な事件が相次いで起こる。トムを信じたいと思いながらも、ティナは不安を覚えた。★今月のサーティシックス アワーズは息もつかせぬ展開。ティナの初恋は実るのでしょうか?★
  • 捧げ銃 三八式歩兵銃等皇軍銃器の開發者 南部麒次郎自傳
    -
    【陸軍中将・工学博士南部麒次郎の発明精神】 本書は、昭和17年に修身教科書に収録のため口述筆記された『自叙伝』だったが、戦争激化のため新教科書作成は中止され、戦後の昭和27年に『或る兵器発明家の一生』と題され刊行された本の改定復刻版です。 著者南部麒次郎は、かつての「皇軍」にあって、日清戦争に従軍後は一貫して東京砲兵工廠で兵器の発明・開発に従事し、退役後も民間での兵器製造にかかわり、将兵必携の三八式小銃や南部式拳銃、機関銃等数々の兵器を開発しました。その名は欧米諸国にも知られていたのです。 新兵器誕生の本人及びスタッフの苦労や、発明訓が諸所に詳述され、日本の兵器史ともなっています。
  • 捧げ華 変わらぬ想いをあなたに
    -
    ふとしたことで関わりを持った、女学生の桜子と華族で軍人の零。女性を蔑むような零に反発を覚えていた桜子だったが、一途で誠実な零の姿に次第に惹かれるように。しかし華族制度という、身分の差があたりまえの大正時代。桜子は、打ち明けることができない想いを抱えていた。だが、零もまた、桜子に惹かれはじめていて――。しかし零との婚約を目論む上官の娘の陰謀で、桜子は誘拐され遊郭に売られてしまう。危ういところを零に救い出され、気持ちを確かめ合った二人だったが、さらに過酷な運命が待っていた――。
  • 捧げられた乙女
    3.0
    領主の娘ながら家族を失い、財産をなくした16歳のマディは、途方に暮れていたところを助けられ、きらびやかな宮廷の片隅でひっそりと生きていた。そんなあるとき、突然彼女は王の忠臣と結婚するよう命じられる。王の慈悲により、マディは亡き父の土地を継ぐことになり、彼女の夫が新たな領主としてその地を治めるというのだ。わたしは領地を手に入れるための道具にすぎないのだろう……。だがほかになすすべはなく、マディは結婚を承諾した。そして婚約式の日、冷徹な表情の花婿と対面してマディはおののいた。サー・ジャレイント――初めて胸をときめかせた相手がそこにいた。■偶然の出会いからマディのことをふしだらな娘と思い込むジャレイント。一方マディは彼の誘惑は計算ずくだったと考えて……。愛すればこそ生まれる誤解の波を描く、読み応えたっぷりの物語です。
  • ササッサ谷の怪 コナン・ドイル奇譚集
    3.0
    シャーロック・ホームズはここから始まった? 幻のデビュー作「ササッサ谷の怪」から、最後の小説となった「最後の手段」まで。探偵小説のみに留まらない希代のストーリーテラー、ドイルの魅力を再発見する名短篇全十四編を収録。〈解説〉北原尚彦
  • 査察機長
    4.5
    新米機長、村井知洋は頭を抱えた。ミスひとつで資格を剥奪されてしまう査察飛行、その担当が氏原政信キャプテンに決定したからだ。氏原は鋭いチェックで皆から恐れられる存在だった。そして、村井の最も長い一日が、幕を開ける。目的地、雪のニューヨークは遥か彼方、前途には様々なトラブルが待ち受けていた。操縦席、そしてパイロットの真実を描き切った、内田幹樹の最高傑作。
  • 笹の舟で海をわたる
    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    『本の雑誌』が選ぶ 2014年ベスト10(ノンジャンル)の第1位 獲得! ! 終戦から10年、主人公・左織(さおり)は22歳の時、銀座で女に声をかけられる。風美子(ふみこ)と名乗る女は、左織と疎開先が一緒だったという。風美子は、あの時皆でいじめた女の子?「仕返し」のために現れたのか。欲しいものは何でも手に入れるという風美子はやがて左織の「家族」となり、その存在が左織の日常をおびやかし始める。うしろめたい記憶に縛られたまま手に入れた「幸福な人生」の結末は――。激動の戦後を生き抜いた女たちの〈人生の真実〉に迫る角田文学の最新長編。あの時代を生きたすべての日本人に贈る感動大作!
  • 笹の墓標
    -
    戦時中に北海道のダム建設工事で亡くなった、強制労働犠牲者の遺骨発掘作業に参加した神沼公一郎(かぬまこういちろう)は、腐乱死体を発見した。遺体は東京で変死した神沼の元恋人・葦原奈美(あしはらなみ)の同僚・上月良彦(こうづきよしひこ)と判明。捜査線上に浮かんだのは、かつての強制労働と因縁があり、奈美と接点を持つ北海道政財界の大物だった! 時間と空間を超えて運命の非情を描く、社会派推理意欲作!

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  • 笹の墓標(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 第二次世界大戦中、北海道のダム建設に駆り立てられ、多くの朝鮮人・日本人の強制連行労働者が犠牲となった。その遺骨発掘作業は、今も日韓のボランティアの人々の手で続けられている。本書は、この実話をもとに描かれた社会派推理小説の傑作である。遺骨発掘作業に参加した神沼公一郎は、その現場で腐乱死体を発見する。その死体は、故郷を捨て上京した神沼の元恋人の同僚だった。都会の闇に葬られた若者と交差する時間の闇。事件の背後に見え隠れする、強制労働という負の歴史に関った者たちの存在。事件は時空を超えて、現代の暗部を白日の下にさらけだす。
  • 笹舟日記
    -
    きょうだいの4人までも自殺や失踪で失った血の悲劇を背負いながらも、心ゆたかに生きようとする著者が、四季折々の日常の光景と、それによって呼び起される切実な過去の記憶との響きあいの中に、生活というものの深い味わい、生命のよろこびと哀切さを、ていねいに紡ぎだして心温まる連作掌編集。
  • 笹まくら
    -
    戦時下においては、極刑にも値した徴兵忌避。だが、それ以上に陰湿で残酷な現実とは……。自由を求め、たった一人で起こした反乱に、今また責められ、追われ、反乱を続けねばならぬ。そう、不安な旅、危険な旅、笹まくら……。ユーモアを交えた軽妙な文体と執拗な内面凝視の裏に、作者の錯綜した想いをこめて、平安と繁栄の現代に問いかける問題作。
  • 細雪(上)
    -
    1~3巻770円 (税込)
    大阪船場(せんば)の旧家、蒔岡(まきおか)家の四人姉妹、鶴子、幸子、雪子、妙子の優雅な日々の営みが、京の花見、螢狩り、月見などの四季の風雅を背景にして美しく織り成されていく。感性美を生涯追い求めた著者が、流麗な筆致で描く美の世界。発表当初の掲載禁止という当局の弾圧にもかかわらず、第二次大戦下の昭和18年から蕩々と書き続けられた本作は、5年余の歳月をへて昭和23年に完結した。時局に迎合することを拒否した作家の信念によって生みだされた、日本の美しい文化と伝統の見事な結実といっていい。
  • 細雪 上
    完結
    -
    全3巻110~220円 (税込)
    昭和初期の大阪。四人姉妹の物語。蒔岡家は大阪旧家の元富裕階級だったが、代が代わり徐々に落魄していく。三女雪子は未婚の三十歳。おっとりして美しい箱入り娘だが、なかなか縁談がまとまらない。最近は見合い話も減ってしまっている。個性豊かな人物たち。雪子の見合い縁談を中心に物語は進むのだが……。過去何度も映像化、舞台化されており、当時を代表する美人女優が四姉妹を演じている。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 細雪(上)
    値引きあり
    4.2
    1~3巻302~781円 (税込)
    大阪船場に古いのれんを誇る蒔岡家の四人姉妹、鶴子、幸子、雪子、妙子が織りなす人間模様のなかに、昭和十年代の関西の上流社会の生活のありさまを四季折々に描き込んだ絢爛たる小説絵巻。三女の雪子は姉妹のうちで一番の美人なのだが、縁談がまとまらず、三十をすぎていまだに独身でいる。幸子夫婦は心配して奔走するが、無口な雪子はどの男にも賛成せず、月日がたってゆく。

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  • 細雪 合本版
    -
    1巻550円 (税込)
    谷崎潤一郎の名作細雪。全巻セットで一気に読める。昭和初期の大阪。四人姉妹の物語。蒔岡家は大阪旧家の元富裕階級だったが、代が代わり徐々に落魄していく。三女雪子は未婚の三十歳。おっとりして美しい箱入り娘だが、なかなか縁談がまとまらない。最近は見合い話も減ってしまっている。個性豊かな人物たち。雪子の見合い縁談を中心に物語は進むのだが……。過去何度も映像化、舞台化されており、当時を代表する美人女優が四姉妹を演じている。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 細雪(上中下) 合本版
    -
    大阪船場に古いのれんを誇る蒔岡家の四人姉妹、鶴子、幸子、雪子、妙子が織りなす人間模様のなかに、昭和十年代の関西の上流社会の生活のありさまを四季折々に描き込んだ絢爛たる小説絵巻。三女の雪子は姉妹のうちで一番の美人なのだが、縁談がまとまらず、三十をすぎていまだに独身でいる。幸子夫婦は心配して奔走するが、無口な雪子はどの男にも賛成せず、月日がたってゆく。 ※当電子版は『細雪』(上)(中)(下)の全三巻をまとめた合本版です。
  • 笹餅おばあちゃんの手でつくる暮らし
    4.2
    桑田ミサオさん98歳、笹餅づくりと手を動かす暮らし ミサオさんに宿る神様と仏様が、人として生きることの尊さを、優しく語りかけてくれました。-作家小川糸 「餅っこひとつで、こんなに喜んでくれるんだば、一生続けようと思った」 「神仏は自分自身の中にあるものじゃないかなって。大切なのは自分自身で」 「みなさんに、いつも感謝の思いでいるんだけども、幸せっていうのはね、結局自分が思う気持ちじゃないのかな」 ー本文よりー
  • ささやかで大きな嘘 上
    3.4
    最初は子供同士のトラブルだった……。海辺の公立幼稚園、その夜のパーティに子供たちの歌声はなく、聞こえるのは罵り言葉と保護者の乱闘の音。そして保護者の一人が死亡。事故か? 殺人か? ……事の起こりは六カ月前、シングルマザーのジェーンの息子ジギーにいじめの疑いがかかった。本人はきっぱり否定するが、保護者たちは騒然。ジギーをいじめっ子と決めつける者、ジギーの言葉を信じる者に分かれ、険悪な雰囲気に。ジェーンは園で知り合った二人の友人とともに事態に立ち向かう。31カ国で翻訳、英米で150万部突破の傑作ミステリ登場。
  • ささやかな過ち ボスに恋愛中
    3.0
    夜遅く、ルーシーがオフィスで一人コンピュータに向かっていると社長のニック・コンスタンチノが突然現れた。ふだんは飲まない彼が足元もおぼつかないほど酔っている。その日がニックの妻の葬儀となれば無理もない。ルーシーは秘書として彼の話し相手になり、女性として手の届かないニックへの想いを胸に秘めて求められるままに彼を慰めようとした。それがいつしか狂おしい一夜の情事に変わるとは思いもせずに。なぜそんなことになったのか彼女にはわからなかった。わかっているのはそれがもう二度と起こらないということだけ……。■“オフィスでの恋物語”――ただの秘書だけど、ひとりの女性としても見てほしい……。オフィスを舞台にした熱い愛の物語。
  • ささやかな永遠のはじまり
    3.2
    園田花織は出版社で編集総務を担当する25歳。新雑誌の創刊準備に迫われながらも、大手電機メーカーに勤める岡島との結婚を控え、公私ともに充実の毎日を過ごしていた。しかし、挙式直前に岡島の女性問題が発覚、絶望のなか花織は別れを決断する。悲しみを忘れるべく仕事に打ち込むなか、花織は新雑誌の編集長、白石の優しさに癒され、そして恋に堕ちていく―。ベストセラー『夜の果てまで』の著者が描く、切なく狂おしい“純愛”傑作長編。 ※本作品は、二〇〇七年十月に小社より刊行された単行本『幸福日和』を改題し文庫化されたものが底本です。
  • ささやかながら信じる心があれば
    4.3
    「私が死んだら、きみが葬式で弔辞を読んでくれ」ユダヤ教のラビからの突然の依頼に、とまどうミッチ。断ることもできず、いつ来るとも知れぬその日のために取材を開始する。長い間、宗教とは距離をおいてきた彼は、「なぜ宗教を理由に人々は殺し合うのか」「神が人をつくったのなら、なぜ人は悪事を働くのか」など、ラビに日頃の疑問を投げかける。 取材が八年におよぶなか、ミッチはひとりのキリスト教の牧師と出会う。人種も宗教も異なるふたりの宗教家との交流は、かたくなだったミッチの心に新たな価値観をもたらすことに…。

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  • ささやかな手記
    4.0
    【フランス推理小説大賞813賞受賞】目覚めると、鎖をつけられ、地下室で監禁されていた――。ある事情から、人目を避けて南フランスの田舎の民宿に滞在していたテオは、周囲の山中を散策していたところ、廃屋めいた家に暮らす老兄弟によって囚われの身となってしまう。地下室の先住者リュックは、彼にこう告げる……「地獄にようこそ」。あらゆる農作業と重労働、家事に酷使され、食べ物もろくに与えられず、テオは心身ともに衰弱していく。ある日、老兄弟の隙をついて脱出を試みるが。
  • ささやかな頼み
    -
    育児ブログを運営する未亡人のステファニーは、自分に子供を預けたまま失踪した友人の行方を探しはじめるが……。ネット上で交わされる空虚な馴れ合いの裏で進行する、悪意に満ちた犯罪の全貌とは? 英米ミステリ界を席捲するドメスティック・ノワールの真骨頂
  • ささやかな知のロウソク ドーキンス自伝II―科学に捧げた半生
    -
    『利己的な遺伝子』で生物学者として世界的な盛名を得たのち、無二の科学啓蒙書の書き手としても頭角を現し、『神は妄想である』でまたしても世界を震撼させた著者が、現在に至る波瀾に満ちた歩みをテーマごとに回想、自作へのコメントも収録する。学会論争の内幕から来日時のエピソードまでを網羅した、ファン必読の自伝完結篇!
  • ささやかな日本発掘
    3.0
    東京日本橋の地下鉄ストアで見つけた乾山の5枚の中皿。古道具屋で掘り出した光琳の肖像画。浜名湖畔の小川で、食器を洗っていた老婆から譲り受けた1枚の石皿。その近くの村の、農家の庭先にころがっていた平安朝の自然釉壺……。美しいものとの邂逅が、瑞々しく生々と描かれる名随筆26篇。読売文学賞受賞。
  • ささやかな背徳【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
    -
    育ちのいい、“気の毒”な女性――伯爵は狙いを定め、花嫁を探した。 カロラインは亡き父の借金を清算して生計を立てるべく、自宅を売りに出し、書店員として働きに出ていた。そんな彼女のもとに、ある日、結婚話が舞い込む。傲慢で悪名高きラザフォード伯爵が、花嫁を探しているというのだ。聞けば、彼は余命幾ばくもなく、すぐに跡継ぎが欲しいらしい。たとえ相手が稀代の放蕩者であっても、結核に苦しむ幼い弟のために、どんなひどい扱いも我慢するつもりで、カロラインは面接の場に赴いた。初めて会う伯爵の見事な美貌と、心の奥底に悪魔を隠した雰囲気、そしてあからさまな視線と質問に、彼女は思わず頬を赤らめた。「立ち入ったことに触れるが……きみは安産型の腰をしているか?」 ■面接に合格し、伯爵夫人となるカロラインですが、陰がありながらも男らしい夫にどんどん惹かれていきます。これは跡継ぎを作るための愛なき結婚であり、何よりも、彼の余命はたった1年しかないというのに……。切なすぎるシンデレラ・リージェンシーの名作! *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ささやかな背徳
    4.5
    ある日突然、カロラインのもとに結婚話が舞い込んだ。悪名高いラザフォード伯爵が妻を探しているという。聞けば、彼は余命いくばくもなく、すぐに跡継ぎが欲しいらしい。何より金が必要なカロラインは、一も二もなく立候補した。相手が希代の放蕩者でも、結核に苦しむ弟のためなら、どんなひどい扱いを受けても我慢するつもりだった。だが、面接と称する場で初めて顔を合わせたとき、伯爵のあからさまな質問と執拗な視線に、カロラインは心底当惑した。

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  • ささやかな復讐
    3.0
    南伊豆今井浜温泉の、とあるホテル。静養に来た週刊誌の記者が、そこで妖艶な美女と意気投合し、彼女の部屋でひと夜の情事を楽しもうとした。しかし、いざという前に彼女は不可解な失踪を。彼は警察から疑われる羽目に。(表題作)魅力的な謎の設定、論理的推理、そして結末の意外性。本格推理の醍醐味を伝える推理小説集。
  • 緋色の囁き 〈新装改訂版〉
    3.9
    1~3巻924~1,078円 (税込)
    本当の「魔女」誰――? 名門・聖真女学園高校の「開かずの間」で、少女が死んだ。「魔女」という謎の言葉を残して――。 美しくも残酷な連続殺人劇の、それが幕開けとなる。転入生・冴子の心にひそむ「赤い記憶」の秘密。 夜ごとに少女たちを襲う殺人者の正体は?  鮮血と狂気に彩られた「囁き」シリーズ第一弾、待望の新装改訂版。
  • 囁き男
    4.0
    父と息子の葛藤を描く、英国発傑作スリラー。 愛する妻を突然喪い、幼い息子ジェイクと二人、取り残されたトム。内向的で周囲に馴染めないジェイクの父親として、親子の関係をうまく築くことが出来ずに悩むトムは、心機一転、新たな町に引っ越し、生活をやり直そうと決意する。しかしそこには、20年前に起きた連続児童殺人事件の犯人で、現在は服役中の「囁き男」の影が色濃く残されていた。やがて、当時の事件を彷彿させる事件が起きる…。 2020年イアン・フレミング・スチール・ダガー賞最終候補作、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の監督・ルッソ兄弟による映画化も進行中。父と息子の葛藤と宿命を繊細かつ濃厚に描く人間ドラマであり傑作スリラー、日本上陸。 (底本 2021年6月発行作品)
  • ささやきの島
    4.4
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この商品は、作品の内容を鑑み、固定レイアウト型で制作した電子書籍です。文字だけを拡大することができませんので、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できませんので、ご注意ください。また、お読みになる端末で無料サンプルをお試しいただいた上でのご購入をお願いいたします。※マイロの父は死者の魂を船に乗せて送り届ける渡し守をしていた。島の住人は死者が出るとその靴を渡し守のところにもっていく。そうしないと死者が島じゅうをさまよい歩いてしまうのだ。ある日領主の娘が亡くなった。ところが領主は娘の死を受けいれず、渡し守から靴を取りもどし、魔術師の闇のまじないで娘をよみがえらせようとする。マイロの父は領主の手の者に殺されてしまい、このままでは島じゅうに死者が放たれる! 怖がりのマイロはなんとか父のかわりに船を出すが……。『嘘の木』の著者による傑作YAファンタジイ。英国を代表する絵本作家エミリー・グラヴェットによる挿絵満載。
  • ささやく海に抱かれて
    4.0
    ふたつ目の星を求めて仲間たちとカプリ島へ向かったアニカ。人魚である自分が陸に留まることのできる時間はあと僅かだと悟った彼女は、ソーヤーへの恋心に身を焦がしていた。一方ソーヤーは、お転婆で純真なアニカを眩しく思いながらも、心を動かされないよう自分を戒めてしまう。宿敵の女神ネレイザが新たな武器を解き放ち、星探しをめぐる戦いが苛烈さを増していく中、ふたりの距離は急速に近づいていくのだが……。 <幸運の星>を守る使命を負った勇者たちの愛と闘いの物語、待望の第二弾!
  • 囁く影
    4.5
    パリ郊外の古塔で奇妙な事件が起きた。だれもいないはずの塔の頂で、土地の富豪が刺殺死体で発見されたのだ。警察は自殺と断定したが、世間は吸血鬼の仕業と噂した。数年後、ロンドンで当の事件を調査していた歴史学者の妹が何者かに襲われ、瀕死の状態に陥った。なにかが“囁く”と呟きながら。霧の街に跳梁するのは血に飢えた吸血鬼か、狡猾な殺人鬼か?吸血鬼伝説と不可能犯罪が織りなす巨匠得意の怪奇譚。改訳決定版。
  • 篠山早春譜 高瀬川女船歌四
    3.0
    高瀬船の船頭・弥助は、同じ長屋に住み数珠の玉磨きをしている藤蔵という若者を連れ、宗因の営む「尾張屋」へやってきた。宗因は藤蔵が身分を偽り、かつては腕の立つ武士であったことを見抜く。別の夜には、入れ墨をした一見客が現れ、八丈島の三年半に及ぶ島流しから江戸に戻ったが、ある人物を探すために京都へやってきたというのだが――。
  • ささら さや
    3.9
    事故で夫を失ったサヤは赤ん坊のユウ坊と佐々良の街へ移住する。そこでは不思議な事件が次々に起こる。けれど、その度に亡き夫が他人の姿を借りて助けに来るのだ。そんなサヤに、義姉がユウ坊を養子にしたいと圧力をかけてくる。そしてユウ坊が誘拐された! ゴーストの夫とサヤが永遠の別れを迎えるまでの愛しく切ない日々。連作ミステリ小説。
  • 刺さる言葉 ──「恐山あれこれ日記」抄
    3.0
    死者を想うとはどういうことか。生きることの苦しみは何に由来するのか。曹洞禅の根本道場・永平寺に二十年、死者供養の聖地・霊場恐山に十年、“生きて在ること”の根源を問い続ける著者のブログ「恐山あれこれ日記」を精選し、編み直して一冊とする。よるべなき現代人におくる思索と洞察の書。
  • 栄螺
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
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  • サザエさんの東京物語
    4.1
    長谷川町子の実妹の初エッセイ。──町子姉は頭がよくて、悪ガキで、甘えん坊でした。ワンマン母さんと串だんご三姉妹の昭和物語。 女子大時代には文豪・菊池寛氏に師事し、『サザエさん』の制作を陰で支え続けた実の妹の、初めての書き下ろしエッセイ。 「町子姉」と長谷川一家の、戦中・戦後の貧しくも明るくたくましい暮らしと、町子さんが亡くなるまでの波瀾万丈のエピソードを綴った。貴重なプライベート写真も収録。
  • さざなみ
    3.4
    絹子さんと俺がこっそり仕掛けた<小さな親切>の波紋の行方。ちょっとミステリアスで、心がほっこりする長編小説ーー三つ揃いを着て、雇主を「貴人」と思うこと……。借金まみれで自己破産寸前に追い込まれた「俺」は、住み込みの執事として雇われることに。賄いとガードマンと秘書にかしずかれて、銀杏(いちょう)屋敷に住まう謎の若き女主人・絹子さんの、無理難題に応えようとして、思いついた「波紋のチンギスハンのシマウマ作戦」の反響は? ◎(沢村さんの作品の)登場人物の多くは本作の「奥山史嗣」のように品行方正なほうなのに、「罪(黒)」に分類されるような行動もとってしまう。人間は、善悪の両方をあわせ持つものだから。共感できる心象風景と、人物の背景に広がるリアルな世界を、沢村さんは、興趣に富んだミステリー仕立てで書いている。本作ではなんと、「波」を小説にした。――<青木千恵「解説」より>
  • 漣の王国
    4.2
    綾部蓮という青年は、私たちにとって遠い国の王様のような存在だった。神の贈り物と呼ぶべき肉体と才能に恵まれ、美貌をもって周囲の人々を侍臣のごとく傅かせ、それでいて何時も退屈を持て余していた。だから彼が自殺した時、その理由を知る者もいなかった――。ひとりの才能ある若者に羨望を抱いた者や憎悪した者、誰もが彼の年齢を追い越し忘れ去っていくなか、私たちは思い出す。なぜ青年は自ら命を絶ったのか? 人生の一時期に齎される謎と恩寵を忘れ難い余韻とともに鮮やかに描き切る連作ミステリ。/解説=大矢博子
  • さざなみの彼方
    4.0
    時は戦国。茶々(淀殿)は幼い頃、住んでいた城を信長に落とされた。父が自害に追いやられるも、生まれた時から共に育ってきた大野治長に守られ、逃げることができた。治長は茶々を一生守ると誓い、茶々も彼にそばに居てもらいたいと願う。その後、ふたりは柴田勝家の元に身を寄せたが、今度は秀吉に城を攻められ、茶々の母が自害する。そして二度目の落城を経験した茶々は、秀吉に側室になれと言われてしまい・・・・・・。二度の落城。許されぬ裏切り。家康の脅威。運命に翻弄されながらも、互いを思い合う茶々と大野治長の姿を描く、歴史恋愛小説!
  • さざなみの日記
    4.3
    平凡にひそやかに生きる女たちの心のさざ波……「明るく晴れている海だって始終さざ波はあるもの、それだから海はきらきらと光っている。」――手習いの師匠を営む母と年頃の娘、そのひっそりと平凡な女所帯の哀歓を、洗練された東京言葉の文体で、ユーモアをまじえて描きあげた小説集。明治の文豪・幸田露伴の娘として、父の最晩年の日常を綴った文章で世に出た著者が、一旦の断筆宣言ののち、父の思い出から離れて、初めて本格的に取り組んだ記念碑的作品。
  • 漣の夢
    -
    1巻1,232円 (税込)
    中国江蘇省・無錫。夏は四〇℃を越える熱波が吹き、冬は0℃を下回る寒冷風が吹く。梅雨と秋雨が激しく降り注ぎ、激動的に寒暖が入れ替わる。反面、優美で緑豊かな自然、中国有数の成長を遂げる産業、著名な文人・総合大学などの高度な文化・教育の三拍子を揃える、中国有数の理想都市である。そこに咲く季節の花々は心を潤し、多くの生き物が生息繁茂させる。太湖の濃霧は街を神秘に演出し、その美しさは我々に時間を忘れさせる。無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌。

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  • さざんか
    -
    1巻880円 (税込)
    江戸の時代も末の頃、越後の国の片田舎に医者の修行中の長生という男が暮らしていた。男には節という許嫁があったが病弱で、不幸にも祝言の直前に亡くしてしまう。そのとき節は「丈夫な身体でこの世に生まれ変わってくるから、探し出して欲しい」と言い遺し、長生は「必ず」と応えて心にも強く誓った。 その後、長生は誠実に生きて仕事と家族を得、人並みの幸せな生活を送っていた。しかしながら二十年ののち、突然の不幸が重なり男は家族も仕事も全てを失ってしまう。天涯孤独となった男は節との約束を思い出し、許嫁探しの旅に出る。 表題作「さざんか」他を収録した珠玉の短編集。
  • 山茶花
    無料あり
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    1巻0円 (税込)
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  • 山茶花
    無料あり
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  • サザンクロス物語
    -
    1巻305円 (税込)
    愛について語ることから物語は始まる。バイクショップのオーナー・本間陽一は、今も別れた妻を愛している。彼女が仲間とビーチに建てた黄色の家。やがて彼は宇宙の意志に導かれオーストラリアへ向かう。海と砂漠。1発の銃声。ふたつの組織。〈サザンクロス〉の謎を追う、長編冒険オートバイ小説。
  • 全滅領域 サザーン・リーチ1
    3.7
    突如として世界に出現した謎の領域〈エリアX〉。そこでは生態系が異様な変化を遂げ、拡大を続けていた。監視機構〈サザーン・リーチ〉に派遣された、生物学者をはじめ女性4名からなる調査隊は領域奥深く侵入し、地図にない構造物を発見、そしてそこに棲む未知の存在を感知する。さらに進むべきか、引き返すべきか? 無事に帰還できた隊は過去に存在しない……。大型エンタテインメント〈サザーン・リーチ〉三部作開幕
  • さしえ
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    -
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  • 挿絵と闘った話
    無料あり
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  • 挿絵の女 単行本未収録作品集
    3.7
    1巻1,870円 (税込)
    記憶を失った挿絵画家が描く女は誰なのか、揺れる心理を描く「挿絵の女」、代表作『紀ノ川』のもととなった「死んだ家」、日本舞踊家の生き様「鬼の腕」等、珠玉の単行本未収録6編。
  • 差押へられる話
    無料あり
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  • さしすせその女たち
    3.7
    1巻1,540円 (税込)
    夫に怒るすべての妻へ 妻を恐れるすべての夫へ 39歳の多香実は、5歳の娘と4歳の息子を育てながら、デジタルマーケティング会社の室長として慌ただしい毎日を過ごしていた。仕事と子育ての両立がこんなに大変だとは思っていなかった。ひとつ上の夫・秀介は「仕事が忙しい」と何もしてくれない。不満と怒りが募るなか、息子が夜中に突然けいれんを起こしてしまう。そのときの秀介の言動に多香実は驚愕し、思いも寄らない考えが浮かんでいく――。 書き下ろし短編「あいうえおかの夫」も収録 ※この電子書籍は、「日経DUAL」の連載記事(2017年6月23日~2018年2月23日掲載)をもとに、KADOKAWAより印刷物として刊行された『さしすせその女たち』(ISBN : 9784041058534)に基づき制作しました。
  • さして重要でない一日
    4.5
    未知の空間、会社という迷路を彷徨う主人公。トラブル、時間、おしゃべり、女の子、コピー機。著者独特の上品なユーモアの漂う、なにか、もの哀しくも爽やかな空気の残像。会社員の日常を鮮やかに切り取った、野間文芸新人賞受賞作。サラリーマンの恋と噂と人間関係、奇妙で虚しくて、それでも魅力的な「星の見えない夜」も所収。
  • 指し手の顔 脳男2 上下合本版
    -
    「わたしの顔を見た罰よ」 闇の中で囁く女の声がじわじわと心を破壊する 元関取が愛宕(おたぎ)市内で突然暴れて多くの死傷者を出し、精神科の入院歴が問題にされた。他にも事件を起こした元患者たちが揃って直前に行方不明になっており、精神科医の鷲谷真梨子は患者の話から監禁に使われた小屋を探しあてた。が、事件の鍵を握る医療ブローカーと小屋を監視していた刑事2人が殺される。
  • サシバ日和
    -
    沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第10弾。 「サシバは鷲鷹目の鳥。国境を越えて旅するこの猛禽と秋の季節の一時期に密かに関わってきたのが宮古諸島の、中でも伊良部島の人々である。かつて食生活に滋味をもたらしたサシバは保護鳥となり、それへの思いも変化してきている。著者は鷹獲りを体験した少年期を回想しつつ、その習俗を克明に記録し、文学作品などに見られるサシバ観の広がりを示してくれる。そして誇るべき島の美しさがこの先もそこに生きる豊かさと喜びにつながることを願う。-1997年作品紹介文-」 サシバとは鳥類分類ではタカ科 サシバ属と分類される野生鳥である。寒露のころサシバの秋の渡りが始まる。青森から九州までの地域で夏を過ごしていたサシバたちは、やがて来る寒い季節を前に、南西諸島を南下して、さらに南の暖かい島々へ、大群で大移動する。その越冬地への旅の途中、一夜の羽を宮古島、伊良部島で休めるのである。現在サシバの飛来は秋の風物詩となっているが、国際保護鳥となる以前は神意によって空からもたらされる贈り物として、島人はサシバを捕え自然への感謝の念を持って食していたのである。滋味あるサシバの肉は島人の貴重な蛋白源でもあった。本書はこのタカ獲りを歴史的な習俗として記録し、伊良部島におけるサシバの周辺を紹介する。 著者は伊良部島出身で沖縄タイムスの記者として活躍してきた謝花勝一氏。本シリーズに「ウシ国沖縄闘牛物語」もある。
  • さしむかいラブソング
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    苛立ちも、失敗も暴力も、 「さしむかい」の向こう側に消えていく。 出会いの場所は路上。女は唐突に捨てられ、 男は選択の余地もなく、女を拾う。 「スローなブギにしてくれ」にも通じる片岡義男の初期小説のパターンを この短編もまた踏襲している。 若い女と男が一つ屋根の下に過ごせば むろん、静穏な時間は長く続かない。やがて 世間が、さまざまな力=暴力が2人を襲うはずだ。 それぞれの痛手を経由して、2人はようやく手に入れる。 そこにある、「さしむかい」という言葉の体温を。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 桟敷の古い形
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
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  • 佐治敬三と開高健 最強のふたり〈上〉
    4.0
    ひとりは勝算なき「ビール事業」に挑み、もう一人はベトナム戦争の最前線に身を投じる。生産量世界一のウイスキーをつくったサントリー佐治と無頼派作家開高の不思議な友情がかなえた、巨大な夢
  • 佐治敬三と開高健 最強のふたり 上下巻合本版
    5.0
    ひとりは勝算なき「ビール事業」に挑み、もう一人はベトナム戦争の最前線に身を投じる。生産量世界一のウイスキーをつくったサントリー佐治と無頼派作家開高の不思議な友情がかなえた、巨大な夢
  • サジュエと魔法の本 上 赤の章
    -
    魔導師の家系に生まれたのに、魔法が苦手な12歳の少年サジュエ。ある日、大賢者と呼ばれるおじいちゃんの家で不思議な赤い本を見つけるが、朱の書と呼ばれるその本を狙ってサジュエに魔の手が迫る…! 魔導師の少女リアンジュ、“盗み屋”稼業のルイジとリンダ、国際魔導師機構、そして大陸を支配しようと企む邪導師。4つの書をそろえるのは誰か!? 本格ファンタジー待望の文庫化!
  • 砂上
    3.7
    守るものなんて、初めからなかった――。人生のどん詰まりにぶちあたった女は、 すべてを捨てて書くことを選んだ。母が墓場へと持っていったあの秘密さえも――。直木賞作家の新たな到達点!
  • 砂上国興亡記
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    1巻495円 (税込)
    幻影の都市は、ここへ迷いこみ、病み衰えた者の目の前にだしぬけに現れる  女王の実在を疑うことは、砂上国では禁忌とされる。たとえだれも会ったことがなくても、女王が存在するからこそ、砂上国は存在している。それが暗黙の了解だった。砂上国では、言ってはならないことがある。考えてもいけないことがある。たとえば、こんなことだ。(本文より)  死んだ都に砂まじりの寂しい風が吹く……。かつて栄えた国の終わり、世界の終焉を美しい文体で描いた幻想小説。電子オリジナル作品。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)、第10回日本歴史時代作家協会賞文庫シリーズ賞(2021年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は230冊を超える。
  • 砂上の愛の城
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    狂おしい熱砂のような情熱は、私への愛でなく、懲らしめのため。 ハンサムだが傲慢で冷酷非情なことで知られる実業家、アーキム。妹の婚約者として彼を知ったシルヴィーだったが、あろうことかその夜、パーティで彼に唇を奪われてしまう。さらに、親の勧めるままビジネスがらみの結婚などしたくないと最愛の妹から助けを求められた彼女は、意を決して二人の結婚式に乗りこみ、異議を申し立てた。昨夜、花婿は自分とベッドをともにしたと大嘘をついて。まさか、結婚とビジネスを台無しにされ激怒したアーキムが、砂漠の国にある彼の城へ自分を連れ去るとは、予想だにしなかった。 ■豪奢な舞台と激しく燃える愛の描写が魅力のアビー・グリーンの作品は、砂漠の国アル・オマールでの異国情緒あふれる物語。一代にして巨万の富と名声を手にした大富豪アーキムに軽蔑されているはずのシルヴィーは、情熱的に求められるまま彼に純潔を捧げ……。
  • 砂上の王国
    4.3
    第17回角川春樹小説賞受賞作 沙漠の風が吹く、西域(オリエント)歴史小説の新星。「大陸的な人物が上手く描けている」北方謙三 「力作。古代中国に関する豊富で確固とした知識に裏付けられている」今野敏 「リーダビリティが高い」今村翔吾 「可能性、伸びしろという点で一番」角川春樹 誇り高き小国の皇子とその兄弟の物語。 七世紀、小国でありながらシルクロード交易の要衝である高昌(こうしょう)国は揺れていた。大国ながら新興国である唐につくか、強大だが荒々しい西突厥(にしとっけつ)と手を組み、この地で独立を貫くか――。第一皇子である麴(きく)智盛(ちせい)は、そのどちらでもなく、西域の国々で手を取り、助け合って生き抜くべきだ、と考えていた。だが父王の考えは違い、中華文化をこの干からびた土地へ持ち込んだという矜持から、高昌国こそが盟主として立つべきだ、と西突厥と組むことを選ぶ。この砂の海に浮かぶ小さな舟のような国は、時代の荒波をどう渡っていくのか。 オリエントの風を感じる歴史浪漫、開幕!
  • 砂上の結婚
    5.0
    ★シークと過ごす甘美な時間は、砂に描く絵のごとくはかない。★妹を故郷に呼び戻すため、秘書のリタは偽りの結婚式を仕組む。本人には秘密で、相手はボスのサキールということにした。式にかかる費用も、招待客に嘘を謝罪するのも、愛する妹のためを思えばたいしたことではない。しかし、バージンロードへ向かったリタは目の前の光景に頭がまっ白になった。王のようなカフタンをまとったサキールが祭壇に立ち、余裕の表情で彼女を待っていたのだ。顔面蒼白のリタを見据え、彼は驚くべき言葉を口にした。「妻として我が祖国に来てもらおう、ビジネスのために」

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