佐々木道誉 南北朝の争乱を操ったバサラ大名

佐々木道誉 南北朝の争乱を操ったバサラ大名

640円 (税込)

3pt

3.0

南北朝の動乱期、武芸だけでなく連歌や立花など風流に通じ、華美な服装、そして遠慮のない振る舞いで「バサラ大名」と称された佐々木道誉(高氏)。本書は彼の波瀾の生涯を描く長編小説である。鎌倉幕府が弱体化し、次なる政治秩序が模索されていたころ、衆望を集めた後醍醐天皇は、幕府打倒を図る。やがて百数十年続いた武家政権を、いったんは朝廷に取り戻すことに成功するが、加担した武士たちが、恩賞の問題で再び不満を募らせることに。そこに登場してくるのが足利尊氏であり、元弘元年の政変(元弘の変)後、尊氏に従った佐々木道誉である。道誉は尊氏の影の参謀として臨機応変に立ちまわり、尊氏とともに時代を動かしていく。そして、再び京に武家政権を打ちたてるのである。「バサラ」を演ずることを、悪い時代を自由に生き抜くための手段とし、己れの進むべき道を強かに、確かに歩んだ武将の生きざまを、見事に描出する力作である。

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佐々木道誉 南北朝の争乱を操ったバサラ大名 のユーザーレビュー

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    購入済み

    性格が一貫していない

    婆娑羅という割には所々に婆娑羅的な振る舞いを記すのみで、基本的にはマジメな性格になっていて、性格が一貫していないように感じた。智謀の将として書かれているわりには成り行き任せな印象だった。

    0
    2017年08月01日

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