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守るものなんて、初めからなかった――。人生のどん詰まりにぶちあたった女は、 すべてを捨てて書くことを選んだ。母が墓場へと持っていったあの秘密さえも――。直木賞作家の新たな到達点!
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Posted by ブクログ
一人の女が、とても鋭い感性の編集者と出会い、本を一冊書き上げるまでの話。 作家さんは、なんてまぁ大変で過酷な作業をされているのかと驚き、そして、ほとんどが自己を見つめて、自分の内面を知っていくという作業で。 乙三が聞いた言葉として語る 「人に評価されたいうちは、人を超えない」は、 そういうことかと、...続きを読む最後の方で理解できた。 それは自己を知ることこそが大切で、誰かの為にとか、支点を自分以外にしないことなのかなぁと、思った。 「主体性のなさ」が今ひとつ私の中で理解できないので、もう一度読み直すこととする。
どこまでが創作で、どこまでが現実なのか、そして柊玲央はどのように虚構を築きあげるのか・・・。 あまりにリアルな、編集者と、まだスタートラインに立ててもいない作家のやりとり。もっと上手く嘘をつきなさい、と、隠さずに真実をあぶり出す、に矛盾がない。その編集者さえ、虚構に見せる筆致。 スタートから10年後...続きを読む、こう振り返るのか。しかも作品にしてしまう。当たり前のようでいて、これをエッセイにしなかったところが桜木紫乃さん。
小説家が書く小説家の話。痛烈な編集者の言葉が面白い。小説家としてデビューするって厳しいんだな。他の桜木紫乃の作品と比べると少しカラーが明るめな感じがした。
四十女の物書きがデビュー作となる「砂上」を書き上げる話。創作の様子や物書きの思考を辿れるのが初めての感覚でゾワゾワした。 言葉にするのむず笑 気に入った段落↓ 令央は「虚構」を信じたかった。すべて嘘に塗り替えてしまえば、己の真実が見えるはずだ。あのときなにが足りなかったのか、あの日どうすればよ...続きを読むかったのか、あの人にどう接すれば間違わずに済んだのか。それらの答えはすべて現実ではなく再構築された虚構のなかにある。
桜木紫乃の世界でした。 初めは、この本はどうかな?的な感じでしたが、引き込まれて行きました。 母ミオ、娘令央、令央の姉妹として育った美利の親子が織りなす物語でした。女編集者の乙三が良い感じ。
地元だからこの辺かな、あの辺かな、と想像するのが楽しかった。 ただ読み終わる頃には偶然だけど似たようなことが自身にも起きていて、読み返すのは少しつらい。 数十年後、自分はこの作品をどう思うかもう一度読み返してみたい。きっと感想が違う気がする。
小説を書く人と 書かせる人と 小説の中の人生と 現実の生活が どれがホントでどれが嘘か曖昧になりながらも ふりしぼるように文章にする主人公に心打たれます。
この小説に出てくる人も解説の新井さんもみんな全然優しくなくて、なのに清々しくさっぱりした後味。 日常がねっとりした優しさや必要以上の厳しさなんかに覆われてるからですかねー。 作家も編集者も大変だ!! 読むだけってありがたい。
なにかよくわからないけど、早く続きが読みたいと読み進めていった小説だった。 すべてが共感できるというわけでもないけど、自分と重なる部分があったりして考えさせられた。 おもしろかった。
10年連れ添った旦那と別れ、彼の不貞による慰謝料とバイト代で暮らしながら文章を書き続けてきた令央。「主体性のなさって、文章にでますよね」と編集者から言われるほどどこか掴みどころがない彼女は、母であるミオと、母の子として育てた実の娘美利との関係もどこか希薄。そんな自分、母、娘との関係を題材にした文章「...続きを読む砂上」はミオの死により色を帯びたものとなる。 主体性がなくても人間関係が希薄でも生きてれば文章書けるしオッケー それよりもまず自分の人生を肯定しながら生きることが1番大事なのかもな〜と編集者の乙三の発言から思ったりした
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