祥伝社作品一覧
-
3.0私のDNA型鑑定を採用していれば足利事件菅家さんの悲劇はなかった! 精密な技術と最新知識、さらに迅速な決断と行動力を要求される法医学の現場。40年にわたりその第一線で奮闘してきた著者が、今知られざる貴重な体験を余すところなく語った! [本書で語られる押田教授が関わった事件・事故・災害] *足利幼女殺人事件 *東電OL殺人事件 *福井女子中学生殺人事件 *飯塚事件 *袴田事件 *日航機御巣鷹山墜落事故 *中華航空機墜落事故 *阪神・淡路大震災 etc. さらに頻出する「医療事故」の問題点も。
-
3.3「1999年7月、空から降ってくる恐怖の大王によって、世界は滅亡する!」 地球と人類の未来を恐るべき正確さで予見した16世紀フランスの怪人ノストラダムス。その中でも究極の滅亡大予言をテーマにした本書は、1973(昭和48)年に刊行されるやたちまち話題を独占、空前の大ミリオンセラーとなった。40年の時を経て、今あらたに著者・五島勉の「まえがき」「あとがき」(特別書下ろし)が加えられ、ここに電子版として復刊!21世紀に生きる人類にとって、さらなる戦慄の事実が明らかに!
-
3.5
-
-
-
3.2
-
5.0
-
-谷崎潤一郎は戦争を賛美せず、ひたすら男女の愛を描いた――第3次世界大戦を予感する今、彼らの心構えに倣う 【文学者は、いかに「日本の戦争」と向き合ったのか】 昭和初期、日本が戦時体制に入ると、徳富蘇峰のように戦争を礼賛する作家たちが大量に出現した。その一方で、反戦を唱える者は厳しく弾圧された。谷崎潤一郎も『細雪』の雑誌連載を「戦時下に不適切な内容である」と、軍部に掲載を止められた(昭和18年)。それでもこの弾圧に抵抗することなく、黙々と書き続け、戦後、大ベストセラーになったのだ。著者が谷崎をはじめとする「戦争を賛美せず、抗議もせず、嫌がって関わらなかった作家たち」に今、着目するのは、世界が第3次世界大戦に向かう空気に覆われているからだ。戦争に背を向けた文学者たちの態度に、私たちは何を学ぶべきか。
-
-広辞苑は、誰もが使う国民的辞書であり、そこからの引用は無条件で信用されているが、その記述は極めて一面的、日本悪玉論、贖罪論に満ち溢れていて、知らず知らずの間に洗脳されてしまう。広辞苑には、使う人が日本嫌いになるような「罠」が仕掛けられている。本書では近現代史に関する項目を取り上げ、その記述を検証、さらに初版以降の変化も検証し、版が新しくなるほど、その偏向ぶりがより極端になっていく傾向をも明らかに!
-
-
-
-核ミサイルが40発黒潮に乗った! 日本を狙う悪魔の作戦か? 海自機雷処分ダイバー、特別警備隊緊急出動! 元幹部自衛官の著者が送る軍事アクション 弾頭は核か!? 厳寒の秋田に脱北者が漂着。SLBMを40発急造したと証言する。 北朝鮮に十分な能力の潜水艦はない。自衛隊情報部は、ミサイルを発射装置ごと海流に乗せ、日米に接近させると推測。折しも屋久島沖で北朝鮮貨物船からの重量物投下を確認した。 緊急出動した海自機雷処分員大越一尉、特別警備隊三杉一尉らは、日本を悪夢の奸計から守るべく決死行に挑む!
-
5.0
-
-「私を捜さないで」人捜し屋(マン・サーチャー)・秋せつらの許を訪れた謎の女・森下春奈はそう言い残して去った。 彼女は、実現する未来を視る能力者“幻視人”で、世界か〈魔界都市“新宿”〉か、どちらかの破滅しかない未来を視ていた。 直後、大預言者の息子ベン・ケイシーが訪れ、春奈こそが世界を滅ぼす者だとして捜索を依頼、せつらは受諾する。 春奈は何者なのか? 追跡を開始したせつらの前に、それぞれの思惑で立ちはだかる米軍や“幻”の刺客たち。 死闘が続く中、ついに幻視した未来が現実を侵食し始め、究極の二択のカウントダウンが始まった!
-
4.0
-
4.0
-
-
-
4.1歴史が示す、長期政権のあと――憲政史上、最長となった安倍政権(首相在職日数は二〇二〇年七月三十一日時点で三一四一日)。なぜ、安倍政権は長期政権となったのか。そして、長期政権のあとにはどのような事態が出来するのか――。権力の生理を知悉する佐藤優元外務省主任分析官と現代日本政治論を専門とする山口二郎法政大学教授が、歴史から読み解いていく。見えてきたのは、グローバル資本主義の限界と民主主義の行き詰まり、日本社会の変質と衰弱である。日本はどう変わっていくのか。われわれが迫られる選択とはいかなるものか。近未来への提言・処方箋を擁した警世の書。
-
4.3元JAXA職員だから言える〈急成長する宇宙開発のオモテとウラ〉――人類の「夢」や「ロマン」として語られがちだった宇宙開発がバブルの様相を呈している。巨大テック企業の創業者たちは新たなビジネスを求め宇宙空間を目指し、中国やインドといった新興国がアメリカやロシアを上回る勢いで探査に乗り出している。今、宇宙開発の最前線では何が起きているのか、各プレイヤーの思惑とは――。本書は、半世紀ぶりの有人月面探査を目指す「アルテミス計画」を中心に、宇宙開発についてわかりやすくまとめたもの。JAXA(宇宙航空研究開発機構)職員として月・惑星探査に携わってきた著者が、日本と世界の宇宙開発の歴史と現状、続々と参入する民間企業の動向、宇宙資源採掘への期待と問題点を解説する。
-
3.8特権も陰謀もありません!! 警察官僚(=キャリア)の知られざる実態と本音を、元キャリアの作家が明かす――◆キャリアの「学歴」、実は入庁してからは意味を持たない◆「キャリアは父親のような年齢の部下を持つ」というのは本当?◆「猛獣」「パワハラ―」「一を聞いて億を読む天才」…多彩なキャリアたち◆世紀末の中央省庁再編で行われた、仁義なき「縄張り」侵略戦争◆カネ、権力、女…著者も「リアルに危なかった」警察不祥事――あまりに少ないため「珍獣」と呼ばれる警察官僚たちのリアル!
-
3.6単なる不況ではない!――2022年に入り、多くの商品で値上げが続いておりインフレの様相を呈している。専門家の多くが「デフレ」を大合唱していた数年前から、現今の情勢を予測・発表してきた著者は、円安という特殊要因が加わる日本ではさらに厳しくなり、不況下のインフレ、すなわちスタグフレーションに陥る可能性がきわめて高いと言う。賃金が上がらず、物価だけが上昇する状況では、もはや単純な節約では乗り切れない。これまでとは異なる対処法が求められる。スタグフレーション時代にいかにして生活を守るか。国際経済の動きとも絡めて、説明する。
-
-戦没詩人の“幻のノート”が導く南の島へ―― 大戦の記憶、民族と宗教、友情と神秘… 予測不能の旅に男が見たものは!? 千変万化のエンターテインメント! 激戦地ルソン島で戦死した、詩人竹内浩三の幻のノートを追って――須藤は、TVディレクターの職を捨て、彼の足跡を辿るべく現地へ渡る。到着直後、謎の西洋人男女に襲われたところを救ったのは、山岳民族の娘ナイマだった。大戦以来の日本人への反感を隠さない彼女は、須藤をミンダナオ島独立闘士ハサンの家に伴うことに。だがムスリムの一族は、秘密を抱えていた……。 第70回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞作
-
3.5新型コロナウイルスによるパンデミックのなか、日本のリーダーたちの右往左往する姿が連日伝えられている。 迷走を続けるリーダーたちの姿は、まるで日本を焦土に導いた太平洋戦争のリーダーにも重なる。 アメリカでは軍事マネジメントと経営マネジメントは、不離一体のものとして相互に影響を及ぼしながら発展してきた。今、迷走を続ける日本のリーダーたちの姿は、軍事に目を背け続けてきたツケなのかもしれない。 本書は、元陸将補で軍事史研究家の著者が古今東西の戦例や米軍の教範「フィールドマニュアル」を参考に、指揮官のあるべき姿を模索したもの。 現場指揮官の目線で、豊富な事例と米軍の研究成果を交えながら「指揮の本質」を明らかにする。 作戦術、意思決定のプログラム化、リーダーの義務(ノブリス・オブリージュ)、人材マネジメントなど、軍事のみならずビジネスシーンでも応用可能な内容になっている。
-
4.0まもなく、不動産の姿は一変する! 新型コロナ騒動が終了後、不動産の世界は激変し、まったく違う姿になっている! 「不動産のプロ」であり、長く現場の動向を観察してきた著者は、そう断言する。 いったい、何が変わるのか。 たとえば、従来社員一人当たり三坪で計算されてきたオフィスビル需要が急減するのは、リモートワークの常態化のため。商業ビルの淘汰は、Eコマースの拡大のため。そして、都心の超高層マンションのメリットは喪失し、郊外の戸建てが取って代わる……などなど。 社会が変われば不動産も変わる。その構図を明らかにし、業界の明日を大胆に予測する!
-
3.5「このままでは日本だけが取り残される!」 行き過ぎた資本主義に対する反省から、日本では「脱成長」がブームとなっている。 しかし、GAFAMなど世界のテック企業の進化が止まることはない。 むしろテクノロジーを加速させて、気候変動、食料不足、教育格差といった社会課題をビジネスチャンスに変えている。 また、世界では、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったESG投資が急速に進む。 SDGs(持続可能な開発目標)にも重なるESG投資の運用資産は、2025年には世界で53兆ドルを超えるともいわれており、取り組まない企業には人も資金も集まらない。 ESGに根ざした経営は、もはやビジネスの“参加条件”ともいえる。 本書では、ESG、SDGsの観点から5つの社会課題を取り上げ、最新のテクノロジーの動向とイノベーションを生み出す企業の強さを解説。 GAFAM、テスラ、セールスフォース、その他注目のスタートアップが見据える未来とは―。 そして、自ら環境問題と国際協力に取り組んできた著者だからこそ言える、日本のビジネスパーソンがESGを自分ごと化するために必要なこととは何か? 第6章では、元スタンフォード大学教授で東京大学マーケットデザインセンターの小島武仁センター長との対談も収録。 世界を知る二人が語り合う、持続可能な社会の実現に果たす経済学とテクノロジーの役割とは。 欧米に比べてすでに出遅れている日本が、「脱成長」という幻想に浸っているひまはない。 最先端のビジネスモデルを知り、サステナブルを武器に変えて未来を切り拓け!
-
3.8「どこに身を隠しても必ず探し出し、一人でも多くの日本人を殺害するつもりだ」 ――アメリカ極東航空軍報告書より。 NHK BS1スペシャル「果てなき殲滅戦~日本本土 上陸作戦に迫る~」では、ジョージ・マーシャルら米陸軍が強行しようとした「オリンピック作戦(九州上陸作戦)」の全貌が克明に描き出された。本書は同番組の書籍化である。 太平洋戦争末期、一億玉砕を掲げる日本に対し、米軍は報告書に「日本に一般市民はいない」と明記し、都市はもちろん農村・漁村に至るまで徹底的に破壊しようとした。互いの憎しみの中で多くの市民が犠牲となり、75年以上経った今もその傷は癒えていない。 取材のなかで次々と明らかになる衝撃の計画の数々――日米両国での取材で発掘された関係者の証言と極秘資料からは、どこまでも残酷になる戦争の本質が見えてくる。日本殲滅を目論んだ作戦の全貌を掘り起こす。
-
-天正18(1590)年、江戸に入府した家康は、江戸改造を実施する。その後、秀忠・家光に受け継がれた都市計画は、平安京と異なる「霊的な防衛構造」がいたるところに見られる。本書は、建築構造を専門とする著者が、長年の研究の末、江戸・東京に残された“徳川の仕掛け"を読み解く試みである。平安京と同じく四聖獣を土地に当てはめた「四神相応説」や、富士の気を呼び込むために造られた江戸の「渦巻構造説」などを宗教と地理の観点から検証し、徳川家と怪僧・南光坊天海の真意に迫る。はたして、徳川家が恐れたのは、何だったのか――。江戸の町に隠された謎に迫る。
-
3.4不安の正体と脱却への道――不安とは、「未知、制御不能なものをコントロールしようとする時に起こる心の動き」とされています。それはコントロール不可能とされるもので、古代ギリシアでも楽観的に向き合う姿勢は捨てるべきとされてきました。では、私たちに不安を克服する術はないのでしょうか――。本書は、パンデミックや災害などによる不安が社会全体を覆う今、アドラー心理学の第一人者で孤高の哲学者である著者が不安の正体を問い直したものです。社会の不安のみならず、今この瞬間も多くの人が抱えている対人関係や仕事、病、死への不安を取り上げ、その原因と脱却への道を模索しました。キルケゴール、アドラー、三木清などの思想を手がかりに、不安に囚われず前を向く道を示します。
-
3.0待ち受けるのは暗黒の未来か――今から19年後、日本の人口は65歳以上の高齢者35%を占めると推計されている。社会保障費が増大する一方で、労働力不足は深刻化。それが「2040年問題」だ。政府は「一億総活躍」と称し、高齢者の就労促進を謳うが、そこには公的支援を抑えようとする意図が透けて見える。70歳を過ぎてもハローワークに並ぶ。もはや「悠々自適の老後」はなくなった。死ぬまで働かなければ生きていけない「老後レス社会」が到来する。未来の日本はディストピア(暗黒の世界)なのか。朝日新聞本紙と朝日新聞デジタルで好評を博したシリーズに、新たな取材による加筆を全面的に施し、「老後のなくなった日本の現実」と、避けられない未来をどう生きるかを考える。高齢者はもちろん、高齢者予備軍必読の1冊!
-
3.9楽しみながら、憲法も安全保障も天皇制も学べる あなたは日本国憲法についてどれくらい知っていますか。 著者は、この憲法は“突っ込みどころ”満載でおかしな点が一杯あると言う。 その説明に目から鱗が落ちるのはもちろん、思わず笑ってしまうことも。 しかし笑ってばかりもいられない。今や尖閣諸島沖には中国船が遊弋し、 ロシア・北朝鮮・韓国など周囲は敵対国ばかり。この状況を作り出したのもまた日本国憲法である。 はたして、この国はどのように守られてきたのか。安全保障について、日本史から読み解いていく。 まさに「わかりやすくて、爆笑するほど面白くて、震えがくるほど怖い(百田尚樹・談)」憲法本! 一家に一冊の必需品です。
-
3.8これまでにない世界史――。その突破口は、中央アジアに蟠踞した遊牧民への視座である。いわく「西のローマ帝国、東の漢帝国を崩壊させる決定的な原動力になったのは、遊牧民たちの動き」であり、「中世には、どちらでも擬似古代国家が再建された」。この見方は、教科書はもちろん、大きな地域史とも言える東洋史、西洋史にはできない。以下、古代から現代までを通観。立ち現われたのは、まったく新しい「世界史のミカタ」である。これこそ、複雑な現代世界を読み解く武器となる。碩学で知られる、両著者自身が知的興奮を味わった、白熱対談へようこそ!
-
4.0
-
4.8信長の特徴は外交にこそ、ある! それは後継者たる豊臣秀吉・徳川家康を含め、どの戦国大名とも異なり、武断派のイメージがウソのような「待ち」の姿勢、相手や状況によって施策を変える「柔軟さ」から、権謀術数を用いた「力の外交」までを縦横無尽に展開した。一貫して信長を研究してきた著者が、現代にも通じる教訓とともに、日本史上稀なる人物を読み解いた力作。
-
-楽しみながら解いて数学的思考力を養う! 本書で扱う問題は、面倒な計算や公式の暗記は不要。ほとんどが小学生で習う知識で解くことができるのです。誰もが知っていながらはじめて見る新たな「植木算」、「トイレットペーパーの理論(著者の発案・命名)」や「アナロジー(類推)」で解く問題、「ドミノ」で知る図形の深奥……などなど、楽しみながら解く7章52問。 いずれも、簡単な問題で「しくみ」を理解し、解き進めれば、自然に「構造」に迫れるようになっています。また、図版が2色で問題も解答もとても見やすいのも特徴です。1日1題!楽しみながら解いて、数学的思考力(数学を使って物事の構造を見抜く力)を身につけよう!
-
-なぜ彼だけが英雄として記録されたのか? 数奇な生涯を通して古代日本の真実に迫る!――ギリシア神話などとは異なり、日本の神話には英雄時代が存在しないと言われる。だが、ヤマトタケルの物語は世界に誇るべき英雄叙事詩であり、貴重な民族遺産だ。ヤマトタケルは、『古事記』では恋愛をはじめとしてきわめて人間的に描かれている。一方『日本書紀』では景行天皇紀の三分の一ものページを割いて、各地に赴く遥かなる旅を追っている。はたして、ヤマトタケルは実在したのか。なぜギリシア神話と似ているのか。なぜ父・景行天皇は無理な要求を繰り返したのか。著者は史料を渉猟し、伝説が残る地を訪ね、可能な限り実像に迫っている。古代日本・最大の英雄の、真の姿が見えてきた!
-
-心があるふりをして生きる僕が、証明したいのは母の無実。 はじまりは孤高の女性作家殺人事件―― 死に臨む探偵が、最後に挑む難題とは? 追及は悲劇を呼び、ついに驚愕のラストが!? 『麻倉玲一は信頼できない語り手』著者の野心作! 往年の名優桜崎真吾は、数々の事件を解決し、探偵としても名を馳せていた――。 膵臓癌で余命半年の彼を、青年永山櫻登が訪ねる。前年夏、作家来宮萠子が渋谷区松濤の自宅で刺殺された。 凶器の指紋により容疑者とされた櫻登の母春佳は、「わたしに責任がある」と言い遺して自殺。無実を信じる櫻登は、桜崎に真相究明の助けを求めたのだ。 だが、追及の先に浮かび上がったものとは!?
-
3.5進む高齢化と歩調を合わせるかのように、AI(人工知能)の技術革新と社会への浸透も進化を続けている。では老人は、AIとどのように向き合えばよいのか。眼科医として多くの高齢者の診察・治療に関わり、その悩みや不安をじかに聞いてきた著者は、日本ディープラーニング協会の資格を取得してAI技術も学んでいる。病気や介護、認知症、お金、人間関係など、さまざまな不安を抱える老人たちにとって、AIとAIが産み出す社会は福音なのか脅威なのか。著者は言う。「AIの進化で老後の不安はなくなります」。ただし、「AIとの付き合い方を間違わなければ」である。老人が正しくAIと付き合うための完全ガイド。
-
-健康長寿のために巷では各種ダイエットが花盛りである。恰も、やせることはすばらしく、太っていることが悪であるかのように。しかし、世界ではじめて「メタボリックドミノ」を提唱した、抗加齢医学の第一人者である著者は、その風潮に警鐘を鳴らす。そして肥満には「いい肥満」と「悪い肥満」があり、「いい肥満」は健康長寿をもたらすと言う。体重やBMIだけで判断することは危険なのだ。生物が生き延びるための大発明である肥満。そのメカニズムと人体への影響を脂肪細胞、ホルモン、ミトコンドリア、時間栄養学などから、最新知見を交えて解説。 「いい肥満」になる具体的方法を提示する。やせるのではなく“正しく”太る。これが、健康の新常識である。
-
3.7三十代こそ『論語』を読むべき理由――三十代は、これからの人生を実り多きものにすべく基礎を固める、非常に重要な年代だ。 ビジネスにおいては、リーダーとしてチームを牽引する時期であり、 私生活では結婚や育児などの大きな変化が起こる時でもある。 そこで著者が提案するのは『論語』を「精神の柱」とし、揺るぎない人生の根幹をつくること。 『論語』には仕事をはじめとした人生のあらゆる場面での行動指針となる言葉が記されている。 本書では三十代に効く言葉を選定し、読み方と実践へのヒントを解説する。 行動の柱となる「攻めの論語」として是非活用してほしい。 ※本書は2013年に海竜社より刊行された『30代の論語』を加筆・修正のうえ新書化したものです
-
3.0不安を乗り越える『論語』の言葉―― 六十歳の坂を過ぎるころ、これまで登ってきた人生の道が途絶えてしまったようで戸惑う人も多いだろう。 六十代は、長年勤めた会社をリタイアしたり、健康や老後の生活に対する不安が芽生える時期である。 しかし新しい骨太な人生を再構築するうえで、この時に『論語』を読み返すことは重要だと著者は言う。 「人生百年時代」といわれる今、『論語』を自分の人生に重ね合わせながら読むことで、 向上心をもって教養を高めていく楽しみや、社会に貢献しながら自分と次世代をつなぐ生き方が見えてくる。 不安を乗り越え、より豊かな人生をつくる『論語』の教えを紹介しよう。 ※本書は2013年に海竜社より刊行された『60代の論語』を加筆・修正のうえ新書化したものです
-
-コロナ禍、ウクライナ危機……先の見えない時代に知っておきたい、老後のお金の話――2019年に起きた「老後2000万円問題」によって、老後の生活に対する国民の不安が顕在化した。4000人を対象にした生命保険文化センターの「生活保障に関する調査(令和元年)」では、なんと84%もの人が老後の生活に不安を抱いていると回答しており、老後資金の確保は急務である。本書は、映画でも話題となった「老後の資金がありません! 」に陥らないための戦略と思考を、経済ジャーナリストの著者が徹底解説するもの。人生100年時代をサバイブする最強のお金戦略を年金、投資、マイホーム、節約、働き方の観点から取り上げる。ますます不確実な時代になってきた今、老後不安を解消する50の戦略を紹介 ■50代の年金額を考える■40代がやっておくべき「3つの原則」■3大節約ポイント■生活費以外に必要なお金を知っておく■「iDeCo」のメリット・デメリット■「NISA」のメリット・デメリット■親がいなくなっても、生きていける子供にする■「働ける妻」に、夫の苦労を理解してもらう■70歳まで会社で働く■会社に「クビ」にしてもらう! ほか50!!
-
-〈新宿〉を改造、支配せよ。巨大企業体の魔手が迫る! 妖物由来の難病特効薬など、300兆円超とも試算される〈新宿〉の利権。その独占を狙う〈区外〉巨大企業体「四星グループ」の野望を〈区〉に密告すべく、真城太一は「〈新宿〉開発計画」のデータを持ち出した。暴力団や骨格装甲をまとう“戦争屋”らに襲われるが、なぜか“妖術射撃”を操る男Bマンや、美貌のボディガード水咲ミチルが現われる。そんな中、なんと〈区長〉の梶原が計画を受諾。太一の兄の依頼を受けた人捜し屋秋せつらが怒りを滾らせた時、「四星」首脳が〈区〉に入り、計画の恐るべき真の目的が浮上した!
-
-「〈新宿〉を平和都市にするだわさ、ぶう」傲慢尊大なでぶ、トップ情報屋外谷良子が〈区長〉に立候補。直後、〈魔界医師〉メフィストとともに、無断で推薦人にされた人捜し屋秋せつらを機械戦闘員が襲撃した。告示日に始まった戦いには、権力に固執する梶原現〈区長〉や、幻術師虹垣竜斎ら奇怪な候補者が乱立。悪辣な妨害や実弾が飛び交う中、“姿なき”人形師真郷長臨が本命に浮上する。やがて、せつらとメフィストは、選挙戦の陰で、〈新宿〉を呑み込まんとする暗淵に気づくが……。“清くなくても一票を”の、ぶうぶう〈区長〉選の行方は?
-
4.0〈新宿区〉の倉庫から、ゴルゴダの丘でイエスを刺した“ロンギヌスの槍”が強奪された。槍の持つ、世界を統べる力を封じられ るのは、神を突いたもう一本“無名兵士の槍”のみ。奪還を目指す〈区〉。一方、美貌の人捜し屋(マン・サーチヤー)・秋せつらは、槍を追うバチカンの使者・牧ラジアの依頼で、まず“楯”となる、イエスが纏った“聖衣”捜索を開始。だがその前にロン ギヌスの子孫・フロン一族が現れ、〈区〉も交えた争奪戦が勃発した! “聖衣”はどこに? 二本の槍は誰の手に? 神を殺した魔槍は〈魔界都市〉さえ滅ぼすのか?
-
-〈魔界都市〉に潜入した三人の男女。モデルの魂を絵に封じる不死の妖画家ドリアン・グレイと彼を追う不死身の美女エリザベス、そして彼女を造った科学者フランケンシュタインであった。百年を超える彼らの凄絶な追跡行に、〈新宿〉一の人捜し屋秋せつらが巻き込まれた。やがて争乱は、吸血鬼一族の長・夜香、女魔道士トンブ・ヌーレンブルク、〈魔界医師〉メフィストをも呑み込む。 〈新宿〉の魔人たちが倒れる中、遂に異界への扉が開く。伝説の魔性を迎え、「魔人の中の魔人」せつらの運命は? やがて現出する魔都消失の危機とは?
-
3.0変わらない大学への問題提起…。元大学教授の著者は言う。 “一国一城の主”である教授は自由で、天国のような職場だった。 しかし、大学の実態にはさまざまな違和感を拭えず、「大学の常識は、世間の非常識」だと感じ続けていた、と。 どうしたら日本の大学は良くなるのだろうか。 銀行員から大学教授に転身した著者だからこそ提起できた改革案を披露する。 いわく――文系の大学教授を研究者と教育者に分け、大学は企業人養成に専念すべき。 また、企業は3・4年次ではなく1年次に内定を出せばいい――。 巻末には、騒がしい教室が静かになる魔法の言葉など講義の工夫や人気講義を収録。 変わらなかった日本の大学が変わるきっかけとなるか。
-
3.7過去の常識は通用しない! コロナ禍がきっかけとなり、人々の仕事や住まいに対する考え方は劇的に変化した。 日本社会は今、変わりつつある。 長く不動産の世界に身を置き、業界の動向に精通した第一人者である著者は、 「人とのつきあい方、仕事の価値観が変わる時、一番先に変化が現われるのが不動産」と言う。 テレワークで働くための好物件とは? 都心のタワマンは「買い」か? 家はローンで買ったほうが得か? 住むならどの街がおすすめか?……などを徹底解説。 過去の常識はもはや通用しない。新たな家の買い方と街の選び方を伝える。
-
3.8局地的な上昇を示す地域がある一方で、地方の地価は下がり続けています。 高倍率で瞬時に売れるマンションがある一方で、買い主ではなく売り主が金を出さねば売れない物件もあります。 いったい日本の不動産はは、どうなっているのでしょうか? 「不動産のプロ」であり、多くの現場に立ち会ってきた著者は、「不動産の動きを観察すれば、手に取るように経 済がわかる」と主張します。 インバウンドの恩恵は続くのか?共働き夫婦の都心移住の行方は?そして、不動産の本当の買い時はいつなのか? 景気後退が叫ばれ、先行きの不透明感が増すなか、日本経済を知るヒントがここにあります! 不動産の動向は経済を如実に反映していると言われます。不動産の動向をどのように分析すれば、日本経済への理解が深まるのか? 著者は刻々と移り変わる不動産事情を、地に足がついた形で切り取り、提示してくれます。そこでわれわれは動向の変化にハッと気づき、目を開かれることになります。不動産は明日の日本を知る上で重要なファクターだということがわかるのです。不動産を知ることによって、日本のこと、日本経済のことが見えてきます。読み物形式の日本経済へのガイドブックです。
-
3.6「徒然草」は過激な思想書だった! 世をはかなんだ老人が書いた退屈な古典――。 『徒然草』をそんな風に思っていないだろうか? それは大間違いだ。 作者の兼好法師は「腐った世の中と戦え」と叫んでいる。 兼好は言う。「世論に流されるな! 」「高を括るな! 」「知ったような顔をするな! 」 「不安に支配されるな! 」「常識を疑え! 」と。 いくら知識があっても過ちを犯すのは今も昔も同じ。 そこで重要なのが「見識」だ。 『徒然草』には兼好法師の見識力の高さが至るところに見られる。 急速にデジタル化が進む現在、人間関係も言論でも本質が見えにくくなった。 そんな時代だからこそ、改めて『徒然草』から学びたい。
-
3.0人類の進化か終焉か? 念じるだけで意思を伝えることができる――。そんなSFのような技術が現実になりつつある。 脳科学とITを融合させた「ブレインテック」への投資が、世界各地で指数関数的に高まっているのだ。 2021年4月には、米ニューラリンクが、脳波でゲームを操るサルの実験動画を公開し世界に衝撃を与えた。 スタンフォード大学は手足が麻痺した男性の脳にデバイスを埋め込み、1分間で90文字の入力に成功している。 AIと競合していく時代に入った現在、この技術は人類の救いの手となるのか? 国内外で加速する研究の最前線から、医療やマーケティングへの応用事例、法的・倫理的な問題点までを解説する。
-
4.0AVの帝王・村西とおる。1988年にダイヤモンド映像を設立すると、またたく間に年商100億円を突破。有名女優に囲まれ、クルーザーを保有した最盛期から一転、投資に失敗し、負債総額50億円で倒産した。その後、命すら危うい過酷な取り立て、医師に「1週間以内に死にます」と宣告された病を経て借金完済、見事に復活を遂げた。天国も地獄も味わってきた、波瀾万丈、紆余曲折の人生で会得した言葉の数々。※本書は、PARCO出版刊『村西とおる語録集 どんな失敗の中にも希望はあるのでございます』に加筆・修正、新書化したものです
-
5.02020年1月に始まった新型コロナによるパンデミックは、戦後の平和ボケとなれ合いを享受してきた日本のリーダーたちの本性を暴いた。数百億円を投じて世界から失笑された「アベノマスク」、反対を押し切って強行された「Go Toキャンペーン」、都民に戸惑いだけを残した「東京アラート」など、愚策の見本市のような政策が次々に発表されてきた。また、コロナ禍に乗じて畑違いの素人が根拠のないデマを声高に発信し、そのたびに国民の間で不信と分断が生まれている。本書では政治家、知識人たちの腐敗を抉り出し、知性なき国家の惨状を白日の下に晒す。
-
3.8〈顧客を“信者"に変える――新時代の企業コミュニケーション〉未曾有のパンデミックを経て、急速にDX(デジタルトランスフォーメーション)が進む今、顧客との強固な関係を築くことは、業種・企業の大小に関わらず急務となっている。既存の広告手法の限界が叫ばれる中、注目を集めているのが、カルトブランディングである。北米を発祥とするこの手法によって、ひとたび信者となった顧客は、自身とブランドの関係を周囲に伝える伝道師となる。小さな集団は、やがて熱狂的なコミュニティーに成長していく――。本書は、世界のコンテンツマーケティング業界を取材してきた著者が、カルトブランディングの基本から実践方法までを解説したものだ。新時代の企業コミュニケーションの羅針盤となる1冊。
-
3.0バッシング、闘病、コロナ禍――すべてを力に変える 抱腹絶倒の人生指南 人情味あふれる東京下町で育ったお笑い好きの少女は、"勘違い力"を武器に芸能界デビュー。 やがて週にレギュラーを14本抱え、「テレビで見ない日はない」という人気者になった。 本書は、還暦を過ぎてもなお、You Tubeや舞台と新しいことに挑む山田邦子の人生指南書。 夏目雅子さんや島倉千代子さんなど今は亡き大スターとの思い出や、「ひょうきん族」で苦楽をともにした たけしさん、紳助さん、さんまさんなどとのエピソードで振り返る山田邦子の生きる力の源とは――。 また、人気絶頂からの転落、乳がんの発覚時に見た人間の本性に対する心構えなど、絶頂と絶望を知るからこその言葉は、SNSによる誹謗中傷が社会問題となっている今、多くの人を勇気づけるものになるだろう。
-
4.0知らず知らずの間に搾取されている――。2012年12月から始まったアベノミクスによる景気回復は、中国に端を発した2020年の新型コロナウイルスのパンデミックにより露と消えた。そもそも、この好景気は大企業の業績改善に一定の効果があったとされるものの、日本人の賃金は先進国で唯一下がり続け、GDP(国内総生産)も低成長が続いている。では、こうした経済のもとで、いったい誰がどのようなカラクリで儲けているのだろうか。デジタル化が進み、経済のルールが大きく変化するなか、身近な商品から最新のビジネスの仕組みまでを検証する。そうして、炙り出された驚きの“真実”とは――?
-
4.3「歴史を学ぶ」ではなく「歴史に学ぶ」。ローマ帝国、中華帝国、イスラーム帝国、大英帝国、アメリカ合衆国――歴史上、覇を唱えた強国がどのように生まれ、絶頂を極め、衰亡したかを検証。そこから導き出される「歴史法則」を通して、21世紀の混沌を紐解く。
-
-人はいかにして「老い」や「死」と向き合うのか――。本書は、数多くの評論・エッセイを世に送り出してきた著者が、その晩年に自らの老いと重ね合わせ、したためたものである。市井に生きる無名の人間、友人、高僧、偉人……彼らの迷いや憂い、喜びや行動から学ぶべきヒントを提供する。「人生のゴールが薄っすらと見えて」きた時、その指針となる名著を、下重暁子氏の解説を添えて堂々復刊。
-
3.5多くの人が通る「関門」である大学受験。あれだけ懸命に勉強したけれど、何を学んだのかすっかり忘れてしまった――そう感じている人も多いはず。ところが、受験勉強で学んだ知識やノウハウは、大人になってこそ役立つもの。忘れたと思っても、実は眠っている能力に気づいていないだけ。いわば、多くの人が「宝の持ち腐れ」状態にある。本書は、受験の経験やエッセンスをどのように“再”活用すればよいかを、各科目にわたり解説。資格試験など、人生のさまざまな場面で役立つ勉強法を身につけられる。受験は、終わってからも人生を切り拓いてくれる「隠れた力」を持っている!
-
-1915年、港湾荷役労働者の組織として神戸に誕生した山口組。それから103年――最盛期には準構成員を含めて「4万人軍団」と評された日本最大・最強のヤクザ組織は、「山口組」「神戸山口組」「任侠山口組」と三分裂するに至る。この間、三代目組長による勢力拡大、大規模な内部抗争、暴対法と暴排条例の施行など、組織の姿は時代とともに移ろってきた。著者は山口組の足跡を丹念に辿り、戦前、戦中、戦後にわたる日本の“もうひとつの姿”を描き出す。
-
3.5近年再評価の進む渋沢栄一だが、後年、彼が成し遂げた数々の経済・金融改革の原点には、徳川慶喜の名代としてパリ万博へ向かう徳川昭武の付き添いとしてフランスに赴いた時の一年半にわたる欧州留学体験があった。ここで彼は何を体験し、それは維新政府の国づくりにどう影響したのか。また彼の経済道徳合一主義と、どうかかわっているのか。岩倉使節団の研究で名高い著者が、その現代的意義を探る。
-
-首相の使命は、国を治め人民を救うこと、つまり「経世済民」である。戦後日本の経世済民は、「経済」と「安全保障」の二本柱からなる。本書では、戦後の歴代首相・東久迩宮稔彦から安倍晋三までの33人が、この二つの課題にいかに取り組んだのか、功績と過失の両面から問う。その経済と安全保障という両輪で戦後政治をひもとくと、現在の日本が置かれている状況や問題の深層も、また理解できるだろう。戦後七〇年の通史と、首相の功罪を学べる一冊。
-
4.5
-
-日本人はどこから来たのか。日本国はどのような過程を経て成立したのか。著者は紀元前に遡り、『古事記』『日本書紀』などの国内の史料のみに拠らず、半島や大陸の文献を渉猟して東アジア全体を捉え、日本列島に王権が確立してゆく古代史を俯瞰する。卑弥呼、神武、ヤマトタケル、応神、雄略、聖徳太子…日本列島生まれは一人もいない! 紀行前から6世紀末まで、ユーラシアを貫く壮大な古代史。
-
4.1「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない…」祖父の23回忌の席で、大叔母が呟いた一言がすべての発端だった。昭和24年(1949)7月5日、初代国鉄総裁の下山定則が三越本店で失踪。翌6日未明、足立区五反野の常磐線上で轢死体となって発見された。戦後史最大のミステリー「下山事件」である。陸軍の特務機関員だった祖父は、戦中戦後、「亜細亜産業」に在籍していた。かねてからGHQのキャノン機関との関係が噂されていた謎の組織である。祖父は何者だったのか。そして亜細亜産業とは。親族、さらに組織の総師へのインタビューを通し、初めて明らかになる事件の真相!日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞受賞のベストセラーに、新たな取材、情報を加筆した完全版、待望の電子化!
-
4.0
-
5.0
-
-――霧の向こうに浮かぶ、英国のもうひとつの貌―― ●人間はいつでも得体の知れないものを抱え込んでいる この本を「スピリチュアリズム」の入門書として読んで下さってもいいし、これらのエッセイが最初に連載された『心霊研究』の発行元である日本心霊科学協会では、そういうふうに見ているようである。 あるいは、この本を、十九世紀末から二十世紀初頭にかけて、産業革命の機械と石炭の歴史の背後に脱落した部分を補う数ページとして読んで下さってもいい。人間はいつでも得体の知れないものを抱え込んで、それを無視したり、軽蔑したりしながら、その力にひきずり廻されているという姿が浮んでくるかもしれない。 また、この本を、ちょっと変った現代英国の旅行記として読むことも出来るだろう。(「文庫の前書き」より)
-
4.2銀座のランドマーク「ファルコンタワー」。高さ450メートルを誇る日本一の超高層ビルが完成した。 オープンの初日、タワーには震災を生き抜いた親子、重病を克服した夫婦、禁断の恋に落ちた教師と女子高生、離婚問題に直面する夫婦など、様々な事情を抱える人たちが訪れていた。 そんな彼らに未曾有の大火災が襲いかかった。通称“ギンイチ”銀座第一消防署の若き女性消防士・神谷夏美は猛威をふるう炎の中、死を賭した任務に出動するが――。 完璧だったはずの防火設備はなぜ破綻したのか? 最上階に取り残された人々の運命は? 想像を絶する焔と人間の戦いを描く極上エンターテインメント!
-
3.0働く人にとって、仕事と人生は密接に関係している。単なる出世・キャリアアップの問題ではなく、自分の思いを社会でどう実現するかに関わるからだ。「この職業は自分に向いているのか」「このままこの会社でいいのか」「自分が本当やりたいことは何か」こうした悩みに、経営学はどのように答えるのか? 入社3年目のサエグサ君が経営哲学者Nに学んだ7日間の講義形式で、人生戦略の築き方を解説する。
-
3.4
-
3.3
-
4.5
-
3.3「俺にダンス、教えてくれよ」タレント事務所に所属する中学生・文人(ふみと)は、養成所で一弥(いちや)と出会う。ナンバーワンになる夢を追い求め、共に歩き、背中を追い続けるうち、いつしか兄弟のように濃密な絆にむすばれていく。やがて二人はアイドルグループ「NUMERO」のメンバーとしてデビューすることになった二人だがその頃、文人は一弥に抱いた感情と葛藤していた。それは片思いという、長く遠く続く、険しい道のりの始まりで…。 大人気BL小説「楽園のうた」スピンオフ作品! どれだけ辛くても、どれほど傷ついても、この恋だけは知られてはならない…。君の隣で歩むために―。 アイドルグループメンバー同士の切ない純愛ストーリー!
-
3.0
-
3.5「異形の政権」がもたらす危機―― 2020年9月、菅義偉自由民主党総裁が首相に就任した。 菅首相はこれまでの首相にない「異形の権力者」であり、 その政体は「異形の政権」であると、著者2人は言う。 具体的には無派閥・非世襲の政治家であり、 総裁選直前まで下馬評に上ることはなかったが、 安倍晋三前首相が辞意を表明するや一気に上り詰め、 政権発足後は権力を極度に自分へと集中させている。 他方、菅首相がどのように権力を行使しているかはほとんど報道されない。 なぜこのような政権が誕生したのか、その実態とはいかなるものか。 前著『長期政権のあと』で安倍政権の本質を見抜いた著者2人が読み解く。 見えてきたのは、不気味な“危機の足音”だった。
-
4.2
-
-人捜し屋・秋せつらは、〈区外〉の芸能プロから、〈新宿〉のウィアード・プロに引き抜かれた蒼海ユカの捜索を依頼された。 凄腕と評判のその事務所は、頂点を極めたタレントが必ず死亡するという謎に満ちた会社だった。所在地さえ掴めないせつらは、自らの美貌を餌に、ウィアードのスカウトとの接触を図る。だがそれは、芸能界だけに収まらない大争乱を呼ぶことに。やがて、せつらが操る必殺の妖糸さえも拒む異世界が口を開ける! 仁義なき争奪戦の渦中に置かれたせつらの捜索行の行方は?
-
3.0生者と死者、そして人外の者までが混沌を成す「魔界都市“新宿”」で、美人コンテスト開催が決定した。賞品は美しき二人の魔人の口づけ。“区民”たちはキスを求めてエステ、整形に殺到、街はたちまち阿鼻叫喚の坩堝と化した!折しも、秋せつらが人捜しを依頼されたタレント志望の多良子と、メフィスト病院を追放された悪徳外科医末次の存在が、ミスコン騒動と奇妙な交錯を始める。人と妖物の“美”への飽くなき欲望が招く殺戮の嵐。栄冠を決するは、せつらとメフィスト。前代未聞の妖宴の結末は?
-
3.3近代の大衆が生み出したイデオロギーが、「全体主義」である。 困難と義務を放棄した“できそこないの個人”が全体主義社会を望むのだ。 20世紀のナチスやソ連、現代では中国などが全体主義国家として挙げられるが、 むしろ日本の症状のほうが深刻だと著者は警鐘を鳴らす。 そもそも「自己欺瞞」によって近代を受け入れた日本は、 全体主義に対峙すべき「保守」が根付かなかった。 そこへ、合理性と効率性を追求するグローバリズムと社会の分断を煽る 新しいテクノロジーが浸透し、人間性の抹殺が日々進んでいる、と。 我々に残された対抗手段はあるのか? ニッポンを蝕む全体主義の正体を暴く。
-
3.0
-
3.3不動産の高騰が止まらない。 銀座の地価は一九八〇年代のバブル期を上回り、三大都市圏と「札仙広福」(札幌・仙台・広島・福岡)の狂乱が著しい。国内外の投資マネーの流入、外国人富裕層の購入を背景に、超大型ビルや再開発の計画が目白押しだ。タワマンの販売も好調である。 バブル崩壊から四半世紀。ふたたび急上昇する不動産価格はこのまま暴走するのか、それとも落ち着きを取り戻すのか。値上がりは東京オリンピックまで続くのか。 業界に精通した著者は崩壊の兆しを感じ取り、あえてその後の不動産に明るい未来を託す。 「今、不動産はどうなっているのか」がわかる、スリリングな1冊!
-
3.0「人の性格が顔に表れる」と言うと、半信半疑の人もいるでしょう。 しかし、日本で唯一の相貌心理学教授である著者は、「人の『顔』は表情筋によって 後天的に作り出されるもので、内面が映し出されている」と断言します。 つまり、相貌心理学の分析手法を使えば、仕事の適性、チームの相性、 相手の信頼度などを見分けられるのです。 本書では、約20の人気職種・業種を中心に相貌心理学の観点から分析。 採用活動でのミスマッチを防ぐだけでなく、オンライン時代に顔しかわからない場面でも、 相手の情報を読み解くことができます。 さらに、自己プロデュースで適性に近づく方法も伝授。 自分と相手の適性を知り、より適正な環境に導く「顔の心理学」を紹介します。
-
3.81頭の猿が「脳波だけ」でゲームをする動画が、世界に衝撃を与えた。イーロン・マスク率いるIoBスタートアップ企業「ニューラリンク」が公開した動画である。IoBとは、人体に装着したデバイスとAIをネット接続することで人間の能力を拡張し、生活の質を向上させようとする試みのことで、「IoT(モノのインターネット)の次はIoB(身体のインターネット)の時代だ」とIT企業が今、熱く注目する新ビジネス領域だ。マスクは「人間の脳にデバイスを埋め込み、コンピュータと対話できるようにする」と言う。その先に何があるのか。それは“人間のサイボーグ化”だと分析する著者は、独自の情報源からマスクの“次の標的”を明らかにする。
-
3.9堀江貴文発案、糖尿病予防プロジェクト!___糖尿病は怖い。その理由に「サイレントキラー」がある。すなわち、最初はほとんど自覚症状がなく、健康診断などではじめて気づく。そして、一度糖尿病になると完治しない。生涯、治療を続けねばならない。合併症を発症すれば、失明・足の切断・人工透析など深刻な事態に陥りやすい。いっぽうで、糖尿病は予防効果が大きい。なぜなら、糖尿病には食事・運動・睡眠など生活習慣の乱れが大きく関与しており、これを改善すれば防げる、あるいは現状をキープすることができるからだ。本書は、堀江貴文が発案した「糖尿病予防プロジェクト」の一環として生まれた。理解しづらいと言われる糖尿病を、最新知見とともにわかりやすく説明し、簡単ですぐできる予防法を紹介している。本書を読んで、究極の資産「健康」を手に入れよう。
-
3.8災害のあとに金融恐慌、そして戦争が来る 新型コロナウイルスの大騒ぎは、恐ろしい翼賛体制への道を開いてしまった。10年後、私たち日本人は“大きな戦争”に連れてゆかれるだろう。 国民を大災害や未知の病気で激しい恐怖状態に陥れ、その隙に乗じて支配・統制する。これを「ショック・ドクトリン」もしくは「大災害便乗型資本主義」と呼ぶ。 歴史を検証すれば分かる。第一次世界大戦の好景気から関東大震災を経て昭和恐慌、そして満州事変→国家総動員法→太平洋戦争……日本が真珠湾攻撃で開戦したとき、全国民は舞い上がった。また同じことが起きる。 当初からコロナ騒ぎを冷ややかに見て“狂人”扱いされるという著者は、やがて訪れる恐ろしい未来を予告する。
-
4.3七四年前の八月一五日に終戦を迎えた日本は、今日まで他国と戦火を交えることなく、「平和国家」の道を歩んできた。しかし、朝鮮半島、ベトナム、アフガニスタン、中東……世界では絶えず戦争やテロが起き、現在も紛争と緊張状態が各地で続いている。なぜ、戦争はなくならないのか? 「過去から学び、反省をして、現在と未来に活かせる教訓を引き出すことが必要」と説く著者は、本書で日本と世界の戦後を振り返り、「戦争の教訓」を探してゆく。“池上彰の戦争論”の決定版!
-
4.0平成とはどのような時代だったのか。そして、令和はどのような時代になるのか―。『資本主義の終焉と歴史の危機』で歴史の転換を明示した水野和夫教授と、政権与党時の民主党ブレーンとして政治の内側を見てきた山口二郎教授が語り尽くす。まず、平成三一年間を六つの時代に分けて分析。そのうえで平成を総括し、今後を予測・提言する。見えてきたのは、日本が資本主義を“卒業”していく過程であり、政治が大きく変質・劣化していく様だった。歴史的に未知の領域に入ろうとしている現在の日本。両名の主張に刮目せよ。
-
-
-
4.8中世を中心に、日本史の転換点、あるいは転換点を引き寄せる要因となった10以上の乱と変を読み解いたのが、本書である。背景、構図、経過、結果を明らかにし、当時の状況、人々が求めたものを考察する。個々の事例を掘り下げ、つなげることで、歴史を貫くものが見えてくる。この国では誰がどのような時に勝利し、敗れる者は何ゆえ敗れるのか。700年にわたる武士の時代を概観、日本および日本人の本質に迫る。
-
4.0どうすれば、なりたい自分になれるのか、潜在能力を引き出すことができるのか――。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする著者が、心理学者マズローが提唱した「ピーク体験」とチクセントミハイが述べた「フロー」について説明しながら、披露する。他にも、アイデアの出し方、チャレンジの方法、自己肯定感の高め方などを紹介。自分らしい人生を送るための指南書!
-
4.3昭和10年8月12日、陸軍省軍務局長室において、相沢三郎陸軍中佐に斬殺された永田鉄山陸軍少将。「永田の前に永田なく、永田の後に永田なし」とまで言われた昭和陸軍の逸材は、なぜ殺されたのか。永田が目指していたものは何か。そして、永田が生きていれば、日本は戦争への道を歩まずにすんだのか――。これらの命題に、永田の人物と構想を繙きながら、相沢や皇道派にも触れつつ、迫っていく。永田家所蔵の初公開写真や遺族の声も掲載。はたして、戦争は止められたか?
-
3.6尿1滴でがんを検知する、iPS細胞からミニ臓器をつくる、脂肪がつくる酵素で老化を遅らせる……最先端医療は、私たちの想像以上に進化していた。2016年に予防医療普及協会を立ち上げ、予防医療に関する最新知見や情報を発信している堀江貴文が、実際に医療現場を取材し、まとめたのが本書である。医療情報だけではなく、人工冬眠で寿命が延びる、記憶を書き換える、第六感・磁覚を身につけるなど、科学読み物としても楽しめる。楽しみながら、「防げる死」を防ぐ情報を入手しよう。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。