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Posted by ブクログ
妖星伝を初めて読んだのは◯十年前で、大学生になった年だと思う。自分があたりまえだと思っていた価値観がひっくり返った瞬間だった。花咲き蝶舞う春をどう感じるか、妖星はどこの星なのか、衝撃を受けた。
SF、伝奇としても壮大な物語で読み応え十分。6巻まで出て、次の完結巻がもう出ないのかと長らく待たれたところで発売され、嬉しくなって読んだのを思い出す。しかし、完結しなくてもいいと思えるほど最高潮に達していたので、6巻まで一気に読んで楽しめた。鬼道衆、補陀洛星人、黄金城という言葉にワクワクしていた。半村良の最高傑作だと思う。
祥伝社文庫では、2巻、2巻、3巻の3冊で対談等を収録しての完全版ということで完本になっているのだろう。最後まで思い返しながら楽しみたい。
Posted by ブクログ
半村良師匠の妖星伝を手に入れて読んだのは学生の時で講談社文庫だった。
勿論6巻の人道の巻まで読み切り結末は栗山の寿命が尽きお幾が看取ることで終わりかと平易な舞台に安心していた。
後に講談社文庫を処分し単行本を揃えエッセイ集「げたばき物語」で妖星伝完結編についての一文を読み6巻の先を模索していたことを言及していたことに驚いた。エッセイ集の対談で御本人は「俺は終わったつもり。担当が最終巻の告知を出したから構想を明かした」と相手に語っていた。
まさか18年後、小説現代で完結編が連載され、魔道の巻が発売されることになろうとは…
天文書の様な7巻を読み、各氏との対談を読み、やがて祥伝社文庫の「完本 妖星伝」全3冊を見かけたので単行本があるのに買ってしまった。
正直、女性子供にはお勧め出来ません。中学生男子から中高年の男性、達観した女性が読むべきSF伝奇小説の金字塔です。
【追記】先程大型書店で「完本 妖星伝」1〜3巻が、夢枕貘氏の推薦する作品の帯を締めて山積みされていました。師匠の作品で残っていく物があるとしたら「産霊山秘録」と「妖星伝」に「雨やどり」の3作なんでしょうね。17.4.15
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