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ルポライター有賀雄二郎シリーズ第3章 本能の殺戮者――謎の生命体”ダンサー”降臨! 嵐の夜、筑波恒生大学の研究室から実験動物”ダンサー”が脱走した。 現場に残されたのはES細胞の第一人者エレナ・ローウェン教授の斬殺体。 ルポライター有賀雄二郎は翌日に大学から姿を消した息子の雄輝を追い、調査に乗り出した。 一方”ダンサー”は、本能に駆られるように謎の美女”サルサ”を求めて殺戮を繰り返す。 遺伝子研究の闇に挑む、戦慄のサイエンス・ミステリー。
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Posted by ブクログ
ストーリーに引き込まれて、一気読みした。 人間勝手な動物実験があり、とても嫌な気分になるけれど、ジャックの存在は唯一の癒しでした。最期は悲しかった、、、
RYUよりよっぽどええやん。 話の筋書きは荒唐無稽と思える遺伝子云々の展開だが、自分にはジャックや息子や志摩子の絡み等とても心地良い物語だった。 このシリーズの続編を乞う。
「いい話・・・だったのか?」というのが読み終わった際の感想。 300ページ以降の後半部分は物語がスピーディに上手く流れ、面白く読めたが、前半部分はイライラさせられる展開が続き、300ページ手前くらいで「もうこのあたりでクライマックスに向かってよいのではないか。500ページは長すぎる」と少し辟易する気...続きを読む分があった。 評価としては前半は☆2、後半は☆3。総合では☆2.5というところだと思う。 前半部分で「こんな作品だったかな?」と思ったことは、これまでのシリーズで登場人物がこんなに頭が悪く描かれていただろうかという点だ。 息子の雄輝はサラサに無意味に付きまとったあげく、家まで行き、扉越しに会話もできるのに何も伝えず事態をややこしくする。その後の行動も悪い意味で少年のようだ。職を持ち、学もある二十代後半になる人間のすることとしては随分幼稚な感じがした。 息子の恋人の夏花も簡単に学内を徘徊する不審者有賀を雄輝の父親と信じたり、サルサ誘拐事件のファイルは全く不審に思わずその写真だけを見てショックを受けるなど、これは純粋というより白痴に近い。ここまで頭も要領も悪くする必要があっただろうか?と疑問に思った。 十代の子ならこの描写もおかしくもないが、どちらも研究員ということで、いくらなんでも年齢と中身が乖離しすぎている。もう少しまともな対応をとらせるか、彼らをもっと若く設定しても良かったのではないか。 警察官も無能すぎないだろうか。 最初のトラック運転手の事件は野犬が犯人だとしても噛み殺すまでするのは異常だし、野犬による死亡事故なんてよっぽどの田舎でもそうそう起こることではない。病院での絞殺も窒息させるのではなく、首の角度が変わるほどの折り方は異常な様子になる。死人も出ているのだし「よくある殺人事件ですね」のような態度では終わらないだろう。 志摩子の家の空巣への対応も解せない。冷蔵庫の中身を素手で喰らい、部屋で牛刀を振り回して放尿する変質者がその牛刀を持ったまま逃走している。緊急手配とはいかずとも周囲の学校は休校か登下校時に非常体勢をとるレベルの事件だと思う。少なくともやる気のない対応で済むような案件ではない。 後半ではいらだちはしないが、ご都合主義が過ぎる部分が目に付く。 前半では無慈悲で獰猛な様子を見せたダンサーが、後半ではなぜか急激におとなしくなる。前半の容赦のなさを考えれば、後半の幼い少女(と母親)や老夫婦が惨殺されていておかしくない。動物は飢えやケガで追い込まれている方が攻撃性は高まるし、特に老夫婦の場合は作中でも言及されている"夜間"という殺しの条件にも一致している。「青柳元彦の遺伝子が入ってなければ賢いよい子だった」というお涙ちょうだいの感じを急に出してきたことは興ざめだった。こんなことなら無駄に長い前半からところどころで両面性を匂わせておけば伏線となったのにと残念に思う。 また、雄輝のことを誰も責めず、本人もまったく気にしていない様子であるのも気に入らない。 雄輝がもっと早い段階で情報と懸念を志摩子に伝えていれば、その時点では彼女が本気にしなかったとしても空き巣事件で心変わりして警戒しただろうと思う。志摩子が大切な者も物も失わずに済んだ可能性はある。 この点の落ち度はかなり大きいと思うので、ソコに触れずにみんなが仲良くなるのはなんともご都合主義だなぁという気がする。 私の中ですっかりこの息子の印象が悪くなってしまった。 本シリーズの続編として『Wolf』があるが、ジャックは死んでしまったし、息子の雄輝も出るようなので読まなくても良いなと思っている。 相棒であるジャックが去り、主人公有賀の未来に明るい光が差しているタイミングでシリーズを終わりにする。
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柴田哲孝
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