WOLF

WOLF

1,056円 (税込)

5pt

4.3

狼伝説の残る奥秩父・両神山で次々と起こる不可解な事件。ノンフィクション作家の有賀雄二郎は息子の雄輝と共に奥山に分け入るが、そこには驚愕の真相が待ち受けていた……。ネイチャー・ミステリーの傑作!

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WOLF のユーザーレビュー

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    購入済み

    人間の無力さ

    2022年08月26日

    現在、人類は、好き勝手に自然を破壊し、何食わぬ顔で生きているが、人間は、大自然の前には
    結局は無力である事がわかる。
    野生動物が、身近に迫ってきている、現在にもあてはまる、最後まで気が抜けない小説である。

    #切ない #ドキドキハラハラ #ダーク

    0

    Posted by ブクログ 2018年02月08日

    非常に「分類しにくい」小説である(^ ^;

    秩父山中に暮らす「未知の犬科の生物」が、
    家畜や人を襲うようになって、「まさかとは思うが、
    ニホンオオカミが生きてんじゃね?」
    って話になって。

    人的被害も出ているので、「害獣駆除」という話になる。
    が、ありがちだが「お役所仕事」で後手後手に回る
    行政...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年02月08日

    圧倒的に広大な大自然の前に、その化身とも思われるほどに強大な生物。世界を支配したかのような人間の、あまりにも小さな存在であることを感じざるを得ない。その強大な集団をさらに上回る謎の存在。大自然はどこまでも圧倒的で静かにそこに存在する。

    0

    Posted by ブクログ 2017年10月24日


    人間の卑小さ、自然の偉大さが今回はより際立っている。
    人間の身勝手で、交配された雑種。
    餓えの凌ぎに人を喰う。

    柴田氏の動物シリーズは自然界に対する人間の傲慢さが巧く描かれるが、同時に東日本大地震の原発事故や日航機墜落事件などの災害時の国の隠蔽体質も同様に取り入れられている。

    これだけ、読み応...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年05月31日

    私の生活している埼玉県秩父市の周辺の奥秩父の山の中が舞台の絶滅したはずのオオカミが主人公の作品。なかなか読み応えのある一冊です。

    0

    Posted by ブクログ 2017年02月19日

    傑作。最初から最後まで緊迫感が絶えなかった。最後の結末も神秘的な余韻が心地良い。
    あらすじ(背表紙より)
    ノンフィクション作家・有賀雄二郎のもとに、林野庁の埼玉環境保全担当から突如連絡が入った。奥秩父の両神山の麓に“山犬”らしき大型動物の群れが徘徊しているという。息子の雄輝と共に現地に向かった有賀は...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月19日

    10月-8。3.0点。
    有賀雄一郎シリーズ。
    今回は、秩父の山奥で家畜が犬類に襲われる。続いて小学生も襲われる。
    有賀の息子がアメリカでオオカミ研究。
    犯行はオオカミなのか、犬なのか。

    まあまあ。行政の横やりが、ありそうって感じ。
    ラストはちょっと寂しい感じ。

    0

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