作品一覧

  • けじめをつけろ、責任者!

    けじめをつけろ、責任者!

    ビジネス・実用

    -
    1巻999円 (税込)
    無責任・日本を絵に描いたような、不愉快なことの多い昨今。本当の解決法は何か? 住専、政治、いじめ等、あらゆる論点の核心に斬り込み、「けじめ」を失った日本に2人の評論家が喝を入れる。
  • 反「デフレ不況」論 それでも日本企業が勝つ理由

    反「デフレ不況」論 それでも日本企業が勝つ理由

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻999円 (税込)
    「世界標準」など気にするな。「ガラパゴス化」の何が悪い! いま人々が悩んでいる「デフレ」は、世界最高品質のものづくりと、文化的成熟を経た「独走する日本」ならではの現象である。本書はタイトルの通り、デフレ不況という見方を真っ向から否認するものである。「百年デフレは日本の時代」「デフレは『繁栄の証』である」等々、日本経済にまつわる「暗い通説」をどんどん覆していく。日本企業、とくにものづくりに携わる人々は、いくらグローバル化が進もうと、中国が台頭しようと「あっさりと自然体で」努力を重ね、現在においてもなお、途方もなくハイレベルな境地を維持している。デフレへの処方箋は「日本はこれからも同じようにすればよい」、つまりサブプライム金融危機やギリシャ危機など、外の問題に目を奪われて日本の良さを見失わなければ、心配する必要はないということだ。長年日本経済を見てきた論客二人が縦横無尽に語り合う、圧倒的な一冊。
  • 大人の国のための戦争学 日本人が知っておきたいこと

    大人の国のための戦争学 日本人が知っておきたいこと

    ビジネス・実用

    3.2
    1巻500円 (税込)
    今、世界には約200の国が存在するが、それらの国すべてが、必ずしも良識ある国家ばかりではない。他国の領海を平気で侵し、その国の人間を拉致していく国もあれば、戦争責任を口実に、50数年経った今でも賠償を求めてくる国もある。まさに山賊、強盗の如き「国」がひしめく国際社会だが、それだけに日本にはしっかりとした外交戦略が求められている。本書は、「自国の国益をハッキリさせたほうが戦争は減る」という著者が書いた、戦争設計学である。とかく平和慣れした我々日本人は、“自国の国益を主張しすぎると、相手を刺激してしまって戦争がおこってしまう”と考えがちだ。しかし現実は「仕掛けるぞ、仕掛けるぞ」と脅すくらいの外交手段が、結局は互いに手を殺しあうことになり、戦争を起こさせないための抑止力になるのだ。強盗国家のやり口に屈せず、相手に戦争を起こさせない方法を明快に説いた一冊。『戦争が嫌いな人のための戦争学』を改題。
  • 新・文化産業論

    新・文化産業論

    ビジネス・実用

    -
    1巻530円 (税込)
    戦後、奇跡的な復興をとげ、経済大国といわれるまでになった日本。しかし、なぜ国際批判の矢面に立たされつづけるのか。著者はいう。それは、日本が文化を忘れ、金儲けのみに奔走したからである。そして、これからは自国の文化を主張し、経済行為の中に生きる喜びや生きがいの追求という文化的要素をとり入れなければならないと。本書は、経済、産業、政策を通して、日本が真の文化立国になるための条件を説き明かしたものである。
  • 経済は権力に勝つ

    経済は権力に勝つ

    ビジネス・実用

    -
    1巻559円 (税込)
    かつて世界史では、経済力の強い国は強国から風当たりを受け流しつつ、ひそかに軍備強化をはかった。日本はこの歴史の習いに従うべきなのだろうか? それに対して著者は「ノー」と答える。経済力を駆使し、世界に先駆けて「よりよい未来」を創造してみせ、それを国際公共財として気持ちよく公開する。それが「日本の生きる道」だという。日本の未来像を明快に説いたソフト化国家論。
  • 裏と表から考えなさい 百人いれば百一答

    裏と表から考えなさい 百人いれば百一答

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻579円 (税込)
    現代のような、情報洪水の中を泳ぎ渡って行くためには、直面する問題に対して、“答えの多様性を楽しむ感覚”で物事を考えることが、どうしても必要になる。本書は、「こうも言えれば、ああも言える……」と言うように、あらゆる角度から事象をとらえる練習をすることが、ともすれば画一的なモノサシで考えがちな日本人にとって、真に有意義であることを教えるヒント集である。内容は、 ◎企業合併で得する人、損する人とは、 ◎倒産する会社、生き残る会社、その差は何か、 ◎サラリーマンは減り続けるのか、 ◎失業は恐怖か、 ◎マーケットは合理の世界か、 ◎日本人はユダヤ人とパートナーになれるか、 ◎「いじめ防止」は学校の責任か、 ◎従軍慰安婦問題とは何か、 ◎家事は夫婦で分担できるか、 ◎安楽死は是か非か、 ◎日本人はアジアで何をしたか、 ◎行政腐敗はどうすればなくなるのか、 ◎天下り問題はなぜ起こるのか、 ◎平和憲法は日本にとってどう役立つか ……等。
  • 新しい「幸福」への12章 経済と人生哲学の接点から

    新しい「幸福」への12章 経済と人生哲学の接点から

    ビジネス・実用

    -
    1巻469円 (税込)
    経済大国・日本。しかし国民の多くは、GNPや経済成長率などの数字に見合った豊かさと幸福を実感できずにいる。人の数だけあっていいはずの幸福のかたち。それをお金でしかはかれない日本人。本書は「日本列島幸福倍増論」「老後の7つの不幸」など12項目で、日本が抱える諸問題と日本人の心の不安を探る。経済・哲学の両面から日本人にとっての新しい「幸福」とは何かを示した好著。
  • 日本の寿命

    日本の寿命

    ビジネス・実用

    -
    1巻569円 (税込)
    「日本の寿命」はあと何年か――アメリカ・ロシアの凋落、アジアの勃興など、新たな枠組みを模索している国際社会。日本繁栄のカギは、世界を不安定な「政治・外交」の時代から、再び安定的な「経済」の時代に戻せるかどうかにある。自主外交、経済のソフト化、規制緩和の必然性を早くから予見していた著者が、独自の視点から描く二十一世紀日本の国家像。
  • さらば! 貧乏経済学 新しい「豊かさ」と「幸せ」を求めて

    さらば! 貧乏経済学 新しい「豊かさ」と「幸せ」を求めて

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻440円 (税込)
    安価なものより高価なものが売れたり、工場誘致よりリゾート誘致が盛んになったりと、従来の経済学では説明しにくいことが増えてきた。それは、なぜか? 著者は言う「これまでの経済学とは“貧乏”を前提とし、いかにして物的に豊かになるかを示した学問であった。しかし今や、その前提そのものが崩れ始めている」と。本書は、時代や文化との密接な関わり合いの中から生まれる新しい経済学の視点を提示した、著者会心の評論集である。
  • 日本経済「やる気」の研究 先端産業国への条件

    日本経済「やる気」の研究 先端産業国への条件

    ビジネス・実用

    -
    1巻440円 (税込)
    日本経済が欧米に追いつき追いこす――40年前、焦土と化した国土を前にして誰がそう予想しただろう。小さい島国・低資源・資本不足・過剰人口……といった不利な条件を、逆に有利な条件に転化させたのは、日本人の「主体的努力」すなわち“やる気”にほからならない。国家・企業・個人の“やる気”が今後の日本経済にどう影響するのかを探り、低成長時代の日本の可能性を大胆に予測する“日下経済学”の代表的著作。
  • 人間はなぜ戦争をやめられないのか

    人間はなぜ戦争をやめられないのか

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻1,023円 (税込)
    「平和」を誤解している日本人のために―――ウクライナで続く戦争は、ロシア対西側(NATO諸国)という第三次世界大戦を招くのか――。 戦後78年、世界各地で戦火が絶えることはなかった。なぜ人間は戦争をするのか。 平和主義者は「戦争について考えるから戦争が起きるのだ」と言う。 だが著者は、太平洋戦争をはじめとする史実を検証し、むしろ 「平和な時こそ戦争の危機が訪れる」と、逆説的な歴史の教訓を説く。 そして戦争は政治の延長であり、外交の一手段なのだから、 国家はそのための戦略と戦術を「設計」しなければならないと訴える。 他の追随を許さない「現実主義」に基づく、先駆的戦争論にして不朽の名著、堂々の復刊! ※本書は、1996年に『人間はなぜ戦争をするのか――日本人のための戦争設計学・序説』(クレスト社) として刊行され、2000年に三笠書房より文庫化(知的生きかた文庫)されました。 2004年、祥伝社にて『人間はなぜ戦争をやめられないのか――平和を誤解している日本人のために』 と改題・改筆・再編集して刊行。今回の新書化にあたっては、 全体を再構成・加筆・修正して、新たに「まえがき」を書下ろし、写真を変更しています。
  • 日本発の世界常識革命を世界で最も平和で清らかな国

    日本発の世界常識革命を世界で最も平和で清らかな国

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻990円 (税込)
    日本を見下す国に明日はない。安倍首相は「ニッポンファースト」で行けばいい。中国共産党が恐れる日本の武器ソフトパワー。
  • 「情の力」で勝つ日本

    「情の力」で勝つ日本

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻950円 (税込)
    やはり、日本の本当の強みは「情の力」にあった! 合理性、効率化、論理的思考などは低レベルの発想である――。古来日本人は、以心伝心、直観力、情報読解力、仲間意識、組織力、信頼感、統率力、人間的魅力など、ずば抜けて高度な力を発揮してきた。それらを生み出してきた源こそ、「情」にほかならない。「情」を知った人間こそが、相手の心を感動させ、味方にし、動かすことができる。さらに「情」こそが、創造力やひらめきをも生んでいくのである。「合理性」「論理力」などを重んじる欧米流単細胞思考で、どんどん弱体化している現代日本に警鐘を鳴らし、いまこそ取り戻すべき「情」の神髄と秘密に迫る渾身の一冊。 【目次より】●第1章 「情の力」の神髄――日本人と西洋人の考え方は何が違うのか ●第2章 「情」の戦略――「知・論理」に頼らぬ日本的あり方 ●第3章 「情」の組織論――情でつながった関係性ほど強いものはない ●第4章 「ヒュージネス」に立ち向かう日本精神――闘いに必要な気概と情 ●第5章 近代が終わり「情」が復活する――なぜ日本は世界に稀なる「いい国」か

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  • 絶対、世界が「日本化」する15の理由

    絶対、世界が「日本化」する15の理由

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,799円 (税込)
    いま世界の国々が頼りにしているリーダーは誰か? 中国・韓国・北朝鮮からの脅しに対して日本はどう対処すればよいか? なぜ世界の人々は日本の「文化力」に魅了されるのか? 白人が世界を支配しルールを決めた「帝国主義」の時代は終わり、日本の世紀がやってくる。世界各国は、移民問題、貧富の格差、宗教対立など、さまざまな「内臓病」を抱えており、日本に助けてもらいたがっている。軍事力や「歴史戦」で日本を脅す中国・韓国・北朝鮮の勢いもやがて止まる。日本には、世界の国々が抱える「内臓病」はほとんどない。あらゆる問題に対処する選択肢も力もある。付き合う国も、こちらが選んで決めればよい。「日本文化圏」「日本精神圏」が誕生するかもしれない。そして、いよいよ世界の「日本化」が始まる――。なぜ、そうなるのか? 答えは本書の中にある! 未来予測の大家が15の具体的理由を挙げながら展望する、2018年の日本と世界の動向。
  • トランプなんか怖くない

    トランプなんか怖くない

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻363円 (税込)
    世界経済の低迷が続く中、超大国だったアメリカは力を失い、「世界の警察官」から降りようとしているし、イギリスは国民投票の結果、ついにEU離脱を決めた。それと同時に、アングロ・サクソンが世界に押し付けてきた「グローバルスンダード」の限界と弊害が如実となりつつある。アメリカでもイギリスでも貧富の差が拡大し、国民はどんどん内向きになり、世界同時株安や金融危機をはじめとするさらなる混乱も予想される。 しかし、日本は「トランプ」も「イギリスのEU離脱」も恐れる必要はない。アメリカは、どうせ自国の利益だけを考えてわがままを言うに決まっている。そのとき日本は、自分たちの目指すべき道を力強く主張すればいい! 日本の絶対的な地位は揺るがない。 世界の国々は日本が世界の秩序を維持し、主導することを心から期待している。 間違いなく「日本大出動」の時代がやってくる。日本はそれだけの力を持っているのだ!
  • 新しい日本人が日本と世界を変える

    新しい日本人が日本と世界を変える

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,799円 (税込)
    トランプ米国新大統領誕生を受けて、日本の新聞は「驚きを禁じ得ない」「戦後の国際秩序を揺るがす激震」などと書いた。だが著者は、本書の「まえがき」で〈私は、トランプ氏が大統領になったことを驚かない。そもそも誰が米国の大統領になろうと、日本は日本である。日本には戦略的思考が必要だと主張する人は多いが、それは「誰に寄り添えばいいか」を考えるのではなく、「相手を自らの望むところに誘導すること」である〉と説く。その強気の論拠として、著者は「新しい日本人の出現」を挙げる。彼らの特長は、「歴史伝統の連続性を尊ぶ」「学校秀才ではない」「優位戦思考を持っている」「先入観、固定観念に囚われない」「物事をストーリーとして表現できる」等々。百田尚樹氏、庵野秀明氏、大野将平氏、齊藤元章氏、杉田水脈氏、DJ OSSHY氏など、さまざまな分野で活躍する「新しい日本人」に着目しながら、日本と世界の明るい未来を指し示す。
  • すぐに未来予測ができるようになる62の法則

    すぐに未来予測ができるようになる62の法則

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻1,500円 (税込)
    時代の変化を恐れるなかれ。変化があれば、チャンスがある。「未来予測の達人」が、予測のための「法則」を大公開。何しろ、未来がわかればこんなにラクな話はない。結果を見てから馬券を買って換金するようなもの。人生、経済、日本はこう変わる。だから上昇気流はこうしてつかめ。<内容>第1章 「普及率」の法則、第2章 「五感」の法則、第3章 「発展段階」の法則、第4章 「先端国」の法則、第5章 さらなる「成功」の法則、第6章 「アイディア倍増」の法則、第7章 「世界の中の日本」の法則 etc…。そして時代の先を読む理由はビジネスのためだけではない。むしろ、いかに充実した人生を生きるかにこそ直結する。いまのような変化の時代こそ、やりたいことを始める絶好のチャンスなのだ。その理由は本文中に詳しいが、文化、経済、歴史の知恵を動員した、より意義深い人生を考えることにも大いに役立つ、決定版にして著者の最高傑作!
  • 優位戦思考に学ぶ 大東亜戦争「失敗の本質」

    優位戦思考に学ぶ 大東亜戦争「失敗の本質」

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,600円 (税込)
    大東亜戦争における日本の「失敗の本質」とは何か? それは、「戦争設計のなさ(政治的に何を勝利とするかが不分明)」と、「軍略(軍)と政略(政府)の連携不備」、「実働主体たる陸海軍の協同体制の不備」等々に原因を求めることができるが、それでも「愚かな戦争」という既成概念からは見えてこない、「優位戦思考」による戦局転回の機会はあった。「戦争目的(自存自衛、東亜の白人列強からの解放)」を達するために為すべきこと、できうることは何だったか。「優位戦思考」から分析すれば、日本の意志を戦後の国際秩序に反映させる「講和」は勝ち得たのではないか。「優位」な状況を活かせなかったとすれば、私たちの弱点や短所は何か。これらの問いかけこそが、未来の日本を切り拓く戦後の私たちに必要な教訓ではないか。独創的な発想による慧眼の士である日下公人氏と、氏に「知的刺激に満ちた時間だった」と言わしめた気鋭の論客による白熱の談議。
  • 「超先進国」日本が世界を導く

    「超先進国」日本が世界を導く

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,600円 (税込)
    沈むヨーロッパ諸国、崖っぷちのアメリカ。一方、日本の政治家は無能で、復興をどのように進めたらよいか分からない。こんな光景が目に映る2012年、じつは日本が海外の羨望を浴びつつある。いや、羨望どころではない。争いや格差のない社会のつくり方について、やがて世界が教えを請いに来る、と著者は記す。新聞や大学教授は、相も変わらず「日本の問題点」を数えあげている。それは商売のため、日本を低く見つもることで自分を偉く見せたいだけである。しかし、世界はもう日本を笑ってなどいない。われわれも欧米に憧れていない。大衆は「日本の力」にとっくに気づいている。江戸時代の庶民は、指導者をどのように考えていたか。かつての陸軍は、下士官をどのように遇していたか。本書で記される認識は、いずれも数百年の根をもつ歴史が育てた力である。日本が失ってはいけないもの、それは「中流」庶民の独立精神であることが、よく分かるはずである。
  • 日本人がつくる世界史

    日本人がつくる世界史

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,430円 (税込)
    日本が世界の中で現在切迫した状況に置かれているのは、 日本人が世界史を書いてないからである。いま日本人が為すべきことを超鳥瞰図的な歴史を踏まえて語ります。誇りある日本人になりたい人、必見!
  • 日本はどれほどいい国か 何度でも言う、「世界はみんな腹黒い」

    日本はどれほどいい国か

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻1,400円 (税込)
    高山正之氏のお話は、ことごとく正論である。ただし、一般の日本人には初耳のことが多いから、人々は半信半疑で“もしこの話が正しいなら、なぜ学校で教えてくれなかったのだろうか”と考える。また、“なぜ大新聞には書いていないのだろう”と疑う。人々は好奇心旺盛で誰も知らない話を知りたいと思っているが、自分だけというのは不安である。そこで高山氏は、話の出所や根拠を明記して、その不安の解消に努めておられるが、有力な新聞や権威ある学者がそう言っていないという事実は動かない。それでも先駆者の説はその正しさのゆえに少しずつ賛成者が増え、やがては世の中の常識のほうが少しずつ変化しはじめる。そこで、次の段階でなすべきことは、学校教育やマスコミが意識・無意識裡に内包している偏向の正体を見つけることで、それができるようになると、高山説の正当さが、自然で当然のものだとわかるようになるのである。
  • 優位戦思考で世界に勝つ

    優位戦思考で世界に勝つ

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,600円 (税込)
    「優位戦」とは、こちらが主導権を握って“戦場”を選び、時を決め、目的も手段も決められる戦いのことである。そうした「優位戦」の思考を持てば、「劣位戦」に追い込まれることなく自分の利益を確保できる。欧米の政治家や外交官、経済人は、そうした思考に長けている。国際貿易や産業・環境技術などの新ルールを中核メンバーだけで、自分たちが有利になるように決め、あとで日本などに参加を呼びかける。「入らないと孤立するぞ」と脅かすと、日本は慌てて飛んできて、必死に追いつこうとする。従来の日本がそうであり、それは典型的な「劣位戦」だった。だが、風向きは変わりつつある。安倍晋三首相を筆頭に、優位戦思考で交渉を展開する日本人が出現している。そうした人士はビジネスの世界では珍しくないし、実は戦前の日本にもいた。それがわからないのは、劣位思考に陥ったままの政治家、学者、マスコミだけである。
  • 日下公人が読む2014年~ 日本と世界はこうなる

    日下公人が読む2014年~ 日本と世界はこうなる

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻1,430円 (税込)
    2014年は、中国の分解、そしてアメリカの自信喪失と迷走がはじまる。EUも衰退の一途をたどり、残るのはドイツだけである。ヨーロッパは労働力確保のため移民を受け入れてきたが、失業率が高い状態で職の奪い合いが起こるなか、移民への差別、人種差別意識が表面化してくるであろう。それは世界的な問題となる。そんな2014年を読み解くキーワードは「アイデンティティクライシス」だ。文化・精神・思想・道徳が問題になり、グローバリズムからローカリズムに変わる。それによって世界は自分を発見し、新しい時代に入るのだ。
  • 安倍晋三が、日本を復活させる

    安倍晋三が、日本を復活させる

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻984円 (税込)
    第二次安倍内閣が誕生した。三代続いた民主党政権により、日本は衰亡の途を驀進していたが、安倍晋三が総理に再登板したことにより、日本は復活しつつある。再び太陽が昇ってきたかのようである。渡部昇一、日下公人の両雄が、憲法改正、外交、いじめ、原発--様々な視点から安倍晋三総理の魅力、そして日本が進むべき道を語りつくす!
  • 思考力の磨き方

    思考力の磨き方

    ビジネス・実用

    3.3
    1巻1,500円 (税込)
    「ときどき、『日本はやがて中国や韓国に追い越される』『ギリシャのように財政破綻する』と真顔で語っている人がいる。それを見て、『この人たちはいったい何を議論しているのだろうか』と思う。そういう人たちは、新聞に書いてあることをしゃべっているだけで、自分の意見は何もいわない。それなら家に帰って新聞を読んでいればいいのであって、わざわざ他人と話す必要はない」(本書第一章より)。なぜみんな、新聞と同じ意見なのか。それは「思考法」を知らないからだ、と著者は記す。「データや証拠がすべて」と信じている学者や、物事を「絞り込む」タイプの人は、過去の分析はできても、将来起きることや未体験の事態に対応できない。東日本大震災に対する東京電力や政府の有様は、まさにそれであった。反対に「拡散思考」で物事を考えることにより、私たちはもっと広い可能性、斬新な選択肢を得ることができる。あなたのビジネス、人生の幅を広げる一冊。
  • 日本精神の復活 安倍首相が「日本の自立」と「世界の再生」を果たす

    日本精神の復活

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,600円 (税込)
    改めて問う、オバマ大統領は黒人も白人もヒスパニックも平等に暮らす社会を築いたか。リッチな経済大国の夢と理想を堅持しているか。世界の平和を守ったか。一部に富が集中する不公正や、奴隷制の暗黒史を「CHANGE」したか。答えは、どれも全くできていない。それどころか金融緩和を繰り返してお金を空費し、戦争をする体力すらない。だが日本の経済学者はわが国の財政赤字を批判しても、アメリカの財政赤字は批判しない。なぜか。「基軸通貨国だから」「世界の超大国だから」というのは理由にもならない。「アメリカの悪口を言うとアメリカ人から睨まれる」、それだけである。だが、そんな事を気にするのはインテリや政治家だけで、日本の庶民はアメリカの意向で生きているわけではない。アメリカの文化や社会に憧れてもいない。「別にアメリカと付き合わなくてもいいんじゃない?」と思っている。果たして、正しいのはどっちか?本書でご判断いただきたい。
  • アメリカはどれほどひどい国か

    アメリカはどれほどひどい国か

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻999円 (税込)
    勝海舟から米国の話を聞いた横井小南は「尭舜の国」と形容し、内村鑑三は米国人を「気高く、純粋で正義に満ちた」と賛美した。しかしその一方で、日本人は国家の悪意も見逃さなかった。スウェーデンの植物学者ツュンベリは、奴隷を酷使するオランダ人を日本人が心から侮蔑していたと、驚きをもって記している。副島種臣は、ペルーの奴隷船を拿捕し、国際裁判も辞さなかった。東郷平八郎はハワイ王朝を陵辱する米国を許さず、巡洋艦「浪速」でホノルルに乗り込んだ。ために米国はハワイの併合を五年も遅らさざるを得なかった。米国の長所を見て、それを賞賛し、見習おうという素直さはいい。しかし、昔の日本人が持っていた素朴で迷いない批評眼も大事にしなければならない。いまの複雑な国際社会の中にあって、副島種臣や東郷平八郎に通ずる透明な目線を持つ日下公人先生と、かの大国の性根について、とことん語ってみた。(高山正之「まえがき」より)
  • アメリカ、中国、そして、日本経済はこうなる

    アメリカ、中国、そして、日本経済はこうなる

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻1,026円 (税込)
    二〇〇七年までの世界同時好況は、アメリカの家計が年百兆円単位で借金を増やして世界の需要を一手に引き受けてきた。しかし、二〇〇八年を堺に状況は大きく変わった。現在のアメリカ経済は、簡単にいえば二極化が広がっている。ウォール街に活況がもどり、地方経済がガタガタになっている状態だ。 いまのアメリカを支えているのは、公的資金注入の政府支出だけだ。だから、二番底、三番底はいくらでもあるだろう。 中国はどうか。中国も政府が五十四兆円規模でお金を出して、公共事業でもっているという状態だ。これは九〇年代の日本と同じだが、この先の展望が見えない。それではどうするのかといえば、いまをしのぐことができれば、いずれアメリカが回復するだろうと思っている。 では、日本経済はどうなのか。わかりやすい例を引けばこうだ。給料を百万円もらったとすると、それを全部使ったら、それは回り回って企業が個人か誰かの所得になる。 ところが、百万円のうち十万円を貯蓄してしまうとその分は誰の所得にもならない。その結果、現金・預金が貯まっているというのが、いまの日本の現状だ。 つまり、フローである所得が増えないで、財産ばかりが貯まってしまうという守り志向に入っている。 もう一つは、デフレが続いているので物価が下がり、企業の売り上げが今後下がっていくということで、給料が上がらない状態が続く。だから、デフレの克服こそが、最大の課題なのである。

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  • 日本軍の教訓

    日本軍の教訓

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,300円 (税込)
    これまで語られてきたのは、「あの戦争のときはこんなに悪いことをした」という話ばかりであった。しかし考えてみれば、日本軍とは、歴史上、日本人がつくりあげた最大の組織である。たとえば、日本陸軍は、平時には兵員数20万人の規模だったが、最終的には547万人にまで急膨張している。しかも戦争は、まさに「生き死に」の世界である。だからこそ日本軍の歴史を紐解けば、日本だからこそなしえた成功事例、日本だからこそ陥りやすかった失敗事例のそれぞれが、極限まで突きつめられた形で残されているのである。組織論から、参謀論、リーダー論、戦略論まで、虚心坦懐にみていけば、日本軍の中には日本人が組織をつくり、アクション的に行動しようとしたときに参考にすべき教訓が山ほど隠されている。それを読み取れるかどうかが、これからの日本の成功と失敗とを分ける大きな違いになるだろう。いま改めて検証する、必読の「日本軍」の教訓である。
  • 〈新装版〉組織に負けぬ人生

    〈新装版〉組織に負けぬ人生

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,400円 (税込)
    官僚主義、形式主義、瑣末主義等々の無数の欠陥を持っていた、史上もっとも日本的な巨大組織・日本陸軍。この極めて厳格な組織のなかにあって、上官に迎合せず、部下に高圧的にもならず、ゆえに多くの部下から聖将と慕われた軍人。それのみならず、戦えば必ず作戦目的を達成した常勝の軍人――それが今村均大将であった。組織のなかでどのように生きていくかは、現代人にとっても最大の問題である。本書は、その組織を美しく賢明に生き抜き、そして成功するための英知を、今村大将の膨大な回顧録のなかから探る「異色の人物組織論」である。「こんな上司が欲しかった」と誰にも感じさせる“本物のリーダー”の生き方とは何か。“本物のリーダー”の資質を今村大将の回顧録から読み解く一冊である。

ユーザーレビュー

  • 優位戦思考で世界に勝つ

    Posted by ブクログ

    ここ最近いくつか読んだ日下公人の本の中でも、本人の気持ちがストレートに伝わってきて納得ばかりの本。この本では靖国神社は参拝すべきだし、それは他国にとやかく言われる筋合いは無く、優位戦思考で対応方法する方法はある、日本は堂々とした態度を取るべき、と述べている。そのために知っておかなくてはならないことは沢山あり、重要な例をいくつか紹介してくれている。事実を歪曲しルールや歴史を変えようとしたり、自国さえ良ければという考え方で動いたり、都合が悪いことは棚に上げてしまおうとする国々の中で、日本は優位戦思考で誇りを持って対応できることを教えてくれる。卑屈になったり隷従する必要はない。
    これから自分の取るべき対応としては、マスコミの報道や論調に振り回されないようにすることだ。

    0
    2024年05月05日
  • 人間はなぜ戦争をやめられないのか

    Posted by ブクログ

    久々に日下公人の本を読んだ。これまでにも太平洋戦争を題材にしたビジネス本をたくさん読んできたが、この本は秀逸で、ビジネスへの参考度はかなり高いと思う。特に第三章の戦争設計についての記述は大変勉強になる。やみくもに正面からぶつかったり、バカ正直な受け止め方や対応をするのは良くない。だが正々堂々が美徳と刷り込まれている日本人の戦争観は昔のままで、その後繰り返されたいくつかの戦争から何も学んでいないという指摘はご尤もだと思う。
    歴史にもしは禁句、と言われるがそうやって思考停止するのではなく、あれこれ考えて学ぶ姿勢は必要だと思う。

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    2024年01月21日
  • 日本人がつくる世界史

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    日本人が世界史に登場するのは19世紀。それまでの世界史はひたすらに殺し合っているものに過ぎないのたから、そこに登場していなくて幸いである。という考え方は目からウロコ。世界史は日本が作った方がいいという主張はたいへん面白かった。

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    2019年08月17日
  • 新しい日本人が日本と世界を変える

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    ネタバレ

    また「新しい日本人」とは日本を「我が国」と思う一体感があり、単なる愛国主義、国粋主義とは異なる「戦前派」ではない。

    すなわち、潮流としては「戦前派が災後派(震災時に見せた、日本人の相互扶助感・自衛隊への感謝)」になり、戦前との歴史の連続性に気づき、それを大切にしようとし戦後70年余りの「戦後体制」から脱却しようとする。これこそが「新しい日本人」だと喝破する。

    日下氏はこうも問いかける。そもそも現行憲法9条を「平和の守護者」と考えるなら、なぜ北朝鮮による拉致被害を防げず、またその被害者を救助できないのか、と。

    哲学者の田中美知太郎氏には「憲法で平和をいくら唱えてもそれで平和が確立するわけではない。ならば憲法に、台風は日本に来てはならずと記すだけで台風が防げようか」という至言があるが”9条信者”の人々はこれに答えるべきだ、と日下氏は疑問を呈する。

    氏はこうも唱える。SEALDsの代表の奥田某は福岡県生まれだが、彼の父は牧師であり「反天皇主義」と「ホームレス支援」で有名な活動家であるそうだ。彼は公的な意味を持つ活動に参加し、一定の影響力を持つ存在となったら、その人間の背景についても伝えるのがメディアの仕事であり、それを「普通の学生」としか伝えないのは手落ちであるという。

    また日下先生は計量的にも彼らの活動の失敗を事例をもって証明する。SEALDsが活動した平成27年10月の参議院選挙では、若者の多くは彼らに賛同しなかった。

    当該選挙の共同通信の出口調査によれば、18,19歳の比例代表投票先のトップは自民党の40%で、20代43、2%、30代、40、9%に次ぐ3番目の多さで、中高年より自民党を支持している結果となった。

    話は中国に飛ぶ。2010年1月中国は「中華人民共和国海島保護法」という中国が主張する無人島は中国が所有するという趣旨の法律である。

    これをもとに中国は、尖閣諸島だけではなく近海6千の無人島の国有化を宣伝している。このような中国の動きについても、日本の大手メディアはほとんど報じなかった。したがって「(石原)都知事の尖閣購入の表明、その後の国有化が日中関係の引き金を引いた」という報道がいかに的外れなものであるか、遡ってみれば歴然である。


    次に日本国憲法に話は飛ぶ。日下氏個人では、日本には必ずしも「憲法」は要らないのではないかと考えているとのこと。

    なぜなら、大日本帝国憲法は明治時代、列強と肩を並べるため大急ぎで作ったものであるし、そもそも日本人たるもの、文字や文章にわざわざ表して制定しなくても、歴史に培われた日本人としての規範があったはずだと思うからだ。

    それをまずはっきり自己のうちに見出すことが大切で、そうした根本における自意識が、戦後の日本人には著しく欠けている。日本人の伝統や慣習に会わないものならば、それは日本という国の憲法にはふさわしくない。それだけのことだ、という。

    確かに、我が国の周辺国が憲法の前文にある(平和を愛する国民)ばかりであれば、その(公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しよう)とすることも可能かもしれない、しかし上述の中国のように、そのような実態はないのである。

    (われらは、いづれの国家も、自国のことのみ専念して他国を無視してはならないのであって(中略)他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる)という文節も、いったいどこの国のことを言っているのか、少なくとも日本ではない、氏は断言する。

    安倍首相は、日本を「美しい国」にしたいと語ったが、憲法の前文に我が国のあるべき姿を記するとき、日下氏なら「安らぎの国」とか「思いやりの国」といった言葉、あるいは
    「潔い国」という言葉を入れるそうだ。

    これは日下氏の慧眼であり、普遍的なものであり、かつて米国大統領選挙でアル・ゴアと息子ブッシュが裁判所まで持ち込まれた時、日下氏はアメリカ人に「そんなことするのは民主主義の恥、アメリカの恥であり「どちらかが潔くしたらどうか」という話は米国内ではでないのか」と外務省の元駐米大使に言ったそうだが、彼曰く「私もそう思うが、英語には「潔い」という言葉がない。残念だが助言できない」と言われたそうだ。

    そこで日下先生、日本語ができる外国人や日本人の英語教師の顔を見るたびに「潔い」という英語はありますか」と聞かれたそうだが、みんな「ピッタリくる英語はない」という答えだった。

    NobleでもGracefulでもない上智大学名誉教授の故渡部昇一氏が「Manlyという古い英語がそれに近い」と教えてくれたそうだ。

    アメリカはまだ240年しか歴史のない国だから、敗者は敗者、退場するだけであってそのような概念がないということであるそうだ。

    ただでさえ、英語による思考は二分法になりやすい。白か黒である。もともと契約のために発達した言語だから仕方がないが、対象となる社会現象や自然現象は、たいていアナログである。

    アナログをデジタルで表現すると、グレーゾーンを切り捨てることになる。洋裁でいうと布地の裁ち屑がでるようなものであるが、日本語はそのような裁ち屑を掬い上げる秒なニュアンスが豊富である。

    日本人の憲法を成文化するなら、きちんと日本語で考えられ、日本語で書かれるべきだ。それは外国人が理解できない場合、彼らに考えさせるべきであるとまでする。

    と日下節は続くが、これ以上紹介すると著作権違反になるのでこの辺で。日下ワールド満載の一冊である。普通の日下先生のご著書より若干難しめです。「難しい日下先生も好き❤」という方には満足度100%でしょう。ちなみに私は120%久々にいい本を読みました。

    日下先生、ありがとう。末永くご活躍を!!!

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    2017年05月21日
  • 優位戦思考に学ぶ 大東亜戦争「失敗の本質」

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    私がレビューを書き始める10年ほど前から、新刊を楽しみにしている日下氏と、私には初めての、上島氏との共著で、日下氏の最新刊(2015年12月現在)です。

    日下氏が彼の著書の中で、いつか「優位戦思考とはどんなものか」について、本で紹介すると言っていたので、タイトルを見た時に、嬉しくなりました。

    この本では、日下氏が、優位戦思考を、先の大東亜戦争時に当てはめるとどうなるか等ということを、上島氏による、当時の個別の戦いの紹介と合わせて、解説されています。全体の戦いの流れが分かって、良かったです。

    日本はいまだに劣位戦思考から抜け出せていなくて、経済規模が大きくなったにもかかわらず、優位戦思考ができていない問題点を指摘しています。

    あの戦争は、経済格差が大きすぎて無謀だったと、よく本で言われますが、同様な状況で、結果として勝利した、日清戦争や日露戦争に言及されることは私の知る限りありません。あの戦争の始まった時の日本人の心は「晴れ晴れ」としていたと聞くこともあります。

    戦争をすることの是非は、現代の価値観で判断するのではなく、当時のアジアを取り巻く環境などを考慮して、戦争から何を学んだのか、戦争の目的は何で、それがどういう形で実現されたのかを見直すのに良い機会となりました。

    以下は気になったポイントです。

    ・大東亜戦争を自らの愚かさや無謀の証としてしか語れないとしたら、日本人はいつまで経っても勝者に隷従する「劣位戦思考」しか持ちえないことになる。優位戦思考から、日本の戦争目的や戦争設計を考えてみると、どんな可能性が浮かび上がるかを、を考えるべき(p2)

    ・絞り込み思考(劣位戦思考)の学者は、自ら仮説を立てて検証し、それを積極的に世に問うていく(優位戦思考)よりは、検査官のようになって、マニュアルに当てはめて人を裁くことになる(p20)

    ・幕末の日本が遭遇した「世界」は、いかなる構造だったか、時代の価値観はどのようなものだったかを、考えるのが、日本人が戦いに踏み切らざるを得なかったかを理解するために必要(p25)

    ・ヨーロッパ人の飽くなき征服意欲を支えたのは、明白なる天意という、キリスト教を背景にした意識=キリスト教以外の有色人種を同じ人間とみなしていなかったという事実、につながる(p25)

    ・ローマ教皇は、1493年に地球上に分割線(ベルデ岬諸島西はスペイン、東はポルトガル)を引いたが、1494年のトリデシリヤス条約、1529年のサラゴサ条約で修正された。近畿地方以北がスペイン、中国・四国・九州はポルトガル領となる(p29)

    ・1767-96年にかけて、マイソール王国が、イギリス東インド会社と戦って敗れた結果、イギリスは南インドの支配を確立。1819年に中部インドを飲み込み、1857年にセポイの反乱がおきると、ムガル皇帝を廃して、東インド会社を解散して、ビクトリア女王がインド皇帝を名乗る、インド帝国を作った(p29)

    ・インドシナ半島はフランス、ベトナムへの侵略後、ラオス・カンボジアを含めた、インドシナ連邦が形成。インドネシアは、イギリスを駆逐した、オランダ東インド会社が、マタラム王国の内紛に介入して保護国化した。1816年にオランダ王室の直接統治(p30)

    ・大航海時代から、19世紀末に至るまで、欧州列強によって営々と続けられた植民地収奪の歴史により、アジアに起つのは、事実上日本のみとなった。これが日本が大東亜戦争を戦う蓋然性が必然性に変わった(p30)

    ・決定的に違うのは、日本人は、肌の色や宗教が違っても人間はみな同じだと考えているのに対して、彼らは「異教徒は人間ではない」「肌色や目の色の違いは進化の過程が違うことを示している」と考えている(p32)

    ・明治開国以後の日本人が苦闘してきたのは、国家としての、1)独立主権の維持発展、2)アジアの安定確保による世界平和への寄与、3)人種平等の確立、に要約できる(p35)

    ・日清戦争と日露戦争の両方に共通する目的は、朝鮮半島の安定だった。言い換えれば日本の脅威となるような事態が朝鮮半島に起こるのを防ぐことであった(p46)

    ・戦争目的と戦争設計という視点から、日清戦争と日露戦争を戦った日本を見ると、そこには政治的にも軍事的にも限定的で、かつ明確な目的があり、政治と軍事(戦争)が絶妙な連携がとれていた。戦争の3要素とされる、国民の敵愾心・政治の指導力・軍人の勇気と才能、の間に致命的な齟齬はなかった(p51)

    ・定遠、鎮遠、との決戦用に、三景艦(松島、橋立、厳島)を建造したが、それでも清国海軍と日本海軍を比較すれば、戦力差は5対1であった(p53)

    ・それでも清国海軍北洋艦隊との間で行われた黄海開戦は、日本の勝利であった。副砲である速射砲、イギリス製の新式巡洋艦との連動により、高速で艦隊運動が可能となったから(p53)

    ・人種平等の実現が二十世紀最大の事件である、科学技術は誰かが創り出すが、白人絶対時代は、有色人種の誰かが立ち上がって、実力で打ち破らない限り終わらない。白人のほうから譲歩することはあり得なかった(p63)

    ・戦争設計とは、まずは白紙で考えて、武器やカードを列挙する。次に使う順番を決める、最終的に達成するゴールを明確にすること(p69)

    ・日露戦争では、児玉源太郎が先を読んで整備した海底ケーブルの通信網が大きな効力を発揮した。バルチック艦隊の情報は、イギリス・アフリカ回線を通じて日本に送信された(p69)

    ・トルコは当時、黒海と地中海を結ぶ、ボスポラス・ダーダネス海峡を押さえていて、ロシアの黒海艦隊を通行止めにした(p75)

    ・パリにおける国債相場は、日本、ロシアも勝敗によって上下していた。日露戦争は資金調達戦争であった。それを当時の軍人が分かっていたが、いまの評論家には欠けている(p85)

    ・優位戦思考とは、自分がどのようなカードを持っているか、持ち得るか、相手との比較の上で何ができるかを考えること。自分の長所短所をわきまえた上で、相手よりいかに柔軟な思考・発想ができるか、それを実行に移すかという勝負の世界である。戦費と人員が足りないのなら、それをいかに補うかを考える(p87)

    ・人種問題を抜きにしては、なぜ日米が戦うことになったのかの答えは出てこない。19世紀半ばから20世紀前半にあった「黄禍論」もそうである(p109)

    ・人種平等規約の提案に賛成したのは、フランス・イタリア・ギリシア・中華民国・ポルトガル等の11か国、反対は、イギリス・アメリカ・ポーランド・ブラジル・ルーマニア、であった(p116)

    ・大東亜戦争で日本が勇戦敢闘したのを見て、アメリカの黒人が立ち上がり、ユダヤ人と連携して「公民権法」を勝ち取った(p117)

    ・第一次世界大戦時のロシア皇帝(ニコライ2世)と、ドイツ皇帝(ウィルヘルム2世)、イギリス国王(ジョージ5世)は従妹同士、第一次世界大戦は、一族の戦争である(p125)

    ・スイスは、国民に兵役の義務を課した上での、武装中立国であることを、メディアは伝えようとしない(p134)

    ・戦争が始まる頃、アメリカ・イギリス(世界の4分の1)、オランダ(インドネシア)、ソ連も自給自足(アルタルキー)が可能であったが、日本やドイツ、イタリアは不可能であった(p156)

    ・ソ連における、皇室廃止指令、共産主義に賛同しない人民の大量虐殺(700万人)等に、日本は危機感を覚えた。昭和初年から日本がおかしくなっていったのは、外的要因が国内に変化をもたらしたことも、わきまえるべき(p165)

    ・治安維持法の制定は大正14年だが、同時に、普通選挙法も成立、軍縮(高田、岡山、豊橋、久留米の陸軍4師団の廃止)も行っている(p167)

    ・世界最大の債権国となった日本が戦争をしないので、21世紀の世界は平和、この視点に立つと、大東亜戦争の正体は、国と国の戦争ではなく、国際金融資本が作った戦争となる(p184)

    ・当時の日本は、繊維製品を輸出して稼いだお金で原材料と機械を買っていたが、関税障壁で、アメリカ・カナダ・南米までが関税をかけ、アメリカの保護貿易が原因であった(p188)

    ・日程が付されていないことは、法的には何の効力もない、ハルノートはそのようなもの(p199)

    ・ガダルカナル島をめぐる海戦に、トラック島の泊地にいる、大和・武蔵といった戦艦は出撃せずに、巡洋艦や駆逐艦群が死闘を繰り広げていたにも関わらず、陸奥・長門も出さないで、旧式の金剛型の戦艦をだして沈められた(p244)

    ・三次にわたるソロモン海戦、サボ島沖海戦、南太平洋海戦、ルンガ沖海戦において、日米両海軍の損失はほぼ互角(24対24)、しかしこれが、攻勢終末点であった(p245)

    ・のちに戦艦大和最後の艦長となる、有賀幸作の第四駆逐隊に魚雷での空母赤城処分が命じられた(p254)

    ・ガダルカナル失陥後の戦勢を立て直そうとした、マリアナ沖海戦は、ミッドウェー海戦を上回る大艦隊を編成したが、米国は圧倒的に勝っていた(p257)

    ・19年10月のレイテ湾海戦で、連合艦隊は事実上壊滅した(p265)

    ・短期決戦主義と、艦隊保全主義の矛盾を解消できなかったことが、大東亜戦争における日本海軍の行動を不徹底にし、優位戦を展開できる戦力行使と戦場の設定ができなかった(p270)

    ・資源確保であれば、蘭領インド(インドネシア)に進出して、オランダと日本の妨害にくるイギリスだけを相手にする(アメリカとは戦わない)方策もあった(p273)情報戦という発想で、大和・武蔵の存在を活かさなかったのはもったいない事(p275)

    ・陸軍の最小戦闘単位は分隊、分隊長の下には、機関銃手1名、小型の迫撃砲である擲弾筒手が一名、手りゅう弾は全員が数個ずつ所持という具合に、どの分隊も金太郎的な編制であった。インパール戦では、宮崎少将は現場を任された指揮官として、規則を破って能力別編制を実行した、震災後の吉田所長も同様の行動をした(p280)

    ・昭和18年8月1日にビルマ、10月14日にフィリピンを独立承認して同盟条約、同23日に自由インド仮政府を承認、30日に汪兆銘政権と同盟条約を結んで、同年11月5・6日に、大東亜会議を結実した、18年4月末に外相に就任した重光氏は、東条英機・昭和天皇の後押しも受けたもの(p284)

    ・中国、ロシア、イギリスも日本と戦ったことで衰退に傾いた。ロシアは勝者側でも、中立条約違反、侵略による領土獲得で、道東的敗北。中国も、中華民国という蒋介石の国は、毛沢東の共産党に負けた、イギリスも全アジアの植民地を失った(p287)

    ・戦勝国が何と言おうとも、人種差別が公然とできなくなった新しい世界をもたらし、その引き金を引いたのは、この世界にあって日本という国である(p292)

    2015年12月20日作成

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    2015年12月20日

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