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沈むヨーロッパ諸国、崖っぷちのアメリカ。一方、日本の政治家は無能で、復興をどのように進めたらよいか分からない。こんな光景が目に映る2012年、じつは日本が海外の羨望を浴びつつある。いや、羨望どころではない。争いや格差のない社会のつくり方について、やがて世界が教えを請いに来る、と著者は記す。新聞や大学教授は、相も変わらず「日本の問題点」を数えあげている。それは商売のため、日本を低く見つもることで自分を偉く見せたいだけである。しかし、世界はもう日本を笑ってなどいない。われわれも欧米に憧れていない。大衆は「日本の力」にとっくに気づいている。江戸時代の庶民は、指導者をどのように考えていたか。かつての陸軍は、下士官をどのように遇していたか。本書で記される認識は、いずれも数百年の根をもつ歴史が育てた力である。日本が失ってはいけないもの、それは「中流」庶民の独立精神であることが、よく分かるはずである。
...続きを読むPosted by ブクログ 2012年07月15日
すべての源泉は心のあり方に帰結する。何を大切にし、何を守りたいか?
その上で、日本は劣位戦を展開するのではなく、優位戦を展開すべき。
サービスの語源は、神様を礼拝すること。
もはや、静止経済の時代。そのなかで、従来の量的拡大、伸長という指標は古い。
TPPは自由貿易かを、目指した枠組みで、全物品の関...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月21日
この本は読む価値がある。言葉では表現できない知識、暗黙知が、島国で多くの体験を共にしてきた日本庶民の間には存在する。この暗黙知が日本文化の奥行き、複雑性、多様性を形成してきた。戦後、震災前、失われた20年の経験の中で、論理で二択を迫る圧倒的な米国文化や、アジアの台頭に自信を失いつつある日本ではあるが...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月12日
私が本を読む中で日本の将来性を評価して紹介してくれる識者は、この本の著者(日下氏)以外に3人(増田悦佐、長谷川慶太郎、三橋貴明)いますが、その中でも日下氏の本とは長いお付き合いをしています。
彼の主張の中に、日本はバブル崩壊あたりから先進国で、それに引き続くデフレや、高齢化、少子化等、多くの国々が...続きを読む
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