動乱期を生きる

動乱期を生きる

1,122円 (税込)

5pt

4.2

知の巨人と気鋭の戦史・紛争史研究家が語り合う
「民主主義」「選挙」「安全保障」「日米関係」「中東問題」の今と未来

「三流腐敗国」に陥った日本の今とこれから

すでに権力を持っていることを理由に、強者が権力者然としてふるまう政体。それを「パワークラシー」という。
そして、このパワークラシーにどっぷり浸透してしまっているのが日本の社会である。
現代の日本では、強者を求める国民心理、短期的利益を求める「株式会社思考」が蔓延している。
さらに、マスメディアによるジャーナリズムの放棄、現状追認を促すインフルエンサーの台頭と相俟まって、傲慢で短絡的な政治家・インフルエンサーの言動が人気を集める不可解な現象が起きているのだ。
一方、世界を見渡しても、近代以前への回帰志向を持つ指導者が支持を集め、恐怖と混乱をもたらしている。
この動乱の時代において、私たちに残された道はあるのか?
本書では異なる専門を持つ二人が、300ページを超える圧倒的なボリュームで、日本が抱える問題とディストピアを余すことなく語る。
暗い未来の中に見える一筋の光とはーー。

[目次]
第1章 倫理的崩壊の危機
第2章 地に落ちた日本の民主主義
第3章 教育システムの機能不全
第4章 動乱期に入った世界
第5章 自ら戦争に歩み寄る日本
第6章 2024年の衝撃
第7章 思考停止に陥る前にできること

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動乱期を生きる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これでもかというくらい、今の日本の危うさを語る二人。
    対談のはずなのだが、一人の話、として読んでいる自分がいた。
    全く違和感がない。

    第二次安倍政権で底が抜けた日本社会、、、
    倫理のタガがはずれたのだ

    以前別のコラムでも書いたが、
    官僚主義を打破しようとしてた青年政治家安倍晋三には私は期待してい

    0
    2025年04月17日

    Posted by ブクログ

    安倍政治から、最近の東京都知事選、兵庫県知事選にかけての政治の凋落と、メディアでの議論のあり方、ネットの荒れ方、そして職場での無謀な上位下達について、モヤモヤとした違和感や閉塞感を感じていたことの正体が、この書を読んでクリアになった。
    こういう世の中の流れに乗りたく無いが、中々、抗えず、どうやって良

    0
    2025年03月16日

    Posted by ブクログ

    時事問題に対する内田樹の見解を知りたいと思ったのが本書を読む動機。作品紹介で書かれる「パワークラシー」については、権力者が強者然としてふるまう、実生活では会社の役職とか体育会系、年齢、男女、お店へのカスハラなど、至る所にある現象。「サン付け、クン呼び」みたいにいちいち拘る事象というのは、人間が関係性

    0
    2025年08月08日

    Posted by ブクログ

    動乱期!混迷でも混乱でもないこのタイトルからしてザワザワする感覚を覚えます。今思えば昭和の時代の、のほほんとした世界からと比べると明らかに異なる世界に居る感覚を覚えます。あの頃はよかった…なんてノスタルジーに浸っていることも今となっては許されない気がします。
    内田先生と山崎雅弘さんの対話は、この「底

    0
    2025年06月06日

    Posted by ブクログ

    この2人の対話とあらば、興味深く読めない訳がない。それにしても、政治家以外の国民が、政治に無関心でいられる状況が好もしいって、ホントまさにその通りですわな。

    0
    2025年03月24日

    Posted by ブクログ

    勉強になりました。日本が今後戦争をせずに平和を、保っていけるのかが不安です。こらまでの失敗から学ぶことができるのか。またジャーナリズムは今も生きているのか。世界の紛争はなぜ続いているのか、という問いに対して端的に答えてくれている著書です。

    0
    2025年04月01日

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