荒天の武学

荒天の武学

748円 (税込)

3pt

武術において想定外は許されない。不意の事態に際して、最適な答えを常に求められるのが武術本来の在り方だ。その精神は危機の時代、先の読めない荒天の世にこそ真価を発揮する。現代思想家・内田樹は合気道七段の武道家でもある。その内田が注目するのが中国武術韓氏意拳の光岡英稔。光岡は十一年にわたるハワイでの武術指導歴を持ち、きれい事ではない争闘の世界を歩いてきた。本書は二人の対話を通じ、護身、闘争という狭い世界にとどまらない、武術に秘められた荒天の時代を生き抜くための知恵を提示する。【目次】はじめに 「弱い武道家」という立ち位置から 内田 樹/序章 武運ということ/第一章 荒天を生きるための武術/第二章 荒天型武術の学び方/第三章 達人はフレームワークを信じない/第四章 荒天を進む覚悟/おわりに きれい事では済まない状況を如何にきれいに解決できるか 光岡英稔

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荒天の武学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年11月26日

    武道的な力とは、端的に言えば、一個の生き物としてあらゆる状況を生き延びることができる能力。自分自身が愉快に、気分良く生き続けられるために心身の能力を向上させること。
    ただ、自分ひとり愉快であればよいというものではなく、社会格差のせいで苦しんでいる人がいれば、自分も楽しくなくなる。だからこそ、武道家と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年04月29日

    自分が やってきたこと してきたことに執着が ある人は 新しい出会い
    武運には恵まれない!

    生き延びるための知恵と力を高めること
    それが武術修行の目的

    過ぎたことは もう過ぎたことだから考えても仕方ない。
    まだ起きてないことは まだ起きてないんだから考えても仕方ない。
    どちらも武道的には禁忌です...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年03月03日

    今の私にとって、かけがえのない1冊になった。内田樹さんと光岡英稔さんの対談は、ふにおちる宝のような言葉ばかりで、一気に読んだ。透明な感覚で自分の内側をかんさつし、外側を感知していきたいと思う。

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    Posted by ブクログ 2013年01月15日

    内田氏の著書は浴びるほど読んだが、今回はとりわけ武道にフォーカスした内容で、対談相手は韓氏意拳の光岡氏。光岡氏はストリートファイトで日本の合気道とは性格を異にする面も多いが、根本は相通じているようだ。時間概念の捉え方など、素人には少々ついて行けないような単元もあったが、海外での体験談や過去の武人にま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年12月24日

    ちょっとわかんないところ多し。でもその道の一流の応用力というか、他ジャンルに対する解釈理解力はすごい。

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    Posted by ブクログ 2012年12月23日

    とても奥が深い対談本。
    内田さんの『疲れすぎて眠れぬ夜のために』のなかで既に光岡英稔さんの名前が出ていた。
    光岡さんは1972年生まれとお若いのに、この空間からはもはや超越されている。

    私は数値や目で見えるものでは説明できないような、
    感覚的、時間的な話題に対しては感受性が高いので
    光岡さんが仰っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月04日

    5/10うてなの先生が貸してくださった。

    内田せんせいが光岡先生の話を聞いて「分かりません」と言うところが2カ所くらいある。
    分かりませんと言えるせんせいを見習いたい。

    さて、前半はあまり印象に残らなかったのだが、後半、引き込まれる。
    日本は「知識基盤社会」を提唱しているが、数値化されパッケージ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年10月31日

    私の娘が虫を殺したときに「なぜか自分がいけないことをしている」とかんじた。私が教えてないのに彼女はそう感じた。…から続く234pあたりは最高に面白かった。

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    Posted by ブクログ 2014年04月30日

     ものすごく奥深い話が続き、中々理解できない。しかし、何度も読むうちに少しずつわかってくるのでは?という期待感が持てる対談集ととった。少し武道はかじったことがあるが、本書にあるような境地はおろか、ろくすっぽな思考もなく、ただ練習?してた気がする(もっとも当時このような書があっても間違っても読みはしな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年02月28日

    現代社会は晴天の時期ではない。「荒天」の時代の武学とは・・。
    武に対して造詣のない私としては、うなずいてはみるものの、どうもよくわからない。再読しないと。

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