告発作品一覧

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  • 刑事長 四の告発
    4.0
    大川で背広姿の水死体が浮かんだ。男は市内の外科医で借金苦による自殺と断定された。事件にきな臭さを感じたベテラン刑事・岩切鍛治は、独自の捜査を開始する。見え隠れするパチンコ業界の利権争い、そして思いもよらぬ同僚刑事の死。岩切の行く手に暗雲が立ちこめる。好評<刑事長(デカチョウ)シリーズ>興奮の第2弾! (講談社文庫)
  • 刑事長 越権捜査
    4.0
    春団治(はるだんじ)刑事長(デカチョウ)こと岩切鍛冶は、組織や規律だけを重んじる警察の体質に刃向かう大阪府警の一匹狼だ。彼を慕う若手刑事が市内で屋台を撤去しようとして暴力警官として告発された。その直後、告発した男が不可解な死を遂げる。事件にきな臭さを感じた岩切は単独捜査を開始! 〈刑事長〉シリーズ興奮の第3弾! (講談社文庫)
  • 統一教会の元信者が明かすその手口と実態
    -
    本来宗教とは、人生や生活、家族関係などに悩む人の心を救うといった行為をすべきはず。ところがこれまでの統一教会がやってきたことは、宗教団体という正体を隠しての信者獲得と、多くの人の生活を困窮させるほどの徹底した高額な献金集めの活動だ。40年以上も政治、行政、さらにはマスコミまでもこの状況を放置してしまったために、甚大な被害になってしまった。そして宗教2世問題という新たな悲劇も生まれている。2022年7月に起きた安倍晋三元首相への銃撃事件をきっかけに、統一教会のこれまでの活動に対する批判的な声が多く出てきたが、統一教会は過去の被害に真摯に向き合い、自らの姿勢を改めるどころか、カルト思想の本質である敵対的姿勢をあらわにして、被害者の声を封殺しようとしてきた。今も悪霊の恐怖に心をとらわれて、マインドコントロール下にある信者、元信者らの呪縛を解くためにはどうしたらよいのだろうか……。  かつて統一教会の信者だった経歴を持ち、内部事情に詳しいジャーナリストが、自省と共にその手口と活動実態の恐ろしさを告発する。 序章 私はなぜ入会したのか、なぜ脱会したのか 第1章 統一教会をめぐる法的な包囲網 第2章 解散しなければならない幾多の理由 第3章 苦渋に満ちた人生を歩まされる宗教2世 第4章 物品販売会社と教団の関係性 第5章 悪質な高額献金の手口 第6章 カネの流れは断ち切れるのか 第7章 コンプライアンス宣言後の正体隠し 第8章 統一教会による反撃が激化 ●多田文明(ただ・ふみあき) 詐欺・悪質商法・闇バイトの実態に詳しいジャーナリスト。2000年代より悪徳業者に潜入取材してきた経験は数えきれない。著書『キャッチセールス潜入ルポ~ついていったらこうなった』(彩図社)はフジテレビで番組化され、2007年~2011年の間、ゴールデン枠の特番で第8弾まで放送された。取材の原点はかつて所属していた旧統一教会の信者経験にある。教団内部で行われてきた、未証し勧誘の実態や霊感商法などの巧妙な手口をつぶさに見てきた経験を踏まえて、消費者被害をなくすためにペンを取る。旧統一教会に対しては、1999年にその違法性を問う損害賠償請求の裁判を起こす(最高裁にて勝訴判決)。2017~2018年、消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員も務めた。著書に『信じる者は、ダマされる。元統一教会信者だから書けたマインドコントロールの手口』(清談社Publico)、『サギ師が使う交渉に絶対負けない悪魔のロジック術』(イースト・プレス)、『だまされた!だましのプロの心理戦術を見抜く本』(方丈社)など多数。現在はヤフーニュースのオーサ・公式コメンテーターとして記事執筆の他、情報・バラエティー・報道番組でコメントをするなど、多数のテレビ・ラジオに出演。騙されないための防犯講座、講演も数多く行っている。
  • 東京医大「不正入試」事件 特捜検察に狙われた文科省幹部 父と息子の闘い
    値引きあり
    4.3
    贈収賄の見返りは息子の医学部「不正合格」? 東京医大を舞台に、女子受験生への入試差別など社会を巻き込んだ文科省汚職事件の真相に迫る。 事件は最初から異例の展開を辿る。東京地検特捜部による捜査の過程で、図らずも東京医大の入試で女子学生が不当に差別されていたことが判明。その余波は他大学にまで及ぶ。 そのなかで、大人たちの思惑により、本人も知らぬうちに入試の点数に10点を加算されていた文科省キャリアの次男。だが、公判で明らかになったのは、加点がなくても次男は合格できていたという事実だった。 特捜検事による取り調べへの恐怖から、罪を認めるような調書を取られていた東京医大の理事長と学長は、公判で全面否認に転じる。将来の事務次官候補と言われた文科省キャリアも一貫して容疑を否認。事件の中心人物として「霞が関ブローカー」と報じられた男にいたっては、特捜部は一通の調書も取れないまま公判が始まる。 4人の被告が全員否認する一方、特捜部が縋る唯一の証拠は、隠し撮りされたある会食における会話の録音データのみ。 しかも、事件の背後には森友学園事件や、政府の不正を告発した前川喜平文科事務次官に対する官邸の怒りも見え隠れする。 緊迫の法廷劇、特捜検察に狙い撃ちされた親と息子はどう闘ったのか。 第1章 不正入試 第2章 「裏口入学」の真相 第3章 第2次醍醐会食 第4章 4000万円超の補助金 第5章 特捜部のシナリオ捜査 第6章 音声データを提供した男 第7章 霞が関ブローカーと呼ばれて 第8章 判決 【著者略歴】 田中周紀(たなか ちかき) 1961年、島根県生まれ。上智大学文学部史学科卒業。共同通信社社会部で95~97年、テレビ朝日社会部で2006~10年の計5年9ヵ月間、国税当局と証券取引等監視委員会を担当。10年にテレビ朝日を退社し、現在はフリージャーナリスト。 著書に『巨悪を許すな! 国税記者の事件簿』(講談社+α文庫)、『実録 脱税の手口』(文春新書)、『飛ばし 日本企業と外資系金融の共謀』(光文社新書)、『会社はいつ道を踏み外すのか 経済事件10の深層』(新潮新書)など。取材・構成に横尾宣政著『野村證券第2事業法人部』(講談社+α文庫)などがある。
  • 倒錯者Aの功罪
    5.0
    渋谷署刑事部捜査一課で最も優秀な人材である東間永司(あずまえいじ)は、勤務中に取調室で美貌の青年・雨宮嵐(あめみやあらし)と肉体関係を持ってしまう。その日をきっかけに、東間は誘うような嵐の艶めかしい姿態をサディスティックに貪る。しかし倒錯したセックスに二人で溺れる日々は、嵐の気まぐれな告発により覆されてしまう……。嵐の裏切りを許せない東間は――?
  • 東芝 大裏面史
    4.0
    東芝の幹部も回し読みしていたという噂の、会員制情報誌による調査報道! 19万人もの社員を抱える名門企業がなぜ経営危機に陥ってしまったのか。アメリカの原発会社ウェスチングハウスを法外な値段で買収したこと、3.11後の原子力発電事業の低迷、トップの権力争い、粉飾決算の発覚・・・・・・。危機の背後には経済産業省主導による原子力政策があった。 【目次】 ◎第一章 経産省にババを引かされた◎ -米原発会社ウェスチングハウス買収。高値づかみの戦犯は経済産業省の中に。 ◎第二章 原発ビジネスへの傾注 2008~2011年◎ -ウェスチングハウス買収から東日本大震災前までの記事を再録し、問題点を浮かび上がらせる。 ◎第三章 上層部の暗闘 2012~2015年◎ -3・11以降、原子力ビジネスは存亡の危機に。半導体事業にも陰りが見える中、会長と社長の確執が表面化する。 ◎第四章 粉飾決算の発覚 2015~2016年◎ -内部告発により不正会計が明らかに。西田、佐々木、田中の歴代3社長の辞任を発表した。 ◎第五章 再建か解体か、泥沼の混迷へ 2016~2017年◎ -莫大な債務超過に陥った東芝は混迷を続ける。Xデーがやって来ることはあるのだろうか。 ◎第六章 原子力ルネッサンスの幻影◎ -90年代、国内で電力自由化を推し進めるべく「聖域」に踏み込んだ男が経産省にいた。 ◎第七章 「フクシマ」のTSUNAMI◎ -未曽有の大災害が東芝にもたらしたものとは。 ◎第八章 トランプのデッドライン◎ -連邦破産法申請でも安閑とはしていられない。日米原子力協定更新という一大事が迫る。
  • 東芝 不正会計 底なしの闇
    3.4
    暴かれる「名門」の正体。「チャレンジ」という魔の言葉で始まった粉飾。歴代トップと監査法人の責任は? 隠蔽された米原発子会社「減損」の意味は......。 リーマン・ショックと福島原発事故が直撃、チャレンジ=利益水増し強要、大リストラ、トップの激しい抗争、米原発子会社ウェスチングハウス1600億円減損、監査法人の節穴監査、赤字額5500億円の衝撃・・・・・・。あなたの会社は大丈夫か? <目次> 序 発端 第一章 緊迫の株主総会 1 株価急落 /2 「役員は全員去れ! 」株主の怒りの声/3 「納得できず」株主あきれ顔/4 証券取引等監視委員会への内部告発? 第二章 「チャレンジ」魔の言葉 1 第三者委員会の報告書/2 たった3日で119億円利益水増し/3 過剰なまでの利益至上主義/4 「私は指示していない」田中社長の辞任会見 第三章 第三者委報告書が明かさなかった三つの謎 1 西田、佐々木両氏の激しい対立/2 ウェスチングハウスの経営問題/3 監査法人の責任問題 第四章 迷走をはじめた「室町体制」 1 財務制限条項/2 「消去法社長」室町氏/3 有価証券報告書の提出を再延長/4 2度目の株主総会 第五章 広報に丸投げした歴代社長提訴の説明 1 土曜午後の決算発表/2 苦しみに歪んだ広報担当者の表情/3 役員責任調査委員会の報告書 第六章 ウェスチングハウス1600億円減損の驚きと疑問 1 隠蔽された子会社の減損/2 東証の開示義務違反/3 社外取締役も知らなかった?子会社損失隠し/4 「原発46基受注」東芝バラ色の予測/5 海外では通用しない「二重基準」 第七章 残された困難な課題 1 監査法人の「節穴監査」を厳しく断罪/2 第三者委員会の報告書の「罪」 第八章 赤字額5500億円の衝撃 1 年末の株価急落/2 残されたアキレスけん/3 東芝の再生に向けて あとがき
  • 東大に名探偵はいない
    3.4
    収録作 「泣きたくなるほどみじめな推理」 市川憂人 1995年、憧れの従姉を失った私は、彼女の痕跡を探すため東大の文芸サークルに入った。 「アスアサ五ジ ジシンアル」 伊与原 新 地震研に突然届いた1枚のはがき。虹で地震を予知したという「ムクヒラの電報」との関連は。 「東大生のウンコを見たいか?」 新川帆立 東大卒のミステリ作家・帆立は、親友リリーとともに農学部で起きたウンコ盗難事件の犯人を探す。 「片面の恋」 辻堂ゆめ 五月祭の準備中、クラスメートの熱烈な恋を一瞬にして冷めさせた「片面」の意味とは。 「いちおう東大です」 結城真一郎 美しく完璧な妻がまっさきに提示した新居の条件は、「東大が見えるところ」だった。 「テミスの逡巡」 浅野皓生 (東大生ミステリ小説コンテスト大賞受賞作) 卒業生の医師を取材した学生メディア「UTディスカバー」のもとに、彼は人殺しだという告発状が届く。
  • 東電福島原発事故 自己調査報告 深層証言&福島復興提言:2011+10
    4.7
    カンニング竹山氏 この10年で僕は福島が好きになった だからこそ教えてほしいんだ あの時本当は何が起こっていたかを! 上念司氏 細野議員が集めたオーラルヒストリーは事故の客観的な記録として有用であるだけでなく、風評被害をもたらした人が誰であり何をしたのかという告発にもなっています 田中秀臣氏今も3.11に真摯に向き合う人たちとの対談 政治家としての現時点での具体的な提言 そして開沼博氏の周到な編集と解説で織りなした今後も長く参照される本である 早野龍五氏 細野さんの勇気ある「自己調査報告」に感銘を受けました 三章で取り上げられている処理水、甲状腺検査、食品摂取基準などの6つの課題と提案はいずれも首肯できる内容 佐々木俊尚氏 この本の注目すべき点は(中略)ステレオタイプな政治家のことばを乗り越えているということです 自説を声高に訴えるのではなく、ひたすら謝罪するのでもなく、驚くほど客観的にみずからのおこないを点検しているのです 矢部達哉氏 長く普遍的な価値を持つであろう驚嘆すべきこの著作が事故から10年後の2021年に出版されたのは必然だったに違いない 東京電力福島第一原発の事故から10年。原発事故収束担当大臣として現場と対峙した細野豪志が、改めて当事者たちを訪ねた。 原発処理水、放射線、健康影響の科学的根拠 原発、そして隣接自治体の今――。 現場から集積した圧倒的なファクトを気鋭の社会学者・開沼博と共に読み解く。 ◎主な登場人物 田中俊一(初代原子力規制委員会委員長) 近藤駿介(元原子力委員会委員長) 磯部晃一(元陸上自衛隊東部方面総監/陸将) 森本英香(元環境事務次官) 佐藤雄平(前福島県知事) 遠藤雄幸(福島県川内村村長) 渡辺利綱(前福島県大熊町長) 緑川早苗(元福島医科大学内分泌代謝専門医) 竜田一人(『いちえふ福島第一原子力発電所労働記』作者) 遠藤秀文(株式会社ふたば代表取締役社長) 南郷市兵(福島県立ふたば未来学園高等学校副校長) 大川勝正(株式会社大川魚店代表取締役社長) 林智裕(福島県出身・在住ジャーナリスト) <目次> はじめに 歴史法廷での自白 細野豪志 第1章 最前線の闘い 第2章 10年たった現場へ 取材構成者手記 林智裕 第3章 福島のために、わが国が乗り越えるべき 6つの課題 編者解題 開沼博 おわりに 自己事故調がなし得たこと 開沼博
  • 頭取室
    -
    四十五歳の若さながら、次期頭取の地位を狙う勧業相互銀行専務・山城。目的のためには手段を選ばぬ彼に、現頭取の殿村は、山城外しを画策する。果たして黒い野望を阻止することができるのか? 金融業界の暗部に迫る告発企業小説。

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  • 時の剣 告発弁護士シリーズ
    3.0
    時効を目前にして、逃亡中の男が、強姦殺人容疑で逮捕された。弁護士は、猪狩文助。トレードマークは、薄汚い風呂敷包みと剥げたステッキ。80歳を越えているが、いったん法廷に立つと、「法廷荒し」の異名の通り、検事や証人、時には裁判官を向こうにまわし、絶妙のあざとい駆け引きで、被告に有利に導いていく──。
  • 特捜検事 新編集版
    4.0
    一般市民からの告訴や告発を受け付ける東京地検特捜部の直告係から、今日も立花検事に事件が回ってくる。小さな傷害や名誉毀損・詐欺・贈収賄・強制わいせつ事件として処理されるはずの案件が、なぜ殺人事件にまで変貌してしまうのか。立花検事の調書が今、紐解かれる! 直木賞作家が見つめた人生の黒い果実とは!? 昭和末期の名推理〈特捜検事〉シリーズから7編を再編集! 人生の真実に時代は関係ない。今野敏さんお勧め「さすが三好さん、熟練の筆の冴えだ。捜査小説ブームの今こそ、実直な立花検事の活躍を味わってほしい」。
  • 十津川警部「生命」(上)
    3.0
    ※本書は、双葉社から配信されている『十津川警部 「生命」(上)』と同一の内容です。重複購入にご注意ください。 札幌にある北方大学医学部の名誉教授で産婦人科医の三国が、研究室で刺殺された。一月後には東京下北沢の駐車場で、男の撲殺体が発見された。男が勤務する医療機器販売会社は、五年前、不起訴になったものの三国との贈収賄疑惑が取りざたされた。十津川は、当時内部告発したため大学を追われ、離島の診療所に勤める沢井に会いにいくのだが……。

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  • 十津川警部 家族
    -
    十津川警部に辞表を提出して失踪した田中刑事。飲酒運転で人を轢いて死亡させ、遺体を奥多摩山中に埋めたという弟を助けるための決断だった。十津川が捜査を始めたが、捜査の進展とともに、弟が埋めたはずの遺体が消失。さらに、田中家を監視する謎の男や兄弟の犯罪を告発する手紙までが捜査本部に送られてきた……。
  • 十津川警部 告発
    -
    雲仙温泉で音響メーカー、メディアX研究所所長の原口利夫の遺体が発見された。長崎県警の協力要請を受け、十津川警部が捜査を担当することになった。その事件を機にメディアXに関連する事件が多発した。事件の解明へ突き進んだ十津川警部は、国家が絡んだ壮大なプロジェクトの正体を掴んだが……!?
  • 十津川警部「告発」
    2.8
    十津川警部の旧友、原口が長崎・雲仙で死体として発見された。彼は生前、何かにひどく怯えた様子だったという。捜査が進むうちに、勤務先の音響メーカー・メディアX社に関するきな臭い噂が届く。原口は死の直前、出版社宛にメディアX社の所業を告発する手紙を出していたのだ。真相を探ろうとする十津川の前に立ちはだかる妨害の数々。そして十津川は何者かの手によって拉致されてしまうが……!?十津川警部、最大最悪の危機!
  • 十津川警部 千曲川に犯人を追う
    3.3
    東京で連続幼女殺人事件が発生、長野県上山田温泉で将棋の名人戦に挑戦中の宗方が捜査線上に。週刊誌記者が宗方を犯人と告発する一方で、謎の手紙を読んだ彼は大悪手を指して敗北した。しかも現地で宗方の愛人が行方不明、幼女もまた1人犠牲に。十津川警部の名推理が事件の真相を暴く! 傑作長編推理。(講談社文庫)
  • 十津川警部 千曲川に犯人を追う
    -
    都内で発生した幼女連続殺人。容疑者として捜査線上に上ったのは、プロ棋士・宗方功だった。長野県上山田温泉で名人と対局中、謎の手紙を受け取った彼は、信じられない悪手を指し敗北する。執拗に彼を追い、犯人だと告発する週刊誌記者が握る秘密とは? さらに上山田では、宗方の愛人が行方不明となり、また一人幼女が犠牲に! 十津川警部が驚くべき真相を暴く。
  • 十津川警部 鳴門の愛と死
    1.5
    アリバイの真偽を洗え! 十津川警部宛てに、ある作家から一冊の本が送られてくる。一年前に女優である妻を殺したのは、夫のカメラマンだと告発するもの。夫には事件当日アリバイがあり、十津川は容疑者から外した。しかし、四国八十八カ所巡りで出会った女性お遍路のアリバイ証言者は現在、行方不明。しかも事件後、夫が車ではねて死なせた女性は証言者の友人で、一緒に巡礼に行っていた。口封じか? 十津川の確信は揺らぐ―

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  • 十津川警部 鳴門の愛と死(十津川警部シリーズ)
    -
    女優の笠原由紀が東京で殺害された。カメラマンの夫・小笠原徹が疑われたが、事件当日、鳴門の渦潮を撮影していたというアリバイがあり、十津川警部はシロとした。が、捜査は難航。その一年後、作家の大下楠夫から、犯人は夫だと告発する本が届く。小笠原のアリバイを証言したお遍路の女性が、借金を返して行方不明。その女性と一緒に四国八十八カ所を巡礼していた友人も事件後に小笠原がはねて死なせていた。友情と裏切りの罠に翻弄されながらも真相究明に挑む十津川警部。東京と巡礼の聖地を結ぶ、長編トラベルミステリー。
  • 十津川警部 南風の中で眠れ
    3.0
    殺人請け負いグループの暴挙を暴け!  ファミリーレストランチェーンの社長・岡崎秀明が誘拐された。犯人は、身代金を要求することもなく、岡崎に相応の請け負い料を支払ってもらえれば、敵対する人物を消してみせると持ちかける。悪魔のささやきを聞いてしまった岡崎は、男に言われるがままに一億円を振り込んでしまう。程なく、白石検事と部下が事故死した。そのとき、特急「南風」に乗っていた岡崎には、アリバイがあった。  数日後、十津川警部を訪ねてきた藤田検事は、白石が岡崎の不正経理を追求し告発する予定だったことを伝えた。  そして、岡崎には白石殺害に関わった男からまた連絡が入る。それは、ある男と高尾山に登って欲しいというものだった。すでに殺人に関与してしまった岡崎には、自分の意志など通じなかった。  さらに、大病院の院長の自殺、有名女優の毒物死にも、請け負い殺人グループが関わった疑いが!  十津川警部は、奴らの書体を暴くことが出来るのか?
  • 十津川警部ミステリースペシャル 十津川警部 鳴門の愛と死
    完結
    -
    ある日、警視庁捜査一課・十津川のもとに、1冊の本が送られてきた。それは十津川が1年前に担当した、有名女優殺人事件の真相を告発する内容の本だった。女優と交友があったどの人物にも完璧なアリバイがあり、迷宮入りとなりつつある事件だったが、十津川は本に挑発され、再捜査に乗り出すのだった――。
  • 十津川警部 湯けむりの殺意
    5.0
    道後温泉の老舗ホテルの娘を三田村刑事が殺害したという告発の手紙が、本多捜査一課長宛てに届いた。愛媛県警に確認すると、確かに殺人事件が起きており、その時期に三田村も叔父の葬儀で道後に行っていたことがわかった。捜査に乗り出した十津川警部のもとに、三田村に不利な証拠が次々と出る。温泉地を舞台にした五編を収録。
  • 十津川警部 予土線に殺意が走る
    -
    国際的な音楽家やアスリートの興行を打つ「呼び屋」の東海元。彼が次に選んだのは愛媛宇和島の闘牛とスペインの闘牛士の対決だった。イベントはまたも大評判を呼ぶも、巨額の興行資金が回収されたかは不明。興味を抱いたN新聞の記者梶本は東海の秘書山田真由美に接近した。同じ頃、多摩川河川敷で殴殺死体が発見され、十津川率いる捜査本部に東海と事件の関連を示す告発状が届く。やがて、四国の予土線を走る、新幹線そっくりの“鉄道ホビートレイン”に東海が執着していたと判明、梶本が、そして十津川が四国へ飛んだ!
  • 隣りに潜む毒~児童虐待疑惑の毒親~ 1巻
    完結
    -
    全1巻165円 (税込)
    「近所の子供が、母親から虐待を受けている?」芽生えた疑惑は、しだいに確信に変わっていき…!? ひとり娘・灯と同じマンションに住む友達、めぐみちゃんが、痩せ細り、いつも同じ服を着ていることが気になっていた。ある日、汚れてしまった洋服を洗おうとした私は、めぐみちゃんの身体中にアザがあるのを見つけてしまう。めぐみちゃんの母親は、もしかして毒親なのではないか…? 同じ母として、虐待疑惑の毒親を放っておくことはできない…! 子供を守るために、毒親を告発するために、今立ち上がる…!! (本作品は『ibara 残酷な女のミステリー5~毒母の呪縛~』に収録されている『隣りに潜む毒~児童虐待疑惑の毒親~』と同内容になります)
  • トパーズの瞳
    4.0
    アンディは五年前、ニューメキシコの居留地に移り住んだ。ほどなくして部族警察の警部だった父が汚職を告発され、自殺した。父を告発したのは、彼の部下でありアンディの恋人のジョーだった。ジョーが父を殺したのも同然よ!絶対に許すわけにいかない。彼は言い訳することもなく、黙って彼女の前から立ち去った。あれから五年。まさかこんな形でジョーと再会するなんて……。しかもまた、事件がらみとは。アンディの異母弟とジョーの甥が指名手配されたのだ――殺人犯として。焦るアンディにジョーが冷たく言った。「きみにいてもらう必要はない。邪魔なだけだ」★全米マスコミ各紙が最大級の賛辞を贈るビバリー・バートン。日本での人気も急上昇中です。『狼たちの休息』 の第十話は、父を死に追いやった元恋人を憎みながらも待ち続けるアンディの物語。読み応えのある作品です。★
  • とりあたま炎上―忖度無用のチキンレース!編―
    4.2
    トランプ大統領就任、金正男暗殺、朴槿恵罷免……世界を激震させたニュースから、大相撲や財務省スキャンダルなどの国内ニュース、さらに、「インスタ映え」大流行、セクハラ告発といったネット発のニュースまで。今日も誰かがどこかで炎上中。
  • 動  機
    4.0
    「行方不明の芸者の千代子は、隅田児童公園の隣りの空地に埋められている」――差出人不明の手紙の告発で、殺人事件が明るみになった。逮捕されたのは、彼女を世話していた船原昇吉。 本当に犯人は船原か? 動機は嫉妬?――弁護士・瀬能寿夫が、意外な真相に迫る。(表題作) 一見平凡な日常に、殺人事件の「動機」が潜む。人生を写しとった、珠玉の法廷ミステリー!
  • 毒の告発 ドキュメント帝銀事件
    -
    昭和23(1948)年1月26日、東京都豊島区の帝国銀行椎名町支店で起きた毒殺事件。薬液を飲んだ16名のうち12名が死亡。死刑判決を受けた平沢貞通は無実を訴えながら昭和62(1987)年に獄死。捜査はどのように進んだのか? 元警視庁捜査一課長の「捜査手記」をもとに謎の真相に迫るドキュメント。単独犯説を完膚なきまでに覆した複数犯説。これまでだれも書かなかった帝銀事件の真相!

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  • 内部告発
    -
    総合商社TOHOの機械統括室長が、首脳部のスキャンダルを週刊誌で暴露した。31人の取締役全員が、社の所有する株を分配し、私腹(しふく)を肥(こ)やしたという内部告発文である。現社長の次を狙う常務の田代は、儲けた金で2人の女を囲い、愛欲生活に耽(ふけ)っていた。暴露記事がもたらしたのは……!? 表題作ほか6編。激しい欲望に衝(つ)き動かされる人間を描いた経済企業小説集。
  • 内部告発者
    3.0
    1巻1,386円 (税込)
    第1回ダイヤモンド経済小説大賞受賞作。審査員の高杉良、幸田真音氏などが激賞した注目の経済小説登場。経済小説界に新星登場!!
  • 内部告発者
    3.6
    ワンマン会長の牛耳る中堅損保「シブカジ」を揺るがす雑誌記事。不正融資の証拠コピーはどこから流出したのか?退けた前副社長が怪しいと睨む会長は、莫大な損害賠償請求を起こすが。損保業界の暗部を抉る傑作
  • 内部告発・内部通報―その「光」と「影」―
    -
    企業の社会的な信用を損なう「不祥事」は、どんなに対策を取っていても発生するものです。また「不祥事」が「内部告発」によって外部にもたらされると、行政による調査が突然開始され、マスコミによる不祥事報道により、企業の存亡につながります。こうしたリスクを避けるためには、どうしても起きてしまう「不祥事」や「不正事実」を社内で受け止め公表し、公正に処理できるシステムの構築が必要です。このような点を踏まえ、本書は企業の立場からは「どうすれば役職員が安心して内部通報制度を利用できるのか」従業員の立場からは、「どうすれば内部告発によって報復や制裁を受けずにすむか」と言った視点で書かれています。

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  • 内部告発のケーススタディから読み解く組織の現実 改正公益通報者保護法で何が変わるのか
    5.0
    「公益通報者保護法」が一部改正され2022年6月に施行、事業者には罰則規定も設けられる。難解な条文の意味をひもとき、これまで日本の組織で起こってきた事例をふまえ、関係者の知るべき法改正の実質、義務・制裁の必須ポイントをわかりやすく解説する
  • 内部告発の正しいやり方
    -
    告発で問題解決! もう泣き寝入りする必要は一切なし! 個人が権力者や組織の不正に立ち向かっても、ひねり潰されるのがオチだったのは過去の話。今はもう、証拠を揃えて悪事をぶちまければ、個人でも解決が可能な時代に突入している。 身バレを防いで安全にチクるための知識とテクニックを、改めて研究しよう。 《主な内容》 ●内部告発の有名事例をチェック ●告発で最も大事なのが客観的な証拠の収集 ●決定的瞬間を逃すな! 証拠取り(秘)グッズ ●匿名&効果的に不正を訴える! 告発サイト入門 本書は『月刊ラジオライフ』(毎月25日発売)に掲載された記事を電子版として再編集したものであり、記述は掲載当時の情報にもとづいています。そのため、価格・仕様が変更されていたり、販売・サービスが終了していたりする場合があります。なお、各記事の初出は以下のとおりです。記事中で参照ページが指定されている場合は、各特集内のページ数に対応しております。 ・2023年11月号 特別企画 過去の事例から学ぶ 内部告発ガイド ・2018年11月号 特別企画 デジタル時代の内部告発マニュアル 一部記事や画像の削除等、紙版とは異なる場合があります。 本書はあくまで報道の見地から「事実」を掲載したものです。「事実」を実際に行い、万が一事故やトラブルに巻き込まれた場合でも、小社および筆者は一切の責任を負いかねます。本書に掲載された情報の取り扱いはすべて自己責任で行ってください。
  • 長き沈黙
    -
    1巻990円 (税込)
    731部隊の隊員として、その戦争責任を告発しつつ亡くなった父親。著者は父の遺志を語り継ぐため、講演活動を500回近く行ってきた。若者にこそ伝えたい語る戦争の真実がここにある。
  • ナショナリズムとジェンダー 新版
    4.2
    「従軍慰安婦」の存在は周知のものだったにもかかわらず,1990年代の当事者による告発まで,なぜ彼女らの存在は「見えて」いなかったのか.「慰安婦」問題がつきつけるすぐれて現代的な課題を,フェミニストとして真正面から論じ話題となった『ナショナリズムとジェンダー』に,その後の論考を加え,戦争・国家・女性・歴史にかかわる著者の発言を新版として編集.

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  • なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか
    4.2
    ウソと欲と保身にまみれた日本の支配層、その暗部を間近で見ながらなぜメディアは報じようとしないのか? この国の「中枢」を蝕む病根を暴き出す!! コロナ禍、黒川、森友……国難のなか、政権と、「なれ合いジャーナリストたち」は私たちの知らないところでいったいなにをしているのか? 権力が隠し、メディアが伝えない真実の姿とは? 最前線で弧闘する「新聞記者」望月衣塑子だからこそわかる迫真のドキュメント! 目次より 序章に変えての往復書簡 望月衣塑子より いまこの国を蝕んでいる本当の病根 佐高信より 官主主義と分断と 第一章 芸能と政治が切り結ぶ 映画「新聞記者」の衝撃 第二章 告発と報道 権力中枢に斬りこむために 第三章 権力と新聞の危険な関係 記者の存在意義とは何か 第四章 隠蔽と沈黙をぶち破れ 森友問題の新たな核心 第五章 「命」と「生活」を懸けて コロナがジャーナリズムに突きつける あとがきにかえて 望月衣塑子というひと 佐高信 あとがき ジャーナリズムの危機と光明と 望月衣塑子
  • 謎好き乙女と奪われた青春(新潮文庫nex)
    3.9
    藤ヶ崎高校一の美少女、早伊原(さいばら)樹里は恋愛に興味がない。友情にも興味がない。もちろん、部活にも。彼女が愛してやまないこと、それは日常に潜む謎。衆目の中ですり替えられた花束。学年全員に突如送られた告発メール。教室の反対側からの不可能カンニング。やがて僕の過去が明らかになるとき、「事件」の様相は一変し……。彼女と「僕」が織りなす、切なくほろ苦い青春ミステリ。
  • 謎好き乙女と奪われた青春(新潮文庫nex) 無料お試し版
    無料あり
    4.0
    藤ヶ崎高校一の美少女、早伊原(さいばら)樹里は恋愛に興味がない。友情にも興味がない。もちろん、部活にも。彼女が愛してやまないこと、それは日常に潜む謎。衆目の中ですり替えられた花束。学年全員に突如送られた告発メール。教室の反対側からの不可能カンニング。やがて僕の過去が明らかになるとき、「事件」の様相は一変し……。彼女と「僕」が織りなす、切なくほろ苦い青春ミステリ。まるまる1章、無料でお試し!
  • 謎好き乙女と壊れた正義(新潮文庫nex)
    4.0
    紫風祭。藤ヶ崎高校学園祭を早伊原樹里と回ることになった春一は、その道中で相次いで“謎”に遭遇する。開会式で用いる紙ふぶきの消失。模擬店と異なる宣伝看板を並べる実行委員。合わない収支と不正の告発。初夏の一大イベント真っただ中で起こる事件を追う中で、二人は学祭実行委員長・篠丸の暗躍を知る……。正義とは何か。犯人は誰か。切なくほろ苦い青春ミステリ、第2弾。
  • ナックルズ the BEST 実録陰謀File~揉み消された不都合な真実編~
    -
    マイケル・ジャクソンは今も生きている!? 世界のスーパースター死の偽装説を追う!! 角界のタブー! 八百長告発者は裏社会に葬られた!? 皇居に埋まった人柱の謎、恐怖の毒雲ケムトレイルの正体――and more.触れてはいけない世界の闇を完全漫画化!! これを読んだら、もう何も信じられなくなるかも……?
  • ナックルズ the BEST 悪い病院~告発!!医療崩壊編~
    4.5
    白衣の裏に隠されたドス黒い本性――。寿命を縮めるトンデモ治療現場を大暴露!
  • 懐かしい骨 新装版
    3.7
    両親が亡くなり、解体した実家の物置の床下から白骨死体が発見された。娘である早紀子は、25年前の記憶を辿るうちに、ある事件に思い当たる。この骨は過去の犯罪を告発すべく現われたのか……。繊細なタッチで描く戦慄の長編サスペンス。
  • 七色小町ゴージャス派 1
    完結
    3.0
    巨乳でスタイル抜群の超絶美女・小金沢奈々。彼女が経営する「トラブルバスター」は、依頼人が申し出るありとあらゆる頼み事・相談を超低価格で解決する少数精鋭の秘密会社なのだ。今回の依頼人である女性は先月まで秘書として勤めていた会社の社長を、レイプの罪で告発したいという。捜査のため、奈々自身が囮となって社長に近づくと案の定ヤツは肉体関係を迫ってきて…!元女子プロで体力担当のカズ・美少女ハッカーのマコら一癖も二癖もあるメンバーでおくるちょっとエッチな痛快助けびとコメディ。
  • 七四
    3.9
    完全密室の七四式戦車(ナナヨン)内で、死体が見つかった――。 自衛隊内の犯罪の捜査および被疑者の逮捕を行なう部署である中央警務隊。 隊長・大曽根より、突然の命を受けた甲斐和美三等陸尉は、富士駐屯地に向かい、 第百二十八地区警務隊の捜査に協力することになった。 それは単なる自殺と思われた事件だったが、内部からの告発により、殺人の可能性があるという……。 甲斐和美は富士駐屯地に急行し、自衛隊組織の暗部に迫っていく――。 『このミステリーがすごい! 』大賞優秀賞受賞作家が贈る、渾身の自衛隊ミステリー!
  • 生皮 あるセクシャルハラスメントの光景
    3.9
    1巻1,899円 (税込)
    小説講座の人気講師がセクハラで告発された。なぜセクハラは起きたのか? 家族たちは事件をいかに受け止めるのか? 被害者の傷は癒えるのか? 被害者と加害者、その家族、受講者たち。当事者の生々しい感情と、ハラスメントが醸成される空気を重層的に活写する新たな代表作。
  • 汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝
    3.6
    佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)推薦! 「国際政治の舞台裏を解剖した傑作だ! 」 プーチン、習近平はじめ、世界のVIPを震え上がらせた「パナマ文書」、 アフガン戦争&イラク戦争の機密文書を公開! 告発サイト「ウィキリークス」の主宰者、 サイバースペースの叛逆児アサンジ、 CIAの国家機密を内部告発したスノーデン、 詐欺師の父を持ち、スパイからベストセラー作家に転身したジョン・ル・カレ、 銀座を愛し、ニッポンの女性を愛した、20世紀最高のスパイ・ゾルゲ、、、 古今東西、稀代のスパイはみな、 人間味あふれる個性的なキャラクターばかり。 そんな彼らは、いったいどうやって 世界を揺るがす超弩級の情報を どうやって手に入れたのか? 「最後の勝負は、いかに相手の懐深く飛び込み、 信頼を勝ち取れるかにかかっている。人間力を駆使して 盛りかえる情報だけが、ダイヤモンドのような輝きを放つ」 (本文より) 情報の主戦場がサイバースペースに移りつつある今こそ、 検索で見つけた無味乾燥な情報ではなく、 自らの足で、時間をかけて集めたインテリジェンスが 何ものにも代えがたい、唯一無二な価値を持つ。 人間味あふれるスパイたちが繰り広げるドラマチックなストーリーは、 同時に、今の時代を生き抜くために欠かせない、 インテリジェンスセンスを磨く最高のテキストなのだ。 巻末には手嶋龍一さんが自らセレクトした、 「夜も眠れないおすすめスパイ小説」ベスト10付。
  • 逃げない流儀
    -
    かつて零細出版社であった竹書房を、一代でベストセラーを連発する売上高150億円の出版社へと引っ張りあげ、「過去45年で4千億円を稼いだ」と自負する出版人・高橋一平(前竹書房会長) の破天荒な生き様に迫る!! 「麻雀劇画(『アカギ』『哭きの竜』など)」「フリテンくん」「ぼのぼの」、そして、加納典明を起用したヘアヌード写真集「月刊 THE TENMEI」の創刊と逮捕……元大手版元編集者でジャーナリストの小菅宏が、高橋一平の業界への「告発」と「告白」を引き出し、真っ向から対峙して綴った記録!!
  • 2020年新聞は生き残れるか
    3.7
    東京五輪決定の大ニュース翌日は新聞休刊日。だが、私たちに不都合があっただろうか? それでも新聞は必要なのか? 東京新聞論説副主幹がリアルに告発する、ポチ化するマスメディア、堕落する言論。
  • 日弁連という病
    4.0
    日米弁護士コンビ怒りの告発!! 多くの弁護士は怒っている! 「日弁連は政治活動の道具ではない!!」 ギルバート 「日弁連は、会や会長名義で、さまざまな政治的な意見書や声明を出していますが、まるで日本共産党や左翼団体のような主張をしているのです」 北村 「弁護士が有志でするのであれば、その政治的主張が右だろうが左だろうが自由です。問題は、これらの意見が日弁連の名前で出されていることです」 ギルバート 「そもそも、なぜ弁護士の団体が、わざわざこのような特定の立場に立った意見を出さなければいけないのでしょうか」 北村 「日弁連の中には、特定の思想・信条を持った勢力があります。私には、彼らが政治目的のために日弁連という名前を利用し、あたかも『弁護士の総意』であるかのように装っているとしか思えません」 【目次より】 第1章 日弁連の「死刑制度廃止論」のウソ 第2章 問題だらけ! 日弁連の実態 第3章 非現実的な日弁連の「恒久平和主義」 第4章 韓国籍副会長誕生で日弁連はどうなる? 第5章 日韓関係を悪化させた日弁連の罪 終章 日弁連を改革せよ
  • 日債銀破綻の原罪 : 元行員からのレクイエム〈上〉
    -
    1~2巻1,155円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 なぜ日本債券銀行は崩壊したのか。戦後復興策の一環として設立された日債銀が尾上縫事件・金丸脱税事件などを経て崩壊に至る道程を、元幹部行員が告発する。金融機関の実像を知れる実話小説。

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  • 日本共産党暗黒の百年史
    4.0
    1巻1,999円 (税込)
    元党員が命がけで内部告発した、 党史研究の最高傑作! ソ連、中国、自衛隊、天皇、革命... この政党がやってきたこと、 やろうとしていることがすべてわかる! なぜ100年も存続できたのか? 査問・リンチ・内ゲバ・除名...悲劇は終わらない 序章 幹部たちの歴史観とつくられる「党史」 一章 神にされた男 市川正一の生涯 二章 モスクワ生まれの「粗製乱造的」党 三章 リンチ事件の真相 四章 徳田球一と宮本顕治 五章 中国共産党との関係 六章 除名された人々――多様性をゆるさぬ民主集中制 七章 「退廃との闘争」と優生思想 八章 憲法と革命(その1)――自衛隊をめぐって 九章 憲法と革命(その2)――天皇をめぐって
  • 日本大使館の犯罪
    -
    ペルー大使公邸事件を解く鍵が、ここにある! ――館員の著作を検閲し、国会議員の接待に明け暮れ、他国の日本語教育番組に干渉し、「憲法改正のためのクーデター」に言及する大使もいる。国民の大切な税金をムダ使いする、知られざる大使館の行状とは? 危機管理や外交を忘れて迷走する、大使館の呆れた実態を告発する! 迷走する大使館の実態。こんな外交官に日本を任せられるか!
  • 日本中枢の狂謀
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    「報道ステーション」生放送中の告発の裏には、驚愕の事実が隠されていた!! 改革と見せかけ、「戦争国家」を作る、悪魔のシナリオをすべて暴く!!
  • 日本と中国はまったく違います 台湾人記者の駐日40年
    4.5
    1巻1,540円 (税込)
    門田隆将氏推薦! 「本書は反中国最前線の告発だ」 香港の次は台湾だ―― 李登輝元総統の来日、東日本大震災、台湾独立運動… 日台の民間交流には中国の恫喝と嫌がらせがあった。 台湾人記者が体験を元に記録した中国の悪意と日本の力。 台湾人はなぜ日本が好きなのか、 なぜ中国が嫌いなのか
  • 日本劣化の正体
    -
    1巻1,496円 (税込)
    日本は原子力帝国だった! 原子力ムラとの18年間にわたる戦いの末、贈収賄事件をでっち上げられて政治生命を絶たれた佐藤栄佐久元福島県知事。その彼が福島第一原発事故のおそるべき真相をいま明らかにする! 佐藤元知事は2006年10月、収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕された。5年に及ぶ裁判闘争の結果、2012年に有罪判決が確定した。しかし、判決文の中で収賄額は「ゼロ」と認定された。つまり、一円も受け取っていないのに「有罪」となったのである。この不条理な判決に、原子力ムラの意を汲んだ国の強い意思がある。「福島のトゲを抜け」それが国の意思だった。佐藤元知事の冤罪事件の深層を探れば、福島第一原発事故の真相が見えてくる。 国の根幹であるエネルギー政策をめぐって昏迷するいま、佐藤元知事の告発は必見・必読である。
  • 入門図解 最新 告訴・告発・刑事トラブル解決マニュアル
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    1巻1,320円 (税込)
    2018年6月、日本版「司法取引制度」スタート! 新しくなった刑事訴訟のしくみを平易に解説。 被害届・告訴・告発から捜査や刑事手続、 民事上の賠償請求までを1冊に集約。 刑事事件の当事者になった場合の相談事例と対処法も多数掲載。 ●刑事裁判のルールと手続きがわかる。 ●犯罪被害にまきこまれた場合にどうすればよいのかがわかる。 ●身に覚えのない容疑をかけられた場合の対処法を解説。 ●民事賠償の請求手続きも解説。最新の民法改正にも対応。 ●交通事故、少年事件、裁判員制度のこともわかる。
  • ニューズウィーク日本版別冊 未来をつくるSDGs 2022
    -
    SPECIAL ISSUE 日本と世界のSDGs事例集 未来をつくるSDGs 2022 Interviews のん、竹下隆一郎 Introduction 未来をつくる一歩 Goals 誰ひとり取り残さない全人類の共通目標 News あなたの生活にもSDGsを Photo-essays イタリア・ミラノ、岩手県八幡平市 ■SOCIETY リコー 過疎地の学校を救う遠隔教育 エネファント×パナソニック 駐車場からエネルギー循環を Relight 「見えない貧困」の解消にビジネスとして取り組む ■ENVIRONMENT ブラザー工業 チョウが舞う生態系を取り戻す イケウチオーガニック 20年以上追求してきた本当のオーガニック WOTA 目指すは水道を超える次世代の水循環システム ■ECONOMY リクルート 週休3日は良いことずくめ? TBM 日本発のサステナブル新素材 ボーダレス・ジャパン ユニークな手法で助け合う42の社会事業 ■WORLD Too Good To Go 食品ロス×アプリという解決策 フォード 「ゴーストギア」を自動車の部品 BMW 農場メタンでEVを動かす ほか 目次 Interviews のん Introduction 未来をつくる一歩 Goals 誰ひとり取り残さない全人類の共通目標 News あなたの生活にもSDGsを Photo-essays イタリア・ミラノ ■SOCIETY リコー 過疎地の学校を救う遠隔教育 エネファント×パナソニック 駐車場からエネルギー循環を Relight 「見えない貧困」の解消にビジネスとして取り組む ライフサカス 「産む」をめぐる多様性を伝えるウェブメディア インテグリカルチャー 研究室で「肉を作る」時代がやって来る 良品計画×グリラス 将来を見据えて昆虫食をもっと身近に blurorange 「かわいい」を着たい男女に応えるアパレル JX通信社 スペシャル対談 災害リスクをいち早く感知し、人命と社会を守る企業へ。 Newsweek SPECIAL ISSUEの最新刊 ■ENVIRONMENT ブラザー工業 チョウが舞う生態系を取り戻す イケウチオーガニック 20年以上追求してきた本当のオーガニック WOTA 目指すは水道を超える次世代の水循環システム 星野リゾート ホテルをエコに! 100年前に始めた環境経営 徳島県上勝町 町を挙げて挑戦する、ごみを出さない暮らし 兼松 熱帯雨林をカカオで守るCO2削減の取り組み...... Photo-essays 岩手県八幡平市 グローバルに広がり続ける、ブラザーグループのSDGs 日本環境設計 「服から服」へ完全リサイクル サラヤ ボルネオ島での活動は告発番組がきっかけ ■ECONOMY Interviews 竹下隆一郎 リクルート 週休3日は良いことずくめ? TBM 日本発のサステナブル新素材 ボーダレス・ジャパン ユニークな手法で助け合う42の社会事業 鎌倉投信 過度な収益を狙わない、いい会社への「100年投資」 イオン×テラサイクル 売り場に現れた再利用経済の象徴 Column 養殖は海より淡水が持続可能 ■WORLD Too Good To Go 食品ロス×アプリという解決策 フォード 「ゴーストギア」を自動車の部品 BMW 農場メタンでEVを動かす ケリング 「EP&L」で世界をリードするラグジュアリー大手 Column メタン削減のカギは稲作 プティ・プリ/ヴィガ/スワプラネット/リアトゥーナ アパレル業4社 イケア 最大手家具メーカーがエコを「価格破壊」する ケンブリッジ大学 「クモの糸」でプラごみゼロ社会へ アムステルダム 「ドーナツモデル」で循環型都市の先駆けに Column EUの野心は未来を変えるか PenB00KSのご案内 奥付

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  • 盗みは愉し
    -
    窃盗事件を扱う赤かぶ検事。被告人は、盗むこと自体が生き甲斐のコソ泥だった。――一方、赤かぶの近隣の住人は、小倉という家のセパード犬の吠え声に悩まされていた。そのうるささたるや、告発事件に発展するほどだ。ところが、セパードが何者かに毒殺された! 窃盗事件と犬の変死に関連が?(表題作) 法廷ミステリーの本流を行く、傑作集。
  • ヌメロ・ゼロ
    3.5
    隠蔽された真実の告発を目的に、創刊準備号(ヌメロ・ゼロ)の編集に取り組む記者たち。嘘と陰謀と歪んだ報道にまみれた現代社会をミステリ・タッチで描く、現代への警鐘の書。
  • ネイティヴ・サン―アメリカの息子―(新潮文庫)
    4.3
    1930年代、大恐慌下のシカゴ。アフリカ系の貧しい青年ビッガー・トマスは、資本家令嬢で共産主義に傾倒する白人女性を誤って殺害してしまう。発覚を恐れて首を斬り、遺体を暖房炉に押し込んだその時、彼の運命が激しく変転する逃走劇が始まった――。現在まで続く人種差別を世界に告発しつつ、アフリカ系による小説を世界文学の域へと高らしめた20世紀アメリカ文学最大の問題作が待望の新訳。
  • 寝姿山の告発
    -
    奥多摩で蟹沢刑事とハヤ釣りを楽しんでいたレジャー・ライターの釣部(つるべ)渓三郎は、なんと死体を釣り上げてしまう! 付近からは強姦された女の死体も発見され、謎が謎を呼ぶ展開に。一方、取材旅行先で釣部は昔の恋人との逢瀬を楽しむが、相手には殺人の容疑が……。すべての事件が結びついた先に見えてきた真相は? 絶好調〈釣部シリーズ〉!
  • 寝ず身の子 風烈廻り与力・青柳剣一郎 風烈廻り与力・青柳剣一郎
    3.5
    旗本ばかりを狙う盗人・白ネズミが出没。 八つ目の宝を先に奪うのは誰か? 名前を捨てた男の真実に青柳剣一郎が迫る! 立て続けに同じ手口の殺しがあった。殺されたのは、十年前、盗品を扱った罪で潰された木綿問屋『大黒屋』の元番頭と、盗品と告発した女だった。 当時、身の潔白を訴えたものの、島流しにあった『大黒屋』には、七人の子供がいた。 復讐か? なぜ、今頃? 探索が行き詰まるなか、新たな殺しが!  風烈廻り与力の青柳剣一郎が人を信じる心で復讐の裏にある真相を暴く!
  • 眠らない目撃者
    -
    幼時より兄妹として育てられた男女が、血縁がないと知った日から、宿命の恋が始まった。妹は検事になり、兄は結婚へと決まった別れの夜、二人は殺人事件に巻き込まれる。事件担当検事となった妹は、事件のすべてを目撃していたが、真犯人を告発できない。インテリヤクザの巧妙に仕組まれた罠。苦境に立つ女検事。会心の法廷ミステリー。
  • 粘土の犬
    -
    会社の金の使い込みが発覚しそうになった井ノ口は,愛人である未亡人・安枝の殺害を謀る。練りに練った計画はうまくいき、事件は迷宮入りかと思われた。だが、目の不自由な安枝の遺児・利彦の奇妙な粘土細工の犬が、犯人を告発していたとは……。みごとなどんでん返しが意表をつく表題作「粘土の犬」ほか4編収録の傑作ミステリー集。
  • ネールの塔 五幕九景ドラマ
    -
    『三銃士』(ダルタニアン物語を含む)や『モンテ・クリスト伯』を始め『王妃マルゴ』、『モンソローの奥方』、『黒いチューリップ』などの小説で世界的な文学者となったアレクサンドル・デュマは、最初、劇作家としてデビューしたという事実は意外に知られていません。今回、デュマの劇作品の中でも傑作の呼び声が高い『ネールの塔』をお届けします。フランス王妃とビュリダンとの権力と知力の戦い、尊属殺人、嬰児殺し、近親相姦、恐るべき人倫の蹂躙を舞台にのせた作者の勇気と革命と戦争を通じて権力に潜む非人間性を知ったためにそうした表現を受け入れることができた観客を感じていただければ幸いです。 ネールの塔にまつわる歴史は次のようなものでした。 中世の物語、特にネールの塔の伝説的な物語は当時流行であった。史実では、女王マルグリット・ド・ブルゴーニュ(1290-1315)と義妹のブランシュは、それぞれフィリップ・ドルネとゴーティエ・ルネという兄弟を愛人にし、モービュィッソンの修道院で逢い引きをしていた。1314年、四人は密告されてルイ強情王と呼ばれたLouis Xの命令で全員逮捕された。一人の若者は尋問によって自白(しかし、裁判の一切が秘密であったために、すべて憶測の域を出ない)し、拷問の果てに死んだ。1315年4月のことであった。1322年、女王は、伝説の語るところでは、1315年4月30日王の命令によりシャトー・ガイヤールで絞殺されて死んだ。ブランシュは1322年解き放たれ、僧籍に入り、モービュイッソンの修道院に赴いて翌年そこで死んだ。この姦通を手引きした端役たちは死刑か、または逃亡した。さらに二番目の義妹ジャンヌは一旦告発されたが、身の潔白を証明することに成功した。これがこの事件にたった2頁しか割いていない同時代人のド・ナソジの『年代記』の継承者が教えてくれるすべてである。ネールの塔がフィリップ美男王の嫁たちの放蕩三昧(ほうとうざんまい)の本山であり、一夜限りの愛人の死体を翌朝セーヌ川に投げ落とさせたという、これといった根拠もない一つの伝説が生まれたのはかなり古いことである。これらの情夫のうちビュリダンなる人物が問題である。事実、ビュリダンという人物はどこにも見当たらないうえに、さらにもっと可能性が薄いのはパリ大学の総長であった哲学者ジャン・ビュリダン(1290-1358頃)がマルグリット・ド・ブルゴーニュの愛人であったということである。様々な伝説がジャンヌ・ド・ブルゴーニュあるいはマルグリット・ド・ブルゴーニュとの関係を彼に負わせ、その二人のどちらかが(ヴィヨンが書いているように)彼を袋に入れてセーヌ川に投げ入れ、そのために死んだかどうかは様々な異本がある。ブランドームはその『艶婦列伝』のなかで有罪の女王のことには触れることなく、ネールの塔における王家の血みどろの乱痴気騒ぎの伝統について言及している。  これを題材にしてフレデリック・ガイヤルデという若者が脚本を書きました。着想はよかったが、劇場に上げるまでではなかった原案をロマン主義演劇の傑作に仕上げたのがアレクサンドル・デュマでした。熱狂をもって受け入れられた『ネールの塔』はその後、著作権を巡るガイヤルデによる執拗な訴訟が作者2人の死後まで続く因縁の作品でもあったのです。『ネールの塔』に付けた解説では、この問題を詳細に説明しています。お楽しみ下さい。
  • 農協の闇
    3.6
    JAは、「農業協同組合」本来の理念や目的を忘れてしまったのではないか? 共済(保険)事業と信用(銀行)事業に依存し、職員に過大なノルマを課した結果、 いまや多くのJAで「不正販売」と「自爆営業」が蔓延っている。 元「日本農業新聞」記者である著者が、農協を愛するがゆえに書かざるをえなかった、 渾身の告発ルポ! 全国津々浦々に拠点を持ち、1000万人以上の組合員を抱える巨大組織の闇を撃つ。 <本書の内容> ・JA職員が自爆営業を強いられている決定的証拠 ・損するだけの共済商品に切り替えを勧める職員たち ・介護状態にならずに死ぬと1円も戻ってこない「介護共済」 ・受け取り開始が90歳設定の「年金共済」に意味はあるのか ・高齢者や認知症の人に営業、半ば強引に契約 ・ノルマ地獄を逃れるため、職員は続々と転職 ・存続のためだけの、理念なき合併に突き進む地域のJA ・権力闘争に明け暮れる経営者たち ・史上稀に見る76億円の巨額損失を計上した「JA秋田おばこ」 ・津軽と南部の対立で役員不在となった「JA青森中央会」 ・梅農家の苦境を放置し、業者と結託する「JA紀南」「JA紀州」 ・組織の論理に搦め捕られた「JA全中」会長 腐敗の構造を徹底取材! <目次> 第一章 不正販売と自爆営業 1 顧客を食い物にする職員たち 2 不正販売を引き起こす過大なノルマ 3 JAの職員が自爆営業を強いられている決定的証拠 4 自爆の金額は80万~200万円 LA職員の嘆き 5 自爆営業の実態を分析した内部資料 6 共済を悪用して私腹を肥やす職員たち 7 弁護士が断罪「JAの不祥事の元凶は過大なノルマにある」 第二章 金融依存の弊害 1 JA共済連に共済商品を売る資格はあるのか 2 投資信託は「第二の共済」にならないか 3 理念なき合併に突き進むJA秋田中央会 4 「准組合員制度」がもたらす矛盾と弊害 第三章 裏切りの経営者たち 1 史上稀に見る76億円という巨額損失の裏側 2 前代未聞! 津軽と南部の対立で役員不在となったJA青森中央会 3 梅農家の苦境を放置して、加工業者と結託する二つのJA 4 組織の論理に搦め捕られてしまったJA全中会長 第四章 JAはなぜ変われないのか 1 不正を追及しない、なれ合いの組織 2 「身内の監査」は終わったのか 3 なぜJAは民間の保険を扱わないのか 4 経済事業の立て直しとJAのこれから
  • 「野菊の墓」殺人事件
    3.0
    名作『野菊の墓』に隠された謎が、殺人事件の鍵を握る!? 「日比野さんは殺された……」北峰瞳子と名乗る女性から東邦新聞に殺人を告発する電話が入った! 社会部記者・瀬沼は事件を追う。一方、同新聞の文芸部勤務の牧田は、一通の投書に興味を持つ。『野菊の墓』には、恐るべき秘密があるというその投書にも、瞳子の名前が……。
  • 廃用身
    4.0
    廃用身とは、脳梗塞などの麻痺で動かず回復しない手足をいう。神戸で老人医療にあたる医師漆原は、心身の不自由な患者の画期的療法を思いつく。それは廃用身の切断だった。患者の同意の下、次々に実践する漆原を、やがてマスコミがかぎつけ悪魔の医師として告発していく――。『破裂』の久坂部羊の、これ以上ない 衝撃的かつ鮮烈な小説デビュー作。
  • 白銀の暗黒
    -
    1巻682円 (税込)
    読み応え十分の5つの中編ミステリーからなっている。 表題となった「白銀の暗黒」は、北アルプスの屏風岩で転落死した登山者のテントに、別の登山者の凍死体が発見されたことが事件の発端となった。 「潜伏」では、自分のミスから若い女性を死なせたことから責任をとって辞職した元刑事が、数十年後、死の予感の中で、迷宮入りとなったその事件に、鋭い推理を働かせる。 「弱味」は、6千万円を持ったまま行方不明になった不動産会社社長の行動を追ううちに、忌まわしい過去をあぶり出していく。 「岩尾根の告発」では、ピッケルを間違えてられた若者に悲劇が襲いかかる。 「雪の蝶」では、記憶喪失になった男が、蝶を描くことだけはできるということを知った長野県警豊科署の道原伝吉の見事な推理が冴え渡る。 「避難命令」では、雪山の小屋から署に犯人移送をはじめた伝吉たち刑事の危機を描く。 梓林太郎が、巧みで、力強いことをあらためて知らせている。読後感は清涼だ
  • 派遣社員 お銀
    完結
    -
    ▼第1話/お銀登場(システムエンジニアお銀)▼第2話/輝ける資産(CADオペレーターお銀)▼第3話/鉄拳ホスピタル(看護助手お銀)▼第4話/The Sweetest Sweets Of My Life(企画開発お銀)▼第5話/わが故郷は緑なりき(選挙プランナーお銀)▼最終話/派遣社員は平和を愛す(お銀の休日) ●主な登場人物/蜂矢銀子(通称・お銀。凄腕のコンピューター・オペレーター。夢を求めて会社から会社へと渡り歩く、さすらいの派遣社員) ●あらすじ/国産初の大型ジェット旅客機・白鳥が、羽田空港で着陸失敗、炎上という大惨事が発生! だが、製造メーカー「大日本重工」常務の間宮は、実際に製作した下請け工場経営者・中塚の「あの機の主脚は設計ミス」という指摘を事前に伝えられながら放置し、あまつさえ事故後は黙秘を強要。しかも、思いつめた中塚が飛び込み自殺を遂げると、間宮は全ての事故責任を中塚にかぶせ、引責辞任の社長に代わり新社長に収まってしまう。間宮の部下として、事の顛末を知る航空機事業部・萩原は、ついに内部告発の決意を固めるが…(第1話)。 ●本巻の特徴/派遣のプロフェッショナルにして、凄腕のコンピューター・オペレーター“お銀”が企業の暗部を暴く! 「ラストイニング」の神尾龍と、「鉄人」の落合尚之が贈る、珠玉の全6エピソード!!
  • 破産宣告
    5.0
    九州は三州市では知らぬものがないほど名の通ったディスカウントショップ阿古商店。その社長阿古義男は従業員用のトイレからペーパーホルダーを外して有料の自販機を設置し、流す水量も自分で設定するほどのドケチな性分。おまけに女好きで数年前は従業員からの脱税告発されるほどのうらみも買っていた。そんな阿古社長の次の標的は阿古商店の折込チラシを製作する広告代理店アドプランだ。例によって制作費の値切りを迫る義男は以前使っていた広告代理店も同様の手口で倒産に追い込んでいた。
  • 花模様
    -
    1巻660円 (税込)
    愛と憎悪、金と名声、怒りと復讐、男と女が織りなすクライムサスペンス 仮面夫婦  経済的に不自由はないが、妊娠して以来、夫とはずっとセックスレスだった。そんな彼女に、ストーカーがまとわりつくようになった。(「問題小説」2005年10月号掲載) 火炎の夢  雑居ビルが全焼し、風俗店の従業員と客が犠牲になった。  娘を火事で失い、家庭も崩壊した郁恵は、復讐のため、ある男に近づいた。(「問題小説」2007年2月号掲載) 代理処罰  ブラジルからの出稼ぎ日系人、矢沢ジョンが働く工場に役員が天下ってきた。  その男の名前は忘れようにも忘れられないものだった。  帰国前にどうしてもカタをつけなければならない。(「問題小説」2007年8月号) 実名報道  杜撰な初動捜査や報道による人権侵害を告発する新聞記者・武田はテレビで脚光を浴びていた。  その陰で、ある事件が起きていた。(「問題小説」2008年2月号掲載) ヤミ金キラー  両親を死に追いやった金融詐欺事件。  主犯格二人に下された判決は執行猶予付きだった。  釈放後は再び同じ犯罪を繰り返すに違いない。(「問題小説」2009年8月号) 花模様  男は蘭の花と同じ。  水をやり過ぎると根は腐る。肥料を与え過ぎると葉ばかりが成長する。 「枯れない程度に与えたヤツだけが、見事な花を咲かせるのよ」(「問題小説」2010年2月号掲載)
  • 母、アンナ ロシアの真実を暴いたジャーナリストの情熱と人生
    4.0
    いまプーチンが、最も世界に読まれてほしくない本!  アンナ・ポリトコフスカヤ。彼女が殺されたのはプーチンの誕生日だった。  娘は語る。「わたしの母は、ロシア当局にとってのみならず、一般の人たちにとっても、つねに居心地の悪さを感じさせる人だった。兵士や犯罪組織、そして戦争という『肉挽き機』に巻きこまれた一般市民について、残酷な真実をありのままに報じ、苦悩や流血、死、ばらばらになった肉体、打ち砕かれた希望を文字にした」  ロシアを代表するリベラル紙「ノーヴァヤ・ガゼータ」の記者アンナ・ポリトコフスカヤは、死の間際まで、第二次チェチェン戦争や、プーチン政権下のロシアにおける汚職や犯罪、「沈黙の掟」についてペンを執りつづけた。2006年10月7日、アンナがモスクワの中心部にある自宅アパートで殺害されると、その姿はたちまち言論の自由の象徴となった。  当時二十六歳だった娘のヴェーラは、その日以降、兄のイリヤーとともに、正義のために戦ってきた。そして、ロシアの司法機関の緩慢や杜撰、矛盾する情報やあまりに理不尽な憶測といった問題を、身をもって経験してきた。それでも彼女は、母アンナの遺した教訓を人々の記憶にとどめるために戦いつづけてきた。「勇敢でありなさい。そしてすべての物事を然るべき名前で呼ぶのです。独裁者は独裁者と」  ロシアによるウクライナ侵攻が始まると、ポリトコフスカヤという名字はふたたび殺害の脅迫の対象となり、ヴェーラは家族とともに、行先を伏せて国外へ移り住むことを余儀なくされた。彼女が本書の執筆を決意したのは、母アンナがその腕に抱くことの叶わなかった孫である自身の娘、そして全世界の人びとの記憶に、母の物語を刻みたかったからだ。ウラジーミル・プーチンの政治を歯に衣着せずに批判し、人々を脅かす「大ロシア帝国」構想の立役者となった元KGB将校によってロシアでおこなわれてきた人権侵害を怯むことなく告発した、ひとりの女性の唯一無二の物語を。 【内容】 プロローグ 哀惜の響き 第一章 「眠らない目」  第二章 父  第三章 クーデター 第四章 プーチンの王国 第五章 報道と検閲 第六章 母なら「戦争」と呼んだだろう 第七章 貧しき者たちの戦争 第八章 脱出 第九章 約束 第十章 「こんなこと二度とごめんだわ」 第十一章 モスクワの錯乱者 第十二章 わたしだったかもしれない 第十三章 兄妹、記憶をたぐりよせて 第十四章 プーチンの毒薬 第十五章 幸せはココナッツチョコレート 第十六章 マーティンとファン・ゴッホ 第十七章 襲撃 第十八章 徒労 第十九章 最後の取材 第二十章 自由の国の亡霊 第二十一章 家が燃え、橋が焼け落ちる
  • はみ出し銀行マンの左遷日記
    -
    行内派閥抗争、顧客データ流出事件、女子更衣室まで検査する“特検”の実態からイケイケ女子行員、変態行員の話まで……。大手銀行勤務の「人事評価特A」のエリート行員が暴露した超過激な内部告発と左遷日記。日本的経営に共通してある問題点を批評した激辛エッセイ。「左遷」の恐怖がわかる一冊。
  • はみ出し銀行マンの家庭崩壊
    -
    都銀社宅のミエ比べ、人事決定権まで握る妻、「帰るコール」の悲劇から家族運動会での出世術、銀妻派閥の話まで……。高給料で、社宅は完備。一見優雅そうに見える銀行員の奥さん。ところが意外にもその生活は、無残で悲惨なものだった!大手銀行勤務の「人事評価特A」のエリート行員が暴露した超過激な家庭内部告発!“幸せそうな家族”の裏がわかる一冊。
  • 原田正純の道 水俣病と闘い続けた医師の生涯
    -
    水俣病を告発した医師の魂の軌跡。 いっかんして患者の側に立ち、企業と国を相手に闘い続けた少数派の先駆性を、 いま原発災害の時代にこそ見つめ直したい。
  • 遙かな坂(上)
    4.0
    大手スーパー〈マイウェイ〉の凍結庫で店長が凍死体になって発見された。東京四部長の逢坂常平は、早朝、警察からの電話で事件を報らされる。捜査は、自殺、他殺、事故死のいずれも決め手のないまま難航した。――逢坂の家庭では、妻千鶴を中心に、ひとり息子剛の東大合格だけを目標に生活を組みたてていた。少しでも入試に有利な条件を得るためのコネや情報、有能な家庭教師。だが、常平の九州への単身赴任、膨らむ教育費を補うための千鶴のアルバイト等により、家庭は大きな亀裂を生じていった……。家族全体を巻きこむ受験地獄と苛烈な流通戦争を描き、学歴社会を鋭く告発する社会派推理の力作長編。
  • 破裂(上)
    3.5
    過失による患者の死に平然とする医師たちに怒りがたぎる元新聞記者・松野。心臓外科教授の椅子だけを目指すエリート助教授・香村。「手術の失敗で父は死んだ」と香村を訴える美貌の人妻・枝利子。医療の国家統制を目論む“厚労省のマキャベリ”佐久間。医療過誤を内部告発する若き麻酔科医・江崎。五人の運命が今、劇的にからみ転がり始めた。
  • 犯罪報道の犯罪
    -
    犯罪の匿名報道を主張して大きな反響をよんだ新聞記者の体験記――たとえ犯人でも、新聞で実名報道されると、本人や関係者までもが自殺、失業、村八分に追い込まれてしまう。マスコミ報道に暴走はないか。報道記者としての自己体験から、犯罪報道の匿名主義を大胆に主張、人権と匿名報道の実践国スウェーデンでの実状を初めて伝え、共鳴の大反響をまき起こした、注目の書。新聞の「魔女狩り」報道を告発する!
  • 叛徒
    3.8
    通訳捜査官の七崎隆一は、正義感から同職の義父の不正を告発、自殺に追い込んだことで、職場でも家庭でも居場所がない。歌舞伎町での殺人事件の捜査直後、息子の部屋で血まみれの衣服を発見した七崎は、息子が犯人である可能性に戦慄し、孤独な捜査を始めるが……。"正義"のあり方を問う警察ミステリー!
  • 反日的日本人の思想 国民を誤導した12人への告発状
    3.0
    本書は、ベストセラーになった『悪魔の思想』の文庫版を電子書籍化したものである。日本という国家とその主体である日本国民を、限りなく卑しめ、蔑み、劣った者として罵り、国益を外国に売り渡す思想……。著者はそれを「悪魔」のような「反日的思想」と呼ぶ。著者によれば、この「反日的思想」は日本の敗戦を契機にして、にわかに湧きだし、論壇を占拠した、いわゆる進歩的文化人たちによって、戦後50年の長きにわたって、日本と日本人を誤導してきたという。本書は、進歩的文化の代表と目された大塚久雄、大内兵衛、丸山眞男、久野収、加藤周一、向坂逸郎、大江健三郎ら12人を俎上にのせ、そのポイントとなる発言を細かく引用、点検し、その思想の発生源に鋭く迫っている。「ああ源流はこれだったのかと、必ずやひざを叩いて頷いていただけるはず」と著者自らまえがきに記しているように、その迫りようは徹底的であり、その徹底さに快ささえ感じる、胸をすく評論である。
  • 薔薇の罠~囚われの乙女と銀の伯爵~
    4.2
    ★淫らな吐息は夜にまぎれて ★ 夜は盗賊、昼は亡命貴族の令嬢として暮らすシャルロットは、鋭い目をした銀髪の伯爵ゲオルクに正体を見破られてしまう。 告発しない代わりに「きみを飼いたい」と言う彼に触れられて知る初めての悦楽、開いてゆく身体。彼女の身を案じてくれるゲオルクにいつしか心までも傾いて。 けれどシャルロットにはどうしても盗みをやめられない理由があった…。 真紅の薔薇の花弁、あなただけが散らせる──鋭い目をした銀髪の伯爵と わけありな令嬢との恋の駆け引き。淫らで危険なミステリアスストーリー!
  • パラダイス文書 連鎖する内部告発、パナマ文書を経て「調査報道」がいま暴く
    -
    1巻1,400円 (税込)
    「パラダイス文書」が2017年11月5日(日本時間6日)に公開され、世界中で反響を呼んでいる。富める者をさらに富ませ、貧しい者をさらに貧しく、世界中で格差を広げる仕組み。メガ内部告発、メガ調査報道の潮流を、源までさかのぼって見せる。
  • パンとサーカス
    4.1
    1巻2,607円 (税込)
    政治的関心を失った民衆には、食料(パン)と見世物(サーカス)を与えておけば支配は容易い。 戦争、犯罪、天災、疫病――どれもがサーカスとなる。 ヤクザの二代目、右翼のフィクサー、内部告発者、ホームレス詩人…… 世直しか、テロリズムか? 諦めの横溢する日本で、 いざ、サーカスの幕が上がる! 「私の暴走にどうかお付き合いください」 ――島田雅彦 不正隠蔽の犠牲となった父親の復讐を果たすため、CIAエージェントになった男は、 日・米両政府の表と裏を巧みに欺き、いつしか日本国民の仇をとる。
  • 否常識のススメ
    -
    西武セゾンの黄金時代を築き、「ロフト」「SEED館」などを手がけ、参議院議員も務めた水野誠一。 「成長期はもう終わった」 それは、消費と成長の最先端を牽引した彼だからこそ気付いた時代の真実。 世界の半分の富を上位1%の富裕層が握っているという衝撃的な真実が『21世紀の資本』によって告発されたが、もはやこの構図の逆転は困難。 だが、本書は「非常識」ならぬ「否常識」という常識の枠組みの外で考え、「ホロ・デザイン」という新たな考え方を提示する。 それは原発問題・環境・貧困・戦争など諸問題を打破するヒントを示している。
  • 羊の国の「イリヤ」
    4.0
    この男、絶体絶命! 悪夢のような小説。 食材偽装を告発し経営を刷新しようとした役員への協力を疑われ、子会社に左遷された50歳のサラリーマン、入矢悟。 食品加工工場の過酷な業務に耐えかねて本社への復帰を図ったが、冤罪での逮捕をきっかけに解雇され、家庭は崩壊する。 さらに悪徳プロダクションの罠にはまった大学生の娘に助けを求められるが、歌舞伎町のプロダクションを訪ねたその日、娘に渡そうとした最後の有り金を根こそぎ奪われる。 働き口を求めて、留置場で同房だった男に聞いた自動車修理会社に出向いてみると、今度は経営者が自殺を装って殺害される現場に遭遇してしまう。 入矢もその場で殺されそうになるが、娘を救い出したいと必死に命乞いをして、半年だけ命の猶予をもらう。 「きょうは十月十三日だ――あんたの寿命は、長くても来年の四月十三日までってことだ」 そこにいた殺し屋、四科田了は、あらゆる常識を超越した男だった。四科田の指示どおりに動く日々が始まった。 残された日々で娘の行方を突き止め、救出することはできるのか。そして、四科田から逃げのびることはできるのか。 中盤からの目くるめく展開は圧巻の一語に尽きる。一気読み必至のエンターテイメントだ! ※この作品は単行本版として配信されていた『羊の国のイリヤ』の文庫本版です。
  • ヒトイチ 警視庁人事一課監察係
    3.5
    1~3巻671~770円 (税込)
    警視庁人事一課、通称「ヒトイチ」の若手監察係長・榎本博史は、警視庁内部の不正に昼夜目を光らせていた。大組織の片隅で囁かれる噂や、匿名の内部告発を洗っていくと、思わぬ人物に疑惑がおよぶ。監察に追われたら最後、仲間の警官といえども丸裸にされる――。緊迫の身内捜査シリーズ第一弾!〈文庫書下ろし〉
  • ヒトラーと海外メディア:独裁成立期の駐在記者たち
    -
    なぜ彼らは何も言わなかったのか? 1933年、ヒトラーが首相に就任、国会議事堂放火事件を契機に、ヒトラーとナチ党は共産党やユダヤ人への弾圧を強化、国会選挙でナチ党が勝利、全権委任法を可決して、独裁体制が成立した。大きな歴史的転換期となったこの年、海外メディアやその駐在記者たちは、ヒトラーおよび「ナチ台頭」、「ユダヤ人迫害」をどのように報道していたのか? 本書は、フランスのジャーナリスト(メディア批評)が、ナチに批判的で国外追放された記者から従順で妥協的な記者まで、当時の記事や回想録を掘り起こして徹底検証する。 海外メディアやその駐在記者たちが検閲や威嚇に屈せず、欺瞞や宣伝に騙されず、ナチを告発する報道は困難極まりなかった。ナチに目をつけられていたエドガー・マウラーや、ヒトラーに独占インタビューしたドロシー・トンプソンのように辛辣な記者は、すぐに国外追放されてしまう。一方、ナチとは妥協しながら、現場に残ることが重要と考えるルイス・ロッホナーは、批判の対象となる。「トランプ現象」と「報道の自由」が脅かされる現代に警鐘を鳴らす書。三浦俊章氏(朝日新聞編集委員)推薦。〈フランス・ジャーナリズム会議賞〉受賞作品。
  • ひとり舞台 脱原発─闘う役者の真実
    4.1
    2011年4月9日、脱原発活動を宣言。仕事減、恋人との別離、刑事告発、ネット上での誹謗中傷の嵐…。でも「後悔は何ひとつしてへん」。原発廃絶に向けて芸能界でたったひとり闘い続ける役者・山本太郎の活動の軌跡を追うノンフィクション。「原発はいらん、イヤや」って意思表示するだけに、何でここまで悩まなアカンねん。(本文より)
  • ファウスト殺人事件
    -
    死体の傍にあったゲーテの詩は、犯人を告発するダイイング・メッセージなのか? タロット占いをしていた二階堂日美子は、彼女自身が死者になって驚く。身辺に何か不吉な犯罪を予感したとたん、今度は親友・門田京子が自宅密室で殺されたとの報せが……。ゲーテの詩「ファウスト」が事件の鍵をにぎる、本格長編ミステリー。タロット占いの名手、名探偵・日美子に推理が冴える!
  • 氷原・非情のブリザード
    -
    明治45年、木造帆船で南緯80度を越えた白瀬隊長の英雄物語「氷原」、昭和35年、昭和基地で遭難した福島隊員の悲劇「非情のブリザード」等の極地小説。地震の前日に現われる発光現象と地震の関係を調査する学者と、虹と地震の関連性を研究する在野の篤学者との相克「虹の人」、イタイイタイ病をはじめカドミウムによる公害病を告発した「神通川」他、「火山群」「三つの石の物語」「風の墓場」「春紫苑物語」「高原の憂鬱」の、自然に挑む人間を捉えた全9編。

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  • 評伝 石牟礼道子―渚に立つひと―(新潮文庫)
    3.6
    『苦海浄土 わが水俣病』の発表以来、文学界でも闘争の場でも神話的な存在であり続けた、詩人にして作家・石牟礼道子。しかし、水俣病に対する告発という面にとらわれすぎると、その豊饒な世界を見失いかねない。不知火海を前に育った幼年期から、文学的彷徨、盟友・渡辺京二との交流、苦闘の日々、暮らしと命を見つめてやまなかった晩年まで、創造の源泉と90年の軌跡を綴った初の本格評伝。(解説・池澤夏樹)
  • ヒロシマ・ノート
    4.3
    広島の悲劇は過去のものではない。一九六三年夏、現地を訪れた著者の見たものは、十数年後のある日突如として死の宣告をうける被爆者たちの“悲惨と威厳”に満ちた姿であり医師たちの献身であった。著者と広島とのかかわりは深まり、その報告は人々の胸を打つ。平和の思想の人間的基盤を明らかにし、現代という時代に対決する告発の書。

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  • 貧困の現場
    4.0
    1巻385円 (税込)
    悲しみと怒りを込めて告発する。 なぜ貧困は拡大してゆくのか?なぜ労働の尊厳は奪われたのか?なぜ人間らしい生活が蹂躙されているのか? 10年にわたって貧困の現場を伝えてきた新聞記者が、丹念な取材と緻密な分析、そしてこみ上げる思いによって書き上げた入魂のルポルタージュ。
  • ビッグボートα~新装版~
    5.0
    義憤から内部告発をした一柳完(いちりゅうみつる)は、会社を追われる覚悟だった。だが、その彼に、社長の中津(なかつ)からじきじきに密命が下る。「α(アルファ)計画を極秘裏に遂行せよ!」全長400メートルもの巨大な工場を、まるごと南米へ運ぶのが彼の使命だ。この大航海に、謎の機関による妨害作戦が待ち受けていた。「α」は無事に航海を果たせるのか!? 著者初の海洋冒険ロマン大作が新装版で登場。

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  • ピビンバの国の女性たち
    3.0
    たくましくて美しい韓国女性、ありのまま! ――27歳では遅すぎと批判されたお見合い、娘が母親の不倫を告発、整形後遺症、路上で女性下着を買う男、日本でもブームの韓国映画・ドラマ情報などなど、在韓14年の著者が自ら体験し、温かい目で見た韓国下ネタ事情から、政治、文化、女性の生き方にまで及んだ、おもしろ、まじめの生レポート!
  • ピーピングの碑―血文字の告発―
    完結
    -
    美術コレクター・千極和也は、ある美術展で美大生・沙木結香子と出会う。そこで二人はひかれあい結婚をすることになった。 当初、結香子はプレイボーイと名高かった和也と結婚することを不安に思っていたが、彼の熱い視線に惹かれ、人目惚れしてしまったのだから仕方ないと考えていた。 そんな結香子の不安要素は、和也の叔父・輝信氏と一緒に暮らすことが条件であったことだ。 数日後、輝信氏の豪邸に足を運ぶと、そこには見覚えのある奇妙な館が……!!この暮らしで結香子を待ち受ける衝撃の出来事とは!?
  • ファミリア・グランデ
    3.0
    加害者告発に加え、否認した母と傍観者だった自分も性虐待に加担していたという自責から書かれた本は他に類を見ない。まさに震撼の書である。――信田さよ子 ■本書の内容 30年前、わたしの双子の弟を性虐待したのは、誰もが敬うエリート学者の「継父」だった。そして、現実から目を背け、わたしたち姉弟を糾弾したのは、誰よりも自由と解放を重んじたはずのフェミニストの闘士、母だった――。 1980~90年代、自由礼賛の名の下に、左派インテリの両親はわが子の人生を支配した。「継父」による加害が発覚したあとも、周囲の大人たちは(ひとりを除き)目をつぶり、告発しないことを選んだ。その共謀の過程で、子どもたちは名ばかりの同意と沈黙を強いられてきたのである。 著者は、傍観者としての、小さな加担者としての罪悪感を見つめ直し、苦悩の記憶を掘り起こしながら、文学的努力を払い、その経験を言語化する。 実父は「国境なき医師団」創設者のひとり、叔母はトリュフォー監督も認めた有名女優、母も継父も著名な言論人ということもあり、2021年1月の原書出版時にはフランス中に激震が走った。本が出版された1週間後には、「#MeTooInceste」というハッシュタグで8万件ものツイートが流れ、マクロン大統領が「子どもに対する性犯罪」の対応に関して声明を発するまでに至ったという。 本書は、被害がなかったことにされる構造と、沈黙にともなう罪悪感をありありと表現した一冊だ。フランスで32万部突破、海外版権15か国の話題作、ついに邦訳。

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