FACTA編集部の作品一覧

「FACTA編集部」の「東芝 大裏面史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 東芝 大裏面史
    3.9
    東芝の幹部も回し読みしていたという噂の、会員制情報誌による調査報道! 19万人もの社員を抱える名門企業がなぜ経営危機に陥ってしまったのか。アメリカの原発会社ウェスチングハウスを法外な値段で買収したこと、3.11後の原子力発電事業の低迷、トップの権力争い、粉飾決算の発覚・・・・・・。危機の背後には経済産業省主導による原子力政策があった。 【目次】 ◎第一章 経産省にババを引かされた◎ -米原発会社ウェスチングハウス買収。高値づかみの戦犯は経済産業省の中に。 ◎第二章 原発ビジネスへの傾注 2008~2011年◎ -ウェスチングハウス買収から東日本大震災前までの記事を再録し、問題点を浮かび上がらせる。 ◎第三章 上層部の暗闘 2012~2015年◎ -3・11以降、原子力ビジネスは存亡の危機に。半導体事業にも陰りが見える中、会長と社長の確執が表面化する。 ◎第四章 粉飾決算の発覚 2015~2016年◎ -内部告発により不正会計が明らかに。西田、佐々木、田中の歴代3社長の辞任を発表した。 ◎第五章 再建か解体か、泥沼の混迷へ 2016~2017年◎ -莫大な債務超過に陥った東芝は混迷を続ける。Xデーがやって来ることはあるのだろうか。 ◎第六章 原子力ルネッサンスの幻影◎ -90年代、国内で電力自由化を推し進めるべく「聖域」に踏み込んだ男が経産省にいた。 ◎第七章 「フクシマ」のTSUNAMI◎ -未曽有の大災害が東芝にもたらしたものとは。 ◎第八章 トランプのデッドライン◎ -連邦破産法申請でも安閑とはしていられない。日米原子力協定更新という一大事が迫る。

ユーザーレビュー

  • 東芝 大裏面史

    Posted by ブクログ

    2006年、原子力発電事業を強化したい東芝が飛びついた米国の原発メーカー、ウェスティングハウス。東電原発事故よりも5年前にその会社を手にしたときから、東芝の没落は始まっていた。と、経済雑誌「FACTA」は説く。

    そして、近年の東芝。利益操作、子会社買収失敗の隠蔽、決算発表の遅延、社長と会長の冷戦などなど、企業が崩壊する原因となりそうなイベントのオンパレード。雑誌社としては次から次へと記事ネタをふるまってくれる、ありがたい大企業だ。これだけの事件を抱えても、生き続ける東芝という企業の底力は何なのだろうか。というより、東芝はゾンビ化しているのだろう。

    東芝を延命させることに、社会的意義はあるの

    0
    2017年08月09日
  • 東芝 大裏面史

    Posted by ブクログ

    東芝不正会計の裏側。

    組み立てたストーリーが本当かどうか、また、本当に当事者は意図して組み立てたストーリーなのか、これは東芝に限らず、よくはわからない。歴史は作れるのかどうか。

    それはともかく、大きな絵、ビジョンなどなど、時々のメディアが持ち上げたものほど、冷静にみておきたいものです。

    ちなみに、オリンパス事件以降、FACTAはいくつかの書籍で内容が紹介されたりしていたけど、直接FACTA編集のものを読むのは初めて。

    著者と東芝の奇妙な因縁が不思議な真実味を与えてくれる。

    0
    2017年06月25日
  • 東芝 大裏面史

    Posted by ブクログ

    東芝と政治の関係の一端が垣間見えた。
    技術の会社は技術だけ突き詰めているだけではいけないことがよく分かる。

    0
    2018年12月09日
  • 東芝 大裏面史

    Posted by ブクログ

    名門東芝 凋落の真実。
    総合経済情報誌FACTAの記事に書きおろしを加えたもの。

    企業トップの経営判断ミス、しかも個人的な野心からくるものであったのだから、そのツケは大きかったということか。東芝はどこへ向かうのだろう。

    0
    2018年01月22日
  • 東芝 大裏面史

    Posted by ブクログ

    「毒を食らわば皿まで」

    東芝の問題を体系的に理解できる良書。
    福島原発と東芝の関係は、私には新しかった。

    0
    2017年05月30日

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