ヒロシマ・ノート

ヒロシマ・ノート

902円 (税込)

4pt

広島の悲劇は過去のものではない。一九六三年夏、現地を訪れた著者の見たものは、十数年後のある日突如として死の宣告をうける被爆者たちの“悲惨と威厳”に満ちた姿であり医師たちの献身であった。著者と広島とのかかわりは深まり、その報告は人々の胸を打つ。平和の思想の人間的基盤を明らかにし、現代という時代に対決する告発の書。

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ヒロシマ・ノート のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    アメリカが広島に落とした原爆はグロテスクに広島の人を変えた。肉体も精神も。身体がグロテスクに剥がれ落ちた人。一見普通に見えても、遺伝子や細胞、心に治らない傷がついた人。
    原爆の被害者として生きることを宿命付けられた人たちの記録。

    0
    2025年09月09日

    Posted by ブクログ

    広島的な人、それでもなお自殺しなかった人。
    出来事や被爆者の声が著者の感性、思考を通して書かれる。
    人への尊敬や怒りが感じられる。

    0
    2025年03月24日

    Posted by ブクログ

     本書の『ヒロシマノート』のヒロシマがカタカナなのは、原爆被災地広島を示すだけでなく、広島・長崎に投下された原爆による人類史上初めてであり、最悪の「人間的悲惨」を象徴する。また核兵器廃絶の意思である「ノーモア・ヒロシマ」を意味する。そして、大江健三郎は悲惨な体験をした広島の人々の生き方から励ましを受

    0
    2025年03月22日

    Posted by ブクログ

    自身の被った悲惨さについて、沈黙し、忘れる努力をすることの唯一の権利を持つ被爆者が、その経験をこそ生きる目的へと昇華させることを選択する。そこに、人間の威厳を見る。

    目も当てられないような人間の歴史について、想像することを怠らないことが、平和のさわりだと思う。なぜそれがこんなにも難しいのか

    0
    2025年01月13日

    Posted by ブクログ

    戦後78年の2023年に読破。
    これを読むまでは、抑止力のための核保有の考え方に賛同派でした。
    しかし、これを読んで改めて感じたことは、抑止力といいながら、明らかに使用することが前提の核保有説であるということでした。
    戦争を知らない世代の私は、はっきり言って原子力爆弾の惨さ、人間がもたらした醜悪さ、

    0
    2023年01月29日

    Posted by ブクログ

    この本自体は60年代半ば、戦後20年が過ぎようかという頃に書かれたもの。戦争の記憶も今より遥かに鮮明で、冷戦や日米安保、学生運動の只中を生きた人々のエネルギッシュさにまずは驚かされた。

    その一方で、戦後20年にして既に戦争の記憶の継承が問題となっていたこと。特に広島で被曝した人々は、最初の数年を幸

    0
    2023年02月09日

    Posted by ブクログ

    「ピカは人が落とさにゃ落ちてこん」

    広島の原爆を、当時の戦争を、少しくらい知っていないと読み進めるのには苦労するかもしれない。

    ただ、それでも多くの方に読んで欲しい。そんな本です。

    ウクライナとロシアの戦争の真っ最中。

    核戦争の危険性が、ほんの2ヶ月前までは薄れていた、嘘でも今より平和な空気

    0
    2022年04月18日

    Posted by ブクログ

    記憶に残るいい作品。うまれる前に書かれたものだが、いまなお、考えさせられる問題を取り扱っている。著者の憤りと、広島人の沈黙と、広島人の真の感情を無視した一般人の感覚などが、うまく浮きぼりになっていて感動的ですらある。ヒロシマを訪れた時、なにか、悲劇の場所とは思えない、むしろ沈黙と、諦めのようなものを

    0
    2012年11月05日

    Posted by ブクログ


    64年
    あの夏の日からの、永い永い時間

    ヒロシマを生き延び続けている
    「日本人」の名に於いて、
    否定的シンボルであるあの日の原爆を、私たちは
    世界へ発信することが出来ているだろうか

    あの夏の日から
    すぐさま活動を開始した医師たちの努力が
    原爆そのものの悪の重みに匹敵する為
    広島を

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    「ピカは人が落さにゃ落ちてこん」

    1945年に世界で初めて広島と長崎に原子爆弾が投下されて20年後、1965年に本著は出版されました。
    原水爆禁止世界大会や被爆者への取材から、克明に描かれた当時の様子。
    それは決して、学校の授業では学べないような凄惨な内容でした。

    本著を読みながら、今は亡き祖父

    0
    2024年08月26日

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