わずかに作品一覧
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4.9
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-度重なる重税や貴族の横暴に激怒した民衆の革命によって、ブリテンの第二皇子であるアーサー=ペンドラゴンは処刑された。 しかし気がついたら、五年前に巻き戻っていた!? ギロチンから逃れるにはどうすれば良いのか……? 悩んでいた彼が何とはなしに、メイドに親切にすると脳内に不思議な声が響く。 『善行ポイントが加算されました。未来がわずかに変動いたします』 その声を救いと知ったアーサーは己が命のために人々に優しく接していく。 すると、周りの人々は下心ありきのアーサーの行動すべてを好意的に解釈し始める。 知ったかぶりをすれば聡明だと持て囃され、保身をすれば思慮深いと言われ、失敗をすればこれはブラフだと勘ぐられる。 勘違いが勘違いを呼び、アーサーの評価はうなぎのぼりに上がり続ける。 己が命のために、民衆に……そして世界に媚を売りまくる、小心者で小者の少し調子乗りなポンコツ皇子のやり直し物語が始まる!!
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-異世界に迷い込んだ男が鍛冶師の技術を武器に村のために力を尽くすーー。ヒーロー文庫の人気タイトル、待望のコミック化! 異世界に迷い込んだ男が鍛冶師の技術を武器に村と大切な人たちのために力を尽くすーー。ヒーロー文庫の人気タイトル、待望のコミック化。 現代日本において、ほんのわずかにしか残らない野鍛冶の技を持つ男エイジ。 気がつけば記憶もなく、見知らぬ場所に立っていた。そこは鉄器ではなく、青銅器が使われている世界。暮らしは貧しく、技術は未熟な異世界だった。 ひょんなことからエイジは美しい未亡人のタニアと同居することに。 そのまま村で生きていくためには、鍛冶師として、何一つ設備も材料もない状態から、三ヶ月で作品を一つ作り上げ、自分の必要性を認めさせる必要があった。無事試練をクリアしたエイジは、村の一員として認められ、精力的に働いていく。しかしその目覚ましい活躍からエイジは領主に目をつけられてしまう。 生きて帰ってこれない、と忠告を受けながらも、労役という義務を果たすため、エイジは単身領主の町に向かうーー。 肥前 文俊(ヒゼンフミトシ):本作にてデビュー。「青雲を駆ける」全6巻刊行中! 白田 クロノスケ(シロタクロノスケ):漫画家、イラストレーター。代表作に「ちちのじかん」(徳間書店)、「枕田さんの悪夢はしょうがない?」(双葉社)など。
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4.0※当コンテンツは、ご利用の端末によっては自動回転オンにしても見開き表示となりません。 寛永六年九月二十四日、駿河城内において城主徳川大納言忠長の面前で行われた真剣御前試合!史実に拠れば当日行われた十一組の試合において、二十二名の対戦者のうち十四名が敗北、または相打ちによって即死。生き残った者はわずかに六名だったという。凄惨な真剣勝負を描いた残虐血まみれ時代劇の金字塔!!第一部「駿河城御前試合」(第一話 被虐の受太刀)(第2話 破れたり不殺剣)(第三話 蝦蟇剣法)(第四話 風車十字打ち)(第五話 疾風陣幕突き)(第六話 身替り試合)(第7話 無惨ト伝流)(第八話 無惨執念剣)第二部「武士道無惨」(第一話 復讐の石牢)(第二話 眼を突く剣士)(第三話 邪淫許すまじ)第三部「戦国無惨」(第一話 鬼哭の城主)(第二話 悲運記)(第三話 無為の生涯)を収録。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いかにアイドルを魅力的に撮影するかをアイドル写真のトップランナー青山裕企の豊富な経験とセンスから伝えます。 アイドル撮影会に行って写真を撮っている人、またはこれから撮りにいってみたいという人のための撮り方解説書となります。 撮影時間がごくわずかに限られている撮影会では、どんな機材で・どんな光で・どんなアングルで・どんなポーズで・どんな表情を撮るかを事前にイメージしておく必要があります。 まずはポートレートの王道である「日の丸構図」で何をどう撮るかを考えましょう。 慣れたらアングルを少し変えてみるなどして、ワンパターン脱却を目指します。 「かわいい写真が撮れればいい」で終わらせないで、さらにその先を目指していきましょう。 本書では撮影会で重要な「光のとらえ方・ポージング・コミュニケーション・演出」なども漏らさず解説し、撮影会に必携の一冊を目指しました。 女の子が日ごろからよく行う「自撮り」では撮れない、彼女たちの新しい魅力を引きだす方法や、彼女たちに喜んでもらえるように撮る工夫が満載です。 もちろんこれらのテクニックは、まわりの友達や一般モデルを撮影するときにもそのまま応用することができます。 撮影会などの機会を通して、アイドルやいろんな女の子を魅力的に撮ることが、彼女たちの応援にもなります。 「アイドルフォト」のテクニック、奥深さ、そして魅力が詰まった一冊となっています。
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4.5代々優秀な聖女を輩出する名家の生まれのプリモは、持って生まれた力を発揮できない落ちこぼれで、優秀ないとこ・アーシェリアの荷物持ちに徹する日々。ある日彼女は派遣先のダンジョン内に一人取り残されてしまう。プリモがわずかに力を使えるのは憧れの聖騎士・エリアスの絵姿に祈る時だけ。絵姿を握りしめ孤独な戦いを続けていると、聖騎士の幽霊・ヒューと出会う。倒した魔物の体に乗り移って戦う彼と共に脱出を目指す途中、性的に興奮するとプリモが力が使えるようになることをヒューが発見し、あの手この手でいやらしく触られる。やがて彼の本当の正体を知ったプリモの聖力は最大限に引き出されて……。真面目で巨乳な新人聖女と、天使のような容姿だけど実は人並み(以上?)にエロくて気さくな聖騎士の恋と成長の物語。
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3.3早く目覚めればいいと待ち望んでいた 士官学校を卒業したばかりのデュラン。地方貴族出のベータということで閑職に回されかけたところを、次期国王と名高いリカルド王子にオメガとして見込まれて…? 「弟を守るため、腕が立つオメガを探していた」――士官学校を卒業したばかりのデュランは、アーデンランド王国の次期国王と名高い完璧なアルファ、リカルド王子直々にオメガの弟・アンジュの警護を命じられる。自分は、ベータなのに? 反論は曖昧に流されてしまったけれど、名誉ある任にデュランは意欲を燃やす。凍てつくような氷の美貌のリカルドが、アンジュの前ではわずかに緩む。この方たちをお守りしたい!――思いはあふれ、身体の奥は不思議に疼き出す。激情のような「忠誠」を胸に抱え、デュランは…? 電子限定SS「大人の時間」収録。
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3.9科学が捉えた「時間の本質」――時間は過去から未来へ流れて《いない》!? 時間の正体は、宇宙の起源につながっている。 時間とは何か? 時は本当に過去から未来へ流れているのか? 「時間が経つ」とはどういう現象なのか? 先人たちが思弁を巡らせてきた疑問の扉を、いま、物理学はついに開きつつある。 相対性理論、宇宙論、熱力学、量子論、さらには神経科学を見渡し、科学の視座から時間の正体に迫る。 ―――― 【本書「はじめに」より】 「時間が経つ」あるいは「時が流れる」とは、どういうことだろうか? 目の前に置かれた時計を見つめている自分を想像していただきたい。時計の針が、3時ちょうどを指しているのを見たとしよう。そのままじっと時計を見つめていると、秒針がゆっくりと一周し、長針がわずかに進んで、3時1分を指すのが見える。さらに見つめ続けると、やがて針は3時2分を、続いて3時3分を指す。 時計を見ている人にとって、針がある時刻を指すのを目にする場合、その時刻だけがリアルな瞬間だと感じられる。針が3時2分を指しているならば、3時1分を指す光景は過去の記憶であり、3時3分を指すことは未来の予測である。どちらも、3時2分を示す時計を目の当たりにしている「いま」のようなリアリティは感じられない。時計を見つめ続けると、時計の針は、しだいに、その後の時刻へと動いていく。この状況を素朴に解釈すると、眼前の時計が示す「いま」の時刻が、後へ後へと移動していくことを表すようにも思われる。 さて、ここで考えていただきたい。こうした「時の流れ」は、意識の外にある物理世界においても、客観的な出来事として起きているのだろうか? 言い換えれば、「時の流れ」は物理現象なのか――という問題である。 ―――― 【主な内容】 ■はじめに――時の流れとは 《第I部 現在のない世界》 ■第1章 時間はどこにあるのか ■第2章 過去・現在・未来の区分は確実か ■第3章 ウラシマ効果とは何か 《第II部 時間の謎を解明する》 ■第4章 時間はなぜ向きを持つか ■第5章 「未来」は決定されているのか ■第6章 タイムパラドクスは起きるか ■第7章 時間はなぜ流れる(ように感じられる)のか
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4.0【大合本版…『おらが村』1巻~4巻までの全巻を収録した大ボリュームシリーズ】《作品内容》奥羽山脈がそびえる東北地方の片隅に、その村はある。人口はわずかに四十戸たらず、店は雑貨屋が一軒っきりで、鉄道もなく医者もいない。おまけに冬になれば雪に閉ざされてしまう辺ぴな土地……。しかし、ここは「おらが村」。代々営んできた暮らしがあり、深みのある人生がある。都会人が忘れてしまった「故郷」の鼓動、そして生活……矢口高雄先生が描くライフワーク的作品であり極上のヒューマン・ドラマシリーズ、ここに堂々の開幕! 村会議員・高山政太郎とその家族を中心にすえ、大小さまざまな事件がつづられる。クマ撃ちの武勇伝や、キツネ憑き騒動、ハタハタ談義で解決するもめ事、等々。それぞれの局面で政太郎はおうように構え、ときにはジッと沈黙して「おらが村」の来し方行く末に思いをはせるのだった。大合本版:全巻収録! ※単巻、他合本シリーズとの重複購入にご注意ください※
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4.4奥羽山脈がそびえる東北地方の片隅に、その村はある。人口はわずかに四十戸たらず、店は雑貨屋が一軒っきりで、鉄道もなく医者もいない。おまけに冬になれば雪に閉ざされてしまう辺ぴな土地……。しかし、ここは「おらが村」。代々営んできた暮らしがあり、深みのある人生がある。都会人が忘れてしまった「故郷」の鼓動、そして生活……矢口高雄先生が描くライフワーク的作品であり極上のヒューマン・ドラマシリーズ、ここに堂々の開幕! 村会議員・高山政太郎とその家族を中心にすえ、大小さまざまな事件がつづられる。クマ撃ちの武勇伝や、キツネ憑き騒動、ハタハタ談義で解決するもめ事、等々。それぞれの局面で政太郎はおうように構え、ときにはジッと沈黙して「おらが村」の来し方行く末に思いをはせるのだった。全4巻。
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-アナは臆病な自分を変えようと、1年前から別居中の夫セブに離婚届を送りつけ、アフリカへと旅に出た。夢みた結婚はたった1週間で終わりを告げた。非情なセブの裏切りによって。そのあとに味わったあの絶望的な出来事を彼に話すつもりはない。すべての悲しみを乗り越えてアナは強くなれるはずだった。セブがアフリカの地まで追いかけてこなければ。雄大な自然の開放感がわずかに残る未練と欲望を刺激し、アナの決心は官能的な夫の前で脆くも崩れ去ろうとしていた。
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-人気ラジオ番組のプロデューサーを務めるアリーは恋も仕事も順風満帆。しかしある日突然、部下に恋人も仕事も奪われ深夜番組を押しつけられてしまった! 信じられない――アリーはバーへ行き、わずかに残ったプライドを守るため男性に声をかけ、今だけ恋人のふりをしてほしいと懇願する。少し危険な香りのする謎めいた男性チャーリーは情熱的に唇を奪うが、まさかその深夜番組の新しいⅮJだなんて!? しかも、そうと知ったうえで彼と一夜を過ごし…。
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-毎朝、ボスから届く黄色い薔薇。その花言葉は“友情”だけれど……。 著名な大富豪ディーコンに雇われ、住み込みの助手となったギャビー。出入りが許されるのは、彼女の住居部分と仕事部屋だけで、屋敷につながる扉には鍵がかけられ、雇い主は姿を見せない。仕事の指示は電話かメールのみ。もどかしさを感じていたある日、ギャビーは鍵があいていた隙に、扉の向こうへと足を踏み入れた。ついに現れた彼は、写真や映像で見たのとは別人のようだった。伸び放題のひげと髪に覆われて顔は見えず、その姿も声も、まるで野獣のようで、わずかにのぞく瞳は暗く陰り謎めいている。でもギャビーは不思議と恐れなかった。彼の心を開きたいとさえ思い、彼女はひたむきに一歩ずつ、信頼を得ていった。そしてあるとき、思いきって彼のひげ剃りと散髪を提案すると―― ■車椅子生活の父の医療費と生活費を稼ぐため、ギャビーは2つの仕事をかけ持ちしていましたが、とある事情でディーコンに雇われたのでした。彼女の一族と彼とのあいだに横たわる深い溝と運命、そして二人の切ない愛は、どのような結末を迎えるのでしょうか?
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3.0中田敦彦氏のYouTubeに取り上げられ反響を呼んだ 『WHY BLOCKCHAIN』の著者、坪井大輔の第二弾。 ブロックチェーン技術で世界展開をめざす ベンチャー起業家の考え方を若手のビジネスマンに伝える。 「アウトフォーカス」とはわずかにフォーカスをずらして ぼかしをつくる写真や映像の技法。著者の経営の 考え方の底流を表す。ブロックチェーンで世界に新しい事業をつくる 著者が経営するITベンチャー企業「インディテール」は札幌市に本社を置き、 東京とベトナム・ホーチミン、ドイツ・ミュンヘンに拠点を持つ。 GAFAが支配する「中心化する世界」ではなく、ブロックチェーンによる 非中央集権、多極的な世界に進出するという著者の経営の考え方と企業理念を紹介。 あえてIPOを捨て、ローカルベンチャーから世界展開するという 新たな成功モデルへの挑戦を、27のキーフレーズで伝える ◎著者:坪井大輔 IT企業である株式会社INDETAILの創業者であり、代表取締役。北海道科学大学客員教授、 一般社団法人 ブロックチェーン北海道イノベーションプログラム(BHIP)の代表理事、 一般社団法人 北海道モバイルコンテンツ・ビジネス協議会(HMCC)の副会長、 株式会社MILESHAREの社外取締役も兼任。 ※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。 ※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
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-新潟県上越市にある介護老人健康施設「サンクス米山」で施設長を務める医師がいる。原田雷太郎。今年還暦を迎える内科医だ。彼は約100人いる入居者の健康管理を一手に引き受けている。一人ひとりの様々な状況を把握し、健康な日常、幸せな最期を迎えられるように、原田は毎日、真摯に患者と向き合う。 これだけ聞くと、やさしい真面目な普通のお医者さん像が浮かぶ。たしかに原田は真面目でやさしいお医者さんだ。ある一点を除いては……。 原田は13年前、46歳のとき、持病である糖尿病の合併症で突然意識を失い、自宅の階段から転落する。その結果、脊椎を損傷し、首から下が動かなくなる。わずかに動くのは右手の人差し指と親指だけという重度障害者となったのだ。今でも原田の首から下は動くことはない。 普通なら、、一生、寝たきりで暮らすはずだった。しかし、原田は、重度の障害を負っても、社会人として生きること、そして、医師として生きることをあきらめなかった。幸いないことに、頭脳の機能は失われなかった。昔と違って、テクノロジーはかなり進歩している。ハイテクの車いす、ノートパソコンなどを駆使すれば、内科医として生きていくことは可能なはずだ。 原田は苦しいリハビリを乗り越え、医師として現場に復帰する。もちろん、介助は必要だ。ベッドから車いすに移るだけでも3人の力が要る。そうした援助には深い感謝の気持ちを持っている。しかし、患者さんにとってもっともよき医師となっている。これは奇跡の物語ではない。また、障害者と社会といった大きなテーマを扱ったものでもない。「あきらめない男」の努力のドキュメントなのだ。
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-日本三大仇討ちの一つである「伊賀越えの仇討ち・鍵屋の辻の決闘」――巷間伝わる「荒木又右衛門36人斬り」の仇討ち劇である。ところが、史実は外様大名と旗本の対立という政治的背景をもつ抗争であり、義弟・渡辺数馬の助太刀人として加担した又右衛門側〈4人〉と河合又五郎ら仇人側〈11人〉との対決であった。この決闘で歴史に名をとどめることとなった又右衛門、実は彼の40年余りの生涯は漠とした霧の中にあって、鍵屋の辻でほんの一瞬スポットを浴びただけなのだ。伊賀荒木村に生を受け、柳生心陰流の剣を学ぶ。仇討ち成功の4年後に鳥取藩池田家にお預けの身となり、鳥取に入った17日後、「荒木又右衛門急死」の報が藩庁より公表された。史実として残るのはこの程度であり、死の真相も明かされていない。本書は、わずかに残る史料等の緻密な検証から、これまで描かれてきた又右衛門像を大胆に捉え直した力作である。
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5.0【「生きる勇気がわいてくる」と話題の“声なき詩”】 脳性まひとたたかう 22歳の“声なき詩人”、堀江菜穂子さん。 寝たきりの生活を送りながら、 わずかに動くゆびさきを使って「筆談」で紡がれる彼女の言葉にいま、 心励まされ、勇気づけられる人があとを絶ちません。 メディアでも詩の一部が紹介され、 「勇気をもらった」 「とても美しい言葉」 「生きる意味を教わりました」と 感動の声が続々と寄せられています。 そんな彼女の初の本格詩集となる『いきていてこそ』。 これまでベッドの上で紡いできたおよそ2000編の作品から 珠玉の54編を選び、まとめました。 どうぞ大切な方と一緒に、 あるいは自分自身の心と静かに向き合いながら、 彼女の言葉に触れてみてください。 <菜穂子さんの詩によせて> 「はたちのひに」まで読み進めて思いました。 菜穂子さんが書いたものは、詩なのに詩を超えて、 生と言葉の深い結びつきに迫っていると。 (詩人・谷川俊太郎)
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1600年、「天下分け目の戦い」といわれる関ヶ原の戦いで、石田三成の軍勢を破った徳川家康。征夷大将軍に任命されると、その後約260年もの長きにわたる幕府を江戸に開きました。 それまで関東の一田舎に過ぎなかった江戸は、現在の東京にもわずかにその面影を残す城郭都市として大きく変貌を遂げていきます。そして、世界有数の「百万人都市」へ。 こうして日本各地から人が集結した将軍のお膝元・江戸城下には、娯楽や文化が花開きます。 本書では、江戸の生活がより詳細にイメージできるよう、政治体制や社会制度に始まり、庶民の娯楽や食文化までを網羅して紹介しています。 約260年という長い時間の中で醸成された奥深い江戸文化の一端を、そして現代の我々にも通じる人々の想いや価値観を感じていただければ幸いです。
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-イギリスの食事から、気候、英語の会話まで、ホントの「英国」を教えます まったく下味をつけずに焼いた肉と、わずかに原型をとどめている茹で野菜……。英国にはないイギリスパン、日本人の英語、英国の泥棒、ロンドン流テロへの対処法など、なかなか楽じゃない英国での暮らし。十年間の現地生活でイギリスを知りつくした著者が、エール片手に眺める生きた英国ライフ。 電子化にあたり、各章の末尾に“電子版のために”と題した補遺を加筆。 ●林 信吾(はやし・しんご) 1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。帰国後はフリーで執筆活動に専念している。『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『超入門資本論 マルクスという生き方』(新人物往来社文庫)、『反戦軍事学』(朝日新書)、『イギリス型〈豊かさ〉の真実』(講談社現代新書)など、著書多数。
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-さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)) 【書籍説明】 人より極度に繊細で、周りの友人や同僚が気にもしないことを考えすぎてしまう自分の性格を、子供の頃からあまり好きになれずにいました。 どうにか自分を変えられないかとすがるようにネットで解決策を探していた時に出会ったのが「HSP」という言葉でした。 最近では比較的一般的になってきたHSPという性質も、その当時ではまだ関連著書もごくわずかにしかなかったほどです。 数少ない本を読み漁るなかで「HSPは短所ではなく、うまく活かすことで独自の長所となる」といった言葉に衝撃を受けました。 ずっと好きになれずにいたこの性格を、上手く活かすには一体どうしたらいいのだろう。 すぐにはわかりませんでしたが、その後過度なストレスからパニック障害を発症し、 そこから時間をかけて自分を立て直していく際、日常に散りばめた工夫が、今になって振り返れば繊細な私だからこそ見つけられたものたちでした。 この本では、そんな日常にさらっと取り入れられる私なりの小さな小さな工夫たちをご紹介していきます。 この些細な工夫たちが、あなたの生活を彩る一つのきっかけとなりますように。 【著者紹介】 雨(アメ) エステサロン勤務の後、自身の理想のサロンを目指して独立。 HSPの特性を生かしてサロンを作ることにより、自然と同じ特性を持ったお客様が集まるサロンとなる。 過度のストレスにより心身を大きくこわしたことから、サロンのノウハウを生かしたセルフケアを確立。
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-池田屋に踏み込む近藤勇以下四名の新選組隊士。そこには三十名を超える志士が潜んでいた。志士と隊士、入り乱れての大乱闘。怒号と悲鳴の轟くなか、突如、総司の意識は徐々に遠ざかってゆく――各種メディアで、新選組が話題となるなか、近藤勇、土方歳三とならび、最も人気のある人物の一人、沖田総司にも注目が集まっている。しかし、隊士きっての剣豪でありながら、出生からその死まで、多くの謎に包まれている。土方や近藤のように本人だと断定できる写真も残っておらず、肖像画と伝えられるものも血縁者をモデルにして書かれたものだといわれ、わずかに自筆の書簡七通が残されている程度である。伝説的な逸話も多く、現代からは「沖田の実像」というものはなかなか見えてこない。本書は、これまでに書かれた文献を踏まえつつ、断片的な資料のすきまを紡ぎ、幕末の動乱を駆け抜けた男の雄々しくも儚い生涯を力強く描く、著者会心の長編小説である。
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3.0三十路、崖っぷち。恋人に捨てられ、なぜだか悪魔と蜜月中。 30歳の誕生日。結婚の約束をしていた恋人に捨てられた愛子は、女グセが原因で魔界から追放された悪魔のアスラとひょんななりゆきで一夜を共にしてしまう。あげくに愛子の家に住みつかれてしまうことに。 わずかに残った悪魔の力で役所の人間を催眠にかけて住民票を取得するなど、人間界に住むための姑息なことはするくせに、いっさい働く気がないアスラは「自称、愛子のボディーガード」としてヒモ生活を満喫! アスラとのセックスは催淫効果もあるのか離れがたい気持ちになってしまう愛子だが、俺さまで落ちこぼれ悪魔にかまっていられるかと一念発起、崖っぷちから脱出したいと婚活を始める──が、ヒモ生活満喫しているアスラに邪魔されて……。
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3.6落ちぶれ姫君と海賊との商談ラブ!? 交易と学問の自由都市ラーテンで、没落貴族の娘リーザは先祖の蔵書を大学図書館に寄贈して司書となり、ひっそりと生きていた。 だが大学の予算削減に遭ったため、「元海賊」と悪評高い新興商人レンに、貴族出身の妻を持つという名誉と引き換えに、大学に寄付をして蔵書を守ってもらおうと、「商談」に出かける。契約結婚をしようというのだ。 だが、実際に会ったレンはいたずらっ子のような闊達な青年で、「商談」をおもしろがりながら承諾してくれた。 リーザの書庫は守られ、一方でレンはわずかに残るリーザの伝手を巧みに使って貴族相手の市場に食い込んでいく。婚約期間として同居するふたりだったが、レンは意外に紳士的で、リーザに関係を強要することはなかった。不幸な姫君に結婚を無理強いした元海賊の悪徳商人、と世間からは見られているレンだが、実際はもっと優しく誠実で、リーザは次第にレンに惹かれ、心をひらいていく。 結婚式の準備が進められる中、ある日レンは、ラーテン市議も務める大商人ヘイシングの告発を受け、海賊と協力しているという容疑で拘留されてしまい…!? 恋と冒険がたっぷりのロマンスです!! ※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
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3.5落ちぶれ姫君と海賊との商談ラブ!? 交易と学問の自由都市ラーテンで、没落貴族の娘リーザは先祖の蔵書を大学図書館に寄贈して司書となり、ひっそりと生きていた。 だが大学の予算削減に遭ったため、「元海賊」と悪評高い新興商人レンに、貴族出身の妻を持つという名誉と引き換えに、大学に寄付をして蔵書を守ってもらおうと、「商談」に出かける。契約結婚をしようというのだ。 だが、実際に会ったレンはいたずらっ子のような闊達な青年で、「商談」をおもしろがりながら承諾してくれた。 リーザの書庫は守られ、一方でレンはわずかに残るリーザの伝手を巧みに使って貴族相手の市場に食い込んでいく。婚約期間として同居するふたりだったが、レンは意外に紳士的で、リーザに関係を強要することはなかった。不幸な姫君に結婚を無理強いした元海賊の悪徳商人、と世間からは見られているレンだが、実際はもっと優しく誠実で、リーザは次第にレンに惹かれ、心をひらいていく。 結婚式の準備が進められる中、ある日レンは、ラーテン市議も務める大商人ヘイシングの告発を受け、海賊と協力しているという容疑で拘留されてしまい…!? 恋と冒険がたっぷりのロマンスです!! ※この作品はフィーチャーフォンサイズの小さいイラストが収録されています。
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3.7いかなる格闘技でも、超一流の域に達した人は、常人にはうかがい知ることのできない「奥義」を身につけている。わずかに触れただけで相手を吹っ飛ばしたり、3枚重ねの真ん中のレンガだけ割ったり、2倍も体重のある相手の突進を受け止めたり……。しかし、たとえ神秘的に見える「奥義」も、実は力学的に高度な合理性にもとづいたわざであることを、本書は明らかにする。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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-十八年前の幼女誘拐殺人事件で死刑判決を受けた山村敦子の刑の執行が決定した。死刑立ち会いを命じられ、青葉台拘置所へ派遣された女医・若宮冴子だったが、拘置所長・村田から、山村に関して、当時事件の捜査にあたった元刑事から再審請求の動きが出ているということと、山村の服役態度や人柄が殺人犯のそれではないということを聞かされる。「事件の裏に何かがある」そう直感した冴子は自ら調査に乗り出すのだが、刑の執行までは、わずかに二日を残すのみだった。果たして冤罪を証明できるのか……。 美貌の女医・若宮冴子が謎を解き明かすミステリ小説、「監獄女医」シリーズ第2弾。 ●二条 睦(にじょう・むつみ) 1966年、広島基町高校卒業、法政大学法学部中退。法務省法務事務官・刑務官を経て小説家デビュー。ヒューマン・プリズンミステリーのパイオニア。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 定跡を外して勝つ! 将棋上達に定跡の知識は欠かせません。棋力向上を願う将棋ファンのために定跡書は日々生み出されています。しかし、その定跡書も完全無欠というわけにはいきません。紙数の制限その他の事情から、定跡書に紹介されているのはいわゆる「本筋」と称される部分で、本筋の隣に隠れるように存在している有力手順は紹介しきれないため、省略されています。また、端歩の突き合いなど定跡局面とはわずかに違った箇所があるだけで結論が全く逆になることもあります。 本書は通常の将棋戦術書で紹介される定跡の「本筋」ではなく、そこからわずかに外れた、実は優秀で勝ちやすい指し方を紹介した「定跡外伝」と「定跡外伝2」の2冊を合わせて文庫化したものです。 定跡外の手を使うには、相手が定跡に詳しい人ほど効果的です。その知識を逆手に取って罠を仕掛け、相手を「定跡の落とし穴」に引きずり込んでください。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昭和最後の9年間、わずかに残る伝統マタギの集落に通い、狩り、皮はぎの神事、熊祭り、山の神祭り、小屋がけ、火起こし、装束や猟具など撮影した記録。347枚の写真と聞き書きから伝統マタギの全貌が浮かび上がる。
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4.0その船はどこから来て、どこへ向かうのか。もはや知る者は誰もいない。巨大な宇宙船の内部で、いまや人間たちは原始的な生活を営んでいた。かつて船を支配していたという巨人族、猛烈な勢いで繁茂する植物、奇怪な生物たち、そして〈前部人〉と呼ばれる未知の部族を恐れながら……。世界が宇宙船であることも、わずかに伝承に残っているのみだった。 ある時、狩人のロイは司祭マラッパーから、この船を支配するために世界の〈前部〉へ向かおうと誘われる。だが、仲間たちと〈死道〉へ旅立ったロイを待っていたのは思いもよらない出来事の連続だった。そして、彼が旅路の果てに見たものは――。 幻の傑作SF、待望の邦訳。
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3.6同じ電車の同じ車両に、たまたま乗り合わせた見しらぬ男女たちがつなぐ、幸せのふしぎスイッチ。第一話「青戸条哉(あおと・じょうや)の奇跡 竜を放つ」――満員の朝の快速電車。ぼくは過去最凶の腹痛に耐えていた。もうダメだと思い、その場にしゃがもうとした瞬間、隣に立つ同い年くらいの女性が、ぼくよりもわずかに早く、しゃがみこんだ。第二話「大野柑奈(おおの・かんな)の奇跡 情を放つ」――大学時代、わたしは小劇団にのめり込んだが、結局就活をして、食品会社へ。通勤途中、具合が悪くて社内で声をかけた女性の様子が気になり、駅を一つ戻ってホームに降りると、そこには意外な先客が――。小さいけれど確かに人生を左右する(かもしれない)7つのミラクルを描く、連作短編小説!
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-謎に包まれたゆうれい船。『くれない艦隊』の正体とは――。 大日本帝国海軍連合艦隊とアメリカ太平洋艦隊の激戦中、突如として謎の艦隊が出現した。人影の見当たらないその船は、姿を現すやいなや周囲の戦艦を次々と沈め、いずこともなく消えたという。わずかに生き残った者たちは、この信じがたい怪奇現象を目の前に、ただ茫然としていた――。幾度ともなく目撃され、しかし未だ正体不明のゆうれい船を科学的視点から分析。ミステリー事例や昨今の社会情勢を織り交ぜながら、「くれない艦隊」の謎に迫った超短編SF小説。 松島正欣(まつしま まさよし)1962年生まれ。広島県崇徳高校卒。農林水産省水産大学校漁業学科卒。東京商船大学大学院修了(商船学修士)。平成3年国土交通省(旧運輸省)造船職採用、船舶検査官、船舶測度官、海上技術安全研究所企画室専門官、科学技術庁原子力安全局放射線安全課係長、港湾局技術課係長など国家公務員として23年間勤務。その後、民間会社を2つ経て、現在は無職。「人生に一度は本を書いてみたい」と言う夢を持って幻冬舎に応募。現在に至る。広島市在住。
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4.3新元号を迎えるにあたって、知っておきたい247元号をすべて網羅! 日本史の資料として歴史ファン必携の1冊。●いま元号を使っている国は世界中で日本だけ ●元号に使われた漢字は意外や意外、わずかに72文字だった! ●一番多く使われた漢字は? 29回の「永」●なんとっ! 多くの元号の正確な読みが分かっていない ●「平成」の「成」は元号で初めて使用された漢字だった ●初めての元号「大化」はクーデターがきっかけ ●国内初の金産出というウソで決まった「大宝」 ●長屋王の祟りを恐れて「神亀」から「天平」に ●大地震で「元禄」から「宝永」に改元するも富士山大噴火! などなど、多くの日本人が知らない元号の秘密がすべてわかる、まさに「元号トリビア」!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 27種の見ているだけで癒される子犬を紹介。 家族の一員として広く愛されている犬は、 現在、世界には約4億匹がいるとされ、非公認犬種を含めると700~800犬種が存在するとされる。 国際畜犬連盟ではこのうち344犬種を公認しており、一般社団法人ジャパンケネルクラブでは、 さらにその中の198犬種を登録している。 日本では、縄文初期にはすでに犬がいた。犬の骨は全国の縄文時代の遺跡から出土しており、 愛媛県久万高原町の上黒岩岩陰遺跡などでは埋葬されていた例もある。 このように、犬の埋葬例は日本各地で複数見つかっているが、犬以外の動物の墓は無かったと考えられている。 このことから人間と同じように丁寧に埋葬されている犬は、 縄文時代の人々にとっても現代と同じように、特別な存在の動物であったといえるだろう。 ―――犬の知識から抜粋 ■書籍構成 1つの犬種情報として、 4~6ページ分の画像と特徴(原産国、体高、体重、毛色など)や魅力を紹介。 ~~~~~電子書籍担当者が選ぶ可愛い子犬3種 ★サモエド ゆきのように真っ白な毛並みが魅力。わずかに上がった口角がまるで笑っているように見える。 ★チャウチャウ 古代中国で飼育されていた土着犬。ライオンに似た風貌でマイペース。 ★フレンチドッグ バットイヤー(蝙蝠の耳)と呼ばれる大きな耳、しわが多く独特な顔が特徴。 ■目次 ・犬の知識 ・秋田県 ・アラスカン・マラミュート ・ビーグル ・ボーダー・コリー ・ボクサー ・チワワ ・チャウ ・ チャウ ・ダックスフンド ・ダルメシアン ・イングリッシュ・コッカー・スパニエル ・フレンチ・ブルドッグ ・ジャーマン・シェパード・ドッグ ・ゴールデン・レトリーバー ・ジャック・ラッセル・テリア ・ラブラドール・レトリーバー ・マルチーズ ・パピヨン ・ウェルシュ・コーギー・ベンブローク ・ポメラニアン ・ロットワイラー ・サモエド ・シェットランド・シープドッグ ・柴犬 ・シー・ズー ・シベリアン・ハスキー ・トイ・プードル ・ヨークシャー・テリア
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-本書は、全国屈指の激戦区・神奈川で互いに切磋琢磨しながら鎬を削る監督たちの熱い想いを一冊にまとめた書籍である。 優勝争いの中心にいる横浜、東海大相模、慶應義塾、桐光学園。 常連校の壁に挑む相洋、横浜隼人、横浜創学館、日大藤沢、桐蔭学園。 革命を起こす準備を進める立花学園。古豪復活へ力をつける武相。 旋風を狙う県相模原、横浜清陵、川和、市ケ尾。 選手にさまざまな個性があるように、監督にもさまざまな色がある。 夏の勝者はわずかに1校。 神奈川の頂点、そして甲子園の頂点に挑む監督たちの戦いに迫った――。 【収録校】 慶應義塾 森林貴彦監督 横浜 村田浩明監督 東海大相模 原 俊介監督 桐光学園 野呂雅之監督 横浜隼人 水谷哲也監督 横浜創学館 森田誠一監督 日大藤沢 山本秀明監督 桐蔭学園 片桐健一監督 相洋 高橋伸明監督 立花学園 志賀正啓監督 武相 豊田圭史監督 県相模原 佐相眞澄監督 横浜清陵 野原慎太郎監督 川和 平野太一監督 市ケ尾 菅澤悠 監督
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-さっと読めるミニ書籍です(文章量8,000文字以上 9,000文字未満(10分で読めるシリーズ)=紙の書籍の16ページ程度) 「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。 自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。 是非、お試しください。 【書籍説明】 当時のヨーロッパ宮廷一とたたえられたその美貌、172cmの長身に50kgというスリムな体形、 ウェストはわずかに50cmという驚異のスペックを誇る女性たちの憧れがこの本で扱う皇妃エリザベートです。 女性ならずとも多少興味を持って下さるのではないかと思うのですが、彼女の人生はどんなものだったのでしょうか? それを、事実やエピソード、政治や言い伝えをもとにして分析した本はたくさんあります。 しかし、占い、それも10天体星占いという方法で分析しようと試みた本はそんなに多くはないはずです。 もし興味を持たれたらぜひ、少しだけでも読んでみて下さい。 歴史に詳しい方にはこちらの浅い認識をお詫びせねばならないのですが、 占いに詳しい方にも「もっと違う解釈ができる」というお叱りを受けてしまうかもしれませんが、何か新しい意見をご提供できると思います。 それでは、次のページへどうぞ。 【目次】 皇妃エリザベート略歴 太陽星座 やぎ座 月星座 さそり座 水星星座 やぎ座 金星星座 みずがめ座 火星星座 やぎ座 木星星座 おとめ座 土星星座 さそり座 天王星星座 うお座 海王星星座 みずがめ座 冥王星星座 おひつじ座 まとめ-皇妃エリザベートはどんな人物であったか- 【著者紹介】 犬飼ふゆ(イヌカイフユ) 高校において日本史を選択。 ほとんど赤点に近かったが入試前に一念発起して猛勉強する。 その当時はあまり歴史を好きになれなかったものの、大人になって古典に興味を持つにつれ、歴史の勉強も切り離せないと気付き、 最近になって歴史の勉強を楽しんでいる。一方、占い師もしており、星占いをするたびに「これがあの人であったら」と空想することもしばしば。
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-聖徳太子といえば、憲法十七条を制定し、仏教興隆に尽力した、日本人なら誰もが知っている有名人だ。しかし、彼の政治活動期間は驚くほど短く、その晩年は謎に包まれている。彼は表舞台から身を引いた15年後に亡くなっているのだが、その死も病死説・心中説・暗殺説とさまざまである。また、太子の死後「大化の改新」で活躍した中臣鎌足も、暗殺説がささやかれているのだ。日本古代史に登場する人々は、その活躍期間は大きく取り上げられているものの、「その後」が記録に残されていることは少ない。わずかに残された史料から彼らの痕跡を探し出し、想像を働かせるところに古代史のおもしろさがある。本書では古代史のキーパーソンたちにスポットをあて、彼らの知られざる「その後」を追ってみた。権力に翻弄された人、自分の信念を貫いた人などの、教科書には載ることのない意外な姿から古代史の魅力を感じれば、もっと歴史が知りたくなることだろう。
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3.0奥手で交際が苦手な小児科医・竹内真には、人知れぬ悩みがある。原因は院長の息子で一年後輩のイケメンエリート外科医・楠本忠通。彼は診察中に患者の家族とのトラブルに巻き込まれていた真を、破天荒な手段で救い出した。いつも取り巻きを従えている忠通に横柄な印象を抱いていた真は、わずかに心を開きかけたのだが、なぜかいきなり濃厚なファーストキスを奪われてしまう。以来、忠通からセクハラ被害を受ける日々が始まり!?
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-【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 弱小高校写真部が全国一を目指す心揺れる夏。 部員はわずかに3人。 部室もなく、学校も過疎化の影響で廃校寸前。瀬戸内海に浮かぶ小さな島にある高校の写真部は正に弱小。 でもしかし、全国の高校写真部部員の憧れである「全国写真甲子園」に奇跡的に出場することに! 初めての北海道、初めての写真甲子園での戦いは不安だらけだ。 リーダーの織江と、心配性の佳代。いつも神頼みの幹幸は、写真甲子園常連校にどう戦いを挑むのか? 本戦はわずかに3日。集中して写真に挑む時、スマホとは違う世界が画面に現れる。 夏の北海道のど真ん中、東川町でシャッターを切る快感が感動に変わる時、シャッターガールの夏が昇華する! 原作は『東京シャッターガール』『金沢シャッターガール』で揺れ動く写真部女子高校生を描いた桐木憲一。 この作品の容量は、77.1MB(校正データ時の数値)です。
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3.6宇宙は崩壊し、人類はわずかに残った大地で暮らしていた。旧世界の情報が溶け出し、混沌とした情報の海と化した大気が満ちる世界。その海から飛来してくる有翼海洋生物の襲来に対抗するため、人類は旧世界の叡智を結集して生み出した、「天使」と呼ばれる少女たちに世界の未来を託した。
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦前、各地で大衆娯楽として親しまれていた少女歌劇は、そのほとんどが敗戦前後に消滅した。わずかに残った史料を収集し、元歌劇団員を訪ねて一人一人インタビューして聞き書きし、歌劇団の誕生から解散までを発掘した貴重な大衆文化史・演芸史である。
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-合気の達人が極めた武術の神髄。 不世出の剣豪小説家、渾身の遺作。 初文庫化! 剣豪小説の第一人者が武術の深淵に挑んだ遺作! 「合気心に至れば、我無く、人無く、生も無く、死もまた無し」――大東流合気武術の達人、佐川幸義。わずかに触れただけで相手の体が吹っ飛ぶ魔法のような技を目の当たりにし、剣道有段者の著者はその技の深淵を探るため門人となったが…天才武術家の謎の生涯をたどり、弟子たちが見た師の素顔を通して、知られざる神業の真髄に迫った、渾身の遺作。 目次 第一章 ちいさな閃き 第二章 疾風の打ちこみ 第三章 ふしぎな機縁 第四章 師弟のつながり 第五章 言葉のない会話 第六章 理と気 第七章 佐川合気活法の神髄 第八章 武田惣角先生の足跡 第九章 先生の息子さん 第十章 秘密の世界 作品解説:末國善己 作家解説:菊池 仁
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-僕たちは、救いのない世界で今日も生きていた―― 生物を異形の怪物へと変貌させる特殊領域『侵蝕世界』に地表全土を覆われ二十年。 わずかに生き残った人類は先の見えぬ未来に怯える日々を過ごしていた。 侵蝕世界の変異現象に耐性のある新世代『横断者』の誕生を見るも、そこに蔓延る不死身の存在『レグス』に行く手を阻まれ内部調査は難航する。 そんなある日、横断者の少年トール・カスガは侵蝕世界での活動中に一人の不思議な少女と邂逅を果たす。 彼女との出会いは停滞していた情勢に思わぬ形で波紋を投じてゆく。 命を懸ける価値がこの世界にあるのか――少年少女たちの世界奪還が始まる。
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-人知れず現代をさまよう「何か」、人知れずいま起こっている「何か」 庄司さんは、転倒したとき、あらぬ方向に捻られた首が……正確にはその首の付属物である眼であるが……ほんの数瞬、本来の限界をわずかに超えて後方を見ることになった。あの、左斜め後ろを。本来ならば、絶対に見えるはずのない角度……視界のわずかな外を、だ。いつもなら、視界の端をよぎるだけの影。その主が…………いた。怪談の名手が日本全国から収集した、本当にあった恐怖実話譚。 ●さたなきあ 雑誌『幻想文学』他にて作家・レビュアーとして活動し、アマゾンのレビュウコーナーにも出没。作品集『怪異譚輯・墓地物語』やアンソロジー『幻獣小説集・夢見る妖虫たち』を手がけ、『あなたの隣の怪談集』『魑魅の館』(KKベストセラーズ)など怪談本を多数発表。呪いや祟りなど従来の怪談に必須だった要素をあえて避けた、いわば「純粋怪談」を全国各地で収集する一方、都市に潜み棲む虚無性と人に潜み棲む暗部を怪異譚として表現する手法を模索する。
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3.0「小説家になろう」で大人気の異世界ファンタジー。異世界に迷い込んだ男が鍛冶師の技術を武器に村と大切な人たちのために力を尽くす。 現代日本において、ほんのわずかにしか残らない野鍛冶の技を持つ男エイジ。 気がつけば記憶もなく、見知らぬ場所に立っていた。 そこは鉄器ではなく、青銅器が使われている世界。暮らしは貧しく、技術は未熟な異世界だった。 ひょんなことからエイジは美しい未亡人のタニアと同居することに。二人の距離が近づくのに時間はかからなかった。 隣家に住む猟師のマイク、村の大工フェルナンドなどの村人に助けられながら、エイジは村の試練を受けることになる。 鍛冶師として働くため、何一つ設備も材料もない状態から、三ヶ月で作品を一つ作り上げ、その必要性を認めさせる必要があった。 粘土を集めて窯を作り、炭を焼いたり、原料の鉄鉱石を探しに山を駆け巡ったりと、行うべき作業は山のようにあった。 エイジはやがて村の一員として認められ、精力的な活動を続けていく。と同時に、エイジは領主から目をつけられてしまう。 生きて帰ってこれない、と忠告を受けながらも、労役という義務を果たすため、エイジは単身領主の町に向かった---------。 肥前 文俊(ヒゼンフミトシ): 大阪府在住。本作でデビュー。 3(サン):イラストレーター。東京都在住。 『烙印の紋章』などのライトノベルのイラストを担当。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 雑誌「ナショナル ジオグラフィック日本版」の好評記事をデジタル化してお届けする「ナショジオ・セレクション」。本編は2015年12月号の特集記事。 聖母マリアに祈りを捧げ、神への仲介を求める信仰は世界各地に見られる。人々にとっては堅苦しい教義よりも、母性愛、悲しみ、犠牲を象徴するマリアを通して信仰に触れ、奇跡を受け入れる方がたやすかった。そんな聖母マリアの存在感を増しているのが、「聖母が出現した」という数々の報告だ。こうした体験をするのは、辺境や紛争地の貧しい子どもたちが多い。聖母の出現をきっかけに病や障害が癒やされた人は、まさに奇跡と驚嘆し、精神的な癒やしを得た人となると、もはや数えきれない。 最近では、聖母マリアにまつわるビッグデータの収集と分析も行われている。米スタンフォード大学工学部出身のマイケル・オニールは、古くは紀元40年までさかのぼる聖母出現の報告をデータ化し、ウェブサイトで公開している。同サイトによれば、これまでに約2000件もの出現が報告されているが、そのうち地元の司教が信憑性を認めたのはわずかに28件、バチカンの承認が得られたものは16件しかない。 何が人々に奇跡をもたらすのか――。聖母が現れたという現場を訪ね、信仰の源泉を探る。 世界各地で「出現」の報告/ルワンダの大量虐殺を予言/奇跡の歴史/ビッグデータで奇跡を分析/国のシンボルとなった聖母/イスラム教徒とマリア/奇跡を量産するルルドの泉
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4.2科学出版賞受賞作家の書き下ろし最新作 「全生物に読んでほしい!」人気YouTuber・ヨビノリたくみ氏絶賛 いま、生物学の分野で静かな革命が進行しつつある、と言ったら読者の皆さんは驚くだろうか? その生物学の分野とは、ゲノム科学である。ゲノム科学に関する新しい知見がネットに流れない日の方が珍しい。 「寿命を伸ばす遺伝子発見!」 「『がんゲノム医療』検査に保険適用」 なんだがすごいことがこの分野で起きているっぽい。だが、なぜ、「突然」こんなことになっているのか? その疑問に答えてくれる報道は少ない気がする。本書の目的はそれを少しでもわかりやすく説明することにある。 そのために、本書ではDIGIOMEという造語を導入した。DIGIOMEとは何か? それは、デジタル信号処理系としてゲノムを捉える考え方だ。ゲノムを構成するDNAが、ゲノム情報という意味で、われわれ生命の設計図たる情報を担っていることは、ワトソン=クリックによるDNAの二重螺旋構造の発見の頃から知られていた。だが、本書ではそこを一歩踏み込んで、ゲノム自体をデジタル情報処理装置として捉える見方を提案したい。 我々人類が、デジタル情報処理装置の恩恵を日常的に享受できるなったのは、わずかにここ数十年のことに過ぎない。だが、生命体はそのそもそもの誕生時からこの高度なディジタル情報処理系の恩恵を享受してきた。周知の様に、我々人類がデジタル情報処理装置の恩恵を享受するには、高性能ながら安価な情報処理装置(例えば、スマホ)の発明が必須だった。生命体はそのような精密な情報処理装置を持っていないにも関わらず、ゲノムをデジタル情報処理装置として機能させることに成功してきた。本書で語りたいのは、なぜ、そんな奇跡のようなことが可能だったのか、ということだ。 実際、デジタル信号処理系たるゲノムは、われわれ人類が作り上げた精緻で緻密なそれとは、にて非なる側面をもっている。ある面では我々のそれより優れているし、ある意味では劣っている。そして、いま、このタイミングでその詳細が詳らかになったのは、デジタル信号処理系としてゲノムの動作を克明に観測して記録できるだけの技術と知識を我々が手にしたことによる。いままで秘密のベールの奥に隠されていたその機構の謎が日々、その観測技術によって続々と白日のもとにさらされている。前述のゲノム科学における新発見の連鎖はその帰結に過ぎない。そして、その技術の一端にはいま流行っているAI=機械学習の進歩も大きく関わっている。この本はそんな存在、DIGIOMEを巡る冒険譚を、極力最先端の知見を用いて語ることを目的とする。この本を読み終えた時、きっとあなたは、いままで見ていた「生命」をそれまでとは随分と違う目で見ることができるに違いない、と信じる。
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 星に願いを! との思いを込めて、ジンジャーを薄く切り、小さな星の形にくり抜いた。 そのジンジャーと地元で採れたゆずで作った「ゆず&ジンジャー」のマーマレードが、 本場・英国で開催されたコンテスト「ワールド・マーマレード・アワード」で金賞のさらに上のダブルゴールド(最高金賞)に輝いた。 アルチザン(職人)部門で唯一無二のマーマレードと認定されたのだ。 そして、ロンドン、ピカデリーにある老舗「フォートナム・メイソン」で一年間販売する特権を得た。 F&Mで販売されるや、ほかのマーマレードより高価にもかかわらず、売れに売れて入荷待ちの状態が続いた。 もともと英国のマーマレードは、苦味もあるが甘さも強く、どちらかといえば、ぼってりと重いテクスチャーのものが多い。 しかし、ニノズの「ゆず&ジンジャーマーマレード」は、ゆずの上品な香りと苦味を生かし、 そこにジンジャーの辛味がわずかに顔をのぞかせ、最小限の砂糖が両者の絶妙なバランスをとっている。 サラリとして、なんともいえない大人の味わいだ。 ある審査員は言った。「これからは英国のマーマレードも、あなた方のマーマレードの方向に舵を切らなければならないと思う」(主旨)と。 本書には、ニノズコンフィチュールのレシピをすべて載せました。旬の果物を使う。 コアントロー、グランマニエ、ブランデー、ラム酒などを加える。 おいしくなる時間を待つ。ほら、ほっぺたが落っこちる! これが大人のコンフィチュール。 マーマレードはもちろん、ジャムも絶品。もっと、コンフィチュールを作りましょう!
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-哲学者・大谷大学教授・大阪大学前総長 鷲田清一氏推薦!「犬は<感情>の賢者。その意味がじわーっと見えてくる」犬たちがいれば、失われたはずの記憶が、言葉が、そして笑顔がよみがえる――認知症を癒やす「ドッグセラピー」。その現場を4年にわたり密着取材した感動の書きおろしドキュメント失われた<自分>をさがして――認知症患者と犬たちの長い旅路患者の記憶は死滅することなく、眠っていたのだ。わずかに残っている記憶には、人生が凝縮し、結晶している。セラピードッグは人を記憶の在りかに導く。そこには涸れることのない記憶の泉があるのだろう。――<本文より>「奇跡」はなぜ起きたのか――脳科学・医学の視点からドッグセラピーを徹底検証起床時に手の中に便を握っていることもあった八〇歳の女性が、重度の認知症から回復の兆しを見せている。最初は目の前にいる犬も認識できなくて、まるで会話が成立しなかったのに、つじつまの合う発言が増えてきた。(中略)この施設を訪問しているうちに、私の驚きは疑問に変わった。ここでは何が起きているのか。――<序章より>
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-大人の本気で、 夏将軍、完全復活へ。 現場最優先で平等と公平に全選手と接し、 強くて良いチームを目指す。 その妥協なき姿勢が、チームの底力を生み出す。 名門・松山商の再建に挑む、甲子園出場11度の指揮官が語る、 とことん選手と向き合い一体感を育む指導論! 著者は、以下のように述べています。 どこの学校であろうが、私のやることに変わりはない。母校であろうが、伝説的な古豪であろうが、それは一緒だ。私が初めて監督をやった伯方という島の高校は、全校生徒が160人ほどの小さな学校だった。野球部員はわずかに10人。その頃から一貫して、私が大事にしてきたことがある。 まずは「大人の本気」を選手たちに見せていくことだ。グラウンドや学校生活の中で「大人って本気になればこんなこともできるんだよ」、「大人は自分の夢を叶えるために、こんなに頑張るんだよ」というものを見せ続けていくことで、選手たちも本気で応えようとしてくれるようになる。そういう気持ちが通い合うことで、チームの中には一体感が広がっていくはずだ――本文より ■目次 第一章 今治発、松山へ 夏0勝から這い上がった野球人生 第二章 伝説の古豪と愛媛県の高校野球 「夏将軍」松山商の今と昔 第三章 寮改革から始まった再建への道 名門復活への「はじめの一歩」 第四章 大原則は「平等」と「公平」 選手に寄り添う指導 第五章 自分の力を出す、相手が嫌がることをやる、意表を突く 愛媛県をリードする野球のカタチ 第六章 「オオノの考え」――基本・守備編 「守りのチーム」の骨格を作る 第七章 「オオノの考え」――投球・打撃・走塁編 自己を確立して投げ、意図を持って打つ 終章 高校野球新時代 野球の素晴らしさを見ていく時
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4.2昭和史研究の第一人者・半藤一利が、最後に日本人に伝え残したかったこととは――。太平洋戦争を理解する上で欠かせない「名言」の意味とその背景を、著者ならではの平易な文体で解説し、「戦争とはどのようなものか」を浮き彫りにした珠玉の一冊。「戦争の残虐さ、空しさに、どんな衝撃を受けたとしても、受けすぎるということはありません。破壊力の無制限の大きさ、非情さについて、いくらでも語りつづけたほうがいい。いまはそう思うのです。九十歳の爺さんがこれから語ろうとするのは、そんな非人間的な戦争下においてわずかに発せられた人間的ないい言葉ということになります。いや、全部が全部そうではなく、名言とはいえないものもまじりますが、それでもそこから将来のための教訓を読みとることができるでありましょう。むしろ許しがたい言葉にこそ日本人にとって教訓がつまっている。そういう意味で〈戦時下の名言〉と裏返していえるのではないかと思うのです」――本書「まえがき」より抜粋
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-大八木弘明監督、有終の箱根Vで駒澤大が三冠達成! 区間賞はわずかに1人だが、10人全員が区間5位以内という安定した強さで箱根の頂点に返り咲くとともに、史上5校目の学生駅伝三冠という快挙を達成/「私が見た箱根駅伝」瀬古利彦・尾方剛・柏原竜二
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4.2戦前の地図では、皇居はほとんど空白地として描かれてきた。戦後の地図にも、不可解な地形が表示されている。わずかに残された地図と空中写真を手がかりに、皇居の建物・地形の変遷を追う。さらに、二三区内にたくさんあった飛行場、開通しなかった新幹線の痕跡、東京駅の場所にかつて存在した刑務所、テニス・コートや学校に生まれ変わった射撃場など、東京に残る近代化の名残を新旧の地図とカラー写真で訪ねる好評第二弾。
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-「子は怪力乱神を語らず」。孔子に代表される儒教の合理的精神のもと、早くに歴史の中に取り込まれ、断片的にしか伝わることがなかった中国神話。『山海経』や『楚辞』、甲骨資料などわずかに残された痕跡から、一つ目、一本足で猿面の山神を主人公に、古代中国史の泰斗が神話世界を大胆に復元する! 最古の地誌であり、儒学の厳しい検閲の網を逃れて現代にまで生き残った、さまざまな怪物が登場する『山海経』。そこには一本足で、声は雷のごとく、黄帝が生け捕りにして皮をはいで鼓をつくり、その骨をばちに打ち鳴らすと五百里四方にとどろいたという山の怪物が登場する。また別の個所では楽園の番人を殺して不死の木の実を盗んだ罪によって、足にかせをはめられ、両手と髪を縛ってある山の木に逆さ吊りにされた怪物も現れる。このいずれもが「き」という音で呼ばれる、本書の主人公である。 司馬遷が『史記』で歴史のはじめにおいた黄帝と、その強敵である蚩尤はともに風雨、とりわけ風を呪術的に自在に操る力を持っていた。風の神は同時にふいごを使う鍛冶神にも通じ、そして「き」もまた、鍛冶と深いかかわりがあったという。 多くは猿面で一つ目、一本足で表象されるこの山神を出発点に、柳田國男や折口信夫の民俗学的手法や日本神話、時にはバビロニアのマルドゥク伝説からもヒントを得ながら、古代のはるか遠い祖先神をめぐるひとつの物語として中国の神話を大胆に復元し、さらにその後、儒教化によって神話が歴史へ、呪術が宗教へと変容するまでを描く。神話世界を冒険するかのようなスリリングな魅力に満ちた一冊。 (原本:『中国の神話――神々の誕生』筑摩書房、1971年) 第一章 異形の神像 第二章 瞽師の伝承――中国の語部 第三章 風の神の発見 第四章 鍛冶師と山の神 第五章 文化的英雄の誕生――三皇五帝 第六章 神話の世界の消失 第七章 乱――エピローグ あとがき 解説 蜂屋邦夫
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-1938年アメリカで、亡命ユダヤ人・リーゼ・マイスナーによって、理論上、無尽蔵かつ完全クリーンなエネルギーが発見された。完全無欠と謳われたそのエネルギーの名は――“悪魔”。“悪魔”は奇跡をもたらし、人間を人間以上の、むしろ神に等しい存在とする。だが人を超常の存在と化す“悪魔”の力を手に入れることができるのは、全人類80億人中、わずかに666人。そして“悪魔”の力を手に入れた人間は“悪魔憑き(ミディアム)”と呼ばれる――。
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5.01996年から98年にかけて、当時の沖縄県知事・大田昌秀と、沖縄に移住した作家・池澤夏樹が数回にわたり対談をおこなった。「平和の礎」を建設し、米軍基地問題に真正面から取り組んだ大田知事は、自身の戦争体験を語り、沖縄の歴史をひもとき、現状を憂い、将来を見据え、対話は多岐にわたった。これはその全記録である。しかし、その後の選挙で大田は敗れ、沖縄は大きな揺り戻しに翻弄された。それから四半世紀近くが過ぎても、沖縄のおかれた状況は変わらず、更に悪化さえしている。当時、日本政府の中にもわずかに残っていた良識は消え、いまや目を覆うばかりの劣化と抑圧が日々進んでいる。それ故にこの対話はまったく古びることなく、逆に時間とともに叡智の光を放ち始めているのだ。沖縄が生んだ希有な文人政治家と、マージナルな場所から日本を見つめ続ける作家が平明な言葉で語り合う。民主主義とは何か。沖縄とは何か。沖縄の問題とは何か。そして、なぜいまだ解決していないのか。沖縄と日本が直面するアクチュアルな課題を理解するのに最適な一冊であり、いまこそ読み直されるべき貴重な言葉の宝庫である。こうした言葉の力なくして真の民主主義は手に入らない。この国の民主化は「沖縄からはじまる」のだ。電子化に際し、2016年におこなわれた最後の対話を特別に収録した。その1年後に大田昌秀は世を去った。
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4.0フォロワーシップとは、一言でいえば「(できる)部下力」。役職に関わらず、組織をより良くするために、上司の「不足している点」や「見えていない点」を積極的にフォローし、影響力を発揮する行動のことです。決して、忖度することやイエスマンになると言ったことではありません。もともとはカーネギー・メロン大学教授のロバート・ケリー氏が提唱し、グローバルスキルとして広まった理論。本書の著者は、これを日本の職場の実情に合わせてアレンジし、研修の場で伝えていますが、「約5000人に確認したが、知っているのはわずかに3%程度。そのため、実践している人もやはり3%程度しかいない」といいます。この3%の人材こそが、上司から見てとても頼りになる存在であり、いわゆる上司の参謀として影響力を発揮できる人材なのです。本書では、フォロワーシップの発揮法をわかりやすく解説。「将来はリーダーとしてキャリアアップを目指したい若手中堅社員」や「年下上司のもとで働いている専門職のベテラン中堅社員」は、特に必読です!
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4.0牧師の息子ボビイはゴルフの最中に、崖下に転落した瀕死の男を発見する。男はわずかに意識を取り戻すと、彼に一言だけ告げて息を引き取った。「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」幼馴染みのお転婆娘フランキーと共に謎の言葉の意味を追うボビイ。若い男女のユーモアあふれる縦横無尽の大活躍!
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3.8無数に破れた世界地図がありました。これを貼り直して、復元しなくてはいけません。しかし、いくら頑張っても、つなぎ合わすことはできないのです。諦めたところで、一枚の破片が裏返しになっていることに気づきました。その破片には、肖像画の一部が描かれていました。そこで、世界地図の破片をすべて裏返しにしてみたところ、いとも簡単に肖像画ができ上がったのです。そして、その肖像画をひっくり返したら、世界地図も立派に完成していました。私たちは、生きるうえではどうでもよい、小さな悩みに引っかかり、先に進めなくなります。小さな悩みに遭遇すると、感情的になって、理性を失います。天才にも解決できないほど、悩みを複雑にややこしくしてしまうのです。ネコに「毛糸玉をほぐしておくれ」と頼んだことと同じです。ネコはほぐすどころか、台なしにします。一片の破片をひっくり返したことで、世界地図を復元する秘密が明らかになったように、ほんのわずかに見方を変えてみれば、人生に起こる「さまざまな悩み」を解決する「力」が簡単に身に付くのです。その「力」は、すでに自分の心にあるのです。この本は、誰もが共通して抱える身近な悩みを、一問一答形式で構成しました。そのほうが、すぐに役立つ「力」を得ることができると考えたからです。自分の心に秘められている「悩まない力」で、人生という世界地図の、一片の破片をひっくり返してくれるならば、ありがたいのです。
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3.0出兵をすると経費が発生する、それゆえ議会の承認を得なくてはならない。戦争には輸送費、弾薬費諸々のコストが発生するため事前の見積もりが欠かせない、その上その費用をどのように調達するかは国家にとって難問です。また対策は、戦費調達という財政面に止まりません。国内資金の吸い上げ、償還を効率的に進めるインフレ政策など金融政策も対になります。第1次世界大戦時のクレマンソー仏首相が述べたように「戦争は将軍だけに任せておくにはあまりに重大な事業」であり、戦争はマクロ経済学の視点から分析されるべき対象なのです。 このように戦争と経済は切っても切れない関係であるにも関わらず、日本では正面から分析されては来ませんでした。戦前は統制経済論で終始し、戦後は実証分析を牛耳ったマルクス経済学者が戦争をネガティブな存在とし、経済問題としてとらえることは論外だったのです。同様に戦史研究はアカデミックな世界では戦後長らく等閑視される一方、戦史研究家は経済への関心が必ずしも強くなく、戦争と経済という枠組みでの研究成果はわずかに松方財政、金解禁、高橋財政などの政治史アプローチのものがあるだけでした。 本書は、戊辰戦争、西南戦争から太平洋戦争までの日本が直面した戦争をマクロ経済面から分析する初の書。本書のアプローチは(1)日本の明治・大正・昭和(戦前)を通した戦時経済政策の主軸をインフレ政策にあると捉える、(2)戦争を数字で把握する(戦費、国力(GDP、財政・金融)、動員兵力)、(3)数字で国際比較を行う(明治・大正期の国力の国際比較)というもの。「経済政策と戦争」という問題設定で日本が経験したすべての戦争を分析します。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ・城名別索引 ・名城人物伝 五十音順 ・総目次 週刊『日本の城』は、現存する天守から、櫓、門、わずかに残っている山城や砦まで、日本全国に残る数々の城を詳細に解説。当時の姿を再現した復元CGや内部の断面図、古絵図、現存していた頃の古写真など、貴重なビジュアルを多用しながら、あらゆる角度から城の魅力をつぶさに伝えます。
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4.5僕は生後10 カ月で10万人に1人の難病といわれる脊髄性筋萎縮症だと診断された。 この病気は、筋肉を動かす神経に問題があり、徐々に筋肉が委縮し、体が動かなくなってしまうというものだ。 僕に出来ることは、指先をわずかに動かすことと、「話す」こと、だけ…。 重い障がいを持ちながら十九歳でWeb制作会社を設立。 「僕だって働きたい」。 自らの働く場所を自分の力で切り開いた、障がい者社長の感動の物語。
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4.3「いちど観てみたいわ、春を。ここには夏しかないものね」 ぼくは柔らかい春の雨を想像した。美しく残酷な夏の終わりに―― 日本SF大賞受賞作家の初長篇、待望の電子書籍化。仮想リゾート〈数値海岸〉の一区画〈夏の区界〉。南欧の港町を模したそこでは、ゲストである人間の訪問が途絶えてから1000年、取り残されたAIたちが永遠に続く夏を過ごしていた。だが、それは突如として終焉のときを迎える。謎の存在〈蜘蛛〉の大群が、街のすべてを無化しはじめたのだ。わずかに生き残ったAIたちの、絶望にみちた一夜の攻防戦が幕を開ける――仮想と現実の闘争を描く〈廃園の天使〉シリーズ第1作。
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-宇宙の力がいかにして心臓を形づくっているのか? 死因の第一位、心臓病治療の現場から報告される驚くべき新知見の数々! 「心臓はポンプではない」「心臓と一番近い機械は水圧ラムだ」とルドルフ・シュタイナーは言った。心臓の働きは、ポンプでなければ何であろうか? それはヴィクトル・ショウベルガー の「渦の力」に深く関係する? ジェラルド・ポラック博士は、ワシントン大学の生体工学の研究者・教授で、長年にわたって水の特異な性質、いわゆる第4相を解明し続けている。構造水、バルク水、親水性チューブなどである。これらとショウべルガーの研究を合わせて見てみると、驚くべき水の「振舞い」が見えてくる。ーーこの本は、今までの心臓への観点をコペルニクス的転回させること間違いなし! 心臓はなぜ7面体構造なのか? フランク・チェスターの心臓の幾何学では、チェスタヘドロン(7面体)を回転させると、渦が形成される。渦ができると、水中にひとつの領域が現れ、チェスタヘドロンの側面に密着した一種の負の空間が浮かび上がる。 この密着した「付属物」は、水中で回転させると独自の渦を生み出すが、チェスタへドロン自体が作り出す縦長の渦よりも、横長の形をした渦となる。この水平方向の渦は、人間の心臓の右心室と左心室の形や付き方とそっくりである。 驚いたことに、血液は毛細血管の中で動きを止めるのだ。これは、ガスや栄養、老廃物を効率よく交換するために必要なことである。血液は動きを止めたあと、わずかに振動し、静脈に入ると再び流れ始める。もし、血液が毛細血管の中で動きを止めているのなら、その力は心臓から来るものではなく、毛細血管から生じなければならない、ということだ。 ワシントン大学の生体工学の研究者・教授でジェラルド・ポラック博士は、水が3つではなく、4つの「相」で存在することを突き止めた。第4の相は、液体あるいはバルク状の水と、固相としての氷の間の、中間的な相である。 構造水ゾーンでは、バルク水よりも分子構造の密度が高くなる。だが、ここで最も重要なのは、親水性物質表面をバルク水の中に入れるだけで、実質的に外部からの影響を受けずに、バルク水とは異なる化学組成(?)、電気組成(電圧)、分子構造(密度)をもつ構造水の層が親水性物質表面の隣に形成されることであり、これ自体が衝撃的な大発見なのだ。 血液の循環を理解するために極めて重要なことだが、親水性の表面を丸めて筒状にすると、その内側が構造水の層で覆われた親水性チューブができる。これも外部からの影響はなく、単に、親水性の表面とバルク水との相互作用の結果だ。 そして、このチューブの中で、驚くべきことが起こる。これも親水性チューブと水との相互作用による不可避の自然現象である電荷の分離の結果、バルク水はチューブの片側から反対側へ、そして外側へと流れ始めるのだ。しかも、この流れは、止める力が働かない限り、永遠と続くのである。 これは極めて重大な意味をもつ。なぜなら、水を流すための機械的作業を、たとえば、水の入った鍋に親水性のチューブを入れるだけで、無限に行えることになるからだ。これは永遠のエネルギー生成装置ではないか!もしかしたら必要なのは、ありふれたゼラチンタンパク質のような親水性物質と水だけで、その結果として「流れ」や「動き」が自然に生まれるのかもしれない。これほど革命的なことがあるだろうか?
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3.0《ホールデン》。ヒトを死に至らしめる――あるいは怪物へと変化させてしまう病。そんな最悪な災厄が全世界で一度に発症したあの日から――この世界は終わってしまった。壊滅した世界の中、唯一わずかに残った日本で、《ホールデン》を発症しながらも生き残った存在が持つ《革命式》という力を武器に、人々はなんとか生き延びていた。そして《革命式》の力をもつ少年・久良岐蔵名は、人類の敵との戦いに身を投じるが――!?
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4.3お笑い興行が禁止されて100年。旦那衆の道楽となった「お笑い」を、庶民の娯楽へと飛躍させた江戸落とし噺の元祖・三笑亭可楽のまっしぐら人生! 三宅裕司さん、春風亭昇太さん、大絶賛! 櫛職人の又五郎は「お笑い」好きの粋な旦那衆が揃う〈噺の会〉の下っ端ながら、大坂からやって来たお笑い芸人を向こうに回し、ここでやらなきゃ江戸っ子の名折れとしゃしゃり出る。が、急ごしらえの寄席はたった五日で店仕舞い。自分のあまりの不甲斐なさに江戸の街を飛び出した又五郎、百戦錬磨の芸人たちが集う街道沿いの宿場町、越ヶ谷・松戸で揉まれて丸二年。修行の末にようやく掴んだ前代未聞の即席芸〈三題噺〉で一世一代の大勝負に打って出る! 又五郎「確かにおいら、頭の軽い江戸っ子よ。いつも思い付きでおっちょこちょいをやっちゃあ、周りに迷惑をかけてきた。難しいことを考えるのは苦手だし、もとが無学な職人だ。だがなあ、この三題噺ってやつは、ただの思い付きじゃァねえ。今度は違うんだ。――おいらだけの創意工夫だよ」 於奈津「あたしを嫁にしたいだろう? じゃァ、いくらでも待ってやるから、かならずイイ男になって迎えに来て!」 源兵衛親方「いいか、又五郎。生きるってえのは、そりゃァ苦しいもんだ。若え頃に、心の中にある『言い訳』ってえ阿片に毒された半端モンはな、いつか必ず、生きる苦しさに負けて、あれやこれやと言い訳をしては楽に逃げこむ。女房子供を育てるてえ、お天道様との当たり前の約束から、言い訳まみれで逃げ出そうとしやがる。そういう半端なクソ男のせいで不幸になった女子供を、この町でたくさん見て来たんだ。於奈津だけは、そんな男にゃァ触れさせねえ」 小鉄「アニキは顔がよくって背が高い。粋でイナセな江戸職人で、何をやらせてもうまくやる。おいらを見ろ、奉公先ではバカ扱い、〈噺の会〉では下手扱い。女にゃモテず、顔も悪けりゃ屁も臭い。そんなおいらがガキの頃から一緒のアニキのためになんかやろうと思って何が悪いんだ!」 左団次「貴殿は拙者にとって師匠でござる。下谷稲荷での勧進のおり、酔客の狼藉に動揺した拙者をかばって舞台に飛び出し、師匠はおっしゃった。『あるもん全部さらして生きるしかねえんだよ。汚かろうが下手だろうが、面白かろうがツマらなかろうが、これが左団次だ』と。恥ずかしながら拙者そのものでござる。拙者、このような言葉をいただいたのは、生まれてはじめてに候。この感激、命を賭すに値すべきもの」 大田南畝「新しきものはバカが創ってきた。手前のような小賢しい年寄りは、なにかとうじゃうじゃ文句を付けて、新しきものをつぶしてしまう。今日登壇する奴らはわずかに二十代。正真正銘のバカであるゆえ、安穏に新しい事ができるのでございます」
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