哲学・宗教・心理作品一覧

非表示の作品があります

  • 二宮翁夜話
    4.6
    実践的篤農家であり、国学・儒学・仏教に通じ農政哲学を追究する求道者でもある。そして一家、一村、一藩の財政再建にはリアルなプロ。尊徳翁、かく語りき。
  • 氷川清話 夢酔独言
    3.0
    江戸文化の熟成が勝海舟を産み落とす。英知があり「実務」に秀で、なお遠くを見通す力があった政治的人間の奮闘記。父親の手記も併せた二代の言行録で知る幕末史。
  • 脳科学がビジネスを変える--ニューロイノベーションへの挑戦
    3.6
    農業革命、産業革命、IT革命。そして今、脳科学研究が新たな革命を導きつつある。グーグル、マイクロソフト、IBM、ディズニー、ユニリーバ、フィリップスなど、積極的に研究開発に取り組む米欧企業群。日本企業の後れは致命的なダメージとならないか? 脳科学の産業応用に通暁した著者が描くニューロイノベーションの最前線。
  • Q&Aで学ぶ 心理療法の考え方・進め方
    4.5
    「インテークでは何を聞けばいいのか」「記録はどう取ればいいのか」「クライエントに死にたいと言われたら、どうすればいいのか」「沈黙が長く続くときは何か言ったほうがいいのか」等、初心のカウンセラーが必ずぶつかる悩みや疑問を200のQ&Aにまとめて詳しく解説。やる気はあってもどうすればいいか分からず戸惑うことの多い初心の心理臨床家や指導者に向けて、長年の経験の中で積み上げてきた著者の臨床知を伝える。
  • 統合失調症の治療ポイント 14の治癒例を通しての理解
    -
    《治療ポイントシリーズ》第6弾は、完治が難しいとされる統合失調症。筆者は精神科医40年、臨床心理士24年のキャリアから、治癒改善した14例を挙げて治療ポイントを示す。治るかどうかは、患者本人・家族・治療者の自覚と治療意欲・工夫にかかっている。その工夫の仕方を、実際にはどうしたらいいのか具体的に示した。幻聴・妄想・治療拒否に焦点を絞り、その治療のポイントを述べる。医師、患者、家族に読んでほしい本。
  • レヴィナス 何のために生きるのか
    4.0
    人間は、生まれて、生んで、死んでゆく。この事実をどう受け止めるか。生物としての人間の運命とは、いかなるものか。生殖の存在論とは何か。90年代に流行したレヴィナス論から離れ、レヴィナスとともに、人生の意味と人生の目的について根底から考え直す。 [内容] 第一章 自分のために生きる 第二章 他者のために生きる 第三章 来るべき他者のために レヴィナス小伝 読書案内
  • 日蓮の新霊言
    -
    日蓮、現代に復活! 政治の混迷、大水害と火山噴火、そして、中国の軍拡の脅威―― 内憂外患の現代日本に贈る、不惜身命のメッセージ! 「法華経」に見た仏陀の真の姿とは? 戦後日本における「新世界宗教構想」とは? 幸福の科学を草創期から指導してきた理由 日本政治に対する考えと未来ビジョン
  • 嫉妬をとめられない人(小学館新書)
    4.0
    嫉妬深くて攻撃的な人に、どう対処すべきか。 「以前は仲の良かった同僚が、最近は口をきいてくれない」 「なぜか自分にだけ、激しく攻撃してくる先輩がいる」 「成果を上げているのに職場で孤立していると感じる」 こんなふうに感じたら、あなたのすぐそばにいる、“他人への嫉妬がとめられない人”が何か企みをめぐらせているせいかもしれません。 精神科医である著者は、「嫉妬は、自分の立場を脅かしかねない者に抱きやすく、閉鎖的な人間関係で起こりやすく、近い関係であるほど激化しやすい」と述べています。あなたに攻撃的だったり、冷淡であったりする人が当てはまっていたら、危険です。 それでは、嫉妬されないためにはどうすればいいのか、嫉妬深い人に攻撃されたらどう対処すべきか、本書で詳しく解説します。  また、あなた自身が嫉妬心を抱いてしまったらどうすべきかについても、著者自身の経験を交えて、方法を明かします。 さらに、実在の科学者や経営者、芸能人などが関係するいくつかのケースを取り上げて分析し、嫉妬深い人がどういう人で、どんな影響を周囲に及ぼすか、詳細に説明します。 どんな人も逃れられない嫉妬の感情。その正体を知れば、「不測の事態」も回避できるはずです。
  • あぶない一神教(小学館新書)
    3.7
    世界の「混迷」を解き明かす最強の入門書。 一神教世界はかなり「あぶない」。だが日本は、もっと「あぶない」。ではどうする?(社会学者・橋爪大三郎) 大陸から隔絶された島国で暮らす日本人にとって、いま何が足りないのか。目に見えない知を論理的に突き詰めて、超越的な世界を知ろうとする態度―― 一神教に対する理解だと思うのです(元外務省主任分析官・佐藤優) 9.11テロから「イスラム国」誕生まで。キリスト教世界とイスラム教世界の衝突が激しさを増している。だが、歴史を遡れば、両宗教は同じ「神」を起源としていたはず。どこで袂を分かち、何が異なり、なぜ憎しみ合うのか。社会学者・橋爪大三郎氏と元外務省分析官・佐藤優氏による白熱対談。 キリスト教徒23億人。イスラム教徒16億人。世界の半数を占める一神教信徒のルールを知ることで、日本人が国際社会で闘うための術も見えてくる。 【目次】 まえがき 序章 孤立する日本人 第一章 三大一神教の誕生 第二章 迷えるイスラム教 第三章 キリスト教の限界 第四章 一神教と資本主義 第五章 未知なるものと対話するために あとがき 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
  • 苦悩を超えて歩む
    -
    苦しみや悲しみを超えて念仏の教えに生きた人たちの言葉に感動し、自分自身の生き方をあらためて見つめた生徒たちの心の動きを紹介しながら、親鸞聖人に学んでいく。 巻末には真宗大谷派学校連合会加盟校一覧表とマップを掲載。 目次 1 はじめに ■どの子も子どもは星 ■苦悩を超えて歩む 2 教えられ、育てられ ■生きることを学ぶ ■親鸞聖人のお膝もとで ■中村久子さんに学ぶ ■死と向き合う 3 師との出会い ■親鸞聖人に学んだ方々との出会い ■ひとすじの道 4 親鸞という生き方 ■法然上人との出会い ■念仏の教えに出会った人 ■称名 ■流罪-「たとえ死刑になっても」- ■弁円との出会い ■恩徳讃 ■真実の自分に帰る
  • 大きな願いに生きよう
    -
    本当のいのちの意味というものを互いに確かめあっていけるような社会とは。人間の持つ価値観を超えて、共に仏さまの大地に根を下ろして生きていこうと願う人間教育のあり方を、親鸞聖人や先人の教えから語る。 巻末には真宗大谷派学校連合会加盟校一覧表とマップを掲載。 目次 ■はじめに ■大谷の教育との出遇い ■大きな願いにふれる ■持ち味を引き出していく教育 ■仏さまの徳を讃える ■念仏の生活 ■死に至る病 ■悲哀の仕事 ■死は永遠の生命の内部における一つの出来事 ■大谷派の公教育-樹心- ■大乗の至極 ■連続無窮のいのち ■智悲円満の行人 ■父性と母性 ■智慧と慈悲 ■居場所 ■いのち、皆生きらるべし ■共に凡夫という地平に立つ ■自信教人信の誠を尽くす ■真宗の人間関係 ■同朋社会の実現
  • 非常識のススメ
    -
    現代は「非常識」や「異なり」は認められない。今の教育には失敗できるチャンスが与えられない。社会の価値観から、はみ出せない。では本当の自由とは、学びとは何だろうか。現代社会における「真宗教育」のあり方を考える。 巻末には真宗大谷派学校連合会加盟校一覧表とマップを掲載。 目次 ■大震災の悲しみの中で ■「未曾有」の出来事-讃歎の世界- ■建学の精神とトレンドウォッチ ■「常識本位主義」の時代 ■「常識」と「非常識」 ■「カオス」としての聖地 ■「アンビバレンス」な価値観 ■大学の起源-ユニヴァーシティとカレッジ- ■日本の大学システムの実態-インスティテュート- ■大学とは本来どのような場所か ■異なりを認めつつ共に生きる-Living together in diversity- ■自由に失敗できるチャンスを ■破られることの自由-二種深信- ■発想の転換 ■破られることによって生まれた自由な発想 ■非常識的な存在-非僧非俗- ■自由な人間として真実に出遇う
  • ほんとうに生きるということ
    5.0
    「共に助け合って生きる」世界に生きていこうと歩み出すことによって、私たち一人ひとりの身に「ほんとうの人間」になっていく人生が始まる。「人間で在ることの課題」に応えられた親鸞聖人の教えと共に、「浄土真宗」に基づく「真宗教育」とは何かを語る。 巻末には真宗大谷派学校連合会加盟校一覧表とマップを掲載。 目次 ■浄土から始まる人生 ■人間の不安、おそれ ■満たされない欲求 ■お釈迦さまが目覚めた真理-もともとはじめからそうなのだ- ■共に助け合って生きる ■人間は居場所を失うと生きることができない ■地獄-独りぼっちの世界- ■人間の根源的欲求 ■人間で在ることの課題 ■現実の私たちの姿 ■欲望する自我 ■後世を祈る ■煩悩がさまたげにならない道 ■受け止められるということ ■根も絡むような深い交わり ■真宗教育とは-ほんとうに生きるということ-
  • 安心してがんばれる世界を
    -
    「そのままで尊い」という世界にふれることができれば、人は安心して自らの場において力を尽くすことができる。成果主義の世の中にあって、親鸞聖人の教えに基づく教育とは何かを語る。 巻末には真宗大谷派学校連合会加盟校一覧表とマップを掲載。 目次 ■はじめに-今、何を学ぶのか- ■閉塞社会に生きて ■人間の価値はどこにあるのか ■人間中心から経済中心へ-近代の目指した社会- ■成果主義が生んだ社会 ■親殺しをした子どもたち ■親鸞聖人が出遇った世界 ■認めて伸ばそう ■存在の肯定 ■教育とはキャンドルサービス ■ほめる技術 ■雑行を棄てて本願に帰す ■本願の世界-あなたはあなたのままでまるごと尊い-
  • インナーチャイルドと仲直りする方法 傷ついた子どもを癒し、あなた本来の輝きを取り戻すインナーチャイルド・ワーク
    値引きあり
    4.0
    子どもは誰でも成長の過程で、親、兄弟、親戚などの身近な人から「心の傷」を受けます。大人になったあなたは、普段の暮らしを特に問題なく過ごしているかもしれません。しかし、癒されないままの傷ついた子ども――インナーチャイルド――は、知らず知らずのうちにあなたの思いグセになったり、否定的な行動パターンを作り上げていたりします。「自分が嫌い」「自分には価値がないと思う」「自分を責めてしまう」「家族関係がよくない」「恋愛が続かない」「親密な関係になれない」「愛されていないと感じる」「不安で心が一杯になる」「やりたいことがわからない」「生きる意味がわからない」……こんなふうに感じるとき、あなたのインナーチャイルドは癒す必要があるかもしれません。 本書は、インナーチャイルドとの友好的な関係を作るためのワークの手順を詳しく解説する実践本です。よく考えられた手順に従って自分の内面を探ることで初めての人でも、傷ついた自分であるインナーチャイルドと出会って、過去の出来事について対話を行い、関係を深め、傷を癒すことができます。独学ではなかなか出会えなかったインナーチャイルドに、誰でも自然と出会うことができるのが大きな特徴です。また、著者やクライアントの事例・エピソードを多数収録し、読者は共感しながら、ときに涙を流しながら具体的に理解できます。さらに、初心者にありがちな質問にも回答を与えながら解説が進みますので、一人でもこのプロセスを十分楽しむことができます。友好的な関係を築くと、インナーチャイルドはあなたにアドバイスを与えてくれ、本来の望みがかなうのを助け、無条件の愛を感じられるようにしてくれるでしょう。ホ・オポノポノの実践に興味のある読者、次の人生のステップに向かいたい読者に広くお勧めします。
  • 地獄と極楽
    -
    「地獄と極楽とは同じ大きな意味を持つのです」「私たちの人生の争いは、いつも善と善との争いだ」(本文より)。 仏教のみならず日常の言葉としても馴染みのある地獄と極楽をテーマにした法話。この2つの世界、実は私たちが生きていくうえにおいて、とても大切なことを教えてくれています。親鸞聖人の教えに立脚した切り口で、地獄と極楽を明らかにします。
  • 浄土真宗-往生と不退-
    -
    あなたは浄土真宗と他の宗教との違いがわかりますか。 宗教があいまいになった現代だからこそふれてほしい、親鸞が見出した世界。真宗大谷派元教学研究所所長が最晩年に遺した「浄土真宗とは何か」を問う5回の講義録。 「家の宗旨なんだっけ?」「お付き合いしているお寺さんって何宗だっけ?」。そんなことはわかっているという方も、では「他宗とどう違うの?」という質問にどう応えられるでしょうか。 本書は、昭和期晩年、バブル経済真っ只中の時期に、浄土真宗というものが他の宗教・宗派とどうちがうのか、そのことが不明瞭になっているのではないかと、仲野良俊氏が5回にわたってお話された内容を収めています。
  • 仏教のぶっ-仏教はじめの一歩-
    5.0
    この本は、仏教のことはまだよくわからないけれど、ちょっと勉強してみようかな、という方へ向けた、仏教入門の本です。 「浄土」「自業自得」「布施」など33の仏教用語を、単に知識として知るだけではなく、私たちの身近な生活の話題から考えていきます。 「あれさえなければ幸せになれるのに…」「あの人はあんなに幸せそうなのに…、私は…」そんな思いに苦しめられるのが私たち人間です。そういう私たちに、仏教は、ちょっとモノの見方を変える視点を教えてくれている。仏教を学んでみようかな、という方はもちろん、悩んだり、人生が苦しいと感じている方にもぜひ手元に置いておいていただきたい本が誕生しました。 ところで、みなさま、お釈迦様にもいろいろな呼び方があるってご存知ですか?「ブッダ」「釈尊」「ゴータマ・シッダールタ」―。すべてお釈迦様のことです。なんでそんなにいろいろな呼び方があるのでしょう? そんな素朴な疑問に答える「今さら聞けない!? 仏教のキホン」コーナーも、書き下ろしで掲載しています。「お釈迦様の主な弟子たち」「仏教にまつわる年中行事」などについて、大谷派僧侶の真城住職がいろいろなキホンをわかりやすく解説します。
  • 60分で名著快読 論語
    -
    現代人に贈る生きるための指針! いかに生き、どう日常を過ごし、どう学ぶべきか、人をどのように評価し、どうつきあえばいいか--。現代人の悩みは『論語』がすべて答えてくれます。人生の指針からリーダーシップ、コミュニケーション、メンタルまで、「古典の中の古典」のエッセンスを図解とともに学べます。
  • 人生はブレていい。 - 平成の一休さんのポジティブ・トンチのすすめ -
    4.0
    すべての悩みの根っこは「罪悪感」にあり。 「あの人に言われた一言が、いつまでも忘れられない」 ⇒私がいけない。私はできていない。 「小さなミスを、いつまでも引きずってしまう」 ⇒あの時、ああしていればよかった。 「彼氏から連絡がないと不安になる」 ⇒もしかしたら軽んじられているのかも。 こうして自分を責め、やがて悩みは大きくなり、生き辛くなってしまうのです。 そんな悩みの種となる「罪悪感」をトンチ感覚で正しくはぎとりましょう。 人間は、『トライ(ある・できる)&エラー(ない・できなかった)』を繰り返していく人生。 繰り返しのはずなのに、「あれもない(あれもできない)、これもない(これもできない)」にばかり目がいってしまう生き物です。 それを、「あれもある(あれもできる)、これもある(これもできる)」に変えていく思考法をお教えします。 テレビ朝日系「ぶっちゃけ寺」で活躍中! 一休さんと同じ臨済宗の僧侶が教える、人生を楽しく変換するポジティブ・トンチのすすめ。
  • 科学哲学への招待
    4.4
    古代・中世のアリストテレス的自然観を克服し、信仰や迷信から独立することで17世紀に近代「科学」は誕生した。しかしパラダイム転換はくり返され、20世紀には科学技術に伴うリスクも叫ばれるようになる。科学哲学の第一人者がこうした決定的な転換点に光をあてながら、知の歴史のダイナミズムへと誘う。科学神話が揺らぐ今だからこそもう一度深く掘り下げる、入門書の決定版。
  • 怪奇現象リーディング
    4.0
    世界中でUFO目撃報告が急増中の今 新たな宇宙人情報をキャッチ! 誰もいないはずの場所から不気味なノック音が!? 自宅の玄関に立つエイリアン!? 都心の住宅街で続発する摩訶不思議な現象―――。 透視リーディングによる詳細な状況調査と、体験者4人の証言から驚愕の新事実が発覚! 【地球を監視する 「宇宙人ネットワーク」 その正体とは!?】
  • ベルクソン 人は過去の奴隷なのだろうか
    3.9
    君のなかの<純粋持続>を探せ! 日常生活をおおい尽くす<空間的なかさぶた>の下から聞こえてくる<純粋持続>の声。溢れ出るような持続のつぶやきに耳を澄まし、難解なベルクソンの時間論を読み抜き、あらたな解釈の地平を開く。 [内容] 第一章 純粋持続を探せ 『創造的進化』にまつわる間奏曲 第二章 押し寄せる過去と、自由の行方 ベルクソン小伝 読書案内
  • 輪廻転生 〈私〉をつなぐ生まれ変わりの物語
    値引きあり
    3.7
    日本人の4割以上が「生まれ変わりはある」と思っている――世界中の人々が、少なくとも2500年以上も前から様々な形で信じてきた「生まれ変わり」の思想について、正面から考えた類を見ない入門書が登場。新進気鋭の研究者が、輪廻転生の観念を、「再生型」「輪廻型」「リインカネーション型」の3つに分けて、丹念にわかりやすくひもとく。(講談社現代新書)
  • 聖書が面白いほどわかる本
    3.3
    世界一読まれている本「聖書」が編纂された背景や世界観等をわかりやすく解説しており、入門書として最適の一冊です。
  • 読書について
    値引きあり
    4.1
    「読書は自分で考えることの代わりにしかならない。自分の思索の手綱を他人にゆだねることだ」……。率直さゆえに辛辣に響くアフォリズムの数々。その奥底には、哲学者ショーペンハウアーならではの人生哲学と深いヒューマニズムがあります。それが本書の最大の魅力です。
  • 論理哲学論考
    値引きあり
    4.4
    20世紀を代表する哲学書であり、最も難解といわれる『論理哲学論考』は、シンプルなドイツ語で書かれた美しい作品だ。今回の新訳では、その微妙なスタンス、ニュアンスを、細やかな目配りで忠実に再現した。いつでも、どこでも、肩の力を抜いて読める、まったく新しい『論考』をここにお届けする。■野家啓一さんの解説「高校生のための『論考』出前講義」を収録
  • もっと私らしく生きる最高の方法
    5.0
    すでにある自分だけの個性=美と、命の尊さに気づき、「本質的な揺るぎない愛と美」を持った、自尊心あふれる女性になるレッスン。
  • 再発見 日本の哲学 廣松渉 近代の超克
    5.0
    「唯物論」とは、たんに物質という実体に依拠して論を立てることではない。廣松はそれを「唯物論(ただものろん)」と呼んで、厳しくしりぞける。まず物と物があって、その間に関係が成り立つのではない。まず関係があって、そこから、物が出来してくるのだ。ここに廣松哲学の真髄がある。(講談社学術文庫)
  • 死海写本 「最古の聖書」を読む
    3.8
    さまざまな解釈を生み、世界を騒がせてきた死海写本。しかし本当のところ、この「最古の聖書」には何が書かれているのだろうか。書き残したクムラン宗団とは何者であり、いかなる思想を持っていたのか。「義の教師」「悪の祭祀」「なめらかなものを求める者たち」……本書では、公刊された死海写本の記述に即し、外典・偽典を含めた旧約・新約聖書や歴史的背景とも関連づけながら、その内容を読み解くことで、淡々と「謎」に光を当ててゆく。膨大な研究成果をコンパクトにまとめた、絶好の「死海写本」入門書。(講談社学術文庫)
  • モンテーニュ よく生き、よく死ぬために
    値引きあり
    4.0
    名文家として知られる第一級のフランス文学者が、長年にわたって胸の内に秘めてきたモンテーニュへの思いを解き放ち、書き綴った名著。モンテーニュの生涯をたどりながら『エセー』の重要なくだりを引用しつつ考察し、またモンテーニュの生涯に戻っていく。そのおだやかなまなざしに貫かれた筆致から、人類の偉大な遺産である巨大な書物の全容が、そしてそこに刻まれた人間の真実である「生」と「死」の本質が浮かび上がってくる。(講談社学術文庫)
  • 再発見 日本の哲学 和辻哲郎 人格から間柄へ
    -
    近代日本の思想史を代表する哲学者の一人、和辻哲郎。彼が、構築しようとした「倫理学」とは、どのようなものだったのか。西田幾多郎やハイデッガーなど、同時代の哲学者とも干渉しあいながら、「人間=じんかん」を考察したその思想形成の現場に迫る。(講談社学術文庫)
  • ブルデュー 闘う知識人
    値引きあり
    4.5
    エコールノルマル・スュプリウールを卒業し、知識人界の頂点コレージュ・ド・フランス教授に選任されたブルデュー。哲学を学び、やがて社会学に方向転換したブルデューは、今もフランスと世界の思想に大きな影響力を持つ知識人。界・文化資本・ハビトゥスなどの社会学概念は21世紀の社会を分析するのにも有効な武器となる。(講談社選書メチエ)
  • ツァラトゥストラかく語りき
    3.9
    あかるく澄み切った日本語による正確無比な翻訳で、いま、ツァラトゥストラが蘇る。もっとも信頼に足る原典からの完全新訳。読みやすく、しかもこれ以上なく哲学的に厳密な、ツァラトゥストラ。
  • ナショナリズムの克服
    3.7
    在日の立場から、長年、「日本」について鋭い批判と分析をつづけてきた姜尚中と、オーストラリア在住の国際的博奕打ちで作家の森巣博という、異色の対談が実現しました。テーマは1990年代以降、日本に吹き荒れている、ナショナリズムの嵐です。第一部で、日本型ナショナリズムの歴史を通観。第二部で、グローバル化によって変質する国民国家像と、国境なき後の世界の未来について、刺激的な意見交換を繰り広げます。国家とは何か、民族とは何か、故郷とは何か。本書は、ナショナリズムを理解し、何者をも抑圧しない生き方を模索するための入門書です。【目次】第一部 ナショナリズム・自由をめぐる対話――東大教授、豪州博奕打ちに会いに行く/序章 石原慎太郎の「中国人犯罪者民族的DNA」発言を容認してしまう空気は何か?/第一章 姜尚中教授の特別課外授業スタート! 講座名はズバリ、「日本ナショナリズム小史」/第二章 知られざる在日韓国・朝鮮人二世の青春――経済ナショナリズム体制下の、姜尚中の個人的体験/第二部 グローバリズム・故郷をめぐる対話――豪州博奕打ち、東大教授に会いに行く/第三章 知られざる和製イージー・ライダーの青春――グローバリズムの渚における、森巣博の個人的体験/第四章 民族概念をいかに克服するか/終章 無族協和を目指して/あとがき/人物・用語解説/推薦図書、厳選二十一冊!
  • デモクラシーの冒険
    3.6
    1100万人を超える人類史上最大の反戦運動もむなしく、アメリカとその同盟国は、ついにイラク攻撃に乗りだします。デモクラシーを高らかに謳いあげる国々による圧倒的な暴力は、人々の意志が政策に反映されることのない絶望的な光景を、かえって浮き彫りにしました。果たして、政治はひと握りの人間によって決定され、他の者たちは粛々とそれに従うほかないのでしょうか? 本書では、世界的に進行するデモクラシーの空洞化を多角的に分析しながら、私たちの政治参加の可能性を探ります。日豪屈指の知性による、深くて鋭い盛りだくさんの対話劇。「イラク戦争以後の民主主義入門書」を片手に、いっしょに考えてみませんか? 【目次】序章 ヤギさん郵便、あるいはデモクラシーの議論への誘い/第一章 デモクラシーの空洞化――冷戦構造崩壊後、自由は勝利し、それによって自由な選択肢はなくなった/第二章 グローバル権力の誕生小史・第二次大戦後50年――国家と企業の癒着、民営化/第三章 政党、世論、ポピュリズム――デモクラシーのブラック・ボックス/一 政党をめぐるおしゃべり/二 世論をめぐるおしゃべり/三 ポピュリズムをめぐるおしゃべり/第四章 直接民主主義と間接民主主義――デモクラシー思想の歴史と「外国人」/第五章 間奏曲「月夜の対位法」――デモクラシーは酸素なんだよね/第六章 ふたたび「暮らし」のなかへ――今、私たちに何ができるのか/一 想像力を奪うものへの抵抗/二 グローバル権力と、内なる無力感への抵抗/あとがき/人物・用語解説/みんなでつくるデモクラシー・マニフェスト
  • 「人たらし」のブラック交際術
    4.0
    「なぜあの人は誰にも好かれるの?」。たとえ、どんな相手でも、すぐに心を開かせる! 基本知識から最新研究まで、今すぐ「人たらし」になれる心理テクニックが満載!
  • 全国「一の宮」徹底ガイド
    -
    それぞれの地域でナンバーワンの神社を意味する「一の宮」。四国のお遍路のように、全国に点在する「一の宮」を巡る旅が、いま静かなブームを呼んでいます。歴史ファンだけに留まらず、出張で全国をまわるビジネスマンまでもが「一の宮巡礼」にハマル、その魅力とはいったい何なのでしょうか? 本書では、北は陸奥から南は薩摩まで、68国の「一の宮」と、北海道・沖縄を含む「新一の宮」を完全網羅しました。「秘密と愛を抱えた日本最大の神社、出雲大社」「ナニワ商人の商売繁盛を支える、住吉神社」「ヤマトタケルに征伐された神を祀る、寒川神社」「三種の神器・勾玉を作った古代の技術集団を祀る、玉祖神社」など、神社を繙けばその土地の意外な歴史がみえてきます。まずは本書を片手に、あなたが住む地域の「一の宮」にいってみましょう! ご利益満載の旅がいまスタートです。

    試し読み

    フォロー
  • 観念論の教室
    4.0
    私が手に持っている花は存在する。私はそう思っている。だが、その花は、私が見たり触れたりするのとはかかわりなく、存在していると言えるのだろうか――物の、それ自体としての存在を否定し、私たちに知覚される限りにおいてのみ存在すると説く「観念論」。繰り返し提出されるこの考えに、なぜ人間は深くとらわれるのか。本書は、元祖・観念論者ジョージ・バークリの思想を論じ、観念論には「明るい観念論」と「暗い観念論」の二種類が存在すると説く。「存在するのは自分の心だけ」という独我論的発想とは真逆の、もう一つの魅力ある側面をたどる。
  • [図解]武士道 逆境に負けない不屈の精神、何事にも動じない心を鍛える
    -
    『武士道』は新渡戸稲造によって書かれた世界的ベストセラーです。しかし、原書は英語で書かれた100年以上昔の本ということで、「読みにくそう」「なんだか難しそう」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか? 本書は、「現代の仕事や人生に、どのように武士道を活かすのか?」をテーマに編集し、初めて武士道を読む人でも、ひと目で内容を理解できるように、図やイラストを交えたつくりにしました。◎「命知らず」ではなく、「大義の勇」を持つ ◎「仁」はリーダーに不可欠の条件 ◎本物の「礼」に必要なこととは? ◎損得ではなく、心の強さとして嘘をつかない 道理にしたがって、決断を下すなど、世界が注目したサムライの「気高い心」を学ぶことで、「日本人とは何か」ということを見直すことができる1冊です。

    試し読み

    フォロー
  • 「現人神」「国家神道」という幻想 近代日本を歪めた俗説を糺す
    -
    「現人神」「国家神道」――これらの言葉から、現代の日本人はどんなイメージを連想するだろうか。おそらく、狂信的な「天皇崇拝思想」と、それを支えた「国教制度」といったとこだろう。そして、この「日本国民を狂信的な戦争へと導いた思想と制度」は「明治政府が日本の近代化のために考え出した」などとされている。だが著者は、「そのような認識は思い込みに基づく幻想にすぎない」と喝破する。それは最近の実証的歴史研究の成果に照らしても明らかなのだが、これが意外と世間では知られておらず、歴史の専門家でさえ、少し分野が違っただけで知らない者が大多数なのだという。世間で知られていないことがそれほど大きな意味を持たないなら、それでもかまわないのかもしれないが、この「幻想」はわが国の首相の靖国神社参拝問題や政教関係訴訟、さらには教科書問題や外交関係にまで影を落としている。“虚像”が誰によって、いかにして創られたかを検証する。

    試し読み

    フォロー
  • 天国に還るための終活
    5.0
    天国に還るための終活 自分が生きてきた証を残したい人へ―― 本当の終活とは「自分がなぜ生まれてきたのか」を悟ること。 5000人が涙した終活セミナーが教えてくれたこと。
  • あげママの条件
    5.0
    子供もハッピー。あなたも幸せ。 “あげママ”になる秘訣を大公開♪ 子育てに成功するママは、この「考え方」を実践している! 正しいしつけ、成功する教育法、そして、上手な叱り方……ママが心掛けたい8つのポイントを、豊富な経験と深い人間学から わかりやすく説き明かしました。 【毎日がんばっている すべてのママに贈りたい 大切な一冊です。】
  • エイジレス成功法
    4.5
    この「考え方」で、心・体・頭が、みるみる若返る。 30歳年下の人とも親友になれる! 「若々しいあの人」が大切にしている、「人生観」「働き方」「生活習慣」「人付き合いの仕方」。
  • うちのお寺は浄土宗
    -
    1997年のシリーズ発売から15年以上、18刷を超える超ロングセラー「うちのお寺は浄土宗」を文庫化。元となるA5判のシリーズを簡潔に読みやすく徹底的に再構成。宗派の歴史から仏事作法・行事などの実用まで、浄土宗に関する必須情報を一冊にまとめます。中高年のライトユーザーに向けて、大きめの文字、分かりやすい図解、見やすいイラストを駆使しながら、彼らの知的好奇心を煽る「我が家の宗教を知る」文庫シリーズ第4弾です。
  • うちのお寺は真言宗
    3.0
    1997年のシリーズ発売から15年以上、24刷を超える超ロングセラー「うちのお寺は真言宗」を文庫化。元となるA5判のシリーズを簡潔に読みやすく徹底的に再構成。宗派の歴史から仏事作法・行事などの実用まで、真言宗に関する必須情報を一冊にまとめます。中高年のライトユーザーに向けて、大きめの文字、分かりやすい図解、見やすいイラストを駆使しながら、彼らの知的好奇心を煽る「我が家の宗教を知る」文庫シリーズ第3弾です。
  • まんだら絵解き図鑑
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地獄極楽絵とも呼ばれる曼荼羅を、熊野観心十界曼荼羅から日蓮の題目曼荼羅までユーモラスなイラストで絵解きする。地獄と極楽についてもっと知りたい。その好奇心を満たしながらも、読み進めるうちに日本仏教の懐の深さが沁みてくる。「死にかた、生きかた」がわかる大人のための絵本。
  • ほんとうの日蓮
    -
    日蓮は単行本およそ六冊分にも及ぶ論考、手紙を残している。中世において彼ほど顔の見える人物はいない。なぜ流罪になったのかと自問する日蓮。愛児を失った母親へ情愛のこもった手紙をしたためる日蓮。戦う宗教者のイメージばかりが先行する日蓮の、本当の姿を活写する。島田宗教学の決定版。
  • 哲学
    3.0
    「実存哲学」は専門知を利用しながらそれを超えた思惟である、と説く。 その思惟を手にして人は人にならんとする、現代「実存主義」の基礎文献。
  • マンガで読み解く 人を動かす
    3.9
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あらゆる自己啓発本の原点となったD・カーネギーの不朽の名著『人を動かす』。日本版だけでも500万部の歴史的ベストセラーが、世界初の公認マンガ化として、満を持して登場。原著『人を動かす 新装版』(創元社)に収載された全30篇の人間関係の原則を、主舞台が現代日本、主人公が日本人となるオリジナル・ストーリーに、丹念に練り込んだ。マンガ全12話と要点解説で、実践することの難しさも含めて、やさしく楽しく学べる決定版。
  • 宗教の本道を語る
    5.0
    目に見えない世界を信じることは、なぜ大切なのか? 幸福の科学が、この世の「常識」と戦いながら宗教と信仰のすばらしさを伝えつづける理由とは。 宗教家から見た現代日本の問題と打開策とは。 【戦後70年「安倍談話」 の矛盾も鋭く指摘!】
  • ザ・コンタクト
    -
    宇宙人は地球に来ている! 現実から目を背けてはいけない。 宇宙人との交流秘史から、アブダクションの目的、そして地球人の魂のルーツまで―――。 人類が初めて知る、宇宙人情報が満載! 「UFO後進国ニッポン」の目を覚ます鍵が、ここに! ▽現在、地球にはどんな宇宙人がきているのか ▽「進化論」の誤りと「人類創成」の秘密 ▽ゼータ星人が語る“星間転生”とは? ▽UFO航行とけん引ビームの原理 ▽なぜUFOは突然消えたり現われたりできるのか ▽宇宙人は基本的にテレパシーで会話する ▽宇宙人の魂が地球人の肉体を借りる「ウォークイン」 ▽自ら地球に来て転生し、人間として生まれたワンダラー ▽米ソ冷戦や中国の軍事的台頭には宇宙人が関与している ▽米国が手に入れた“核を超える兵器”とは? ▽古代ム―文明では宇宙人と戦争が起こっていた ▽ム―、アトランティス、インカ、そして日本――古代文明と宇宙人の関係が明らかに ▽プレアデス、ベガ、ウンモ、ケンタウルスα――さまざまな宇宙人たちの特徴を詳細に解明 ▽米国と中国にコンタクトしているレプタリアンの種類 ▽悪質な宇宙人から地球を守る「宇宙連合」とは ▽「裏宇宙」と「パラレルワールド」とは何か ▽宇宙時代をむかえる地球人が知るべき真実
  • 巨大災害の世紀を生き抜く
    -
    東日本大震災における地震・津波・原発事故という複合災害は、まさに巨大化する現代の災害を具現化した出来事であった。この大災害に遭遇して日本人の意識・心理も劇的な変化を遂げた。「私だけは大丈夫」という正常性バイアスにとらわれないこと、政府・マスコミ情報を鵜呑みにせず吟味する自己責任力、企業の危機管理の新しい形が求められているのだ。自然災害に未知のリスクが加わる現代を生き抜くために求められる行動指針について災害心理学の第一人者が検証する。【目次】はじめに/第一章 二一世紀型の災害とは何か――原子力災害を経験して/第二章 原子力発電所はなぜ事故を起こしたか/第三章 災害と情報/第四章 災害を乗り越えるには/第五章 三・一一の先にあるもの/おわりに
  • 加藤鷹と4人のOL
    -
    女性の悩みはたくさんありますが……特に誰にも言えないような悩みとして、カラダやオトコなどといった“性”の悩みがあります。 「好きになった男にいつも逃げられる」 「エッチしても2回以上関係が続かない」 「自分の体臭が気になる」 「浮気する男とばかり付き合ってしまう」 などなど、そんな相談、誰にしたらいいの!? そんな悩みは加藤鷹さんにおまかせ! これまで長きに渡り、トップAV男優として酸いも甘いも経験してきた加藤鷹さんから導き出される答えは、思わず女性もなるほどと頷いてしまうような、他の誰にも答えられない的確な解答ばかり! すべての悩める女性に捧げる、恋愛・性に対する正しい解答がここにある!
  • 災害防衛論
    -
    地球温暖化により巨大化する台風・ハリケーン、想像を絶する大がかりなテロや地球規模で頻発する地震…。21世紀はまさに「災害の世紀」である。きわめて甚大な被害を与える現代の災害からサバイバルするには従来の「防災」の考え方を大きく転換させなければならない。すなわち、災害を予防し、被害に耐え、そして回復する力、その三つの要素をあわせた「災害弾力性」を個人と社会が備える必要がある。そのためにわれわれが今、なすべきことは何か。多くの実例を踏まえて詳述する。【目次】はじめに/第一章 鉄壁の災害防衛線を築く/第二章 災害をビンのなかの魔神とする/第三章 災害をはねかえし、災害からはねかえる力/第四章 過酷な災害に生き残る/第五章 情報を収集し、分析し、判断する力をみがく/おわりに
  • 人はなぜ逃げおくれるのか――災害の心理学
    3.9
    地震や洪水、火災などの災害に遭遇した時、身をまもるために素早く行動できる人間は驚くほど少ない。現代人は安全に慣れてしまった結果、知らず知らずのうちに危険に対して鈍感になり、予期せぬ事態に対処できなくなっている。来るべき大地震のみならず、テロや未知の感染症など、新しい災害との遭遇も予想される今世紀。本書では災害時の人間心理に焦点をあて、危険な状況下でとるべき避難行動について詳述する。【目次】プロローグ 古い「災害観」からの脱却を目指して/第1章 災害と人間/第2章 災害被害を左右するもの/第3章 危険の予知と災害被害の相関/第4章 「パニック」という神話/第5章 生きのびるための条件/第6章 災害現場で働く善意の力/第7章 復活への道筋/エピローグ 「天」と「人為」の狭間に生きる人間として
  • 貴女が離婚を決める前にしなければならない8つのこと
    4.5
    ふと、離婚の文字が頭をよぎった貴女へ、夫婦問題のプロが教える“幸せをつかむ法則” ふと、離婚の文字が頭をよぎった貴女。 感情だけで突き進まずに冷静に状況を分析するのが離婚の重要ポイント。 離婚して不幸にならないための、幸せをつかめる方法を相談案件3万件以上を手がけた夫婦問題のプロがお教えします。 【著者プロフィール】 岡野あつこ(おかのあつこ)  夫婦問題研究家。ライフアップ・カウンセラー。NPO法人日本家族問題相談連盟理事長。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科博士課程(前期)修了。自らの経験を生かし、夫婦の問題に悩み苦しむ人を一人でも多く救いたいという思いから、離婚力ウンセリングの分野を確立。  2001年NPO日本家族問題相談連盟設立(http://www.nikkaren.com/)。相談件数は累計3万件を超える。  著書に『熟年離婚の相談室』(C&R研究所)『これだけは知っておく離婚の手続きと進め方』(日本文芸社)『夫という名の他人 夫婦の岐路に立つあなたに』(有楽出版社)『ちょっと待ってその離婚! 幸せはどっちの側に?』(集英社文庫)ほか多数。  現在は、後進の育成として離婚カウンセラーの養成にも力を入れ、札幌・東京・大阪・名古屋・横浜・福岡に「実践離婚力ウンセラー養成スクール」を開校。「離婚しないに越したことはない」という信条のもと、自身のもつカウンセリングのノウハウを多くの受講者に伝えている。
  • 体をみれば心がわかる ボディートークの世界
    -
    腹が立っているときは胃が収縮して持ち上がっている。失恋したときは胸に詰まりが生じているし、重い借金を背負うと首の付け根が硬くなる。心の問題は体に表れるので体をみれば心がわかる。心と体の結びつきを解明しながら考案された、体を通して心をほぐすキー・タッチ法など様々な方法を紹介。人間関係のもつれ、イジメ問題の解決にも大きな効果を発揮。話ができない赤ちゃんや認知症の方なども、声や息でその心をキャッチ。
  • ドゥルーズ 解けない問いを生きる
    4.0
    いま必要な哲学とは何か。「問いが解けない」事態をどうとらえるか。生命科学の時代に対応するドゥルーズ哲学の核心をクリアに描く。 [内容] I はじめに──解けない問いがあらわになってくること II 世界とは解けない問いである──ドゥルーズの〈哲学〉素描 III 〈私〉ではない〈個体〉が生きること──結論に代えて ドゥルーズ小伝
  • デイヴィドソン 「言語」なんて存在するのだろうか
    3.3
    コミュニケーションの哲学へ向けて 言語はあらかじめ存在するものではなく、あるのは人間とわれわれが生み出す文章と音声だけである。そして、われわれがしなくてはならないのは特定の文に対して特定の意味を与えること。――デイヴィドソンの言語哲学を平易に捉えなおし、世界と他者の理解を言語により不断に繰り返す人間という存在/発話という行為を見つめ直す。 [内容] 第一章 言語哲学は意味をどう扱うか 第二章 真理と解釈の第一次性 第三章 コミュニケーションの哲学へ向けて 第四章 「言語」ではなく数多くの言語が存在する デイヴィドソン小伝
  • 宇宙時代がやってきた!
    5.0
    ついに、あなたは「宇宙人の秘密」を目撃する。 ハリウッドを越える“宇宙体験”映画「UFO学園の秘密」 10月10日全国一斉ロードショー!
  • 泥の中から咲く 身と心をほぐす18の知恵
    -
    どん底を経験したからこそ希望の光が見えてくる! 全国の悩める老若男女に生きる希望をもたらす、カリスマ的人気の僧侶・フリーアナウンサーによる初の自伝的エッセイ。美しい花を咲かせるハスは泥水の中でしか生きられない。この世も泥水のごとく濁っており生きづらいものだが、自らの苦悩と向き合ってこそ、生きる力が湧いてくることが実感できる本。 [内容] 第1章 無理をしないで生きる 第2章 「最悪」から抜け出すには 第3章 心の荷物をおろす 第4章 逆境のときにすべきこと 第5章 すべてはつながっている 第6章 あやまちのあとが人生を決める 第7章 愛することができない人へ 第8章 生きる意味とは 第9章 緊張を解きほぐす 第10章 過去を悔やむ人へ 第11章 叱り方、叱られ方 第12章 気持ちが伝わらない理由 第13章 勝ち負けの心を捨てる 第14章 人生に希望を持つ 第15章 なぜ私は人に嫌われるのか 第16章 したたかに生きる 第17章 厳しい言葉を受け入れる力 第18章 「死」に直面するとき
  • イスラームの深層 「遍在する神」とは何か
    3.0
    神秘思想がわかればイスラームがわかる! シーア派とスンニ派の対立、過激派の運動など、一見多様なイスラームの根底には「あまねく存在する神」という共通の考え方がある。それを最も突き詰めたのが中世の神秘哲学であり、現代イスラームの深い局面にそれは息づいている。神秘家の思想を読み解いて立ち上がる、新たなイスラームの理解像がここに! [内容] 第一章 イスラームとはどんな宗教か 第二章 ムスリムは何に従うのか 第三章 神をどうとらえるか 第四章 神秘家とその営み 第五章 「唯一絶対の神」から「遍在する神」へ
  • 「うつ」が気になる人の本
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 うつ病は特別な病気でも恥ずかしい病気でもありません。 少し几帳面で真面目な人なら、誰でもかかりうる普通の病気です。 とくにストレス社会といわれる現在、それほど重症ではない「軽症うつ病」の人が急増しています。 この本では、「ちょっと気分が落ち込んだ」「うつ病かもしれない」という人のために、 うつ病の基礎知識と治療法、日頃からのストレスコントロールの方法などを、専門医がていねいにお答えします。 *目次より ●うつ病の典型的な症状とは? ●こんなことがきっかけで「うつ病」になる ●そもそも「うつ病」は、どんな症状から始まるか? ●憂うつ気分が2、3週間続くようだと、うつ病を疑っていい? ●いっそ会社を辞めれば、うつ状態がなくなるのではないか? ●朝起きて会社に行くのが辛いのだが、うつ病なのだろうか? ●「軽症うつ病」にはどのように対応すればいいのか? ●身内がうつ病にかかってしまった。どんな心構えが必要か? ●うつ病の治療にはどのようなものがあるか? ●うつ病には、とにかく休養が必要です! ●精神科や心療内科の選び方は? ●抗うつ薬にはどんな種類があるか? ●ストレスに強くなるには具体的に何をしたらよいか? ●リラクセーションの方法を自分で練習するには?
  • 魂のシナリオどおりに生きていますか?
    5.0
    例外なく、この世の誰もが、人生をいかに生きるべきかを神様と相談の上、自分で決めて生まれてきている。その神様と約束した生きかたをすることこそが、幸せへの一番の近道。自ら決めた生きかたを思い起こし、実践していくための最高の手引き書!
  • 人間関係でムリしないための心理学。カウンセリングの基本テクニックでストレスフリーの関係をつくる。10分で読めるシリーズ
    4.0
    10分で読めるミニ書籍です(文章量8,000文字程度=紙の書籍の16ページ程度) 「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。 自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。 是非、お試しください。 書籍説明 人間関係で苦労を重ねた私は、半年間ものあいだ我慢し続けました。 その結果、めまいがして真っ直ぐ立っていられなくなりました。 人間関係がつらい。苦しい。面倒くさい。と思っている方。 部下の扱いがわからない、てこずっている方。ついついムリ、我慢してしまい、ストレスを抱えたり、体を壊してしまう方。 その悩みを解決するのは本書です。 ムリを続けた私は、最終的に「適応障害」と診断され、約半年間の休職と療養生活を余儀なくされます。 だから、あなたの気持ちはよくわかります。 そこで本書で紹介するテクニックを活用しました。 すると、すっかりとストレスフリーの人間関係を構築できるようになりました。 本書では筆者が経験と学習から辿り着いたストレスフリーの人間関係構築法を紹介いたします。 「傾聴」「援助」などの基本的なカウンセリングテクニックをうまく活用し、ムリのない生活の実現を目指します。 クヨクヨ、イライラ、ウジウジするような毎日を、あと何年続けますか? 本書はたった10分で読むことができます。 たった10分が、あなたの日常をまったく違ったものに変えるかもしれません。 是非、本書を繰り返し読み、筆者のようなムリのない人間関係を手に入れてください。 目次 ・まえがき ・カウンセリングの基本テクニックを活用してみよう ・【1】傾聴 ・【2】援助 ・【3】物理的なテクニック ・身体の声に耳を傾けよう ・自分の身体に正直に ・あとがき 著者紹介 園田十子(ソノダトオコ) 1971年、福島県生まれ。 管理職、人事担当などを経験。適応障害闘病中に退職し、カウンセリングの勉強をして資格を取得する。 主婦の傍ら本書が在宅ライターとして初執筆。
  • 戦国誕生 中世日本が終焉するとき
    値引きあり
    4.1
    空洞化する将軍・天皇・守護職、激化する応仁・文明の乱。激動の15世紀半ばを活写する。幕府と朝廷の体制はいかに崩壊したか。無力な青年将軍。策動をくりかえす近臣たち。「辞めたい」と口にする天皇──。応仁・文明の乱など激動する十五世紀半ば、「権威」から「権力」へと、時代の転換する様相を描き出す。(講談社現代新書)
  • 再発見 日本の哲学 大森荘蔵 哲学の見本
    値引きあり
    5.0
    隣の部屋のテーブルは、誰も見ていなくてもあるだろうか。つまり、知覚されていなくても物はあるのだろうか。普通はあると考える。でも、本当にそう言えるだろうか。ここに、哲学の思考が生まれる。全身で自らの思索を刻んでいった稀有な哲学者、大森荘蔵の哲学を、筆者自身の思考も交叉させつつ、鮮やかに浮き彫りにした快著! (講談社学術文庫)
  • 「靖国神社」問答
    -
    戦後70年に歴史を正視するための必読書。 《2015年の靖国神社の春の大祭には安倍晋三が真榊を供え、二名の女性閣僚が公式に参拝し、国会議員も大挙参拝し、防衛大学の学生約200名も参拝し、靖国神社も風物詩化したみたいになってきました。つまり靖国神社そのものの存在理由について、誰もが問題にしなくなってきました。それにつれて靖国神社に参拝するということは、どういう意味があるのかを考えなくなってきたようです。》(「文庫化によせて」より)  戦後70年を迎える2015年、政府は安保法案成立に突進している。社会は右傾化し、総理の靖国参拝に異を唱える人も少なくなりつつある。しかし、かつて小泉総理の靖国神社参拝が賛否両論を起こした理由も、現在の安倍総理の参拝を中国や韓国が非難する理由も、その背景にある歴史的事実を冷静に見つめなければ理解できないだろうと著者は言う。 『ボクラ少国民』など少国民シリーズで、戦時下の教育の実態を明らかにしてきた著者が、膨大な資料から靖国神社とは何かを一問一答形式で紐解く。戦後70年に歴史を正視し、問題の本質を理解するための必読書。
  • 論理と心理で攻める 人を動かす交渉術
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 交渉には「確かな方法」がある。それは、単なる経験として語られるものではなく、理論の裏づけがなければならない。数多くの案件を、誰よりも早く、そして円満に解決し続けてきた弁護士が、交渉に必須の「論理」と「心理」をわかりやすく伝授。確実に身につき、役立つ、実戦で負けない交渉術。
  • 使えるヘーゲル
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 きわめて難解な体系哲学者、あるいはプロイセン公認の国家主義者。こうしたヘーゲル像は大きく変わりつつある。家族や市民社会の働き、経済格差と福祉の問題など、いま根本から問い直されている問題にとりくんだ先駆的な「公共哲学者」としての姿がそれである。ヘーゲルは、いまこそ"使える"哲学者である!その思想を通してヴィヴィッドな問題を解きほぐす。
  • 人格障害の時代
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 短絡的な殺人など、不可解な事件がなぜ起こるのか。アルコール依存や拒食症はなぜ止まらないのか。児童虐待、家庭内暴力がなぜ多くなっているのか。欲望をコントロールできない人がなぜ増えているのか…。これらは「人格障害」という病理から発しているのだ。現代人の誰もが感じ、直面している不安に、治療の最前線に立つ精神科医が答えを示す。
  • 死を想う
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 寝たきりの母を持つ詩人は、死とはどういうものか知りたかった。他の人にあけすけに聞けない、「でも石牟礼さんなら」。これまで多くの苦しみと死を見つめてきた作家は、切実なことをぐさりと言われたような気がした。こうして十二月の穏やかな日、二人は語りはじめた。老いと病、介護・看護、家族の死、さらには『梁塵秘抄』。そして「いつかは浄土へ」という祈りに至る安らぎの対話。
  • 哲学は人生の役に立つのか
    3.4
    江田島の海軍兵学校で終戦を迎え、あてもなく焼け跡の東京へ。テキ屋の手先や闇屋をしながら、何があっても食べていける術は身につけた。しかし、いかに生きるべきかという悩みは深まるばかりの青年期。ドストエフスキー、キルケゴール、やがてハイデガーの『存在と時間』に難問解決の糸口を見出す。それから半世紀以上を経て、はたして答えは見つかったのだろうか──。八十歳を迎えた哲学者が、波瀾の運命をふり返りながら、幸福、学問、恋愛、死生観までを縦横に語る。著者は哲学の勉強をはじめるまで、農林専門学校に通うなど、さんざんまわり道をしてきた。そしてハイデガー思想を理解したいために、カントやヘーゲル、フッサール、メルロ=ポンティという具合に何十年もまわり道をした、と言う。しかし、まわり道をしたからこそ、新しい道が開けてきたのだと思う、と回想する。思いきり悩み、迷いながらも、力強く生きることの大切さを教えてくれる好著である。

    試し読み

    フォロー
  • 中国の神さま
    4.4
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 関帝廟に祀られ財神として人気の高い関羽や航海の女神媽祖、『封神演義』のヒーロー二郎神やナタ太子、日本でもおなじみの鍾馗や斉天大聖(孫悟空)、学問の神さま文昌帝君など民間信仰の神から、太上老君や玉皇大帝のような道教の神、観音や弥勒などの仏まで、中国人の間では多種多様な神々が息づいている。今もなお篤い信仰を捧げられる神さまたちを紹介し、彩り豊かで不可思議な中華の宗教世界を知る。
  • マックス・ウェーバー入門
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現代社会科学の基礎を築いたマックス・ウェーバー。その問いかけの根源性は、二十一世紀の今も私たちを刺激してやまない。歴史とは何か、学問の役割はどこにあるのか?「世界の魔術からの解放」は人間に何をもたらし、その果ての近代合理主義はどこまで普遍的なのか?同時代の思潮のなかに位置づけながら、いま改めて、ウェーバー思想の全体像をさぐる。
  • 日本の無思想
    3.9
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 なぜ、日本で思想は死ぬのか──敗戦後を生きる私たちが独自の思想を持つことができないのは、「タテマエとホンネ」に囚われているからだ。話題の著者が贈る論争必至の一冊。
  • 八紘一宇 日本全体を突き動かした宗教思想の正体
    3.7
    2015年参議院予算委員会で三原じゅん子議員が「八紘一宇」ということばを口にした瞬間、部屋の空気が変わり、ざわついた。戦時中の日本の海外侵略を正当化する役割を果たしたと認識される一方で、宮沢賢治、石原莞爾、北一輝らを魅了した、日蓮主義者・田中智学のこのことばは、どういう意味そして経緯で戦前戦中の日本人を、天皇を中心とする熱狂に駆り立てたのか? そして戦後、八紘一宇はどう生き延び、日本に溶け込んでいったか? 現代に連なる日本的精神を読み解く画期的論考。
  • チベット 生と死の知恵
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一九五九年のラジオのニュース、七一年のブッダガヤでの出会い、そしてそれから三十年-。ダライラマとの邂逅からはじまったチベットとの深い縁。法王から高原の遊牧民まで、最奥の聖地からインドの亡命地まで、写真家として人として、こころの旅はつづく。高原の風土にはぐくまれた、緻密な人間学。生きるため、そして死ぬための知恵をさぐる。
  • 儒教 ルサンチマンの宗教
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 孔子という男のみじめな人生が、すべての始まりだった。天子にならんとする妄想と挫折。その怨恨が、ルサンチマンの宗教・儒教を生んだ。従来のイメージを覆す、衝撃の儒教論。
  • イスラームの善と悪
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 9・11から近年のアラブ革命までを契機として、世界におけるイスラームへの関心は高まり続けている。だが、テロや紛争のイメージが先行しがちな世界で、市井の人々の生活を垣間見る機会はほとんど無い。本書では、ムスリムである著者がクルアーンを読み解き、イスラームの知られざる日常世界を伝える。身近な事例から現代の倫理問題まで-日々の実践から、普遍的な善悪のテーマに迫る。
  • 古代哲学への招待
    4.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 宇宙の真理を数学的手法で求めたパルメニデス、対象化されざる「自己」の真理を求めたソクラテス。哲学の始源に見いだされる二つの道は、時に離れ、時にもつれあい、西洋哲学の流れを紡いでいった。それはいまもアクチュアルな問いを発し続ける…。歴史の霧のなかから、人間の思想のドラマが立ち現れる。独自の観点からの西洋古典古代哲学入門。
  • 映画「神秘の法」完全ガイド
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 衝撃の近未来予言! 尖閣、竹島だけではない。 このままでは、「日本」が占領される。 超話題作「神秘の法」の見どころを徹底解剖!! 軍事独裁国家と宇宙からの未知なる侵略―――。 近未来の地球を舞台に、次元の壁を超える壮大な戦いがはじまる。
  • 「死に方」格差社会 満足できる死を迎えるためには
    4.0
    ◆「多死社会」を今後迎える日本で、必須の課題である「死に方」 ◆団塊世代が後期高齢者になるのは2025年、そこまでに日本人の死に方は大きく変わる。 政府は医療費を抑制するために、病院死から在宅死を奨励。今後8割の人間が自宅で死ぬ時代がやってくる。 しかし、ではどうやって死んだらいいのか? というと、多くの人はわからないまま。 ◆嫌な言い方だが、死に方にも「格差」の影がちらついている。 建前的には、死に方にもいい悪いはないはずだが、誰も実際には不本意な死に方、苦しい死に方、悪い死に方はしたくないはず。 そうした悩みに答え、この時代、どんな死に方ができるのかを検討する! ◆満足できる死を迎えるためには、医療側の論理を論破できる知識を身につけなさい!
  • 「ギャンブル依存症」からの脱出 薬なしで8割治る“欲望充足メソッド”
    3.7
    神奈川県横須賀市にある独立行政法人国立病院機構・久里浜医療センターで「病的ギャンブリング(ギャンブル依存)治療研究部門」の責任者を務める、ギャンブル依存症のエキスパートである著者。ギャンブル依存症は専門外来が極端に少なく、また特効薬もないため、“不治の病”として扱われているが、本書の著者は8割の患者をギャンブル依存から立ち直させている。そんな著者も、実は5年前まで他の専門医と同じような治療法だったのだが、自分自身がアルコール依存症を克服したことをきっかけに、オリジナルその画期的なメソッドで数多くの患者の治療に成功してきた著者が、数々の壮絶な実態とその解決法を説くのが本書だ。 ギャンブル依存症なんて、しょせん自分の気持ちの持ちよう。スパッとやめてしまえばいいだけだろう」とも思えるが、「わかっちゃいるけどやめられない」のが実情。ギャンブル依存症は、私たちが想像する以上に極めてしつこく、厄介な病気なのだ。一気に無理矢理辞めさせるのは本人にとって拷問に近い苦しみ。“人間の弱さ”への配慮を込めたやり方で脱出までもっていく。
  • スッタニパータ [釈尊のことば] 全現代語訳
    値引きあり
    3.0
    かくしてひとり離れて修行し歩くがよい、あたかも一角の犀そっくりになって――。『法句経(ダンマパダ)』とともに原始仏典の中でも最古層とされる『スッタニパータ』。最初期の仏教思想と展開を今に伝えるこの経典は、釈尊に直結する教説がまとめられ、師の教えに導かれた弟子たちが簡素な生活のなかで修行に励み、解脱への道を歩む姿が描き出される珠玉の詞華集である。2400年前の金口直説を平易な現代語で読む。(講談社学術文庫)
  • 倫理21
    4.1
    子供の犯罪は親の責任なのか? 戦争責任とは? そして、未来に対するわれわれの責任とは? 生活の中の具体的な問題を徹底的に問うことによって、新しい思想を構想する。
  • バフチン
    4.0
    文学研究者として知られるバフチンだが、実は美学、哲学から言語学、記号論等々をまたぐ、領域横断的な知のありかたが本領。その根幹を貫く「対話原理」に透けて見えるのは、全体主義へと向かう窮屈なイデオロギー状況に対峙し、境界線上を行き来しながら格闘した思想家の姿である。
  • 増補 靖国史観 ――日本思想を読みなおす
    3.5
    靖国神社の思想的根拠は、神道というよりも儒教にある! 本書は靖国神社創設の経緯をひもときながら、文明開化で儒教が果たした役割に光をあて、明治維新の独善性を暴きだす。気鋭の歴史学者が「日本」の近代史観に一石を投じる檄文。「国体」「英霊」「維新」の三章に、文庫化に際して新章「大義」を増補。
  • 鎌倉仏教
    4.2
    法然、栄西、親鸞、道元、日蓮、一遍―彼らを開祖として鎌倉時代に相次いで勃興した新たな宗教運動は、日本思想史上の頂点をなすと広くみなされている。「鎌倉(新)仏教」と呼ばれるこの潮流は、民衆を救済対象に据えたという点において、とりわけ高く評価されてきた。だが、新仏教の意義は、はたしてこの民衆的性格に言い尽くされるのか? 本書では、旧仏教との異同を深く掘り下げて考察することで、鎌倉仏教の宗教的特質の核心をあざやかに浮き彫りにする。思想家である前につねに実践の人であった偉大な宗教者たちの苦悩と思索の足跡をたどり、中世仏教の生きた姿をとらえた好著。
  • 吉本隆明1968
    3.5
    団塊世代を中心に多くの支持を獲得してきた吉本隆明。独学によって自らを鍛え、比類なき思想を作り上げた彼の根底にある倫理観とはいかなるものだったのか-。「永遠の吉本主義者」がその初期作品を再読、自らの「一九六八年」の意味を問い直し、吉本思想の核を捉えた著者渾身の評論。吉本隆明はいかに「自立の思想」にたどり着いたか。「私小説的評論」を通して、その軌跡をたどる。
  • 共産主義者宣言
    4.0
    「妖怪がヨーロッパに出没する。共産主義という妖怪が」──妖怪は再び召喚されるのか? その真髄にあらためて分け入るために〈今〉の日本語で読む。付論・柄谷行人「なぜ『共産主義者宣言』か」。
  • 政治と思想 1960-2011
    4.0
    日本を代表する思想家が、半世紀に及ぶ自らの知の歩みを語る。デモの必要性を説いた、原発震災後のインタビューを増補した決定版。柄谷行人の入門書としても最適。
  • 方丈記
    4.1
    日本古典文学中屈指の名文『方丈記』。著者鴨長明が見聞し体験した、大火、大風、遷都、飢饉、大地震などが迫真の描写で記録され、その天災、人災、有為転変から逃がれられない人間の苦悩、世の無常が語られる。やがて長明は俗界から離れ、方丈の庵での閑居生活に入りその生活を楽しむ。しかし、本当の心の安らぎは得ることができず、深く自己の内面を凝視し、人はいかに生きるべきかを省察する。本書は、この永遠の古典を、混迷する時代に生きる現代人ゆえに共鳴できる作品ととらえ、『方丈記』研究第一人者による新校訂原文とわかりやすい現代語訳、理解を深める評言によって構成した決定版。
  • 映画「神秘の法」が明かす近未来シナリオ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「日本占領」の危機を描いた 衝撃の近未来予言映画 第2弾! 製作総指揮者・大川隆法の製作意図とは それは、独裁国家による「日本占領」の危機、 そして、あなたの「常識」を破壊する神秘の世界……。 近未来の地球を舞台に、次元の壁を超えた壮大な戦いがはじまる。
  • 永遠平和のために
    4.7
    【「憲法9条」や「国連」の理念は、この小さな本から生まれた】「戦争状態とは、武力によって正義を主張するという悲しむべき非常手段にすぎない」「常備軍はいずれ、いっさい廃止されるべきである」「永遠平和は空虚な理念ではなく、われわれに課せられた使命である」。1795年、71歳のカントは、永い哲学教師人生の最後に、『永遠平和のために』を出版した。有史以来、戦争をやめない人間が永遠平和を築くために必要なこととは? 力強い平和のメッセージ。【目次】カント先生の紹介/カントの言葉「永遠平和のために」より 翻訳・池内 紀、写真・藤原新也、野町和嘉、江成常夫、英訳・クリストファー・バルザック/永遠平和のために 池内 紀・訳/補説/付録/<永遠平和のために>解説 池内 紀
  • 日本の中でイスラム教を信じる
    3.6
    日本で生まれ、育った私たちは、イスラム教徒になった。 日本で学び、働き、生きる、11万人のイスラム教徒。 彼らはこの国で、イスラム教とどう向き合い、どう実践しているのか。 これまでほとんど語られることのなかった「隣人」たちの姿。 彼らの日常を通して、「本当のイスラム教」が見えてくる。 ・OLとして働きながら、1日5回の礼拝をいかにこなしているのか? ・自身の入信を、家族に納得してもらえるのか? ・日本式の冠婚葬祭には出席できるのか? ・なぜ一夫多妻制が認められているのか? 9・11直後から、日本のイスラム教徒を取材してきたフォトジャーナリスト。 その10年以上の取材によって、「すぐ隣のイスラム世界」が浮かび上がる。
  • レヴィナスを読む ――〈異常な日常〉の思想
    -
    世界大戦・革命・ユダヤ人虐殺という危機的状態を経験した現代人の運命と向き合い、他者について、責任について、独自の思想を紡ぎだした現代フランスの思想家エマニュエル・レヴィナス。本書は、“20世紀の証人”とも称されるその思想の核心を、レヴィナス研究の第一人者である著者が紹介しながら、フッサール、ハイデガー、スピノザ、サルトルら他の思想家とも比較。慢性的な疲労とストレスに満ち、出口とてない現代という異常な時代にあって、「隣人」という難題を抱えて生きるための、新たな倫理を探る。
  • 駄菓子屋のヒゲおじさんと考える「こども哲学」塾
    -
    中学1年生のケンタ君、小学5年生のルミちゃん、小学3年生のシュン君の3人は、帰り道にいつも、とある駄菓子屋さんに立ち寄ります。顔の半分がヒゲで埋もれている“ヒゲおじさん”と「哲学」をするために……。本書は、こどもとヒゲおじさんの対話を読むことで、こどもが抱く身近な疑問から社会問題まで、一緒になって考えることができる、こどものための哲学の本です。

    試し読み

    フォロー
  • 物と心
    5.0
    著者は現象の背後に実在を想定する二元論の仮構を否定する。そして自らが見て触れて感じている現実世界にどっしりと足をつけ、それを超越しているかのごときものをどう捉えたらよいのか問い進めてゆく。独自の哲学「立ち現われ一元論」のエッセンスが詰まった、大森哲学の神髄ともいえる名著。

最近チェックした作品からのおすすめ